JP2002066052A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2002066052A
JP2002066052A JP2000252963A JP2000252963A JP2002066052A JP 2002066052 A JP2002066052 A JP 2002066052A JP 2000252963 A JP2000252963 A JP 2000252963A JP 2000252963 A JP2000252963 A JP 2000252963A JP 2002066052 A JP2002066052 A JP 2002066052A
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ball
passage
entrance
upper plate
delivery path
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JP2000252963A
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English (en)
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Takaaki Ichihara
高明 市原
Atsushi Saito
篤 斎藤
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Daiichi Shokai Co Ltd
Original Assignee
Daiichi Shokai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分岐室における球詰まりを防止することがで
きる遊技機を提供する。 【解決手段】 球送出装置90と、その球送出装置90
から送出された球が流入する流入口71を上部に有する
分岐室70とを備える。分岐室70には、上皿6に通じ
る上皿用送出路72と、下皿7に通じる下皿用送出路7
6とがそれぞれ設けられている。上皿用送出路72の入
口部をなす落入口73は、分岐室70上部の流入口71
の直下に臨んで設けられる。下皿用送出路76は、上皿
用送出路72の落入口73に留まった球に当たって跳ね
返った球が流入可能な位置に設けられる。分岐室70上
部の流入口71と、落入口73との間隔は、同落入口7
3に球が留まった状態にあるときにも流入口71から球
が流入可能な間隔寸法に設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はパチンコ機のよう
な遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】遊技機、例えば、パチンコ機において、
球払出経路には球送出装置と、その球送出装置から送出
された球が流入する分岐室とが配設されている。分岐室
には、上皿に通じる上皿用球通路が設けられるととも
に、上皿用球通路の上流部の片側に位置して下皿に通じ
る下皿用球通路の通路口が設けられている。そして、球
送出装置から送出されて分岐室に流入した球は、まず、
上皿用球通路に流れ、上皿に払い出される。上皿の球が
満杯となると、分岐室内の上皿用球通路には、その下流
側から上流側に向けて球がしだいに充満されていく。そ
して、上皿用球通路に多数の球が堆積して充満され、満
杯状態となると、分岐室に流入した球は上皿用球通路の
堆積した球に当たって跳ね返り、下皿用球通路に流れて
下皿に払い出されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来の
ものにおいて、分岐室内の上皿用球通路の球が相互に噛
み合ったり、あるいは球が通路壁に噛み合って多数の球
が過剰に堆積する場合がある。すると、球の流れが止め
られ球詰まり状態となる問題点があった。
【0004】この発明の目的は、前記従来の問題点に鑑
み、分岐室における球詰まりを防止することができる遊
技機を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、第1の発明に係る遊技機は、請求項1に記載のとお
りの構成を要旨とする。したがって、球送出装置から送
出された球は、分岐室上部の流入口から、その直下に臨
む上皿用送出路の落入口に落下し、同上皿用送出路に誘
導されて上皿に払い出される。上皿の球が満杯状態とな
り、上皿用送出路の落入口に球が留まった状態におい
て、分岐室上部の流入口から落下した球は、落入口に留
まった球の上に過剰に堆積することなく、その落入口に
留まった球に当たって跳ね返り、下皿用送出路に確実に
流れて下皿に払い出される。このため、分岐室において
球の流れが止められ球詰まりが発生する不具合が防止さ
れる。
【0006】また、第2の発明に係る遊技機は、請求項
2に記載のとおりの構成を要旨とするもので、上皿用送
出路の落入口は、その奥行開口寸法と幅開口寸法とのう
ち、少なくとも一方の開口寸法が球の直径寸法に対応す
る寸法に設定されている。したがって、分岐室上部の流
入口から落下した球が、落入口に留まった球の上に堆積
することがより一層軽減され、球詰まりの発生防止に効
果が大きい。
【0007】また、第3の発明に係る遊技機は、請求項
3に記載のとおりの構成を要旨とするもので、下皿用送
出路は、上皿用送出路の落入口の左・右・前・後の各外
側部のうち、複数の外側部において球をそれぞれ導く側
部誘導路を有している。したがって、上皿用送出路の落
入口に球が留まった状態において、分岐室上部の流入口
から落下した球は、落入口に留まった球に当たって跳ね
返り、落入口の外側部の複数の側部誘導路に確実に流れ
る。このため、落入口に球が堆積することがより一層軽
減され、球詰まりの発生防止に効果が大きい。
【0008】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図面にし
たがって説明する。パチンコ機を背面から表した図2、
一部破断して表した図1、図1のIII−III線基づ
く断面で表した図3、図1のV−V線基づく断面で表し
た図5及び図1のVIII−VIII線基づく断面で表
した図8において、遊技機としてのパチンコ機1は、そ
の外枠2の前側にヒンジ機能によって方形枠状の前枠3
が開閉可能に装着されている。
【0009】前枠3の枠開口部にはガラス扉4を開閉可
能に有するガラス枠が装着されるとともに、ガラス枠の
下部に隣接して前板5が開閉可能に装着されている。こ
の前板5の前面には球Bが貯留可能な上皿6が装着され
ている。また、前枠3の前面下部には球Bが貯留可能な
下皿7が装着され、同前枠3の前面下部の片側寄りには
球発射用のハンドル装置(図示しない)が装着されてい
る。
【0010】前枠3の後面には、その枠開口部の周縁部
において基枠10が固定状態で組み付けられている。基
枠10の枠内には遊技盤11が着脱可能に嵌込まれ、そ
の遊技盤11の後面の周囲が機構板20(裏セット板、
裏機構板等とも呼ばれる)によって押されられた状態で
固定されている。また、遊技盤11の後面には球誘導樋
(図示しない)が組み付けられるとともに、その球誘導
樋を覆うようにして裏カバー体13が開閉可能に組み付
けられている。この裏カバー体13の後面には、主制御
基板16が収納された主制御基板ボックス15が装着さ
れている。
【0011】遊技盤11の後面の周囲を押さえる機構板
20は、裏カバー体13を取り囲む枠状に形成され、そ
の一側において基枠10の一方に枠部に開閉可能に装着
されている。また、機構板20は、基枠10に対し止め
具12によって係脱可能にかつ閉じ状態に保持されてい
る。そして、機構板20が開かれた状態において、基枠
10に対し遊技盤11が着脱され、機構板20が閉じら
れることで、基枠10に対し遊技盤11が押さえられて
固定されるようになっている。なお、遊技盤11の前面
の遊技領域には、一般入賞口、特定入賞口、ゲート口等
を有する役物装置や図柄表示装置等が配設されている。
【0012】前記機構板20の後面の上部には、球Bが
貯留される球タンク21と、その球タンク21の一端寄
りの下部に設けられた供給口に接続されるタンクレール
22とがそれぞれ装着されている。タンクレール22
は、その一側から他側(図1に向かって左側から右側)
に向けて球Bが前後2列に整列されながら流れる傾斜状
に形成され、そのタンクレール22の下傾端を球送出部
としている。そして、球タンク21とタンクレール22
によってこの発明の球供給部が構成されている。機構板
20の後面の片側(図1に向かって右側)には、タンク
レール22の球送出部に隣接してユニット装着部が設け
られ、そのユニット装着部には球払出装置を構成する1
つのユニット状の球払出ユニット51が着脱可能に装着
されている。
【0013】図5と図7に示すように、機構板20に
は、ユニット装着部の下部において、球払出ユニット5
1の下部を係脱可能に係止する下係合部28が後方に向
けて断面ほぼL字状をなして突設されている。また、図
5と図6に示すように、ユニット装着部の上部には支持
部29が設けられ、その支持部29には係止部材33が
組み付けられている。
【0014】図6と図12に示すように、係止部材33
は、ビス31と長孔32によって左右方向にスライド可
能に支持されるとともに、そのスライドストロークが制
限されている。そして、係止部材33のスライドの一端
位置が球払出ユニット51を装着状態で係止する係止位
置とされている。また、図13に示すように、係止部材
33のスライドの他端位置が球払出ユニット51を脱着
可能な脱着位置とされている。すなわち、図6と図12
に示すように、係止部材33には、球払出ユニット51
を装着状態に係止する横方向に長い平板状の係止部34
が形成されて、その係止部34には、球払出ユニット5
1を取り外すための複数(左右一対)の欠除部35が切
り欠き状に形成されている。
【0015】また、図12〜図14に示すように、機構
板20の後面には、タンクレール22の球送出部と球払
出ユニット51との間に位置して球止め部材40が装着
されている。この球止め部材40は、ばね格納部を有す
る本体部40aと、その本体部40aの一側から下方に
延出された球止め片41と、本体部40aの上部に設け
られた係合凹部42とその係合凹部42の上壁部をなす
上板部44とを一体に備えている。そして、球止め部材
40は、機構板20に設けられたガイド部に案内されて
上下動可能に組み付けられている。
【0016】すなわち、図13に示すように、球止め部
材40は、その球止め片41がタンクレール22の球送
出部に突入してその球送出部の球を落下不能に球止めす
る球止め位置と、図12に示すように、タンクレール2
2の球送出部から後退してその球送出部の球を球払出ユ
ニット51に供給可能な退避位置とに配置切り換えされ
るようになっている。また、球止め部材40の本体部4
0aのばね格納部と、機構板20の後面に突設されたば
ね受け部との間には、球止め部材40を退避位置に弾発
して保持する戻しばね45が介在されている。
【0017】また、機構板20の後面には、球止め部材
40の上板部44の上方に位置しかつ球止め部材40を
球止め位置と、退避位置とに切換操作するための押下部
材46が組み付けられている。この押下部材46は、そ
の中心部の軸48を中心として回動操作可能で、外周面
の一部に切除面からなる押下解除部47を有するほぼ円
形に形成されている。そして、図12に示すように、押
下部材46の押下解除部47が下向きになるように回動
操作されて非押下位置に配置されたときには、戻しばね
45の弾発力によって、球止め部材40の上板部44が
押下解除部47に当接する退避位置に保持されるように
なっている。また、図14に示すように、押下部材46
が軸48を中心として所定角度回動操作されることによ
って、球止め部材40が戻しばね45の弾発力に抗して
球止め位置に配置切り換えされるようになっている。
【0018】図12〜図14に示すように、係止部材3
3と球止め部材40との間には、係止部材33が係止位
置から脱着位置に向けて配置切換されるときに、係止部
材33の切換動作に連動して球止め部材40を球止め位
置に配置切換するための連動手段が設けられている。こ
の実施の形態において、係止部材33の一端部下面に
は、同係止部材33が脱着位置に向けてスライドしたと
きに、球止め部材40の係合凹部42の下側面に接しな
がら滑走して同球止め片41を戻しばね45の弾発力に
抗して押し下げる下向き傾斜状の連動部36が形成され
ている。
【0019】この実施の形態において、球止め部材40
の連動部36によって連動手段が構成されている。ま
た、この実施の形態において、球止め片41の係合凹部
42の下側面においても、係止部材33の連動部36に
対応する上向き傾斜の連動部43が形成されている。ま
た、機構板20のユニット装着部には、その下係合部2
8が設けられる部分と、係止部材33が組み付けられる
部分を除く間において開口窓20aが形成されている
(図6及び図7参照)。
【0020】図1と図5に示すように、機構板20のユ
ニット装着部に着脱可能に装着される球払出ユニット5
1は、ユニットケース52と、そのユニットケース52
に組み付けられる回転体90、払出用モータ81、第
1、第2の通路切換部材100、110、各種検出器等
を備えている。図5〜図7に示すように、ユニットケー
ス52は、合成樹脂の射出成形によってそれぞれ成形さ
れるベース体53、中間仕切体54及びカバー体56の
3部品が分離可能に結合されることによって構成されて
いる。また、この実施の形態において、中間仕切体54
の上下両端には、複数(左右一対)の上係合片58と下
係合片59とがそれぞれ突設されている。そして、ユニ
ット装着部の下係合部28の斜め上方から下係合片59
を差し込み、当該部分を支点としてユニットケース52
をユニット装着部に向けて起立させることによって上係
合片58が脱着位置にある係止部材の取外孔に挿入され
る。その後、係止部材を係止位置にスライドさせること
によって、ユニット装着部に対し球払出ユニット51が
装着状態で係止されるようになっている。
【0021】図7に示すように、ユニットケース52内
には、その中間仕切体54を境として前後2列の球通路
が構成されている。さらに、図11に示すように、ユニ
ットケース52内には、その上部から下部に向けて球通
路を構成する上部球通路60、回転体収納室61、賞球
用通路63、貸球用通路64、払出用通路65、上皿用
送出路72及び下皿用送出路76を有する分岐室70の
順に連通しかつ中間仕切体54において、前記各通路が
前後2列に区画されてそれぞれ形成されている。さら
に、払出用通路65の上流部に連通して上部球抜通路6
7が形成されている。
【0022】この実施の形態において、平板状に形成さ
れた中間仕切体54の前後両面に対し、上部球通路60
の通路壁60a、回転体収納室61の室壁61a、賞球
用通路63の通路壁63a、貸球用通路64の通路壁6
4a、払出用通路65の通路壁65a、分岐室70の室
壁70a及び上部球抜通路67の通路壁67aがそれぞ
れ形成されている。すなわち、中間仕切体54が通路構
成体として機能するように構成されているため、ベース
体53やカバー体56に各通路壁60a、63a、64
a、65a、67aや各室壁61a、70aを形成する
必要がなく、これらベース体53やカバー体56の成形
が容易となる。
【0023】なお、ベース体53、中間仕切体54及び
カバー体56の3部品の形状、構造、成形性等を考慮し
て、各通路壁60a、63a、64a、65a、67a
や各室壁61a、70aを、ベース体53、中間仕切体
54及びカバー体56の3部品の成形しやすい箇所にそ
れぞれ分割して形成し、前記3部品の組付によって各通
路壁60a、63a、64a、65a、67aや各室壁
61a、70aを構成することも可能である。
【0024】ユニットケース52の上部球通路60は、
ほぼS字状に屈曲され、その流入口は、タンクレール2
2の球送出部に接近して臨んでいる。これによって、タ
ンクレール22の球送出部から流下する球Bが上部球通
路60に流入するようになっている。また、図12に示
すように、ユニットケース52には、その上部球通路6
0の流入口近傍に位置して球切検出器80が配設されて
いる。この球切検出器80は、タンクレール22の球送
出部からの球Bの供給が途絶えたときに、その球切れの
信号を主制御基板16又は枠制御基板121に出力し、
これに基づいて、パチンコ機1の所定位置に設置された
球切れ報知用ランプを点灯させるようになっている。
【0025】図15と図16に示すように、上部球通路
60の出口部に連通する回転体収納室61において、そ
の室壁61aに囲まれる中間仕切体54の部分には、ほ
ぼ円形の貫通孔54aが形成されるとともに、遊技盤1
1の各種入賞口に入ったときの賞球数に対応する数の球
を払い出す機能と、貸球機(図示しない)から送られる
貸球数に対応する数の球を払い出す機能とを備えた回転
体90が前後方向にほぼ水平な軸90aを中心として回
転可能に配設されている。回転体90の軸90aの後端
部は、ユニットケース52のカバー体56の内面に設け
られた軸受け部56aに回転可能に支持されている。さ
らに、回転体90の軸90aの前端部は、払出用モータ
81の出力軸82にトルク伝達可能に連結されている。
なお、払出用モータ81は、ユニットケース52のベー
ス体53と遊技盤11との間の隙間において、ベース体
53の前面に組み付けられている。そして、払出用モー
タ81は主制御基板16または枠制御基板121から送
られる賞球払出信号に基づいて回転制御されるととも
に、パチンコ機1の片側に設置される貸球機(図示しな
い)から送られる貸球払出信号に基づいて回転制御され
るようになっている。
【0026】図15と図16に示すように、回転体90
は、その軸90aの回りにおいて、中間板91、前後の
両スプロケット部94、96及び被検出板92を一体状
に備えている。回転体90の前後方向ほぼ中央部に設け
られた中間板91は、中間仕切体54とほぼ同一面をな
して貫通孔54aに回転可能に嵌込まれている。この中
間板91の前面には、外周に複数(例えば4個)の球受
け部95が所定の間隔(例えば、4個の場合90度間
隔)を保って凹設された前スプロケット部94が設けら
れている。また、回転体90の後面には、前スプロケッ
ト部94の球受け部95に対し半ピッチ分(例えば、4
個の場合45度)だけそれぞれ位相して複数(例えば4
個)の球受け部97が所定の間隔を保って凹設された後
スプロケット部96が設けられている。なお、この実施
の形態において、中間板91の後側に後スプロケット部
96が一体に形成され、被検出板92の後側に前スプロ
ケット部94が一体に形成されている。
【0027】また、図15と図16に示すように、被検
出板92は円盤状に形成され、その被検出板92の外周
部には、前後の両スプロケット部94、96の各球受け
部95の個数をそれぞれ加えた数と同数の被検出部93
がU溝状、V溝状等の形状をなして切り欠き状に設けら
れている。そして、ユニットケース52の中間仕切体5
4の所定位置には、被検出板92の各被検出部93を光
学的に検出する光センサよりなる払出数検出器98が配
設されている。この払出数検出器98による被検出板9
2の各被検出部93の検出信号(言い換えると、球Bの
払出数の信号)は主制御基板16や枠制御基板121に
送られるようになっている。
【0028】すなわち、賞球、あるいは貸球に対応する
信号に基づいて払出用モータ81によって回転体90が
所定方向に回転されると、回転体収納室61の上部の入
口送られた球Bが回転体90の前後の両スプロケット部
94、96の球受部95、97に順に流入して同回転体
収納室61の下部の収納室出口から払い出される。そし
て、その球Bの払出個数に対応して、被検出板92の被
検出部93が払出数検出器98に検出されると、払出用
モータ81が停止し、回転体90の回転が止められるよ
うになっている。
【0029】図11に示すように、回転体収納室61の
収納室出口には、賞球用通路63と貸球用通路64とが
第1の通路切換部材100によって択一的に連通可能に
並設されている。すなわち、第1の通路切換部材100
は、軸101を中心としてかつ図示しないソレノイド等
の切換駆動装置によって、第1、第2の両切換位置に択
一的に配置切り換えされるようになっている。そして、
図11の実線に示すように、第1の通路切換部材100
が第1位置に配置切り換えされたときには、収納室出口
から球Bが賞球用通路63に払い出される。また、図1
1の2点鎖線に示すように、第1の通路切換部材100
が第2位置に配置切換されたときには、収納室出口から
球Bが貸球用通路64に払い出されるようになってい
る。
【0030】また、賞球用通路63の所定位置には、そ
の通路に払い出された球を検出する賞球用検出器105
が配設され、貸球用通路64の所定位置には、その通路
に払い出された球を検出する貸球用検出器106が配設
されている。賞球用検出器105による球Bの検出信号
は、主制御基板16と枠制御基板121にそれぞれ送ら
れ、貸球用検出器106による球Bの検出信号は、球貸
機と枠制御基板121にそれぞれ送られるようになって
いる。そして、賞球数あるいは貸球数に対応する数の球
Bに対し、賞球用検出器105あるいは貸球用検出器1
06において検出される検出個数が不足している場合
(例えば、球タンク21、タンクレール22等において
球Bの供給不良が発生したとき球Bの払い出し不足が生
じる)、その不足に相当する信号が払出用モータ81に
送られ、これによって、回転体90が不足数に対応する
分だけ回転し、所要とする数の球Bが不足なく正確に払
い出されるようになっている。
【0031】賞球用通路63と貸球用通路64とはその
下流部において合流する。賞球用通路63と貸球用通路
64との合流部の下流側には分岐部が設けられ、その分
岐部の下流側には、払出用通路65と上部球抜通路67
とが分岐して形成されている。さらに、その分岐部に
は、第2の通路切換部材110が軸111を中心としか
つ図示しないソレノイド等の切換駆動装置によって、第
1、第2の両切換位置に択一的に配置切り換えされるよ
うになっている。そして、図11の実線に示すように、
第2の通路切換部材110が第1位置に配置切り換えさ
れたときには、分岐部の球Bが払出用通路65に流れ
る。また、図11の2点鎖線に示すように、第2の通路
切換部材110が第2位置に配置切換されたときには、
分岐部の球Bが上部球抜通路67に流れるようになって
いる。なお、払出用通路65には、その通路壁65aの
一部が除去され当該除去部分には、払出用通路65を流
れる球Bが当たって打ち音を発するベル111が設けら
れている。
【0032】図11に示すように、払出用通路65の下
流側には分岐室70が形成されている。この分岐室70
の上部には、払出用通路65から送出された球Bが流入
する流入口71がほぼ鉛直状をなしかつ分岐室70内に
突入した状態で設けられている。また、分岐室70内に
は、分岐室70の流入口71の直下に臨む落入口73を
有し、かつ上皿連通路25を介して上皿6に連通する上
皿用送出路72が設けられている。さらに、分岐室70
内には、上皿用送出路72の落入口73に留まった球B
(例えば、上皿6及び上皿連通路25の球Bが満杯とな
ったときに上皿用送出路72の落入口73に留まる球
B)に当たって跳ね返った球Bが流入可能でかつその球
を下皿連通路26を介して下皿7に導く下皿用送出路7
6が設けられている。
【0033】すなわち、この実施の形態において、図4
と図11に示すように、上皿用送出路72は、分岐室7
0内の幅方向ほぼ中央部でかつ所定高さ位置において、
その中間仕切体54に設けられたほぼU字状の落入口壁
73aと、その前後の落入口壁73aの通路空間を連通
するようにして中間仕切体54に貫設された連通孔74
と、ベース体53に貫設された送出口75とを備えて構
成されている。そして、上皿用送出路72は、U字状の
落入口壁73aの上端開口部を落入口73とするととも
に、ベース体53に貫設された送出口75が上皿連通路
25に連通している。また、図11に示すように、分岐
室70の流入口71の室内側開口端と、上皿用送出路7
2の落入口73の上端開口部と間の間隔寸法Hは、同上
端開口部に球Bが留まって堆積した状態にあるときにも
流入口71から分岐室70内に球Bが流入可能な間隔寸
法、例えば、球Bの直径寸法のほぼ1.5〜2倍以上の
間隔寸法となるように設定されている。
【0034】また、上皿用送出路72の落入口73に多
くの球Bが堆積しないようにするために、その落入口7
3の奥行開口寸法と幅開口寸法とのうち、少なくとも一
方の開口寸法が球Bの直径寸法に対応する寸法に設定さ
れることが望ましい。この実施の形態において、上皿用
送出路72の落入口73の上端開口部の幅開口寸法は、
球Bの直径寸法に対応する寸法(球Bの直径寸法よりも
若干大きい程度の寸法)に設定され、落入口73の奥行
開口は、球Bの直径寸法より2倍程度の寸法でかつその
ほぼ中央部が中間仕切体54によって前後に区画されて
いるため、上皿用送出路72の落入口73の上端開口部
には球Bが堆積しないようになっている。
【0035】また、分岐室70の流入口71の室内側開
口端と、上皿用送出路72の落入口73の上端開口部と
間の前記間隔寸法Hは、例えば、図17の(A)〜
(C)に示すように設定される。すなわち、分岐室70
の流入口71の室内側開口端から落入口73の最上部に
留まる球Bとの間の距離Aを球Bの直径寸法以上(図1
7では1.5倍程度としている)になるように設定する
必要がある。このため、例えば、図17の(A)に示す
ように、落入口73の奥行開口寸法及び幅開口寸法W1
が球Bの直径寸法とほぼ同じ大きさに設定された場合、
分岐室70の流入口71の室内側開口端と、上皿用送出
路72の落入口73の上端開口部と間の間隔寸法H1
は、前記距離Aよりも適宜に大きく(図17では球Bの
半径寸法程度だけ大きく)設定することによって、球詰
まりを防止することが可能となる。また、落入口73の
奥行開口寸法が球Bの直径寸法とほぼ同じ大きさであっ
て図17の(B)に示すように、落入口73の幅開口寸
法W2が球Bの直径寸法のほぼ2倍程度に設定された場
合、分岐室70の流入口71の室内側開口端から落入口
73の最上段に堆積し得る球Bとの間の距離Aを球Bの
直径寸法以上にするために、分岐室70の流入口71の
室内側開口端と、上皿用送出路72の落入口73の上端
開口部との間の間隔寸法H2を、前記間隔寸法H1より
も球Bの直径寸法程度大きくなるように設定することに
よって対処することができる。同様にして、落入口73
の奥行開口寸法が球Bの直径寸法とほぼ同じ大きさであ
って図17の(C)に示すように、落入口73の幅開口
寸法W3が球Bの直径寸法のほぼ3倍程度に設定された
場合、分岐室70の流入口71の室内側開口端から落入
口73の最上段に堆積し得る球Bとの間の距離Aを球B
の直径寸法以上にするために、分岐室70の流入口71
の室内側開口端と、上皿用送出路72の落入口73の上
端開口部と間の間隔寸法H3を、前記間隔寸法H2より
も球Bの直径寸法程度大きく設定することによって対処
することができる。このように、落入口73の幅開口寸
法又は/及び奥行開口寸法の大きさに対応して分岐室7
0の流入口71の室内側開口端と、上皿用送出路72の
落入口73の上端開口部との間の間隔寸法Hを適宜に設
定する。
【0036】図7と図11に示すように、下皿用送出路
76は、上皿用送出路72の落入口73をなす落入口壁
73aの両側部において球を導く側部誘導路76aと、
U字状の落入口壁73aと分岐室70の底面との間に設
けられた底部誘導路76bと、分岐室70内の下部にお
いて中間仕切体54に貫設された貫通孔77と、その貫
通孔77に対応する位置においてベース体53に貫設さ
れた送出口78とを備えて構成されている。そして、下
皿用送出路76は、ベース体53に貫設された送出口7
8が下皿連通路26に連通している。以上の構成部品及
び球通路構成をもって球払出ユニット51が構成され、
機構板20のユニット装着部に着脱可能に装着される。
また、この実施の形態において、図2と図5に示すよう
に、球払出ユニット51のユニットケース52のカバー
体56の後面には、主制御基板16に電気的に接続され
る副制御基板としての枠制御基板121が収納された第
1副基板ボックス120が着脱可能に装着されている。
【0037】図1と図4に示すように、基枠10の遊技
盤用嵌込み部の下部には下部延出部が一体に設けられて
いる。基枠10の下部延出部には、図1に向かって右側
寄り部分において、上皿用送出路72の送出口75を上
皿6に連通させる上皿連通路25の一部を構成する通路
壁25aが一体に形成されている。なお、上皿連通路2
5の入口部は、機構板20のユニット装着部の開口窓を
通して上皿用送出路72の送出口75に接近して臨んで
いる。また、基枠10の下部延出部には、上皿連通路2
5の図1に向かって右側に上部が隣接し下部が下皿7に
連通する下皿連通路26を構成する通路壁26aが一体
に形成されている(図10参照)。
【0038】また、図1、図8、図9及び図10に示す
ように、基枠10の片側寄り部分には、球払出ユニット
51の上部球抜通路67に連通する下部球抜通路27を
構成するための通路壁27aが一体に形成されている。
この下部球抜通路27の上部は、球払出ユニット51の
上部球抜通路67の出口に接近して臨んでいる。すなわ
ち、この実施の形態において、図1、図8、図9及び図
10に示すように、遊技盤11の片側の外側部に沿う基
枠10の片側寄り部分において、その基枠10の前面か
ら前枠3の後面に向けて通路壁27aが一体に突設され
ている。そして、下部球抜通路27の主要部(下部球抜
通路27のほぼ全長)が基枠10の前面、通路壁27a
及び前枠3の後面に囲まれて構成されている。また、図
8に示すように、下部球抜通路27の上部入口部は、機
構板20に形成された連通部20cを介して上部球抜通
路67の下部出口部に連通している。また、下部球抜通
路27は、基枠10の下部延出部の下部近傍までほぼ垂
直に延びている。さらに、下部球抜通路27の下端部
は、下皿連通路26の外側方及び下方に隣接してほぼL
字状をなして延出されている。そして、下部球抜通路2
7の延出端を排出口として球を機外に排出するようにな
っている。
【0039】また、この実施の形態において、図1、図
3及び図4に示すように、基枠10の下部延出部の後面
側には、当該部分を覆蓋するようにして機構板20の下
部がほぼ平板状をなして張り出されており、その平坦な
機構板20の張り出し部20bには、電源基板131が
収納された第2副基板ボックス130が装着されてい
る。さらに、第2副基板ボックス130の後面には、副
制御基板としてのランプ制御基板141と音制御基板1
42とが左右に隣接してほぼ同一平面上に収納された第
3副基板ボックス140が段積み状に装着されている。
【0040】この実施の形態に係るパチンコ機1は上述
したように構成される。したがって、パチンコ遊技に先
だって、あるいは、遊技の際において、パチンコ機1の
前側の所定位置に配設された球貸しスイッチが作動され
ると、その信号が枠制御基板121に送られ、これに基
づいて枠制御基板121から発せられる信号によってソ
レノイド等の切換駆動装置が作動し、第1の通路切換部
材100が第2位置に配置切換される。
【0041】この際、球貸しスイッチの作動に基づく信
号がパチンコ機1の片側に設置された貸球機(図示しな
い)に送られ、その貸球機から発せられる貸球数に対応
する数の信号が枠制御基板121に送られる。これに基
づいて枠制御基板121から発せられる払出信号によっ
て払出用モータ81が回転制御される。すると、払出用
モータ81によって、回転体90が所定方向にかつ貸球
数に対応する回転数あるいは回転角度だけ回転する。こ
れによって、回転体90の前後のスプロケット部94、
96の各球受け部95、97に受けられた球Bが前後の
貸球用通路64を経て前後の払出用通路65に払い出さ
れる。そして、前後の払出用通路65の球Bは分岐室7
0の前後の流入口71からその直下に位置する前後の上
皿用送出路72の落入口73にそれぞれ流入し、同上皿
用送出路72の送出口75から上皿連通路25に流れて
上皿6に払い出され、同上皿6に貯留される。
【0042】また、パチンコ遊技の際において、遊技盤
11の遊技領域に発射された球Bが入賞口に流入し検出
器によって検出されると、その信号が主制御基板16に
送られる。すると、枠制御基板121を介して第1の通
路切換部材100が第1位置に配置切換される。この
際、主制御基板16から発せられる賞球数に対応する数
の信号が枠制御基板121に送られ、これに基づいて枠
制御基板121から発せられる払出信号によって払出用
モータ81が回転制御される。すると、払出用モータ8
1によって、回転体90が所定方向にかつ賞球数に対応
する回転角度だけ回転する。これによって、回転体90
の前後のスプロケット部94、96の各球受け部95、
97に受けられた球Bが前後の賞球用通路63を経て前
後の払出用通路65に払い出される。そして、前後の払
出用通路65の球Bは分岐室70の前後の流入口71か
らその直下に位置する前後の上皿用送出路72の落入口
73に流入し、同上皿用送出路72の送出口75から上
皿連通路25に流れて上皿6に払い出される。
【0043】前記したように、前後の払出用通路65に
払い出された球Bが分岐室70の前後の流入口71から
前後の上皿用送出路72の落入口73を通過した後、上
皿連通路25を経て上皿6に払い出されて貯留される。
上皿6の球Bが満杯状態となり、前後の上皿用送出路7
2の落入口73に球Bが留まることがある。この状態に
おいて、前後の払出用通路65に払い出された球Bが分
岐室70の前後の流入口71に流入すると、その球B
は、前後の上皿用送出路72の落入口73に留まった球
に当たって跳ね返り、前後の下皿用送出路76の側部誘
導路76aに流れる。図11に向かって左側に位置する
側部誘導路76aに流れた球Bは底部誘導路76bに案
内されて流れる。そして、前後の下皿用送出路76の球
Bはベース体53に貫設された送出口78を通して下皿
連通路26に流れて下皿7に払い出される(図5及び図
7参照)。
【0044】すなわち、この実施の形態において、図1
1に示すように、分岐室70の流入口71の室内側開口
端と、上皿用送出路72の落入口73の上端開口部と間
の間隔寸法Hは、同上端開口部に球Bが留まった状態に
あるときにも流入口71から分岐室70内に球Bが流入
可能な間隔寸法、例えば、球Bの直径寸法のほぼ1.5
〜2倍以上の間隔寸法となるように設定されている。し
たがって、前後の上皿用送出路72の落入口73に球B
が留まった状態において、前後の払出用通路65に払い
出された球Bが分岐室70の前後の流入口71に流入す
ると、その球Bは、前後の上皿用送出路72の落入口7
3に留まった球Bの上に過剰に堆積することなく、その
落入口73に留まった球Bに当たって跳ね返り、前後の
下皿用送出路76の側部誘導路76aに確実に流れる。
このため、分岐室70において球Bの流れが止められ球
詰まりが発生する不具合が防止される。
【0045】また、上皿用送出路72の落入口73に多
くの球Bが堆積しないように、その落入口73の奥行開
口寸法と幅開口寸法とのうち、少なくとも一方の開口寸
法が球Bの直径寸法に対応する寸法に設定されている。
この実施の形態において、上皿用送出路72の落入口7
3の上端開口部の幅開口寸法は、球Bの直径寸法に対応
する寸法(球Bの直径寸法よりも若干大きい程度の寸
法)に設定され、落入口73の奥行開口は、球Bの直径
寸法より2倍程度の寸法でかつそのほぼ中央部が中間仕
切体54によって前後に区画されているため、上皿用送
出路72の落入口73の上端開口部には球Bが堆積しな
いようになっている。したがって、分岐室70において
球Bの流れが止められ球詰まりが発生する不具合をより
一層確実に防止することができる。しかも、分岐室70
の流入口71の室内側開口端と、上皿用送出路72の落
入口73の上端開口部と間の間隔寸法Hを小さく留める
(例えば、球Bの直径寸法のほぼ2倍程度に小さく留め
る)ことが可能となり、分岐室70の高さ寸法、ひいて
は球払出ユニット51の高さ寸法を小さくして小型化を
図ることが可能となる。
【0046】また、球タンク21、タンクレール22、
球払出ユニット51の上部球通路60にある球を機外に
排出する場合、パチンコ機1の所定位置に配置された球
抜きスイッチをONする。すると、その球抜きの信号が
主制御基板16から枠制御基板121に送られ、これに
基づいて枠制御基板121から発せられる球抜きの信号
によって第2の通路切換部材110が第2位置に配置切
換されるとともに、払出用モータ81が回転制御され
る。これによって、球タンク21、タンクレール22、
球払出ユニット51の上部球通路60の球Bが回転体9
0の前後のスプロケット部94、96の球受部95、9
7に順次に流入する。そして、球Bは賞球用通路63又
は払出用通路65に払い出され、上部球抜通路67に流
入する。引き続いて、球Bは、上部球抜通路67から基
枠10の下部球抜通路27に流れ、その下部球抜通路2
7の排出口から機外に排出される。なお、球抜き時にお
いて、第1の通路切換部材100は第1位置に配置され
ていてもよく、第2位置に配置されていてもよい。
【0047】なお、前記実施の形態において、下皿用送
出路76の側部誘導路76aが、上皿用送出路72の落
入口73の左右両側部に設けられる場合を例示したが、
これに限定するものではない。例えば、上皿用送出路7
2の落入口73の前後両側部に球をそれぞれ導く側部誘
導路を設けてもよい。さらに、上皿用送出路72の落入
口73の左・右・前・後の各外側部のうち、2つ又は2
つ以上の複数の外側部において球をそれぞれ導く側部誘
導路を設けてもよい。また、前記実施の形態において、
球払出装置50が一つのユニット化された球払出ユニッ
ト51によって構成され、機構板20のユニット装着部
に対し着脱可能に装着される場合を例示したがこれに限
定するものではない。さらに、前記実施の形態において
球送出装置として、払出用モータ81を駆動源としかつ
前後のスプロケット部94、96を備えた回転体90を
主体として構成される場合を例示したが、球を送出する
機能を有する球送出装置であれば、どのような構造であ
ってもよい。また、球送出装置によって球を前後2列以
上の列をなして送出してもよく、一列に送出してもよ
い。
【0048】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
上皿用送出路の落入口に球が留まった状態にあるときに
も、分岐室上部の流入口から落下した球を、落入口に過
剰に堆積させることなく、下皿用送出路に流し下皿に払
い出すことができため、球詰まりの発生を防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る遊技機としてのパ
チンコ機を一部破断して示す背面図である。
【図2】同じくパチンコ機の全体を示す背面図である。
【図3】同じく図1のIII−III線に基づく縦断面
図である。
【図4】同じく図1のIV−IV線に基づく縦断面図で
ある。
【図5】同じく図1のV−V線に基づく縦断面図であ
る。
【図6】同じく機構板のユニット装着部における球払出
ユニットのユニットケース上部と係止部材との関係を拡
大して示す縦断面図である。
【図7】同じくユニット装着部の下係合部とユニットケ
ース下部の下係合片との関係を拡大して示す縦断面図で
ある。
【図8】同じく図1のVIII−VIII線に基づく横
断面図である。
【図9】同じく図1のIX−IX線に基づく横断面図で
ある。
【図10】同じく図1のX−X線に基づく横断面図であ
る。
【図11】同じく球払出ユニットのユニットケースを示
す縦断面図である。
【図12】同じくユニットケースに対し係止部材が装着
位置に配置された状態を一部破断して示す説明図であ
る。
【図13】同じく係止部材は脱着位置に配置切り換えさ
れた状態を一部破断して示す説明図である。
【図14】同じく押下部材によって球止め部材が球止め
位置に配置された状態を示す説明図である。
【図15】同じく球払出ユニットの回転体収納室に回転
体が組み付けられた状態を拡大して示す背面図である。
【図16】同じく回転体と払出用モータとの組付状態を
示す断面図である。
【図17】同じく分岐室の流入口の室内側開口端と、上
皿用送出路の落入口の上端開口部と間の間隔寸法の設定
を示す説明図である。
【符号の説明】
1 パチンコ機(遊技機) 10 基枠 20 機構板 51 球払出ユニット(球払出装置) 70 分岐室 72 上皿用送出路 73 落入口 75 送出口 76 下皿用送出路 76a 側部誘導路 76b 底部誘導路 78 送出口 90 回転体(球送出装置)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 球送出装置と、その球送出装置から送出
    された球が流入する流入口を上部に有する分岐室とを備
    え、 前記分岐室には、上皿に通じる上皿用送出路と、下皿に
    通じる下皿用送出路とがそれぞれ設けられ、 前記上皿用送出路の入口部をなす落入口は、前記分岐室
    上部の流入口の直下に臨んで設けられる一方、 前記下皿用送出路は、前記上皿用送出路の落入口に留ま
    った球に当たって跳ね返った球が流入可能な位置に設け
    られ、 さらに、前記分岐室上部の流入口と、前記落入口との間
    隔は、同落入口に球が留まった状態にあるときにも前記
    流入口から球が流入可能な間隔寸法に設定されている遊
    技機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の遊技機であって、 上皿用送出路の落入口は、その奥行開口寸法と幅開口寸
    法とのうち、少なくとも一方の開口寸法が球の直径寸法
    に対応する寸法に設定されている遊技機。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の遊技機であっ
    て、 下皿用送出路は、上皿用送出路の落入口の左・右・前・
    後の各外側部のうち、複数の外側部において球をそれぞ
    れ導く側部誘導路を有している遊技機。
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