JPH0884294A - 電子ビューア - Google Patents

電子ビューア

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JPH0884294A
JPH0884294A JP6217437A JP21743794A JPH0884294A JP H0884294 A JPH0884294 A JP H0884294A JP 6217437 A JP6217437 A JP 6217437A JP 21743794 A JP21743794 A JP 21743794A JP H0884294 A JPH0884294 A JP H0884294A
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Kazumasa Tamada
一聖 玉田
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】表示装置を有するコンパクトな電子ビューアを
提供する。 【構成】ビューア本体11の上部にヒンジ42、42に
より開閉自在に取り付けられた脚部14を、ビューア本
体11の幅の広い平行な2つの側面に設ける。その脚部
14、14のうち、ビューア本体11の前面側に位置す
る脚部14に、LCD100を保持したモニタ102を
設ける。このモニタ102は、脚部14の一対のアーム
14a、14aの間に配設されると共に、その左右の両
側面をヒンジ104を介してアーム14a、14aに回
動自在に取り付けられる。また、モニタ102は、脚部
14が閉じた状態でLCD100の表示面が、アーム1
4a、14a間で形成されるフラットな面から突出しな
いように取り付けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子ビューアに係り、特
にネガ又はポジフイルム、原稿、その他の撮影対象物を
固体撮像素子を用いて撮像し、撮像により得られた映像
信号を表示装置に出力する電子ビューアに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電子ビューアは、ビュー
ア本体内に撮影光学系、固体撮像素子(CCD)、及び
画像処理回路を備え、撮像光学系を介して入射した撮影
対象物の光像をCCDの結像面上で結像し、CCDから
出力される画像信号を画像処理回路によって映像信号に
変換し、この映像信号をモニタTV等の表示装置に出力
する。
【0003】本願出願人は、この種の電子ビューア(商
品名「FOTOVISION FV−7」)を提供している。この
電子ビューアは、ビューア本体を正立させた状態で使用
する形態と倒立させた状態で使用する形態とを有してお
り、ビューア本体の正立形態では、フイルムキャリア保
持部材によりフイルムキャリアを保持し、そして、この
フイルムキャリアに装着されたネガフイルムやスライド
フイルムのコマ画像を撮影光学系を介してCCDで撮像
する。また、ビューア本体の倒立形態では、ビューア本
体に開閉自在に設けられた脚部を開いてビューア本体を
倒立した状態で保持し、反射原稿やライトボックス等の
上面に置かれた透過原稿等を撮影光学系を介してCCD
で撮像する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電子ビューアは表示装置を備えていないので、使用する
度に電子ビューアをモニタTVに接続しなければならな
いという煩わしさが生じる。また、表示装置をビューア
本体に取り付けようとすると装置が大型になるという欠
点がある。
【0005】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、表示装置を有するコンパクトな電子ビューアを
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決する為の手段】本発明は、前記目的を達成
する為に、撮像光学系、該撮像光学系を介して入射する
光像を表す画像信号を出力する固体撮像素子、該固体撮
像素子から出力される画像信号を表示装置に供給可能な
映像信号に変換して出力する画像処理回路を内蔵したビ
ューア本体と、前記ビューア本体の前記撮像光学系によ
り撮影する被写体の種類によって、ビューア本体の保持
方向が異なるようにビューア本体に回動自在に支持され
た脚部と、から成り、前記脚部に前記表示装置を回動可
能に支持したことを特徴とする。
【0007】また、本発明は、前記目的を達成する為
に、撮像光学系、該撮像光学系を介して入射する光像を
表す画像信号を出力する固体撮像素子、該固体撮像素子
から出力される画像信号を表示装置に供給可能な映像信
号に変換して出力する画像処理回路を内蔵したビューア
本体と、前記ビューア本体の前記撮像光学系により撮影
する被写体の種類によって、ビューア本体の保持方向が
異なるようにビューア本体に回動自在に支持された脚部
と、から成り、前記ビューア本体の一方側の側面部に切
除部を形成し、該切除部に前記表示装置を回動可能に支
持したことを特徴とする。
【0008】
【作用】請求項1記載の電子ビューアによれば、ビュー
ア本体を支持する脚部に表示装置を設けたので、電子ビ
ューアが大型にならない。また、前記表示装置は、脚部
に対して回動自在に設けられているので、表示装置の表
示方向を自由に変えることができ、また、表示装置に表
示された画像が天地逆さまであれば、表示装置を180
度回動することにより前記画像を正立状態にすることが
できる。
【0009】請求項2記載の電子ビューアは、ビューア
本体に形成された切除部に表示装置を設けたので、表示
装置を電子ビューアから出っ張ることなく配置すること
ができる。また、前記表示装置は、ビューア本体に対し
て回動自在に設けられているので、表示装置の表示方向
を自由に変えることができ、また、表示装置に表示され
た画像が天地逆さまであれば、表示装置を回動すること
により前記画像を正立状態にすることができる。
【0010】
【実施例】以下添付図面に従って本発明に係る電子ビュ
ーアの好ましい実施例について詳説する。図1は、本発
明の第1実施例に係る電子ビューアを前面側から見た斜
視図、図2は背面側から見た斜視図である。また、図3
はキャリアホルダを90度回転させ、且つヘッドカバー
を開いた状態を示している。
【0011】図1〜図3に示すように、電子ビューア1
0は略直方体状のビューア本体11を備えている。この
ビューア本体11内には、後述する撮像光学系、固体撮
像素子としてのCCD、信号処理回路、電源回路等が内
蔵されている。前記撮像光学系は、ビューア本体11の
上部に位置されており、従って、ビューア本体11の上
面中央部は光像を取り込むための開口部が形成されてい
る。
【0012】前記ビューア本体11の上部には図3に示
すように、キャリアホルダ12がベース23と共に90
度の範囲内で回転自在に取り付けられている。キャリア
ホルダ12及びベース23は略正方形の枠体であり、そ
の中央部には光像を取り込むための前記開口部が形成さ
れている。キャリアホルダ12及びベース23の取付構
造の詳細については後述する。
【0013】キャリアホルダ12の平行な2つの側壁に
はキャリア差込み口21が形成されている。キャリア差
込み口21には後述するネガキャリア又はスライドキャ
リアが着脱自在に挿入される。キャリア差込み口21よ
りも下方の位置において、キャリアホルダ12の前記開
口部を塞ぐようにベース23に保護ガラス22が設けら
れている(図5参照)。保護ガラス22は、ビューア本
体11上部に収納されている撮像光学系を保護するもの
である。また、キャリア差込み口21の中央部の上の位
置にキャリアホルダ12に位置決めマーク21Aが設け
られている。
【0014】キャリアホルダ12のキャリア差込み口2
1が開口されていない他の2つの側壁にはベース23に
設けられたヒンジ32によりヘッドカバー13が開閉可
能に設けられている。ヘッドカバー13の内側には照明
灯31が設けられている。ヘッドカバー13は閉じられ
ると(図1又は図2参照)、ビューア本体11の上部開
口部を完全に覆う。ヘッドカバー13は、キャリアホル
ダ12を90度回転させた状態で完全に開かれ、このよ
うに開かれると(図3参照)、キャリアホルダ12の上
面に等しい高さか又はこれよりも若干下方に位置する。
ヒンジ32はきつく作られており、ヒンジ32における
摩擦力により、ヘッドカバー13は閉じられた、又は任
意の角度まで開かれた姿勢に保持される。また、ヘッド
カバー13は、ビューア本体11の上部に形成された位
置決め斜面11aによって、その最大開放量が規制され
ている。
【0015】ビューア本体11の幅の広い平行な2つの
側面には一対のアーム14a、14aなら成る脚部14
が設けられ、この脚部14、14はビューア本体11の
上部にヒンジ42、42により開閉自在に取り付けられ
ている。前記脚部14は、閉じた状態ではビューア本体
11の側面に沿っており、且つその下端部はビューア本
体11の下面よりも下方に突出している。
【0016】前記脚部14、14のうち、前面側に位置
する脚部14にはLCD100を保持したモニタ102
が設けられる(図1参照)。前記モニタ102は、脚部
14の一対のアーム14a、14aの間に配設されると
共に、その左右の両側面がヒンジ104を介してアーム
14a、14aに回動自在に取り付けられている。ま
た、モニタ102は、脚部14を閉じた状態でLCD1
00の表示面が、アーム14a、14a間で形成される
フラットな面から突出しないように取り付けられてい
る。図4に示すように前記LCD100に映像信号を送
信するコード106は、ビューア本体11の信号処理回
路からアーム14aに形成された中空部14bに配線さ
れ、そして、ヒンジ104を構成する支軸108の周部
に沿って形成された溝孔110を介してLCD100に
接続されている。
【0017】図1に示すビューア本体11の脚部14が
取り付けられていない幅の狭い側面には、ピントダイヤ
ル51、ズームダイヤル52、電源スイッチ53、電源
表示灯54、ネガ白黒/ネガ/ポジ/切換スイッチ5
5、色合い/明るさ自動ボタン56、色合い/明るさ自
動表示灯57、明るさ調整ダイヤル58、及び色合い調
整ダイヤル59R、59G、59Bが配設されている。
また、図2、図3に示すもう一つの側面には、ロック解
除ボタン41、S映像出力端子61、V映像出力端子6
2、及びDC入力端子63がそれぞれ配設されている。
【0018】図5にはキャリアホルダ12の取付構造が
示され、図9にはその組立斜視が示されている。ベース
23の中央部には突出部23Aが形成され、この突出部
23Aがビューア本体11の上端面に開放された円形開
口11Cに回転自在に嵌入されている。ベース23の突
出部23Aの内側には段部が形成され、この段部に保護
ガラスが収納されている。ベース23は凹部を有し、こ
の凹部内に弾性をもつ材料から成るガイド29が収納さ
れている。ガイド29の両側の把持部には、キャリアホ
ルダ12に形成されたレール12aが揺動自在に嵌入さ
れる。レール12aは、ガイド29のもつ弾性によりき
つく挟まれる。ガイド29の中央部には入射光像を取り
込む矩形の窓が開放されている。
【0019】ビューア本体11の上端面に開放された円
形開口11Cの周縁がベース23とエンドプレート24
とによって挟まれ、止めネジ25によってガイド29、
ベース23及びエンドプレート24が3箇所において締
結されている。ベース23とエンドプレート24とによ
る上記開口周縁の挟持は比較的緩く、キャリアホルダ1
2(及びベース23)はビューア本体11に対して回転
自在である。
【0020】エンドプレート24の下面には90度の角
度間隔で2箇所に溝が形成されている。クリックばね2
6は、ビューア本体11に設けられた図示しない支持部
材に固定され、エンドプレート24の下面に接してい
る。クリックばね26がエンドプレート24の下面の溝
に嵌まり込む2つの角度位置においてキャリアホルダ1
2は位置決めされる。
【0021】ベース23には、ヒンジ32を構成する2
つの筒状部分32A、32Bが形成されている。また、
ヘッドカバー13にも同様に2つの筒状部分32C、3
2Dが形成されている。筒状部分32Cと32Dとの間
には、前記筒状部分32Aが位置し、これらの筒状部分
にねじ33が挿入される。ねじ33は、筒状部分32D
の内部に形成された雌ねじに螺合される。また、筒状部
分32Bには、ヒンジ機能に関与しない溝が形成されて
いる。ヘッドカバー13に設けられた照明灯31に電流
を供給するコード27は、ベース23の孔、ベース23
の内面に形成された溝23B、筒状部分32Bの溝を介
して配線され、そして、筒状部分32Dの孔を介してヘ
ッドカバー13に至り、照明灯31まで延設されてい
る。
【0022】図6には、脚部14の開閉位置決め機構が
示されている。図7、図8も参照して説明すると、脚部
14の上端(ヒンジ42の部分)において、カム47が
脚部14と一体的に形成されている。このカム47に
は、ヒンジ42の中心を支点とする円弧状縁47Aが形
成されている。円弧状縁47Aの下端部には溝のような
切込み47bが形成され、続いて三角形状に突出してい
る爪47aが形成されいる。円弧状縁47Aの上端は符
号47cで示されている。
【0023】一方、2つの対称的なレバー44が両脚部
14、14の間に設けられ、これらのレバー44は、そ
の上端部において支軸45により揺動自在に支持されて
いる。支軸45は、ビューア本体11の適所(半体11
Bの軸受126)に支持される。これらのレバー44の
受部44d間には押ばね46が介在され、両レバー44
は押ばね46によって外方に付勢されている。また、両
レバー44の突部間にロック解除ボタン41に連動する
ロックプレート43が設けられている。ロックプレート
43とロック解除ボタン41とは、スライド51Aの両
面に固定されている。レバー44は、三角形状に突出し
た爪44aを備えている。
【0024】ロックプレート43が図6中実線で示す位
置にあると、レバーの爪44aとカム47の爪47aと
が接している。従って、脚部14を開くことはできず、
脚部14は実線で図示した閉じた位置に保持される。ロ
ック解除ボタン41を下方に押すと、これに伴ってロッ
クプレート43も鎖線で示す位置に移動する。これによ
りロックが解除され、レバー44は押ばね46の付勢力
に抗して互いの方向に動くことができる。
【0025】脚部14、14を開いていくと、カム47
の爪47aがレバー44を押しながらその爪44aに乗
り上がっていき、爪44aを越えると、レバー44の爪
44aがカム47の切込み47bに入り込む。これが鎖
線14Aで示す脚部14の第1の安定位置である。ま
た、脚部14、14を更に開いていくと、レバー44の
爪44aはカム47の円弧状縁47Aに沿って摺動して
その上端部47cに至り、円弧状縁47Aから外れてカ
ムの径方向の直線縁に係止する。この位置において脚部
14は再び安定した姿勢を保つ。これが鎖線14Bで示
す脚部14の第2の安定位置となる。
【0026】第1及び第2の安定位置においては、ロッ
クプレート43を実線で示す元の位置に戻しておく。ロ
ックプレート43は上述したばね48によって、元の位
置に戻されるように付勢されている。図7〜図9には電
子ビューア10の全体的な組立図が示される。図7、図
8に示すようにビューア本体11は2つの半体11Aと
11Bとから成る。脚部14の先端に穿設された孔14
1内にはカラー142が嵌入され、このカラー142に
はねじ143が挿通され、このねじ143は半体11A
に形成された雌ねじ146にねじ込まれる。孔141の
外側に形成された凹所145にはキャップ144が嵌入
れ、このキャップ144によりねじ143の頭部が隠さ
れるようになっている。これによって、ヒンジ42が構
成される。ダイヤル58、59R、59G、59Bはメ
イン基板120に設けられ、半体11Aに開口された窓
158、159R、159G、159Bからその一部が
外方に突出する。メイン基板120とスイッチ基板12
1とは、フレキシブル配線122によって接続される。
【0027】スイッチ基板121にスイッチ53、5
5、ボタン56、表示灯54、57、端子61、62、
63が設けられている。インバータ基板125には電源
回路84、85(図10参照)等が搭載される。レンズ
ユニット123には撮像光学系71が設けられる。撮像
光学系71の鏡筒にはギヤ51B、52Bが設けられ、
これらのギヤ51B、52Bがアイドラ51A、52B
を介してピントダイヤル51、ズームダイヤル52と噛
み合っている。アイドラ51A、52A及びダイヤル5
1、52は、それぞれ軸受124、127に回転自在に
支持される。
【0028】図10は、ビューア本体11に内蔵された
撮像光学系及び電気回路の構成を示している。撮像光学
系71はズームレンズを有し、このズームレンズの位置
はズームダイヤル52を手動で操作することにより調整
され、撮像する対象物の撮影倍率が任意に設定される。
撮像光学系71における焦点調整もピントダイヤル51
を用いて手動で調整される。
【0029】対象物の光像は、撮像光学系71を経てC
CD72上に結像する。CCD72は1/60秒の周期
で対象物の像を示す画像信号を出力するように駆動され
る。CCD72の出力画像信号は、前置増幅器73で増
幅されたのちマトリックス回路74に与えられ、輝度信
号Y及び三原色信号R、G、Bに変換される。これらの
信号Y、R、G、Bはゲイン制御増幅回路(以下、GC
Aという)75Y、75R、75G、75Bでそれぞれ
更に増幅され、ガンマ補正回路76Y、76R、76
G、76Bに出力される。これらの回路でガンマ補正さ
れた輝度信号Y及び色信号R、G、Bは次にネガ/ポジ
切換回路77に出力される。
【0030】この電子ビューアにおける明るさ調整、色
調整、その他の制御は主制御装置70によって実行され
る。主制御装置70は、好ましくはCPU、メモリ、そ
の他の周辺回路(インターフェイスを含む)により構成
される。GCA75Yから出力される輝度信号Yは、ピ
ーク検出回路79及び平均値検出回路80にも出力さ
れ、これらの回路で輝度信号Yのピーク値及び平均値が
検出され、その検出結果は主制御装置70に出力され
る。色信号R、G、Bについてもピーク検出回路81
R、81G、81Bによってピーク値が検出され、検出
結果が主制御装置70に出力される。これらのピーク検
出及び平均値検出は、1/60秒毎に繰り返される。
【0031】色合い/明るさ自動ボタン56が押された
時には、主制御装置70に入力する各ピーク検出結果及
び平均値結果に基づいて、再生画像が適切な明るさと色
合いを持つように、前置増幅器73、CGA75Y、7
5R、75G、75Bのゲインが主制御装置70によっ
て調整される。また、色合い/明るさ自動表示灯57が
点灯する。自動ボタン56が押されていない時には、明
るさ調整ダイヤル58を用いて明るさを、色合い調整ダ
イヤル59R、59G、59Bを用いて色合いを手動で
調整することができる。
【0032】主制御装置70は、ダイヤル58からの入
力信号に応じて前置増幅器73及び/又はGCA75Y
のゲインを制御する。また、主制御装置70はダイヤル
59R、59G、59Bからの入力信号に応じてGCA
75Y、75G、75Bのゲインをそれぞれ制御する。
切換スイッチ55はスライドスイッチであり、ネガ白
黒、ネガ及びポジの3つの位置を持ち、これらのうちい
ずれかのモードが選択される。ネガ/ポジ切換回路77
は、切換スイッチ55によって選択されたモードに応じ
た信号処理を行う。対象物がネガの白黒フイルムの時に
はネガ白黒モードが選択されるので、グレイ画像表示の
ために切換回路77に於いて輝度信号Yのみが選択され
てエンコーダ78に出力される。ネガフイルムの場合に
はネガモードが選択されるので、ネガ/ポジ切換回路7
7で入力信号Y、R、G、Bの反転処理が行われる。
【0033】ネガ/ポジ切換回路77からの信号はエン
コーダ78に出力され、外部表示装置に出力するのに適
した映像信号、即ちS映像信号及びV映像信号に変換さ
れて出力端子61及び62に導かれる。商用交流電源
は、図示しないACアダプタを経て適当な電圧のDC電
源に変換され、DC入力端子63に与えられる。DC入
力端子63に与えられたDC電源は、電源スイッチ82
及び83をぞれぞれ経て電源回路84及び85にそれぞ
れ与えられる。電源回路84は、上述した各回路に動作
電力を供給するものである。電源回路85は、前述した
コード27を介して照明灯31に電流を供給するもので
ある。
【0034】電源スイッチ53は電源切、入及び照明灯
の3つの位置をもつスライドスイッチである。電源切の
位置にある時にはスイッチ82、83はともにオフであ
る。電源入の位置になるとスイッチ82がオンとなり、
電源回路84にDC入力が与えられると共に電源表示灯
54が点灯する。表示灯の位置では、スイッチ82、8
3が共にオンとなる。これらのスイッチ82、83は電
源スイッチ53の位置に応じて主制御装置70にオン、
オフ制御させても良い。
【0035】図11にはネガキャリアの実施例を示す。
ネガキャリア90は2枚のプレート91と92とがヒン
ジ93により開閉自在に連結されて構成されている。一
方のプレート91は乳白色で散光板として働く。このプ
レート91の内面にはネガフイルムFを収納するための
浅い凹所94が形成されている。他方のプレート92に
は、凹所94に収納されたネガフイルムFの各コマの部
分が露出される窓95が開口されている。両プレート9
1、92の縁部には2箇所に爪96と段部97とが形成
されている。両プレート91、92とを開いた状態で凹
所94にネガフイルムFを収納し、両プレート91、9
2とを閉じると、段部97に爪96が係合して閉じた状
態に保持される。
【0036】次に、前記の如く構成された電子ビューア
の使用方法について説明する。図12は、電子ビューア
10を正立した状態で使用する第1の使用形態を示して
いる。先ず、脚部14、14を第1の安定位置まで開い
て、電子ビューア10を正立させた状態で支持すると共
に、モニタ102を脚部14に対して回動させてLCD
100を正面に向ける。次に、ネガフイルムFを収納し
たネガキャリア90をキャリア差込み口21に挿入す
る。この時、ヘッドカバー13は閉じておく。次いで、
切換スイッチ55によってネガモードを選択したのち、
電源スイッチ53により照明灯31を点灯する。これに
より、ビューア本体11の撮像光学系71の前方に位置
したコマ画像が照明灯31により照射され、そして、そ
の透過画像光が撮像光学系71を介してCCDで撮像さ
れる。撮像されたコマ画像はLCD100に表示され
る。
【0037】この時、前記モニタ102は、脚部14に
対して回動可能に支持されているので、LCD100を
上下方向の任意の位置に傾斜させることができる。これ
により、本実施例の電子ビューアでは、観察者の位置に
応じてLCD100の方向を設定することができる。ま
た、電子ビューア10を脚部14、14を閉じた状態で
支持する場合には、図13に示すようにモニタ102を
支持した脚部14のみ開き、その脚部14に対してモニ
タ102を回動させる。これにより、脚部14の開放角
度を調整することにより、LCD100の見る高さを調
節することができる。
【0038】ネガフイルムFの観察が終了し、電子ビュ
ーア10を保管する場合は、図1に示したように脚1
4、14を閉じてモニタ102を脚部14のアーム14
a、14a間に収納する。この時、モニタ102は、ア
ーム14a、14a間で形成されるフラットな面から突
出しないので、電子ビューア10が外観上全く大型にな
らない。
【0039】図14は、電子ビューア10を倒立状態で
使用する第2の使用形態を示している。先ず、ヘッドカ
バー13、13をビューア本体11の斜面11aに当た
るまで開くと共に、脚部14、14を第2の安定位置ま
で開く。そして、電子ビューア10を倒立させて脚部1
4、14によって支持する。この時、モニタ102を脚
部14に対して回動させてLCD100が正面に向く位
置で保持する。そして、ビューア本体11の真下にプリ
ント写真Gを置く。そして、照明灯31を点灯して、プ
リント写真Gを照明し、その反射画像光を撮像光学系を
介してCCDで撮像する。その画像はモニタ102のL
CD100に表示される。尚、前記モニタ102の角度
は、観察者の位置に応じて設定すれば良い。
【0040】図15は、本発明の第2実施例に係る電子
ビューアの斜視図であり、図1〜図14に示した第1実
施例と同一、若しくは類似の部材については同一の符号
を付して、その説明は省略する。同図に示す電子ビュー
ア200は、略偏平状に形成された一方側の脚部14の
中央部に矩形状の開口部202を形成し、この開口部2
02にモニタ102を配置したものである。前記モニタ
102は、上下に設けられたヒンジ204、204を介
して脚部14に回動自在に支持されている。従って、こ
の電子ビューア200は、ヒンジ204とヒンジ204
とを結ぶ鉛直線206に対して回動自在となっている。
【0041】このように構成された電子ビューア200
によれば、図16に示す電子ビューア200の正立状態
と図15に示した倒立状態において、モニタ102を脚
部14に対して180度回動させることにより、LCD
100上で正立した画像を両方の状態で見ることができ
る。図17は、本発明の第3実施例に係る電子ビューア
の斜視図であり、図1〜図14に示した第1実施例と同
一、若しくは類似の部材については同一の符号を付し
て、その説明は省略する。
【0042】同図に示す電子ビューア210は、ビュー
ア本体11の幅広側の一方の側面に段状の切除部212
を形成し、この切除部212にモニタ102全体を収納
するように配置すると共に、モニタ102をその下部に
設けられたヒンジ214を介して回動自在としたもので
ある。このように、モニタ102をビューア本体11に
収納するように配置しても、電子ビューア210が外観
上全く大型にならない。
【0043】また、この電子ビューア210の脚部のア
ーム14a、14aは図18に示すように、モニタ10
2の両側を挟むように薄板状に形成されている。これに
より、モニタ102のLCD100に表示された画像が
アーム14a、14aで遮られることはない。更に、本
実施例では、図19に示すように電子ビューア210を
倒立状態で使用した時に、LCD100に表示された画
像が天地逆さまの場合には、モニタ102をヒンジ42
を介して180度回動させてモニタ102を起立させ
る。これにより、LCD100上で正立した画像を見る
ことができる。
【0044】図20は、本発明の第4実施例に係る電子
ビューアの斜視図であり、図1〜図14に示した第1実
施例と同一、若しくは類似の部材については同一の符号
を付して、その説明は省略する。同図に示す電子ビュー
ア220は、ビューア本体11に形成された切除部22
2にモニタ102全体を収納するように配置すると共
に、モニタ102をその上部隅部に設けられたジョイン
ト224を介してビューア本体11に接続したものであ
る。
【0045】前記ジョイント224は図21に示すよう
に、軸226、一対のアーム228、228、ピン23
0から構成される。前記軸226は、ビューア本体11
側にその軸心227を中心に回転自在に支持される。前
記アーム228、228は、その基端部がモニタ102
側に固着され、その先端部は前記軸226を挟むように
配置される。また、前記アーム228、228は、軸2
26の軸心に直交して挿通されたピン230に固着さ
れ、このピン230を介してピン230の軸心229を
中心に回転自在に支持されている。
【0046】従って、このように構成された電子ビュー
ア220によれば、図20に示した使用形態時にLCD
100上の画像が天地逆さまな場合には、モニタ102
を前記ジョイント224の軸226を中心として、実線
で示した位置から図20上半時計回り方向に180度回
転させても良く、また、モニタ102を前記ジョイント
224のピン230を中心として、実線で示した位置か
ら起立させる方向(矢印B方向)に180度回転させて
も良い。これにより、LCD100上で正立した画像を
見ることができる。また、モニタ102を180度回転
させる場合は、ジョイント224は必ずしも隅部に設け
る必要はなく、モニタ102の上部中央部でもよく、モ
ニタ102の中心部に設けても良い。
【0047】これにより、本実施例の電子ビューアで
は、LCD100上の画面を常に正立した状態で見るこ
とができる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る電子ビ
ューアによれば、ビューア本体を支持する脚部に表示装
置を設け、表示装置を電子ビューアから出っ張ることな
く配置するようにしたので、表示装置を備えてもコンパ
クト化することができる。また、本発明では前記表示装
置を、脚部に対して回動自在に設けたので、表示装置の
表示方向を自由に変えることができ、また、表示装置に
表示された画像が天地逆さまであれば、前記画像を正立
状態にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る電子ビューアを前面
側から見た斜視図
【図2】図1に示した電子ビューアを背面側から見た斜
視図
【図3】図1に示した電子ビューアのヘッドカバーを開
いた状態を示す斜視図
【図4】モニタへのコード配線構造を示す要部断面図
【図5】キャリアホルダの構造を示す断面図
【図6】脚部の開閉機構を示す説明図
【図7】電子ビューアの組立斜視図
【図8】電子ビューアの組立斜視図
【図9】電子ビューアの組立斜視図
【図10】電子ビューアの画像処理回路のブロック図
【図11】ネガキャリアを示す斜視図
【図12】電子ビューアの第1の使用形態を示す斜視図
【図13】電子ビューアの第1の使用形態の別実施例を
示す側面図
【図14】電子ビューアの第2の使用形態を示す斜視図
【図15】本発明の第2実施例に係る電子ビューアの斜
視図
【図16】図15に示した電子ビューアの側面図
【図17】本発明の第3実施例に係る電子ビューアの側
面図
【図18】図17に示した電子ビューアの第1の使用形
態を示す斜視図
【図19】図17に示した電子ビューアの第2の使用形
態を示す斜視図
【図20】本発明の第4実施例に係る電子ビューアの要
部斜視図
【図21】図20の電子ビューアに適用されたジョイン
ト構造の断面図
【符号の説明】
10、200、210、220…電子ビューア 11…ビューア本体 12…キャリアホルダ 13…ヘッドカバー 14…脚部 100…LCD 102…モニタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮像光学系、該撮像光学系を介して入射す
    る光像を表す画像信号を出力する固体撮像素子、該固体
    撮像素子から出力される画像信号を表示装置に供給可能
    な映像信号に変換して出力する画像処理回路を内蔵した
    ビューア本体と、 前記ビューア本体の前記撮像光学系により撮影する被写
    体の種類によって、ビューア本体の保持方向が異なるよ
    うにビューア本体に回動自在に支持された脚部と、 から成り、前記脚部に前記表示装置を回動可能に支持し
    たことを特徴とする電子ビューア。
  2. 【請求項2】撮像光学系、該撮像光学系を介して入射す
    る光像を表す画像信号を出力する固体撮像素子、該固体
    撮像素子から出力される画像信号を表示装置に供給可能
    な映像信号に変換して出力する画像処理回路を内蔵した
    ビューア本体と、 前記ビューア本体の前記撮像光学系により撮影する被写
    体の種類によって、ビューア本体の保持方向が異なるよ
    うにビューア本体に回動自在に支持された脚部と、 から成り、前記ビューア本体の一方側の側面部に切除部
    を形成し、該切除部に前記表示装置を回動可能に支持し
    たことを特徴とする電子ビューア。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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