JPH088668Y2 - 厚紙製引出式容器 - Google Patents

厚紙製引出式容器

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JPH088668Y2
JPH088668Y2 JP1989112260U JP11226089U JPH088668Y2 JP H088668 Y2 JPH088668 Y2 JP H088668Y2 JP 1989112260 U JP1989112260 U JP 1989112260U JP 11226089 U JP11226089 U JP 11226089U JP H088668 Y2 JPH088668 Y2 JP H088668Y2
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JP
Japan
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drawer
flap
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plate
bottom plate
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JP1989112260U
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JPH0351033U (ja
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弘一 柴田
康夫 湯川
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General Co Ltd
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General Co Ltd
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は厚紙製引出式容器に関するものである。
従来の技術 従来から段ボール板などの厚紙により作られた引出式
容器が知られている。この引出式容器は筒状の本体部
と、この本体部の前端より出入自在な摺動式引出し部と
からなり、この引出し部に書類などを入れて保管するよ
うになっている。
考案が解決しようとする課題 上記引出式容器の引出し部には把手部材が取り付けら
れ、引出し部を前方に引き出すとき把手部材に指を掛け
て引っ張るようになっているが、把手部材は引出し部の
前板部の横幅方向のほぼ中央部に設けられているため、
把手部材に指を掛けて引出し部を前方に引っ張ったと
き、引出し部に書類などが詰まった状態で入れられてい
ると重いことから、前板部のほぼ中央部に集中的に荷重
がかかり、繰り返しの使用により前板部が破損するとい
う問題があった。
本考案はこのような課題を解決するもので、書類など
が詰まった状態で入れられた引出し部を把手部材に指を
掛けて引き出すとき、前板部に集中的に荷重がかかるよ
うなことなく、前板部の破損を防止できるようにするこ
とを目的とするものである。
課題を解決するための手段 この課題を解決するために本考案は、底板部と上板部
と左右の側板部と後板部とを備え前端に開口部を持つ厚
紙製の本体部と、底板部と左右の側板部と後板部と前板
部とを備え前記本体部に挿入されて引き出し自在な厚紙
製の引出し部とからなり、前記引出し部の前板部には、
底板部から浮き上がった前板部の下端に嵌合する状の
受け部を引出し部の前板部の横幅全長に亘って持つ把手
部材を取り付け、この把手部材は前記底板部の前端に建
設されたフラップが下から係合して支持されてなるもの
である。
作用 この構成により、書類などが詰まった状態で入れられ
た引出し部を把手部材に指を掛けて本体部から引き出す
とき、把手部材は引出し部の横幅全長に亘って前板部に
係合して設けられているため、引出し部の前板部に掛か
る力は引出し部の横幅全体に分散され、引出し部の前板
部に集中的に力が掛かって損傷するようなことはない。
また、把手部材は底板部の前端に建設されたフラップが
下から係合して支持され、把手部材の脱落を防止するこ
とができる。
実施例 以下、本考案の一実施例について、図面に基づいて説
明する。
第1図〜第15図において、1は筒状の本体部で、底板
部2と、この底板部2の一側部に連設された側板部3
と、この側板部3の上端に連設された上板部4と、この
上板部4に連設され前記側板部3に対向する側板部5
と、この側板部5の下端部に連設され前記底板部2の他
側部上面に重なり接着剤などで固着される止め代用フラ
ップ6と、前記底板部2、側板部3、上板部4、側板部
5の後端部にそれぞれ連設された後板形成用フラップ7
〜10と、同じく前記底板部2、側板部3、上板部4、側
板部5の前端部にそれぞれ連設された内側折曲用フラッ
プ11〜14とを備え、これらは段ボール板により一体に作
られている。
前記後板形成用フラップ7〜10は側板部3,5に連設さ
れたフラップ8,10が先に折り曲げられ、底板部2および
上板部4に連設されたフラップ7,9はフラップ8,10の外
面に重なるように後から折り曲げられ、フラップ7の上
端両側およびフラップ9の下端両側よりそれぞれ上向き
および下向きに突設した差込片7a,7aおよび9a,9aを前記
フラップ8,10に形成された切り込み部8a,10aに差し込
み、前記フラップ7の上端中央およびフラップ9の下端
中央よりそれぞれ上向きおよび下向きに突設した押さえ
片7bおよび9bを前記フラップ8,10の外面に当接させるよ
うに構成されている。
一方、前記内側折曲用フラップ11〜14は内側に折り曲
げられて前記底板部2、側板部3、上板部4、側板部5
の各内面に重なり、前記側板部3,5とフラップ12,14との
間には補強用の金属製フレーム15が挟まれるようになっ
ている。この金属製フレーム15は上下両端がL型に折曲
され、その両端折曲部15a,15aは底板部2とフラップ11
との間および上板部4とフラップ13との間に挟まれるよ
うになっている。このようにフラップ11〜14が内側に折
り曲げられた本体部1の前端部は2重壁となり、この2
重壁の前端部は断面状の金属製補強枠16が前方から外
嵌して補強されるようになっている。なお、金属製補強
枠16は本体部1の周囲において上下左右に4分割され、
上下の補強枠16は左右両端がL型に折曲されて左右の補
強枠16の上下両端に嵌入し、この重なり部における左右
の補強枠16の上下両端において前記金属製フレーム15と
側板部3および5と補強枠16とは樹脂製のホック17の軸
部が貫通して互いに止められている。ホック17の雄部材
17aと雌部材17bとからなり、雄雌両部材17a,17bを互い
に結合させることにより前記金属製フレーム15、側板部
3および5、補強枠16は挟持される。
次に、18は前記本体部1の前端開口部より挿入される
引出し部で、これは底板部19と、この底板部19の両側に
連設された側板部20,21と、底板部19の後端および前記
側板部20,21の後端に連設された後板形成用フラップ22,
23,24と、前記側板部20,21の前端に連設された前板形成
用フラップ25,26とを備え、これらは段ボール板により
一体に作られている。
前記後板形成用フラップ22,23,24において、底板部19
に連設されたフラップ22は外側に位置して3枚のフラッ
プ22,23,24が互いに重なり、またフラップ22の上端には
最内側に位置するフラップ24のほぼ上半分内側に重なる
フラップ27が連設され、これらフラップ22,27によって
側板部20,21に連設されたフラップ23,24を包むように構
成されている。さらに詳しくは前記フラップ23,24には
左右両側近傍部にそれぞれ互いに連通する孔部28,29が
形成され、前記フラップ27の両側にはこれら孔部28,29
に差し込まれて前記フラップ22とフラップ23との間に挟
まれる差込片30が設けられている。また、前記フラップ
23,24,27の中央部には互いに連通する把手孔23a,24a,27
aが形成され、最外側に位置するフラップ22の中央部に
は前記把手孔23a,24a,27aの上端内面に当接して先端が
内側に折り曲げられるフラップ31が切り抜かれて形成さ
れている。
また、前記前板形成用フラップ25,26は両者共、引出
し部18の左右幅方向中央部において外側に折れ曲がり、
その折曲部から相対するフラップ側、即ちフラップ25に
おいてはフラップ26側、フラップ26においてはフラップ
25側に突出する突出片32および33が切り抜かれて形成さ
れ、前板形成用フラップ25,26を閉じた状態において突
出片32は相対するフラップ26の突出片33形成により形成
された孔部34に嵌入係合し、突出片33は相対するフラッ
プ25の突出片32形成により形成された孔部35に嵌入係合
するようになっている。さらに、フラップ25および26の
外側に折り曲げられた先端には突出片36および37が形成
されている。また、前記側板部20,21には上端より折れ
曲がって側板部20,21の内面に重なるフラップ38,39が連
設され、このフラップ38,39の前後両端は後述する把手
部材40および前記フラップ24に圧接するように構成され
ている。
ところで前記前板形成用フラップ25,26は下端部が前
記底板部19から数cm浮き上がった状態に形成され、この
前板形成用フラップ25,26は表面に美粧印刷紙が粘着さ
れた段ボール板製の化粧板41で前後から包まれるように
なっている。詳しくはこの化粧板41は上端で2つに折り
曲げられ、その折り曲げられた前板部42には前記突出片
36,37が嵌入可能な凹部43,44を持つフラップ45,46が両
側に連設されている。また、前記把手部材40は合成樹脂
により形成され、前記前板形成用フラップ25,26および
このフラップ25,26を挟む化粧板41の下端部を一体に嵌
入させて受ける状の受け部47と、この受け部47の後部
上端に連設され後側に延びる水平の板部48と、この板部
48の後端に連設され垂下する板部49とを備え、前記受け
部47の後板部47aと前記板部49の上端との間に指挿入用
空間部50を有し、この空間部50内において前記板部49に
水平に爪片51が連設されている。52は前記底板部19の前
端に連設され、上端が前記空間部50内の爪片51に係合す
るフラップで、このフラップ52は上下方向中間部で折曲
可能となっており、前面には美粧印刷が施されている。
なお、前記把手部材40は引出し部18の横幅全長に亘る長
さを有し、その全長に亘って前記前板形成用フラップ2
5,26を挟んだ化粧板41と結合されるとともに前記フラッ
プ52が係合している。53,54は前記側板部20,21の前端部
下端において前記フラップ52の内側に位置して引出し部
18の前端角部の隙間を隠すフラップである。このように
把手部材40が取り付けられた引出し部18において、把手
部材40は引出し部18の横幅全長に亘る長さを有して前記
受け部47で前板形成用フラップ25,26および化粧板41と
嵌合して結合されていることから、前記指挿入用空間部
50に指を掛けて引出し部18を前記本体部1から引き出す
とき、引出し部18に書類などが多く入って重い場合でも
把手部材40から引出し部18の前面に掛かる力は横幅全体
に分散され、引出し部18に集中的に力が掛かって損傷す
るようなことはない。また、把手部材40は前記空間部50
内の爪片51に下からフラップ52が係合していることか
ら、フラップ52によって下から支えられ、前板形成用フ
ラップ25,26および化粧板41から受け部47が抜け外れる
ことはない。
ところで、引出し部18に書類が多く詰められると、本
体部1に対し引出し部18を引き出したり、押し込むのに
強い力が必要であるため、本実施例では前記本体部1の
底板部2上に横幅方向と平行に丸棒55を設け、この丸棒
55の上に引出し部18の底板部19が接するように丸棒55で
引出し部18を受けることにより引出し部18の前後の摺動
を軽く行なえるようにしてある。56は底板部2上で丸棒
55の位置がずれないように底板部2上に貼着されたシー
トで、このシート56に形成した切欠き凹部57内に丸棒55
を位置させている。
さらに、上記構成の引出式容器は横方向に並べられる
とともに上下方向に積み重ねられて使用されることが考
えられ、そのとき隣り合う容器の本体部1同志を上記ホ
ック17と同様のホックによって結合させるために本体部
1の前端部においては上下左右に、後端部においては上
下にそれぞれホックの軸部挿通用の孔部58が形成されて
いる。
考案の効果 以上のように本考案によれば、書類などが詰まった状
態で入れられた引出し部を把手部材に指を掛けて本体部
から引き出すとき、把手部材は引出し部の横幅全長に亘
って前板部に係合して設けられているため、引出し部の
前板部に掛かる力は引出し部の横幅全体に分散され、引
出し部の前板部に集中的に力が掛かって損傷するような
ことはない。また、把手部材は底板部の前端に連設され
たフラップが下から係合して支持され、把手部材の脱落
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図は本体部
の展開図、第2図および第3図は本体部の前端部の組立
順序を示す斜視図、第4図は第3図の要部拡大断面図、
第5図は本体部を後方から見た斜視図、第6図は引出し
部の展開図、第7図および第8図は引出し部の後端部の
組立順序を示す斜視図、第9図は第8図の要部拡大断面
図、第10図および第11図は引出し部の前端部の組立順序
を示す斜視図、第12図は把手部材の斜視図、第13図は引
出し部の前端部の縦断面図、第14図は同横断面図、第15
図は本体部から引出し部を引き出す状態を示す縦断面図
である。 1……本体部、2……底板部、3……側板部、4……上
板部、5……側板部、7〜10……後板形成用フラップ、
18……引出し部、19……底板部、20,21……側板部、22
〜24……後板形成用フラップ、25,26……前板形成用フ
ラップ、27……フラップ、28,29……孔部、30……差込
片、32,33……突出片、34,35……孔部、36,37……突出
片、40……把手部材、41……化粧板、47……受け部、4
8,49……板部、50……指挿入用空間部、51……爪片、52
……フラップ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】底板部と上板部と左右の側板部と後板部と
    を備え前端に開口部を持つ厚紙製の本体部と、底板部と
    左右の側板部と後板部と前板部とを備え前記本体部に挿
    入されて引き出し自在な厚紙製の引出し部とからなり、
    前記引出し部の前板部には、底板部から浮き上がった前
    板部の下端に嵌合する状の受け部を引出し部の前板部
    の横幅全長に亘って持つ把手部材を取り付け、この把手
    部材は前記底板部の前端に連設されたフラップが下から
    係合して支持されてなる厚紙製引出式容器。
JP1989112260U 1989-09-25 1989-09-25 厚紙製引出式容器 Expired - Lifetime JPH088668Y2 (ja)

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JP1989112260U JPH088668Y2 (ja) 1989-09-25 1989-09-25 厚紙製引出式容器

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JPH0351033U JPH0351033U (ja) 1991-05-17
JPH088668Y2 true JPH088668Y2 (ja) 1996-03-13

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ID=31660709

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JP1989112260U Expired - Lifetime JPH088668Y2 (ja) 1989-09-25 1989-09-25 厚紙製引出式容器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0339062Y2 (ja) * 1986-09-01 1991-08-16

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JPH0351033U (ja) 1991-05-17

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