JPH0885224A - カラーサーマルプリンタ - Google Patents

カラーサーマルプリンタ

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Publication number
JPH0885224A
JPH0885224A JP17192695A JP17192695A JPH0885224A JP H0885224 A JPH0885224 A JP H0885224A JP 17192695 A JP17192695 A JP 17192695A JP 17192695 A JP17192695 A JP 17192695A JP H0885224 A JPH0885224 A JP H0885224A
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JP
Japan
Prior art keywords
clamper
recording medium
holding
color
cylindrical portion
Prior art date
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Application number
JP17192695A
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English (en)
Inventor
Masato Adachi
正人 足立
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NEC Data Terminal Ltd
Original Assignee
NEC Data Terminal Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 サーマルヘッドを退避の為に移動しないで固
定したままで多色印字ができるカラーサーマルプリンタ
を提供する。 【構成】 カラーサーマルプリンタのプラテンドラム1
は、記録媒体が巻き付けられる円筒部1Aとその円筒部
の外周に沿って延長した円の内側に位置する保持部1B
とを有する。記録媒体の端は、その保持部にクランパ2
によって保持される。クランパ2は、プラテンドラムの
円筒部1Aの外周に沿って延長した円の内側に配置され
る。したがって、記録媒体の端を保持するクランパ2
は、印字時にプラテンドラムの円筒部から外に出ない。
サーマルヘッド11は、プラテンドラムの円筒部に巻き
付けられた記録媒体と接触する位置に完全に固定され、
印字データに基づいてカラー画像を印字する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サーマルヘッドを使用
してカラー画像をプリントするカラーサーマルプリンタ
に関し、特に、カット紙の記録媒体をプラテンドラムに
巻き付けて印字を行うカラーサーマルプリンタに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、サーマルヘッドを使用するカラー
サーマルプリンタは、記録媒体をプラテンドラム(ある
いはプラテンローラ)に巻き付け、プラテンドラムを回
転させながらサーマルヘッドによってカラー画像の印字
を行う。そのカラーサーマルプリンタの記録方式には、
感熱記録方式と熱転写記録方式がある。感熱記録方式
は、記録媒体に、複数色(イエロー、マゼンダ、シアン
の3色)のインク層を積層した特殊な感熱紙を使用し、
サーマルヘッドからの熱によってインク層を溶かしてカ
ラー印字を行うもので、熱転写記録方式は、記録媒体に
普通紙とカラーインクフィルムを使用し、普通紙に重ね
て同時に搬送されるカラーインクフィルムのインクをサ
ーマルヘッドからの熱によって普通紙に転写して印字す
るものである。何れの記録方式がカラーサーマルプリン
タに採用されても、記録媒体がプラテンドラムに巻き付
けられ、プラテンドラムが回転しながらサーマルヘッド
が印字を行う点で共通する。
【0003】図10は、従来の感熱記録方式によるカラ
ーサーマルプリンタの概要を示す側面図である。図にお
いて、カラーサーマルプリンタは、感熱紙65を巻き付
けるためのプラテンドラム51と、プラテンドラム51
に巻き付けられた感熱紙を加熱することで印字を行うサ
ーマルヘッド61とを含む。感熱紙65は、互いに対抗
するペーパガイド63、64によって案内されながらプ
ラテンドラム51とサーマルヘッド61との間に搬送さ
れる。このとき、サーマルヘッド61は、ヘッドブラケ
ット71とリンク72を介してリリースソレノイド73
に結合し、プラテンドラム51から離れている。ヘッド
ブラケット71は、サーマルヘッド61の下に固定さ
れ、フレーム(図示せず)に固定されるシャフト70に
回転自在に保持される。リリースソレノイド73が動作
状態になりリンク72が回転すると、ヘッドブラケット
71はシャフト70を中心とする矢印B方向に回転し、
サーマルヘッド61はプラテンドラム51から離れて退
避する。サーマルヘッド61が退避しているとき、プラ
テンドラム51に設けられたクランパ52は印字位置に
ある。したがって、ペーパガイド63、64から送られ
た感熱紙65の先端は、クランパ52に向けて搬送され
る。その後、クランパ52がプラテンドラム51の中心
軸方向に動いて感熱紙65をプラテンドラム51に固定
する。感熱紙65が固定された状態で、プラテンドラム
51が回転し、クランパ52が印字位置から離れたとこ
ろで、リリースソレノイド73が非動作状態になる。し
たがって、リンク72がスプリング74によって元の状
態の戻り、サーマルヘッド61がヘッドブラケット71
と共にプラテンドラム51側に移動し、感熱紙65に接
触する。この接触後、サーマルヘッド61は第一色であ
るイエローの画像の印字を行う。
【0004】イエローの印字が終了すると、再びリリー
スソレノイド73が動作しサーマルヘッド61がプラテ
ンドラム51から離れる。これはクランパ52がサーマ
ルヘッドにぶつからないようにするために必要な動作で
ある。クランパ52が印字位置を離れると、リリースソ
レノイド73が非動作状態になり、サーマルヘッド61
が再び感熱紙65と接触し、第二色であるマゼンダの印
字が行われる。同様の動作が、第三色であるシアンの印
字のときにも行われ、全ての印字が終了すると、感熱紙
65が排紙される。
【0005】以上のカラーサーマルプリンタは、感熱記
録方式で印字されたが、熱転写記録方式の場合、感熱紙
65の代わりに普通紙が使われ、インクフィルムがサー
マルヘッドと普通紙の間に挟まれて普通紙と共に搬送さ
れる以外、ほとんど同じ動作で印字が行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のカラー
サーマルプリンタは、印字色が代わるたびにサーマルヘ
ッドがプラテンドラムから退避しなければならないの
で、各印字色の印字位置にずれが生じ易いという問題点
がある。すなわち、サーマルヘッド61を固定したブラ
ケット71をシャフト70の周りに回転する為の回転機
構の取り付け誤差や、シャフト70とブラケット71と
の間の小さな隙間により、印字位置のずれが生じ易く、
このため、色ずれによる印字不良が発生し易いという問
題がある。
【0007】本発明の目的は、サーマルヘッドを退避の
為に移動しないで固定したままで多色印字ができるカラ
ーサーマルプリンタを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のカラーサーマル
プリンタは、プラテンドラムの形状と記録媒体の端を保
持する位置とに特徴がある。プラテンドラムの形状は、
従来のように完全な円筒形ではない。すなわち、プラテ
ンドラムは、記録媒体が巻き付けられる円筒部とその円
筒部の外周に沿って延長した円の内側に位置する保持部
とを有する。記録媒体の端は、その保持部に保持機構に
よって保持される。保持機構は、プラテンドラムの円筒
部の外周に沿って延長した円の内側に配置される。した
がって、記録媒体の端を保持する保持機構と保持位置
は、印字時にプラテンドラムの円筒部から外に出ない。
サーマルヘッドは、プラテンドラムの円筒部に巻き付け
られた記録媒体と接触する位置に固定される。
【0009】
【作用】本発明によれば、プラテンドラムが連続回転し
ても、記録媒体の保持機構が、サーマルヘッドに接触し
ない。したがって、サーマルヘッドが保持機構に接触し
ないようにするための退避動作が不要となり、サーマル
ヘッドを完全に固定できる。この結果、印字位置が固定
され、色ずれが生じなくなる。
【0010】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。
【0011】図1は本発明の第1の実施例のカラーサー
マルプリンタを示す側面図、図2は図1の左正面図であ
る。但し、図2は、記録媒体を案内するペーパガイド部
分と定着ランプを省いている。第1の実施例のカラーサ
ーマルヘッドは、記録媒体としてイエロー、マゼンダ、
シアンの順にカラーインクを積層したカラー印刷用感熱
紙(以後、単に感熱紙と称す)15が使用され、感熱記
録方式によってカラー印字を行うものである。
【0012】感熱紙15は、送りローラ30、31によ
ってペーパガイド13、14からプラテンドラム1に供
給される。プラテンドラム1は、感熱紙15が巻き付け
られる円筒部1Aと、円筒部1Aの外周面の途中から折
れ、その外周面に沿って描かれる円の内側に位置する平
面板の保持部1Bとを有する。円筒部1Aはアルミニウ
ムの円筒ハウジングであり、保持部1Bはアルミニウム
平面板である。プラテンドラム1は、その長さ方向に垂
直な切断面が”D”字状の形状を有する。プラテンドラ
ム1のドラム中心軸の両端は、フレーム12(図2)に
図示しない軸受けを介して固定される。ドラム中心軸の
片端にはプーリ20が固定され、プラテンベルト9を介
してプラテンモータ10に連結する。プラテンドラム1
は、プラテンモータ10によって駆動される。
【0013】クランパ2は、プラテンドラム1の内部に
取り付けられており、先端部が、円筒部1Aと保持部1
Bとの境界付近で、保持部1Bからプラテンドラム1の
外側に突き出る。クランパ2は、図1に示すように、平
面板である保持部1Bが水平状態のときに、保持部1B
に垂直方向に移動し、ペーパガイド13、14から送ら
れる感熱紙15の先端をクランプする。クランプ後、ク
ランパ2の先端は、円筒部1Aに沿って描かれる円より
も内側に位置する。なお、図1(図2)の状態は、プリ
ンタの待機状態であり、感熱紙15がクランプされる前
に常にこの状態になる。
【0014】図3に示すように、プラテンドラム1の内
側にクランパ2が保持される。プラテンドラム1の保持
部1Bは側板1C、1Dと一体に形成され、円筒部1A
は保持部1Bの上から被せられて固定される。クランパ
2の先端は、保持部1Bの長さ方向に設けたスロット8
1を介してプラテンドラム1の外側に突き出し、保持部
1Bに平行に折れ曲がる。クランパ2の側板1C、1D
に対向する面には第1の案内ピン21、22と第2の案
内ピン23、24とがそれぞれ固定され、側板1C、1
Dに設けられたスロット82、83に挿入される。第1
の案内ピン21、22は、側板1C、1Dの外側に突き
出る。これら案内ピンにより、クランパ2がスロット8
2、83に沿って移動する。2つのスプリング3は、そ
れぞれ側板1C、1Dに固定された固定ピン1E、1F
とクランパ2の上部との間に固定され、クランパ2を常
に固定ピン側に引っ張る。
【0015】図1、図2のカム4は、クランパ2の第1
の案内ピン21、22に接触して回転し、スプリング3
の復元力に抗してクランパ2を押し下げてその先端をプ
ラテンドラム1の外側方向に移動させる。カム4は、カ
ムシャフト5に固定される。カムシャフト5は、カムプ
ーリ6およびカムベルト7を介してカム駆動モータ8に
よって駆動され回転する。この回転によって、カム4
は、第1の案内ピン21、22を介してクランパ2を押
し下げる。すなわちクランプが解放される。このとき、
感熱紙15の先端がクランパ2と保持部1Bとの間に入
り、その後、カム4が逆方向に回転し、スプリング3の
復元力によって感熱紙15がクランプされる。
【0016】サーマルヘッド11は、フレーム12の底
板に固定される。サーマルヘッド11の発熱部11A
は、プラテンドラム1のドラム中心軸の直下に位置す
る。サーマルヘッド11による感熱記録は、プラテンド
ラム1の円筒部1Aが発熱部11Aに接触してから行わ
れる。加熱による感熱紙15の発色後、定着ランプ90
Aまたは90Bによって定着される。プラテンドラム1
が1回転する毎に、サーマルヘッド11と定着ランプ9
0A、90Bによって、異なる色で印字される。3色全
ての印字が終了すると、感熱紙15の先端がクランパ2
から解放され、感熱紙の後端からペーパガイド16、フ
ィードローラ18、19によって排紙される。
【0017】図4は図1および図2のカラーサーマルプ
リンタの電気回路系を示すブロック図である。図におい
て、カラー印字データメモリ101は、イエロー、マゼ
ンダ、シアンそれぞれの印字データを記憶し、サーマル
ヘッド11に供給する。センサ40は図1のペーパガイ
ド13に固定され、クランパ2にクランプされる直前の
感熱紙15の先端を検出する。センサ41は、ペーパガ
イド16のペーパガイド17の先端付近に固定され、排
紙直前の感熱紙15の後端を検出する。センサ40、4
1と、カム駆動モータ8と、プラテンモータ10と、サ
ーマルヘッド11と、定着ランプ90A、90Bと、カ
ラー印字データメモリ101とは、制御回路100に接
続される。制御回路100は、図5及び図6に示す制御
フローチャートに基づいて、各部を制御する。
【0018】感熱紙15が図1の送りローラ30、31
によって搬送され、その先端がセンサ40によって検出
されると(ステップ201)、制御回路100はカム駆
動モータ8を制御し、カム4を図1において時計回りに
回転させる(ステップ202)。これにより、クランパ
2の先端が下がり、感熱紙15の先端が、クランパ2と
保持部1Bとの間に入る。この直後、制御回路100は
再びカム駆動モータ8を制御し、カム4を反時計回りに
回転させ、クランパ2を上昇させ、感熱紙15の先端を
クランプする(ステップ203)。カム4は、先端が、
真上に向くまで回転する。これは、印字中にプラテンド
ラム1が回転するときにクランプ2の第1の案内ピン2
1、22がカム4に当たらないようにするためである。
【0019】クランプが終了したところで、制御回路1
00は、プラテンモータ10を制御し、プラテンドラム
1を図1に示す回転角θだけ反時計回りに回転する(ス
テップ204)。回転角θは、待機状態のときのプラテ
ンドラム1のドラム中心軸に対する発熱部11Aと円周
部1Aの端とのなす角度以上の値である。ステップ20
4では、感熱紙上の最初の走査ライン(第一ライン)が
発熱部11Aに接触する。次に制御回路100は、第一
色であるイエローの印字を実行する(ステップ20
5)。
【0020】ステップ205の印字において、カラー印
字データメモリ101からサーマルヘッド11にイエロ
ーの印字データが転送され、発熱部11Aによってイエ
ローの印字が1ライン毎に実行される。また、発熱部1
1Aで印字されたイエロー画像は、定着ランプ90Aに
よって定着される。定着ランプ90Aは、イエローを定
着できる強さの紫外光を発生する。サーマルヘッド11
の印字動作に同期してプラテンドラム1が図1の反時計
回りに回転する。定着ランプ90Aは、感熱紙15の後
端が通過したところで制御回路100によって発光を停
止する。イエローを印字するための発色温度と定着温度
は、マゼンダ、シアンよりも低いので、イエロー印字中
に他の色が発色することがない。
【0021】以上のステップ205の印字動作開始後、
プラテンドラム1が1回転したところで(ステップ20
6)、再び感熱紙上の第一ラインが発熱部11Aに接触
し、制御回路100は、マゼンダの印字データによって
第二色であるマゼンダの印字を実行する(ステップ20
7)。ステップ207では、ステップ205と同様にマ
ゼンダの印字データによって発色が行われ、定着ランプ
90Bによって定着される。マゼンダを印字するための
発色温度は、シアンよりも低い。
【0022】プラテンドラム1が1回転すると(ステッ
プ208)、第3色であるシアンの印字が実行される
(ステップ209)。シアンの印字では、サーマルヘッ
ド11による発熱温度が高いので、定着の必要がない。
サーマルヘッド11によるシアンの印字が終了後もさら
にプラテンドラム1の回転が継続し、Fig.8に示す
ように、感熱紙15の後端がセンサ41を通過する。こ
のとき、制御回路100は、センサ41の出力によっ
て、感熱紙15の後端を認識し(ステップ210)、プ
ラテンモータ10の駆動を停止してプラテンドラム1を
停止した後、プラテンモータ10を逆回転させる(ステ
ップ211)。そして、プラテンドラム1が待機状態と
同じ状態になったとき(保持部1Bが水平になったと
き)、プラテンモータ10の駆動を停止する(ステップ
212)。このとき、感熱紙15の後端は、フィードロ
ーラ18と19の間に入る。次に制御回路100は、カ
ム駆動モータ8を制御して図1のカム4を時計回りに回
転させ(ステップ213)、クランパ2の第1の案内ピ
ン21、22を押し下げ、感熱紙15のクランプを解除
する。その直後、フィードローラ18と19によって感
熱紙15の後端から排紙される(ステップ216)。排
紙のための駆動回路は、図4では省略されている。
【0023】以上説明したように、制御回路100の制
御の基に、感熱紙15のクランプから、サーマル印字、
クランプの解除、排紙まで自動的に行われる。本発明の
実施例では、保持部1Bが円筒部1Aの外周に沿って延
長した円の内側に位置し、印字動作中、円筒部1Aの内
側に配置されたクランパ2がプラテンドラム1の保持部
1Bでクランプするので、クランパ2がサーマルヘッド
11に接触しない。このため、サーマルヘッド11が固
定され、サーマルヘッドを動かすことによる印字ずれが
生じない。また、プラテンドラム1の保持部1Bが平面
板であるので、発熱部11Aに近接する円筒部1Aの長
さを短くでき、プラテンドラム1の円筒部1Aと発熱部
1Bとの接触による発熱部表面の削れが防止され、サー
マルヘッドの寿命が延びる。
【0024】図8は本発明の第2の実施例のカラーサー
マルプリンタを示す側面図である。図8において、図1
の実施例との相違は、記録媒体として普通紙150が使
用され、熱転写記録方式で印字が行われる点である。す
なわち、普通紙150に重ねられながら同時にロールに
巻き付けられたカラーインクフィルム160が搬送さ
れ、カラーインクフィルム上のインクがサーマルヘッド
11からの熱によって普通紙150に転写されて印字さ
れる。
【0025】カラーインクフィルム160は、イエロ
ー、マゼンダ、シアンの順に各色のインク層が長さ方向
に3色毎に繰り返して配列されている。普通紙150の
クランパ2へのクランプ、プラテンドラム1の回転動
作、及び普通紙150の排紙動作は、前述の実施例と同
じである。カラーインクフィルム160は、印字中、普
通紙150と同じ速度で移動し、巻き取りロール161
に巻き取られる。第一色の印字が終了した後、次の印字
の色のインク層がサーマルヘッド11の発熱部11Bに
かかったとき、カラーインクフィルム160の移動が一
旦停止する。この停止は、次の色の印字が開始するまで
継続する。
【0026】以上のように本発明は、感熱記録方式と熱
転写記録方式の両方に適用できる。本発明によれば、プ
ラテンドラムが連続回転しても、記録媒体の先端を保持
する保持機構が、サーマルヘッドに接触しない。したが
って、サーマルヘッドが保持機構に接触しないようにす
るための退避動作が不要となり、サーマルヘッドを完全
に固定できる。したがって、印字位置が固定され、色ず
れが生じない。
【0027】本発明は以上説明した実施例だけに限定さ
れるものではない。たとえば、図9に示すように、クラ
ンプ2の先端部付近だけプラテンドラムの円筒部1Aが
窪み、この窪み部が保持部1B’でも良い。この場合、
円筒部1Aと保持部1B’との境界を曲面にすると、記
録媒体の先端がクランパ2に保持されたときに折れ曲が
ることがない。また、記録媒体の先端を保持するための
保持機構は、クランパ2とカム4及びカム駆動モータ8
のカム機構とを有するが、カムの代わりにクランパ2を
動かす電磁ソレノイドを使用し、それをプラテンドラム
1の内部に固定しても良い。これによって、クランパ2
を移動させるための機構をプラテンドラム1の外側に設
けなくて済み、小型化できる。
【0028】また、クランパ2は、プラテンドラム2の
内側に固定されていたが、円筒部1Aの外周に沿って延
長した円の内側に配置されていれば、プラテンドラムの
保持部の外側に固定されていても良い。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のカラーサ
ーマルプリンタは、プラテンドラムが連続回転しても、
記録媒体の先端を保持する保持機構が、サーマルヘッド
に接触しないよう、プラテンドラムの円筒部の外周に沿
って延長した円の内側に位置する保持部を有し、記録媒
体の端はその保持部に保持機構によって保持され、か
つ、保持機構はプラテンドラムの円筒部の外周に沿って
延長した円の内側に配置されるので、サーマルヘッドが
保持機構に接触しないようにするための退避動作が不要
となり、サーマルヘッドを完全に固定できる。したがっ
て、印字位置が固定され、色ずれが生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のカラーサーマルプリン
タを示す側面図である。
【図2】図1のカラーサーマルプリンタを左正面図であ
る。
【図3】第1の実施例のカラーサーマルプリンタに使用
するプラテンドラムとクランパとを詳細に示す分解斜視
図である。
【図4】第1の実施例のカラーサーマルプリンタの電気
回路系を示すブロック図である。
【図5】図4の電気回路系における制御回路の動作を示
すフローチャートである。
【図6】図5の続きを示すフローチャートである。
【図7】第1の実施例のカラーサーマルプリンタの動作
を説明するための側面図である。
【図8】本発明の第2の実施例のカラーサーマルプリン
タを示す側面図である。
【図9】本発明の第1及び第2の実施例のカラーサーマ
ルプリンタに使用するプラテンドラムの他の例を示す側
面図である。
【図10】従来のカラーサーマルプリンタの概略側面図
である。
【符号の説明】
1 プラテンドラム 1A 円筒部 1B 保持部 2 クランパ 3 スプリング 4 カム 5 カムシャフト 11 サーマルヘッド

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーマルヘッドの発熱部から供給される
    熱によって、複数カラーの画像を記録媒体上に記録する
    カラーサーマルプリンタにおいて、 前記記録媒体が巻き付けられる円筒部と前記円筒部の外
    周に沿って延長した円の内側に位置する保持部とを有す
    るプラテンドラムと、 前記円筒部の外周に沿って延長した円の内側に配置され
    前記記録媒体の端を前記保持部で保持する保持機構と、 前記円筒部に巻き付けられた記録媒体と接触する位置に
    固定され、前記記録媒体上に複数カラーの画像を印字す
    るサーマルヘッドとを含むカラーサーマルプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記保持機構は、前記記録媒体の端を前
    記保持部で保持するクランパと、前記クランパを移動さ
    せ前記記録媒体の端の保持と保持の解除を行う保持及び
    解除手段とを有する請求項1のカラーサーマルプリン
    タ。
  3. 【請求項3】 前記クランパは、前記記録媒体の端を前
    記円筒部の外周に沿って延長した円の内側でかつ前記円
    筒部の外周面付近で保持する請求項2のカラーサーマル
    プリンタ。
  4. 【請求項4】 前記保持及び解除手段は、前記クランパ
    に接触して前記クランパを移動させるカム機構を有する
    請求項3のカラーサーマルプリンタ。
  5. 【請求項5】 前記保持及び解除手段は、電磁ソレノイ
    ドを有する請求項3のカラーサーマルプリンタ。
  6. 【請求項6】 前記プラテンドラムは、前記記録媒体が
    巻き付けられる円筒部と、前記円筒部の外周面の途中か
    ら曲がり、前記円筒部の外周に沿って延長した円の内側
    に位置した平面状の保持部とを有する請求項1のカラー
    サーマルプリンタ。
  7. 【請求項7】 前記プラテンドラムは、前記記録媒体が
    巻き付けられる円筒部と、前記円筒部からその外周に沿
    って延長した円の内側に窪んだ保持部とを有する請求項
    1のカラーサーマルプリンタ。
  8. 【請求項8】 前記サーマルヘッドによる印字を、前記
    記録媒体の先端を保持した前記クランパが前記サーマル
    ヘッドの発熱部を通過した後開始させるよう制御する印
    字制御手段をさらに有する請求項3のカラーサーマルプ
    リンタ。
  9. 【請求項9】 前記印刷制御手段は、前記移動手段を制
    御し、前記記録媒体の先端が前記クランパに届くまで、
    前記クランパを解放し、前記サーマルヘッドによる印字
    終了後に、再び、前記クランパを解放することを特徴と
    する請求項6のカラーサーマルプリンタ。
JP17192695A 1994-07-21 1995-07-07 カラーサーマルプリンタ Pending JPH0885224A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17192695A JPH0885224A (ja) 1994-07-21 1995-07-07 カラーサーマルプリンタ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018056629A1 (ko) * 2016-09-20 2018-03-29 아이디피 (주) 카드프린터의 2차 헤드장치

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04229284A (ja) * 1990-10-17 1992-08-18 Ricoh Co Ltd サーマルプリンタのクランプ装置

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