JPH08895Y2 - 製図台における昇降支柱のブレーキ装置 - Google Patents
製図台における昇降支柱のブレーキ装置Info
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- JPH08895Y2 JPH08895Y2 JP1990029055U JP2905590U JPH08895Y2 JP H08895 Y2 JPH08895 Y2 JP H08895Y2 JP 1990029055 U JP1990029055 U JP 1990029055U JP 2905590 U JP2905590 U JP 2905590U JP H08895 Y2 JPH08895 Y2 JP H08895Y2
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は製図台における昇降支柱のブレーキ装置に関
するものである。
するものである。
従来、この種のブレーキ装置としては、例えば実開昭
58-79109号公報、実開昭58-79110号公報、実開昭58-791
11号公報に記載された製図台等の昇降脚ブレーキ装置が
ある。
58-79109号公報、実開昭58-79110号公報、実開昭58-791
11号公報に記載された製図台等の昇降脚ブレーキ装置が
ある。
しかしながら、従来の前記製図台等の昇降脚ブレーキ
装置は、断面形状が四角形の中空固定脚内に上方から昇
降可能に嵌挿された2個の断面形状が四角形昇降脚の間
を通って前記中空固定脚を貫通せしめて設けたブレーキ
ハンドル付きねじ杆に接離可能に取付けた締付け部材
に、前記昇降脚の互いに遠い側のコーナに圧接せしめら
れる傾斜面を形成してなるものであるがゆえに、昇降脚
のコーナと締付け部材との接触部分がほぼ線状であって
小さいために、ブレーキハンドルを大きな力で回動して
締付け部材を強く押圧しないと、昇降脚を十分に固定で
きないという欠点があった。
装置は、断面形状が四角形の中空固定脚内に上方から昇
降可能に嵌挿された2個の断面形状が四角形昇降脚の間
を通って前記中空固定脚を貫通せしめて設けたブレーキ
ハンドル付きねじ杆に接離可能に取付けた締付け部材
に、前記昇降脚の互いに遠い側のコーナに圧接せしめら
れる傾斜面を形成してなるものであるがゆえに、昇降脚
のコーナと締付け部材との接触部分がほぼ線状であって
小さいために、ブレーキハンドルを大きな力で回動して
締付け部材を強く押圧しないと、昇降脚を十分に固定で
きないという欠点があった。
本考案は、上述の事情に鑑みてなされたものであっ
て、その目的とするところは、ブレーキハンドルを小さ
な力で軽快に回動して十分にブレーキをかけることがで
きて操作性が高く、安価な製図台における昇降支柱のブ
レーキ装置を提供するにある。
て、その目的とするところは、ブレーキハンドルを小さ
な力で軽快に回動して十分にブレーキをかけることがで
きて操作性が高く、安価な製図台における昇降支柱のブ
レーキ装置を提供するにある。
前述の目的を達成するために、本考案にかかる製図台
における昇降支柱のブレーキ装置は、ベース部材に立設
した中空固定支柱内に上方から昇降可能に嵌挿された昇
降支柱の上端部に取付けた連結部材に図板枠を傾動調整
自在に軸着した製図台において、前記昇降支柱は、前記
中空固定支柱に設置固定した案内板の各別の案内孔に沿
って昇降自在に各別に嵌挿せしめられ、かつ上端部を連
結部材で連結された2本の管状部材で構成され、該2本
の管状部材間を通って前記中空固定支柱に貫通固定せし
めたねじ杆には、中空固定支柱内において前記2本の間
状部材の後側表面に面接触する昇降支柱固定具と、前記
2本の管状部材の前側表面に面接触してその間隔の保持
用にも供せられるブレーキ片とを支持せしめるととも
に、中空固定支柱外において該中空固定支柱の外側壁に
形成した開口部を通って前記ブレーキ片を押圧する押圧
爪部を有する押圧部材を支持せしめ、前記ねじ杆の先端
部にブレーキハンドルを螺合せしめてなることを特徴と
するものである。
における昇降支柱のブレーキ装置は、ベース部材に立設
した中空固定支柱内に上方から昇降可能に嵌挿された昇
降支柱の上端部に取付けた連結部材に図板枠を傾動調整
自在に軸着した製図台において、前記昇降支柱は、前記
中空固定支柱に設置固定した案内板の各別の案内孔に沿
って昇降自在に各別に嵌挿せしめられ、かつ上端部を連
結部材で連結された2本の管状部材で構成され、該2本
の管状部材間を通って前記中空固定支柱に貫通固定せし
めたねじ杆には、中空固定支柱内において前記2本の間
状部材の後側表面に面接触する昇降支柱固定具と、前記
2本の管状部材の前側表面に面接触してその間隔の保持
用にも供せられるブレーキ片とを支持せしめるととも
に、中空固定支柱外において該中空固定支柱の外側壁に
形成した開口部を通って前記ブレーキ片を押圧する押圧
爪部を有する押圧部材を支持せしめ、前記ねじ杆の先端
部にブレーキハンドルを螺合せしめてなることを特徴と
するものである。
本考案にかかる製図台における昇降支柱のブレーキ装
置は、上述のように構成されているので、ブレーキがか
かっていない状態において、ブレーキハンドルを締付け
方向に回動すると、ブレーキハンドルの基部が押圧部材
を中空固定支柱側に押圧変位せしめ、押圧部材の変位に
よって押圧部材の押圧爪部がブレーキ片を押圧し、この
ブレーキ片の押圧によって、ブレーキ片を昇降支柱を構
成する2本の管状部材の前側表面に圧接しめることによ
り後側表面を昇降支柱固定具に圧接せしめ、2本の管状
部材に面接触状態で圧接せしめられているブレーキ片と
昇降支柱固定具とで2本の管状部材を挟圧挟持すること
によりブレーキがかかり、昇降支柱は中空固定支柱に対
して固定される。
置は、上述のように構成されているので、ブレーキがか
かっていない状態において、ブレーキハンドルを締付け
方向に回動すると、ブレーキハンドルの基部が押圧部材
を中空固定支柱側に押圧変位せしめ、押圧部材の変位に
よって押圧部材の押圧爪部がブレーキ片を押圧し、この
ブレーキ片の押圧によって、ブレーキ片を昇降支柱を構
成する2本の管状部材の前側表面に圧接しめることによ
り後側表面を昇降支柱固定具に圧接せしめ、2本の管状
部材に面接触状態で圧接せしめられているブレーキ片と
昇降支柱固定具とで2本の管状部材を挟圧挟持すること
によりブレーキがかかり、昇降支柱は中空固定支柱に対
して固定される。
また、前述とは逆に、ブレーキがかかっている状態に
おいて、ブレーキハンドルを弛め方向に回動すると、ブ
レーキが解除され、昇降支柱は中空固定支柱に対して昇
降可能となる。
おいて、ブレーキハンドルを弛め方向に回動すると、ブ
レーキが解除され、昇降支柱は中空固定支柱に対して昇
降可能となる。
前記ブレーキ片と昇降支柱固定具と昇降支柱を構成す
る2本の管状部材との接触面積が大きいので、部分的に
は小さい力でも大きいブレーキ効果を得ることが可能と
なる。
る2本の管状部材との接触面積が大きいので、部分的に
は小さい力でも大きいブレーキ効果を得ることが可能と
なる。
以下、本考案にかかる製図台における昇降支柱のブレ
ーキ装置の実施例を図面によって詳細に説明する。
ーキ装置の実施例を図面によって詳細に説明する。
第1図において、Xは製図台であり、該製図台Xは、
所定の間隔を有するベース部材10,10′に立設した中空
固定支柱20,20′と該中空固定支柱20,20′に上方かから
昇降可能に嵌挿された昇降支柱30,30′と該昇降支柱30,
30′の上端部を連結する連結部材33,33′に傾動調整自
在に軸着された図板枠40と中空固定支柱20,20′に装備
せしめた図板枠固定装置50,50′(50′は図示省略)お
よび昇降支柱のブレーキ装置60,60′(60′は図示省
略)とを主要な構成部材としてなっている。
所定の間隔を有するベース部材10,10′に立設した中空
固定支柱20,20′と該中空固定支柱20,20′に上方かから
昇降可能に嵌挿された昇降支柱30,30′と該昇降支柱30,
30′の上端部を連結する連結部材33,33′に傾動調整自
在に軸着された図板枠40と中空固定支柱20,20′に装備
せしめた図板枠固定装置50,50′(50′は図示省略)お
よび昇降支柱のブレーキ装置60,60′(60′は図示省
略)とを主要な構成部材としてなっている。
ところで、上記中空固定支柱20,20′の上部と下部に
は連結管21,22の両端を溶接し、中央部寄りには軸支持
用管23の両端部を貫通支持し、上端には昇降支柱30,3
0′を構成する2本1組の管状部材31−32,31′−32′の
案内に供せられる案内孔を有する案内板24,24′を固着
せしめてある。
は連結管21,22の両端を溶接し、中央部寄りには軸支持
用管23の両端部を貫通支持し、上端には昇降支柱30,3
0′を構成する2本1組の管状部材31−32,31′−32′の
案内に供せられる案内孔を有する案内板24,24′を固着
せしめてある。
さらに、中空固定支柱20,20′には、上記の昇降支柱
のブレーキ装置60,60′を装備するために、前記連結管2
1の中心線上において中空固定支柱20,20′には、第2図
に示したように、非円形の軸受用孔25,25′(25′は図
示省略)を設けるとともに、中空固定支柱20,20′の外
側壁には前記軸受用孔25,25′を囲んで開口部としての
4個の透孔26,……,26′,……(26′は図示省略)を設
けてある。
のブレーキ装置60,60′を装備するために、前記連結管2
1の中心線上において中空固定支柱20,20′には、第2図
に示したように、非円形の軸受用孔25,25′(25′は図
示省略)を設けるとともに、中空固定支柱20,20′の外
側壁には前記軸受用孔25,25′を囲んで開口部としての
4個の透孔26,……,26′,……(26′は図示省略)を設
けてある。
上記昇降支柱30,30′は、それぞれ2本一組の管状部
材31−32,31′−32′にて構成されていて、各組の管状
部材31−32,31′−32′は、第1図と第2図に示したよ
うに、前記中空固定支柱20,20′の上端部に固定した案
内板24,24′の案内孔で昇降可能に案内せしめられ、各
組の管状部材31−32,31′−32′の上端を連結する連結
部材33,33′と図板枠40の縦桟41,41′に固着した接続具
42,42′(42′は図示省略)とをピン43,43′(43′は図
示省略)にて軸着することによって、昇降支柱30,30′
の上端部に図板を支持する図板枠40が傾動自在に軸着さ
れている。
材31−32,31′−32′にて構成されていて、各組の管状
部材31−32,31′−32′は、第1図と第2図に示したよ
うに、前記中空固定支柱20,20′の上端部に固定した案
内板24,24′の案内孔で昇降可能に案内せしめられ、各
組の管状部材31−32,31′−32′の上端を連結する連結
部材33,33′と図板枠40の縦桟41,41′に固着した接続具
42,42′(42′は図示省略)とをピン43,43′(43′は図
示省略)にて軸着することによって、昇降支柱30,30′
の上端部に図板を支持する図板枠40が傾動自在に軸着さ
れている。
上記図板枠固定装置50,50′は、前記図板枠40を所望
の傾斜状態に固定せしめるものであって、該図板枠固定
装置50(50′は50と同じ構成であるので説明を省略す
る)は、前記図板枠40の縦桟41に上端部を回動自在に軸
着した傾斜調整杆51の中途部を前記軸支持用管23内に回
動自在に挿通支持した図板枠固定用軸52の端部に形成し
た透孔53に挿通せしめ、該軸52の先端に固定ハンドル54
を螺合し、固定ハンドル54の締付け方向への回動によっ
て、前記傾斜調整杆51を介して図板枠40を所望の傾斜角
度に固定するようになしたものである。
の傾斜状態に固定せしめるものであって、該図板枠固定
装置50(50′は50と同じ構成であるので説明を省略す
る)は、前記図板枠40の縦桟41に上端部を回動自在に軸
着した傾斜調整杆51の中途部を前記軸支持用管23内に回
動自在に挿通支持した図板枠固定用軸52の端部に形成し
た透孔53に挿通せしめ、該軸52の先端に固定ハンドル54
を螺合し、固定ハンドル54の締付け方向への回動によっ
て、前記傾斜調整杆51を介して図板枠40を所望の傾斜角
度に固定するようになしたものである。
上記昇降支柱のブレーキ装置60,60′は、前記昇降支
柱30,30′を所望の高さにして中空固定支柱20,20′に固
定せしめるものであって、該昇降支柱のブレーキ装置60
(60′は60と同じ構成であるので説明を省略する)は、
第2図と第3図に示したように、ねじ杆61とブレーキ片
62と押圧爪部63を有する押圧部材64と座金65とブレーキ
ハンドル66とからなるものである。
柱30,30′を所望の高さにして中空固定支柱20,20′に固
定せしめるものであって、該昇降支柱のブレーキ装置60
(60′は60と同じ構成であるので説明を省略する)は、
第2図と第3図に示したように、ねじ杆61とブレーキ片
62と押圧爪部63を有する押圧部材64と座金65とブレーキ
ハンドル66とからなるものである。
ところで、上記ねじ杆61は、前記中空固定支柱20,2
0′の上部を連結した連結管21内を挿通して、該中空固
定支柱20,20′を貫通せしめた杆の両端部に面取りを施
すとともにねじを刻設してなるものであって、該ねじ杆
61の両端部は、中空固定支柱20,20′内において前記昇
降支柱30,30′を構成する2本の管状部材31,32間、3
1′,32′間を通して中空固定支柱20,20′に形成した非
円形の軸受用孔25,25′にて回動不能に支持せしめられ
ている。
0′の上部を連結した連結管21内を挿通して、該中空固
定支柱20,20′を貫通せしめた杆の両端部に面取りを施
すとともにねじを刻設してなるものであって、該ねじ杆
61の両端部は、中空固定支柱20,20′内において前記昇
降支柱30,30′を構成する2本の管状部材31,32間、3
1′,32′間を通して中空固定支柱20,20′に形成した非
円形の軸受用孔25,25′にて回動不能に支持せしめられ
ている。
そして、前記中空固定支柱20内には、前記管状部材3
1,32を各別に挿通し、前半面中央部に切欠開口部を有す
る筒体34,35(第3図参照)を連結板36にて連結して、
前記管状部材31,32の後側表面に嵌合圧接せしめられる
昇降支柱固定具37が配設してあり、該昇降支柱固定具37
を構成する連結板36の中央部に設けた非円形の透孔38を
前記ねじ杆61の先端部に挿入係合せしめることによっ
て、昇降支柱固定具37は回動不能にならしめてある。
1,32を各別に挿通し、前半面中央部に切欠開口部を有す
る筒体34,35(第3図参照)を連結板36にて連結して、
前記管状部材31,32の後側表面に嵌合圧接せしめられる
昇降支柱固定具37が配設してあり、該昇降支柱固定具37
を構成する連結板36の中央部に設けた非円形の透孔38を
前記ねじ杆61の先端部に挿入係合せしめることによっ
て、昇降支柱固定具37は回動不能にならしめてある。
上記ブレーキ片62は、前記昇降支柱固定具37に形成し
た切欠開口部に遊動自在に係合するとともに、前記管状
部材31,32に面する側には、該管状部材31,32の前側表面
に嵌合圧接せしめられるブレーキ面67を形成し、かつ中
央部に非円形の透孔68を設けてなるものであって、透孔
68を前記ねじ杆61の先端部に挿入係合せしめることによ
って、ブレーキ片62はねじ杆61の軸線方向に移動可能な
るも回動不能にならしめてある。
た切欠開口部に遊動自在に係合するとともに、前記管状
部材31,32に面する側には、該管状部材31,32の前側表面
に嵌合圧接せしめられるブレーキ面67を形成し、かつ中
央部に非円形の透孔68を設けてなるものであって、透孔
68を前記ねじ杆61の先端部に挿入係合せしめることによ
って、ブレーキ片62はねじ杆61の軸線方向に移動可能な
るも回動不能にならしめてある。
上記押圧部材64は、前記中空固定支柱20の外側壁に設
けた4個の透孔26,……(第2図参照)を経てブレーキ
片62を押圧する押圧爪部63,……を有し、中央部に非円
形の透孔69を形成してなるものであって、押圧爪部63,
……を中空固定支柱20の外側壁に設けた4個の透孔26,
……を挿入し、透孔69を中空固定支柱20の外側に突出し
たねじ杆61の端部に挿入係合せしめることによって、押
圧部材64はねじ杆61の軸線方向に移動可能なるも回動不
能にならしめてある。
けた4個の透孔26,……(第2図参照)を経てブレーキ
片62を押圧する押圧爪部63,……を有し、中央部に非円
形の透孔69を形成してなるものであって、押圧爪部63,
……を中空固定支柱20の外側壁に設けた4個の透孔26,
……を挿入し、透孔69を中空固定支柱20の外側に突出し
たねじ杆61の端部に挿入係合せしめることによって、押
圧部材64はねじ杆61の軸線方向に移動可能なるも回動不
能にならしめてある。
そして、押圧部材64から突出したねじ杆61の先端部に
座金65を取付け、ブレーキハンドル66を螺合することに
よって、昇降支柱のブレーキ装置60は中空固定支柱20に
装備せしめられている。
座金65を取付け、ブレーキハンドル66を螺合することに
よって、昇降支柱のブレーキ装置60は中空固定支柱20に
装備せしめられている。
以上のように構成された昇降支柱のブレーキ装置60に
おいて、ブレーキハンドル66を締付け方向に、すなわち
第1図において時計方向に回動すると、ブレーキハンド
ル66の基部が座金65を介して押圧部材64を中空固定支柱
20側に押圧変位せしめ、押圧部材64が押圧爪部63にてブ
レーキ片62を押圧し、ブレーキ片62のブレーキ面67が昇
降支柱30を構成する2本の管状部材31,32の前側表面に
嵌合圧接せしめることにより後側表面を昇降支柱固定具
37に嵌合圧接せしめ、2本の管状部材31,32を挟圧挟持
せしめることによって、ブレーキがかかり、昇降支柱30
は中空固定支柱20に対して固定される。
おいて、ブレーキハンドル66を締付け方向に、すなわち
第1図において時計方向に回動すると、ブレーキハンド
ル66の基部が座金65を介して押圧部材64を中空固定支柱
20側に押圧変位せしめ、押圧部材64が押圧爪部63にてブ
レーキ片62を押圧し、ブレーキ片62のブレーキ面67が昇
降支柱30を構成する2本の管状部材31,32の前側表面に
嵌合圧接せしめることにより後側表面を昇降支柱固定具
37に嵌合圧接せしめ、2本の管状部材31,32を挟圧挟持
せしめることによって、ブレーキがかかり、昇降支柱30
は中空固定支柱20に対して固定される。
次に、ブレーキがかかっている状態において、ブレーキ
ハンドル66を弛め方向に回動すると、ブレーキが解除さ
れ、昇降支柱30は中空固定支柱20に対して昇降可能とな
る。
ハンドル66を弛め方向に回動すると、ブレーキが解除さ
れ、昇降支柱30は中空固定支柱20に対して昇降可能とな
る。
そして、本考案にかかる昇降支柱のブレーキ装置にあ
っては、昇降支柱30を構成する2本の管状部材31,32間
を通るねじ杆61に沿ってブレーキ片62を押圧せしめるも
のであるので、管状部材31,32はほぼ均等に押圧せしめ
られるとともに、前記ブレーキ片62と2本の管状部材3
1,32との接触面積が大きいので、ブレーキハンドル66を
小さな力で回動して十分にブレーキをかけることができ
て、操作性が高くなる。また、昇降支柱30を構成する管
状部材31,32としては、市販のパイプ材の利用が可能
で、価格の低減が可能となる。
っては、昇降支柱30を構成する2本の管状部材31,32間
を通るねじ杆61に沿ってブレーキ片62を押圧せしめるも
のであるので、管状部材31,32はほぼ均等に押圧せしめ
られるとともに、前記ブレーキ片62と2本の管状部材3
1,32との接触面積が大きいので、ブレーキハンドル66を
小さな力で回動して十分にブレーキをかけることができ
て、操作性が高くなる。また、昇降支柱30を構成する管
状部材31,32としては、市販のパイプ材の利用が可能
で、価格の低減が可能となる。
なお、前記ブレーキ装置のうちの一方のブレーキハン
ドルを袋ナット等に代えて、1個のブレーキハンドルの
操作にてブレーキ力を付与する構成であっても、ベース
部材、中空固定支柱、昇降支柱をそれぞれ1個となして
もよいことは勿論である。
ドルを袋ナット等に代えて、1個のブレーキハンドルの
操作にてブレーキ力を付与する構成であっても、ベース
部材、中空固定支柱、昇降支柱をそれぞれ1個となして
もよいことは勿論である。
第4図ないし第6図はブレーキ装置の変形例を示すもの
であって、いずれも第1図ないし第3図に示したブレー
キ装置と同等の作用効果を奏することができる。
であって、いずれも第1図ないし第3図に示したブレー
キ装置と同等の作用効果を奏することができる。
以上の説明によって明らかなように、本考案による
と、昇降支柱をその前側表面に面接触するブレーキ片と
後側表面に面接触する昇降支柱固定具とで挟圧挟持する
ことによって、昇降支柱の昇降を阻止するブレーキがか
かるので、各面接触する各部分のブレーキ力は小さくて
も、全体的に大きいブレーキ力となり、著しいブレーキ
効果が得られると同時に、挟圧挟持という手段でブレー
キをかけるので、昇降支柱を変形させたりすることもな
いという製図台における昇降支柱のブレーキ装置の提供
が可能となった。
と、昇降支柱をその前側表面に面接触するブレーキ片と
後側表面に面接触する昇降支柱固定具とで挟圧挟持する
ことによって、昇降支柱の昇降を阻止するブレーキがか
かるので、各面接触する各部分のブレーキ力は小さくて
も、全体的に大きいブレーキ力となり、著しいブレーキ
効果が得られると同時に、挟圧挟持という手段でブレー
キをかけるので、昇降支柱を変形させたりすることもな
いという製図台における昇降支柱のブレーキ装置の提供
が可能となった。
図面は本考案の実施例を示すものであって、第1図は本
考案に係るブレーキ装置を装備した製図台の斜視図、第
2図は分解斜視図、第3図は要部の分解斜視図、第4図
ないし第6図はブレーキ装置の変形例の横断平面図であ
る。 X:製図台 10,10′:ベース部材、20,20′:中空固定支柱 24,24′:案内板、26:透孔 30,30′:昇降支柱、31,31′,32,32′:管状部材 33,33′:連結部材、37:昇降支柱固定具 40:図板枠、50,50′:図板枠固定装置 60,60′:昇降支柱のブレーキ装置 61:ねじ杆、62:ブレーキ片 63:押圧爪部、64:押圧部材 66:ブレーキハンドル
考案に係るブレーキ装置を装備した製図台の斜視図、第
2図は分解斜視図、第3図は要部の分解斜視図、第4図
ないし第6図はブレーキ装置の変形例の横断平面図であ
る。 X:製図台 10,10′:ベース部材、20,20′:中空固定支柱 24,24′:案内板、26:透孔 30,30′:昇降支柱、31,31′,32,32′:管状部材 33,33′:連結部材、37:昇降支柱固定具 40:図板枠、50,50′:図板枠固定装置 60,60′:昇降支柱のブレーキ装置 61:ねじ杆、62:ブレーキ片 63:押圧爪部、64:押圧部材 66:ブレーキハンドル
Claims (1)
- 【請求項1】ベース部材に立設した中空固定支柱内に上
方から昇降可能に嵌挿された昇降支柱の上端部に取付け
た連結部材に図板枠を傾動調整自在に軸着した製図台に
おいて、前記昇降支柱は、前記中空固定支柱に設置固定
した案内板の各別の案内孔に沿って昇降自在に各別に嵌
挿せしめられ、かつ上端部を連結部材で連結された2本
の管状部材で構成され、該2本の管状部材間を通って前
記中空固定支柱に貫通固定せしめたねじ杆には、中空固
定支柱内において前記2本の管状部材の後側表面に面接
触する昇降支柱固定具と、前記2本の管状部材の前側表
面に面接触してその間隔の保持用にも供せられるブレー
キ片とを支持せしめるとともに、中空固定支柱外におい
て該中空固定支柱の外側壁に形成した開口部を通って前
記ブレーキ片を押圧する押圧爪部を有する押圧部材を支
持せしめ、前記ねじ杆の先端部にブレーキハンドルを螺
合せしめてなることを特徴とする製図台における昇降支
柱のブレーキ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990029055U JPH08895Y2 (ja) | 1990-03-23 | 1990-03-23 | 製図台における昇降支柱のブレーキ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990029055U JPH08895Y2 (ja) | 1990-03-23 | 1990-03-23 | 製図台における昇降支柱のブレーキ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03120833U JPH03120833U (ja) | 1991-12-11 |
JPH08895Y2 true JPH08895Y2 (ja) | 1996-01-17 |
Family
ID=31531835
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990029055U Expired - Lifetime JPH08895Y2 (ja) | 1990-03-23 | 1990-03-23 | 製図台における昇降支柱のブレーキ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08895Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5633406Y2 (ja) * | 1971-06-02 | 1981-08-07 | ||
JPS5879109U (ja) * | 1981-11-25 | 1983-05-28 | 小村 清一 | 昇降脚のブレ−キ装置 |
-
1990
- 1990-03-23 JP JP1990029055U patent/JPH08895Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03120833U (ja) | 1991-12-11 |
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