JP2703052B2 - 床昇降装置 - Google Patents

床昇降装置

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JP2703052B2
JP2703052B2 JP13114189A JP13114189A JP2703052B2 JP 2703052 B2 JP2703052 B2 JP 2703052B2 JP 13114189 A JP13114189 A JP 13114189A JP 13114189 A JP13114189 A JP 13114189A JP 2703052 B2 JP2703052 B2 JP 2703052B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は劇場やホールなどの舞台となる可動床の昇
降装置に関する。
(従来の技術) 舞台の昇降装置として油圧シリンダ(油圧ジャッキ)
等により直接的に舞台を昇降させる場合、シリンダスト
ローク量が舞台の昇降ストロークとなり、このストロー
ク量を大きくとるにはシリンダの大形化が避けられず、
また、シリンダ最収縮時の舞台下面の基礎(底面)との
最小間隔(占有スペース)もそれだけ大きくなる。
このような問題を避けるために、シザースリンクによ
り舞台を上下させ、シザースリンクの駆動を油圧シリン
ダによって行うようにしたものがある。この場合には、
シザースリンクにより油圧シリンダのストロークを拡大
して舞台を昇降させることができる。
(発明が解決しようとする課題) しかしながらシザースリンクは、その構造上、最収縮
した状態からのリフト開始時に非常に大きな駆動力を必
要し、この駆動力はリフト量とともに減少していく。し
たがって油圧シリンダもこの最大駆動力に対応して設計
しなければならず、有効ストローク量は小さくできて
も、油圧源に要求される最大圧力は非常に大きくなる。
また、油圧シリンダの駆動速度が一定でも、シザースリ
ンクの昇降速度が途中で変化し、舞台の昇降が不安定に
なるという問題もあった。
本発明はリフト中の駆動力及び昇降速度が一定で、し
かも最下降時の床下面の占有スペースの小さい床昇降装
置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) そこで本発明は傾斜面をもつ案内部材と、前記傾斜面
を転動する車輪を備えると共に前記傾斜面と同一角度で
かつ反対方向に傾斜する傾斜面をもつ可動部材と、この
可動部材を水平方向に駆動する駆動手段と、可動部材の
傾斜面を転動する車輪を取付けた昇降床と、この昇降床
を上下方向にのみ変位可能に案内する案内部材とを備え
る。
(作用) 可動部材を水平方向に駆動すると、案内部材の傾斜面
を車輪が転動しながら可動部材は上昇していく。可動部
材の傾斜面は案内部材の傾斜面と反対方向に傾斜してい
るので、可動部材の移動により、この傾斜面を車輪が転
動しながら昇降床も上昇する。
傾斜面の角度は一定のため、この傾斜面に沿って可動
部材を移動させるのに必要な駆動手段の駆動力は昇降床
のリフト中、ほぼ一定に保たれる。
(実施例) 以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
この実施例は舞台の昇降装置として本発明を適用した
例で、第1図から第3図に示すように、固定の床面1か
ら所定量だけ掘り下げたピット(凹部)2に昇降床3が
配置され、この昇降床3はガイドホイール4が係合する
ピット2のガイドレール5によって、前後、左右のいず
れの方向にも移動することなく、上下動するように案内
される。
昇降床3はその下面に配置した複数の昇降駆動装置6,
6,6…により上下動される。
各昇降駆動装置6は、まず、ピット2の底面に配置し
た傾斜レール(傾斜面)8をもつ案内部材7を備える。
案内部材7はこの実施例では、後述する可動部材10に対
応して、その前後、左右に所定の間隔で一対づつ配設さ
れ、また傾斜レール8の傾斜角度及び斜面長さは、昇降
床3の要求ストローク量によって適切に設定される。
可動部材10には長方形い枠組みした可動フレーム11の
両側面で、かつ前後に位置して、前記傾斜レール8を転
動する車輪12が備えられる。
したがって可動部材10を水平方向に駆動することによ
り、車輪12が傾斜レール8の斜面を登り降りし、これに
伴って可動部材10が上下方向に変位する。
可動フレーム11の両側面の前後には前記傾斜レール8
と同一の傾斜角度をもち、かつ反対方向に傾斜する傾斜
レール(傾斜面)13が各一対取付けられる。なお、これ
ら傾斜レール13は可動部材10の前後移動時に前記傾斜レ
ール8と相互に干渉することのない位置に取付けられ
る。
そして、前記昇降床3の下部フレーム14には、この傾
斜レール13に乗って案内される車輪15が対応する位置に
取付られる。
可動部材10を水平方向に駆動するために、可動フレー
ム11の前部には駆動手段としてスクリュージャッキ17の
先端が連結され、このスクリュージャッキ17の基端はピ
ット2の取付ベース18に結合される。スクリュージャッ
キ17には電動機19の回転がベベルギヤ装置20、ユニバー
ルジョイント21を経由して伝達され、この回転量に応じ
てスクリュージャッキ17が伸縮して可動部材10を移動さ
せる。
この実施例では対称的に配置した複数の昇降駆動装置
6のスクリュージャッキ17に対して、2台の電動機19の
回転がそれぞれベベルギヤ装置20、ユニバールジョイン
ト21を介して同期的に伝達され、各昇降駆動装置6が同
期的に昇降するように構成される。スクリュージャッキ
17は可動部材10の上下動に伴い傾斜角度が変化するた
め、これらを吸収できるようにユニバールジョイント21
によって回転が伝達される。なお、スクリュージャッキ
17は伝達された回転力に対応してスクリューシャフトが
伸縮する。
以上のように構成され、次に作用について説明する。
第1図(A)は昇降床3が上昇位置にあるときを示
し、第1図(B)は下降位置のときである。
昇降床3を下降させる場合、第1図(A)の状態か
ら、スクリュージャッキ17を伸ばす方向に電動機19を回
転させる。
スクリュージャッキ17の伸長動作に伴い可動部材10が
水平方向に移動を開始するが、可動フレーム11の車輪12
が案内部材7の傾斜レール8に沿って斜面を降りていく
ため、可動部材10は水平方向に移動しながら下方にも変
位する。
他方、このとき可動フレーム11の傾斜レール13に乗っ
ている昇降床3の車輪15も、可動部材10の移動に伴い傾
斜面に沿って降りていくため、昇降床3も下方に変位す
る。なお、昇降床3は可動部材10の前後方向に対して
は、ガイドホイール4とガイドレール5によって拘束さ
れているため、単に上下動のみが可能となっている。
昇降床3は、車輪15を介して載置されている可動部材
10それ自体が下方に変位し、かつ、傾斜レール13に沿っ
て可動部材10に対しても下方に相対変位し、このとき各
傾斜レール8と13の角度が等しく、互いに反対方向に傾
斜しているため、昇降床3は1つの傾斜面を降りるのに
比べて2倍の変位量で降下していく。
傾斜レール8、13の傾斜角度が一定のため、降下速度
はスクリュージャッキ17の伸長速度に比例し、一定の速
度で伸長させれば、一定の降下速度に保つことができ
る。
このようにして、可動部材10を水平状態を保ったまま
移動させ、各車輪12と15がそれぞれ傾斜レール8、13の
最下位にきたとき、昇降床3は第1図(B)の最下降位
置に到達する。
なお、各昇降駆動装置6はスクリュージャッキ17が互
いに同期的に駆動されるため、同一速度で昇降床3を安
定して下降させる。
このようにして下降した昇降床3を上昇させるのは、
スクリュージャッキ17を上記とは逆に収縮させ、可動部
材10が車輪12を介して案内部材7の傾斜レール8を登ら
せていけばよく、これと同時に昇降床3の車輪15も可動
部材10の傾斜レール13を登っていき、各傾斜面の最上位
にきたときに昇降床3は最上昇位置に到達する。
下降時に比べて上昇時の可動部材10の駆動力は大きく
なるが、傾斜レール8、13の各傾斜面が一定のため、最
初から最後まで駆動力は変化せず、とくに従来のシザー
スリンクに比較すると最大駆動力もはるかに小さく、電
動機19の要求トルクも小さくてよい。
ところで、第1図(B)にも示すように、昇降床3の
最下降位置で、ピット2の底面との間には、少なくとも
傾斜レール8、13の高さに相当する間隙があればよく、
この点も従来のシザースリンクに比較して、占有スペー
スが少なく、非常にコンパクに収まる。
なお、上記実施例では傾斜レール8、13は各一対づつ
設けたが、前後方向に必要に応じてさらに増設すること
もでき、またスクリュージャッキ17に代えて油圧シリン
ダ等を用いることもできる。
(発明の効果) 以上のように本発明によれば、昇降床を駆動するため
の駆動力がリフトのいかんにかかわらず常時ほぼ一定
で、最大駆動力もシザースリンク方式に比較して大幅に
低減でき、またリフト中の速度変化もなく、昇降が安定
して行なわれる一方、有効ストロークに対する昇降床の
下方に必要な占有スペースも少なく、構造が簡単でコン
パクトな装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図(A),
(B)はそれぞれ作動状態を示す縦断面図、第2図は一
部を切り欠いた平面図、第3図(A),(B)はそれぞ
れ作動状態を示す側面図である。 2…ピット、3…昇降床、4…ガイドホイール、5…ガ
イドレール、6…昇降駆動装置、7…案内部材、8…傾
斜レール、10…可動部材、12…車輪、13…傾斜レール、
15…車輪、17…スクリュージャッキ、19…電動機。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】傾斜面をもつ案内部材と、前記傾斜面を転
    動する車輪を備えると共に前記傾斜面と同一角度でかつ
    反対方向に傾斜する傾斜面をもつ可動部材と、この可動
    部材を水平方向に駆動する駆動手段と、可動部材の傾斜
    面を転動する車輪を取付けた昇降床と、この昇降床を上
    下方向にのみ変位可能に案内する案内部材とを備えるこ
    とを特徴とする床昇降装置。
JP13114189A 1989-05-24 1989-05-24 床昇降装置 Expired - Lifetime JP2703052B2 (ja)

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JPH02309992A JPH02309992A (ja) 1990-12-25
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