JPH0886103A - 舞台の床面昇降装置 - Google Patents

舞台の床面昇降装置

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JPH0886103A
JPH0886103A JP22029094A JP22029094A JPH0886103A JP H0886103 A JPH0886103 A JP H0886103A JP 22029094 A JP22029094 A JP 22029094A JP 22029094 A JP22029094 A JP 22029094A JP H0886103 A JPH0886103 A JP H0886103A
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喜正 中島
Yasutaka Yamazaki
泰孝 山崎
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 床面の品質を低下させることなく床面の高さ
を変更可能にする。 【構成】 ベース2で基端を回動自在に支持された支持
リンク3、4を所定の間隔で配設するとともに、ベース
2に取り付けられて床面1を上下方向へ変位自在に支持
する一方、水平方向への変位を規制する昇降リンク5、
6を支持リンク3、4の間の所定の位置に配設し、床面
1のフレーム10に支持リンク3、4の自由端に設けた
ローラ31、41をそれぞれ水平方向へ案内するガイド
11、12を設ける一方、連結ロッド8を介して支持リ
ンク3、4を連結し、支持リンク3、4を所定の角度で
係止するストッパ13、14をガイド11、12に設
け、支持リンク3を駆動する油圧シリンダ8を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、劇場等に配設される舞
台の床面レイアウトを変更可能な床面昇降装置の改良に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から劇場や多目的ホール等に設けら
れる舞台では演劇やコンサート等の催し物に応じて床面
の配置を変更する装置が採用されたものがあり、例えば
図5、図6に示すような床面昇降装置が知られている。
【0003】これについて説明すると、床面91はベー
ス92との間に介装された鋏状の昇降リンク5、6によ
って水平方向(図中X,Y方向)への変位を規制される
一方、上下方向(図中Z方向)へ昇降自在に案内され
る。
【0004】この昇降リンク5、6はほぼ等長の板状部
材で形成されて床面91及びベース92の幅方向(Y方
向)の両端にそれぞれ配設され、昇降リンク5、6の長
手方向の中央は軸50を介して回動自由に結合される。
【0005】昇降リンク5は一端に設けた回動支点53
をベース92で回動自由に支持される一方、他端に設け
たローラ52が床面91の下面に固設したガイド51で
水平方向に案内され、昇降リンク6も同様にして、一端
に設けた回動支点63を昇降リンク5の回動支点53に
対応した床面91の所定の下面で回動自由に支持される
一方、他端に設けたローラ62がベース92の下面に固
設したガイド61で水平方向に案内されるが、昇降リン
ク5、6は軸50で長手方向の中央を連結されるために
床面91を所定の位置で昇降可能となる。
【0006】床面91及びベース92の幅方向にぞれぞ
れ配設された一対の昇降リンク5、6は軸50、50と
の間に介装された結合部材94で結合され、この結合部
材94から突設したブラケット93には基端をローラ6
2と同軸的に結合された油圧シリンダ98のロッド98
Aが連結され、油圧シリンダ98の伸縮駆動によって昇
降リンク5、6は回動しながら床面91を昇降駆動し、
床面91を図5、6に示す上昇位置から図中91Aで示
す下降位置までの間の任意の位置で停止させることで、
所望の高さの舞台を形成する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の装置では昇降リンク5、6の自由端に取り付けられ
たローラ52、62が水平方向へ変位するため、床面9
1は上昇位置において昇降リンク5、6でほぼ片持支持
となり、ガイド51側の床面91に図中ZまたはY方向
の力が加わるとガタなどが生じて床面91の品質を低下
させる場合があり、また、床面91の上昇位置を保持す
る油圧シリンダ98には比較的大きな負荷圧が加わるた
めに油圧回路の構成が複雑になる場合があった。
【0008】そこで本発明は、床面の品質を低下させる
ことなく簡易な駆動機構で構成可能な舞台の床面昇降装
置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、ベース部
材に所定の間隔で配設されるとともに基端をベース部材
で回動自在に支持されて床面を支持する複数の支持リン
クと、前記床面に配設されて前記複数の支持リンクの自
由端を水平方向へそれぞれ案内するガイドと、前記複数
の支持リンクの間の所定の位置に配設されるとともに前
記床面を上下方向へ変位自在かつ水平方向への変位を規
制する案内手段と、前記複数の支持リンクを所定の角度
でそれぞれ係止する変位規制手段と、前記複数の支持リ
ンクを連結するロッドと、前記支持リンクのうち少なく
ともひとつを駆動するアクチュエータとを備える。
【0010】また、第2の発明は、前記第1の発明にお
いて、前記案内手段が、基端を前記ベース部材で回動自
由に支持される一方、自由端を前記床面で水平方向へ変
位可能に係合させた第1の昇降リンクと、基端を前記床
面で回動自由に支持される一方、自由端を前記ベース部
材で水平方向へ変位可能に係合させるとともに、前記第
1の昇降リンクと所定の位置で交差するように配設され
た第2の昇降リンクと、これら第1及び第2の昇降リン
クを前記交差位置で連結する手段とからなる。
【0011】また、第3の発明は、前記第1または第2
の発明において、前記アクチュエータを流体圧アクチュ
エータで構成するとともに、前記流体圧アクチュエータ
に着脱自在な圧力供給源を備える。
【0012】
【作用】第1の発明は、ベース部材に所定の間隔で支持
されるとともに、ロッドを介して相互に連結された複数
の支持リンクの回動に応じて、床面に設けられたガイド
で支持リンクの自由端が水平方向へ変位自由に係合しな
がら床面を昇降させる。複数の支持リンクはロッドを介
して同期的に回動することができ、アクチュエータを駆
動して少なくとも一つの支持リンクを回動させると、ロ
ッドを介して他の支持リンクも同期的に回動し、各支持
リンクの自由端は床面に固設されたガイドを水平方向へ
変位しながら案内手段によって水平方向への変位を規制
された床面を昇降させ、各支持リンクを上昇方向へ回動
させると支持リンクが変位規制手段に当接した位置が床
面の上昇位置となり、案内手段を挟むように所定の間隔
で配設された複数の支持リンクで床面に加わる荷重を分
散して支持することができる。
【0013】また、第2の発明は、案内手段が前記床面
の昇降に応じて第1及び第2の昇降リンクが基端を軸に
それぞれ回動するとともに、自由端はそれぞれ水平方向
へ変位するが、第1及び第2の昇降リンクは所定の交差
位置で連結されているため、床面は水平方向への変位を
規制されながら所定の位置で昇降することができ、床面
の下降位置では第1及び第2の昇降リンクを床面の下部
に収装することができる。
【0014】また、第3の発明は、圧力供給源を接続す
るとともに流体圧アクチュエータを駆動し、床面の上昇
位置まで支持リンクを回動させてロックすれば流体圧ア
クチュエータは床面の荷重を支持することがないため圧
力供給源を取り外すことができる。
【0015】
【実施例】図1〜図4に本発明の実施例を示す。
【0016】図1〜図2において、図示しない舞台を構
成する床面1は板状部材で形成されるとともに下面には
フレーム10を備えて一体に構成され、板状部材で形成
されたベース2で回動自由に支持された支持リンク3、
4を介して床面1は常時水平位置を保持しながら昇降自
在に支持される。
【0017】ベース2の上面で幅方向(図中Y方向、以
下同様)の両端部にはブラケット21、21及びブラケ
ット22、22がそれぞれ固設されており、これらブラ
ケット21、22はベース2の長手方向(図中X方向、
以下同様)で所定の間隔をおいて配設される。
【0018】等長の板状部材で形成された支持リンク
3、4は基端に設けた回動支点32、42を介してブラ
ケット21、22で長手方向へ回動自由に支持されると
ともに、支持リンク3、4の自由端には床面1を支持す
るためのローラ31、41がそれぞれ設けられる。
【0019】床面1の下部を構成するフレーム10の下
面には支持リンク3のローラ31を案内するガイド11
が長手方向に沿って配設され、同様に支持リンク4のロ
ーラ41を案内するガイド12がそれぞれ設けられ、支
持リンク3、4の回動に応じてローラ31、41はガイ
ド11、12に沿って長手方向へ変位する。
【0020】ここで、ベース2の幅方向で平行に配設さ
れた支持リンク3、3は図2にも示すように、自由端側
を連結部材30で結合されて一体となって回動すること
ができ、支持リンク4、4も図示はしないが同様に構成
される。
【0021】そして、支持リンク3、4は自由端側をロ
ッド7、7を介して平行かつ相対変位可能に結合され、
支持リンク3、4及びロッド7で長手方向に変位可能な
平行四辺形のリンクが構成される。
【0022】さらに、支持リンク3、3の間にはブラケ
ット80が介装され、基端をベース2に支持された流体
圧アクチュエータとしての油圧シリンダ8、8がブラケ
ット80に連結され、油圧シリンダ8の伸縮駆動に応じ
て支持リンク3、3は回動し、支持リンク3の回動に応
じて支持リンク4はロッド7を介して駆動される。
【0023】支持リンク3、4の間の所定の位置には床
面1の水平方向(図中X、Y方向)への変位を規制する
一方、上下方向(図中Z方向)へ案内する案内手段とし
ての昇降リンク5、6が配設される。
【0024】この昇降リンク5、6はほぼ等長の板状部
材で形成されてフレーム10及びベース2の間の所定の
位置にそれぞれ配設され、昇降リンク5、6の全長方向
の中央は連結手段としての軸50を介して回動自由に結
合される。
【0025】昇降リンク5は一端に設けた回動支点53
をベース2で回動自由に支持される一方、他端に設けた
ローラ52がフレーム10の下面に固設したガイド51
で長手方向に案内され、昇降リンク6も同様にして、一
端に設けた回動支点63を昇降リンク5の回動支点53
の鉛直線上に対応したフレーム10の所定の下面で回動
自由に支持される一方、他端に設けたローラ62がベー
ス2の側面に固設したガイド61で長手方向に案内さ
れ、昇降リンク5、6は軸50で中央を連結されるため
に床面1の水平方向の変位を規制しながら上下方向への
変位を許容する。
【0026】図1において、床面1は図示しない舞台の
床面から所定の高さに支持された上昇位置を示してお
り、この上昇位置では反時計回りに回動した支持リンク
3、4が鉛直位置を通過した後に、長手方向へ変位する
ローラ31、41がガイド11、12に固設された変位
規制手段としてのストッパ13、14で係止されてお
り、図3にも示すように、支持リンク3は鉛直位置3B
から所定の角度θだけ傾斜した位置でローラ31がガイ
ド11のストッパ13に当接して床面1を上昇位置に係
止し、ロッド7で連結された支持リンク4も図示はしな
いが同様に所定の角度θで係止される。
【0027】一方、床面1の下降位置1Aではベース2
の上面に突設したストッパ21がフレーム10の下面を
支持し、このストッパ21は図示はしないが複数の所定
の位置に配設される。
【0028】支持リンク3、3を駆動する油圧シリンダ
8、8は図4に示すように、油圧シリンダ8と連通する
管路81が着脱自在な継手83を介して圧油の供給、排
出を行う圧力供給源としてのポンプユニット84と接続
され、ポンプユニット84からの圧油で油圧シリンダ
8、8を駆動した後にポンプユニット84を取り外すこ
とができ、このとき、継手83と管路81との間に介装
されたチェック弁82によって油圧シリンダ8の油圧を
保持することができる。
【0029】なお、ポンプユニット84は、例えば電気
モータと油圧ポンプを組み合わせた可搬式のもの等で構
成される。
【0030】以上のように構成され、次に作用について
説明する。
【0031】図1に示す床面1の上昇位置から下降位置
1Aへ駆動するには、油圧シリンダ8の管路81にポン
プユニット84を接続するとともに、油圧シリンダ8を
収縮駆動させる。
【0032】支持リンク3は油圧シリンダ8の収縮に伴
って、図1において時計回りの回動を開始し、ストッパ
13に当接していたローラ31はガイド11に沿って図
中右方向へ変位し、ロッド7を介して支持リンク3と連
結された支持リンク4も同様にして時計回りへ同期的に
回動する。
【0033】上昇位置からの床面1の下降は、図4に示
すように、所定の角度θで係止されていた支持リンク3
が時計回りへ回動するため、支持リンク3の鉛直位置3
Bまで床面1は一旦上昇した後、最大上昇位置1′とな
る鉛直位置3Bを通過してから下降を開始する。
【0034】支持リンク3、4の回動に伴って、床面1
は図中X方向へ変位しようとするが、昇降リンク5、6
によって水平方向への変位を規制されるため、支持リン
ク3、4の自由端に設けられたローラ31、41がガイ
ド11、12に沿って長手方向へ転動しながら床面1の
荷重を支持し、床面1は鉛直方向で下降することができ
る。
【0035】床面1の下降に際して、支持リンク3、4
は等長かつ平行に構成されるため、床面1は常時水平を
保持しながら上下方向へ変位することができるのであ
る。
【0036】支持リンク3、4がほぼ水平に傾斜した3
A、4Aまで回動するとフレーム10の下面がベース2
に固設したストッパ21に当接し、床面1の下降位置1
Aとなる。
【0037】この下降位置1Aでは支持リンク3、4及
び昇降リンク5、6は折り畳まれるようにフレーム10
の内周に収装され、床面1は図示しない舞台の床面と均
一な平面を形成することができ、床面1に加わる荷重は
フレーム10、ストッパ21を介してベース2で支持さ
れるため油圧シリンダ8には荷重が加えられず、圧油を
給排するポンプユニット84を管路81から容易に取り
外すことができるのである。
【0038】一方、床面1の下降位置1Aから上昇させ
るには、上記と同様にしてポンプユニット84を接続す
るとともに、油圧シリンダ8を伸長駆動させる。
【0039】油圧シリンダ8の伸長によってほぼ水平に
傾斜した支持リンク3は、図1において3Aの位置から
反時計回りの回動を開始し、ロッド7で連結された支持
リンク4も支持リンク3に応動して4Aの位置から反時
計回りの回動を開始する。
【0040】支持リンク3、4の回動に伴って、昇降リ
ンク5、6で水平方向への変位を規制された床面1はガ
イド11、12に沿って図中左方向へ転動するローラ3
1、41によって上昇する。この床面1の上昇時も上記
と同様に、支持リンク3、4は等長かつ平行に構成され
るため、床面1は常時水平を保持しながら変位すること
ができる。
【0041】床面1は支持リンク3が図4に示す鉛直位
置3Bまで回動して最大上昇位置1′まで上昇した後、
鉛直位置3Bを通過してさらに支持リンク3を反時計回
りに回動させると床面1は下降を開始し、ローラ31が
ガイド11に当接した位置が床面1の上昇位置となり、
この上昇位置において支持リンク3は鉛直位置3Bから
所定の角度θだけ傾斜して保持される。なお、ロッド7
を介して支持リンク3と平行に連結された支持リンク4
も同様にしてローラ41がガイド12のストッパ14に
当接した位置で所定の角度θの傾斜で係止される。
【0042】この上昇位置において、床面1に加わる荷
重は支持リンク3、4の軸方向への分力と、ローラ3
1、41をストッパ13、14に押圧する水平方向の分
力となり、このうち水平方向の分力は床面1の水平方向
への変位を規制する昇降リンク5、6によって支持され
る一方、支持リンク3、4は水平方向への分力によって
床面1の上昇位置にロックされ、床面1に加わる荷重は
支持リンク3、4及び昇降リンク5、6で分散支持され
る。
【0043】さらに、支持リンク3、4を所定の間隔で
配設したために床面1に加わる幅方向の外力に対する剛
性を向上させるだけでなく、床面1の長手方向の端部に
変動荷重が加わった場合に過大な変位が発生するの抑制
して床面1の品質を確保することができるのである。
【0044】こうして床面1を上昇位置へ駆動した後に
は、油圧シリンダ8は床面1の荷重を支持する必要がな
くなるため、ポンプユニット84を容易に取り外すこと
ができる。
【0045】ここで、床面1は上昇位置あるいは下降位
置のどちらか一方の位置だけを保持するが、舞台の床面
レイアウトは催しもの等に応じて設定した後に固定され
る場合が多いため、床面1の上昇位置を支持リンク3、
4の長さを舞台に応じて予め設定することにより任意の
高さで床面1を係止する必要がなく、舞台のレイアウト
に応じて上昇または下降位置を適宜選択すればよい。
【0046】このようにして、床面1の水平方向への変
位を昇降リンク5、6で規制するとともに、昇降リンク
5、6を挟むように所定の間隔で配設した支持リンク
3、4をロッド7を介して平行に連結し、この支持リン
ク3、4の自由端に設けたローラ31、41でガイド1
1、12を介して床面1を支持するとともに、床面1の
上昇位置ではこれらローラ31、41の変位を規制して
支持リンク3、4を所定の角度θで係止させ、支持リン
ク3のみを油圧シリンダ8で駆動するようにしたため、
床面1の上昇位置を保持するための動力が不要となって
油圧シリンダ8または油圧回路を簡素に構成することが
でき、支持リンク3、4を所定の角度で傾斜させること
で特別な係止機構を必要とするこことなく床面1の上昇
位置を確実にロックすることが可能となり、また、支持
リンク3、4が昇降リンク5、6を挟むように所定の間
隔で配設されたため、床面1に加わる荷重を支持リンク
3、4で分散することで安定して支持することが可能と
なって、床面1の支持剛性を向上させることができ、変
動する外力が加わった場合にも床面1のがたつきを抑制
することが可能となって床面1の品質を確保することが
できるのである。
【0047】また、中央を連結した一対の昇降リンク
5、6で床面1の水平方向への変位を規制する一方、上
下方向への変位を許容するようにしたため、床面1の下
降位置では昇降リンク5、6及び支持リンク3、4を床
面1の下部に収装することが可能となって装置全体の小
型化を促進することができ、さらに、油圧シリンダ8へ
圧油を供給するポンプユニット84を脱着可能としたた
め、床面昇降装置に圧力供給源を固設する必要がなくな
って製造コストを低減させることが可能となる。
【0048】
【発明の効果】以上のように第1の発明によれば、ロッ
ドを介して連結された複数の支持リンクを所定の間隔で
配設するとともに、これら支持リンクの間に案内手段を
配設したため、床面の上昇位置における支持剛性を向上
させることが可能となって、外力などによる床面のがた
つきを抑制して床面の品質を確保することが可能とな
り、床面の上昇位置では支持リンク、変位規制手段及び
案内手段で床面の荷重を支持するために上昇位置を保持
するための特別な動力が不要となって、支持リンクを駆
動するアクチュエータは床面を上昇させるだけの簡素な
構造とすることができ、駆動機構の簡素化に伴って装置
の小型化及び製造コストの低減を推進することができ
る。
【0049】また、第2の発明によれば、案内手段を第
1及第2の昇降リンクで構成すると共に、これら昇降リ
ンクの中央を連結したため、床面の水平方向への変位を
規制する一方、上下方向への変位を許容するとともに、
床面の下降位置では第1及び第2の昇降リンク及び支持
リンクを床面の下部に収装することが可能となって装置
全体の小型化を促進することができる。
【0050】また、第3の発明は、流体圧アクチュエー
タで支持リンクを駆動するとともに、着脱自在な圧力供
給源を備えたため、流体圧アクチュエータで床面を上昇
または下降位置へ駆動した後に圧力供給源を取り外すこ
とが可能となって、床面昇降装置に圧力供給源を固設す
る必要がなくなって装置の小型化を推進するとともに、
製造コストを低減させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す床面昇降装置の正面図で
ある。
【図2】同じく側面図である。
【図3】支持リンクのロック状態を示す説明図である。
【図4】油圧回路のブロック図である。
【図5】従来の床面昇降装置を示す正面図である。
【図6】同じく側面図である。
【符号の説明】
1 床面 2 ベース 3、4 支持リンク 5、6 昇降リンク 7 連結ロッド 8 油圧シリンダ 11、12 ガイド 13、14 ストッパ 31 ローラ 41 ローラ 50 軸 51、61 ガイド 52、62 ローラ 53、63 回動支点 83 継手 84 ポンプユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山崎 泰孝 大阪府大阪市中央区北浜2−1−26 北浜 松岡ビル 株式会社アズ・インスティテュ ート内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース部材に所定の間隔で配設されると
    ともに基端をベース部材で回動自在に支持されて床面を
    支持する複数の支持リンクと、前記床面に配設されて前
    記複数の支持リンクの自由端を水平方向へそれぞれ案内
    するガイドと、前記複数の支持リンクの間の所定の位置
    に配設されるとともに前記床面を上下方向へ変位自在か
    つ水平方向への変位を規制する案内手段と、前記複数の
    支持リンクを所定の角度でそれぞれ係止する変位規制手
    段と、前記複数の支持リンクを連結するロッドと、前記
    支持リンクのうち少なくともひとつを駆動するアクチュ
    エータとを備えたことを特徴とする舞台の床面昇降装
    置。
  2. 【請求項2】 前記案内手段が、基端を前記ベース部材
    で回動自由に支持される一方、自由端を前記床面で水平
    方向へ変位可能に係合させた第1の昇降リンクと、基端
    を前記床面で回動自由に支持される一方、自由端を前記
    ベース部材で水平方向へ変位可能に係合させるととも
    に、前記第1の昇降リンクと所定の位置で交差するよう
    に配設された第2の昇降リンクと、これら第1及び第2
    の昇降リンクを前記交差位置で連結する手段とからなる
    ことを特徴とする請求項1に記載の舞台の床面昇降装
    置。
  3. 【請求項3】 前記アクチュエータを流体圧アクチュエ
    ータで構成するとともに、前記流体圧アクチュエータに
    着脱自在な圧力供給源を備えたことを特徴とする請求項
    1または請求項2に記載の舞台の床面昇降装置。
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Cited By (2)

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