JPH088830Y2 - 感熱転写階調制御装置 - Google Patents

感熱転写階調制御装置

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JPH088830Y2
JPH088830Y2 JP15611188U JP15611188U JPH088830Y2 JP H088830 Y2 JPH088830 Y2 JP H088830Y2 JP 15611188 U JP15611188 U JP 15611188U JP 15611188 U JP15611188 U JP 15611188U JP H088830 Y2 JPH088830 Y2 JP H088830Y2
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JP
Japan
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thermal head
voltage
control device
output
amplifier
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JP15611188U
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健一 宮崎
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Victor Company of Japan Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は感熱転写階調制御装置の改良に係り、特にラ
インサーマルヘッドを構成する複数の発熱抵抗体に流す
一定電流の通電時間により、印刷ドットの大きさ及び/
又は濃度を制御して階調を制御する感熱転写階調制御装
置関する。
〔従来技術及び考案が解決しようとする課題〕
本考案に係る感熱転写階調制御装置は、ラインサーマ
ルヘッドに供給される電圧が記録データ量によって変化
する問題を有し、これが副走査方向の濃度斑(ムラ)と
なっている。かかる問題を解決するための、ラインサー
マルヘッドに供給される電源電圧の降下を検出して,電
圧降下データを生成出力する検出手段は、次のようにな
っている。即ち、サーマルヘッド電源によって設定され
る基準電圧VPと、ラインサーマルヘッドの電圧VTとか
ら、その差分を電圧降下量VDとして得、この電圧降下量
VDを増幅器に入力し、この増幅器にて利得(ゲイン)調
整及びオフセット調整を行う。そして、増幅器の出力を
A/D変換器にてA/D変換して、濃度補正データである電圧
降下データを生成している。
ところで、かかる従来の感熱転写階調制御装置におい
ては、例えば故障修理等でラインサーマルヘッドを交換
した際に、規定濃度を得るために、そのラインサーマル
ヘッドの発熱抵抗体の抵抗値に合わせて電圧VTを調整す
ると、A/D変換器に供給されるアナログ信号の直流電圧
値が変化してしまうので、それを補正するために、増幅
器において補正用波形のゲイン調整及びオフセット調整
という面倒な調整が必要であった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上述した従来の技術の課題を解決するた
め、ラインサーマルヘッドを構成する複数個の発熱抵抗
体に、個々に流す各電流の時間を、転写に係わる発熱抵
抗体の濃度を示す濃度データに応じて個々に制御される
感熱転写階調制御装置において、転写中の前記ラインサ
ーマルヘッドに供給される電源電圧の変化分のみを検出
する検出手段(C1)と、前記検出手段の出力をゲイン調
整する増幅器(4)と、前記増幅器の出力をオフセット
調整して電源電圧の無通電時の電圧を一定電位に直流再
生する直流再生回路(5)と、前記直流再生回路の出力
をA/D変換して濃度補正データとなる電圧降下データを
生成するA/D変換器(6)とを備えて構成したことを特
徴とする感熱転写階調制御装置を提供するものである。
〔作用〕
上記電圧降下は、交流増幅器により補正を決定するた
めのゲイン調整が行なわれ、次に無通電期間を一定電圧
に設定するためのオフセット調整が直流再生回路で行な
われ、この信号がA/D変換器へのアナログ入力信号とな
る。
〔実施例〕
第1図乃至第3図を参照しながら、本考案の感熱転写
階調制御装置の一実施例について説明する。第1図は本
考案装置1の基本構成を示すブロック図で、2はサーマ
ルヘッド電源、3はラインサーマルヘッド、4は増幅
器、5は直流再生回路、6はA/D変換器である。サーマ
ルヘッド電源2は正負(+,−)の2出力端子P1,P2
有し、ラインサーマルヘッド3の電源端子P3,P4に接続
される。なお、ラインサーマルヘッド3は信号入力端子
をも備えているが、本考案の要旨に直接関係しないの
で、その図示及び詳細な説明は省略する。P5,P6は電圧
降下量VDの検出端子であり、この検出端子P5,P6からの
信号により電源電圧の変動を検出する。なお、電源端子
P3,P4と検出端子P5,P6とは、ラインサーマルヘッド3
の内部にて夫々同極性同士接続されている。これによっ
て負荷部分での電源変動を検出できる(電源2からサー
マルヘッド3までの配線ワイヤ抵抗やコネクタの接触抵
抗による変動も検出できる)。
電圧降下信号は、コンデンサC1により直流分はカット
されて、変化分(交流分)のみ通過し、増幅器4に供給
される。ここで補正に必要なレベルに可変抵抗(ボリウ
ム)VR1でゲイン調整する。ゲイン調整された電圧降下
信号は、直流再生回路5により無通電時電圧を一定電位
に固定された後、A/D変換器6に供給される。直流再生
回路5では、可変抵抗VR2によってオフセットの調整が
行なわれる。
次に、本考案装置のサーマルヘッドへの通電周期とク
ランプパルス,サーマルヘッド電圧波形との関係を、第
2図の信号波形図(タイミングチャート)によって説明
する。ラインサーマルヘッドの1ライン印字周期は、同
図(A)に示すように、ラインメモリ書込み期間,通電
期間,及び冷却期間とからなっている。実際に通電が行
なわれ、発熱抵抗体が発熱して転写が行なわれるのは通
電期間だけである。その他の期間は無通電期間となる。
本考案装置では、ラインメモリ書込み期間内の無通電レ
ベルを、同図(B)に示すクランプパルスによって、一
定電位に固定している。同図(C)にはサーマルヘッド
3の電圧VTの降下検出端子P5,P6の出力波形例を示す。
第3図に増幅器4と直流再生回路5の具体的な回路構
成例を示す。図中、7,8は演算増幅器(オペアンプ)、Q
1,Q3はNPNトランジスタ、Q2はPNPトランジスタであ
る。上記の検出端子P5,P6からの信号が入力端子VTInに
供給されると、コンデンサC1にて直流分はカットされ、
交流分のみが演算増幅器7にて増幅される。可変抵抗VR
1は演算増幅器7の帰還量を変化させて、増幅率の調整
を行なうものである。演算増幅器7の出力はコンデンサ
C2でカップリングされ、トランジスタQ1のベースに印加
される。トランジスタQ1はエミッタフォロワとして動作
しており、エミッタからの信号はA/D変換器6のアナロ
グ入力端子及びトランジスタQ2のエミッタに供給され、
トランジスタQ2,Q3のスイッチング作用によって、抵抗
R9を介して供給されるクランプパルスの印加期間のみト
ランジスタQ2がON(導通)となり、これによりトランジ
スタQ1のエミッタ電位がサンプルされて、コンデンサC3
を充電(チャージ)する。充電されたコンデンサC3の電
荷は演算増幅器8の−(負)入力端子に印加され、演算
増幅器8の+(正)入力端子に印加されている基準レベ
ルと比較されて、その差分(差に応じた電圧)を出力し
て、抵抗R5を介してトランジスタQ1のベースにフィード
バックする。この帰還ループによって、トランジスタQ1
のエミッタに出力される電圧降下信号のラインデータ書
き込み期間は一定電位にクランプされる。なお、可変抵
抗VR2を変化させることにより、演算増幅器8の入力電
圧が調整され、その出力電圧の調整ができることは言う
までもない。
〔効果〕
本考案の感熱転写階調制御装置は上記のように構成し
たので、以下の特長を有する。
(1)従来、サーマルヘッドの電圧の調整と連動して変
化していた電圧降下補正信号を非連動とし得、サーマル
ヘッドの交換等によるサーマルヘッド電圧の調整を行な
っても、電圧降下補正調整の必要が無くなった。
(2)本考案装置の回路構成によれば、補正レベル調整
とオフセット調整とを夫々独立して行なえるので、従来
装置に比べて調整が非常にやり易くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の感熱転写階調制御装置の一実施例のブ
ロック構成図、第2図は本考案装置の動作説明用信号波
形図(タイミングチャート)、第3図は本考案装置の主
要部(増幅器及び直流再生回路)の具体的な回路図であ
る。 1…感熱転写階調制御装置、2…サーマルヘッド電源、
3…ラインサーマルヘッド、4…増幅器、5…直流再生
回路、6…A/D変換器、7,8…演算増幅器(オペアン
プ)、C1〜C3…コンデンサ、Q1,Q3…NPNトランジス
タ、Q2…PNPトランジスタ、R1〜R11…抵抗、VR1,VR2
可変抵抗、P1,P2…出力端子、P3,P4…電源端子、P5
P6…検出端子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ラインサーマルヘッドを構成する複数個の
    発熱抵抗体に、個々に流す各電流の時間を、転写に係わ
    る発熱抵抗体の濃度を示す濃度データに応じて個々に制
    御する感熱転写階調制御装置において、 転写中の前記ラインサーマルヘッドに供給される電源電
    圧の変化分のみを検出する検出手段と、 前記検出手段の出力をゲイン調整する増幅器と、 前記増幅器の出力をオフセット調整して電源電圧の無通
    電時の電圧を一定電位に直流再生する直流再生回路と、 前記直流再生回路の出力をA/D変換して濃度補正データ
    となる電圧降下データを生成するA/D変換器とを備えて
    構成したことを特徴とする感熱転写階調制御装置。
JP15611188U 1988-11-30 1988-11-30 感熱転写階調制御装置 Expired - Lifetime JPH088830Y2 (ja)

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JP15611188U JPH088830Y2 (ja) 1988-11-30 1988-11-30 感熱転写階調制御装置

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Publication Number Publication Date
JPH0276044U JPH0276044U (ja) 1990-06-11
JPH088830Y2 true JPH088830Y2 (ja) 1996-03-13

Family

ID=31434348

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