JPH0888461A - 屈曲部付き配線板の製造法 - Google Patents

屈曲部付き配線板の製造法

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JPH0888461A
JPH0888461A JP22162294A JP22162294A JPH0888461A JP H0888461 A JPH0888461 A JP H0888461A JP 22162294 A JP22162294 A JP 22162294A JP 22162294 A JP22162294 A JP 22162294A JP H0888461 A JPH0888461 A JP H0888461A
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layer
wiring board
base film
copper foil
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Hiroshi Yasuno
弘 安野
Takeyuki Matsubara
健之 松原
Yuji Matsui
勇二 松井
Yukio Shimizu
幸男 志水
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Ube Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 屈曲部に対応する柔軟なベースフィルム層と
銅箔(配線)との間の耐熱密着性が充分優れている屈曲
部付き配線板を容易に製造する。 【構成】 銅張基板を形成する際に、芳香族ポリイミド
製ベースフィルムのスリット状開口部3において該銅箔
が露出している『銅箔の裏面5(スリット状開口部
3)』にシランカップリング剤層を形成し、そのシラン
カップリング剤層上にポリイミドシロキサン溶液組成物
を塗布し乾燥して、ポリイミドシロキサン製の柔軟なベ
ースフィルム層を前記の銅箔の裏面に形成して銅張基板
を製造し、その銅張基板を使用して、エッチング操作、
被覆層形成操作で屈曲部付き配線板を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、概略、(A) スリット
状に一部開口している芳香族ポリイミド製ベースフィル
ムと銅箔の裏面とが、該銅箔の裏面が屈曲部に対応する
スリット状開口部において露出しているほかは全面的に
接合されている銅張基板を形成し、次いで、(B) その銅
張基板においてスリット状に露出している銅箔の裏面に
シランカップリング剤層を形成しさらに該シランカップ
リング剤層上にポリイミドシロキサン溶液組成物を塗布
してポリイミドシロキサン製の柔軟なベースフィルム層
を形成して、該柔軟なベースフィルム層と前記芳香族ポ
リイミド製ベースフィルム層とを連続して一体に有する
銅張基板を作成し、その後、(C) 該銅張基板を用いて、
銅箔の表面側から銅エッチング操作を行って配線パター
ンを形成して、(D) 最後に被覆層(オーバーコート層)
で保護して、配線パターンが高い耐熱密着性(耐メッキ
性)の保護層で保護されている屈曲部付き配線板を製造
する方法に関する。
【0002】前記の耐メッキ性とは、例えば、フレキシ
ブルプリント配線板等の金属配線上に前記の被覆層を形
成した後に、この被覆層を有する配線板を、スズメッキ
処理、半田メッキ処理、金メッキ処理、半田ディプ、半
田リフロー等で高温で処理した場合に、オーバーコート
層と金属配線との境界面から処理液が入り込むことを防
止することができ、配線板の信頼性を高めることができ
る性能である。
【0003】
【従来の技術】従来、屈曲部を有するプリント配線板を
製造する方法は、特開平4−364795号公報又は特
開平4−364796号公報において提案されている方
法を始めとして、屈曲部及び回路表面にフィルムを融
着、接着するフィルムカバーレイ法、液状コーティング
剤を被覆するインクカバーコート法など種々の手段が提
案されているが、屈曲部付き配線板において屈曲部の配
線を容易に形成したり、電気的に充分に保護することが
できるような方法として適当な工業的な方法は未だに提
案されていないのである。
【0004】従来公知の屈曲部付き配線板の製造法で
は、その製造工程が極めて煩雑となると共に、得られた
屈曲部付き配線板の屈曲部自体の屈曲性及び屈曲部の配
線の絶縁性、配線と保護層との密着性を高く維持するこ
とできず、安定した高い品質の屈曲部付き配線板を得る
ことが困難であった。
【0005】すなわち、前述のフィルムカバーレイ法
は、屈曲部、その他の配線部分などに正確に位置決めし
てフィルムを重ね合わせて接合することが極めて難しい
と共に配線との間に隙間ができやすく充分な絶縁性、密
着性を有する保護膜層が形成された配線板とすることが
困難であった。また、前述のインクカバーコート法は、
インクとして使用するポリマーワニスが硬化性を有して
いる場合が多いので、その貯蔵安定性に問題があると共
に、そのインクで形成された屈曲部の配線の保護膜がリ
ジッド(柔軟性に欠ける性質)であり、耐薬品性、絶縁
性、密着性、屈曲性などと共に、耐熱密着性(耐メッキ
性)においても問題であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述の種々の問題を克
服すべく鋭意検討した結果、配線基板の銅箔の裏面(屈
曲部に対応する部分であって、芳香族ポリイミド製ベー
スフィルムのスリット状開口部)に特定のアルコキシシ
リル化合物からなるシランカップリング剤層を形成し、
次いで、そのシランカップリング剤層上にポリイミドシ
ロキサンの溶液組成物を流延・塗布した場合に、高い耐
熱性、非カール性、高い密着性、柔軟性及び耐屈曲性な
どを同時に有していて、しかも、スズメッキ処理、半田
メッキ処理、金メッキ処理などでのメッキ液が塗布膜
(カバーコート)との境界面にもぐり込みを抑制するこ
とができるとの知見を得て、この発明の製造法を完成す
るに至った。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、(A) スリッ
ト状に一部開口している芳香族ポリイミド製ベースフィ
ルムと銅箔の裏面とが、該銅箔の裏面が前記スリット状
開口部において露出しているほかは全面的に接合されて
いる銅張基板を形成し、(B) 前記銅張基板のスリット状
に露出している銅箔の裏面の全体にアルコキシシリル化
合物を主成分とするシランカップリング剤層を形成し、
次いで、そのシランカップリング剤層上にポリイミドシ
ロキサン溶液組成物を塗布し乾燥して、ポリイミドシロ
キサン製の柔軟なベースフィルム層が該銅箔の裏面に芳
香族ポリイミド製ベースフィルムと連続して一体に形成
されている銅張基板を作成し、(C) 前述のようにして製
造された銅張基板において、その銅箔の表面にエッチン
グレジストをパターン印刷してレジストパターンを形成
し、次いで、エッチング剤を使用して銅エッチング操作
を行って前記柔軟なベースフィルム層部分に形成された
屈曲部配線を含む銅配線パターンを形成し、(D) 最後に
必要であればエッチングレジスト層を除去した後、該銅
配線パターン上に柔軟な被覆層を形成することを特徴と
する屈曲部付き配線板の製造法に関する。
【0008】この発明においては、工程(B) で使用する
ポリイミドシロキサン溶液組成物中のポリイミドシロキ
サンが、芳香族テトラカルボン酸成分と、一般式(1)
【0009】
【化2】
【0010】(ただし、式中のR1 は2価の炭化水素残
基を示し、R2 は独立に炭素数1〜3のアルキル基又は
フェニル基を示し、nは3〜30の整数を示す。)で示
されるジアミノポリシロキサンを約40〜90モル%の
割合で含有すると共にベンゼン環を2〜4個有する芳香
族ジアミンを約10〜60モル%の割合で含有するジア
ミン成分とを、概略両成分等モル重合及びイミド化して
得られた可溶性のポリイミドシロキサンであるような前
述の屈曲部付き配線板の製法が特に好ましい。
【0011】この発明の製造法においては、特に、前述
の工程(D) において、必要であればエッチングレジスト
層を除去した後、最後に、該銅配線パターン上にアルコ
キシシリル化合物を主成分とするシランカップリング剤
層を形成し、次いで、そのシランカップリング剤層上に
ポリイミドシロキサン溶液組成物を塗布し乾燥して、該
銅配線パターン上に柔軟な被覆層を形成するような前述
の屈曲部付き配線板の製造法が好ましい。
【0012】以下、この発明の製造法について、図面も
参考にして、詳しく説明する。図1は、この発明の製造
法の(A) 工程において形成される銅張基板4の一例を示
す平面図、A−A’(縦)断面図、及びB−B’(横)
断面図である。図2は、この発明の製造法の(B) 工程に
おいて、図1に示す銅張基板4を用いて形成される銅張
基板40(a) 及び41(b) の一例を示す(横)断面図で
ある。図3は、この発明の製造法の(C) 工程において、
図2に示す銅張基板41を用いてエッチングレジスト形
成基板42、エッチング後の中間的な配線基板43、レ
ジスト除去後の配線板44を作成し、さらに、(D) 工程
において前記のレジスト除去配線板44を用いて、最終
的な目的物である屈曲部付き配線板45を製造する各工
程を順次説明するための(横)断面図をそれぞれ例示す
るものである。
【0013】この発明においては、まず、(A) スリット
状に一部開口している芳香族ポリイミド製ベースフィル
ム1と銅箔2の裏面とが、前記スリット状開口部3を除
いて(該銅箔2の裏面5が露出している)、一体に接合
されている図1に示すような銅張基板4を形成し、次い
で、(B) 前記銅張基板4のスリット状開口部3において
露出している銅箔2の裏面5の全体にアルコキシシリル
化合物を主成分とするシランカップリング剤層10を形
成し〔図2の(a) の銅張基板40を作成する〕、次い
で、その銅張基板40のシランカップリング剤層10上
にポリイミドシロキサン溶液組成物を塗布し乾燥して、
その結果、スリット状開口部3における銅箔2の裏面5
にポリイミドシロキサン製の柔軟なベースフィルム層7
が芳香族ポリイミド製ベースフィルム層1と連続して一
体に形成されている、図2の(b) に示すような銅張基板
41を形成するのである。
【0014】この発明において(A) 工程において製造さ
れる配線基板は、図1に示すように、スリット状に一部
開口している芳香族ポリイミド製ベースフィルム1(厚
さ:約5〜200μm、特に10〜150μm)と銅箔
2(厚さ:約5〜100μm、特に10〜50μm)の
裏面5とが、耐熱性の接着剤層を介して又は接着剤無し
で、芳香族ポリイミドフィルム製ベースフィルムのスリ
ット状開口部3を除いて、全体として一体に接合されて
いる配線基板4であればよい。
【0015】前記のスリット状開口部は、その形状およ
びサイズについて特に限定されるものではないが、最終
的に得られる屈曲部付き配線板における屈曲部のサイ
ズ、形状などによってその形状およびサイズを適宜決め
ることができる。前記のスリット状開口部は、例えば、
横:0.5〜30mm、特に1〜20mm程度、そし
て、縦:10〜500mm、特に20〜200mm程度
である、図1に示すスリット状開口部(長方形の開口
部)3のようであることが好ましい。
【0016】なお、この発明においては、前記スリット
状開口部として、図1に示すような配線基板4における
A−A’線の(横)縦断面で示されているスリット状開
口部3の両側のベースフィルム1がまったく無い状態の
もの、すなわち、芳香族ポリイミド製ベースフィルム1
が一定の間隔をおいて二つの領域に完全に分断されてい
るものも含まれる。
【0017】この発明の製法において、芳香族ポリイミ
ド製ベースフィルムは、その厚さが5〜200μm、更
に10〜150μm程度であって、柔軟性を充分に有す
ると共に高い強度(引張強度が約10〜50kg/mm2
特に15〜48kg/mm2 程度、更に好ましくは20〜4
6kg/mm2 )を有していて、フレキシブルプリント配線
板用、TAB用などのベースフィルムとして用いられる
耐熱性の芳香族ポリイミドで形成されているベースフィ
ルムが好ましい。
【0018】前記の耐熱性のベースフィルムを形成して
いる芳香族ポリイミドとしては、例えば、2,3,3',4'-ビ
フェニルテトラカルボン酸、3,3',4,4'-ビフェニルテト
ラカルボン酸、又はそれらの酸二無水物、或いは酸エス
テル化物などのビフェニルテトラカルボン酸類を主成分
として(50〜100モル%)含有する芳香族テトラカ
ルボン酸成分と、4,4'−ジフェニルエーテルジアミン、
3,4'−ジフェニルエーテルジアミン、p-、o-又はm-フェ
ニレンジアミン、4,4'−ビフェニルジアミンなどのベン
ゼン環を1〜4個(特に1〜2個)有する芳香族ジアミ
ンを主成分として(50〜100モル%、特に70〜1
00モル%)含有する芳香族ジアミン成分とを、該酸成
分とジアミン成分との概略等モルで、重合及びイミド化
することによって得られた芳香族ポリイミドが最適であ
る。
【0019】前記の芳香族ポリイミドとしては、ピロメ
リット酸類を主成分として(50〜100モル%)含有
する芳香族テトラカルボン酸成分と、前述のベンゼン環
を1〜4個(特に1〜2個)有する芳香族ジアミンを主
成分とする芳香族ジアミン成分とを概略等モルで重合及
びイミド化することによって得られた芳香族ポリイミド
も好適に挙げることができる。さらに、前記の芳香族ポ
リイミドとしては、前述のビフェニルテトラカルボン酸
系の芳香族ポリイミド、ピロメリット酸系芳香族ポリイ
ミドのほかに、芳香族テトラカルボン酸成分として、ベ
ンゾフェノンテトラカルボン酸類、ジフェニルメタンテ
トラカルボン酸類などを主成分又は副成分として用いて
得られた芳香族ポリイミドを使用することもできる。
【0020】この発明の製造法の(B) 工程において、銅
箔の裏面(スリット状開口部)にアルコキシシリル化合
物を主成分とするシランカップリング剤層が直接に形成
されている銅張基板を得る方法としては、公知の種々の
方法で行うことができるが、例えば、アルコキシシラン
化合物が有機溶媒に溶解している溶液(例えば、シラン
カップリング剤などの溶液)を、前記の銅箔の裏面に薄
く塗布して、約5〜150℃、特に10〜100℃程度
の温度で約0.1〜100分間、特に0.5〜50分間
程度乾燥することによって、シランカップリング剤層
(厚さ:0.01〜20μm、特に0.05〜10μ
m)が銅箔の裏面(スリット状開口部)に形成されてい
る、図2の(a) に示すような銅張基板を製造する方法を
好適に挙げることができる。
【0021】前記のアルコキシシラン化合物の溶液から
なる塗布層の乾燥においてシランカップリング層から有
機溶媒を完全に除去してもよいが、必ずしも溶媒を完全
に除去する必要はなくシランカップリング層に溶媒(特
に低級アルコール等)が一部(約0.01〜20重量
%、特に0.01〜10重量%程度)残存していて溶媒
で膨潤していてもよい。
【0022】前記のアルコキシシラン化合物を溶解する
有機溶媒(又は希釈剤)としては、シランカップリング
層の乾燥における容易さなどから揮発性のメチルアルコ
ールエチルアルコール、プロピルアルコールなどの低級
アルコール系溶媒、アセトン、エチルメチルケトン、メ
チルイソプロピルケトン、メチルイソブチツケトン等の
ケトン系溶媒などの有機極性溶媒や、ベンゼン、キシレ
ンなどの芳香族系有機溶媒が好ましい。前記のアルコキ
シシラン化合物が有機溶媒に溶解している溶液は、その
アルコキシシリル化合物の濃度が、0.1〜20重量
%、特に好ましくは0.5〜15重量%程度であること
が好ましい。この発明において、その濃度が低すぎたり
あまり高すぎると、境界面へのメッキ液のもぐり込みが
起きたり境界面のはみだし部分にメッキ液の残査が残り
外観上好ましくないので上記範囲が好ましい。
【0023】この発明において使用するアルコキシシリ
ル化合物としては、アルコキシ基の他に、アルキル基、
フェニル基、カルボキシ基、アミド基、カルボキシアミ
ド基、アミノ基、ジアミノ基、メタクリル基、エポキシ
基など(特に、アミノ基、アミド基、カルボキシアミド
基)を有していて、シランカップリング剤の主成分とし
て知られているアルコキシシリル化合物が好ましい。
【0024】この発明において、前記のアルコキシシリ
ル化合物を主として含有する市販のシランカップリング
剤(溶液)をそのまま、又は前記の有機溶媒で希釈して
使用することができ、例えば、アミノ基、アミド基、又
はカルボキシアミド基を有するアルコキシシリル化合物
を主として含有するシランカップリング剤〔例えば、P
CR社製のプロシル(登録商標)シランカップリング
剤、商品番号:プロシル−9215〕が金属配線(回
路)又は金属箔とオーバーコート層との密着性を向上さ
せること、及び、その境界面へのメッキ液のもぐり込み
を抑制するとの観点から特に好ましい。
【0025】前記のアルコキシシリル化合物としては、
例えば、β−アラニン−N−〔3−(トリメトキシシリ
ル)プロピル〕−メチルエステル、1−プロパノール−
3−(トリエトキシシリル)−カーバメート、カルバミ
ン酸−〔3−(トリエトキシシリル)プロピル〕、ブタ
ン酸−4−(トリメトキシシリル)−3−アミノプロピ
ルエステル、2−プロパノン−O−〔ビス(2−メトキ
シエトキシ)メチルシリル〕オキシム、カルバミン酸−
〔(トリエトキシシリル)メチル〕エチルエステルなど
を挙げることができる。
【0026】この発明の製法の(B) 工程において、銅箔
の裏面(スリット状開口部)のシランカップリング剤層
上にポリイミドシロキサン溶液組成物を使用して柔軟な
ベースフィルム層が形成されている銅張基板を製造する
方法としては、被覆すべき銅箔の裏面(スリット状開口
部)のシランカップリング剤層上に、常温又は加温下、
回転塗布機、ディスペンサー又は印刷機などを使用する
塗布方法でポリイミドシロキサン溶液組成物を均一な厚
さに塗布し、前記溶液組成物からなる塗布膜層を形成
し、次いでその塗布膜層を約10℃以上、特に20〜2
00℃、更に50〜180℃程度の温度で約1〜200
分間、特に5〜150分間乾燥させることによって、図
2の(b) に示すように、ポリイミドシロキサンからなる
柔軟なベースフィルム層(厚さ:約0.1〜500μ
m、特に0.2〜100μm程度)7が銅箔2の裏面5
に形成されている、銅張基板41を製造する方法を挙げ
ることができる。前述の操作において、シランカップリ
ング剤層は、ポリイミドシロキサン溶液組成物を塗布す
る際に、その塗布層に溶解され、その塗布層の乾燥にお
いて、ポリイミドシロキサンと共に一体に硬化されるの
で、最終的には、ポリイミドシロキサン製の柔軟なベー
スフィルム層内で変性されて内在されることになる。
【0027】前述のスリット状開口部の銅箔の裏面に塗
布されるポリイミドシロキサン溶液組成物が主成分とし
て含有しているポリイミドシロキサンは、芳香族テトラ
カルボン酸成分と、一般式1で示されるジアミノシロキ
サン(全ジアミン成分中の含有率が約40〜90モル
%、特に45〜85モル%のである)及びベンゼン環を
2〜4個有する芳香族ジアミン(全ジアミン成分中の含
有率が約10〜60モル%、特に15〜55モル%であ
る)からなるジアミン成分とを、概略等モル重合しイミ
ド化することによって得られた、有機溶媒に充分に可溶
性であって、薄膜又はフィルムを形成した場合に極めて
柔軟なフィルムとなるポリイミドシロキサンであればよ
い。
【0028】この発明で使用するポリイミドシロキサン
は、ジグライム溶媒への溶解度が約10重量%以上、特
に15〜50重量%程度であり、イミド化率が約90%
以上、特に95〜100%であることが好ましく、ま
た、分子量の目安としての対数粘度(測定濃度:0.5
g /100ミリリットル、溶媒:N-メチル-2- ピロリド
ン、測定温度:30°C)が0.05〜3、好ましくは
0.1〜2程度であるものがよい。
【0029】前記のポリイミドシロキサンの製造に使用
される芳香族テトラカルボン酸成分としては、例えば、
3,3',4,4'-ビフェニルテトラカルボン酸、2,3,3',4'-ビ
フェニルテトラカルボン酸などのビフェニルテトラカル
ボン酸、3,3',4,4'-ベンゾフェノンテトラカルボン酸、
2,3,3',4'-ベンゾフェノンテトラカルボン酸などのベン
ゾフェノンテトラカルボン酸、3,3',4,4'-ビフェニルエ
ーテルテトラカルボン酸、ビス(3,4-ジカルボキシフェ
ニル)メタン、2,2-ビス(3,4-ジカルボキシフェニル)
プロパン、ピロメリット酸、或いはそれらの酸二無水物
又はエステル化物などを、主として(80モル%以上、
特に85〜100モル%)含有する芳香族テトラカルボ
ン酸成分が好ましく、特に、2,3,3',4'-ビフェニルテト
ラカルボン酸類を主成分とする芳香族テトラカルボン酸
成分が好ましく、例えば、2,3,3',4'-ビフェニルテトラ
カルボン酸、又はその酸二無水物やその酸の低級アルコ
ールのエステル化物のビフェニルテトラカルボン酸類
を、主成分として(80モル%以上、特に85〜100
モル%)含有する芳香族テトラカルボン酸成分が好適で
あり、さらに、この中でも特に2,3,3',4'-ビフェニルテ
トラカルボン酸二無水物を90〜100%含有している
芳香族テトラカルボン酸成分が、得られたポリイミドシ
ロキサンの有機極性溶媒に対する溶解性、エポキシ化合
物との相溶性などに優れているので最適である。
【0030】前述の可溶性のポリイミドシロキサンの製
造において使用される一般式1で示されるジアミノポリ
シロキサンとしては、式中のR1 は2価の炭化水素基を
示し炭素数が2〜6、好ましくは3〜5の複数のメチレ
ン基又はフェニレン基からなり、R2 は独立に炭素数1
〜3のメチル基、エチル基、プロピル基などのアルキル
基又はフェニル基を示し、nは3〜30、好ましくは4
〜20の整数を示すものが好ましい。前記のジアミノポ
リシロキサンは、R1 、R2 の炭素数が多すぎたり、n
の数があまり大き過ぎたりすると芳香族テトラカルボン
酸成分との反応性が低下したり、得られるポリイミドシ
ロキサンの分子量が低くなったり、有機溶媒に対する溶
解性が低くなったり、他の有機化合物との相溶性が悪化
するので前記の範囲内のものが適当である。
【0031】ジアミノポリシロキサンの具体的化合物の
例としてはω,ω'-ビス(2- アミノエチル) ポリジメチ
ルシロキサン、ω,ω'-ビス(3- アミノプロピル) ポリ
ジメチルシロキサン、ω,ω'-ビス(4- アミノフェニ
ル) ポリジメチルシロキサン、ω,ω'-ビス(4- アミノ
-3- メチルフェニル) ポリジメチルシロキサン、ω,
ω'-ビス(3- アミノプロピル) ポリジフェニルシロキサ
ンなどが挙げられる。
【0032】前述の可溶性のポリイミドシロキサンの製
造において使用されるベンゼン環2〜4個有する芳香族
ジアミンとしては、例えば、4,4'−ジアミノジフェニル
エーテル、3,4'−ジアミノジフェニルエーテル、3,3'−
ジアミノジフェニルエーテルなどのジアミノジフェニル
エーテル、4,4'−ジアミノビフェニル、3,4'−ジアミノ
ビフェニルなどのジアミノビフェニル、ビス(4-アミノ
フェニル)メタン、ビス(4-アミノフェニル)スルホ
ン、o-トリジン、o-ジアニシジン等のベンゼン環を2個
有する芳香族ジアミン、1,4-ビス(4- アミノフェノキ
シ) ベンゼン、1,4-ビス(4- アミノフェニル) ベンゼン
等のベンゼン環を3個有する芳香族ジアミン、ビス〔4-
(4- アミノフェノキシ) フェニル] スルフォン、2,2-
〔4-(4- アミノフェノキシ) フェニル] プロパン等のベ
ンゼン環を4個有する芳香族ジアミンなどの芳香族ジア
ミン(ベンゼン環を2〜4個有する)が好ましい。
【0033】この発明の製法の(B) 工程において使用さ
れるポリイミドシロキサンとしては、例えば、特開平1
−121325号公報などに記載されているように「ビ
フェニルテトラカルボン酸類を主成分(酸成分全量に対
して80モル%以上、特に85〜100モル%)とする
芳香族テトラカルボン酸成分と、前記一般式1で示され
るジアミノポリシロシサン(ジアミン成分全量に対して
20〜90モル%、特に40〜85モル%、更に45〜
80モル%)及び芳香族ジアミン(ジアミン成分全量に
対して10〜80モル%、特に15〜60モル%、更に
20〜55モル%)からなるジアミン成分とを、概略等
モル、重合及びイミド化することにより得られるポリイ
ミドシロキサン」が好ましい。
【0034】前記のポリイミドシロキサンの製造法とし
ては、例えば、(1) 芳香族テトラカルボン酸成分とジア
ミノポリシロキサン及び芳香族ジアミンからなるジアミ
ン成分とを有機極性溶媒中、高温で重合・イミド化する
方法、(2) 芳香族テトラカルボン酸成分の過剰量とジア
ミノポリシロキサンとを有機極性溶媒中、高温で重合・
イミド化させて、低重合度1〜10程度であって末端に
酸又は酸無水物基を有するイミドシロキサンオリゴマー
を調製し、別に芳香族テトラカルボン酸成分と過剰量の
芳香族ジアミンとを有機極性溶媒中、高温で重合・イミ
ド化させて、低重合度1〜10程度であって末端にアミ
ノ基を有するイミドオリゴマーを調製し、次いでこの両
者を酸成分とジアミン成分とが略等モルになるように混
合して常温度付近で反応させて、さらに130〜250
°Cに昇温してブロックタイプのポリイミドシロキサン
を得る方法および(3) 芳香族テトラカルボン酸成分とジ
アミノポリシロキサン及び芳香族ジアミンからなるジア
ミン成分とを有機極性溶媒中、低温で重合させて一旦ポ
リアミック酸を得て、そのポリアミック酸を高温に加熱
しイミド化してポリイミドシロキサンを得る方法を挙げ
ることができる。
【0035】また、この発明の製法において使用される
ポリイミドシロキサンは、特開平4−36321号公報
に記載された、(a) 2,3,3',4'-ビフェニルテトラカルボ
ン酸類を主成分とする芳香族テトラカルボン酸成分と、
一般式1で示されるジアミノポリシロキサン(全ジアミ
ン成分中含有率:45〜85モル%、特に45〜80モ
ル%)、ジアミノ安息香酸(全ジアミン成分中:0.5
〜40モル%、特に1〜35モル%)及び残部がベンゼ
ン環を2〜4個有する芳香族ジアミン(全ジアミン成分
中:2〜60モル%、特5〜50モル%)からなるジア
ミン成分とを重合・イミド化して得られた可溶性のポリ
イミドシロキサン100重量部、(b) エポキシ樹脂1〜
50重量部を含有するポリイミドシロキサン組成物、或
いは、それらの溶液組成物として用いることが好まし
い。前記ジアミノ安息香酸として3,5-ジアミノ安息香
酸、2,6-ジアミノ安息香酸等を挙げることができる。
【0036】上記のポリイミドシロキサン溶液組成物を
調製する際に使用される有機極性溶媒としては、例え
ば、アミド系溶媒;N,N-ジメチルアセトアミド、N,N-ジ
エチルアセトアミド、N,N-ジメチルホルムアミド、N,N-
ジエチルホルムアミド、N-メチル-2- ピロリドン等、硫
黄原子を含有する溶媒;ジメチルスルホキシド、ジエチ
ルスルホキシド、ジメチルスルホン、ジエチルスルホ
ン、ヘキサメチルスルホルアミドなど、フェノール系溶
媒;クレゾール、フェノール、キシレノールなど、エチ
レングリコールジメチルエーテル系溶媒;エチレングリ
コールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジメチ
ルエーテル(ジグライム)、トリエチレングリコールジ
メチルエーテル(トリグライム)など、酸素原子を分子
内に有する溶媒;アセトン、メタノール、エタノール、
エチレングリコール、ジオキサン、テトラヒドロフラン
など、その他ピリジン、テトラメチル尿素等を挙げるこ
とができる。又、必要に応じてベンゼン、トルエン、キ
シレン等の芳香族炭化水素系溶媒やソルベントナフサ、
ベンゾニトリル等の他の有機溶媒を併用してもよい。
【0037】前記のポリイミドシロキサンは、前述の
(1) 〜(3) などいずれの方法で得られたものを使用して
もよいが、できるだけ高分子量で、イミド化率が高く、
有機極性溶媒に少なくとも5重量%、特に10重量%以
上の高濃度で溶解されるものであって、得られたポリイ
ミドシロキサン溶液組成物について、25°Cの溶液粘
度(E型回転粘度計)が約0.01〜10、000ポイ
ズ、特に0.1〜1,000ポイズ程度であることが、
塗布操作、柔軟なベースフィルム層形成等の操作におけ
る作業性や、溶液物性、その他の物性上から適当であ
る。
【0038】前記のポリイミドシロキサン組成物におい
て使用するエポキシ樹脂としては、エポキシ当量が10
0〜1000程度であって、分子量が400〜5000
程度である液状又は粉末状のエポキシ樹脂が好ましく、
例えばビスフェノールA型やビスフェノールF型のエポ
キシ樹脂(油化シェルエポキシ社製:エピコート80
7、エピコート1001など)、ノボラック型エポキシ
樹脂(油化シェルエポキシ社製:エピコート157S−
70、エピコート152、エピコート154など)、グ
リシジルアミン型多官能エポキシ樹脂(油化シェルエポ
キシ社製:エピコート604など)などを挙げることが
できる。耐熱性の点からノボラック型エポキシ樹脂が最
も好ましい。
【0039】前記のエポキシ樹脂の使用量は、ポリイミ
ドシロキサン100重量部に対して、1〜50重量部、
好ましくは5〜40重量部であることが好ましい。エポ
キシ樹脂の使用量が、あまり多すぎたり、少なすぎると
組成物がゲル化したり、硬化後に耐熱性、耐薬品性が低
下することがあるので上記範囲が好ましい。前記のポリ
イミドシロキサンの溶液組成物は、エポキシ樹脂と共に
ワラスナイト、シリカ、タルクなどの無機充填剤、ある
いは無機又は有機の染料、顔料などを含有してもよい。
【0040】前記のポリイミドシロキサン溶液組成物
は、ポリイミドシロキサン及びエポキシ樹脂を有機極性
溶媒の存在下又は不存在下に均一に攪拌・混合すること
によって容易に調製することができる。そのポリイミド
シロキサン及びエポキシ樹脂を混合する際に、適当な有
機極性溶媒中で混合しポリイミドシロキサンの溶液組成
物にすることもでき、また、前記の混合後に有機極性溶
媒に溶解させてポリイミドシロキサン溶液組成物にして
もよい。ポリイミドシロキサン溶液組成物は、ポリイミ
ドシロキサンの重合溶液をそのままで使用して調製した
もの、又その重合溶液を適当な有機溶媒で希釈して調製
したものであってもよい。
【0041】ポリイミドシロキサン溶液組成物に用いる
有機極性溶媒としては、前記ポリイミドシロキサンを得
る際に使用できる有機極性溶媒を挙げることができる
が、沸点140°C以上のものがよく、例えば沸点18
0°C以上、特に200°C以上である有機溶媒(例え
ばトリグライムなど)を使用すると、溶媒の蒸発による
散逸が極めて減少するので、保存安定性がよくなった
り、又その印刷インクを使用してスクリーン印刷を支障
なく好適に行うことができるので最適である。前記のポ
リイミドシロキサンの溶液組成物から形成されたポリイ
ミドシロキサン製の柔軟なベースフィルム層は、優れた
機械強度、電気絶縁性を保持していると共に、耐熱性も
高い。
【0042】この発明の製法においては、(A) 及び(B)
工程によって、芳香族ポリイミド製ベースフィルム1及
び柔軟なベースフィルム7(スリット状開口部)と銅箔
2の裏面とが接合されている銅張基板41を作成した
後、図3の(c) 〜(f) に示すように、(C) 工程におい
て、その銅張基板42上の銅箔2の表面6にエッチング
レジストを適当な配線パターン状(回路パターン状)に
印刷して、配線パターンが形成される部分の銅箔2の表
面6を保護する『エッチングレジストの配線パターン
8』を形成した後に〔図3の(c) 参照〕、適当なエッチ
ング試薬を使用して配線が形成されない部分の銅箔をエ
ッチングにより除去し、前記の柔軟なベースフィルム7
上の屈曲部配線21と共にその他の配線22の全体から
なる配線パターンを一挙に形成するのである。〔図3の
(d) の配線板43を参照〕
【0043】この発明の製法においては、最後に、(C)
工程に続く(D) 工程において、必要であれば形成された
配線21及び22上のエッチングレジスト8を除去し
〔図3の(e) の配線板44を参照〕、そして、該配線板
44の配線21及び22の配線パターンが形成されてい
る側の全面に、柔軟な被覆層(オーバーコート層)9を
形成すること〔図3の(f) の配線板45を参照〕によっ
て、フレキシブルプリント配線板などの屈曲部付き配線
板45を好適に製造することができる。
【0044】この発明において、前述の(C) 工程及び
(D) 工程は、各種の配線板の製造法において一般的に用
いられていた従来公知の銅エッチング法、オーバーコー
ト被覆法を採用することができる。この発明の製法にお
いては、(D) 工程において、配線板の配線パターン上面
に柔軟な被覆層を形成する方法は、例えば、前述のよう
に、(B) 工程において、銅箔の裏面に柔軟なベースフィ
ルム層を形成した〔図2の(b) 参照〕と同様に、配線板
44の配線パターン21及び22側の上面に前述のポリ
イミドシロキサン溶液組成物を塗布し、その塗布層を乾
燥して、ポリイミドシロキサン製の柔軟な被覆層(オー
バーコート層)9を形成する方法が好ましい。〔図3の
(f) 参照〕
【0045】この発明の製法の工程(D) においては、図
では説明してないが、配線板44の配線パターン上に柔
軟な被覆層を形成する前に、該配線パターン上にアルコ
キシシリル化合物を主成分とするシランカップリング剤
層を形成し、さらに、その上にポリイミドシロキサン溶
液組成物を塗布し乾燥して、ポリイミドシロキサン製の
柔軟な被覆層(オーバーコート層、厚さ:約0.1〜1
00μm、特に好ましくは0.5〜50μm、更に好ま
しくは1〜20μm程度)を形成して、図3の(f) に示
すような屈曲部付き配線板45を製造することが、各配
線21及び22と柔軟な被覆層9との間の密着性の向上
において好ましい。上記のシランカップリング剤層の形
成は、銅張基板の銅箔の裏面にシランカップリング剤層
を形成する方法〔図2の(a) 参照〕で説明したと同様の
方法で行うことができる。
【0046】
【実施例】以下、実施例及び比較例を示し、この発明を
説明する。各実施例又は比較例において、耐熱密着性、
対数粘度などの測定、評価は次の方法で行った。
【0047】ポリイミドシロキサンの分子量の目安とし
て対数粘度は、濃度が0.5g /100ミリリットル溶
液になるように、ポリイミドシロキサンをN-メチル-2-
ピロリドンに均一に溶解した溶液を使用して、キャノン
フェンスケ型粘度計を使って30°Cで測定した。ポリ
イミドシロキサンのイミド化率(%)は、赤外線吸収ス
ペクトル分析法で測定した。
【0048】〔耐熱密着性(耐メッキ性):スズメッキ
液のもぐり量〕下記の実施例1の方法で、銅箔の裏面に
シランカップリング剤を形成した後にポリイミドシロキ
サン溶液組成物を塗布して、ポリイミドシロキサン組成
物からなる柔軟なベースフィルム層を形成し、これを無
電解スズメッキ液中に漬ける操作をした。柔軟なベース
フィルム層と銅箔の裏面との境界からスズメッキ液のし
み込み(もぐり込み)が発生した場合には、柔軟なベー
スフィルム層が形成されている個所においてスズメッキ
のもぐり込みの発生した部分の面側から100倍の顕微
鏡で観察して、変色して白く見える状態を観察した。前
述の変色部の長さを測定し、もぐり込み量とした。測定
結果を表1に示したが、変色部の長さが50μm以下を
合格として(○印)、51μm以上を不合格(×印)と
して表して総合評価する。合格の場合は柔軟性及び耐屈
曲性なども総合的に優れ、不合格の場合は柔軟性及び耐
屈曲性なども総合的に劣っている。
【0049】参考例1〔ポリイミドシロキサンの製造〕 容量500ミリリットルのガラス製フラスコに、2,3,
3',4'-ビフェニルテトラカルボン酸二無水物(a−BP
DA)14.71g(50ミリモル)、及び、N−メチ
ル−2−ピロリドン(NMP)100gを仕込み、その
溶液を室温で撹拌しながらa−BPDAを溶解させた
後、ω,ω’ービス(3−アミノプロピル)ポリジメチ
ルシロキサン(DAPS)(信越シリコン製、X−22
−161AS、n=9)30.80g(35ミリモル)
とジグライム100gを加えて均一に溶解させ、窒素雰
囲気下に、190°Cに加熱してジグライムを還流し水
を除去しながら、この温度で4時間重合した。次いで、
反応液を室温に戻して撹拌しながら2,2-ビス〔4-(4-ア
ミノフェノキシ) フェニル〕プロパン(BAPP)3.08
g(7.5ミリモル)と3,5-ジアミノ安息香酸(DABA)
1.41g(7.5ミリモル)、NMP47.9gを加
えた後、反応温度を200〜210°Cにあげて更に3
時間反応させてポリイミドシロキサン溶液を製造した。
反応液を室温に戻してメタノール中に添加してディスパ
ーサーを用いて30分間でポリイミドシロキサンを析出
させた後、濾過してメタノール中での10分間の洗浄を
2回行い、60℃で8時間真空乾燥して、43.87g
(収率92%)の粉末状のポリイミドシロキサンを得た。
分子量の目安として対数粘度が0.18であり、イミド
化率が実質的に100%であった。
【0050】参考例2〔ポリイミドシロキサン溶液組成
物の調整〕 参考例1のポリイミドシロキサン30gにノボラック型
エポキシ樹脂(油化シェルエポキシ社製、エピコート1
57S−70)5.40gを常温でジグライム40g中
に均一に溶解させてポリイミドシロキサンの溶液組成物
(濃度39.8%、20℃の溶液粘度100ポイズ)を
得た。この溶液組成物は、1週間室温に放置しても、均
一な溶液の状態で溶液粘度を保持していた。このポリイ
ミドシロキサンの溶液組成物が、以下の実施例などにお
いて、配線板の被覆層の形成に用いられ、そのポリイミ
ドシロキサンの被覆層で被覆された配線板について前述
の耐熱密着性(耐メッキ性)が調べられた。
【0051】実施例1 スリット状開口部(サイズ:8mm×20mm)を有してい
る厚さ75μmの芳香族ポリイミドフィルム(ベースフ
ィルム)〔宇部興産株式会社製、商品名(登録商標):
ユーピレックス−S,35mm×70mm)〕と接着剤
層と厚さ35μmの銅箔とが、前記スリット状開口部を
除いて、一体に積層して張り合わされていて図1に示す
ような銅張基板(スリット状開口部において銅箔の裏面
が露出している)4を製造した。
【0052】次に、前述のようにして製造された図1に
示す銅張基板4の銅箔3の裏面(スリット状開口部)5
に、トリアルコキシアミドシランカップリング剤(PC
R社:プロシル9215)の5重量%エチルアルコール
液を塗布して約40℃の温度で5分間乾燥しシランカッ
プリング剤層を形成し、次いで、そのシランカップリン
グ剤層上に参考例2で得られたポリイミドシロキサン溶
液組成物を薄く塗布し、80℃で30分間乾燥して、更
に約160℃の温度で1時間乾燥して、ポリイミドシロ
キサン製の柔軟なベースフィルム層(平均厚さ:30μ
m)を、芳香族ポリイミド製ベースフィルムと連続して
一体に形成して、図2の(a) に示すような銅張基板41
を製造した。
【0053】前述のようにして製造された銅張基板41
の一部を、無電解スズメッキ液(シプレイネ社製:テイ
ンポジットLT−34)中で、10分間、75℃のスズ
メッキ液中に漬けて処理した。その際に、配線板の銅回
路と被覆層との境界からスズメッキ液のしみ込み(もぐ
り込み)が発生したので、その部分をオーバーコート層
の面側から観察すると変色し白く見えた。この変色部の
長さを測定し、耐熱密着性(耐メッキ性)を示すスズも
ぐり量を測定した結果を、変色部の長さ:約5μm程度
であった。
【0054】そして、その銅張基板41の銅箔の表面に
エッチィングレジスト(山岸化学株式会社製:SER−
420)をスクリーン印刷により回路パターン状に印刷
して、120℃で30分間硬化させて、回路パターン状
のエッチング層を有する配線基板42〔図3の(c) 〕を
製造した。このエッチングレジストが印刷された銅張基
板42を50℃の塩化第二鉄水溶液(エッチング液、6
0ボーメ)中で10〜15分間エッチングして銅を一部
除去して、スリット開口部に対応する屈曲部配線とその
他の配線が一挙に形成された配線板43〔図3の(d) 〕
を製造した後、2%水酸化ナトリウム水溶液に浸漬する
ことによって配線板状に残存しているエッチィングレジ
ストを剥離して、図3の(e) に示すような屈曲部付きプ
リント配線板44を製造した。
【0055】最後に、前述のようにして得られた屈曲部
付きプリント配線板44の銅回路パターン上に、前述の
シランカップリング剤(PCR社:プロシル9215)
を塗布し120℃で10分間乾燥してシランカップリン
グ剤層(厚さ:5μm)を形成した後、シランカップリ
ング剤層上に前述の参考例2で調製されたポリイミドシ
ロキサン溶液組成物を塗布して乾燥して、図3の(f) に
示すようなポリイミドシロキサンからなる柔軟な被覆層
(オーバーコート層、厚さ:30μm)が形成された屈
曲部付き配線板45を製造した。
【0056】前述のようにして製造された屈曲部付きプ
リント配線板45の一部を、無電解スズメッキ液(シプ
レイネ社製:テインポジットLT−34)中で、10分
間、75℃のスズメッキ液中に漬けて処理した。その際
に、配線板の銅回路と被覆層との境界からスズメッキ液
のしみ込み(もぐり込み)が発生したので、その部分を
オーバーコート層の面側から観察すると変色し白く見え
た。この変色部の長さを測定し、耐熱密着性(耐メッキ
性)を示すスズもぐり量を測定した結果を、変色部の長
さ:約5μm程度であった。前述のようにして製造した
屈曲部付きプリント配線板は、屈曲部において柔軟に曲
げることができ耐屈曲性も優れたものであった。
【0057】
【発明の効果】この発明の製法は、スリット状開口部分
を有する強靱な芳香族ポリイミドフィルム製ベースフィ
ルムと銅箔の裏面とが前記スリット状開口部を除いて接
合されている銅張基板を用い、その銅張基板におけるス
リット状開口部で露出している銅箔の裏面にシランカッ
プリグ剤層を形成し、そのシランカップリング剤層上に
ポリイミドシロキサン溶液組成物を塗布し乾燥して、芳
香族ポリイミド製ベースフィルムとポリイミドシロキサ
ン製の柔軟なベースフィルム(スリット状開口部分:屈
曲部)とを銅箔の裏面に有する銅張基板を製造して、そ
して、その銅張基板を用いてエッチング操作によって配
線板を形成し、さらに被覆層を施すことによって、屈曲
性、絶縁性、密着性に優れた高い性能を有する屈曲部付
きプリント配線板などを、再現性よく工業的に製造する
ことができる新規な製法である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製法の(A) 工程で得られる銅張基板4
の一例を示す平面図、A−A’線(横)断面図、及びB
−B’線(縦)断面図である。
【図2】(B) 工程を説明するための銅張基板40及び4
1の(縦)断面図(a) 及び(b) である。
【図3】この発明の製法の(C) 〜(D) 工程で形成される
配線基板42および配線板43、44及び45を例示し
た(縦)断面図 (c)〜 (f)である。
【符号の説明】
1:ベースフィルム 2:銅箔 3:スリット状開口部(屈曲部) 4:配線基板 5:銅箔の裏面 6:銅箔の表面 7:柔軟なベースフィルム層 8:エッチング層(配線パターン状) 9:柔軟な被覆層 21:配線(屈曲部) 22:配線 45:屈曲部付き配線板
フロントページの続き (72)発明者 志水 幸男 宇部市大字小串1978の6 宇部興産株式会 社宇部ケミカル工場内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A) スリット状に一部開口している芳香族
    ポリイミド製ベースフィルムと銅箔の裏面とが、該銅箔
    の裏面が前記スリット状開口部において露出しているほ
    かは全面的に接合されている銅張基板を形成し、 (B) 前記銅張基板のスリット状に露出している銅箔の裏
    面の全体にアルコキシシリル化合物を主成分とするシラ
    ンカップリング剤層を形成し、次いで、そのシランカッ
    プリング剤層上にポリイミドシロキサン溶液組成物を塗
    布し乾燥して、ポリイミドシロキサン製の柔軟なベース
    フィルム層が該銅箔の裏面に芳香族ポリイミド製ベース
    フィルムと連続して一体に形成されている銅張基板を作
    成し、 (C) 前述のようにして製造された銅張基板において、そ
    の銅箔の表面にエッチングレジストをパターン印刷して
    レジストパターンを形成し、次いで、エッチング剤を使
    用して銅エッチング操作を行って前記柔軟なベースフィ
    ルム層部分に形成された屈曲部配線を含む銅配線パター
    ンを形成し、 (D) 最後に必要であればエッチングレジスト層を除去し
    た後、該銅配線パターン上に柔軟な被覆層を形成するこ
    とを特徴とする屈曲部付き配線板の製造法。
  2. 【請求項2】工程(B) において使用するポリイミドシロ
    キサン溶液組成物中のポリイミドシロキサンが、芳香族
    テトラカルボン酸成分と、一般式(1) 【化1】 (ただし、式中のR1 は2価の炭化水素残基を示し、R
    2 は独立に炭素数1〜3のアルキル基又はフェニル基を
    示し、nは3〜30の整数を示す。)で示されるジアミ
    ノポリシロキサンを約40〜90モル%の割合で含有す
    ると共にベンゼン環を2〜4個有する芳香族ジアミンを
    約10〜60モル%の割合で含有するジアミン成分と
    を、概略等モルで重合およびイミド化して得られた可溶
    性のポリイミドシロキサンである請求項1に記載の屈曲
    部付き配線板の製造法。
  3. 【請求項3】工程(D) において配線パターン上に柔軟な
    被覆層を形成する前に、前記の銅配線パターン上にアル
    コキシシリル化合物を主成分とするシランカップリング
    剤層を形成し、次いで、そのシランカップリング層上に
    ポリイミドシロキサン溶液組成物を塗布し乾燥して、該
    銅配線パターン上にポリイミドシロキサン製の柔軟な被
    覆層を形成する請求項1に記載の屈曲部付き配線板の製
    造法。
JP22162294A 1994-09-16 1994-09-16 屈曲部付き配線板の製造法 Pending JPH0888461A (ja)

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