JPH0413694Y2 - - Google Patents

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JPH0413694Y2
JPH0413694Y2 JP5769782U JP5769782U JPH0413694Y2 JP H0413694 Y2 JPH0413694 Y2 JP H0413694Y2 JP 5769782 U JP5769782 U JP 5769782U JP 5769782 U JP5769782 U JP 5769782U JP H0413694 Y2 JPH0413694 Y2 JP H0413694Y2
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transistor
emitter
temperature compensation
voltage
operational amplifier
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JP5769782U
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  • Control Of Voltage And Current In General (AREA)
  • Continuous-Control Power Sources That Use Transistors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、ワイヤドツトプリンタ等のプリン
トマグネツトを駆動する定電流駆動回路特にその
温度補償を考慮した定電流駆動回路に関する。
従来、ワイヤドツトプリンタ等のプリントマグ
ネツトの駆動に用いられている定電流駆動回路の
一例を第1図に示す。入力端子1にLレベルの駆
動信号が与えられると、抵抗器2を通つて駆動ト
ランジスタ6のエミツタとベース間が順方向にバ
イアスされ、その結果駆動トランジスタ6が通電
状態となりマグネツト8に電源装置7から電流が
流れ始める。マグネツト8に電流が流れ始めると
電位差検出用の抵抗器5の両端に電位差が生じ、
この電位差によつて電流制御トランジスタ4のエ
ミツタとベース間が順方向にバイアスされ始め
る。マグネツト8の電流が更に増加すると抵抗器
5の両端の電位差は更に大きくなり電流制御トラ
ンジスタ4のエミツタとコレクタ間は更に導通状
態となる。この結果、駆動トランジスタ6のエミ
ツタとベース間の電圧が小さくなりコレクタ電流
即ちマグネツト8の電流は少なくなる。この電流
が少なくなると抵抗器5の両端の電位差が小さく
なり前述と逆の現象を生じてマグネツト8の電流
が増加する。このように抵抗器5の両端の電位差
により、電流制御トランジスタ4と駆動トランジ
スタ6とが相互に干渉し合い釣合いのとれた状態
で落着きマグネツト8には常に一定の電流が流れ
るものである。そして、これによりドツトプリン
タは一定・正確な印字力にて文字等を印字するこ
とができる。尚、抵抗器3は駆動トランジスタ6
の保護用抵抗である。ところでマグネツト8を流
れる電流をIm〔A〕とし、電流制御トランジスタ
4のベース、エミツタ間電圧をVBE〔V〕、抵抗器
5の抵抗値をR〔Ω〕とすると近似的に次式で表
わされる。(マグネツト8の抵抗は抵抗器5のそ
れに比し、極めて小であるので無視する。) Im≒VBE/R ……〔I〕 しかしながら、電流制御トランジスタ4のベー
ス、エミツタ間電圧VBEは、その電流制御トラン
ジスタ4に固有の値を示すものであるが、この値
は、周囲温度によつて大きく変化するため、上記
の如き従来の定電流駆動回路はその定電流たるべ
きマグネツト8の電流が周囲温度によつて左右さ
れると云う不具合がある。そしてこの不具合はド
ツトプリントマグネツトの如き用途にあつては印
字の品位に直接影響が及ぶことより、特に高級な
ドツトプリンタ等にあつては無視し難いものであ
つた。
この考案は、このような従来の問題点に着目し
て為されたものであつて、このようなドツトプリ
ントマグネツトの定電流駆動回路に簡単な温度補
償回路を附加することにより、周囲温度の変化に
対して自動的に温度補償を行い、負荷即ちマグネ
ツトに常に一定電流を供給することのできるドツ
トプリントマグネツトの定電流駆動回路を提供す
ることをその目的としている。
以下、本考案を図示の実施例に基づいて詳細に
説明する。第2図は本考案の一実施例を示し、第
1図のプリントマグネツトの定電流駆動回路に電
圧発生回路9、演算増幅器10、電源装置11、
帰還抵抗器12と、電流制御トランジスタ4と同
一種類のトランジスタを用いた温度補償トランジ
スタ13とからなる温度補償回路を附加したもの
である。電圧発生回路9はダイオード14、保護
抵抗器15および抵抗器16とからなり、ダイオ
ード14の降下電圧を抵抗器16で分圧し、可変
として出力するものである。ここで抵抗器16を
可変としたのは、電流制御トランジスタ4のVBE
のばらつき等によつてマグネツト8に流れる電流
が各ドツトのマグネツト毎に異なるようなとき、
これを適宜調整することにより帰還抵抗器12と
相俟つて演算増幅器10の増幅率を変え図中のA
点での電位を変化させ得るようにしたためであ
る。従つて抵抗器16が「可変」、即ち電圧発生
回路9の発生電圧が「可変」であることは本考案
に於いて必ずしも必須のものではない。そして、
この発生電圧を演算増幅器10の反転入力端子に
入力する。該演算増幅器10は、その非反転入力
端子が抵抗器5(B点)と、その出力端子が電流
制御トランジスタ4のエミツタに夫々接続されて
おり、その帰還回路には、帰還抵抗器12と直列
に温度補償トランジスタ13が接続してある。こ
の温度補償トランジスタ13は電流制御トランジ
スタ4と同一種類のものが採用され、ドツトプリ
ンタへの組付け等にあたり、両トランジスタが略
同一の周囲温度状態となるように配慮してある。
尚、温度補償トランジスタ13のコレクタは開放
としてある。
次に作用を説明する。先ずこの回路で温度変化
がない場合について説明する。演算増幅器10の
出力電圧即ちA−B間電圧Vf〔V〕は、演算増幅
器10の増幅度をAとすると、 Vf≒−(A・Vin+V′BE) ……〔〕 で表わされる。但し、Vinは演算増幅器10の反
転側入力電圧であり、V′BEは温度補償トランジス
タ13のベース、エミツタ間電圧である。今、温
度変化がないことを考えれば、このA−B間の電
圧Vfは一定と考えられる。このA,B点は第1
図のA′,B′点に相応するため、この間の電位が
一定であることは、駆動トランジスタ6と電流制
御トランジスタ4の間で従来と全く同様の相互干
渉が繰返され、その結果駆動トランジスタ6のコ
レクタ電流が従来同様一定して保たれるものであ
る。
次に電流制御トランジスタ4のベース、エミツ
タ間の電圧VBEが周囲温度がTからT±Tαに変
わることによつてVBE±Vαに変化した場合につ
いて説明する。第3図は電流制御トランジスタ4
のバイアス電圧VBEが周囲温度T〔℃〕からT±
Tα〔℃〕への変化に伴い、VBE±Vαに変化する状
態を示す。温度補償トランジスタ13は電流制御
トランジスタ4と同一種類のトランジスタである
ので該温度補償トランジスタ13のベース、エミ
ツタ間の電圧V′BEの増加分V′αも同様の曲線を呈
する。図より明らかな如く、両トランジスタに於
けるベース電流が多少異なる情況にあつてもTα
の変化によるVα,Vα′はほとんど同一である。
即ち、 Vα≒Vα′ ……〔〕 が成立する。一方、マグネツト8を流れる電流
Im〔A〕は、A−B間の電圧をVf〔V〕、電流制御
トランジスタ4のベース、エミツタ間の順方向バ
イアス電圧をVBE、抵抗器5の抵抗値をRとする
とキルヒホツフの法則より、 VBE−Im・R−Vf≒O Im≒VBE−Vf/R ……〔〕 である。従つて〔〕式と〔〕式とより、マグ
ネツト8の電流Im〔A〕は次の〔V〕式で表わさ
れる。
Im≒(VBE±Vα)−{A・Vin+(V′BE±
V′α)}/R……〔V〕 〔〕式を用いると〔〕式は Im≒VBE−A・Vin−V′BE/R ……〔〕 となり、この〔〕式から周囲温度Tの変化によ
つて生じた電流制御トランジスタ4のベース、エ
ミツタ間の電圧VBEの増加分Vαが、温度補償ト
ランジスタ13で同様に発生した増加分V′αによ
つて相殺され、マグネツト8の電流Imは周囲温
度の影響を受けないことが判る。
尚、この温度補償用の回路はこの実施例の如く
1個のドツトプリントマグネツトの定電流駆動回
路毎に設けてもよく、又、複数のドツトプリント
マグネツトの定電流駆動回路に共有させて設ける
ようにしてもよい。
以上説明したように、本考案によれば電流制御
トランジスタと同一種類の温度補償トランジスタ
を附加・接続し、これにより電流制御トランジス
タの周囲温度変化分を相殺させることとしたた
め、マグネツトの電流を常に一定に自動補正する
ことができ、夏期、冬期、あるいは、使用開始直
後、長時間の連続使用後等の種々の温度情況の如
何を問わず常に安定した良質の印字像を得ること
ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のドツトプリントマグネツトの定
電流駆動回路の一例を示す電気回路図、第2図は
本考案の一実施例を示す電気回路図である。そし
て、第3図は温度がT+Tαに変わつた際のIB
VBE特性図である。 1……入力端子、2,3,5,12,15……
抵抗器、4……電流制御トランジスタ、6……駆
動トランジスタ、7,11……電源装置、8……
マグネツト、9……電圧発生回路、10……演算
増幅器、13……温度補償トランジスタ、14…
…ダイオード、16……(可変)抵抗器。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 電源との間に接続の抵抗器5で降下させた電圧
    がエミツタに印加され、信号線入力端子1より所
    定の制御信号がベースに入力され、コレクタより
    出力の駆動電流にて負荷8を制御する駆動トラン
    ジスタ6と、駆動トランジスタ6とは異なる電圧
    がエミツタに印加され、駆動トランジスタ6のベ
    ースにコレクタが接続され、駆動トランジスタ6
    のエミツタに印加される電圧と同一の電圧がベー
    スに印加された電流制御トランジスタ4とを有
    し、この両トランジスタの相互干渉により負荷を
    一定電流で駆動するドツトプリントマグネツトの
    定電流駆動回路に於いて、 所定の可変電圧を発生する電圧発生回路9、演
    算増幅器10、帰還抵抗器12、及び前記電流制
    御トランジスタ4と同一種類の温度補償トランジ
    スタ13からなり、電圧発生回路9からの可変電
    圧が演算増幅器10の反転入力端子に、電源装置
    7が演算増幅器10の非反転入力端子に、温度補
    償トランジスタ13のエミツタが帰還抵抗器12
    を介して演算増幅器10の出力端子に、さらに温
    度補償トランジスタ13のベースが演算増幅器1
    0の反転入力端子にそれぞれ接続された温度補償
    回路を設け、この温度補償回路における演算増幅
    器10の出力端子を前記電流制御トランジスタ4
    のエミツタに接続したことを特徴とするドツトプ
    リントマグネツトの定電流駆動回路。
JP5769782U 1982-04-22 1982-04-22 ドツトプリントマグネツトの定電流駆動回路 Granted JPS58164007U (ja)

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JPS58164007U JPS58164007U (ja) 1983-11-01
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US8958789B2 (en) 2002-12-03 2015-02-17 Adc Telecommunications, Inc. Distributed digital antenna system
US8737454B2 (en) 2007-01-25 2014-05-27 Adc Telecommunications, Inc. Modular wireless communications platform
US9001811B2 (en) 2009-05-19 2015-04-07 Adc Telecommunications, Inc. Method of inserting CDMA beacon pilots in output of distributed remote antenna nodes
WO2015126828A1 (en) 2014-02-18 2015-08-27 Commscope Technologiees Llc Selectively combining uplink signals in distributed antenna systems

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