JPH0885475A - ボンネットの防塵装置 - Google Patents

ボンネットの防塵装置

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Publication number
JPH0885475A
JPH0885475A JP22364794A JP22364794A JPH0885475A JP H0885475 A JPH0885475 A JP H0885475A JP 22364794 A JP22364794 A JP 22364794A JP 22364794 A JP22364794 A JP 22364794A JP H0885475 A JPH0885475 A JP H0885475A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bonnet
dustproof
grill
dustproof member
dustproof device
Prior art date
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Pending
Application number
JP22364794A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiichi Takahashi
清一 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
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Publication of JPH0885475A publication Critical patent/JPH0885475A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フロントグリルの内面に設けられる防塵部材
の取外しの容易化を図ると共に、コスト低減を企図す
る。 【構成】 ボンネット6の前部に、前面部15aとこの
前面部15aの左右両端から後方に延設された左右側面
部15bとからコ字形に形成されたフロントグリル15
を備え、このフロントグリル15の内面側に設けられ
る、塵埃の侵入を防止する防塵部材20を平板状の樹脂
製ネットで形成し、これを弾性的に折曲げてフロントグ
リル15内面に沿わせて該グリル15の内面側に取付け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ボンネットの防塵装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】トラクタにあっては、エンジン、ラジエ
ータ、バッテリー等を覆うためにボンネットを備え、こ
のボンネットは、エンジン等の上方に位置するボンネッ
ト天板と、このボンネット天板の左右両側から下方に延
設状とされた左右のボンネット側板と、ボンネット天板
および側板の前端に位置するボンネット前カバーとから
構成され、ボンネット前カバーには、エンジン、ラジエ
ータ、オイルクーラ等の冷却のためにボンネット内に外
気を導入するフロントグリルが設けられている。
【0003】このフロントグリルには、前面部とこの前
面部の左右両端から後方に延設された左右側面部とから
平面視コ字形に形成されたものがあり、また、フロント
グリルの内面側には、該グリルの外気導入口からの塵埃
の侵入を防止する防塵部材がグリル内面に沿うように設
けられている。従来、この防塵部材は、パンチングメタ
ルをフロントグリル内面に沿うコ字形に形成し、これを
ネジ等によってグリル内面に取付固定していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のものにあっ
ては、パンチングメタルをコ字形に形成するのにコスト
が嵩み、防塵部材が高価なものとなっていた。また、防
塵部材は、隙間が生じて、そこからボンネット内に塵埃
が侵入しないように、フロントグリル内面に合致するよ
うに形成されており、このため、防塵部材を掃除等のメ
ンテナンスのために取外す際、角部が引っ掛かって取外
しが非常に困難であるという問題もあった。
【0005】そこで、本発明は前記問題点に鑑みて、安
価で、メンテナンスも容易なボンネットの防塵装置を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明が前記目的を達成
するために講じた技術的手段は、ボンネット6の前部
に、前面部15aとこの前面部15aの左右両側から後
方に延設された左右側面部15bとから形成されたフロ
ントグリル15を備え、このフロントグリル15の内面
側に、該グリル15の外気導入口16からの塵埃の侵入
を防止する防塵部材20をグリル内面に沿うように設け
たボンネットの防塵装置において、前記防塵部材20を
平板状の樹脂材で形成し、これを弾性的に折曲げてフロ
ントグリル15内面に沿わせて該グリル15の内面側に
取付けた点にある。
【0007】また、防塵部材20をグリル内面に対し前
後方向に挿脱自在とし、グリル内面側に着脱自在に取付
けられる止め部材21によって防塵部材20の後方への
抜止めをするのがよい。さらに、止め部材21を、防塵
部材20の後端に接当する抜止め部21aと、この抜止
め部21aから前方に延設されて防塵部材20の後端側
内面に重合する押え部21bとを防塵部材20の上下方
向に亘って形成するのがよい。
【0008】
【作用】防塵部材20は平板状の樹脂材で形成されてお
り、安価であり、また、これを弾性的に折曲げることに
よってフロントグリル15の内面に沿わせ、その後防塵
部材20はフロントグリル15に取付けられる。したが
って、防塵部材20を取外すに際して、防塵部材20の
左右両側をさらに内側に弾性変形させることによって、
角部が引っ掛かることもなく、スムースに取外せる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図2において、1はトラクタで、該トラクタ1の
車体2は、エンジン3と、クラッチ,ミッション等を内
蔵する伝動ケース4とを直結して主構成されている。エ
ンジン3の前下部には、該エンジン3から前方に突出す
る前車軸フレーム5がボルト固定されており、この前車
軸フレーム5上には、ラジエータ、バッテリー、エアク
リーナサポート等が取付固定されている。
【0010】エンジン3、ラジエータ、バッテリー等は
ボンネット6によって覆われており、このボンネット6
は、図3および図4に示すように、エンジン3等の上方
に位置するボンネット天板7と、このボンネット天板7
の左右両端から下方に延設状とされたボンネット側板8
と、これらボンネット天板7および側板8の前端部に位
置するボンネット前カバー9とから後方および下方に開
放状に形成されている。
【0011】ボンネット天板7は、ボンネット6内前部
に配置されて前車軸フレーム5等に固定されたエアクリ
ーナサポート10およびボンネット6内後部に配置され
てエンジン3等に固定されたボンネットサポート11等
に取付固定されている。ボンネット側板8は、ボンネッ
ト側板上12とボンネット側板下13とに上下に分割さ
れてなり、さらにボンネット側板上12は、前側ボンネ
ット側板上12aと後側ボンネット側板上12bとに前
後に分割されている。
【0012】左右のボンネット側板上12は、下端側縁
部に設けたピン14をボンネット側板下13の上縁部に
形成したピン挿入孔に差込み、上部をボンネット天板7
等に固定することによって着脱自在に取付固定されてい
る。なお、後側のボンネット側板上12bは、上下方向
に関して外方に向けて若干湾曲状に形成した本体部分a
の上下に、折曲部分bを溶接固定することによって形成
されている。これは、ボンネット側板上12bをドロー
型を用いて成形するとコスト高になるからである。
【0013】図1、図3、図5〜8に示すように、前記
ボンネット前カバー9は、ボンネット天板7の前端から
下方に延びる前面部の左右両端側から、ボンネット側板
8前端に突合わされるように側面部が後方に延設されて
なる平面視コ字形に形成されており、前方に引出し可能
であると共に、下部の枢支部廻りに前後回動自在に支持
されている。また、ボンネット前カバー9には、上部に
フロントグリル15が一体形成されており、したがっ
て、フロントグリル15はボンネット前カバー9と同
様、前面部15aと、左右の側面部15bとからコ字形
に形成され、左右両側に、前面部15aの左右中央から
側面部15b後部に亘る横長の外気導入口16が上下方
向に多数貫通形成されている。
【0014】外気導入口16の周縁からは内方に補強リ
ブ17が一体的に突出形成され、図7に示すように、最
上位の外気導入口16と、その真下の外気導入口16の
補強リブ17の側部後端側、および、最下位の外気導入
口16と、その真上の外気導入口16の補強リブ17の
側部後端側は連結されていて取付部18が形成され、こ
の取付部18に前後方向のネジ孔19が形成されてい
る。
【0015】フロントグリル15の内面側には、外気導
入口16から塵埃がボンネット6内に侵入するのを防止
する防塵部材20が設けられている。この防塵部材20
は、図8に示すように、平板状の樹脂製ネットから形成
され、これを弾性的にコ字形に折曲して後方からフロン
トグリル15の内側に挿入することでフロントグリル1
5の内面に沿うように配置される。したがって、防塵部
材20は柔軟性を有する。
【0016】なお、左右の最上位の外気導入口16の補
強リブ17の上壁部17a同志、および、左右の最下位
の外気導入口16の補強リブ17の下壁部17b同志は
連結されており、この上壁部17aに防塵部材20の上
端が、下壁部17bに防塵部材20の下端がそれぞれ接
当しており、これによって該防塵部材20の上下位置規
制がなされると共に塵埃が侵入するような隙間が形成さ
れないようになっている。
【0017】前記防塵部材20は左右一対の止め部材2
1によって、後方への抜止め、および、左右の位置規制
がなされるようになっている。すなわち、止め部材21
は、補強リブ17の後端面に接当すると共に取付部18
のネジ孔19に螺合されるネジ22によって取付固定さ
れ且つ防塵部材20の後端に接当する抜止め部21a
と、この抜止め部21aの左右方向内端から前方に一体
的に延出されて防塵部材20の後端側内面に重合する押
え部21bとから平面視L字形に形成され、また、該止
め部材21は防塵部材20の上下方向に亘る長さに形成
されている。
【0018】ボンネット前カバー9のフロントグリル1
5下方側には、ヘッドランプ23取付用の取付枠部24
が設けられている。図7および図9に示すように、この
取付枠部24の開口部25の周縁内側の周溝には、ブチ
ルゴムからなる環状のシール材26が設けられ、これに
ヘッドランプ23のランプカバー27の段付部を後方か
ら接当させることによって、開口部25周縁とヘッドラ
ンプ23との間のシールがなされている。
【0019】なお、前記防塵部材20はネット状でなく
ても、円形状小孔を多数穿孔したようなものであっても
よい。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、防塵部材20を平板状
の樹脂材で形成しているので、安価に提供できる。ま
た、平板状の樹脂製防塵部材20を弾性的に折曲げてフ
ロントグリル15内面に沿わせて該グリル15の内面側
に取付けているので、防塵部材20の取外しに際し、該
防塵部材20をさらに弾性変形させることによって、フ
ロントグリル15の内面から容易に取外せる。
【0021】なお、防塵部材20は樹脂製であるので、
サビに強いという効果も奏する。また、防塵部材20を
グリル内面に対し前後方向に挿脱自在とし、グリル内面
側に着脱自在に取付けられる止め部材21によって防塵
部材20の後方への抜止めをするように構成することに
よって、止め部材21を取外し、グリル15の外気導入
口16を介して正面側から防塵部材20を押してやるこ
とで、防塵部材20の弾性復元力により、防塵部材20
がフロントグリル15の内面から極めて容易に離脱す
る。
【0022】さらに、止め部材21を、防塵部材20の
後端に接当する抜止め部21aと、この抜止め部21a
から前方に延設されて防塵部材20の後端側内面に重合
する押え部21bとを防塵部材20の上下方向に亘って
形成することによって、防塵部材20の後端からの塵埃
の侵入を阻止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図7のB−B線矢示断面図である。
【図2】トラクタの側面図である。
【図3】ボンネットの側面図である。
【図4】図3のA−A線矢示断面図である。
【図5】フロントグリルの側面断面図である。
【図6】防塵部材を装着した状態のフロントグリルの背
面図である。
【図7】防塵部材を取外した状態のフロントグリルの背
面図である。
【図8】防塵部材の正面図である。
【図9】図7のC−C線矢示断面図である。
【符号の説明】
6 ボンネット 15 フロントグリル 16 外気導入口 20 防塵部材 21 止め部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボンネット(6)の前部に、前面部(1
    5a)とこの前面部(15a)の左右両側から後方に延
    設された左右側面部(15b)とから形成されたフロン
    トグリル(15)を備え、このフロントグリル(15)
    の内面側に、該グリル(15)の外気導入口(16)か
    らの塵埃の侵入を防止する防塵部材(20)をグリル内
    面に沿うように設けたボンネットの防塵装置において、 前記防塵部材(20)を平板状の樹脂材で形成し、これ
    を弾性的に折曲げてフロントグリル(15)内面に沿わ
    せて該グリル(15)の内面側に取付けたことを特徴と
    するボンネットの防塵装置。
  2. 【請求項2】 防塵部材(20)をグリル内面に対し前
    後方向に挿脱自在とし、グリル内面側に着脱自在に取付
    けられる止め部材(21)によって防塵部材(20)の
    後方への抜止めをしたことを特徴とする請求項1記載の
    ボンネットの防塵装置。
  3. 【請求項3】 止め部材(21)を、防塵部材(20)
    の後端に接当する抜止め部(21a)と、この抜止め部
    (21a)から前方に延設されて防塵部材(20)の後
    端側内面に重合する押え部(21b)とを防塵部材(2
    0)の上下方向に亘って形成してなることを特徴とする
    請求項2記載のボンネットの防塵装置。
JP22364794A 1994-09-19 1994-09-19 ボンネットの防塵装置 Pending JPH0885475A (ja)

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JP22364794A JPH0885475A (ja) 1994-09-19 1994-09-19 ボンネットの防塵装置

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JP22364794A JPH0885475A (ja) 1994-09-19 1994-09-19 ボンネットの防塵装置

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JPH0885475A true JPH0885475A (ja) 1996-04-02

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ID=16801468

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JP22364794A Pending JPH0885475A (ja) 1994-09-19 1994-09-19 ボンネットの防塵装置

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JP (1) JPH0885475A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021190238A1 (zh) * 2020-03-26 2021-09-30 青岛海尔空调器有限总公司 空调器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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