JPH0846831A - 電子的ビューア - Google Patents

電子的ビューア

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JPH0846831A
JPH0846831A JP6193761A JP19376194A JPH0846831A JP H0846831 A JPH0846831 A JP H0846831A JP 6193761 A JP6193761 A JP 6193761A JP 19376194 A JP19376194 A JP 19376194A JP H0846831 A JPH0846831 A JP H0846831A
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JP
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Application number
JP6193761A
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English (en)
Inventor
Mitsufumi Misawa
充史 三沢
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication of JPH0846831A publication Critical patent/JPH0846831A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子的ビューアの安定性を確保する。 【構成】 撮像光学系,CCDおよび信号処理回路を内
蔵したビューア本体11の上部にキャリア・ホルダ12を回
転自在に設け,キャリア・ホルダ12にキャリア差込み口
21を形成するとともにヘッド・カバー13を開閉自在に取
付ける。ヘッド・カバー13には照明灯31が設けられる。
ビューア本体11の両側には支持アーム14を開閉自在に取
付ける。支持アーム14の下端には重り17が設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】この発明はネガまたはポジ・フイルム,原
稿,その他の対象物を固体電子撮像素子を用いて撮像
し,撮像により得られた映像信号を表示装置に与えて対
象物の像を表示装置に表示することにより,対象物を見
る,またはチェックするために用いられる電子的ビュー
アに関する。
【0002】
【背景技術】ネガ・フイルムに写っている駒を確認,チ
ェックまたは選択するためにネガ・フイルムを肉眼で見
ても分りにくい。そこでネガ・フイルムを固体電子撮像
素子で撮像し,撮像により得られた映像信号をネガ/ポ
ジ反転回路によりポジ画像を表わす映像信号に変換して
出力する電子的ビューア(電子スチル・カメラまたはビ
デオ・カメラ)が知られている。この電子的ビューアか
ら出力される映像信号を表示装置に与えることにより,
ネガ・フイルム上のネガ画像をポジ画像として,しかも
拡大して見ることができる。
【0003】このような電子的ビューアを用いてネガ・
フイルムを見るときには,ネガ・フイルムはフイルム・
キャリアに収められる。キャリアに入れるときにフイル
ムを傷つけたり汚したりする可能性がある。
【0004】フイルムは一般にシース(フイルムを入れ
る透明または半透明の袋)に入れられているので,フイ
ルムの保護の観点からはシースに入ったままの状態でフ
イルムの像を電子的ビューアを用いて見ることができる
ことが好ましい。
【0005】
【発明の開示】フイルム・キャリアに収納された状態で
も,シースに入れられた状態でもフイルムを見ることが
できるとともに,フイルムのみならず,シート,原稿,
その他の対象物を撮影することができる電子的ビューア
を,出願人は既に提案した(特願平5−165018号)。
【0006】この発明は,出願人が先に提案した電子的
ビューアに適したより詳細な構造,とくに使用状態にお
いてより高い安定性を確保することのできる構造を提供
するものである。
【0007】この発明による電子的ビューアは,撮像光
学系,この撮像光学系を通して入射する光像を表わす画
像信号を出力する固体電子撮像素子,およびこの固体電
子撮像素子から出力される画像信号を表示装置に供給可
能な映像信号に変換して出力する画像処理回路を内蔵し
たビューア本体,上記撮像光学系の前方の位置にフイル
ム・キャリアを着脱自在に保持する,上記ビューア本体
に設けられたフイルム・キャリア保持部材,ならびに上
記ビューア本体の両側上部に開閉自在に枢着された2つ
の支持アームを備え,上記支持アームの基端部に重りが
設けられているものである。
【0008】この電子的ビューアはビューア本体を起立
させた状態で使用される。このとき,2つの支持アーム
はその基端がビューア本体の下端と同一平面に位置する
まで開かれる。また,電子的ビューアは倒立した状態で
使用される。このとき2つの支持アームはビューア本体
を倒立させて支持できるまで開かれる。
【0009】いずれの使用状態においても,支持アーム
の基端部は最も低い位置にくる。支持アームの基端部に
は重りが設けられているから,起立した,または倒立し
た電子的ビューアの重心はより低くなり,電子的ビュー
アは安定する。
【0010】したがって,キャリア保持部材にフイルム
・キャリアを着脱するときにも安定しているので使いや
すく,また電子的ビューアと表示装置とを接続するコー
ドがあっても電子的ビューアが転倒しにくくなる。
【0011】好ましくは支持アームの基端部には滑り止
めが施される。たとえば,基端部の下部をゴムによりつ
くったり,凹凸,凹溝,凸条等を形成したりすることに
より,電子的ビューアは一層安定する。
【0012】この明細書において,電子的ビューアは,
電子カメラ(電子スチル・カメラ,ビデオ・カメラ,ス
チル/ビデオ・カメラを含む),画像処理装置,原稿等
を撮像して大型表示装置に写し出す電子的プロジェクタ
の一部の構成または全部の構成を含む概念である。フイ
ルムは,ネガ・フイルム,ポジ・フイルムおよびスライ
ド映写用のスライドを含む。
【0013】
【実施例の説明】図1および図2は電子的ビューアの全
体を示すものであり,それぞれ反対側側面から見た斜視
図である。図3はキャリア・ホルダを90度回転させかつ
ヘッド・カバーを開いた状態を示している。
【0014】これらの図を参照して,電子的ビューア10
はほぼ直方体状のビューア本体11を備えている。このビ
ューア本体11内に後述する撮像光学系,固体電子撮像素
子としてのCCD,信号処理回路,電源回路等が内蔵さ
れている。図においてビューア本体11の上部に撮像光学
系が位置している。したがって,ビューア本体11の上面
の上央部は光像を取込むために開口している。
【0015】このビューア本体11の上部にキャリア・ホ
ルダ12がベース23とともに回転自在(90度の範囲内で)
に取付けられている。キャリア・ホルダ12およびベース
23は概略正方形の枠体であり,上下方向に貫通する穴が
あけられている。キャリア・ホルダ12およびベース23の
取付構造の詳細については後述する。
【0016】キャリア・ホルダ12の平行な2つの側壁に
はキャリア差込み口21があけられている。このキャリア
差込み口21にはネガ・キャリアまたはスライド・キャリ
アが着脱自在に挿入される。このキャリア差込み口21よ
りも少し下の位置において,キャリア・ホルダ12の上記
穴を塞ぐようにベース23に保護ガラス22が設けられてい
る(図4参照)。保護ガラス22はビューア本体11上部に
収納されている撮像光学系を保護するものである。また
キャリア差込み口21の中央部の上の位置にキャリア・ホ
ルダ12に位置決めマーク21Aが設けられている。
【0017】キャリア・ホルダ22のキャリア差込み口21
が設けられていない他の2つの側壁にはベース23に設け
られたヒンジ32によりヘッド・カバー13が開閉自在に設
けられている。これらのヘッド・カバー13には照明灯31
が設けられている。
【0018】ヘッド・カバー13は閉じられると(図1ま
たは図2参照)ビューア本体11の上部開口を完全に覆
う。ヘッド・カバー13はキャリア・ホルダ12を90度回転
させた状態で完全に開かれると(図3参照),キャリア
・ホルダ12の上面に等しい高さかまたはこれよりも若干
下方に位置する。ヒンジ32はきつく作られており,ヒン
ジ32における摩擦力により,ヘッド・カバー13は閉じら
れた,または任意の角度まで開かれた位置ないしは姿勢
に保持される。
【0019】ビューア本体11の平行な2つの側面には支
持アーム14がその上端においてヒンジ42により開閉自在
に取付けられている。この支持アーム14の開閉位置決め
機構については後に詳述する。図に示すような支持アー
ム14が閉じた状態では支持アーム14はビューア本体11の
側面に沿っており,かつその下端はビューア本体11の下
端よりも下方に突出する。図5に支持アーム14の横断面
図が示されている。支持アーム14の両側部分はビューア
本体11の他の側面を抱くように直角に屈曲している。こ
の屈曲した角部の外側は横断面からみて階段状に形成さ
れている。階段状部14aの各段部は上下方向に筋のよう
にのびている。この階段状部14aは後述するところから
分るように照明光を外方に反射させるものである。
【0020】一方の支持アーム14には,この電子的ビュ
ーア10をスタンドに取付けるときに用いるスタンド取付
用ねじ穴15が形成されている。
【0021】特に図1を参照して,ビューア本体11の支
持アーム14が取付けられていない他の側面には,ピント
・ダイヤル51,ズーム・ダイヤル52,電源スイッチ53,
電源表示灯54,ネガ黒白/ネガ/ポジ切換スイッチ55,
色合い/明るさ自動ボタン56,色合い/明るさ自動表示
灯57,明るさ調整ダイヤル58,および色合い調整ダイヤ
ル59R,59G,59Bが設けられている。
【0022】ビューア本体11のもう一つの側面には,図
2および図3を参照して,ロック解除ボタン41,S映像
出力端子61,V映像出力端子62およびDC入力端子63が
設けられている。
【0023】ビューア本体11のこれらの側面の上部には
位置決め斜面11aが形成されている。この斜面11aはヘ
ッド・カバー13の開き角を定めるものである。
【0024】図4はキャリア・ホルダ12の取付構造を示
している。図6はその分解斜視図である。これらの図を
参照して,ベース23は中央に突出部を有し,この突出部
23Aがビューア本体11の上端面にあけられた円形開口11
Cに回転自在に嵌込まれている。ベース23の突出部23A
の内側には段部が形成され,この段部に保護ガラス22が
収められる。ベース23はまた凹所を有し,この凹所内に
弾性をもつ材料からなるガイド29が収められる。ガイド
29の両側の抱持部にキャリア・ホルダ12に形成されたレ
ール12aが摺動自在にはめ込まれる。レール12aはガイ
ド29の持つ弾性によりきつく挟まれる。ベース23,ガイ
ド29およびキャリア・ホルダ12の中央部には入射光像を
取込む矩形の窓があけられている。キャリア・ホルダ12
がガイド29に対して移動自在であるから撮像する像のト
リミングが可能となる。
【0025】ビューア本体11の上端面にあけられた円形
開口11Cの周縁がベース23とエンド・プレート24とによ
って挟まれ,止めねじ25によって,ガイド29,ベース23
およびエンド・プレート24が3箇所において締結されて
いる。ベース23とエンド・プレート24とによる上記開口
周縁の挟持は比較的ゆるく,キャリア・ホルダ12(およ
びベース23)はビューア本体11に対して回転自在であ
る。
【0026】エンド・プレート24の下面には90度の角度
間隔で2箇所に溝が形成されている。クリックばね26は
ビューア本体11に設けられた支持部材(図示略)に固定
され,エンド・プレート24の下面に接している。クリッ
クばね26がエンド・プレート24下面の溝にはまり込む2
つの角度位置においてキャリア・ホルダ12は位置決めさ
れる。キャリア・ホルダ12の90度以上の回転を防止する
ためのストッパ(図示略)が適所に設けられている。
【0027】ベース23にはヒンジ32を構成する2つの筒
状部分32A,32Bが形成されている。ヘッド・カバー13
にもまた2つの筒状部分32C,32Dが形成されている。
筒状部分32Cと32Dとの間に筒状部分32Aが位置し,こ
れらの筒状部分にねじ33が挿入される。ねじ33は筒状部
分32Dの内部に形成されためねじにねじはめられる。一
方,ヒンジ機能に関与しない筒状部分32Bには溝が形成
されている。ヘッド・カバー13に設けられた照明灯31に
電流を流すためのコード27は,ベース23にあけられた
孔,ベース23内面に形成された溝23B,筒状部分32Bの
溝を通って,筒状部分32Dの孔を経てヘッド・カバー13
に至り,照明灯31までのびている。
【0028】図7は支持アーム14の開閉位置決め機構を
示している。図8は支持アーム14のビューア本体への取
付構造を示している。これらの図を参照して,支持アー
ム14の上端(ヒンジ42の部分)においてカム47が支持ア
ーム14と一体的に形成されている。このカム47はヒンジ
42の中心を中心とする円弧状縁47Aを備えている。この
円弧状縁47Aの下端部に溝のような切込み47bが形成さ
れ,続いて三角形状に突出している部分47aが設けられ
ている。円弧状縁47Aの上端が符号47cで示されてい
る。
【0029】一方,2つの対称的なレバー44が両支持ア
ーム14の間の位置に設けられ,これらのレバー44はその
上端部において支軸45により揺動自在に支持されてい
る。支軸45はビューア本体11の適所に支持される。これ
らのレバー44の受部44b間には押ばね46が介装され,両
レバー44は押ばね46によって外方に付勢されている。ま
た両レバー44の突部間にロック解除ボタン41に連動する
ロック・プレート43が設けられている。ロック・プレー
ト43はばね(図示略)によって常にロック位置に保持さ
れている。レバー44は三角形状に突出した部分44aを備
えている。
【0030】ロック・プレート43がレバー44の突部間に
位置する実線で図示の位置(図7)では,レバー44の突
出部44aとカム47の突出部47aとが接している。したが
って,支持アーム14を開くことはできず,支持アーム14
は実線で図示される閉じた位置に保持される。
【0031】ロック解除ボタン41を下方に押すと,これ
に伴ってロック・プレート43も鎖線で示す位置に移動す
る(図7)。これによりロックが解除され,レバー44は
押ばね46に抗して互いの方向に動くことができる。
【0032】両支持アーム14を両側に開いていくと,カ
ム47の突出部47aがレバー44を押しながらその突出部44
aに乗り上っていき,突出部44aを超えると,レバー44
の突出部44aがカム47の切込み47bに入り込む。これが
鎖線14Aで示す支持アーム14の第1の安定位置である。
支持アーム14は少し開いた姿勢に保たれる。
【0033】両支持アーム14をさらに開いていくと,レ
バー44の突出部44aはカム47の円弧状縁47Aにそって動
き,遂にその上端部47cに至り,円弧状縁47Aから外れ
てカムの径方向の直線縁に係止する。この位置において
支持アーム14は再び安定した姿勢を保つ。これが鎖線14
Bで示す支持アームの第2安定位置であり,支持アーム
14はかなり開いている。
【0034】第1および第2安定位置においてはロック
・プレート43を実線で示す元の位置に戻しておく。ロッ
ク・プレート43は上述したばねによってこの元の位置に
戻るよう付勢されている。支持アーム14の2つの上端部
にはカム47が設けられているが,一方のみが実際に用い
られる。左右の支持アーム14を共用するために2つのカ
ム47が設けられている。
【0035】とくに図8を参照して,ビューア本体11は
2つの半体(一方の半体11Aのみ図示)からなる。支持
アーム14の先端にあけられた孔141 内にカラー142 が入
る。カラー142 をねじ143 が通り,このねじ143 は半体
11Aに形成されためねじ146にねじはめられる。孔141
の外側に形成された凹所145 にキャップ144 が嵌め入れ
られ,ねじ143 の頭が隠される。これによってヒンジ42
が構成される。ダイヤル58,59R,59G,59Bはビュー
ア本体11内に設けられた基板に設けられ,半体11Aにあ
けられた窓158 ,159 R,159 G,159 Bからその一部
が外方に突出する。
【0036】図9および図10は支持アーム14の基端部の
構造を示している。支持アーム14の基端部には横方向に
のびる円柱状部分が形成されている。この円柱状部分は
支持アーム14の本体部分と一体的に形成された半円柱状
部分14Dとこれに取付けられるゴム製の半円柱状部分16
とから構成される。支持アーム14の本体部分と半円柱状
部分14Dとは一般に合成樹脂により形成される。半円柱
状部分14Dには装飾効果を高めるために複数のリブ14b
が形成されている。ゴム製の半円柱状部分16は滑り止め
として働く。
【0037】これらの半円柱状部分14Dと16の接合面に
はその長手方向にのびる凹溝14c,16cが形成されてい
る。凹溝14c,16c内に,鉛等の重い金属からなる重り
(重鐘)17が収納され,半円柱状部分14Dと16がその接
合面で接着剤により接着される。これにより,支持アー
ム14の基端部が下方の位置にくる,後に示す各種使用態
様において電子的ビューア全体の重心が下り,電子的ビ
ューアの姿勢が安定する。
【0038】図11は他の構造の例を示すものである。支
持アーム14の基端部の両面に溝14dが形成されている。
これに対して,ゴム製半円柱状部分16には溝14dに係合
する爪16dが形成されている。重り17は支持アーム14の
基端部とゴム製半円柱状部分16との内部に埋め込まれて
いる。この例では接着剤を使用することなく半円柱状滑
り止め16を支持アーム14に取付けることができる。
【0039】図12はさらに他の例を示すものである。重
り17は支持アーム14の基端部にインサート成形されてい
る。すなわち,重り17は支持アームを樹脂成形するとき
に,その基端部の内部に埋め込まれる。
【0040】図13はビューア本体11に内蔵された光学系
および電気回路の構成を示している。
【0041】撮像光学系71はズーム・レンズを含む。ズ
ーム・レンズの位置はズーム・ダイヤル52を手動で操作
することにより調整され,撮像する対象物の拡大率が任
意に設定される。撮像光学系71における合焦調整もピン
ト・ダイヤル51を用いて手動で操作される。
【0042】対象物の光像は撮像光学系71を経てCCD
72上に結像する。CCD72はムービ・カメラと同じよう
に1/60秒の周期で対象物の像を表わす画像信号を出力
するように駆動される。
【0043】CCD72の出力画像信号は前置増幅器73で
増幅されたのちマトリクス回路74に与えられ,輝度信号
Yおよび三原色信号R,G,Bに変換される。
【0044】これらの信号Y,R,G,Bはゲイン制御
増幅回路(以下,GCAという)75Y,75R,75G,75
Bでそれぞれさらに増幅され,ガンマ補正回路76Y,76
R,76G,76Bに入力する。これらの回路でガンマ補正
された輝度信号Yおよび色信号R,G,Bは次にネガ/
ポジ切換回路77に与えられる。
【0045】この電子的ビューアにおける明るさ調整,
色調整,その他の制御は主制御装置70によって実行され
る。主制御装置70は好ましくはCPU,メモリ,その他
の周辺回路(インターフェイスを含む)により構成され
る。
【0046】GCA75Yから出力される輝度信号Yはピ
ーク検出回路79および平均値検出回路80にも与えられ,
これらの回路で輝度信号Yのピーク値および平均値が検
出され,その検出結果は主制御装置70に入力する。色信
号R,G,Bについてもピーク検出回路81R,81G,81
Bによってそのピーク値が検出され,検出結果は主制御
装置70に与えられる。これらのピーク検出および平均値
検出は1/60秒ごとに繰返される。
【0047】色合い/明るさ自動ボタン56が押されたと
きには,主制御装置70によって,入力する各ピーク検出
結果および平均値検出結果に基づいて,再生画像が適切
な明るさと色合いを持つように,前置増幅器73,GCA
75Y,75R,75G,75Bのゲインが調整される。また色
合い/明るさ自動表示灯57が点灯する。
【0048】自動ボタン56が押されていないときには,
明るさ調整ダイヤル58を用いて明るさを,色合い調整ダ
イヤル59R,59G,59Bを用いて色合いを手動で調整す
ることができる。
【0049】主制御装置70はダイヤル58からの入力信号
に応じて前置増幅器73および/またはGCA75Yのゲイ
ンを制御する。主制御装置70はまた,ダイヤル59R,59
G,59Bからの入力信号に応じてGCA75R,75G,75
Bのゲインをそれぞれ制御する。
【0050】切換スイッチ55はスライド・スイッチであ
り,ネガ黒白,ネガおよびポジの3つの位置を持ち,こ
れらのうちのいずれかのモードが選択される。ネガ/ポ
ジ切換回路77は,切換スイッチ55によって選択されたモ
ードに応じた信号処理を行う。対象物がネガの黒白フイ
ルムのときにはネガ黒白モードが選択されるので,グレ
イ画像表示のために切換回路77において輝度信号Yのみ
が選択されてエンコーダ78に与えられる。ネガ・フイル
ムの場合にはネガ・モードが選択されるので,ネガ/ポ
ジ切換回路77において入力信号Y,R,G,Bの反転処
理が行なわれる。
【0051】ネガ/ポジ切換回路77から出力される信号
はエンコーダ78に与えられ,表示装置に与えられるのに
適した形態の映像信号,すなわちS映像信号およびV映
像信号に変換された上でそれぞれの出力端子61および62
に導かれる。
【0052】商用交流電源はACアダプタ(図示略)を
経て適当な電圧のDC電源に変換され,DC入力端子63
に与えられる。
【0053】DC入力端子63に与えられたDC電源は電
源スイッチ82および83をそれぞれ経て電源回路84および
85にそれぞれ与えられる。電源回路84は上述した各回路
に動作電力を供給するものである。電源回路85は照明灯
31に上述したコード27を経て電源を供給するものであ
る。
【0054】電源スイッチ53は電源切,入および照明灯
の3つの位置をもつスライド・スイッチである。電源切
の位置にあるときにはスイッチ82,83はともにオフであ
る。電源入の位置になるとスイッチ82がオンとなり,電
源回路84にDC入力が与えられるとともに電源表示灯54
が点灯する。表示灯の位置では,スイッチ82,83がとも
にオンとなる。これらのスイッチ82,83は電源スイッチ
53の位置に応じて主制御装置70にオン,オフ制御させて
もよい。
【0055】上述した構成をもつ電子的ビューアの使い
方について説明する。
【0056】図14は第1の使用態様を示すものであり,
ネガ・キャリア90に収納したネガ・フイルムをポジ画像
で見るものである。
【0057】支持アーム14を第1安定位置まで開き,電
子的ビューア10を立てるとともに支持アーム14で支持さ
せる。電子的ビューアのビューア本体11の下端と支持ア
ーム14の下端は同じ高さ位置,すなわち一水平面上に揃
う。支持アーム14の基端部には重り17が設けられている
ので電子的ビューア10は安定に起立している。電子的ビ
ューア10と表示装置110 とを接続するコードにユーザが
触れても転倒しにくい。また,ネガ・キャリアやスライ
ド・キャリアを差込み口21に挿入するときにも電子的ビ
ューア10は安定し,操作がしやすい。
【0058】ネガ・フイルムを収めたネガ・キャリア90
をキャリア差込み口21に挿入する。ヘッド・カバー13は
閉じた状態に保っておく。電源スイッチ53により照明灯
31を点灯する。切換スイッチ55によりネガ・モードを選
択する。ネガ・キャリア10の背面または照明灯31の前面
には拡散板が設けられている。
【0059】これにより,ネガ・キャリア90のネガ・フ
イルム中の撮像光学系71の前方に位置決めされた駒の画
像が,電子的ビューア10に接続された表示装置110 の表
示画面にポジ画像として表示される。
【0060】ポジ・フイルムの場合には切換スイッチ55
によりポジ・モードが選択されるのはいうまでもない。
ネガ・キャリア90に代えて,スライドが収納されたスラ
イド・キャリアを差込み口21に挿入してスライドの画像
を表示装置110 に表示させることができるのはいうまで
もない。
【0061】電子的ビューア10から出力される映像信号
をビデオ・レコーダによって,磁気テープ上に記録する
こともできる。また,コンピュータ・システムが映像信
号入力端子を持っている場合には,電子的ビューア10か
ら出力される映像信号をコンピュータ・システムに与え
ることも可能である。
【0062】図15は第2の使用態様を示すものであり,
写真,原稿等を見るものである。
【0063】ヘッド・カバー13を本体11の斜面11aに当
る角度まで広げるとともに,支持アーム14を第2安定位
置まで開ける。電子的ビューア10を倒立させかつ支持ア
ーム14によって支持させる。電子的ビューア10の真下の
位置に見ようとする原稿,写真G等を置く。必要に応じ
て照明灯31を点灯する。照明灯31によって原稿,写真G
等が照明される。表示装置は図示されていないが,電子
的ビューア10によって撮像された画像が表示されるのは
いうまでもない。必要に応じて映像信号を記録すること
もできる。この場合にも,倒立した電子的ビューア10
は,支持アーム14の重り17が最下位置にあるので,安定
する。
【0064】ヘッド・カバー13の両側には若干突出した
翼部13Aが形成されているので,この翼部13Aが支持ア
ーム14とヘッド・カバー13との間のすき間をある程度ふ
さぐ。したがって天井灯等の外部からの光が原稿Gに入
射するのをある程度防止して,外乱のない鮮明な画像を
得ることができる。
【0065】照明灯31からの光の一部は支持アーム14の
角部に当る。しかしながらこの角部には階段状部14aが
形成されているので,照明灯31からの光は階段状部14a
で反射して鎖線で示すように外方に向い,破線で示すよ
うに原稿Gに向うことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子的ビューアの斜視図である。
【図2】別の角度からみた電子的ビューアの斜視図であ
る。
【図3】ヘッド・カバーを開いた状態を示す斜視図であ
る。
【図4】キャリア・ホルダの取付構造を示す断面図であ
る。
【図5】支持アームの拡大横断面図である。
【図6】キャリア・ホルダの取付構造の分解斜視図であ
る。
【図7】支持アームの開閉位置決め機構を示す。
【図8】支持アームの取付部分の分解斜視図である。
【図9】支持アームの分解斜視図である。
【図10】図9に示す支持アームの基端部の拡大断面図
である。
【図11】支持アームの基端部の他の例を示す拡大断面
図である。
【図12】支持アームの基端部のさらに他の例を示す拡
大断面図である。
【図13】電子的ビューアの電気的構成を示すブロック
図である。
【図14】電気的ビューアの第1の使用態様を示す斜視
図である。
【図15】電気的ビューアの第2の使用態様を示す斜視
図である。
【符号の説明】
10 電子的ビューア 11 ビューア本体 12 キャリア・ホルダ 13 ヘッド・カバー 14 支持アーム 16 支持アームの滑り止め 17 重り 21 キャリア差込み口 23 ベース 31 照明灯 32 ヒンジ 61 S映像出力端子 62 V映像出力端子 70 主制御装置 71 撮像光学系 72 CCD 78 エンコーダ 90 ネガ・キャリア

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像光学系,この撮像光学系を通して入
    射する光像を表わす画像信号を出力する固体電子撮像素
    子,およびこの固体電子撮像素子から出力される画像信
    号を表示装置に供給可能な映像信号に変換して出力する
    画像処理回路を内蔵したビューア本体,上記撮像光学系
    の前方の位置にフイルム・キャリアを着脱自在に保持す
    る,上記ビューア本体に設けられたフイルム・キャリア
    保持部材,ならびに上記ビューア本体の両側上部に開閉
    自在に枢着された2つの支持アームを備え,上記支持ア
    ームの基端部に重りが設けられている電子的ビューア。
  2. 【請求項2】 上記支持アームの基端部が滑り止めであ
    る,請求項1に記載の電子的ビューア。
  3. 【請求項3】 上記支持アームの基端部がビューア本体
    の下端よりも突出し,上記支持アームは,上記支持アー
    ムの基端とビューア本体の下端とが一平面上に位置する
    まで上記支持アームを開いた位置に固定可能である,請
    求項1に記載の電子的ビューア。
  4. 【請求項4】 上記支持アームが,上記ビューア本体を
    倒立させた状態で上記ビューア本体を支持する位置まで
    開くことが可能に枢着され,かつ上記支持アームが上記
    の開いた位置に固定可能である,請求項1に記載の電子
    的ビューア。
JP6193761A 1994-07-27 1994-07-27 電子的ビューア Pending JPH0846831A (ja)

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