JP2604954Y2 - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP2604954Y2
JP2604954Y2 JP6598993U JP6598993U JP2604954Y2 JP 2604954 Y2 JP2604954 Y2 JP 2604954Y2 JP 6598993 U JP6598993 U JP 6598993U JP 6598993 U JP6598993 U JP 6598993U JP 2604954 Y2 JP2604954 Y2 JP 2604954Y2
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Japan
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fins
heat exchanger
cut
upright
fin
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知己 高橋
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Fujitsu General Ltd
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Fujitsu General Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は空気調和機に係り、特に
詳しくは室内機に配置される複数の熱交換器を、除湿運
転時に独立した蒸発器と再熱器として一体に形成する構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】昨今の家庭用空気調和機には、春から夏
へかけ特に梅雨どきにしつどが高いため体感温度が高く
不快になるのを防ぐために除湿運転を行い、快適な室内
環境を保つようにしているものが多い。空気調和機の室
内機は、図4に示すように、前面上部に吸込口2を、前
面下部に吹出口3を備えた筐体1の吸込口2と吹出口3
を結ぶ空気通路4に、前面側に直立部5aと、その上に
後方傾斜部5bを形成した熱交換器5、或いは、後方傾
斜部5bの上端を背面側に折り曲げて前方傾斜部5cを
形成し、上部を逆V字状とした熱交換器5を配置してい
る。同熱交換器5の直立部5aの後方には送風ファン6
が配置されている。除湿運転を行うために、前面側に直
立に設けた熱交換器5aを蒸発器7に、その上に後方に
傾斜して設けた熱交換器5bを再熱器8とし、吸い込ん
だ室内空気を別々に、蒸発器7で冷却結露させ、一方再
熱器8で加熱した空気を空気通路4内の送風ファン6で
混合して除湿空気を温度を変えずに吹き出している。図
5に示すように、従来除湿運転時に、筐体1の前面側に
設けた直立部5aの蒸発器7と上方に傾斜して設けた後
方傾斜部5bの再熱器8とからなる熱交換器5は、フィ
ン9の所定の高さに、フィン9の後方略半分の巾内に切
抜き部10を設け、それぞれの熱交換器5a,5b,5
cの高さにフランジ部11を残して切り欠いた左右の側
板13に並列したフィン9を挟んで直立して一体に形成
した後、側板13の切欠き部12から横方向にフィンを
カットし、後方に所定の角度で折り曲げて蒸発器7とな
る直立部5aと再熱器8となる後方傾斜部5bを一体に
形成し、V字形に形成した遮風板14を嵌入して熱交換
器5を形成している。しかしながら、図示していない
が、前記フィン9の縦方向の中央部にスリットを入れ
て、前側を蒸発器7に、後側を再熱器8として一体に形
成した熱交換器5の代わりに、熱伝導による効率の低下
を防ぐために蒸発器7と再熱器8とに分離した熱交換器
5においても、加工中の形状を安定させるために、切り
抜き部10を設けたフィン9を側板13で挟んで前半分
をカットした後に、フィン9の後方部を連結した状態で
折り曲げて蒸発器7と再熱器8を一体に形成している。
このために蒸発器7と再熱器8のフィン9の間に熱の流
れが生じ、効率の低下を発生させる欠点があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記のような欠点を無
くするために、本発明は二つの熱交換器を一体に形成し
た後、それぞれの熱交換器のフィンを分離して効率の高
い構造の熱交換器を有する空気調和機を提供することを
目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、筐体の前面上
部の吸込口と下部の吹出口とを結ぶ空気通路の前面側
に、フィンの後方所定の位置に略半分の巾の切欠き部を
形成し、同位置にフランジ部を残して切り欠いた左右の
側板に、前記フィンを挟んで直立して熱交換器を一体に
形成した後、前記位置で横方向に前記フィンをカットし
て上部を後方に折り曲げて形成した直立部と後方傾斜部
からなる二つの熱交換器を配置してなることを特徴とす
る。また、前記フィンの後方二個所の所定の位置に略半
分の巾の切欠き部を形成し、同様に二個所の同位置でフ
ランジ部を残して切り欠いた左右の側板に、前記フィン
を挟んで直立して一体に形成した後、前記位置で横方向
に前記フィンを二個所でカットして下部を直立部、中央
部を後方に折り曲げて後方傾斜部とし、その上部を背面
側にさらに折り曲げて前方傾斜部として形成した三つの
熱交換器を配置してなることを特徴とする。また、筐体
の前面上部の吸込口と下部の吹出口とを結ぶ空気通路の
前面側に、上方に連結部を有する左右の側板にフィンを
挟んだ熱交換器を直立部とし、下方に連結部を有する左
右の側板にフィンを挟んだ熱交換器を後方傾斜部として
連結部を締結して二つの熱交換器を一体に配置してなる
ことを特徴とする。
【0005】
【作用】本発明によれば、筐体の前面側に設ける蒸発器
と上方に傾斜して設ける再熱器、或いは追加して背面に
傾斜して設ける蒸発器または再熱器を一体に形成する熱
交換器は、所定の高さでフィンの後方略半分の巾に切欠
き部を設け、それぞれの熱交換器の高さにフランジ部を
残して切り欠いた左右の側板に、並列してフィンを挟ん
で直立して一体に形成する。この熱交換器を組み立てた
後、切欠きの前方部のフィンをカットして、切り欠いた
側板のフランジ部から後方へ折り曲げることによって、
二つ又は三つのブロックに分離して直立部を蒸発器に、
後方傾斜部を再熱器として、又は前方傾斜部を蒸発器或
いは再熱器としてフィンによる熱漏洩のない熱交換器を
形成できる。
【0006】
【実施例】本発明による一実施例について説明する。図
1と図2に示すように、熱交換器5のフィン9の後方所
定の位置に略半分の巾の切欠き部15を形成し、フラン
ジ部11を残して切り欠いた左右の側板13にフィン9
を挟んで直立して一体に形成した後、フィン9の前方接
続部をカットして上部を後方に折り曲げて直立部5aと
後方傾斜部5bを形成し、直立部5aと後方傾斜部5b
との間にV字形に形成した遮風板14を装着して二つの
独立した熱交換器を配置する。また、フィン9の後方二
個所の所定の位置に略半分の巾の切欠き部15を形成
し、同様に二個所の所定の位置でフランジ部11を残し
て切り欠いた左右の側板13にフィン9を挟んで直立し
て一体に形成した後、横方向にフィン9を二個所でカッ
トして下部を直立部5a、中央部を後方に折り曲げて後
方傾斜部5bとし、その上部を背面側に逆V字形に折り
曲げて前方傾斜部5cを形成し、直立部5aと後方傾斜
部5bとの間にV字形に形成した遮風板14を装着して
三つの独立した熱交換器を配置する。
【0007】さらに、図3に示すように、空気通路4の
前面側に、上方に連結部16aを有する左右の側板13
aにフィンを挟んだ熱交換器を直立部5aとし、下方に
連結部16bを有する左右の側板13bにフィン9を挟
んだ熱交換器を後方傾斜部5bとして連結部を、V字形
に形成した遮風板14を介して締結して二つの独立した
熱交換器を一体に配置する。
【0008】
【考案の効果】以上のように、本考案は熱交換器の加工
中の安定性を保ちながら、除湿運転中に蒸発器と再熱器
となる二つ又は三つの熱交換器を独立して、かつ、一体
に形成することによって、冷却されるフィンと加熱され
るフィンの間の熱漏洩をなくし効率の良い熱交換器を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例による熱交換器の概要を示
し、(A)は切欠き部を有する熱交換器のフィン及び
(B)は側板を示し、(C)は二つの熱交換器及び
(D)は三つの熱交換器の配置を示す側面図である。
【図2】本考案の一実施例による熱交換器の概要を示す
斜視図である。
【図3】本考案の別の実施例による熱交換器の概要を示
す斜視図である。
【図4】従来例による室内機の筐体内の熱交換器の概要
を示し、(A)は二つの熱交換器の配置及び(B)は三
つの熱交換器の配置を示す断面図である。
【図5】従来例による熱交換器の概要を示し、(A)は
切抜き部を有する熱交換器のフィン及び(B)は側板を
示し、(C)は二つの熱交換器の配置を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 筐体 2 吸込口 3 吹出口 4 空気通路 5 熱交換器 5a 直立部 5b 後方傾斜部 5c 前方傾斜部 6 送風ファン 7 蒸発器 8 再熱器 9 フィン 10 切抜き部 11 フランジ部 12 側板切欠き部 13 側板 13a 直立部側板 13b 後方傾斜部側板 14 遮風板 15 切欠き部 16a 直立部側板の連結部 16b 後方傾斜部側板の連結部

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体の前面上部の吸込口と下部の吹出口
    とを結ぶ空気通路の前面側に、フィンの後方所定の位置
    に略半分の巾の切欠き部を形成し、同位置にフランジ部
    を残して切り欠いた左右の側板に、前記フィンを挟んで
    直立して熱交換器を一体に形成した後、前記位置で横方
    向に前記フィンをカットして上部を後方に折り曲げて形
    成した直立部と後方傾斜部からなる二つの熱交換器を配
    置してなることを特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】 筐体上面の吸込口と下部の吹出口とを結
    ぶ空気通路の前面側に、フィンの後方二個所の所定の位
    置に略半分の巾の切欠き部を形成し、同様に二個所の同
    位置でフランジ部を残して切り欠いた左右の側板に、前
    記フィンを挟んで直立して一体に形成した後、前記位置
    で横方向に前記フィンを二個所でカットして下部を直立
    部、中央部を後方に折り曲げて後方傾斜部とし、その上
    部を背面側に逆V字形に折り曲げて前方傾斜部として形
    成した三つの熱交換器を配置してなることを特徴とする
    空気調和機。
  3. 【請求項3】 筐体の前面上部の吸込口と下部の吹出口
    とを結ぶ空気通路の前面側に、上方に連結部を有する左
    右の側板にフィンを挟んだ熱交換器を直立部とし、下方
    に連結部を有する左右の側板にフィンを挟んだ熱交換器
    を後方傾斜部として連結部を締結して二つの熱交換器を
    一体に配置してなることを特徴とする空気調和機。
JP6598993U 1993-12-10 1993-12-10 空気調和機 Expired - Lifetime JP2604954Y2 (ja)

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JP6415721B2 (ja) * 2015-07-07 2018-10-31 三菱電機株式会社 熱交換器、冷凍サイクル装置および熱交換器の製造方法

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