JPH0889635A - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

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Publication number
JPH0889635A
JPH0889635A JP25444394A JP25444394A JPH0889635A JP H0889635 A JPH0889635 A JP H0889635A JP 25444394 A JP25444394 A JP 25444394A JP 25444394 A JP25444394 A JP 25444394A JP H0889635 A JPH0889635 A JP H0889635A
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JP
Japan
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prize ball
pachinko machine
ball tank
prize
prize balls
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Application number
JP25444394A
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English (en)
Inventor
Shigeki Yamamori
茂喜 山森
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Toyomaru Industry Co Ltd
Original Assignee
Toyomaru Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、裏機構板に形成の窓部を広く確保
可能とするものである。 【構成】 裏機構板101に形成の窓部103の上部に
設置する賞品球タンク1は、賞品球の貯留部10と、こ
の貯留部10から導かれる賞品球を整列する整列通路4
0とで構成されていて、貯留部10の長手方向に延設し
て整列通路40を形成するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパチンコ機の賞品球の払
い出しに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のパチンコ機の一例として、特開平
6ー7514号公報に開示されているように、パチンコ
機の裏面には、裏機構板の上部に賞品球タンク及び整列
通路が設置され、又、裏機構板に誘導路及び計数排出装
置等が設置されている。賞品球タンクに貯留された賞品
球は、その下部に傾斜して設置された整列通路に流下し
て整列され、次いで、パチンコ機の幅方向に蛇行した誘
導路を経て計数排出装置に導かれて、賞品球を払い出し
ている。尚、裏機構板には窓部が形成されていて、当該
窓部の箇所に遊技盤が取付けられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のパチンコ機にお
いては、裏機構板に設置する誘導路等の場所を確保する
ために、裏機構板に形成の窓部の広さが制約されてい
た。このため、遊技内容の多様性等から遊技盤に大型の
入賞装置を設けたいという要請があるが、これに対応す
ることができなかった。又、賞品球タンク内で賞品球が
ブリッジを形成して、賞品球が円滑に流れない事態を招
くこともあった。そこで、裏機構板の窓部を広く確保可
能とする他、賞品球タンク内の賞品球を誘導路へ円滑に
流下せしめるパチンコ機を提供するものである。さら
に、計数排出装置として、球切回転体、該球切回転体と
同回転する停止回転体、操作具の往復動に伴って停止回
転体の外周縁に形成の切欠部に、離脱、当接可能な停止
板と、を備えたものがパチンコ機に設置されているが、
操作具が故障した場合には、誘導路に待機している賞品
球が流出してしまう不具合がある。そこで、係る不具合
を解消する手段を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1のパチンコ機
は、裏機構板に形成の窓部の上部に設置の賞品球タンク
を、賞品球の貯留部と、該貯留部から導かれる賞品球を
整列する整列通路とで構成し、前記整列通路を前記貯留
部の長手方向に延設するものである。請求項2のパチン
コ機は、賞品球を貯留する賞品球タンクと、前記賞品球
タンクの下方に設置され賞品球を払い出す計数排出装置
と、賞品球タンク内の賞品球を計数排出装置に導く窓部
の側部に設置の誘導路と、を備え、前記誘導路をパチン
コ機の厚さ方向に蛇行して形成したものである。請求項
3のパチンコ機は、賞品球タンクを、賞品球の貯留部
と、該貯留部から導かれる賞品球を整列する整列通路と
で構成し、前記貯留部又は前記整列通路の少なくとも何
れか一方に段差を設けるものである。請求項4のパチン
コ機は、賞品球タンクを、賞品球の貯留部と、該貯留部
から導かれる賞品球を整列する整列通路とで構成し、前
記貯留部に賞品球の方向を変更可能な段差を設けて、前
記整列通路に賞品球を導くものである。
【0005】請求項5のパチンコ機は、賞品球を貯留す
る賞品球タンクに付設の球検出手段の組み立てであっ
て、ケース本体の内側に軸体とピンが突設され、その軸
体に回動検出体に形成の貫通孔を回動自在に嵌合し、ピ
ンに検出片を介して回動検出体を上方向に付勢する状態
で検出器を取り付けて、ケース本体にカバーを取付け、
そして、賞品球タンクの底部に突設の外枠体に形成の嵌
合部とケース本体及びカバーに形成の案内溝とを嵌合す
ることによって組み立てるものである。請求項6のパチ
ンコ機は、誘導路を介して導かれる賞品球の球受部を有
した回転可能な球切回転体と、該球切回転体と同回転す
る停止回転体と、操作具の往復動に伴って前記停止回転
体の外周縁に形成の切欠部に、離脱、当接可能な停止板
と、を備えた計数排出装置を設置したものであって、前
記操作具の往復動に伴って前記誘導路に穿設の挿入口か
ら誘導路内へ進出、退出可能なストッパを設けるもので
ある。
【0006】
【作用】請求項1のパチンコ機の裏機構板に形成の窓部
の上部に設置の賞品球タンクは貯留部から延設して整列
通路が形成してあるため、裏機構板に形成の窓部の上下
方向を広く確保することができる。請求項2のパチンコ
機は、賞品球タンク内の賞品球を計数排出装置に導く誘
導路を、パチンコ機の厚さ方向に蛇行して形成したの
で、裏機構板に形成の窓部の幅方向を広く確保できる。
請求項3のパチンコ機は、貯留部又は整列通路の少なく
とも何れか一方に設けた段差によって、賞品球にかかる
圧力を軽減できるので、賞品球が円滑に流れる。請求項
4のパチンコ機は、貯留部内を賞品球が、その方向を変
更しながら流れて整列通路に導かれる。このため、賞品
球にかかる圧力を分散することができるので、賞品球が
円滑に流れる。請求項5の賞品球を貯留する賞品球タン
クに付設の球検出手段は、ケース本体の内側に突設の軸
体に回動検出体に形成の貫通孔に回動自在に嵌合し、
又、ピンに検出片を介して前記回動検出体を上方向に付
勢する状態で検出器を取り付けた後に、ケース本体にカ
バーを取付ける。そして、賞品球タンクの底部に突設の
外枠体に形成の嵌合部とケース本体及びカバーに形成の
案内溝とを嵌合して組み立てることができ、ネジ等を使
用せずに組み立て、分解ができる。
【0007】請求項6の計数排出装置を設置したパチン
コ機は、操作具が往動して停止板を切欠部から離脱させ
ると、賞品球を球受部に受入ながら、賞品球の自重で回
転排出する。そして、前記停止板は、切欠部から離脱
後、操作具が復動したとき停止回転体の次の切欠部に当
接して、球切回転体の回転を禁止する作動によって、賞
品球を払い出す。一方、ストッパは、操作具が往動する
と、これに伴って挿入口から誘導路内に進出して、スト
ッパから上方に待機している賞品球を停留し、反対に、
操作具が復動すると、これに伴ってストッパが誘導路内
から退出する。そのため、操作具が故障して、往動した
ままとなり、停止板が切欠部から離脱状態となって、球
切回転体の回転を禁止できなくなった場合であっても、
ストッパによって、該ストッパから上方に待機している
賞品球の流出を阻止する。
【0008】
【実施例】
(第1実施例)本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。図1はパチンコ機100の裏面を示し、103は裏
機構板101に形成の窓部であって、この窓部103の
箇所に遊技盤が設置される。又、裏機構板101の上部
に設けた機枠102には、賞品球を貯留する賞品球タン
ク1が窓部103の上部に取付けられている。賞品球タ
ンク1の下方右側部には賞品球を計数して払い出す計数
排出装置80が設置され、当該計数排出装置80と賞品
球タンク1の整列通路40とを、窓部103の側部に設
置の誘導路75によって連結している。計数排出装置8
0の下部には排出樋97が垂設されていて排出口98を
経て図示しない上皿へ連通されており、賞品球タンク1
内の賞品球は誘導路75を通って、計数排出装置80に
導かれ、ここで、計数された後、排出樋97から上皿へ
払い出す。105は遊技盤の入賞口(図示略)に入った
入賞球数を計数して払い出す入賞球排出装置、106は
上皿内の賞品球が所定レベル以上溜ったときに、これを
検出するリミットスイッチ形式の充満検出器である。
又、裏機構板101にはパチンコ機100を制御するメ
イン制御装置108、計数排出装置80を制御する計数
制御装置109及び中継基板110が設置されていて、
メイン制御装置108と中継基板110、及びメイン制
御装置108と計数制御装置109は、それぞれ接続の
簡便の為に、よく知られているコネクタ結合、或はボー
ドとボードの結合によって接続される。
【0009】図2は賞品球タンクの正面図、図3は平面
図である。賞品球タンク1は賞品球を貯留する貯留部1
0と、賞品球を整列する整列通路40とで構成されてい
て、整列通路40が貯留部10の長手方向(パチンコ機
100の幅方向)に延設されている。又、賞品球タンク
1の底面は、賞品球の流れ方向に向かって、即ち、貯留
部10から整列通路40に向かって段階的に下降した段
差11を形成している。貯留部10は一つであってもよ
いが、本実施例では賞品球の流れ方向を、例えば、角度
90度毎に変えるため、第1貯留部10a、第2貯留部
10b及び第3貯留部10cの3つに区画されており、
これら各貯留部10同士の境界、及び第3貯留部10c
と整列通路40との境界にそれぞれ段差11(11a、
11b、11c)を形成している。即ち、図4の断面図
に示すように、第1貯留部10aから第2貯留部10b
へ向かって傾斜し、且つ、この貯留部10a、10b同
士の境界に段差11aを設けている。又、第2貯留部1
0bと第3貯留部10c、第1貯留部10aと第3貯留
部10c、及び第3貯留部10cと整列通路40との関
係においても同様である。尚、第1貯留部10aから整
列通路40へ直接流さないために、仕切板12が立設さ
れている他、第3貯留部10c及び整列通路40の隅部
13(図3)は、賞品球を円滑に流すため、湾曲して形
成されている。
【0010】一方、整列通路40は賞品球を円滑に流す
ため、図3の左側から右側端部の落下口41に向かって
下方に傾斜すると共に、図3の左側から中間位置に向か
って、その幅を漸次狭めて形成され、且つ、中間位置か
ら落下口41まではほぼ賞品球1個分の幅で形成されて
いて、賞品球を1列に整列させる。このため、賞品球タ
ンク1内の賞品球は第1貯留部10a、第2貯留部10
b、第3貯留部10cを順次、その流れ方向を角度90
度毎に変えて整列通路40に導かれ、整列通路40を流
れる過程で1列に整列されて落下口41から誘導路75
へ流下する。尚、第1貯留部10aの賞品球の一部は第
3貯留部10cへ導かれる。従って、賞品球タンク1に
設けた段差11によって、貯留部10及び整列通路40
内の賞品球にかかる圧力を軽減できるので、賞品球が円
滑に流れ、賞品球タンク1内における賞品球のブリッジ
形成を阻止できるし、又、賞品球の流れ方向を変更して
いるので、賞品球にかかる圧力が分散され、前記段差1
1と同様にブリッジ形成の阻止に寄与する。さらに、整
流通路40を貯留部10の長手方向に延設してあるの
で、従来の賞品球タンク1の下部に設置する場合に較べ
て、裏機構板101の窓部103の上下方向を広く確保
でき、このため、遊技盤面の中央以外にも大型入賞装置
の設置が可能になる。
【0011】図5(A)は図1のA〜A矢視の側断面図
を示し、一列の整列通路40の落下口41に連通の誘導
路75は、計数排出装置80にかかる賞品球の重量を軽
減するために、パチンコ機100の厚さ方向(図1の表
裏方向)に、幅aで方向を繰返し変更する蛇行状に形成
されていて、計数排出装置80に連通している。この様
に、誘導路75をパチンコ機100の厚さ方向に蛇行状
に形成することによって、パチンコ機の幅方向に蛇行形
成の従来の場合に較べて、裏機構板101の窓部103
の幅方向を広く確保できるので、遊技盤面の中央以外に
も大型入賞装置の設置が可能になる。尚、誘導路75の
途中には、内側へ突出する凸状の受圧部77と、賞品球
の流れを確保するために前記受圧部77に対向して凹ん
だ凹部78が形成されており、受圧部77から上方に待
機している賞品球の重量の一部を当該受圧部77で支持
する。このため、前記の誘導路75を蛇行状に形成した
場合と同様に、計数排出装置80にかかる賞品球の重量
を軽減できる。又、誘導路75には、該誘導路75内の
賞品球の有無を検出するリミットスイッチ形式の賞品球
検出器76が取付けてあり、この賞品球検出器76の検
出の下で、後述の計数排出装置80が作動される。ま
た、計数排出装置80の入口には、開閉可能な開閉蓋9
5が取付けてあり、賞品球タンク1を空にする場合に
は、開閉蓋95を開放することによって賞品球を回収樋
96へ流出させて回収する。
【0012】次に、前記計数排出装置80の1例を正面
断面図(図6)、側断面図(図7)に示す。計数排出装
置80の基台81は、合成樹脂で構成され、該中央部に
横設の固定軸82には、賞品球の自重で回転しながら賞
品球を1個づつ受け入れる球受部83を形成した球切回
転体84が設けられている。尚、球受部83は6個形成
してあり、賞品球を1個づつ受け入れ、1回転で6個の
賞品球を払い出す。また、球切回転体84の停止機構と
しては、停止回転体85と停止板86とで構成してあ
る。即ち、停止回転体85は球切回転体84と同回転す
るように付設し、停止回転体85の周縁部には、賞品球
を1個づつ払い出すため、60度間隔で6箇所、切欠部
87が形成されている。また、それぞれの切欠部87に
当接、離脱可能となる電磁ソレノイド88のプランジャ
(操作具)89にバネ90を介して連結されている停止
板86で構成されている。このため、停止板86は常時
バネ90によって球切回転体84の停止回転体85に当
接するように付勢されていて、停止板86は切欠部87
に当接状態を維持し球切回転体84の回転を禁止する。
そこで、誘導路75に設置した賞品球検出器76が賞品
球の存在を検出した状態下において、電磁ソレノイド8
8を通電するとバネ90の付勢力等に打勝ってプランジ
ャ89が上昇移動(往動)し、これに伴って停止板86
は切欠部87から離脱し、球切回転体84は賞品球の自
重によって回転し始める。その直後に電磁ソレノイド8
8を非通電とすると、プランジャ89と停止板86の自
重と、バネ90の付勢力でプランジャ89が降下移動
(復動)し、これに伴って停止板86は停止回転体85
の上縁に当接するように付勢された状態を維持し、次の
切欠部87に到達したとき、該切欠部87に当接して球
切回転体84の回転を禁止する。図8の作用図はこの状
態を示し、賞品球Yは1個、払い出される。
【0013】尚、図5(B)は、図5(A)の変更例と
しての図1のA〜A矢視図であって、二列の整列通路
(図示略)の落下口41a、41bに対応する、誘導路
75a、75b及び計数排出装置80a、80bの配置
を示す。この様に、誘導路75a、75bを、パチンコ
機100の厚さ方向(図1の表裏方向)に、それぞれ幅
aで蛇行する形状に形成することによって、2台の計数
排出装置80を設置したとしても、1台の計数排出装置
の厚み幅を専有するだけで、裏機構板101の窓部10
3の幅方向を広く確保できる。
【0014】(第2実施例)図9はパチンコ機の裏面を
示し、図1に示す賞品球タンク1とは異なる形式の賞品
球タンク1aを取り付けたものである。この賞品球タン
ク1aは、賞品球タンク1と同様に整列通路40が貯留
部10より延設のものであって、ドライバー等の組立工
具を使用しなくても組み立て可能に構成してある。図1
0は賞品球タンク1aの正面図、図11は貯留部10の
斜視図を示し、貯留部10の底部は、整流通路40に連
通する連通口14に向かって下方に傾斜して形成されて
おり、この連通口14の縁に沿って垂設の側板15に
は、整流通路40と接合するための孔16が設けられて
いる。尚、貯留部10の底面の一部には穴17が形成さ
れており、この穴17の下部に後述の球検出手段20が
装着される。先ず、整流通路40の組立について説明す
ると、図12は整流通路40の組立分解図であり、整流
通路40は、レール体50とカバー体60とを接合する
ことによって組立られる。レール体50は、ほぼ賞品球
2個分の幅を有し、この幅を等分する地点に孔51が適
宜の数、形成してある。又、レール体50の下流側の側
面にはカバー体60と接合するための突起52が、及
び、レール体50の上流側に取付けた両側板53には、
貯留部10と接合するための突起54が、それぞれ設け
てある。尚、レール体50には、賞品球にかかる圧力を
軽減するために段差55が2箇所、形成されていてブリ
ッジ形成を阻止する。
【0015】一方、カバー体60には、レール体50を
2列に仕切る為、仕切板61が設けてあり、仕切板61
の下部にはレール体50の孔51に対応する突起62が
形成されている。尚、突起62の1つ(図12の最左
側)は離脱防止のため、鈎手状になっている。カバー体
60の側面にはレール体50の下流側突起52に対応し
て孔63が形成してある。そこで、仕切板61の突起6
2をレール体50の孔51に、及び、カバー体60の孔
63にレール体50の突起52をそれぞれ挿入すること
で、賞品球を2列に整列する整流通路40を組立てるこ
とができる。尚、41a、41bは、2列に整列された
賞品球の各落下口である。続いて、レール体50の両側
板53に設けた突起54を、貯留部10の側板15に形
成の孔16に挿入することで、貯留部10と整列通路4
0とを接合一体化し、整列通路40が貯留部10の長手
方向に延設された賞品球タンク1を組立てることができ
る。
【0016】以上のようにして、各突起を各孔に挿入し
て接合するだけで、賞品球タンク1を組立てることがで
きるので、ビス等を用いて組立てる場合に比べて、組立
が簡便であると共に、ドライバー等の組立工具は不要と
なる。尚、カバー体60には、賞品球の流れを停止する
停止体64が取付けられている。この停止体64は、基
板65の一端部に軸66を設けて、カバー体60の両側
板に形成の軸孔69に遊びをもって回動可能とし、又、
整流通路40の賞品球の列数に対応して、基板65の下
面に2つの停止片67を併設したものであり、停止片6
7をカバー体50の上面に形成の切欠穴68より整列通
路40内に臨ませて取り付ける。そして、常時は、賞品
球の流下を可能とするため、前記停止片67を切欠穴6
8より飛び出し状態とし、例えば、修理するときには、
前記停止片67を切欠穴68内に挿入状態として、停止
片67を介して賞品球の流下を妨げる。
【0017】次に、貯留部10の底面に装着の球検出手
段20について説明する。図13は球検出手段の組立分
解図を示し、21はリミットスイッチ形式の球検出器
で、傾動可能な検出片22が接点23を押し下げたとき
に、賞品球があることを検出する。尚、検出片22は、
接点23によって上方向に押し上げられていて、負荷が
ないときは接点23と当接しているのみで、後述の回動
検出体29を上方向に押し上げている。24は合成樹脂
等で製作されたケースであって、略横断面コ字状のケー
ス本体24aと、略平板状のカバー24bとからなって
いて、球検出器21を固定するとともに、被覆するよう
になっている。即ち、ケース本体24aの内側には、そ
れぞれピン25が突設していて、このピン25を球検出
器21に形成の孔26に貫入することで固定する。又、
ケース本体24aの両側面には先端鈎手状の挟着片27
が形成されていて、この挟着片27をカバー24bの両
側部に形成の凹部28に挟むことにより組付けて、球検
出器21を被覆する。
【0018】29は、検出端22の真上に位置される回
動検出体であって、この回動検出体29の一端部に形成
の貫通孔30に、ケース本体24a、カバー24bの内
側にそれぞれ突設の軸体31を遊びをもって嵌合するこ
とで、回動検出体29は軸体31を中心に回動可能とな
っている。このため、回動検出体29の上面に形成の通
路32に賞品球が存在すると、その重量で回動検出体2
9は下方に回動し、回動検出体29の下面に垂設の押圧
片33が検出片22を下方へ押し付ける。尚、回動検出
体29の他端部にはストッパ34が突設されていて、こ
のストッパ34はカバー24bに形成のガイド孔35に
遊びをもって突出される。このため、該ストッパ34を
介して回動検出体29の回動範囲を規制することがで
き、特に、回動検出体29が下方に動き過ぎて検出片2
2が折れ曲がるといったトラブルを回避する。
【0019】前記構成の各部品である球検出器21等を
ケース24に固定して構成の球検出手段20を、貯留部
10の底面に装着する機構について説明する。ケース本
体24a及びカバー24bの外面には、それぞれコ字状
の案内溝36が形成され、一方、貯留部10には、底面
に形成した穴17の縁に沿って1対の外枠体18が突設
してあり、この外枠体18の先端に、前記案内溝36に
対応する嵌合部19が形成されている。そのため、案内
溝36を嵌合部19に挿通して嵌合することで、球検出
手段20を装着することができる。以上のようにして、
各軸やピンを各孔に挿入して接合するだけで、球検出手
段20を組立てることができると共に、案内溝36を嵌
合部19に挿通して嵌合するだけで、貯留部10に装着
することができるので、組立、装着及び分解が簡便であ
る。尚、前記球検出手段20は、回動検出体29の上面
に形成の通路32に賞品球がないときには、検出片22
によって回動検出体29を上方向に押し上げて、検出片
22は接点23に当接しているのみで、球検出器21の
スイッチが入らない状態である。反対に、通路32に賞
品球があると、その重量で回動検出体29は下方に回動
し、回動検出体29の下面に垂設の押圧片33が検出片
22を下方へ押し付け、これに伴って検出片22が接点
23を押し下げて賞品球の存在を検出する。このため、
賞品球タンク1内に賞品球が有るか否かを確認できる。
【0020】次に、図9に示すように、前記賞品球タン
ク1aを取り付けて、2列の整列通路40に形成の落下
口41a、41bと連通の誘導路75a、75b、計数
排出装置80a、80bを並設したパチンコ機における
賞品球の払い出しについて説明する。図14は、図9の
D〜D矢視図であって、2列の整列通路40に形成の落
下口41a(41b)と連通の誘導路75a(75b)
は、計数排出装置80a(80b)にかかる賞品球の重
量を軽減するために、パチンコ機100の厚さ方向に、
幅aで蛇行形成され、各々の計数排出装置80a(80
b)に連通している。しかしながら、計数排出装置80
a(80b)を並設することによって、誘導路75a
(75b)の蛇行幅はaの2倍まで許容でき、より滑ら
かに形成可能である。尚、計数排出装置80a、80b
の並設により、2台の計数排出装置の幅を専有して、図
1に示す幅の倍であるが、従来より、窓部103の幅方
向を広く確保でき、遊技盤面の中央以外にも大型入賞装
置の設置が可能になる。又、誘導路75の途中には、内
側へ突出する凸状の受圧部77と、賞品球の流れを確保
するために前記受圧部77に対向して凹んだ凹部78が
形成されており、受圧部77から上方に待機している賞
品球の重量の一部を当該受圧部77で支持する。このた
め、前記の誘導路75を蛇行状に形成した場合と同様
に、計数排出装置80a、80bにかかる賞品球の重量
を軽減できる。
【0021】図15(A)、(B)は、誘導路75a、
75bの数に対応して設置の計数排出装置80a、80
bの側断面図を示し、図16(A)、(B)はその作用
図である。尚、計数排出装置80a、80bの構成及び
作用は、図6〜図8とほぼ同じであり、図15及び図1
6において、図7及び図8と同一部材には同じ符号を付
して、異なる点のみ説明する。図15(A)の計数排出
装置80aは、前記第1実施例と同様に、賞品球を1個
づつ払い出すため、停止回転体85の周縁部に、60度
間隔で6箇所、切欠部87を形成したものである。一
方、図15(B)の計数排出装置80bは、賞品球を2
個づつ払い出すため、停止回転体85の周縁部に、12
0度間隔で3箇所、切欠部87を形成したものである。
又、計数排出装置80a、80bは、電磁ソレノイド8
8やプランジャ89の故障等を原因とする、誘導路75
内に待機している賞品球Yの流出を阻止する機構を備え
ている。その具体的構成は、プランジャ(操作具)89
の上部にストッパ91が取り付けてあると共に、誘導路
75の壁には、前記ストッパ91が出没する挿入口92
が穿設されている。そこで、プランジャ(操作具)89
が上昇移動(往動)すると、これに伴いストッパ91が
挿入口92から誘導路75内に進出し、賞品球Yを停留
して、その流下を禁止する(図16)。反対に、プラン
ジャ89が降下移動(復動)すると、これに伴ってスト
ッパ91が誘導路75内から退出して、賞品球の流下が
開始される(図15)。
【0022】このため、故障等によりプランジャ89が
上昇移動(往動)したままとなって、停止板86が切欠
部87から離脱状態を維持して球切回転体84の回転を
禁止できなくなった場合であっても、ストッパ91によ
って、該ストッパ91から上方に待機している賞品球Y
の流下を阻止することができる。そのため、賞品球の大
量の払い出しを防止することができる。尚、計数排出装
置80a、80bが正常に動作していて、停止板86が
切欠部87と離脱して賞品球を払い出している間は、ス
トッパ91で球受部83側への流下を禁止しているの
で、払い出された数だけ誘導路75内には賞品球が減少
して空隙を生ずることになる。そこで、次回の払い出し
の為の賞品球を確保するため、電磁ソレノイド88の通
電間隔は、前記空隙に賞品球を充填するのに要する時間
以上に設定される。
【0023】
【発明の効果】本発明のパチンコ機は、整列通路を貯留
部の長手方向に延設するので、裏機構板に形成の窓部の
上下方向を広く確保することができるし、又、誘導路を
パチンコ機の厚さ方向に蛇行して形成したので、窓部の
幅方向を広く確保でき、このため、遊技盤面の中央以外
にも大型入賞装置の設置が可能になる。さらに、貯留部
や整列通路に段差を設けたり、賞品球の流れ方向を変更
可能にしたので、ブリッジ形成を阻止して賞品球の流れ
を円滑にする。又、賞品球タンクに付設の球検出手段
は、軸等に嵌合することによって容易に組立てることが
できる。計数排出装置の操作具が故障等して、往動した
ままとなり、球切回転体の回転を禁止できなくなった場
合であっても、ストッパによって、賞品球の流出を阻止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ機の裏面を示す図である。
【図2】賞品球タンクの正面図である。
【図3】賞品球タンクの平面図である。
【図4】賞品球タンクを示し、(A)は図3のB〜B矢
視断面図、(B)は図3のC〜C矢視断面図である。
【図5】図1のA〜A矢視断面図である。
【図6】計数排出装置の正面断面図である。
【図7】計数排出装置の側断面図である。
【図8】計数排出装置の作用図である。
【図9】他の例のパチンコ機の裏面の一部を示す図であ
る。
【図10】賞品球タンクの正面図である。
【図11】貯留部の斜視図である。
【図12】整流通路の組立分解図である。
【図13】球検出手段の組立分解図である。
【図14】図9のD〜D矢視断面図である。
【図15】計数排出装置の側断面図である。
【図16】計数排出装置の作用図である。
【符号の説明】
1、1A 賞品球タンク 10(10a〜10c) 貯留部 11(11a、11b、11c)、55 段差 40 整流通路 41(41a、41b) 落下口 75(75a、75b) 誘導路 80(80a、80b) 計数排出装置 83 球受部 84 球切回転体 85 停止回転体 86 停止板 87 切欠部 88 電磁ソレノイド 89 プランジャ(操作具) 91 ストッパ 92 挿入口

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 裏機構板に形成の窓部の上部に設置の賞
    品球を貯留する賞品球タンクを備えたパチンコ機であっ
    て、前記賞品球タンクを、賞品球の貯留部と、該貯留部
    から導かれる賞品球を整列する整列通路とで構成し、前
    記整列通路を前記貯留部の長手方向に延設することを特
    徴とするパチンコ機。
  2. 【請求項2】 賞品球を貯留する賞品球タンクと、前記
    賞品球タンクの下方に設置され賞品球を払い出す計数排
    出装置と、賞品球タンク内の賞品球を計数排出装置に導
    く窓部の側部に設置の誘導路と、を備えたパチンコ機で
    あって、前記誘導路をパチンコ機の厚さ方向に蛇行して
    形成したことを特徴とするパチンコ機。
  3. 【請求項3】 賞品球を貯留する賞品球タンクを備えた
    パチンコ機であって、前記賞品球タンクを、賞品球の貯
    留部と、該貯留部から導かれる賞品球を整列する整列通
    路とで構成し、前記貯留部又は前記整列通路の少なくと
    も何れか一方に段差を設けることを特徴とするパチンコ
    機。
  4. 【請求項4】 賞品球を貯留する賞品球タンクを備えた
    パチンコ機であって、前記賞品球タンクを、賞品球の貯
    留部と、該貯留部から導かれる賞品球を整列する整列通
    路とで構成し、前記貯留部に賞品球の方向を変更可能な
    段差を設けて、前記整列通路に賞品球を導くことを特徴
    とするパチンコ機。
  5. 【請求項5】 賞品球を貯留する賞品球タンクを備えた
    パチンコ機であって、ケース本体の内側に軸体とピンを
    突設し、前記軸体に回動検出体に形成の貫通孔に回動自
    在に嵌合し、前記ピンに検出片を介して前記回動検出体
    を上方向に付勢する状態で検出器を取り付けて、前記ケ
    ース本体にカバーを取付け、賞品球タンクの底部に突設
    の外枠体に形成の嵌合部と、前記ケース本体及びカバー
    に形成の案内溝とを嵌合することによって、賞品球タン
    クの球検出手段を構成することを特徴とするパチンコ
    機。
  6. 【請求項6】 誘導路を介して導かれる賞品球の球受部
    を有した回転可能な球切回転体と、該球切回転体と同回
    転する停止回転体と、操作具の往復動に伴って前記停止
    回転体の外周縁に形成の切欠部に、離脱、当接可能な停
    止板と、を備えた計数排出装置を設置してなるパチンコ
    機であって、前記操作具の往復動に伴って前記誘導路に
    穿設の挿入口から誘導路内へ進出、退出可能なストッパ
    を設けることを特徴とするパチンコ機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006116354A (ja) * 2006-01-27 2006-05-11 Newgin Corp 遊技機における検出スイッチの取付構造
JP2009028295A (ja) * 2007-07-27 2009-02-12 Nippon Pachinko Buhin Kk 遊技機

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