JPH0884418A - 絶縁層切削装置 - Google Patents
絶縁層切削装置Info
- Publication number
- JPH0884418A JPH0884418A JP6244714A JP24471494A JPH0884418A JP H0884418 A JPH0884418 A JP H0884418A JP 6244714 A JP6244714 A JP 6244714A JP 24471494 A JP24471494 A JP 24471494A JP H0884418 A JPH0884418 A JP H0884418A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotary plate
- rotated
- slope
- cutting
- flange
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Removal Of Insulation Or Armoring From Wires Or Cables (AREA)
- Processing Of Terminals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ケーブル端末処理時における絶縁層の切削
を、フラット部の切削に続いて連続的にスロープ部の切
削を可能にした絶縁層切削装置を提供する。 【構成】 一端がフランジ部1aでギヤを形成し、他端が
フランジ部1bで刃物台位置決め用切込み溝1cを形成した
回転板Ａ１と、一端がフランジ部2aでギヤを形成し、他
端がフランジ部2bで偏心溝６を形成した回転板Ｂ２が、
回転板Ａ１のフランジ部の内側面と回転板Ｂ２のフラン
ジ部の外側面を互に対向させて同軸状に配置し、前記刃
物台位置決め用切込み溝1cに位置する刃物台３に切削用
刃物４を取付けるとともに、刃物台３に固着したガイド
ローラ５を回転板Ｂ２のフランジ部2bに形成した偏心溝
６に嵌合して成り、回転板Ａ１がサーボモータＡ７で回
転し、回転板Ｂ２がサーボモータＢ８で回転するよう構
成した絶縁層切削装置。
を、フラット部の切削に続いて連続的にスロープ部の切
削を可能にした絶縁層切削装置を提供する。 【構成】 一端がフランジ部1aでギヤを形成し、他端が
フランジ部1bで刃物台位置決め用切込み溝1cを形成した
回転板Ａ１と、一端がフランジ部2aでギヤを形成し、他
端がフランジ部2bで偏心溝６を形成した回転板Ｂ２が、
回転板Ａ１のフランジ部の内側面と回転板Ｂ２のフラン
ジ部の外側面を互に対向させて同軸状に配置し、前記刃
物台位置決め用切込み溝1cに位置する刃物台３に切削用
刃物４を取付けるとともに、刃物台３に固着したガイド
ローラ５を回転板Ｂ２のフランジ部2bに形成した偏心溝
６に嵌合して成り、回転板Ａ１がサーボモータＡ７で回
転し、回転板Ｂ２がサーボモータＢ８で回転するよう構
成した絶縁層切削装置。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばＣＶケーブル等
のプラスチック電力ケーブルの絶縁層切削装置に関する
ものである。
のプラスチック電力ケーブルの絶縁層切削装置に関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】ＣＶケーブル等のプラスチック電力ケー
ブルの中間接続部や終端接続部の形成に際しては、図４
に示すように、ケーブル端末部の外部半導電層14，絶縁
層13及び内部半導電層12を順次除去して、導体11，内部
半導電層12及び絶縁層13を露出し、図のＡ及びＢのヶ所
においてスロープ状に処理する必要がある。
ブルの中間接続部や終端接続部の形成に際しては、図４
に示すように、ケーブル端末部の外部半導電層14，絶縁
層13及び内部半導電層12を順次除去して、導体11，内部
半導電層12及び絶縁層13を露出し、図のＡ及びＢのヶ所
においてスロープ状に処理する必要がある。
【０００３】上述のようなケーブル端末部の処理におい
て、外部半導電層や絶縁層を切削する技術として、例え
ば特開平5-184031号公報に示されるような外部半導電層
切削装置がある。この装置は、バイトを外部半導電層の
外周に沿って回転させながらケーブルの軸方向に移動さ
せて切削し、これに続いて切削表面を平滑に仕上げるも
のである。
て、外部半導電層や絶縁層を切削する技術として、例え
ば特開平5-184031号公報に示されるような外部半導電層
切削装置がある。この装置は、バイトを外部半導電層の
外周に沿って回転させながらケーブルの軸方向に移動さ
せて切削し、これに続いて切削表面を平滑に仕上げるも
のである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の装置
は、外部半導電層や絶縁層を一定の外径に平滑に切削す
ることは可能であるが、前述のようになめらかなスロー
プ状に切削することはできない。従って、このような装
置を用いてスロープ状を形成するには、例えば図５
（イ）に示すように段状に切削するか、図５（ロ）に示
すように階段状に切削した後、ガラス等を用いて手作業
でスロープ状に再処理する必要があった。しかし、この
際ガラスを使用するため図６に示すように削り過ぎ等に
より外傷が発生し、電気的なウィークポイントとなる。
は、外部半導電層や絶縁層を一定の外径に平滑に切削す
ることは可能であるが、前述のようになめらかなスロー
プ状に切削することはできない。従って、このような装
置を用いてスロープ状を形成するには、例えば図５
（イ）に示すように段状に切削するか、図５（ロ）に示
すように階段状に切削した後、ガラス等を用いて手作業
でスロープ状に再処理する必要があった。しかし、この
際ガラスを使用するため図６に示すように削り過ぎ等に
より外傷が発生し、電気的なウィークポイントとなる。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の問題点を
解消し、フラット部の切削に続いて連続的にスロープ部
の切削を可能とした絶縁層切削装置を提供するもので、
その特徴は、一端がフランジ状でギヤを形成し、他端が
フランジ状で刃物台位置決め用切込み溝を形成した回転
板Ａと、一端がフランジ状でギヤを形成し、他端がフラ
ンジ状で回転板Ａのフランジ部内側面に対向する面に偏
心溝を形成した回転板Ｂが、回転板Ａのフランジ部の内
側面と回転板Ｂのフランジ部の外側面を互に対向させて
同軸状に配置し、前記刃物台位置決め用切込み溝に位置
する刃物台に切削用刃物を取付けるとともに、刃物台に
固着したガイドローラを回転板Ｂ他端のフランジ部に形
成した偏心溝に嵌合して成り、回転板Ａがサーボモータ
Ａで回転し、回転板ＢがサーボモータＢで回転するよう
構成したことにある。
解消し、フラット部の切削に続いて連続的にスロープ部
の切削を可能とした絶縁層切削装置を提供するもので、
その特徴は、一端がフランジ状でギヤを形成し、他端が
フランジ状で刃物台位置決め用切込み溝を形成した回転
板Ａと、一端がフランジ状でギヤを形成し、他端がフラ
ンジ状で回転板Ａのフランジ部内側面に対向する面に偏
心溝を形成した回転板Ｂが、回転板Ａのフランジ部の内
側面と回転板Ｂのフランジ部の外側面を互に対向させて
同軸状に配置し、前記刃物台位置決め用切込み溝に位置
する刃物台に切削用刃物を取付けるとともに、刃物台に
固着したガイドローラを回転板Ｂ他端のフランジ部に形
成した偏心溝に嵌合して成り、回転板Ａがサーボモータ
Ａで回転し、回転板ＢがサーボモータＢで回転するよう
構成したことにある。
【０００６】
【実施例】図１は本発明の絶縁層切削装置の具体例の説
明図で、図１（イ）は要部の断面図、図１（ロ）は
（イ）図のＸ−Ｘ矢視図である。図において、１は回転
板Ａで、一端（図の右側）がフランジ部1aでギヤを形成
し、他端（図の左側）がフランジ部1bで刃物台位置決め
用溝1cを形成しており、サーボモータＡ７により上記フ
ランジ部1aのギヤを介して回転する。２は回転板Ｂで、
一端がフランジ部2aでギヤを形成し、他端がフランジ状
で回転板Ａ１のフランジ部1bの内側面に対向する面に偏
心溝６を形成しており、サーボモータＢ８により上記フ
ランジ部2aのギヤを介して回転する。そして、回転板Ａ
１のフランジ部の内側面と回転板Ｂ２のフランジ部の外
側面を互いに対向させて同軸状に配置されている。
明図で、図１（イ）は要部の断面図、図１（ロ）は
（イ）図のＸ−Ｘ矢視図である。図において、１は回転
板Ａで、一端（図の右側）がフランジ部1aでギヤを形成
し、他端（図の左側）がフランジ部1bで刃物台位置決め
用溝1cを形成しており、サーボモータＡ７により上記フ
ランジ部1aのギヤを介して回転する。２は回転板Ｂで、
一端がフランジ部2aでギヤを形成し、他端がフランジ状
で回転板Ａ１のフランジ部1bの内側面に対向する面に偏
心溝６を形成しており、サーボモータＢ８により上記フ
ランジ部2aのギヤを介して回転する。そして、回転板Ａ
１のフランジ部の内側面と回転板Ｂ２のフランジ部の外
側面を互いに対向させて同軸状に配置されている。
【０００７】前記回転板Ａ１のフランジ部1bに形成した
刃物台位置決め用溝1cには切削用刃物４を取付けた刃物
台３が位置しており、この刃物台３に固着したガイドロ
ーラ５は、前記回転板Ｂ２のフランジ部2bに形成した偏
心溝６に嵌合している。そしてサーボモータＢ８の回転
により回転板Ｂ２が回転し、前記偏心溝６の中をガイド
ローラ５が動くことで刃物台３が上下方向に移動し、こ
れに伴い切削用刃物４も上下動する。なお、10は切削し
ようとするケーブルである。
刃物台位置決め用溝1cには切削用刃物４を取付けた刃物
台３が位置しており、この刃物台３に固着したガイドロ
ーラ５は、前記回転板Ｂ２のフランジ部2bに形成した偏
心溝６に嵌合している。そしてサーボモータＢ８の回転
により回転板Ｂ２が回転し、前記偏心溝６の中をガイド
ローラ５が動くことで刃物台３が上下方向に移動し、こ
れに伴い切削用刃物４も上下動する。なお、10は切削し
ようとするケーブルである。
【０００８】
【作用】図２は本発明の装置における回転板Ａの回転数
（イ）と、回転板Ｂの回転数（ロ）及び刃の位置の相互
関係図である。回転板ＡはサーボモータＡで回転し、刃
物台を回転させるもので、フラット部でもスロープ部で
も回転数は一定である。回転板ＢはサーボモータＢで回
転し、偏心溝に嵌合させたガイドローラを通じて刃物台
を上下移動させるもので、フラット部では回転板Ａと同
期回転することで刃の位置を一定に保持するが、スロー
プ部では徐々に回転数を上げ（又は下げ）て刃物を上下
させる。従って刃物はフラット部ではその高さが一定で
あり、スロープ部では徐々に上昇してなめらかなスロー
プを形成する。図３は本発明の装置による実際の切削状
況の説明図である。
（イ）と、回転板Ｂの回転数（ロ）及び刃の位置の相互
関係図である。回転板ＡはサーボモータＡで回転し、刃
物台を回転させるもので、フラット部でもスロープ部で
も回転数は一定である。回転板ＢはサーボモータＢで回
転し、偏心溝に嵌合させたガイドローラを通じて刃物台
を上下移動させるもので、フラット部では回転板Ａと同
期回転することで刃の位置を一定に保持するが、スロー
プ部では徐々に回転数を上げ（又は下げ）て刃物を上下
させる。従って刃物はフラット部ではその高さが一定で
あり、スロープ部では徐々に上昇してなめらかなスロー
プを形成する。図３は本発明の装置による実際の切削状
況の説明図である。
【０００９】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の絶縁層切
削装置によれば、フラット部の切削に続いて連続してス
ロープ部の形成が可能になり、従来の手作業によるスロ
ープの形成の必要がなくなり、傷の発生がなく、作業効
率の向上にも大きく寄与する。従って、ＣＶケーブル等
のプラスチック電力ケーブルの中間接続部や終端接続部
形成時のケーブルの端末処理に利用するとき、極めて効
果的である。
削装置によれば、フラット部の切削に続いて連続してス
ロープ部の形成が可能になり、従来の手作業によるスロ
ープの形成の必要がなくなり、傷の発生がなく、作業効
率の向上にも大きく寄与する。従って、ＣＶケーブル等
のプラスチック電力ケーブルの中間接続部や終端接続部
形成時のケーブルの端末処理に利用するとき、極めて効
果的である。
【図１】本発明装置の具体例の説明図で、図１（イ）は
要部の断面図、図１（ロ）は（イ）図のＸ−Ｘ矢視図で
ある。
要部の断面図、図１（ロ）は（イ）図のＸ−Ｘ矢視図で
ある。
【図２】図２（イ）〜（ハ）は本発明の装置における回
転板Ａの回転数（イ）と、回転板Ｂの回転数（ロ）及び
刃の位置の相互関係図である。
転板Ａの回転数（イ）と、回転板Ｂの回転数（ロ）及び
刃の位置の相互関係図である。
【図３】本発明の装置による実際の切削状況の説明図で
ある。
ある。
【図４】プラスチック電力ケーブルの端末処理の説明図
である。
である。
【図５】従来の切削装置によるスロープ形成時の段剥り
（図５イ）、及び階段状削り（図５ロ）の説明図であ
る。
（図５イ）、及び階段状削り（図５ロ）の説明図であ
る。
【図６】手作業によるスロープ形成の問題点の説明図で
ある。
ある。
１ 回転板Ａ 1a，1b フランジ部 1c 刃物台位置決め用溝 ２ 回転板Ｂ 2a，2b フランジ部 ３ 刃物台 ４ 刃物 ５ ガイドローラ ６ 偏心溝 ７ サーボモータＡ ８ サーボモータＢ
フロントページの続き (72)発明者 澤田 純一郎 大阪市此花区島屋一丁目１番３号 住友電 気工業株式会社大阪製作所内
Claims (1)
- 【請求項１】 一端がフランジ状でギヤを形成し、他端
がフランジ状で刃物台位置決め用切込み溝を形成した回
転板Ａと、一端がフランジ状でギヤを形成し、他端がフ
ランジ状で回転板Ａのフランジ部内側面に対向する面に
偏心溝を形成した回転板Ｂが、回転板Ａのフランジ部の
内側面と回転板Ｂのフランジ部の外側面を互に対向させ
て同軸状に配置し、前記刃物台位置決め用切込み溝に位
置する刃物台に切削用刃物を取付けるとともに、刃物台
に固着したガイドローラを回転板Ｂの他端のフランジ部
に形成した偏心溝に嵌合して成り、回転板Ａがサーボモ
ータＡで回転し、回転板ＢがサーボモータＢで回転する
よう構成したことを特徴とする絶縁層切削装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6244714A JPH0884418A (ja) | 1994-09-12 | 1994-09-12 | 絶縁層切削装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6244714A JPH0884418A (ja) | 1994-09-12 | 1994-09-12 | 絶縁層切削装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0884418A true JPH0884418A (ja) | 1996-03-26 |
Family
ID=17122825
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6244714A Pending JPH0884418A (ja) | 1994-09-12 | 1994-09-12 | 絶縁層切削装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0884418A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104022469A (zh) * | 2014-05-21 | 2014-09-03 | 国家电网公司 | 一种电动电缆剥胶机 |
| CN113451946A (zh) * | 2021-08-03 | 2021-09-28 | 广东电网有限责任公司 | 一种全自动电缆接头制作工具 |
-
1994
- 1994-09-12 JP JP6244714A patent/JPH0884418A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104022469A (zh) * | 2014-05-21 | 2014-09-03 | 国家电网公司 | 一种电动电缆剥胶机 |
| CN104022469B (zh) * | 2014-05-21 | 2017-06-13 | 国家电网公司 | 一种电动电缆剥胶机 |
| CN113451946A (zh) * | 2021-08-03 | 2021-09-28 | 广东电网有限责任公司 | 一种全自动电缆接头制作工具 |
| CN113451946B (zh) * | 2021-08-03 | 2023-01-24 | 广东电网有限责任公司 | 一种全自动电缆接头制作工具 |
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