JPH0886965A - 顕微鏡用電動ステージ制御装置 - Google Patents
顕微鏡用電動ステージ制御装置Info
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- JPH0886965A JPH0886965A JP7259901A JP25990195A JPH0886965A JP H0886965 A JPH0886965 A JP H0886965A JP 7259901 A JP7259901 A JP 7259901A JP 25990195 A JP25990195 A JP 25990195A JP H0886965 A JPH0886965 A JP H0886965A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】対物レンズの倍率を切り換えても、標本像の観
察に支障をきたすことのない顕微鏡用電動ステージの制
御装置を提供する。 【構成】マイクロコンピュータ８は、対物レンズ位置検
出手段１４によって検出された対物レンズの位置に基づ
いて、対応する対物レンズの倍率値を読み出し、この倍
率値と、ジョイスティック１０の傾斜角度（すなわち、
ステージ２に対する指示移動速度）とから、観察される
標本像の移動速度を、倍率値とは無関係にジョイスティ
ック１０が指示する移動速度にするのに必要なパルスの
幅Ｔを演算し、演算より求められた幅Ｔのパルス列をパ
ルスモータコントローラ６Ｘおよび６Ｙに出力する。
察に支障をきたすことのない顕微鏡用電動ステージの制
御装置を提供する。 【構成】マイクロコンピュータ８は、対物レンズ位置検
出手段１４によって検出された対物レンズの位置に基づ
いて、対応する対物レンズの倍率値を読み出し、この倍
率値と、ジョイスティック１０の傾斜角度（すなわち、
ステージ２に対する指示移動速度）とから、観察される
標本像の移動速度を、倍率値とは無関係にジョイスティ
ック１０が指示する移動速度にするのに必要なパルスの
幅Ｔを演算し、演算より求められた幅Ｔのパルス列をパ
ルスモータコントローラ６Ｘおよび６Ｙに出力する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、モータによって駆動さ
れる顕微鏡用電動ステージの制御装置に関する。
れる顕微鏡用電動ステージの制御装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、顕微鏡用電動ステージは、例えば
電気信号のパルス幅によって速度が制御されるパルスモ
ータによってＸ方向およびＹ方向に移動させられてい
た。そして、移動速度は、例えば、ジョイスティックの
傾斜角度によって指示されていた。
電気信号のパルス幅によって速度が制御されるパルスモ
ータによってＸ方向およびＹ方向に移動させられてい
た。そして、移動速度は、例えば、ジョイスティックの
傾斜角度によって指示されていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来の顕微鏡用
電動ステージにおいては、ジョイスティックの傾斜角度
を一定にした状態、すなわちステージの移動速度を一定
にした状態で、対物レンズの倍率を高い方に切り換える
と、観察される標本像の動きが速くなってしまい、標本
像の観察に支障をきたすという問題点があった。
電動ステージにおいては、ジョイスティックの傾斜角度
を一定にした状態、すなわちステージの移動速度を一定
にした状態で、対物レンズの倍率を高い方に切り換える
と、観察される標本像の動きが速くなってしまい、標本
像の観察に支障をきたすという問題点があった。
【０００４】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、対物レンズの倍率を切り換えても、標本
像の観察に支障をきたすことのない顕微鏡用電動ステー
ジの制御装置を提供することを目的とする。
たものであり、対物レンズの倍率を切り換えても、標本
像の観察に支障をきたすことのない顕微鏡用電動ステー
ジの制御装置を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の顕微鏡用電動ス
テージ制御装置は、モータによって駆動される顕微鏡用
電動ステージの移動速度を指示する速度指示手段と、使
用中の対物レンズの倍率値を出力する倍率値出力手段
と、速度指示手段が指示する移動速度および倍率値出力
手段が出力する倍率値に応じて、観察される標本像の速
度が、前記倍率値とは無関係に前記速度指示手段が指示
する移動速度になるようにモータを制御するモータ制御
手段とを備えることを特徴とする。
テージ制御装置は、モータによって駆動される顕微鏡用
電動ステージの移動速度を指示する速度指示手段と、使
用中の対物レンズの倍率値を出力する倍率値出力手段
と、速度指示手段が指示する移動速度および倍率値出力
手段が出力する倍率値に応じて、観察される標本像の速
度が、前記倍率値とは無関係に前記速度指示手段が指示
する移動速度になるようにモータを制御するモータ制御
手段とを備えることを特徴とする。
【０００６】また、本発明の顕微鏡用電動ステージ制御
装置は、モータによって駆動される顕微鏡用電動ステー
ジの移動速度を指示する速度指示手段と、使用中の対物
レンズの倍率値を出力する倍率値出力手段と、前記倍率
値出力手段からの倍率値が大きくなったときに、前記速
度指示手段が指示する移動速度を小さくするように前記
モータを制御するモータ制御手段とを備えることを特徴
とする。
装置は、モータによって駆動される顕微鏡用電動ステー
ジの移動速度を指示する速度指示手段と、使用中の対物
レンズの倍率値を出力する倍率値出力手段と、前記倍率
値出力手段からの倍率値が大きくなったときに、前記速
度指示手段が指示する移動速度を小さくするように前記
モータを制御するモータ制御手段とを備えることを特徴
とする。
【０００７】前記モータ制御手段は、前記倍率値出力手
段からの倍率値が大きくなったときに、観察される標本
像の移動速度が一定となるように前記速度指示手段が指
示する移動速度を小さくすることとしてもよい。また、
本発明の顕微鏡用電動ステージ制御装置は、モータによ
って駆動される顕微鏡用電動ステージの移動速度を指示
する速度指示手段と、使用中の対物レンズの倍率値を出
力する倍率値出力手段と、前記倍率値出力手段からの倍
率値が小さくなったときに、前記速度指示手段が指示す
る移動速度を大きくするように前記モータを制御するモ
ータ制御手段とを備えることを特徴とする。
段からの倍率値が大きくなったときに、観察される標本
像の移動速度が一定となるように前記速度指示手段が指
示する移動速度を小さくすることとしてもよい。また、
本発明の顕微鏡用電動ステージ制御装置は、モータによ
って駆動される顕微鏡用電動ステージの移動速度を指示
する速度指示手段と、使用中の対物レンズの倍率値を出
力する倍率値出力手段と、前記倍率値出力手段からの倍
率値が小さくなったときに、前記速度指示手段が指示す
る移動速度を大きくするように前記モータを制御するモ
ータ制御手段とを備えることを特徴とする。
【０００８】前記モータ制御手段は、前記倍率値出力手
段からの倍率値が小さくなったときに、観察される標本
像の移動速度が一定となるように前記速度指示手段が指
示する移動速度を大きくすることとしてもよい。
段からの倍率値が小さくなったときに、観察される標本
像の移動速度が一定となるように前記速度指示手段が指
示する移動速度を大きくすることとしてもよい。
【０００９】
【作用】上記構成の本発明の顕微鏡用電動ステージ制御
装置においては、モータ制御手段が、例えば、倍率値が
大きくなれば、その分モータの速度を低下させ、倍率値
が小さくなれば、その分モータの速度を高めることによ
り、観察される標本像の速度を一定にすることができ
る。従って、標本像の観察に支障が生じることがなくな
る。
装置においては、モータ制御手段が、例えば、倍率値が
大きくなれば、その分モータの速度を低下させ、倍率値
が小さくなれば、その分モータの速度を高めることによ
り、観察される標本像の速度を一定にすることができ
る。従って、標本像の観察に支障が生じることがなくな
る。
【００１０】
【実施例】図１は、本発明の顕微鏡用電動ステージ制御
装置の一実施例の構成を示す。顕微鏡に取り付けられ、
標本が載置されるステージ２は、Ｘ軸パルスモータ４Ｘ
およびＹ軸パルスモータ４Ｙによって、それぞれＸ軸方
向およびＹ軸方向に移動させられるようになっている。
Ｘ軸およびＹ軸パルスモータ４Ｘおよび４Ｙは、それぞ
れＸ軸およびＹ軸パルスモータコントローラ６Ｘおよび
６Ｙによって制御される。
装置の一実施例の構成を示す。顕微鏡に取り付けられ、
標本が載置されるステージ２は、Ｘ軸パルスモータ４Ｘ
およびＹ軸パルスモータ４Ｙによって、それぞれＸ軸方
向およびＹ軸方向に移動させられるようになっている。
Ｘ軸およびＹ軸パルスモータ４Ｘおよび４Ｙは、それぞ
れＸ軸およびＹ軸パルスモータコントローラ６Ｘおよび
６Ｙによって制御される。
【００１１】マイクロコンピュータ８は、ステージ２を
Ｘ軸方向に移動させるときには、Ｘ軸パルスモータコン
トローラ６Ｘにパルス列を出力し、ステージ２をＹ軸方
向に移動させるときには、Ｙ軸パルスモータコントロー
ラ６Ｙにパルス列を出力する。ジョイスティック１０
は、ステージ２の移動速度を指示する速度指示手段を構
成する。ジョイスティック１０の傾斜角度が変化する
と、ステージ２に対する指示速度が変化する。ジョイス
ティック１０のＸ軸方向の傾斜角度に応じた電圧値は、
Ｘ軸方向Ａ／Ｄ（アナログ／デジタル）変換器１２Ｘに
よってデジタルデータに変換されてマイクロコンピュー
タ８に供給される。ジョイスティック１０のＹ軸方向の
傾斜角度に応じた電圧値は、Ｙ軸方向Ａ／Ｄ（アナログ
／デジタル）変換器１２Ｙによってデジタルデータに変
換されてマイクロコンピュータ８に供給される。
Ｘ軸方向に移動させるときには、Ｘ軸パルスモータコン
トローラ６Ｘにパルス列を出力し、ステージ２をＹ軸方
向に移動させるときには、Ｙ軸パルスモータコントロー
ラ６Ｙにパルス列を出力する。ジョイスティック１０
は、ステージ２の移動速度を指示する速度指示手段を構
成する。ジョイスティック１０の傾斜角度が変化する
と、ステージ２に対する指示速度が変化する。ジョイス
ティック１０のＸ軸方向の傾斜角度に応じた電圧値は、
Ｘ軸方向Ａ／Ｄ（アナログ／デジタル）変換器１２Ｘに
よってデジタルデータに変換されてマイクロコンピュー
タ８に供給される。ジョイスティック１０のＹ軸方向の
傾斜角度に応じた電圧値は、Ｙ軸方向Ａ／Ｄ（アナログ
／デジタル）変換器１２Ｙによってデジタルデータに変
換されてマイクロコンピュータ８に供給される。
【００１２】対物レンズ位置検出手段１４は、顕微鏡の
レボルバに取り付けられる対物レンズの位置を検出し
て、検出位置をデジタル信号としてマイクロコンピュー
タ８に出力する手段であり、例えば、図２のような構成
がとられる。図２を参照するに、レボルバ１４Ｒの対物
レンズが取り付けられる位置Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄ、Ｅおよび
Ｆ付近には、それぞれ、図３に示される磁気パターンを
有する磁性板１４Ａ、１４Ｂ、１４Ｃ、１４Ｄ、１４Ｅ
および１４Ｆが配設される。対物レンズ位置検出センサ
１４Ｓは、磁気の有無を検出する素子を有しており、対
物レンズ位置Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄ、ＥおよびＦ付近の磁性板
１４Ａ、１４Ｂ、１４Ｃ、１４Ｄ、１４Ｅおよび１４Ｆ
の磁気パターンを検出すると、それぞれ、「００１」、
「０１０」、「０１１」、「１００」、「１０１」およ
び「１１０」をマイクロコンピュータ８に出力する。
レボルバに取り付けられる対物レンズの位置を検出し
て、検出位置をデジタル信号としてマイクロコンピュー
タ８に出力する手段であり、例えば、図２のような構成
がとられる。図２を参照するに、レボルバ１４Ｒの対物
レンズが取り付けられる位置Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄ、Ｅおよび
Ｆ付近には、それぞれ、図３に示される磁気パターンを
有する磁性板１４Ａ、１４Ｂ、１４Ｃ、１４Ｄ、１４Ｅ
および１４Ｆが配設される。対物レンズ位置検出センサ
１４Ｓは、磁気の有無を検出する素子を有しており、対
物レンズ位置Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄ、ＥおよびＦ付近の磁性板
１４Ａ、１４Ｂ、１４Ｃ、１４Ｄ、１４Ｅおよび１４Ｆ
の磁気パターンを検出すると、それぞれ、「００１」、
「０１０」、「０１１」、「１００」、「１０１」およ
び「１１０」をマイクロコンピュータ８に出力する。
【００１３】対物レンズ倍率値入力手段１６は、対物レ
ンズ位置Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄ、ＥおよびＦの対物レンズの倍
率値をユーザが入力するための手段であり、入力された
倍率値をマイクロコンピュータ８に出力する。マイクロ
コンピユータ８は、対物レンズ倍率値入力手段１６から
供給された倍率値を対物レンズ位置に対応させて記憶す
る。
ンズ位置Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄ、ＥおよびＦの対物レンズの倍
率値をユーザが入力するための手段であり、入力された
倍率値をマイクロコンピュータ８に出力する。マイクロ
コンピユータ８は、対物レンズ倍率値入力手段１６から
供給された倍率値を対物レンズ位置に対応させて記憶す
る。
【００１４】マイクロコンピュータ８は、対物レンズ位
置検出手段１４によって検出された現在使用中の対物レ
ンズの位置に基づいて、この位置に対応する対物レンズ
の倍率値を読み出し、この倍率値と、Ａ／Ｄ変換器１２
Ｘおよび１２Ｙの出力が示すジョイスティック１０の傾
斜角度（すなわち、ステージ２の移動速度）とから、観
察される標本像の移動速度を、倍率値とは無関係にジョ
イスッティック１０が指示する移動速度にするのに必要
なパルスの幅Ｔ（図４参照）を演算し、演算より求めら
れた幅Ｔのパルス列をパルスモータコントローラ６Ｘお
よび６Ｙに出力する。 コントローラ６Ｘおよび６Ｙ
は、入力されたパルス列の幅に応じてモータ４Ｘおよび
４Ｙを制御し、モータ４Ｘおよび４Ｙの動きに従ってス
テージ２が移動する。これにより、観察される標本像の
移動速度がジョイスッティック１０の指示速度に維持さ
れる。
置検出手段１４によって検出された現在使用中の対物レ
ンズの位置に基づいて、この位置に対応する対物レンズ
の倍率値を読み出し、この倍率値と、Ａ／Ｄ変換器１２
Ｘおよび１２Ｙの出力が示すジョイスティック１０の傾
斜角度（すなわち、ステージ２の移動速度）とから、観
察される標本像の移動速度を、倍率値とは無関係にジョ
イスッティック１０が指示する移動速度にするのに必要
なパルスの幅Ｔ（図４参照）を演算し、演算より求めら
れた幅Ｔのパルス列をパルスモータコントローラ６Ｘお
よび６Ｙに出力する。 コントローラ６Ｘおよび６Ｙ
は、入力されたパルス列の幅に応じてモータ４Ｘおよび
４Ｙを制御し、モータ４Ｘおよび４Ｙの動きに従ってス
テージ２が移動する。これにより、観察される標本像の
移動速度がジョイスッティック１０の指示速度に維持さ
れる。
【００１５】図５は、ジョイスティック１０の傾斜角度
および対物レンズの倍率と、コントローラ６Ｘおよび６
Ｙに供給されるパルスの幅Ｔとの関係を示す。以下、図
５を参照して図１、図２および図３に示された実施例の
動作を説明する。例えば、ジョイスティック１０の傾斜
角度が２０度、対物レンズの倍率値が１×の状態で、マ
イクロコンピュータ８が５ｍｓｅｃの幅のパルス列をコ
ントローラ６Ｘおよび６Ｙに出力しているものとする。
および対物レンズの倍率と、コントローラ６Ｘおよび６
Ｙに供給されるパルスの幅Ｔとの関係を示す。以下、図
５を参照して図１、図２および図３に示された実施例の
動作を説明する。例えば、ジョイスティック１０の傾斜
角度が２０度、対物レンズの倍率値が１×の状態で、マ
イクロコンピュータ８が５ｍｓｅｃの幅のパルス列をコ
ントローラ６Ｘおよび６Ｙに出力しているものとする。
【００１６】ここで、レボルバ１４Ｒが回転させられて
対物レンズが切り換えられたとする。そうすると、対物
レンズ位置センサ１４Ｓが観察位置に配置された対物レ
ンズ付近の磁性板に記録された磁気パターンを読み取
り、読み取った磁気パターンが示す対物レンズ位置情報
（例えば、位置Ｂならば、「０１０」）をマイクロコン
ピュータ８に出力する。マイクロコンピュータ８は、入
力された対物レンズ位置に基ずいて、この位置に対応す
る対物レンズの倍率値を読み出す。例えば、読み出され
た倍率値が４×であったとすると、マイクロコンピュー
タ８は、前のパルス幅の４倍の２０ｍｓｅｃのパルス列
をパルスモータコントローラ６Ｘおよび６Ｙに出力す
る。コントローラ６Ｘおよび６Ｙは、入力されたパルス
列の幅に応じてモータ４Ｘおよび４Ｙを制御し、モータ
４Ｘおよび４Ｙの動きに従ってステージ２が移動する。
これにより、ステージ２の移動速度は、対物レンズ切り
換え前の１／４になるので、観察される標本像の移動速
度が対物レンズ切り換え前と同じになる。
対物レンズが切り換えられたとする。そうすると、対物
レンズ位置センサ１４Ｓが観察位置に配置された対物レ
ンズ付近の磁性板に記録された磁気パターンを読み取
り、読み取った磁気パターンが示す対物レンズ位置情報
（例えば、位置Ｂならば、「０１０」）をマイクロコン
ピュータ８に出力する。マイクロコンピュータ８は、入
力された対物レンズ位置に基ずいて、この位置に対応す
る対物レンズの倍率値を読み出す。例えば、読み出され
た倍率値が４×であったとすると、マイクロコンピュー
タ８は、前のパルス幅の４倍の２０ｍｓｅｃのパルス列
をパルスモータコントローラ６Ｘおよび６Ｙに出力す
る。コントローラ６Ｘおよび６Ｙは、入力されたパルス
列の幅に応じてモータ４Ｘおよび４Ｙを制御し、モータ
４Ｘおよび４Ｙの動きに従ってステージ２が移動する。
これにより、ステージ２の移動速度は、対物レンズ切り
換え前の１／４になるので、観察される標本像の移動速
度が対物レンズ切り換え前と同じになる。
【００１７】なお、読み出された倍率値が６０×であっ
たとすると、マイクロコンピュータ８は、前のパルス幅
の６０倍の３００ｍｓｅｃのパルス列をパルスモータコ
ントローラ６Ｘおよび６Ｙに出力し、読み出された倍率
値が１００×であったとすると、マイクロコンピュータ
８は、前のパルス幅の１００倍の５００ｍｓｅｃのパル
ス列をパルスモータコントローラ６Ｘおよび６Ｙに出力
する。
たとすると、マイクロコンピュータ８は、前のパルス幅
の６０倍の３００ｍｓｅｃのパルス列をパルスモータコ
ントローラ６Ｘおよび６Ｙに出力し、読み出された倍率
値が１００×であったとすると、マイクロコンピュータ
８は、前のパルス幅の１００倍の５００ｍｓｅｃのパル
ス列をパルスモータコントローラ６Ｘおよび６Ｙに出力
する。
【００１８】上記実施例においては、対物レンズの位置
に基づいて対物レンズの倍率値を読み出しているが、例
えば、対物レンズそのものに倍率値を示す磁気的あるい
は光学的パターンを記録しておき、それを読み取るよう
にしてもよい。要するに、何らかの対物レンズ倍率値出
力手段が存在すればよい。また、上記実施例において
は、マイクロコンピュータによってモータ駆動用パルス
を発生させているが、専用のハードウエアを設けてもよ
い。
に基づいて対物レンズの倍率値を読み出しているが、例
えば、対物レンズそのものに倍率値を示す磁気的あるい
は光学的パターンを記録しておき、それを読み取るよう
にしてもよい。要するに、何らかの対物レンズ倍率値出
力手段が存在すればよい。また、上記実施例において
は、マイクロコンピュータによってモータ駆動用パルス
を発生させているが、専用のハードウエアを設けてもよ
い。
【００１９】また、上記実施例においては、ステージ２
の移動速度指示手段としてジョイスティックを使用して
いるが、４方向スイッチ（Ｘ方向，−Ｘ方向，Ｙ方向，
−Ｙ方向）を押し続ける時間によってステージ２の移動
速度を指示してもよい。また、ステージ２を駆動するモ
ータとしては、パルスモータのほかにＤＣモータも使用
できる。ＤＣモータを使用する場合には、電圧値によっ
て速度を制御すればよい。
の移動速度指示手段としてジョイスティックを使用して
いるが、４方向スイッチ（Ｘ方向，−Ｘ方向，Ｙ方向，
−Ｙ方向）を押し続ける時間によってステージ２の移動
速度を指示してもよい。また、ステージ２を駆動するモ
ータとしては、パルスモータのほかにＤＣモータも使用
できる。ＤＣモータを使用する場合には、電圧値によっ
て速度を制御すればよい。
【００２０】さらに、上記実施例は、ＸおよびＹ軸方向
の移動を対象にしているが、本発明はこれに限定され
ず、Ｚ軸方向の移動にも適用できる。例えば、標本のフ
ォーカス合わせを行う場合、対物レンズの倍率の変化に
応じてＺ軸方向の移動速度を変化させることにより、フ
ォーカス合わせが容易になる。
の移動を対象にしているが、本発明はこれに限定され
ず、Ｚ軸方向の移動にも適用できる。例えば、標本のフ
ォーカス合わせを行う場合、対物レンズの倍率の変化に
応じてＺ軸方向の移動速度を変化させることにより、フ
ォーカス合わせが容易になる。
【００２１】
【発明の効果】以上の説明から明かなように、本発明に
よれば、ステージに対する指示移動速度および対物レン
ズの倍率値とに応じて、観察される標本像の速度が、倍
率値とは無関係に指示移動速度になるようにモータを制
御するので、標本像の観察に支障をきたすこがのない。
また、対物レンズ切り換え時に、観察される標本像の速
度を一定とするために、ジョイスティック等のステージ
移動速度指示手段を操作する必要もなくなる。
よれば、ステージに対する指示移動速度および対物レン
ズの倍率値とに応じて、観察される標本像の速度が、倍
率値とは無関係に指示移動速度になるようにモータを制
御するので、標本像の観察に支障をきたすこがのない。
また、対物レンズ切り換え時に、観察される標本像の速
度を一定とするために、ジョイスティック等のステージ
移動速度指示手段を操作する必要もなくなる。
【００２２】また、本発明によれば、モータ制御手段
が、例えば、倍率値が大きくなれば、その分モータの速
度を低下させ、倍率値が小さくなれば、その分モータの
速度を高めることにより、観察される標本像の速度を一
定にすることができる。従って、標本像の観察に支障が
生じることがなくなる。
が、例えば、倍率値が大きくなれば、その分モータの速
度を低下させ、倍率値が小さくなれば、その分モータの
速度を高めることにより、観察される標本像の速度を一
定にすることができる。従って、標本像の観察に支障が
生じることがなくなる。
【図１】本発明の顕微鏡用電動ステージ制御装置の一実
施例の構成を示すブロック図である。
施例の構成を示すブロック図である。
【図２】図１の対物レンズ位置検出手段１４の一構成例
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図３】図２に示された磁性板に記録されたパターンを
示す説明図である。
示す説明図である。
【図４】図１のパルスモータコントローラ６Ｘおよび６
Ｙに供給されるパルス列およびパルス幅Ｔを示す波形図
である。
Ｙに供給されるパルス列およびパルス幅Ｔを示す波形図
である。
【図５】図１に示されたジョイスティック１０の傾斜角
度および対物レンズの倍率と、コントローラ６Ｘおよび
６Ｙに供給されるパルスの幅Ｔとの関係を示す図表であ
る。
度および対物レンズの倍率と、コントローラ６Ｘおよび
６Ｙに供給されるパルスの幅Ｔとの関係を示す図表であ
る。
２ ステージ ４Ｘ、４Ｙ パルスモータ ６Ｘ、６Ｙ パルスモータコントローラ ８ マイクロコンピュータ １０ ジョイスティック １４ 対物レンズ位置検出手段 １４Ａ、１４Ｂ、１４Ｃ、１４Ｄ、１４Ｅ、１４Ｆ 磁
性板 １４Ｓ 対物レンズ位置検出センサ １６ 対物レンズ倍率値入力手段
性板 １４Ｓ 対物レンズ位置検出センサ １６ 対物レンズ倍率値入力手段
Claims (5)
- 【請求項１】モータによって駆動される顕微鏡用電動ス
テージの移動速度を指示する速度指示手段と、 使用中の対物レンズの倍率値を出力する倍率値出力手段
と、 前記速度指示手段が指示する移動速度と、前記倍率値出
力手段が出力する倍率値とに応じて、観察される標本像
の速度が、前記倍率値とは無関係に前記速度指示手段が
指示する移動速度になるように前記モータを制御するモ
ータ制御手段とを備えることを特徴とする顕微鏡用電動
ステージ制御装置。 - 【請求項２】モータによって駆動される顕微鏡用電動ス
テージの移動速度を指示する速度指示手段と、 使用中の対物レンズの倍率値を出力する倍率値出力手段
と、 前記倍率値出力手段からの倍率値が大きくなったとき
に、前記速度指示手段が指示する移動速度を小さくする
ように前記モータを制御するモータ制御手段とを備える
ことを特徴とする顕微鏡用電動ステージ制御装置。 - 【請求項３】前記モータ制御手段は、前記倍率値出力手
段からの倍率値が大きくなったときに、観察される標本
像の移動速度が一定となるように前記速度指示手段が指
示する移動速度を小さくすることを特徴とする請求項２
記載の顕微鏡用電動ステージ制御装置。 - 【請求項４】モータによって駆動される顕微鏡用電動ス
テージの移動速度を指示する速度指示手段と、 使用中の対物レンズの倍率値を出力する倍率値出力手段
と、 前記倍率値出力手段からの倍率値が小さくなったとき
に、前記速度指示手段が指示する移動速度を大きくする
ように前記モータを制御するモータ制御手段とを備える
ことを特徴とする顕微鏡用電動ステージ制御装置。 - 【請求項５】前記モータ制御手段は、前記倍率値出力手
段からの倍率値が小さくなったときに、観察される標本
像の移動速度が一定となるように前記速度指示手段が指
示する移動速度を大きくすることを特徴とする請求項４
記載の顕微鏡用電動ステージ制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7259901A JPH0886965A (ja) | 1995-10-06 | 1995-10-06 | 顕微鏡用電動ステージ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7259901A JPH0886965A (ja) | 1995-10-06 | 1995-10-06 | 顕微鏡用電動ステージ制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0886965A true JPH0886965A (ja) | 1996-04-02 |
Family
ID=17340517
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7259901A Pending JPH0886965A (ja) | 1995-10-06 | 1995-10-06 | 顕微鏡用電動ステージ制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0886965A (ja) |
Cited By (13)
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