JPH0531931A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0531931A
JPH0531931A JP21421891A JP21421891A JPH0531931A JP H0531931 A JPH0531931 A JP H0531931A JP 21421891 A JP21421891 A JP 21421891A JP 21421891 A JP21421891 A JP 21421891A JP H0531931 A JPH0531931 A JP H0531931A
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JP
Japan
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platen roller
recording material
peripheral surface
heat
image
Prior art date
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Pending
Application number
JP21421891A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichi Itabashi
祐一 板橋
Masamichi Sato
正倫 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP21421891A priority Critical patent/JPH0531931A/ja
Publication of JPH0531931A publication Critical patent/JPH0531931A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な機構で感熱記録材料をプラテンローラ
の周面に担持できる画像形成装置を提供。 【構成】 プラテンローラ18の周長は感熱紙2の長さ
より短く、プラテンローラ18の周面上で感熱紙2は先
端部が後端部の下に重なって巻回される。 【効果】 サーマルヘッドがプラテンローラの周面の印
字位置から移動することなく、感熱記録材料を簡単に担
持でき、正確な印字を行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加熱によりフルカラー
画像を形成可能な多色感熱記録材料を用いて画像を形成
することのできる画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】印字用プリンタや画像用プリンタ等の画
像記録装置として、サーマルヘッドを用いて感熱記録材
料を加熱し、文字、図形等の画像を形成する方式のサー
マルプリンタがある。上記感熱記録材料を用いて画像を
形成する場合、例えば黒色等の一色で十分な画像もある
が、表現の多様化等の要望に対処するため、多色記録が
可能な感熱記録方法が望まれている。このような要望に
対して、特開平2−141279号公報には、フルカラ
ー画像を形成可能な多色感熱記録材料が開示されてい
る。この感熱記録材料は、異なる色を発色する3層の感
熱発色層を有し、各層の発色程度によりフルカラーを発
色することができる。具体的には、前記感熱記録材料
は、表面側から第1感熱発色層、第2感熱発色層、第3
感熱発色層が順に設けられており、サーマルヘッドによ
り各層を加熱するようになっている。感熱記録材料は、
表面側の層ほど感熱発色温度が低く設定されており、少
なくとも上から2層は発色後に紫外線により色素が固定
されるようになっている。したがって、加熱により既に
発色した層の下層を加熱しているときに既発色層の発色
濃度が高まることがない。
【0003】該感熱記録材料による記録方法は、まず、
第1発色層を第1温度に加熱して発色させ、次いで第1
発色層に紫外線を照射して発色を停止させ色素を固定す
る。次に、第2発色層を第2温度に加熱して発色させ、
同様に紫外線を照射して発色を停止させ色素を固定す
る。最後に第3発色層を第3温度に加熱して発色させる
ことにより記録が終了する。前記感熱記録材料におい
て、例えば第1発色層から第3発色層が順にイエロー、
マゼンタ、シアンを発色するように色素を含有していれ
ば、感熱記録材料を上記のように加熱することによりフ
ルカラー画像を形成することができる。サーマルヘッド
により前記感熱記録材料の発色印字を行うには、プラテ
ンローラあるいはプラテンプレートに感熱記録材料を担
持して、サーマルヘッドと感熱記録材料とを相対走査す
る。プラテンローラに感熱記録材料を担持する場合、感
熱記録材料の先端を保持するためのクランプ手段等をロ
ーラ周面に設ける必要がある。
【0004】図8は感熱記録材料の担持構成の一例を表
す。プラテンローラ70の周面に設けたクランプ72は
軸74を中心に回動可能であり、ローラ周面との間を開
閉することができ、ばね等によりローラ周面に付勢され
ている。クランプ72は感熱記録材料76の搬送タイミ
ングに合わせてプラテンローラ70の所定回転位置で一
端開いた後、感熱記録材料76の先端部をローラ周面と
の間で挟持するように閉じて感熱記録材料76を担持す
ることができる。このようにして、クランプ72により
感熱記録材料76の先端部を挟持してプラテンローラ7
0を回転することにより、感熱記録材料76をローラ周
面に担持することができる。また、サーマルヘッド78
はプラテンローラ70の周面に担持された感熱記録材料
76に接するように設けられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記構成のクランプ7
2はプラテンローラ70の周面から突出して設けられて
おり、クランプ72の回転軌跡はプラテンローラ70の
回転軌跡より半径が大きい。
【0006】一方、サーマルヘッド78はプラテンロー
ラ70及び該プラテンローラ70に担持された感熱記録
材料76と摺接するように設けられる。ところが、プラ
テンローラ70の周面にはクランプ72が設けられてい
るので、プラテンローラ70の回転中に該クランプ72
がサーマルヘッド78と衝突しないように、サーマルヘ
ッド78をプラテンローラ70から離間する必要があ
る。例えば、プラテンローラ70の1回転毎にクランプ
72がサーマルヘッド78に近づいたときに、サーマル
ヘッド78をプラテンローラ70の周面近傍から後退さ
せ、クランプ72がサーマルヘッド78に接しないよう
に回転できるようにしている。ところがこのような構成
であると、サーマルヘッド78の後退機構及び後退スペ
ースが必要であり印字部が大型になるという問題があ
る。また、サーマルヘッド78が後退している間は印字
できずにタイムロスとなり印字時間が長くなるという問
題がある。更に、サーマルヘッド78は1色の印字終了
毎に感熱記録材料76と離接するので、サーマルヘッド
78が感熱記録材料76に適正に再接触せず、位置ずれ
による色ずれが起こるという問題がある。
【0007】本発明の目的は上記問題を解消することに
あり、印字部を小型に構成でき簡単な機構で感熱記録材
料を担持でき良好に印字できる画像形成装置を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る上記目的
は、下記(1)〜(4)の構成により達成される。
【0009】(1)複数の感熱発色層を重畳して設けた
感熱記録材料をプラテンローラの周面に担持し、サーマ
ルヘッドにより前記感熱記録材料の各発色層毎にエネル
ギーレベルを変えて順次エネルギーを与えて画像を形成
する画像形成装置において、前記プラテンローラは周長
が前記感熱記録材料の長さより短く、前記プラテンロー
ラの周面に微小間隙を隔ててガイド部材を設け、前記感
熱記録材料の先端と後端とを重畳して前記周面に巻回す
ることを特徴とする画像形成装置。
【0010】(2)複数の感熱発色層を重畳して設けた
感熱記録材料をプラテンローラの周面に担持し、サーマ
ルヘッドにより前記感熱記録材料の各発色層毎にエネル
ギーレベルを変えて順次エネルギーを与えて画像を形成
する画像形成装置において、前記プラテンローラは帯電
性を有し、前記プラテンローラを帯電させる帯電手段を
設け、該帯電手段により前記プラテンローラに静電気を
発生させて前記感熱記録材料を周面に担持することを特
徴とする画像形成装置。
【0011】(3)複数の感熱発色層を重畳して設けた
感熱記録材料をプラテンローラの周面に担持し、サーマ
ルヘッドにより前記感熱記録材料の各発色層毎にエネル
ギーレベルを変えて順次エネルギーを与えて画像を形成
する画像形成装置において、前記プラテンローラの周面
に吸気孔を設け、前記吸気孔から前記プラテンローラ周
囲の空気をローラ内に吸引する吸引手段を設け、該吸引
手段により前記感熱記録材料を前記プラテンローラの周
面に吸着して担持することを特徴とする画像形成装置。
【0012】(4)複数の感熱発色層を重畳して設けた
感熱記録材料をプラテンローラの周面に担持し、サーマ
ルヘッドにより前記感熱記録材料の各発色層毎にエネル
ギーレベルを変えて順次エネルギーを与えて画像を形成
する画像形成装置において、前記プラテンローラの周面
に前記サーマルヘッドの長さより短く前記感熱記録材料
の幅より長い溝を形成し、前記感熱記録材料の端部を保
持する保持手段を前記溝内に設けたことを特徴とする画
像形成装置。
【0013】
【作用】本発明によれば、プラテンローラの周面から突
出するクランプを設けずに感熱記録材料をプラテンロー
ラ周面に担持することにより、プラテンローラの1回転
毎にサーマルヘッドをプラテンローラの周面から離間す
る必要なく印字を行うことができる。プラテンローラの
周面で感熱記録材料の先端部と後端部とを重ねて巻回す
ることにより、感熱記録材料はプラテンローラとの摩擦
力で周面に担持される。プラテンローラはゴム等により
形成されるので感熱記録材料が滑ることはなく、感熱を
良好に担持することができる。プラテンローラと感熱記
録材料との摩擦係数は高い程好ましい。
【0014】また、感熱記録材料を静電吸着によりプラ
テンローラの周面に担持することにより、機械的な動き
をなくして電圧制御だけで感熱記録材料を担持すること
ができる。感熱記録材料は通常負に帯電しているので、
プラテンローラを正に帯電させれば他の保持手段を用い
ずに感熱記録材料を容易に担持することができる。ま
た、プラテンローラを例えば中空に形成し周面に通気孔
を形成し、プラテンローラ内の空気を吸引することによ
り、感熱記録材料はプラテンローラ周面に係合すれば吸
着されて担持される。また、クランプを設ける場合であ
っても、プラテンローラの周面に溝を形成し、該溝内に
クランプを周面から突出しないように設ければ、プラテ
ンローラの回転によってもクランプとサーマルヘッドと
が衝突する恐れがないので、プラテンローラの回転中に
サーマルヘッドをプラテンローラから離間させる必要が
ない。
【0015】したがって、本発明によれば簡単な構成で
感熱記録材料をプラテンローラに担持することができ、
しかもサーマルヘッドは印字位置から移動しないので適
正に感熱記録材料に接することができ、多色印字を行っ
ても色ずれが起きることはない。なお、感熱記録材料の
感熱発色層は上記のようにイエロー、マゼンタ、シアン
の3層に限定されず、複数層でフルカラーを発色可能で
あればよい。例えば、黒色発色層を更に設けてもよい。
【0016】本発明に用いられる感熱記録材料として
は、例えば前記特開平2−141279号公報、特願平
2−89384号、同2−134303号明細書に記載
のものが挙げられる。これらの感熱記録材料は、支持体
上に電子供与性染料前駆体と電子受容性化合物を主成分
として含有する第一の感熱発色層、最大吸収波長が36
0±20nmであるジアゾニウム塩化合物と該ジアゾニ
ウム塩化合物と熱時反応して呈色するカプラーを含有す
る第二の感熱発色層、最大吸収波長が420±20nm
であるジアゾニウム塩化合物と熱時反応して呈色するカ
プラーを含有する第三の感熱発色層を順次積層してなる
多色感熱記録材料である。
【0017】
【実施態様】以下、添付図面に基づいて本発明の実施態
様を説明する。なお、本発明は本実施態様のみに限定さ
れない。以下に説明する画像形成装置は、前記特開平2
−141279号公報に記載の感熱記録材料を用いてフ
ルカラー画像を形成するものである。
【0018】図1は感熱紙の断面図である。感熱紙2は
支持体4上に3層の感熱発色層6、8、10、中間層1
2、14及び表面保護層17が層設されている。加熱に
より第1発色層6はイエローを発色し、第2発色層8は
マゼンタを発色し、第3発色層10はシアンを発色する
ようになっており、第1発色層6から第3発色層10ま
で順に3回加熱することによりフルカラーを発色可能で
ある。各発色層6、8、10は熱感度が異なり、第1発
色層6は低温(約100℃)で発色し、第2発色層8は
中温(約110℃)で発色し、第3発色層10は高温
(約130℃)で発色する。なお第1発色層6及び第2
発色層8は発色直後に紫外線の照射により色素濃度が定
着され、それ以後の加熱によって発色しないようになっ
ている。
【0019】図2は画像形成装置の概略構成図である。
感熱紙2を保持するゴム製のプラテンローラ18は矢印
A方向に回転可能であり、該プラテンローラ18の周囲
にはサーマルヘッド20、棒状の紫外線照射ランプ2
2、24が配設されている。サーマルヘッド20はプラ
テンローラ18の軸方向に延びる線状発熱素子列を備え
ている。また、必要に応じて剥離爪26が設けられる。
【0020】図3はフルカラー記録モードと単色記録モ
ードのタイミングチャートである。まずフルカラー記録
モード(a)について説明する。感熱紙2は矢印A方向
に回転するプラテンローラ18の周面に巻き付けられて
保持された状態で、サーマルヘッド20により加熱され
てフルカラーを発色することができる。サーマルヘッド
20は3種の温度(低温、中温、高温)で感熱紙2を加
熱することができ、プラテンローラ18が3回転する間
に1回のフルカラー記録処理が行われる。すなわち、プ
ラテンローラ18の第1回転中に第1発色層6を低温で
加熱し、第2回転中に第2発色層8を中温で加熱し、第
3回転中に第3発色層10を高温で加熱する。図3に示
すようにサーマルヘッド20は通電パルス幅で発熱温度
が調整されるようになっている。また、サーマルヘッド
20よりローラ回転方向下流側に配置された紫外線照射
ランプ22、24は、それぞれ波長420nm、365
nmの紫外線をサーマルヘッド20を通して感熱紙2に
照射することができ、第1ランプ22により第1発色層
6に420nmの紫外線を照射し、第2ランプ24によ
り第2発色層8に365nmの紫外線を照射してこれら
の層6、8の発色を定着するようになっている。各層
6、8内で顕色剤は紫外線の照射により発色機能を失
い、その後の加熱によっても発色が進行しないようにな
っている。また、未使用の感熱紙2は黄色を帯びている
が、紫外線の照射により黄色味は消滅する。
【0021】画像形成処理が開始されると、シート状の
感熱紙2又はロール状からシート状に切断された感熱紙
2がプラテンローラ18の周面に供給される。供給され
た感熱紙2はプラテンローラ18の周面に巻き付けられ
て保持され、プラテンローラ18と共に回転してサーマ
ルヘッド20により加熱される。プラテンローラ18の
回転に従い感熱紙2はサーマルヘッド20によりまず低
温で加熱され、第1発色層6でイエローが発色する。イ
エロー発色後の第1発色層6は、次いで第1ランプ22
により紫外線を照射されて濃度が定着される。プラテン
ローラ18の1回転目でイエローの発色処理が終了する
と、次の第2回転目で感熱紙2は中温で加熱され、第2
発色層8でマゼンタが発色する。マゼンタ発色後の第2
発色層8は、次いで第2ランプ24により紫外線を照射
されて濃度が定着される。プラテンローラ18の2回転
目でマゼンタの発色が終了すると、次の第3回転目で感
熱紙2は高温で加熱され、第3発色層10でシアンが発
色する。なお、第3発色層10はその後更に加熱される
ことはないので、紫外線を照射して濃度を定着する必要
はない。
【0022】全層の発色処理が終了した感熱紙2はその
後プラテンローラ18周面から剥離され装置外に排出さ
れる。また、感熱紙2を装置外に排出するには、プラテ
ンローラ18を逆転させて感熱紙2を剥離し、供給方向
と逆方向に搬送して排出してもよい。
【0023】次に黒色記録モード(b)について説明す
る。イエロー、マゼンタ、シアンの各色を同一部分で発
色させれば黒色になるので、各層6、8、10の同一部
分を最高濃度が出るように加熱すれば黒色に記録するこ
とができる。各層6、8、10をそれぞれ異なる温度で
加熱してもよいが、シアンを発色させるための高温で感
熱紙2を加熱することにより、各層6、8、10でそれ
ぞれの色を同時に発色させることができる。シアンを発
色させるための高温で感熱紙2を加熱した場合、第3発
色層10に熱が伝導される過程で第1発色層6及び第2
発色層8も同様に高温に加熱される。第1発色層6及び
第2発色層8は第3発色層10より熱感度が低いので、
第3発色層10で発色が得られるだけの熱エネルギーで
あれば、第1発色層6及び第2発色層8でもそれぞれイ
エロー及びマゼンタを発色する。したがって、サーマル
ヘッド20により感熱紙2を高温で1回加熱するだけで
黒色で記録することができる。上述のフルカラー記録モ
ードと黒色記録モードは、記録内容に応じて適宜切り換
えることができる。
【0024】図4は印字部の斜視図である。前述のよう
にプラテンローラ18の周囲にはサーマルヘッド20及
び紫外線照射ランプ22、24が設けられており、プラ
テンローラ18の周面に担持した感熱紙2をサーマルヘ
ッド20により加熱して印字することができる。また、
プラテンローラ18の周囲には、ローラ周面と微小間隙
を隔ててガイド部材80が設けられている。ガイド部材
80はプラテンローラ18の周面と平行な断面円弧形状
でありプラテンローラ18との間に感熱紙2を保持でき
るように設けられている。ガイド部材80により保持さ
れた感熱紙2は常にプラテンローラ18の周面と接触し
ており、プラテンローラ18との摩擦により周面に担持
される。
【0025】プラテンローラ18の周長はシート状の感
熱紙2の搬送方向Aに沿った長さより短く、プラテンロ
ーラ18の周面に巻きついた感熱紙2は先端部と後端部
とが重なっている。感熱紙2の先端部が後端部の下にな
って重なれば、プラテンローラ18の回転による感熱紙
2の移動によってもサーマルヘッド20が重畳部と円滑
に摺接することができる。ガイド部材80は断面円弧状
であり、ローラ回転方向下流側の端部が感熱紙搬送路の
下に位置しているので、感熱紙2の先端部をプラテンロ
ーラ18の周面に沿って案内するだけで、感熱紙2の後
端縁がプラテンローラ18に達する前に先端部は後端部
の下に潜り込んで重なることができる。
【0026】感熱紙2は先端部と後端部とが重なった状
態でプラテンローラ18に巻回されて回転し、サーマル
ヘッド20と相対走査することにより加熱されて印字さ
れる。また、感熱紙2はサーマルヘッド20による加熱
後にランプ22、24により紫外線を照射されて発色濃
度を定着される。したがって、ガイド部材80のランプ
22、24に対向する部分は、紫外線が透過できるよう
に切欠を形成されたりガラス、アクリル等の透明部材で
構成される。印字終了後の感熱紙2はプラテンローラ1
8を逆転することによりプラテンローラ18から剥離さ
れる。
【0027】次に、印字部における感熱紙2の担持構成
の変形例について説明する。図5はプラテンローラ18
の周面に感熱紙2を静電吸着により担持する構成の断面
図である。プラテンローラ18は金属等の帯電性の材料
からなり中空に形成される。プラテンローラ18の内部
にはプラテンローラ18の内面を正又は負に帯電させる
ためのコロナ放電器としてのコロトロンワイヤー82が
設けられている。そして電源84によりコロトロンワイ
ヤー82に高電圧を印加することにより、プラテンロー
ラ18を帯電させることができる。プラテンローラ18
の周面は例えば正に帯電するのが好ましく、感熱紙2が
吸着され易くなる。帯電極性はプラテンローラ18の材
料等の特性、電圧印加状態により決定される。
【0028】なお、図5に示す静電吸着により感熱紙2
を担持する場合、感熱紙2が導電性を有していれば更に
確実な担持が保証される。図5にはコロナ放電による帯
電構成を示したが、コロナ放電以外にも、放射線源を利
用する構成、静電荷誘起を利用する構成を採用すること
もできる。
【0029】図6はプラテンローラ18の周面に感熱紙
2を吸引して担持する構成の斜視図である。プラテンロ
ーラ18は中空に形成され周面に微小な孔86が多数形
成されている。プラテンローラ18は吸引パイプ88を
介して真空ポンプ等の吸気手段(図示せず)に接続され
ており、内部の空気を吸引されるようになっている。吸
気手段によりプラテンローラ18内の空気を吸引する
と、プラテンローラ18外の空気が孔86から内部に吸
引される。このとき、感熱紙2がプラテンローラ18の
周面に接線方向から搬送されれば、感熱紙2はプラテン
ローラ18の周面に吸着されて担持される。図5及び図
6に示す構成では、図2に示す剥離爪を設けることによ
り、プラテンローラ18の周面から感熱紙2を剥離する
ことができる。
【0030】図7はクランプを用いて感熱紙2をプラテ
ンローラ18の周面に担持する構成である。クランプ9
2を用いる点では従来の巻回構成と同じであるが、以下
の点で従来の構成と異なる。プラテンローラ18の周面
には溝90が形成されており、該溝90内にクランプ9
2を設けてある。溝90の底面は傾斜面に形成され、プ
ラテンローラ18の周面と滑らかに連続するのが好まし
い。また、溝90は感熱紙2の幅より長くサーマルヘッ
ド20の長さより短く形成されている。したがって、感
熱紙2は先端部が溝90内に入り込んでクランプ92に
挟持固定されてプラテンローラ18の周面に担持され
る。サーマルヘッド20は溝90の長さより長いので、
プラテンローラ18の回転に従い溝90がサーマルヘッ
ド20に対向しても、サーマルヘッド20は溝90の長
手方向両端にあるローラ周面部に接するので溝90内に
入り込むことはなく印字位置を一定に維持される。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、簡単な構成で感熱記録
材料をプラテンローラに担持することができ、しかもサ
ーマルヘッドは印字位置から移動しないので適正に感熱
記録材料に接することができ、多色印字を行っても色ず
れが起きることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は感熱紙の断面図である。
【図2】図2は画像形成装置の概略構成図である。
【図3】図3は画像形成制御のタイミングチャートであ
る。
【図4】図4は感熱紙の先端部と後端部とを重ねて担持
する構成の斜視図である。
【図5】図5は静電気力により感熱紙を担持する構成の
斜視図である。
【図6】図6は吸気により感熱紙を担持する構成の斜視
図である。
【図7】図7はクランプにより感熱紙を担持する構成の
斜視図である。
【図8】図8はクランプにより感熱紙を担持する従来の
構成の斜視図である。
【符号の説明】
2 感熱紙 4 支持体 6 第1発色層 8 第2発色層 10 第3発色層 12、14 中間層 17 表面保護層 18 プラテンローラ 20 サーマルヘッド 22、24 紫外線照射ランプ 26 剥離爪 70 プラテンローラ 72 クランプ 74 軸 76 感熱紙 78 サーマルヘッド 80 ガイド部材 82 コロトロンワイヤー 84 電源 86 孔 88 吸引パイプ 90 溝 92 クランプ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の感熱発色層を重畳して設けた感熱記
    録材料をプラテンローラの周面に担持し、サーマルヘッ
    ドにより前記感熱記録材料の各発色層毎にエネルギーレ
    ベルを変えて順次エネルギーを与えて画像を形成する画
    像形成装置において、 前記プラテンローラは周長が前記感熱記録材料の長さよ
    り短く、前記プラテンローラの周面に微小間隙を隔てて
    ガイド部材を設け、前記感熱記録材料の先端と後端とを
    重畳して前記周面に巻回することを特徴とする画像形成
    装置。
  2. 【請求項2】複数の感熱発色層を重畳して設けた感熱記
    録材料をプラテンローラの周面に担持し、サーマルヘッ
    ドにより前記感熱記録材料の各発色層毎にエネルギーレ
    ベルを変えて順次エネルギーを与えて画像を形成する画
    像形成装置において、 前記プラテンローラは帯電性を有し、前記プラテンロー
    ラを帯電させる帯電手段を設け、該帯電手段により前記
    プラテンローラに静電気を発生させて前記感熱記録材料
    を周面に担持することを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】複数の感熱発色層を重畳して設けた感熱記
    録材料をプラテンローラの周面に担持し、サーマルヘッ
    ドにより前記感熱記録材料の各発色層毎にエネルギーレ
    ベルを変えて順次エネルギーを与えて画像を形成する画
    像形成装置において、 前記プラテンローラの周面に吸気孔を設け、前記吸気孔
    から前記プラテンローラ周囲の空気をローラ内に吸引す
    る吸引手段を設け、該吸引手段により前記感熱記録材料
    を前記プラテンローラの周面に吸着して担持することを
    特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】複数の感熱発色層を重畳して設けた感熱記
    録材料をプラテンローラの周面に担持し、サーマルヘッ
    ドにより前記感熱記録材料の各発色層毎にエネルギーレ
    ベルを変えて順次エネルギーを与えて画像を形成する画
    像形成装置において、 前記プラテンローラの周面に前記サーマルヘッドの長さ
    より短く前記感熱記録材料の幅より長い溝を形成し、前
    記感熱記録材料の端部を保持する保持手段を前記溝内に
    設けたことを特徴とする画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6869163B2 (en) 2002-05-21 2005-03-22 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink-jet recording apparatus
JP2020090092A (ja) * 2018-12-06 2020-06-11 パロ アルト リサーチ センター インコーポレイテッド サーモクロミック材料の色域の拡大

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