JPH0884648A - 防汚性難燃テーブルクロス - Google Patents

防汚性難燃テーブルクロス

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Publication number
JPH0884648A
JPH0884648A JP28158093A JP28158093A JPH0884648A JP H0884648 A JPH0884648 A JP H0884648A JP 28158093 A JP28158093 A JP 28158093A JP 28158093 A JP28158093 A JP 28158093A JP H0884648 A JPH0884648 A JP H0884648A
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JP
Japan
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fire
polyester
flame
cloth
retardant
Prior art date
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Pending
Application number
JP28158093A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Itami
理 伊丹
Yasuhiro Shiga
靖弘 志賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Cloth Co Ltd
Original Assignee
Toyo Cloth Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toyo Cloth Co Ltd filed Critical Toyo Cloth Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フィルムラミネート感がなく、生地調の外観
および触感を有する防汚製難燃テーブルクロスに関す
る。特に防汚性については、従来のテーブルクロスでは
その汚染を防げなかったマスタードやラー油に対しても
すぐれた防汚性を有している。 【構成】 難燃基布上に、透明難燃性接着剤層を介して
ポリフッ化ビニリデン系フィルムがラミネートされてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、防汚性と難燃性を付与
したテーブルクロスに関するものであり、さらに詳しく
は、フィルムラミネート感がなく生地調の外観および触
感を有する防汚性難燃テーブルクロスに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】テーブルクロスとしては、綿布にポリ塩
化ビニルフィルムやポリウレタンフィルムをラミネート
したもの、あるいはポリ塩化ビニルをコーティングした
もの、または綿布やポリエステル100%の織布に撥水
撥油加工を施したものなどが知られている。しかしこれ
らのテーブルクロスは、例えばマスタードやラー油によ
る汚染に耐えられず、またレストランやホテルの食堂な
どで使用するテーブルクロスに対する消防法の難燃性判
定基準を満足することができなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、従来の
欠点を改良すべく鋭意研究した結果、難燃基布上に透明
難燃性接着剤層を介して、ポリフッ化ビニリデン系フィ
ルムをラミネートすることにより、すぐれた防汚性と難
燃性を有するとともに、フィルムラミネート感がなく生
地調の外観および触感を有する防汚性難燃テーブルクロ
スが得られることを見出して本発明に至ったものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、防汚性難燃テ
ーブルクロスにおいて、難燃基布上に透明難燃性接着剤
層を介して、ポリフッ化ビニリデン系フィルムがラミネ
ートされていることを特徴とする。
【0005】本発明における難燃基布としては、難燃性
を付与した線、レーヨン、ポリエステル、ポリアクリロ
ニトリルなどの繊維を用いた織物、編物および不織布で
あるが、特に耐洗濯性の点から綿織物、ポリエステル1
00%織物、ポリエステル/綿混織物、ポリエステル/
レーヨン混織物またはポリエステル100%不織布が望
ましい。また意匠性にすぐれたテーブルクロスを得るた
めには、柄織物を使用することが望ましい。目付量は、
通常100〜300g/mが用いられる。
【0006】基布に対する難燃性の付与については特に
限定されず、原糸改良タイプおよび後処理加工のいずれ
も適用できるが、通常は後処理加工が望ましい。後処理
加工における難燃処理では、一般に難燃剤水溶液に基布
を浸漬し、マングルで絞った後乾燥処理される。
【0007】透明難燃性接着剤としては、反応型難燃剤
または添加型難燃剤によって改質された透明性を有する
ポリウレタン、ポリエステルなどの接着剤が用いられ、
その厚さは通常3〜30μm、好ましくは5〜10μm
である。反応型難燃剤による改質としては、難燃性のポ
リイソシアネートやポリオールを用いたポリウレタン、
有機リン酸エステルを共重合したポリエステルなどが例
示される。しかし通常は、透明な添加型難燃剤によって
改質された二液型ポリウレタン接着剤を使用することが
望ましい。
【0008】透明な添加型難燃剤としては、トリクレジ
ルホスフェート、トリス(2−クロロエチル)ホスフェ
ート、トリス(ジクロロプロピル)ホスフェート、トリ
ス(2,3−ジブロモプロピル)ホスフェート、トリス
(2−ブロモエチル)ホスフェートなどの有機リン酸エ
ステル、ヘキサブロモベンゼン、デカブロモジフェニル
オキサイド、ヘキサブロモシクロドデカン、モノクロロ
ペンタブロモシクロヘキサンなどの含ハロゲン有機化合
物などが望ましく、特に有機リン酸エステルが望まし
い。難燃剤の添加量は、通常5〜40重量%、好ましく
は10〜20重量%である。
【0009】二液型ポリウレタン接着剤としては、耐洗
濯性の点からポリテトラメチレングリコール系ポリウレ
タンが特に望ましく、また架橋剤としては無黄変型のジ
イソシアネートを用いることが望ましい。
【0010】防汚性を有するポリフッ化ビニリデン系フ
ィルムとしては、ポリフッ化ビニリデン、フッ化ビニリ
デンとヘキサフルオロプロピレン、テトラフルオロエチ
レン、クロロトリフルオロエチレンなどとの二元または
三元共重合体、ペルオキシ結合を有する含フッ素弾性共
重合体にフッ化ビニリデンモノマーをグラフト重合せし
めたグラフト共重合体(特公平5−2503号公報参
照、以下フッ化ビニリデン系グラフト共重合体という)
などのフッ化ビニリデン系樹脂フィルムであり、その厚
さは通常1〜20μm、好ましくは3〜9μmである。
特に上記フッ化ビニリデン系グラフト共重合体は、キャ
スティングフィルム成形法により、透明で薄くかつ柔軟
なフィルムを容易に得ることができ、基布そのままの外
観および感触を失うことなく容易にラミネートすること
ができるため望ましい。
【0011】上記フッ化ビニリデン系樹脂のキャスティ
ングフィルム成形性を向上させるために、ポリカーボネ
ート系ポリウレタンまたはポリテトラメチレングリコー
ル系ポリウレタンを添加してもよく、また透明な難燃
剤、抗菌剤などを添加してもよい。
【0012】
【実施例】マット調の離型紙上に、フッ化ビニリデン系
グラフト共重合体(セントラル硝子社製、セフラルソフ
トG−180)15重量部およびジメチルホルムアミド
85重量部からなるフッ化ビニリデン系樹脂塗料を、ウ
エット付量50g/mで塗布し、130℃で1分間乾
燥した。ついでその上に、ポリエーテル系ポリウレタン
(大日本インキ化学工業社製、クリスボンC−4365
T)100重量部、架橋剤(大日精化工業社製、レザミ
ンNE架橋剤)12重量部、有機リン酸エステル系難燃
剤(大和化学工業社製、フランRT−59)15重量
部、ジブチル錫ジラウレート触媒0.5重量部およびト
ルエン40重量部からなる透明難燃性ポリウレタン接着
剤塗料を、ウエット付量70g/mで塗布し、90℃
で1分間乾燥した。
【0013】目付量200g/mのポリエステル10
0%の平織物を、リン酸グアニジン系難燃剤(大和化学
工業社製、フランS−400)水溶液に浸漬し、マング
ルで絞った後160℃で1分間乾燥して難燃基布を作成
した。上記透明難燃性ポリウレタン接着剤層に該難燃基
布を積層した後、ただちに上記離型紙を剥離して生地目
出し加工を施し、常温で24時間熟成した。得られた防
汚性難燃テーブルクロスは、従来のテーブルクロスでは
その汚染を防げなかったマスタードやラー油に対しても
すぐれた防汚性を有しており、その難燃性は繊維製品の
燃焼性試験方法(JIS L 1091 A−1法の区
分3)を満足しうるものであった。また水洗い、パーク
レンによるドライクリーニングの繰り返し洗濯後(5
回)でも、すぐれた防汚性と難燃性を保持していた。
【0014】
【発明の効果】難燃基布上に、透明難燃性接着層を介し
て、ポリフッ化ビニリデン系フィルムをラミネートする
ことにより、従来のテーブルクロスではその汚染を防げ
なかったマスタードやラー油に対してもすぐれた防汚性
を有し、かつすぐれた難燃性を有するとともに、フィル
ムラミネート感がなく生地調の外観および触感を有する
防汚性難燃テーブルクロスを得ることができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 難燃基布上に、透明難燃性接着剤層を介
    してポリフッ化ビニリデン系フィルムがラミネートされ
    ていることを特徴とする防汚性難燃テーブルクロス。
JP28158093A 1993-10-05 1993-10-05 防汚性難燃テーブルクロス Pending JPH0884648A (ja)

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JP28158093A JPH0884648A (ja) 1993-10-05 1993-10-05 防汚性難燃テーブルクロス

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JP28158093A JPH0884648A (ja) 1993-10-05 1993-10-05 防汚性難燃テーブルクロス

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Publication Number Publication Date
JPH0884648A true JPH0884648A (ja) 1996-04-02

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ID=17641147

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN116394621A (zh) * 2023-04-13 2023-07-07 东莞市悠悠美居家居制造有限公司 一种防水防油的pu印花压花桌布

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN116394621A (zh) * 2023-04-13 2023-07-07 东莞市悠悠美居家居制造有限公司 一种防水防油的pu印花压花桌布
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