JPH0886458A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

Info

Publication number
JPH0886458A
JPH0886458A JP6219952A JP21995294A JPH0886458A JP H0886458 A JPH0886458 A JP H0886458A JP 6219952 A JP6219952 A JP 6219952A JP 21995294 A JP21995294 A JP 21995294A JP H0886458 A JPH0886458 A JP H0886458A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat exchanger
heat radiation
heat
fin
bent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6219952A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Nagakura
進 長倉
Jitsuo Iketani
實男 池谷
Kenichi Tomiyoshi
賢一 富吉
Shinji Kurata
愼司 倉田
Takayuki Matsui
高行 松井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP6219952A priority Critical patent/JPH0886458A/ja
Priority to KR1019950004852A priority patent/KR100203915B1/ko
Priority to CN95104068A priority patent/CN1098441C/zh
Publication of JPH0886458A publication Critical patent/JPH0886458A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱交換器を折り曲げた状態で、放熱フィンの
接続部の形状を最適にして、熱交換器の外観の向上を図
り、ドレン水の滞留を阻止して、熱交換効率の向上を得
らる空気調和機を提供する。 【構成】多数枚の放熱フィン12が互いに狭小の間隙を
存して並設され、これら放熱フィンに熱交換パイプ13
が貫通されるとともに、放熱フィンを折り曲げた折り曲
げ部Mを有する熱交換器5を備え、上記熱交換器の折り
曲げ部は、上記放熱フィンの一端側から他端側に亘って
設けられる切欠部21、およびこの切欠部先端と放熱フ
ィン他端縁との間に残されるフィン部位であり、折り曲
げ時の支点となる接続部16とからなり、上記接続部
は、放熱フィンの折り曲げ加工にともなって所定の面方
向へ突出して変形するビート30を具備した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば室内ユニット
を構成する空気調和機に係り、特に、熱交換器構造の改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に用いられる空気調和機は、被空
調室に配置される室内ユニットと、屋外に配置される室
外ユニットからなり、これらユニット相互を冷媒管およ
び電気配線で接続してなる。
【0003】ユーザ側からは、これらユニットに対する
小形化と、据付けスペース低減の要望が大であり、各メ
ーカにおいては、このような条件を満足しつつ、熱交換
能力の増大を図らなければならない。
【0004】特に、実開平5−187655号公報に
は、ユニット本体の前面側と上面側に吸込み口を備え、
これら吸込み口に対してそれぞれ対向するよう、くの字
状に折り曲げられた熱交換器が開示されている。
【0005】なお説明すれば、熱交換器を構成する放熱
フィンの風下側から切欠部が設けられていて、この切欠
部先端のフィン部位は接続部として残される。そして、
放熱フィンに熱交換パイプを貫通し、かつ拡管加工をな
して固定した後、切欠部先端部位に残された接続部を支
点として折り曲げられる。この折り曲げにより、切欠部
の対向する辺部が突き合わせられる。
【0006】したがって、ユニット本体の高さ寸法を抑
制する一方、特に熱交換器の折り曲げ部を形成する突き
合わせ部分である辺部の熱交換量を改善することを目的
としている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような放熱フィン
において、上記切欠部と接続部に沿って折り曲げ加工を
なすと、切欠部の対向する辺部相互が突き合わせられる
一方、接続部が捩(よじ)れて、捩れ変形をなす。
【0008】すなわち、放熱フィンは平板状であり、こ
の放熱フィンの一部を構成する接続部も、当然、平板状
のまま残っており、この部分が面方向に沿って折り曲げ
られるので、捩れ変形がともなうこととなる。
【0009】そして、捩れ変形は各フィン毎に不規則な
方向および状態で変形するので、隣接するフィン相互で
変形部分が接触する虞れがあり、この場合、熱交換器と
して外観を損なうばかりか、熱交換空気に対する通風抵
抗となって、熱交換効率の低下をきたす。
【0010】さらに、熱交換作用にともなって生成され
るドレン水が上述の接触部分に滞留してしまい、熱交換
効率に悪影響を及ぼすとともに熱交換空気に巻き込まれ
て被空調室内へ飛散する虞れがある。
【0011】本発明は、上記事情に鑑みなされたもので
あり、その目的とするところは、熱交換器を折り曲げた
状態で、放熱フィンの接続部の形状を最適にして、熱交
換器の外観の向上を図り、ドレン水の滞留を阻止して、
熱交換効率の向上を得られる空気調和機を提供しようと
するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を満足するた
め、第1の発明の空気調和機は、請求項1において、多
数枚の放熱フィンが互いに狭小の間隙を存して並設さ
れ、これら放熱フィンに熱交換パイプが貫通されるとと
もに、放熱フィンを折り曲げた折り曲げ部を有する熱交
換器を備えたものにおいて、上記熱交換器の折り曲げ部
は、上記放熱フィンの一端側から他端側に亘って設けら
れる切欠部、およびこの切欠部先端と放熱フィン他端縁
との間に残されるフィン部位であり、折り曲げ時の支点
となる接続部とからなり、上記接続部は、放熱フィンの
折り曲げ加工にともなって所定の面方向へ突出して変形
するビートを具備したことを特徴とする。
【0013】請求項2において、請求項1記載の上記ビ
ートは、熱交換器の折り曲げ角度と同一の角度に傾斜し
て設けられることを特徴とする。上記目的を満足するた
め、第2の発明の空気調和機は、請求項3において、多
数枚の放熱フィンが互いに狭小の間隙を存して並設さ
れ、これら放熱フィンに熱交換パイプが貫通されるとと
もに、放熱フィンを折り曲げた折り曲げ部を有する熱交
換器を備えたものにおいて、上記熱交換器の折り曲げ部
は、上記放熱フィンの一端側から他端側に亘って設けら
れる切欠部、およびこの切欠部先端と放熱フィン他端縁
との間に残されるフィン部位であり、折り曲げ時の支点
となる接続部とからなり、上記接続部は、その端縁から
上記切欠部の先端近傍に亘って設けられる切り込みを具
備したことを特徴とする。
【0014】
【作用】放熱フィンに設けられる切欠部と、この切欠部
先端の、折り曲げ時の支点となる接続部とから熱交換器
の折り曲げ部を形成し、上記接続部にビートもしくは切
り込みを設けて、折り曲げ加工にともなって全ての放熱
フィンにおける接続部を同一の方向および角度に正確に
変形させる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面を参照して
説明する。図1に示すように、空気調和機の室内ユニッ
トが構成される。空気調和機本体であるユニット本体1
の前面側には前部吸込み口2aが開口され、ここにグリ
ル3aが嵌め込まれる。一方、ユニット本体1の上面側
にも上部吸込み口2bが開口され、ここにもグリル3b
が嵌め込まれる。
【0016】ユニット本体1の前面から下部に亘って吹
出し口4が設けられる。この吹出し口4の上部である前
部,上部吸込み口2a,2bに対向して、図示しないエ
アーフイルタと、後述する成形された熱交換器5が配置
される。
【0017】つぎに、上記熱交換器5について詳述す
る。図2および図3に示すように、熱交換器5は、図に
おいて左右所定幅で、上下方向に長い直状に形成され、
紙面と直交する方向に狭小の間隙を存して並設される多
数枚の放熱フィン12と、これら放熱フィン12に設け
られる取付け用孔22に貫通され、かつ嵌着される熱交
換パイプ13とからなる。
【0018】上記放熱フィン12は、予めプレス打ち抜
き加工によって成形されていて、図において上部Aの所
定位置には、その一側縁12aから水平で、中途部から
V字状の切り込み部20が設けられ、他側縁12bの僅
か手前側まで延出される。
【0019】すなわち、この切り込み部20の先端と放
熱フィン12の内側縁12bとの間の部分は、第1の接
続部15として残される。上記切り込み部20からフィ
ン下端縁に亘り、所定間隔を存して複数の切欠部21…
が設けられる。この切欠部21は、上辺部21aと下辺
部21bとからなり、それぞれの辺部は少なくとも複数
の直線を異なる方向にジグザグ状に屈曲しており、全体
として屈曲変形した三角状に形成される。
【0020】この切欠部21の先端21cは、フィン一
側縁12aの僅か手前側まで延出されている。そして、
切欠部先端21cとフィン一側縁12aとの間のフィン
部位は、第2の接続部16として残される。
【0021】この第2の接続部16には、ビード30が
設けられる。上記ビード30は、放熱フィン12の長手
方向と直交する方向に設けられる3本の折り目からなっ
ている。
【0022】なお説明すれば、図4(A)に示すよう
に、ビード30は、予め所定の面方向に突出するよう断
面三角状に形成されていて、その頂部と基端部に上記折
れ目18が形成される。
【0023】再び図2と図3に示すように、上記切欠部
21の上下辺部21a,21bの中途部には、つなぎ部
17が一体に設けられ、上下辺部間に架設される。これ
らつなぎ部17は、上辺部21aと下辺部21bとのほ
ぼ中間部相互を連結する幅の狭い辺部であって、放熱フ
ィン12の長手方向に対して所定角度θ°だけ傾いた状
態で設けられる。
【0024】そして、先に図4(A)で説明したビード
30と同様、つなぎ部17のほぼ中間部は、予め所定の
面方向に突出するよう断面三角状に形成されていて、そ
の頂部と基端部に折れ目18が形成される。
【0025】再び図2と図3に示すように、上記切り込
み部20を介して上下両側の取付け用孔22相互間およ
び、上記切欠部21を介して上下両側の取付け用孔22
相互間を除く、各取付け用孔22相互間に立上りスリッ
ト部24が設けられる。
【0026】すなわち、立上がりスリット部24の端末
は、切り込み部20および切欠部21に跨がって形成さ
れないことになる。これら立上りスリット部24は、放
熱フィン12の上下方向(段方向)に亘って、かつこの
両面に一体に切り起し形成される立上り片からなり、フ
ィンの両面に沿って導かれる熱交換空気に効率よく接す
ることができる。
【0027】また、立上がりスリット部24の端末が切
り込み部20や切欠部21に連通しないから、この端末
が変形することもない。このようにして成形される放熱
フィン12の一対の取付け用孔22相互に、U字状に曲
成された熱交換パイプ13が貫通され、拡管手段によっ
て放熱フィン12に対する嵌着状態を得られる。
【0028】そして、一部の隣接する熱交換パイプ13
の開口端相互をUベンドによって接続し、平板直状の熱
交換器を成形してから、切り込み部20および切欠部2
1に対する折り曲げ加工をなす。いずれも放熱フィン1
2の一側縁12aから他側縁12b方向へ付勢力を加え
ることにより、各部が内側に折曲される。
【0029】再び図1に示すように、上記切り込み部2
0に沿う折り曲げ加工により、この切り込み部から上部
側の部分と下部位側の部分とで折り曲げ形成される、逆
V字状に2分割化された熱交換器となる。
【0030】ここで、切り込み部20の上部側の熱交換
器部分はユニット本体1の後面側に折り曲げ形成されて
いるところから、後面側熱交換器5Bと呼び、切り込み
部20の下部側の熱交換器部分はユニット本体1の前面
側に折り曲げ形成されているところから、前面側熱交換
器5Aと呼ぶ。
【0031】これら後面側熱交換器5Bと前面側熱交換
器5Aとは、第1の接続部15で連結されることにな
る。上記前面側熱交換器5Aは、さらに複数の上記切欠
部21…に沿って折り曲げ加工される。すなわち、切欠
部21を構成する上辺部21aと下辺部21bとが接近
するように折り曲げられることにより、熱交換5Aは所
定間隔を存して複数の折り曲げ部M…を有する。
【0032】しかも、切欠部21の構成から、前面側熱
交換器5Aの折り曲げ部Mは、全て同一の折り曲げ角度
θ°で折り曲げられる。この状態で、各第2の接続部1
6に設けられるビード30は、図3(B)および図4
(B)に示すように、全て折り目18に沿って同一方向
に突出して折り畳まれる。
【0033】すなわち、全ての放熱フィン12…を一斉
に折り曲げることによって、各切欠部21…端縁に残さ
れた接続部16…が、全ての放熱フィンにおいて正しく
同一の面方向へ突出し、フィンごとに異なる捩れ変形等
の発生はない。
【0034】また、各切欠部21に設けられているつな
ぎ部17においても同様に、全て折り目18に沿って折
り畳まれ同一方向に突出する。このつなぎ部17の傾斜
角度θ°と、前面側熱交換器5Aを構成する折り曲げ角
度θ°とが一致するから、折り曲げた状態でのつなぎ部
17は、正しく同一の面方向に突出する。
【0035】折り曲げられた状態で、切欠部21を形成
する上辺部21aと下辺部21bとは完全に突き合わさ
るのではなく、ある程度の隙間が形成される。そのた
め、折り曲げ部Mを構成する第2の接続部16の逃げと
なり、破断を阻止できる。
【0036】このようにして、上記熱交換器5は全体的
に逆V字状をなし、前面側熱交換器5Aは他側縁12b
を内側にして多段に折り曲げられて湾曲形成される一
方、後面側熱交換器5Bは少しの湾曲部もない直状で、
かつ矩形状に形成される。
【0037】再び図1に示すように、ユニット本体1内
の所定位置に熱交換器5が配設される。なお説明すれ
ば、上記熱交換器5の両側端には図示しない端板が設け
られ、この端板によってユニット本体1内の所定位置に
熱交換器5が配設されることになる。
【0038】上記前面側熱交換器5Aの下端には前部ド
レンパン6aが配設され、後面側熱交換器5bの下端に
は後部ドレンパン6bが配設される。互いのドレンパン
6a,6bは図示しない連通路を介して連通され、後部
ドレンパン6bで補集されたドレン水はこの連通路を通
って前部ドレンパン6aへ流れようになっている。
【0039】前面側熱交換器5Aの背面側部位には室内
送風機を構成する送風ファンである横流ファン7が配置
される。この横流ファン7は、多数枚の羽根板(ブレー
ド)8…が所定間隔を存して設けられ、全体的に断面円
形状をなす。
【0040】この横流ファン7は、前面側熱交換器5A
によって周面一部が囲撓される。すなわち、前面側熱交
換器5Aの背面側側縁と横流ファン7周面との距離が、
漸次近接し、かつ漸次離間しており、その変化の差が、
従来のもの(たとえば実開平5−187655号公報の
技術)と比較して極めて小さい。
【0041】この横流ファン7の上部には前面側熱交換
器5Aと後面側熱交換器5Bとの上記逆V字状に折り曲
げ形成される部分が対向しており、横流ファン7はあた
かも傘状のごとく覆われる。
【0042】後部ドレンパン6bの下部から横流ファン
7側部を介して上記吹出し口4に亘ってファンケーシン
グ10が設けられる。このように吹出し口4の吹出し通
路の下部を形成するケーシング10の後端部はバックノ
ーズとなる。
【0043】一方、前部ドレンパン6aの外底面は、横
流ファン7のフロントノーズを兼用するとともに、ユニ
ット本体1の前面側下部に開口する吹出し口4の吹出し
通路の上部を兼用する。
【0044】しかして、たとえば冷房運転を行う。図示
しない室外ユニットの圧縮機を駆動して、冷凍サイクル
運転をなすとともに、室内ユニットにおける横流ファン
7を駆動する。上記圧縮機から吐出される高温高圧の冷
媒は、凝縮され、かつ低圧化してから、蒸発器としての
熱交換器5に導かれる。
【0045】被空調室内空気である熱交換空気は、前部
吸込み口2aと上部吸込み口2bから導入され、フィル
タを介して熱交換器5へ導かれる。すなわち、前面側熱
交換器5Aと後面側熱交換器5Bの一側縁12aから、
放熱フィン12相互の隙間を導通し、放熱フィン12と
熱交換パイプ13に接した後、他側縁12bから導出さ
れる。
【0046】冷媒は熱交換器5に導かれて、熱交換パイ
プ13を導通する間に蒸発熱を吸収し、放熱フィン12
に伝熱する。これら放熱フィン12間を熱交換空気が導
通して熱交換をなす。
【0047】熱交換空気は吸熱され、温度低下して前,
後面側熱交換器5A,5Bから導出され、さらに横流フ
ァン7を介して吹出し口4から被空調室へ吹出されて冷
房作用をなす。
【0048】このような冷房作用にともなって、熱交換
器5にドレン水が生成される。このドレン水は放熱フィ
ン12に沿って流下するが、特に前側熱交換器5Aは多
段に折り曲げられているにも拘らず、ドレン水の流下は
円滑である。
【0049】すなわち、ビード30が全て同一の面方向
に規則正しく折り畳まれて変形しており、隣接するフィ
ン12相互が接触していないから、ドレン水は変形した
ビード部分に滞留することなく円滑にドレンパン6aに
流下する。
【0050】上記ビード30が設けられている部分は、
熱交換器5における熱交換空気の導入側に相当している
が、ここにドレン水が滞留しないから、熱交換空気は円
滑に導通する。
【0051】したがって、通風抵抗の増大を抑制し、熱
交換効率の向上を得られるとともにフィルタの掃除のた
めグリル3aを開放した状態でもっとも目につく熱交換
器5の外観を向上する。
【0052】上記熱交換器5は、前面側熱交換器5Aと
後面側熱交換器5Bとで逆V字状をなすから、熱交換器
5は勿論、ユニット本体1の高さ寸法が小さくてすみ、
据付スペースの低減に寄与する。
【0053】また、前面側熱交換器5Aを同一角度θ°
で折り曲げ形成したから、最も通風量の多い前面側熱交
換器5Aの全体の空気の乱れがなく均一化され、通風抵
抗が減少して送風量の増大が得られるとともに、送風騒
音の低減が得られる。
【0054】上記前面側熱交換器5Aを多段に折り曲げ
て横流ファン7の周面一部を囲撓したから、熱交換器5
と横流ファン7との間隔である、最大距離と最小距離と
の差が極く小さくなり、熱交換空気の吸込み圧力および
吸込み風量を一定として、送風音の低減と、熱交換効率
の向上に寄与する。
【0055】なお上記実施例においては、ビード30と
して、フィン12の長手方向とは直交する方向に設けた
折り目18から構成したが、これに限定されるものでは
なく、たとえば図5(A)に示すように、予め、折り曲
げ角度θに傾斜した折り目からなるビード30Aであっ
てもよい。
【0056】このビード30Aの断面構造は、先に図4
(A)で示したものと全く同一であり、折り曲げ加工し
たときは、同図(B)に示した状態となることも同様で
ある。しかも、折り曲げ角度θ°に合致する折り目であ
るから、より容易に折り曲げられ、かつ仕上げが美麗
で、より外観の向上を得られることとなる。
【0057】同図(B)に示すように、第2の接続部1
6に設けられる切り込み30Bをもって、上記ビード3
0,30Aに代えてもよい。上記切り込み30Bは、フ
ィン一側縁12aから切欠部21の先端21c近傍に亘
って設けられていて、フィンを折り曲げることにより三
角状の切欠部になる。
【0058】すなわち、折り曲げ部Mを形成した状態
で、第2の接続部16においては不規則な捩じり変形の
発生をなくし、ドレン水が滞留する余地がなく、外観が
よい仕上げが得られる。
【0059】なお上記熱交換器5は、前面側熱交換器5
Aと後面側熱交換器5Bとを逆V字状に連設したが、こ
こで言う前面側熱交換器のごとき多段に折り曲げられた
熱交換器のみであってもよく、あるいは従来技術で示し
たくの字状に折り曲げられた熱交換器を採用してもよ
い。
【0060】さらに上記実施例において、ビード30を
所定の面方向に突出するよう断面三角状に形成し、その
上部と基端部に折れ目が形成される形状としたが、これ
に限定されるものではなく、断面半円状(蒲鉾形)に形
成したものとしても良い。また、本発明は上記実施例構
造に限定されるものではなく、本発明の要旨を越えない
範囲内で種々の変形実施が可能なことは勿論である。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、熱
交換器の折り曲げ部を構成し、折り曲げ時の支点となる
接続部に、放熱フィンの折り曲げ加工にともなって所定
の面方向へ突出して変形するビート、もしくは切り込み
を設けたから、熱交換器を折り曲げた状態で、放熱フィ
ンの接続部の形状を最適にして、熱交換器の外観の向上
を図り、ドレン水の滞留を阻止して、熱交換効率の向上
を得らなどの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す、空気調和機室内ユニ
ットの縦断面図。
【図2】同実施例の、放熱フィンの正面図。
【図3】(A)は、同実施例の、放熱フィンの一部を拡
大して示す図。(B)は、折り曲げた状態での放熱フィ
ンの一部を拡大して示す図。
【図4】(A)は、同実施例の、ビードの縦断面図。
(B)は、放熱フィンを重ねた状態でのビードの折り畳
み状態を示す図。
【図5】(A)は、他の実施例の、放熱フィンの一部を
拡大して示す図。(B)は、さらに異なる実施例の、放
熱フィンの一部を拡大して示す図。
【符号の説明】
12…放熱フィン、13…熱交換パイプ、M…折り曲げ
部、5…熱交換器、21…切欠部、16…第2の接続
部、30,30A…ビート部、30B…切り込み。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 倉田 愼司 静岡県富士市蓼原336番地 株式会社東芝 富士工場内 (72)発明者 松井 高行 静岡県富士市蓼原336番地 株式会社東芝 富士工場内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数枚の放熱フィンが互いに狭小の間隙を
    存して並設され、これら放熱フィンに熱交換パイプが貫
    通されるとともに、放熱フィンを折り曲げた折り曲げ部
    を有する熱交換器を備えた空気調和機において、 上記熱交換器の折り曲げ部は、上記放熱フィンの一端側
    から他端側に亘って設けられる切欠部、およびこの切欠
    部先端と放熱フィン他端縁との間に残されるフィン部位
    であり、折り曲げ時の支点となる接続部とからなり、 上記接続部は、放熱フィンの折り曲げ加工にともなって
    所定の面方向へ突出して変形するビートを具備したこと
    を特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】上記ビートは、熱交換器の折り曲げ角度と
    同一の角度に傾斜する折り目であることを特徴とする請
    求項1記載の空気調和機。
  3. 【請求項3】多数枚の放熱フィンが互いに狭小の間隙を
    存して並設され、これら放熱フィンに熱交換パイプが貫
    通されるとともに、放熱フィンを折り曲げた折り曲げ部
    を有する熱交換器を備えた空気調和機において、 上記熱交換器の折り曲げ部は、上記放熱フィンの一端側
    から他端側に亘って設けられる切欠部、およびこの切欠
    部先端と放熱フィン他端縁との間に残されるフィン部位
    であり、折り曲げ時の支点となる接続部とからなり、 上記接続部は、その端縁から上記切欠部の先端近傍に亘
    って設けられる切り込みを具備したことを特徴とする空
    気調和機。
JP6219952A 1994-09-14 1994-09-14 空気調和機 Pending JPH0886458A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6219952A JPH0886458A (ja) 1994-09-14 1994-09-14 空気調和機
KR1019950004852A KR100203915B1 (ko) 1994-09-14 1995-03-10 공기조화기
CN95104068A CN1098441C (zh) 1994-09-14 1995-03-10 空气调节机

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6219952A JPH0886458A (ja) 1994-09-14 1994-09-14 空気調和機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0886458A true JPH0886458A (ja) 1996-04-02

Family

ID=16743618

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6219952A Pending JPH0886458A (ja) 1994-09-14 1994-09-14 空気調和機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0886458A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106500185A (zh) * 2016-12-09 2017-03-15 美的集团武汉制冷设备有限公司 空调室内机换热器和空调室内机
CN109631175A (zh) * 2018-12-15 2019-04-16 西安交通大学 一种基于非均匀迎面风速优化的空调器、室外机及其换热器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106500185A (zh) * 2016-12-09 2017-03-15 美的集团武汉制冷设备有限公司 空调室内机换热器和空调室内机
CN109631175A (zh) * 2018-12-15 2019-04-16 西安交通大学 一种基于非均匀迎面风速优化的空调器、室外机及其换热器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR0144439B1 (ko) 공기조화기
KR20050117665A (ko) 분리형 공기조화기의 실내기
JP3100287B2 (ja) 空気調和機
JP3091830B2 (ja) 空気調和機
JP3790350B2 (ja) 熱交換器
JPH09145143A (ja) 天井埋込型空気調和機の室内ユニット
JPH0886458A (ja) 空気調和機
JP3170548B2 (ja) 空気調和機
JP3257743B2 (ja) 空気調和機
JP3170545B2 (ja) 空気調和機
JP3546032B2 (ja) 空気調和機
JP4261109B2 (ja) 空気調和機用室外機
JP3250903B2 (ja) 空気調和機
JP3308375B2 (ja) 空気調和機
JP3170546B2 (ja) 空気調和機
JP3233551B2 (ja) 空気調和機
JP3170547B2 (ja) 空気調和機
JP2001311531A (ja) 空気調和機の室内ユニット
KR100203915B1 (ko) 공기조화기
JP3242784B2 (ja) 熱交換器
JPH0711344B2 (ja) 空気調和機
JP2604954Y2 (ja) 空気調和機
KR20050046100A (ko) 분리형 공기조화기의 열교환기 고정구조.
JP3304536B2 (ja) 空気調和機
JP2001116347A (ja) 空気調和機