JPH0730804A - 信号処理装置 - Google Patents

信号処理装置

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JPH0730804A
JPH0730804A JP5196907A JP19690793A JPH0730804A JP H0730804 A JPH0730804 A JP H0730804A JP 5196907 A JP5196907 A JP 5196907A JP 19690793 A JP19690793 A JP 19690793A JP H0730804 A JPH0730804 A JP H0730804A
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JP
Japan
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mode
data
signal
pulse signal
speed
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JP5196907A
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English (en)
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Yoshihiko Konno
吉彦 今野
Shigeki Sato
佐藤  茂樹
Masaharu Eguchi
正治 江口
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 手動操作部材の操作により得られる操作量と
操作方向に応じたパルス信号を処理する信号処理装置に
おいて、微調整の操作性を向上し、連続操作の必要をな
くしたこと。 【構成】 前記パルス信号より得られる前記手動操作部
材5の操作速度が所定速度未満である時、前記パルス信
号を処理対象の信号として用いる第1のモードと、前記
パルス信号より得られる前記手動操作部材5の操作速度
が所定速度以上になった時、前記パルス信号によらない
処理を行う第2のモードと、前記第1のモードから前記
第2のモードに処理が移行したとき以降、前記パルス信
号より得られる前記手動操作部材の操作速度が所定速度
未満となっても、前記第2のモードを保持する保持手段
を備えたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、手動操作部材の操作に
応じて発生するパルス信号を処理する信号処理装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、手動操作部材の操作速度を検出し
て動作モードを切り換える信号処理装置として、以下の
ようなものが知られている。
【0003】(1)パワーズーム機能を有したコンパク
トカメラであって、Teleボタン若しくはWideボ
タンを短い間隔で2度押しすると、Tele端若しくは
Wide端まで一気にズーミングを行う装置。
【0004】(2)VTR、ビデオディスク等の操作ダ
イアルを一定速度以上の速度で回すと、操作ダイアルの
回動中、一定速度再生動作を行う装置。
【0005】(3)ラジオのチューニングボタン、時計
の時間セットボタン等のボタンを一定時間連続して押し
続けていると、早送りモードに移行する装置。
【0006】また従来、回転操作される手動操作部材の
回転を検出し、その検出信号に基づいて光学系をモータ
ーで駆動する装置として、次のような技術が提案されて
いる。
【0007】(4)特開昭63−89825号公報で
は、手動操作部材への入力を回転角当りのパルス信号と
してカウントし、光学系のフォーカス部材を動かすモー
ターにエンコーダーを設け、前述したカウント量もしく
はカウント量に比例した量だけ、上記エンコーダーの出
力を見てモーターを駆動するパワーフォーカス装置。
【0008】(5)特開平1−161325号公報で
は、手動操作部材の回転量と回転速度を検出し、この値
をもとにモーターの駆動量を切り換えるパワーフォーカ
ス装置。
【0009】(6)特開平1−182812号公報で
は、手動操作部材の回転速度を検出し、この値をもと
に、モーター駆動出力の高低レベルを選択的に設定する
パワーフォーカス装置。
【0010】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記従来の信号処理装置は単一の手動操作部材からの信号
入力により、微調整と粗調整(特に、大きく動作モード
が変わる動作)をすばやく切り換えながら行うため、い
ずれの場合も優れた操作性を得ることはできなかった。
【0011】特に上記(1)(3)の従来例では、 a)ボタンを押すという動作により調整を行うため、微
調整時にアナログ的に変化する量の調整が感覚的に難し
い。 b)デジタル的に変化する量の調整では、目的量近傍に
近づいた後の調整がボタンを何度も押す動作となり、調
整が煩雑になる。等の問題点があった。
【0012】また、上記(2)、(4)、(5)、
(6)の従来例では c)目的量が大きく離れている時、連続して手動操作部
材を動かす必要があり、調整が煩雑になるという問題点
があった。
【0013】本発明は上記のような問題点を解消した信
号処理装置を得ることを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によれ
ば、手動操作部材の操作により得られる操作量と操作方
向に応じたパルス信号を処理する信号処理装置におい
て、前記パルス信号より得られる前記手動操作部材の操
作速度が所定速度未満である時、前記パルス信号を処理
対象の信号として用いる第1のモードと、前記パルス信
号より得られる前記手動操作部材の操作速度が所定速度
以上になった時、前記パルス信号によらない処理を行う
第2のモードと、前記第1のモードから前記第2のモー
ドに処理が移行したとき以降、前記パルス信号より得ら
れる前記手動操作部材の操作速度が所定速度未満となっ
ても、前記第2のモードを保持する保持手段を備えたこ
とにより、以下の効果が得られる。
【0015】(イ)手動操作部材の操作速度が遅いとき
には、操作量に応じたパルス信号により系をコントロー
ル出来、微調整の操作性が良い。
【0016】(ロ)手動操作部材をすばやく動かすと、
第2のモードに移行し、これを保持する為、連続操作の
必要が無い。
【0017】(ハ)単一の操作部材で複数のモード切り
換えが可能となり、操作性が向上するとともに装置のコ
ンパクト化・コストダウンをはかる事が出来る。
【0018】請求項2の発明によれば、前記第2のモー
ドの動作中、前記パルス信号より得られる前記手動操作
部材の操作方向が前記第2のモードに移行した時と反対
であったとき、前記第2のモードの動作を中止し、前記
第1のモードに移行する移行手段を設けることにより、
更に以下の効果が得られる。
【0019】(ニ)第2のモードの中止が同じ操作部材
の逆転動作で行う事が出来、とっさの動作変更が可能。
【0020】(ホ)モード中止の為の別の操作部材を設
ける必要が無く、装置のコンパクト化・コストダウンを
はかる事が出来る。
【0021】請求項3の発明によれば、前記第1のモー
ドと前記第2のモード間の動作状態の移行が行われたと
き、操作者にモード変更が行われた事を知らせるための
情報出力手段を作動させるモード変更信号を発生する事
により、モード移行動作を操作者に知らせる事が可能と
なり、優れた操作感が得られる。
【0022】請求項4の発明によれば、前記第1のモー
ドが、光学系のレンズ部材を、前記パルス信号に基づき
駆動するモードであり、前記第2のモードが、前記レン
ズ部材を所定位置まで駆動するモードとする事により、
請求項1の本発明の優れた効果を光学系のレンズ駆動に
適用する事が出来る。
【0023】請求項5の発明によれば、前記第2のモー
ドによる動作が完了した時、操作者に動作完了を知らせ
るための情報出力手段を作動させるための動作完了信号
を発生する事により、動作完了を操作者に知らせる事が
可能となり、優れた操作感が得られる。
【0024】請求項6の発明によれば、前記第2のモー
ドへの移行の為の前記操作速度の検出を、所定時間若し
くは所定パルス数の平均により行う事により、モード間
切り換え動作の安定性をはかる事が出来、意図せぬモー
ド変更を防止する効果がある。
【0025】
【実施例】図1は、本発明の実施例を示したブロック図
であり、本実施例は、28mm〜80mmのパワーズー
ムレンズのズーム制御装置に制御信号を与える信号処理
装置に適用した例である。
【0026】図1において、1は光学系、2は光学系1
に含まれる移動レンズ群であり、この移動レンズ群2が
光軸方向に移動することで変倍動作が行われる。
【0027】3は移動レンズ群2の位置を検出する為に
該移動レンズ群に結合している位置検出手段、4はレン
ズ全体のコントロールを行うためのマイクロコンピュー
タ中のCPU、5は手で回転操作される手動操作部材、
6は手動操作部材5の回転方向と回転量を検出する為の
エンコーダー、7はエンコーダー6の出力信号をCPU
4に入力する為のI/Oポートである。
【0028】8は移動レンズ群2を駆動する為の駆動源
であるモーター、9はモーター8の回転を検出する為の
エンコーダーを含むカウンタ、10はモーター8を駆動
する駆動回路、11はCPU4と駆動回路11を結合す
るためのI/Oポート、12は前述の位置検出手段3の
出力信号をCPU4に入力するためのI/Oポート、1
3は前述のカウンタ9の信号をCPU4に入力するとと
もに、カウンタ9にリセット信号を送る為のI/Oポー
トである。
【0029】14はメモリであり、上記CPU4をコン
トロールするためのプログラムが記憶されるROMとプ
ログラムで使用されるワークエリアが設定されたRAM
が含まれ、CPU4に結合している。15は各種のタイ
ミングを取る為のタイマーである。
【0030】16は光学系1に含まれるフォーカスレン
ズ群であり、このフォーカスレンズ群16を光軸方向に
進退することでフォーカス動作を行うことが出来る。1
7はフォーカスレンズ群16の位置検出手段、18は位
置検出手段17の出力信号をCPU4に入力する為のI
/Oポートである。19は第1のモードと第2のモード
のモード変更時並びに第2のモード動作完了時にその情
報を操作者に示すための情報出力手段であるところの発
音体である。
【0031】次に、第1のモード時のズーミングに関し
てのレンズ位置制御について説明する。図2はズーミン
グに関してのレンズ位置制御について簡単に示したもの
で、手動操作部材5の操作量(回転角)変化と焦点距離
の変化のプログラム線図を表したものである。
【0032】図2において、直線51は手動操作部材5
の操作量(回転角)の変化と焦点距離の変化が一定であ
る焦点距離変化率一定モードを示している。また、直線
52は手動操作部材5の操作量(回転角)の変化が一定
である画角変化率一定モードである。
【0033】上記の直線51,52についての関係をも
とに、手動操作部材5の操作速度、焦点距離、画角の関
係を含めて示したグラフが図3である。この図3は被写
体距離が無限位置の時における手動操作部材5の操作量
(回転角)、操作速度、焦点距離、被写界画角の関係を
表したものであり、横軸は手動操作部材5の操作量(回
転角)、縦軸はそれぞれは焦点距離、は被写界画角
である。
【0034】図3上の点は28mm,34.5mm,4
1mm,47.5mm,54mm,60.5mm,67
mm,73.5mm,80mmの焦点距離の時を示して
おり、実線で表されているプログラム線図は通常のプロ
グラム。点線で表されたプログラム線図は手動操作部材
5を早く回した時(以後、高速時と表現する)のプログ
ラム。一点鎖線で表されているプログラム線図は手動操
作部材5をゆっくり回したとき(以後、低速時と表現す
る)のプログラム線図である。
【0035】本実施例に示されたレンズにおいては、被
写体距離が変化する事によるフォーカスレンズの位置変
化により、焦点距離が変化し、その変化の度合がwid
e〜teleにかけて異なっている。従って、被写体距
離の変化を考慮しなければ、被写体距離の変化によりズ
ームの操作感が著しく変化してしまう。
【0036】図4はX,Y,Zの3軸がそれぞれズーム
位置、被写体距離、手動操作部材5の操作敏感度Smz
を表したグラフである。図4において、実線で示されて
いる曲面が被写体距離により駆動量を変化させないとき
であり、図5で示してある駆動量(パルス数)での制御
を行った場合の関係を表したものが点線で示してある曲
面である。従って、本実施例では実線の曲面を点線の曲
面のように補正する事も行っている。
【0037】図6は、図2におけるプログラム線図を実
現する為の前記操作敏感度Smzの値とズーム位置の関
係を示したグラフであり、図6に於て、53は焦点変化
率一定モード時の操作敏感度Smzを、54は画角変化
率一定モード時の操作敏感度Smzの値を表している。
【0038】図6を見るとわかるように、画角変化率一
定モードでは、ズーム位置により前記操作敏感度Smz
が変化している。もちろん、これはこのレンズ系に固有
の値であり、レンズの構成によれば、焦点変化率一定モ
ードでもズーム位置により操作敏感度Smzの値を変化
させる必要がある場合があることは言うまでもない。
【0039】図7は図6に於ける画角変化率一定モード
時のズーミング中に於ける従来制御の時の操作敏感度と
本実施例制御の時の操作敏感度の値を表したグラフであ
る。図7に於て、55は図6で示された操作敏感度Sm
z54の一部分を示している。これが、目標となる理想
制御曲線である。58は手動操作部材5が操作されたタ
イミングで、この時点で複数のデータが取り込まれてい
る。
【0040】また、ここで取り込まれた複数のデータ
は、パルス間隔を示す時間値で、この時間値により図5
の操作速度の項が決定される。従って、複数のデータは
各々意味を持つもので、図7には、ここで取り込まれた
複数のデータに基づき、制御を行った時に使用される操
作敏感度Smzが値を示されている。
【0041】図7に於いて56は従来制御を行った時の
実際の操作敏感度であるSmzj 値を示すグラフ、57
は入力履歴記憶制御による実際の操作敏感度であるSm
zr値を示すグラフである。
【0042】このグラフ56、57を見ると明かなよう
に、入力履歴記憶制御によれば、手動操作部材5の動作
時点に対し実際の駆動時点が遅れを持っていても、確実
に設定された動作プログラム線図に沿って制御を行う事
が可能になる。
【0043】これに反して、従来制御では手動操作部材
5の操作時点で操作敏感度Smzj値が確定してしま
い、実際の駆動時点での望まれる操作敏感度が得られな
い。
【0044】また、手動操作部材5の操作敏感度Smz
は操作方向の正逆により切り換えると操作感がきわめて
向上する為、本実施例では図5のデータを正転側のデー
タとし、図8に示されたデータを逆転側のデータとして
使用している。
【0045】次に、上記の動作を実現するためのプログ
ラムについて説明する。
【0046】図9〜図17は、本実施例におけるマイク
ロコンピュータを動作させるメインプログラムのフロー
チャート、図18は先行入力を蓄えるためのリングバッ
ファの構成図であり、以下、この図9〜図17について
本実施例1の動作を説明する。
【0047】まず、電源投入後、ステップ101に進
み、ステップ102〜104を順次実行する。
【0048】ステップ101では、I/Oポート7,1
1,12,13,18を初期化し、I/Oポート7,1
2,18を入力ポート、I/Oポート11を出力ポー
ト、I/Oポート13を入出力ポートとして設定する。
【0049】ステップ102では、I/Oポート11に
通電停止データを出力し駆動回路10に通電停止命令を
送る。またI/Oポート13からカウンタ9にリセット
信号を送り、カウンタ9をリセットする。上記通電停止
命令を受け取った駆動回路10は、モーター8への通電
を停止し、モーター8はオフ状態となる。
【0050】ステップ103では、メモリ14内のRA
M中に、ワークエリアとして以下を確保し、初期化した
後、ステップ104に進む。
【0051】 pointer_now : 現在使用中データのポインタ ring_buf中のデータを示す pointer_new : 最新データのポインタ ring_buf中のデータを示す ring_buf : 先行入力用のリングバッファ エンコーダー6の信号間隔を示すデータが記憶される k_flag : 駆動中フラグ モーター駆動中に1、停止中に0の値を取る direction : モーターの駆動方向を示す counter : 駆動目標カウンター値 ステップ104では、タイマー15を初期化後にスター
トさせ、エンコーダー6からの入力信号の間隔計測の基
準とする。
【0052】以下のステップ105〜ステップ114で
は、手動操作部材5からのデータの解析を行い、リング
バッファへの入力を行うことで、手動操作部材5の操作
速度の入力履歴記憶を行うとともに、手動操作部材5の
操作終了を監視している。
【0053】ステップ105では、エンコーダー6の情
報をI/Oポート7から取り込む。これにより、手動操
作部材5の状態が検出できる。
【0054】ステップ106では、取り込んだ情報を判
断し、手動操作部材5が回動して新しいパルスが発生し
ていれば、ステップ107へ、新しいデータが入ってい
なければステップ110に制御を移行する。
【0055】ステップ107では、タイマー15から現
在のタイマーの値を取得し、その後タイマー15をリセ
ットし、次回の間隔計測に備える。これにより手動操作
部材の回転速度を検出する事が出来る。
【0056】ステップ108では、ステップ107で取
得したタイマー値をリングバッファ記憶用のデータに変
換する。このルーチンはサブルーチン化しており、後記
図15に示されステップ201から始まっている。この
図15に示されたサブルーチンはタイマー値を入力パラ
メータとし、出力パラメータにリングバッファ記憶用の
データを返す。
【0057】ステップ109では、ステップ108で得
られたデータと、ステップ105で得られた手動操作部
材5の回転方向に関するデータをリングバッファに追加
記憶する。このルーチンはサブルーチン化しており、後
記図16に示されステップ210から始まっている。
【0058】この図16のサブルーチンに渡すデータは
1byte(8bit)データで、最上位ビットが手動
操作部材5の回転方向を示し、残りの7bitがステッ
プ108で得られた手動操作部材5の回転速度を示すデ
ータである。このデータにより±127段階の速度を表
現できる。実際に本実施例で使用しているのは、4段階
の速度である。リングバッファにデータを追加した後、
ステップ115に制御を移行する。
【0059】一方、ステップ110では、k_flagの値を
参照し、現在モーター8が駆動中か否かを判断する。現
在駆動中ならステップ111へ、停止中ならステップ1
05に制御を移行する。
【0060】ステップ111では、タイマー15の値を
取得してステップ112へ移行し、ステップ112で
は、タイマー15の値が所定値を越えているかを判断
し、越えていれば、手動操作部材5の操作が中断したも
のと判断し、ステップ113に制御を移行する。前記所
定値を越えていなければ、操作中と判断し、ステップ1
15に制御を移行する。
【0061】ステップ113では、I/Oポート11に
通電停止データを出力し、駆動回路10に通電停止命令
を送る。通電停止命令を受け取った駆動回路10は、モ
ーター8への通電を停止し、モーター8はオフ状態とな
る。
【0062】ステップ114では、以下のワークエリア
を初期化し、モーター8が停止状態と言うことを示す。
【0063】また、エンコーダーを含むカウンタ9にリ
セット信号を送り該カウンタ9をリセットする。初期化
するワークエリアは、pointer_now 、pointer_new 、k_
flag、counter である。初期化後、制御をステップ10
5に移行する。
【0064】以下のステップ115〜ステップ122で
は、移動レンズ群2の可動範囲両端での停止処理を行っ
ている。
【0065】ステップ115では、位置検出手段3の情
報をI/Oポート12を通して取得する。これにより移
動レンズ群2の位置情報が取得され、レンズ系1のズー
ム位置が取得できる。
【0066】ステップ116では、k_flagの内容を参照
し、駆動中か否か判断し、駆動中であればステップ11
7へ、駆動中で無ければステップ120へ制御を移行す
る。
【0067】ステップ117では、ステップ115で取
得した移動レンズ群2の位置が可動範囲の端でかつ現在
の移動方向が端の方向への駆動であればステップ118
に、そうでなければステップ123に制御を移行する。
【0068】ステップ118では、I/Oポート11に
通電停止データを出力し、駆動回路10に通電停止デー
タを送る。通電停止データを受け取った駆動回路10
は、モーター8への通電を停止し、モーター8はオフ状
態となる。
【0069】ステップ119では、以下のワークエリア
を初期化し、モーター8が停止状態と言うことを示す。
【0070】また、エンコーダーを含むカウンタ9にリ
セット信号を送り該カウンタ9をリセットする。初期化
するワークエリアは、pointer_now 、pointer_new 、k_
flag、counter であり、初期化後、制御をステップ10
5に移行する。
【0071】一方、ステップ120では、pointer_now
の値とpointer_new の値を比較し、リングバッファにデ
ータがあるか判断する。リングバッファにデータがあれ
ばステップ121に、データが無ければステップ123
に制御を移行する。
【0072】ステップ121では、リングバッファから
(pointer_now+1) のアドレスで示される次の駆動指示デ
ータを読み込む。この時、pointer の値の更新は行わな
い。
【0073】ステップ122では、ステップ115で取
得した移動レンズ群2の位置が可動範囲の端でかつステ
ップ121で取得した次の駆動指示データの移動指示方
向が該端への方向への駆動であればステップ119に、
そうでなければステップ123に制御を移行する。
【0074】ステップ123では、k_flagの値を参照し
てモーター8が駆動中か否か判断する。
【0075】駆動中であればステップ124へ、停止中
であればステップ146に制御を移行する。
【0076】ステップ124では、pointer_now とpoin
ter_new の値を比較し、リングバッファにデータが蓄え
られているか判断する。リングバッファにデータが存在
すればステップ125へ、存在しなければステップ12
8に制御を移行する。
【0077】ステップ125では、direction の値から
現在のモーターの駆動方向を取得し、pointer_new で示
されるリングバッファのデータから手動操作部材5の最
新の回転方向を取得し、この二つが同一方向であればス
テップ126に、逆方向であればステップ135に制御
を移行する。
【0078】ステップ126では、pointer_now とpoin
ter_new の値を比較しリングバッファに蓄えられている
データ数を取得する。
【0079】ステップ127では、ステップ126で得
られた値が3個以上であれかを判断し、3個以上の時に
はステップ132へ、2個以下であればステップ128
に制御を移行する。
【0080】ステップ128では、目標駆動カウンタ値
であるcounter 値を取得する。
【0081】ステップ129では、カウンター9のmoto
r_counter 値をI/Oポート13から取得する。
【0082】ステップ130では、ステップ128とス
テップ129で取得したcounter 値とmotor_counter 値
を比較しcounter >motor_counter ならステップ143
へ、counter ≦motor_counter ならステップ131へ制
御を移行する。
【0083】ステップ131では、pointer_now とpoin
ter_new の値を比較し、リングバッファにデータが蓄え
られているか判断する。リングバッファにデータが存在
すればステップ125へ、存在しなければステップ13
5に制御を移行する。
【0084】ステップ132では、pointer_new から逆
順に3つのデータ、つまり最新3つのデータをリングバ
ッファより取り出し、総和を求める。
【0085】data3 =(pointer_new )+(pointer_ne
w-1 )+(pointer_new-2 )ただし、上記演算時にpoin
ter の値がリングバッファの先頭アドレスを越えたとき
には、アドレスにリングバッファのサイズを加算し、最
終アドレス側からデータを取り出す。
【0086】また上記式中の()はpointer の値で示さ
れるアドレス中のデータを示している。
【0087】ステップ133では、リングバッファ中の
最新データより得られる操作リングの回転方向を元に、
正転側なら1、逆転側なら2をリミット値とする。ここ
で決定される値をlimit とする。
【0088】ステップ134では、ステップ132、1
33で得られた値が、data3 ≦limit ならばステップ1
50へ、そうでなければステップ128に制御を移行す
る。
【0089】ステップ135では、I/Oポート11に
通電停止データを出力し駆動回路10に通電停止データ
を送る。通電停止データを受け取った駆動回路10は、
モーター8への通電を停止し、モーター8はオフ状態と
なる。
【0090】ステップ136では、以下のワークエリア
を初期化し、モーター8が停止状態と言うことを示す。
【0091】また、エンコーダーを含むカウンタ9にリ
セット信号を送り、該カウンタをリセットする。初期化
するワークエリアは、pointer_now 、pointer_new 、k_
flag、counter である。初期化後、制御をステップ10
5に移行する。
【0092】ステップ137では、リングバッファより
pointer_now で示されたデータを取得し、pointer_now
の値を更新する。
【0093】ステップ138では、ステップ137で取
得したデータをモーター8の駆動量に変換する。このル
ーチンはサブルーチン化しており、後記図17に示され
たステップ220から始まっている。この図17に示さ
れたサブルーチンはリングバッファのデータ、レンズ位
置検出手段によるレンズ位置、フォーカスレンズ位置、
駆動方向の4つを変換パラメータとし、出力パラメータ
としてモーター8の駆動量を返す。
【0094】ステップ139では、ステップ138で得
られた駆動量をcounter に加えて目標カウンタ値を更新
する。
【0095】しかる後、ステップ140では、カウンタ
ー9のmotor_counter 値をI/Oポート13から取得す
る。
【0096】ステップ141では、ステップ139とス
テップ140で取得したcounter 値とmotor_counter 値
を比較し、counter >motor_counter ならステップ14
3へcounter ≦motor_counter ならステップ142へ制
御を移行する。
【0097】ステップ142では、リングバッファに未
使用データがあればステップ137へ、すでに全てのデ
ータを使用していればステップ135へ制御を移行す
る。
【0098】以下のステップ143〜ステップ145で
は、モーター8の駆動速度を決定する。
【0099】ステップ143では、現在のレンズ位置情
報を元にして、リングバッファ中に蓄えられているデー
タを駆動量に変換し、この値とcounter motor_counter
の値の和を求め、駆動残りパルス数を求める。
【0100】ステップ144では、ステップ143で求
めた駆動残りパルス数に基づきモーター8に印加するd
uty比を決定する。
【0101】ステップ145では、ステップ144で決
定されたduty比とdirection の値をI/Oポート1
1を通して駆動回路10に与える。これにより、モータ
ー8は上記duty比でdirection 方向に駆動される。
【0102】上記の指令を駆動回路10に与えた後、ス
テップ105に制御を移行する。
【0103】ステップ146では、pointer_now の値を
更新し、更新後のアドレスで示されるリングバッファよ
りデータを取り出す。
【0104】ステップ147では、ステップ146で取
得したデータをモーター8の駆動量に変換する。このル
ーチンはサブルーチン化しており、前記図17に示され
たステップ220から始まっている。
【0105】ステップ148では、ステップ147で得
られた駆動量をcounter に加える。また、ステップ14
6で得られたデータより、手動操作部材5の操作方向を
判別し、操作方向をモーター8の駆動方向としてdirect
ion に記憶する。
【0106】ステップ149では、k_flagの値を駆動中
を示す1に書き換える。その後、ステップ143に制御
を移行する。
【0107】以下、ステップ150〜ステップ161は
ズーム端への移行を一気に行う第2のモードの処理を行
う。
【0108】ステップ150では、モード移行時の手動
操作部材5の操作方向に最高速でモーター8を駆動する
データを設定する。また、direction には、上記の方向
を記憶する。
【0109】ステップ151では、発音体19からブザ
ーを発生させ、モード変更動作が行われた事を操作者に
伝達する。
【0110】ステップ152では、I/Oポート11を
通して駆動回路10にdirection 方向に最高速でモータ
ー8を駆動するデータを与える。これにより、モーター
8は最高速でdirection 方向に駆動される。
【0111】ステップ153では、位置検出手段3の情
報をI/Oポート12を通して取得する。
【0112】ステップ154では、ステップ153で得
られた情報から、目標とする端位置に到達したか判断す
る。
【0113】このとき、目標位置に達していればステッ
プ158へ、達していなければステップ155に制御を
移行する。
【0114】ステップ155では、エンコーダー6の情
報をI/Oポート7から取り込む。これにより、手動操
作部材5の状態が検出できる。
【0115】ステップ156では、ステップ155で取
り込んだ情報を判断し、新しいデータが入っていればス
テップ157へ、新しいデータが入っていなければステ
ップ153に制御を移行する。つまり、手動操作部材5
が回動して新しいパルスが発生していればステップ15
7に進む。
【0116】ステップ157では、ステップ156で得
られたデータがdirection と同一方向のデータであれば
ステップ153へ、逆方向のデータであればステップ1
59に制御を移行する。つまり、レンズ群2が目標位置
に移動中に手動操作部材を逆方向に動かすとステップ1
59に移行し、本動作が移行手段に対応する。
【0117】ステップ158では、発音体19からブザ
ーを2回発生させ、第2モード動作完了を操作者に伝達
する。しかる後に、ステップ160に動作を移行する。
【0118】ステップ159では、発音体19からブザ
ーを発生させ、モード変更動作が行われた事を操作者に
伝達する。
【0119】ステップ160では、I/Oポート11に
通電停止データを出力し駆動回路10に通電停止データ
を送る。通電停止データを受け取った駆動回路10は、
モーター8への通電を停止し、モーター8はオフ状態と
なる。
【0120】ステップ161では、以下のワークエリア
を初期化し、モーター8が停止状態と言うことを示す。
【0121】また、エンコーダーを含むカウンタ9にリ
セット信号を送り、該カウンタ9をリセットする。初期
化するワークエリアは、pointer_now 、pointer_new 、
k_flag、counter である。初期化後、制御をステップ1
05に移行する。
【0122】上記第2のモードの動作は、上記に示され
ているように、第1のモードとは独立して処理され、第
2のモードから抜け出すには、動作が完了するか、若し
くは操作部材の逆回転によらねばならない。
【0123】以上でメインプログラムの構成が明かとな
ったので、次にサブルーチンについて説明する。
【0124】図15に示すステップ201〜206か
らなるデータ変換サブルーチン 本サブルーチンの機能は取得タイマー値を入力パラメー
タとし、出力パラメータにリングバッファ記憶用のデー
タを返す。まず、サブルーチンがコールされるとステッ
プ201に制御が移る。
【0125】ステップ201では、図19で示されてい
るタイマー値のテーブルのトップアドレスにポインタを
セットする。
【0126】ステップ202では、ポインタで示されて
いるデータを取得する。
【0127】ステップ203では、ステップ202で得
られたデータと入力パラメータである取得タイマー値を
比較する。ステップ202のデータ≦取得タイマー値
ならステップ206に進み、データ≧取得タイマー値で
あればステップ204に進む。
【0128】ステップ204では、ポインタ←ポインタ
+1の演算により、テーブルアドレスを更新してポイン
タを次のデータに進める。
【0129】ステップ205では、ポインタ値がテーブ
ルの最終アドレスを越えていればステップ206に移行
し、越えていなければ、ステップ202に制御を移行す
る。
【0130】図18で設定されているデータは3つであ
るので、このループは3回まで行われる。もちろん、こ
こで設定されているデータは複数であれば幾つでもよい
事は言うまでもない。
【0131】ステップ206では、ポインタの値から、
タイマーテーブルのトップアドレスを引いて出力パラメ
ータとする。この操作により、このサブルーチンからの
出力パラメータは0〜3の値を取る事になる。
【0132】以上の処理を行った後に本サブルーチンを
呼び出したメインルーチンに復帰する。
【0133】図16に示すステップ210〜214か
らなるデータ追加サブルーチン 本サブルーチンの機能は入力パラメータをリングバッフ
ァに追加する事である。
【0134】また、リングバッファがオーバーフローし
たときには、最も古いデータを破棄する。これにより、
リングバッファには、手動操作部材5から入力されたパ
ルス間隔の最大10回分の履歴が記憶される。まず、サ
ブルーチンがコールされるとステップ210に制御が移
る。
【0135】ステップ210では、pointer_new の値を
取得するステップ211では、pointer_now ←pointer_
now+1 として、データの最新ポインタを更新する。この
時、pointer_new の値が図18で示されているリングバ
ッファの最終アドレスを越えていれば、pointer_new の
値を初期アドレスにする。この処理により、データのポ
インタは図18の10個の記憶エリアをリング状に順次
指示する事になる。
【0136】ステップ212では、pointer_new の値と
pointer_now の値を比較し、等しければステップ213
に等しくなければステップ214に制御を移行する。
【0137】ステップ213では、pointer_now ←poin
ter_now+1 として、データの駆動中ポインタを進める。
この時、pointer_now の値が図18で示されているリン
グバッファの最終アドレスを越えていれば、pointer_no
w の値を初期アドレスにする。この処理により、未処理
の入力データのうちの最も古いデータが破棄される。
【0138】ステップ214では、pointer_new で示さ
れるアドレスに入力パラメータである手動操作部材5の
入力間隔データを書き込む。これにより、リングバッフ
ァには、手動操作部材5から入力されたパルス間隔の最
大10回分の履歴が記憶される。以上の処理を行った後
に本サブルーチンを呼び出したメインルーチンに復帰す
る。
【0139】図17に示すステップ220、221か
らなる駆動量変換サブルーチン 本サブルーチンの機能は、入力パラメータをモーターの
実駆動量に変換することである。本サブルーチンはリン
グバッファのデータ、レンズ位置検出手段によるレンズ
位置、フォーカスレンズ位置、駆動方向の4つを入力パ
ラメータとし、出力パラメータモーター8の駆動量を返
す。
【0140】まず、サブルーチンがコールされるとステ
ップ220に制御が移る。
【0141】ステップ220では、ズーム位置を示す位
置検出手段3の信号をI/Oポート12から、フォーカ
スレンズ群位置を示す位置検出手段17の信号をI/O
ポート18から取り込むと共に、direction の値から現
在の駆動方向を検出する。
【0142】ステップ221では、ステップ220で取
り込まれた各種レンズ状態と入力パラメータである間隔
データにより、図5もしくは図8で示される駆動量テー
ブルを参照して駆動量を取得する。また、間隔データは
0〜3であるので、間隔データと操作速度との対応は次
のように行う。
【0143】 0,1:高速 2 :通常 3 :低速 この時、direction 値が正転であれば図5の値を、逆転
であれば図8の値を使用する。
【0144】また、本実施例では図5・図8の画角変化
率一定モードの値を使用している。ここで得られた駆動
量が本サブルーチンの出力パラメータとなる。
【0145】本サブルーチンにより、記憶されていた入
力履歴データが実際に使用される時点でのレンズ状態に
基づいて決定される。
【0146】以上の処理を行った後に本サブルーチンを
呼び出したメインルーチンに復帰する。
【0147】上記説明したメインプログラムとサブルー
チンにより、本実施例のズームレンズのパワーズーム制
御が行われる。
【0148】本実施例では、本発明を入力履歴記憶制御
により光学系のズーム駆動を行う場合に適用した例を示
したが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0149】光学系の制御の為の信号処理装置に適用し
た場合でも、従来制御方法に適用する事も可能であり、
フォーカス駆動等の他の駆動の為の制御データの為の処
理装置とする事ももちろん可能である。
【0150】また、光学系の駆動以外にも、操作により
パルス信号が発生する手動操作部材により入力される各
種の信号処理装置、たとえばVTR・LD等の操作ダイ
アル、ラジオ等のチューニングダイアル、時計等のセッ
トダイアルなど、各種の手動操作部材からの入力パルス
信号を処理する信号処理装置に適用する事は極めて簡単
に出来る事はいうまでも無い。
【0151】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、手動操作部材の操作量と操作方向に応じて得ら
れるパルス信号を処理する信号処理装置において、前記
パルス信号より得られる前記手動操作部材の操作速度が
所定速度未満である時、前記パルス信号を処理対象の信
号として用いる第1のモードと、前記パルス信号より得
られる前記手動操作部材の操作速度が所定速度以上にな
った時、前記パルス信号によらない処理を行う第2のモ
ードと、前記第1のモードから前記第2のモードに処理
が移行したとき以降、前記パルス信号より得られる前記
手動操作部材の操作速度が所定速度未満となっても、前
記第2のモードを保持する保持手段を備えたことによ
り、以下の効果が得られる。
【0152】(イ)手動操作部材の操作速度が遅いとき
には、操作量に応じたパルス信号により系をコントロー
ル出来、微調整の操作性が良い。
【0153】(ロ)手動操作部材をすばやく動かすと、
第2のモードに移行しなおかつこれを保持する為、連続
操作の必要が無い。
【0154】(ハ)単一の操作部材で複数のモード切り
換えが可能となり、操作性が向上するとともに装置のコ
ンパクト化・コストダウンをはかる事が出来る。
【0155】また、請求項1の発明によれば、前記第2
のモードの動作中、前記パルス信号より得られる前記手
動操作部材の操作方向が前記第2のモードに移行した時
と反対であったとき、前記第2のモードの動作を中止
し、前記第1のモードに移行する移行手段を設けること
により、更に以下の効果が得られる。
【0156】(ニ)第2のモードの中止が同じ操作部材
の逆転動作で行う事が出来、とっさの動作変更が可能。
【0157】(ホ)モード中止の為の別の操作部材を設
ける必要が無く、装置のコンパクト化・コストダウンを
はかる事が出来る。
【0158】また、請求項3のはつめいによれば、前記
第1のモードと前記第2のモード間の動作状態の移行が
行われたとき、操作者にモード変更が行われた事を知ら
せるための情報出力手段を作動させるモード変更信号を
発生する事により、モード移行動作を操作者に知らせる
事が可能となり、優れた操作感が得られる。
【0159】また、請求項4の発明によれば、前記第1
のモードが、光学系のレンズ部材を、前記パルス信号に
基づき駆動するモードであり、前記第2のモードが、前
記レンズ部材を所定位置まで駆動するモードとする事に
より、本発明の優れた効果を光学系のレンズ駆動に適用
する事が出来る。
【0160】また、請求項5の発明によれば、前記第2
のモードによる動作が完了した時、発音、表示等によ
り、操作者に動作完了を知らせるための情報出力手段を
作動させるための動作完了信号を発生する事により、動
作完了を操作者に知らせる事が可能となり、優れた操作
感が得られる。
【0161】また、請求項6の発明によれば、前記第2
のモードへの移行の為の前記操作速度の検出を、所定時
間若しくは所定パルス数の平均により行う事により、モ
ード間切り換え動作の安定性をはかる事が出来、意図せ
ぬモード変更を防止する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例による信号処理装置を示した
ブロック図
【図2】 ズーミングに関してのレンズ位置制御のプロ
グラム線図
【図3】 手動操作部材の操作量(回転角)と、操作速
度・焦点距離、被写界画角の関係を示したグラフ図
【図4】 ズーム位置、被写体距離、手動操作部材の敏
感度を表したグラフ図
【図5】 正転時の駆動量の変換表を示した図
【図6】 画角一定モード時と、焦点距離変化率一定モ
ード時のズーム位置による操作敏感度を示したグラフ図
【図7】 画角変化率一定モード時のズーミング中にお
ける従来制御の時のSmzと本制御のSmzの値を表し
たグラフ図
【図8】 逆転時の駆動量の変換表を示した図
【図9】 本発明の信号処理装置の制御プログラムのフ
ローチャート図
【図10】 本発明の信号処理装置の制御プログラムの
フローチャート図
【図11】 本発明の信号処理装置の制御プログラムの
フローチャート図
【図12】 本発明の信号処理装置の制御プログラムの
フローチャート図
【図13】 本発明の信号処理装置の制御プログラムの
フローチャート図
【図14】 本発明の信号処理装置の制御プログラムの
フローチャート図
【図15】 本発明の信号処理装置の制御プログラムの
データ変換サブルーチンを示すフローチャート図
【図16】 本発明の信号処理装置の制御プログラムの
データ追加サブルーチンを示すフローチャート図
【図17】 本発明の信号処理装置の制御プログラムの
駆動量変換サブルーチンを示すフローチャート図
【図18】 リングバッファの構造を示した図
【図19】 タイマーテーブルの構造を示した図
【符号の説明】
1 光学系 2 移動レンズ群 3 位置検出手段 4 CPU 5 手動操作部材 16 フォーカスレンズ群で 17 位置検出手段 19 発音体(情報出力手段)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手動操作部材の操作により得られる操作
    量と操作方向に応じたパルス信号を処理する信号処理装
    置において、 前記パルス信号より得られる前記手動操作部材の操作速
    度が所定速度未満である時、前記パルス信号を処理対象
    の信号として用いる第1のモードと、 前記パルス信号より得られる前記手動操作部材の操作速
    度が所定速度以上になった時、前記パルス信号によらな
    い処理を行う第2のモードと、 前記第1のモードから前記第2のモードに処理が移行し
    たとき以降、前記パルス信号より得られる前記手動操作
    部材の操作速度が所定速度未満となっても、前記第2の
    モードを保持する保持手段を備えたことを特徴とする信
    号処理装置。
  2. 【請求項2】 前記第2のモードの動作中、前記パルス
    信号より得られる前記手動操作部材の操作方向が前記第
    2のモードに移行した時と反対であったとき、前記第2
    のモードの動作を中止し、前記第1のモードに移行する
    移行手段を設けた事を特徴とする請求項1記載の信号処
    理装置。
  3. 【請求項3】 前記第1のモードと前記第2のモード間
    の動作状態の移行が行われたとき、操作者にモード変更
    が行われた事を知らせるための情報出力手段を作動させ
    るモード変更信号を発生する事を特徴とする請求項1若
    しくは2記載の信号処理装置。
  4. 【請求項4】 前記第1のモードが、光学系のレンズ部
    材を前記パルス信号に基づき駆動するモードであり、 前記第2のモードが、前記レンズ部材を所定位置まで駆
    動するモードである事を特徴とする請求項1乃至第3記
    載のいずれかである信号処理装置。
  5. 【請求項5】 前記第2のモードによる動作が完了した
    時、操作者に動作完了を知らせるための情報出力手段を
    作動させるための動作完了信号を発生する事を特徴とす
    る請求項1乃至4記載のいずれかである信号処理装置。
  6. 【請求項6】 前記第2のモードへの移行の為の前記操
    作速度の検出を、所定時間若しくは所定パルス数の平均
    により行う事を特徴とする請求項1乃至5記載のいずれ
    かである信号処理装置。
JP5196907A 1993-02-18 1993-07-14 信号処理装置 Pending JPH0730804A (ja)

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US08/196,317 US5648836A (en) 1993-02-18 1994-02-14 Optical apparatus with control device for controlling movable optical member
US08/798,319 US5771410A (en) 1993-02-18 1997-02-10 Driving device having multiple driving means selectively operated based on the movement of a manually operated member
US08/823,898 US5832318A (en) 1993-02-18 1997-03-17 Movable optical member control device in optical apparatus having a control means and a conversion means

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004309915A (ja) * 2003-04-09 2004-11-04 Fuji Photo Film Co Ltd 撮像装置
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WO2022064927A1 (ja) * 2020-09-25 2022-03-31 ソニーグループ株式会社 レンズ装置、撮像装置、制御方法

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