JPH0739655Y2 - サーマルヘッド電源電圧変動補正回路 - Google Patents

サーマルヘッド電源電圧変動補正回路

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JPH0739655Y2
JPH0739655Y2 JP497490U JP497490U JPH0739655Y2 JP H0739655 Y2 JPH0739655 Y2 JP H0739655Y2 JP 497490 U JP497490 U JP 497490U JP 497490 U JP497490 U JP 497490U JP H0739655 Y2 JPH0739655 Y2 JP H0739655Y2
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JP
Japan
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power supply
thermal head
supply voltage
voltage
circuit
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JP497490U
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朋彦 松本
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Victor Company of Japan Ltd
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Victor Company of Japan Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は電源電圧変動補正回路に係り、特に熱転写型プ
リンタのサーマルヘッド電源電圧変動に起因する印画・
印字濃度の変動を防止するための補正回路に関する。
〔従来の技術〕
一般に熱転写型プリンタはインクシートに塗布された熱
溶融性インクを複数の発熱素子を有するサーマルヘッド
にて溶融し、記録媒体に転写するように構成されてい
る。かかる印画・印字に当って、画像信号として入力さ
れる、デジタル濃度データ信号に基づき所定の印字濃度
を再現するようにサーマルヘッドを駆動制御している。
ところで、このサーマルヘッドの消費電力は一般に大き
く、したがってその大電流のため接続ワイヤ、コネクタ
等の配線部分において電圧降下が発生する。この電流は
画像データ等によって変化するため電圧降下量も変化
し、その結果濃度変動を生じ印字・印画品質に大きく影
響する。この問題点を解消するために従来より種々の考
案がだされており、第2図を参照して一従来例を以下簡
単に説明する。
第2図において、サーマルヘッド電源電圧信号Vthは入
力端子aより入力され増幅回路1によって必要量増幅さ
れた後オフセットクランプ回路2を介してA/Dコンバー
タ3に入力される。オフセットクランプ回路2は入力端
子bより入力されるクランプ信号により、A/Dコンバー
タ3に入力されるサーマルヘッド電源電圧信号Vthのオ
フセット電圧を固定しサーマルヘッド電源電圧信号Vth
の電圧降下に対応している。
このオフセット電圧はオフセットクランプ回路2内に設
けられた可変抵抗器を含む電圧調整回路VRCによって決
定される。オフセットクランプ回路はサーマルヘッドの
交換等によりサーマルヘッド電源電圧信号Vthの基準電
圧が変化した場合でもA/Dコンバータ3に入力される
際、そのオフセット電圧は変動せず、したがって再調整
を不要とする利点を有する。一方、A/Dコンバータ3に
は分圧回路を有する基準電圧発生回路4が接続されてお
り、A/Dコンバータ3の上位,下位基準電圧Ref,Ref
を決定する。A/Dコンバータ3に入力される信号レベ
ルがこれらの上位,下位基準電圧Ref,Refの間にあ
るとき正確にアナログ・デジタル変換がなされる。この
ためA/Dコンバータ3に入力される信号のオフセット電
圧は丁度この上位,下位基準電圧の中間になるように設
定されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記したように、従来の回路構成においては、A/Dコン
バータ3に入力される信号のオフセット電圧を電圧調整
回路VRCによって決定しているが、この電圧調整回路VRC
は温度変化等の外的要因の影響を受けやすく、その結果
オフセット電圧が変動する恐れがある。加えて、オフセ
ット電圧は基準電圧発生回路4によって決定されるA/D
コンバータ3の上位,下位基準電圧の中間に設定する必
要があるが、基準電圧発生回路の分圧回路を構成する固
定抵抗器(R1〜R5)のバラツキ等により基準電圧はその
影響を受け変動する。これを補償するためにも電圧調整
回路VRCは微妙な調整を要求されるにもかかわらずその
微妙な調整が難しいという問題があった。
従って本考案は従来回路においてオフセット電圧を決定
している電圧調整回路を削除し、その調整を不要とする
サーマルヘッド電源電圧変動補正回路を提供することを
目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために本考案における電源電圧変動
補正回路においては、基準電圧発生回路によって出力さ
れる基準電圧のうち上位基準電圧をオフセットクランプ
回路に供給する手段を設け、A/Dコンバータの入力信号
のオフセット電圧が上位基準電圧と等しくなるようにし
ている。
すなわち、本考案によればプリンタのサーマルヘッドの
電源電圧信号をアナログ・デジタル変換し、複数の発熱
素子によって構成されるサーマルヘッドを駆動するため
のデジタルデータ濃度データ信号を作成するためのA/D
コンバータと前記A/Dコンバータに入力される前記電源
電圧信号のオフセット電圧をクランプ信号に基づき決定
するオフセットクランプ回路とによって構成されるサー
マルヘッド電源電圧変動補正回路において、前記オフセ
ットクランプ回路によって決定されるオフセット電圧を
前記A/Dコンバータの上位基準電圧と等しくする手段を
設けたことを特徴とするサーマルヘッド電源電圧変動補
正回路が提供される。
〔作用〕
上記構成において、A/Dコンバータの上位基準電圧がオ
フセットクランプ回路に供給され、この上位基準電圧に
基づいてオフセット電圧が決定されるのでA/Dコンバー
タはサーマルヘッド電源電圧信号レベルが決定されたオ
フセット電圧より低いときに、これをアナログ・デジタ
ル変換することになり、したがって配線部分によるサー
マルヘッド電源電圧の電圧降下を補正することとなる。
〔実施例〕
以下図面と共に本考案の熱転写型プリンタにおけるサー
マルヘッド電源電圧変動補正回路の実施例について説明
する。第1図は本考案の一実施例の回路系統図である。
第1図において、サーマルヘッド電源電圧信号Vthは入
力端子aから入力され、この電源電圧信号Vthはオペア
ンプOP1によって構成される増幅回路1によって所定量
増幅される。この増幅回路1によって増幅されたサーマ
ルヘッド電源電圧信号はオフセットクランプ回路2に入
力され、このオフセットクランプ回路2のトンラジスタ
TR1によって構成されるエミッタフォロワを介してA/Dコ
ンバータ3の入力端子Vinに入力される。A/Dコンバータ
3はクロック信号発生回路5から供給されるサンプリン
グクロック信号に応答して電源電圧信号Vthをサンプリ
ングし、これをデジタル濃度データ信号に変換する。
このA/Dコンバータ3には基準電圧発生回路4が接続さ
れており、基準電圧発生回路4は固定抵抗器R1〜R5によ
って構成される分圧回路を有し、この分圧回路によって
決定される2つの電圧をオペアンプOP2,OP3でそれぞれ
増幅しこれをA/Dコンバータ3に供給している。これがA
/Dコンバータ3の上位,下位基準電圧Ref,Refとな
る。
一方、オフセットクランプ回路2はオペアンプOP4を有
し、入力端子6より供給されるクランプ信号によりA/D
コンバータ3へ入力される電源電圧信号のオフセット電
圧を固定している。このオフセットクランプ回路2のオ
ペアンプOP4の反転入力端子(−)には増幅された電源
電圧信号Vthが入力され、非反転入力端子(+)には基
準電圧発生回路4のオペアンプOP2から出力されるA/Dコ
ンバータ3の上位基準電圧がそのまま入力されている。
したがって、A/Dコンバータ3に入力される電源電圧信
号Vthのオフセット電圧はA/Dコンバータの上位基準電圧
Refと等しくなる。この結果、電源電圧信号Vthは上位
基準電圧よりも低い時にA/Dコンバータ3によってアナ
ログ・デジタル変換される。この場合、電源電圧信号V
thの最大レベルに合せてA/Dコンバータ3の上位基準電
圧を設定することにより電源電圧信号Vthを、配線部分
に起因する電圧降下を補正するようにアナログ・デジタ
ル変換することができる。
A/Dコンバータ3から出力されるデジタル濃度データ信
号は印画制御回路6に入力され、ここでこのデジタルデ
ータ信号に基づき制御データを作成し図示されない駆動
回路を介してサーマルヘッドを駆動しプリント操作を行
なう。
〔考案の効果〕
上述の如く本考案の電源電圧変動補正回路によればA/D
コンバータの入力信号のオフセット電圧がA/Dコンバー
タの上位基準電圧と等しくなるように構成されるため、
オフセットクランプ回路から電圧調整回路を削除するこ
とができ、その回路構成が簡単になるとともに温度変化
等の外的要因の影響を受けにくく、オフセット電圧の調
整が不要となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の熱転写型プリンタのサーマルヘッド電
源電圧変動補正回路の一実施例を示す回路図、第2図は
従来の熱転写型プリンタのサーマルヘッド電源電圧変動
補正回路の回路図である。 1……増幅回路、2……オフセットクランプ回路、3…
…A/Dコンバータ、4……基準電圧発生回路、5……ク
ロック信号発生回路、6……印画制御回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】プリンタのサーマルヘッドの電源電圧信号
    をアナログ・デジタル変換し、複数の発熱素子によって
    構成されるサーマルヘッドの通電時間を制御するための
    デジタルデータ信号を作成するためのA/Dコンバータと
    前記A/Dコンバータに入力される前記電源電圧信号のオ
    フセット電圧をクランプ信号に基づき決定するオフセッ
    トクランプ回路とによって構成されるサーマルヘッド電
    源電圧変動補正回路において、前記オフセットクランプ
    回路によって決定されるオフセット電圧を前記A/Dコン
    バータの上位基準電圧と等しくする手段を設けたことを
    特徴とするサーマルヘッド電源電圧変動補正回路。
JP497490U 1990-01-23 1990-01-23 サーマルヘッド電源電圧変動補正回路 Expired - Lifetime JPH0739655Y2 (ja)

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JPH0398046U JPH0398046U (ja) 1991-10-09
JPH0739655Y2 true JPH0739655Y2 (ja) 1995-09-13

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