JPH07327154A - 電子的ビューア - Google Patents

電子的ビューア

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JPH07327154A
JPH07327154A JP6139563A JP13956394A JPH07327154A JP H07327154 A JPH07327154 A JP H07327154A JP 6139563 A JP6139563 A JP 6139563A JP 13956394 A JP13956394 A JP 13956394A JP H07327154 A JPH07327154 A JP H07327154A
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JP
Japan
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image
viewer
carrier
optical system
electronic
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Application number
JP6139563A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Kondo
茂 近藤
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Priority to US08/258,087 priority patent/US5757430A/en
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  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 照明灯用の電気コードの干渉を防止する。 【構成】 撮像光学系,CCDおよび信号処理回路を内
蔵したビューア本体11の上部にキャリア・ホルダ12を回
転自在に設け,キャリア・ホルダ12にキャリア差込み口
21を形成するとともにヘッド・カバー13を開閉自在に取
付ける。ヘッド・カバー13には照明灯31が設けられる。
キャリア・ホルダ12が設けられるベース23の環状突出部
23Aにコード・リール24を取付ける。電源回路85から導
かれた照明灯用電気コード27a,27bは,コード・リー
ル24にゆるく巻回された上でヘッド・カバー13の照明灯
31に導かれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】この発明はネガまたはポジ・フイルム,原
稿,その他の対象物を固体電子撮像素子を用いて撮像
し,撮像により得られた映像信号を表示装置に与えて対
象物の像を表示装置に表示することにより,対象物を見
る,またはチェックするために用いられる電子的ビュー
アに関する。
【0002】
【背景技術】ネガ・フイルムに写っている駒を確認,チ
ェックまたは選択するためにネガ・フイルムを肉眼で見
ても分りにくい。そこでネガ・フイルムを固体電子撮像
素子で撮像し,撮像により得られた映像信号をネガ/ポ
ジ反転回路によりポジ画像を表わす映像信号に変換して
出力する電子的ビューア(電子スチル・カメラまたはビ
デオ・カメラ)が知られている。この電子的ビューアか
ら出力される映像信号を表示装置に与えることにより,
ネガ・フイルム上のネガ画像をポジ画像として,しかも
拡大して見ることができる。
【0003】このような電子的ビューアを用いてネガ・
フイルムを見るときには,ネガ・フイルムはフイルム・
キャリアに収められる。キャリアに入れるときにフイル
ムを傷つけたり汚したりする可能性がある。
【0004】フイルムは一般にシース(フイルムを入れ
る透明または半透明の袋)に入れられているので,フイ
ルムの保護の観点からはシースに入ったままの状態でフ
イルムの像を電子的ビューアを用いて見ることができる
ことが好ましい。
【0005】
【発明の開示】フイルム・キャリアに収納された状態で
も,シースに入れられた状態でもフイルムを見ることが
できるとともに,フイルムのみならず,シート,原稿,
その他の対象物を撮影することができる電子的ビューア
を,出願人は既に提案した(特願平5−165018
号)。
【0006】この発明は出願人が先に提案した電子的ビ
ューアに適したより詳細な構造,とくに照明灯に電流を
導く電気コードの配線に関する構造を提供するものであ
る。
【0007】この発明による電子的ビューアは,撮像光
学系,この撮像光学系を通して入射する光像を表わす画
像信号を出力する固体電子撮像素子,この固体電子撮像
素子から出力される画像信号を表示装置に供給可能な映
像信号に変換して出力する画像処理回路,および電源回
路を内蔵し,上記撮像光学系の前方の位置に円形開口が
形成されたビューア本体,上記ビューア本体の上記円形
開口に回転自在に支持された突出部と,上記撮像光学系
の前方の位置にフイルム・キャリアを着脱自在に保持す
る保持部と,この保持部に保持されたフイルム・キャリ
アを照明する照明部とを備えたフイルム・キャリア保持
部材,ならびに上記フイルム・キャリア保持部材の上記
突出部に取付けられ,上記電源回路から上記照明部に導
かれる電気コードの一部が巻回されるコード・リールを
備えているものである。
【0008】フイルムはフイルム・キャリアに収納され
た状態でフイルム・キャリア保持部材に保持される。こ
のフイルムは照明部により照明される。フイルムに現わ
された像は撮像光学系によって撮像され,フイルムの像
を表わす映像信号が電子的ビューアから出力されること
になる。
【0009】フイルム・キャリア保持部材はビューア本
体に一定角度範囲(たとえば±90度の範囲)で回転自在
に支持されている。フイルム・キャリア保持部材を回転
自在の構造とすることには,次に述べる2つの事項の少
なくとも一方のために重要である。その一は,フイルム
に像が横長,縦長のいずれの状態で写っていても,像を
表示装置に常に正立させて表示できるようにするためで
ある。その二は,後に述べる実施例で示すように,照明
灯を内蔵したヘッド・カバーを開閉自在な構造としたと
きに,ヘッド・カバーの開き角を大きくするためであ
る。
【0010】ビューア本体内に設けられた電源回路から
フイルム・キャリア保持部材に設けられた照明部に電流
を流すための電気コードを配線する必要がある。フイル
ム・キャリア保持部材は回転するから,電気コードはこ
の回転を許容するように長さを長くしておかなければな
らない。長さの長いコードは,それ自体でまたは他の部
材にからまったり,他の部材と干渉したりしやすい。
【0011】この発明によると,フイルム・キャリア保
持部材にコード・リールが取付けられ,このコード・リ
ールに電気コードの一部がゆるく,少くとも1回以上巻
回されている。したがって,電気コードはフイルム・キ
ャリア保持部材の回転を許容できる長さを持つことがで
きるとともに,それ自体でまたは他の部材とからまった
り,他の部材と干渉したりすることがなくなる。
【0012】この明細書において,電子的ビューアは,
電子カメラ(電子スチル・カメラ,ビデオ・カメラ,ス
チル/ビデオ・カメラを含む),画像処理装置,原稿等
を撮像して大型表示装置に写し出す電子的プロジェクタ
の一部の構成または全部の構成を含む概念である。フイ
ルムは,ネガ・フイルム,ポジ・フイルムおよびスライ
ド映写用のスライドを含む。
【0013】
【実施例の説明】図1および図2は電子的ビューアの全
体を示すものであり,それぞれ反対側側面から見た斜視
図である。図3はキャリア・ホルダを90度回転させかつ
ヘッド・カバーを開いた状態を示している。
【0014】これらの図を参照して,電子的ビューア10
はほぼ直方体状のビューア本体11を備えている。このビ
ューア本体11内に後述する撮像光学系,固体電子撮像素
子としてのCCD,信号処理回路,電源回路等が内蔵さ
れている。図においてビューア本体11の上部に撮像光学
系が位置している。したがって,ビューア本体11の上面
の上央部は光像を取込むために開口している。
【0015】このビューア本体11の上部にキャリア・ホ
ルダ12がベース23とともに回転自在(90度の範囲内で)
に取付けられている。キャリア・ホルダ12およびベース
23は概略正方形の枠体であり,上下方向に貫通する穴が
あけられている。キャリア・ホルダ12およびベース23の
取付構造の詳細については後述する。
【0016】キャリア・ホルダ12の平行な2つの側壁に
はキャリア差込み口21があけられている。このキャリア
差込み口21にはネガ・キャリアまたはスライド・キャリ
アが着脱自在に挿入される。このキャリア差込み口21よ
りも少し下の位置において,キャリア・ホルダ12の上記
穴を塞ぐようにベース23に保護ガラス22が設けられてい
る(図4参照)。保護ガラス22はビューア本体11上部に
収納されている撮像光学系を保護するものである。また
キャリア差込み口21の中央部の上の位置にキャリア・ホ
ルダ12に位置決めマーク21Aが設けられている。
【0017】キャリア・ホルダ22のキャリア差込み口21
が設けられていない他の2つの側壁にはベース23に設け
られたヒンジ32によりヘッド・カバー13が開閉自在に設
けられている。これらのヘッド・カバー13には照明灯31
が設けられている。
【0018】ヘッド・カバー13は閉じられると(図1ま
たは図2参照)ビューア本体11の上部開口を完全に覆
う。ヘッド・カバー13はキャリア・ホルダ12を90度回転
させた状態で完全に開かれると(図3参照),キャリア
・ホルダ12の上面に等しい高さかまたはこれよりも若干
下方に位置する。ヒンジ32はきつく作られており,ヒン
ジ32における摩擦力により,ヘッド・カバー13は閉じら
れた,または任意の角度まで開かれた位置ないしは姿勢
に保持される。
【0019】ビューア本体11の平行な2つの側面には支
持アーム14がその上端においてヒンジ42により開閉自在
に取付けられている。支持アーム14は開閉位置決め機構
(図示略)によって,少し開いた第1安定位置と,かな
り開いた第2安定位置とをとる。支持アーム14が閉じた
状態では支持アーム14はビューア本体11の側面に沿って
おり,かつその下端はビューア本体11の下端よりも下方
に突出する。支持アーム14の両側部分はビューア本体11
の他の側面を抱くように直角に屈曲している。この屈曲
した角部の外側は横断面からみて階段状に形成されてい
る。階段状部14aの各段部は上下方向に筋のようにのび
ている。この階段状部14aは後述するところから分るよ
うに照明光を外方に反射させるものである。
【0020】一方の支持アーム14には,この電子的ビュ
ーア10をスタンドに取付けるときに用いるスタンド取付
用ねじ穴15が形成されている。
【0021】特に図1を参照して,ビューア本体11の支
持アーム14が取付けられていない他の側面には,ピント
・ダイヤル51,ズーム・ダイヤル52,電源スイッチ53,
電源表示灯54,ネガ黒白/ネガ/ポジ切換スイッチ55,
色合い/明るさ自動ボタン56,色合い/明るさ自動表示
灯57,明るさ調整ダイヤル58,および色合い調整ダイヤ
ル59R,59G,59Bが設けられている。
【0022】ビューア本体11のもう一つの側面には,図
2および図3を参照して,ロック解除ボタン41(開閉位
置決め機構におけるロックを解除して支持アーム14を開
くときに用いられる),S映像出力端子61,V映像出力
端子62およびDC入力端子63が設けられている。
【0023】ビューア本体11のこれらの側面の上部には
位置決め斜面11aが形成されている。この斜面11aはヘ
ッド・カバー13の開き角を定めるものである。
【0024】図4はキャリア・ホルダ12の取付構造を示
している。図5は図4におけるV−V線にそう断面図,
図6は組立て斜視図である。これらの図面を参照して,
ベース23は中央に環状突出部23Aを有し,この環状突出
部23Aがビューア本体11の上端面にあけられた円形開口
11Cに回転自在に嵌込まれている。ベース23の突出部23
Aの内側には段部が形成され,この段部に保護ガラス22
が収められる。ベース23はまた凹所を有し,この凹所内
に弾性をもつ材料からなるガイド29が収められる。ガイ
ド29の両側の抱持部にキャリア・ホルダ12に形成された
レール12aが摺動自在にはめ込まれる。レール12aはガ
イド29の持つ弾性によりきつく挟まれる。ベース23,ガ
イド29およびキャリア・ホルダ12の中央部には入射光像
を取込む矩形の窓があけられている。キャリア・ホルダ
12がガイド29に対して移動自在であるから撮像する像の
トリミングが可能となる。
【0025】キャリア・ホルダ12の環状突出部23Aの下
面にコード・リール24が取付けられている。コード・リ
ール24はヘッド・カバー13に設けられた照明灯31に電源
回路85(図7参照)から電流を供給するコード(電線)
27a,27bの一部を,キャリア・ホルダ12の90度回転を
許容するように保持するものである。コード・リール24
は上部フランジ24Aと,下部フランジ24Bと,これらの
フランジを結合させる短筒部分とから構成されている。
【0026】ビューア本体11の上端面にあけられた円形
開口11Cの周縁がベース23とコード・リール24の上部フ
ランジ24Aとによって挟まれ,止めねじ25によって,ガ
イド29,ベース23および上部フランジ24Aが3箇所にお
いて締結されている。ベース23と上部フランジ24Aとに
よる上記開口周縁の挟持は比較的ゆるく,キャリア・ホ
ルダ12(およびベース23)はビューア本体11に対して回
転自在である。キャリア・ホルダ12が90度回なる2つの
位置(図1に示す位置と図3に示す位置)で安定に静止
するように位置決め機構(図示略)が設けられている。
この位置決め機構はたとえば,上部フランジ24Aの下面
または周面に90度の角度間隔で2箇所に形成された溝ま
たは切欠きと,ビューア本体11に取付けられかつこれら
の溝または切欠きに入り込むクリックばねとから構成さ
れよう。また,キャリア・ホルダ12の90度以上の回転を
防止するためのストッパ(図示略)が適所に設けられ
る。コード・リール24の下部フランジ24Bには止めねじ
25を通すための穴24Cがあけられている。
【0027】ベース23にはヒンジ32を構成する2つの筒
状部分32A,32Bが形成されている。ヘッド・カバー13
にもまた2つの筒状部分32C,32Dが形成されている。
筒状部分32Cと32Dとの間に筒状部分32Aが位置し,こ
れらの筒状部分にねじ33が挿入される。ねじ33は筒状部
分32Dの内部に形成されためねじにねじはめられる。
【0028】一方,ヒンジ機能に関与しない筒状部分32
Bには,筒状部分32Dに面する面に口が開き,かつ筒状
部分32B内部を通ってベース23の凹所内に至る溝が形成
されている。ベース23の凹所の内面にも溝23Bが形成さ
れ,この溝23Bはベース23の環状突出部23Aに形成され
た孔23Cにつながっている。さらに,孔23Cに対応する
箇所において,コード・リール24の上部フランジ24Aに
も孔24aが形成されている。電源回路85から導かれるコ
ード27a,27bは,コード・リール24の下部フランジ24
Bに形成された切欠き24bからコード・リール24内に入
り,コード・リール24に1回〜数回ゆるく巻回され(少
なくとも1回巻回されることが好ましい),上部フラン
ジ24Aの孔24a,ベース23の孔23Cを通って,ベース23
の底面の溝23B内を這い,それぞれ筒状部分32B内の溝
および筒状部分32Dの内部を通って,ヘッド・カバー13
に至り,照明灯31に接続されている。コード27a,27b
がリール24にゆるく巻回されているので,コード27a,
27bの長さにはリール24の1/4周(90度)分程度のゆ
とりがある。したがって,キャリア・ホルダ12が90度の
範囲内で回転しても,コード27a,27bはこの回転を許
容する。コード27a,27bはリール24に巻回されている
から,たとえその長さが長くてもビューア本体11内で邪
魔になることがなく,他の部材等にからんだり干渉した
りすることがない。
【0029】図7はビューア本体11に内蔵された光学系
および電気回路の構成を示している。
【0030】撮像光学系71はズーム・レンズを含む。ズ
ーム・レンズの位置はズーム・ダイヤル52を手動で操作
することにより調整され,撮像する対象物の拡大率が任
意に設定される。撮像光学系71における合焦調整もピン
ト・ダイヤル51を用いて手動で操作される。
【0031】対象物の光像は撮像光学系71を経てCCD
72上に結像する。CCD72はムービ・カメラと同じよう
に1/60秒の周期で対象物の像を表わす画像信号を出力
するように駆動される。
【0032】CCD72の出力画像信号は前置増幅器73で
増幅されたのちマトリクス回路74に与えられ,輝度信号
Yおよび三原色信号R,G,Bに変換される。
【0033】これらの信号Y,R,G,Bはゲイン制御
増幅回路(以下,GCAという)75Y,75R,75G,75
Bでそれぞれさらに増幅され,ガンマ補正回路76Y,76
R,76G,76Bに入力する。これらの回路でガンマ補正
された輝度信号Yおよび色信号R,G,Bは次にネガ/
ポジ切換回路77に与えられる。
【0034】この電子的ビューアにおける明るさ調整,
色調整,その他の制御は主制御装置70によって実行され
る。主制御装置70は好ましくはCPU,メモリ,その他
の周辺回路(インターフェイスを含む)により構成され
る。
【0035】GCA75Yから出力される輝度信号Yはピ
ーク検出回路79および平均値検出回路80にも与えられ,
これらの回路で輝度信号Yのピーク値および平均値が検
出され,その検出結果は主制御装置70に入力する。色信
号R,G,Bについてもピーク検出回路81R,81G,81
Bによってそのピーク値が検出され,検出結果は主制御
装置70に与えられる。これらのピーク検出および平均値
検出は1/60秒ごとに繰返される。
【0036】色合い/明るさ自動ボタン56が押されたと
きには,主制御装置70によって,入力する各ピーク検出
結果および平均値検出結果に基づいて,再生画像が適切
な明るさと色合いを持つように,前置増幅器73,GCA
75Y,75R,75G,75Bのゲインが調整される。また色
合い/明るさ自動表示灯57が点灯する。
【0037】自動ボタン56が押されていないときには,
明るさ調整ダイヤル58を用いて明るさを,色合い調整ダ
イヤル59R,59G,59Bを用いて色合いを手動で調整す
ることができる。
【0038】主制御装置70はダイヤル58からの入力信号
に応じて前置増幅器73および/またはGCA75Yのゲイ
ンを制御する。主制御装置70はまた,ダイヤル59R,59
G,59Bからの入力信号に応じてGCA75R,75G,75
Bのゲインをそれぞれ制御する。
【0039】切換スイッチ55はスライド・スイッチであ
り,ネガ黒白,ネガおよびポジの3つの位置を持ち,こ
れらのうちのいずれかのモードが選択される。ネガ/ポ
ジ切換回路77は,切換スイッチ55によって選択されたモ
ードに応じた信号処理を行う。対象物がネガの黒白フイ
ルムのときにはネガ黒白モードが選択されるので,グレ
イ画像表示のために切換回路77において輝度信号Yのみ
が選択されてエンコーダ78に与えられる。ネガ・フイル
ムの場合にはネガ・モードが選択されるので,ネガ/ポ
ジ切換回路77において入力信号Y,R,G,Bの反転処
理が行なわれる。
【0040】ネガ/ポジ切換回路77から出力される信号
はエンコーダ78に与えられ,表示装置に与えられるのに
適した形態の映像信号,すなわちS映像信号およびV映
像信号に変換された上でそれぞれの出力端子61および62
に導かれる。
【0041】商用交流電源はACアダプタ(図示略)を
経て適当な電圧のDC電源に変換され,DC入力端子63
に与えられる。
【0042】DC入力端子63に与えられたDC電源は電
源スイッチ82および83をそれぞれ経て電源回路84および
85にそれぞれ与えられる。電源回路84は上述した各回路
に動作電力を供給するものである。電源回路85は照明灯
31に上述したコード27a,27bを経て電源を供給するも
のである。
【0043】電源スイッチ53は電源切,入および照明灯
の3つの位置をもつスライド・スイッチである。電源切
の位置にあるときにはスイッチ82,83はともにオフであ
る。電源入の位置になるとスイッチ82がオンとなり,電
源回路84にDC入力が与えられるとともに電源表示灯54
が点灯する。表示灯の位置では,スイッチ82,83がとも
にオンとなる。これらのスイッチ82,83は電源スイッチ
53の位置に応じて主制御装置70にオン,オフ制御させて
もよい。
【0044】上述した構成をもつ電子的ビューアの使い
方について説明する。
【0045】図8は第1の使用態様を示すものであり,
ネガ・キャリア90に収納したネガ・フイルムをポジ画像
で見るものである。
【0046】支持アーム14を第1安定位置まで開き,電
子的ビューア10を立てるとともに支持アーム14で支持さ
せる。電子的ビューアのビューア本体11の下端と支持ア
ーム14の下端は同じ高さ位置,すなわち一水平面上に揃
う。
【0047】ネガ・フイルムを収めたネガ・キャリア90
をキャリア差込み口21に挿入する。ヘッド・カバー13は
閉じた状態に保っておく。電源スイッチ53により照明灯
31を点灯する。切換スイッチ55によりネガ・モードを選
択する。ネガ・キャリア90または照明灯31の前面には拡
散板が設けられている。
【0048】これにより,ネガ・キャリア90のネガ・フ
イルム中の撮像光学系71の前方に位置決めされた駒の画
像が,電子的ビューア10に接続された表示装置110 の表
示画面にポジ画像として表示される。
【0049】ポジ・フイルムの場合には切換スイッチ55
によりポジ・モードが選択されるのはいうまでもない。
ネガ・キャリア90に代えて,スライドが収納されたスラ
イド・キャリアを差込み口21に挿入してスライドの画像
を表示装置110 に表示させることができるのはいうまで
もない。
【0050】電子的ビューア10から出力される映像信号
をビデオ・レコーダによって,磁気テープ上に記録する
こともできる。また,コンピュータ・システムが映像信
号入力端子を持っている場合には,電子的ビューア10か
ら出力される映像信号をコンピュータ・システムに与え
ることも可能である。
【0051】図9は第2の使用態様を示すものであり,
シース内に収納されたネガ(またはポジ)フイルムF
を,シースに収納したままポジ画像で見るものである。
【0052】ライト・ボックス111 は内部に照明灯を有
し,上面に拡散板が設けられているものである。フイル
ムFを収納したシース98がライト・ボックス111 の拡散
板上に置かれる。
【0053】電子的ビューア10のキャリア・ホルダ12を
90度回転させ,かつヘッド・カバー13をいっぱいに開い
た状態で,電子的ビューア10をシース98上に倒立させ
る。開いたヘッド・カバー13は電子的ビューア10の横転
防止機能を果たす。照明灯31は点灯する必要はない。こ
れにより,シース98内のフイルムFの画像が撮像され,
表示装置110 に表示される。電子的ビューア10をシース
98上を移動させてフイルムFの任意の駒を見ることがで
きる。このとき,フイルムFの駒の中央をマーク21Aに
一致させると,フイルムFの駒の全体を撮像できる。
【0054】ビューア本体11の幅(厚さ)は,支持アー
ム14が設けられた側面間の方が,これと直交する側面間
よりも狭いので,キャリア・ホルダ12を図3に示すよう
に90度回転させればヘッド・カバー13をいっぱいに開く
ことができる。
【0055】図10は第3の使用態様を示すものであり,
写真,原稿等を見るものである。
【0056】ヘッド・カバー13を本体11の斜面11aに当
る角度まで広げるとともに,支持アーム14を第2安定位
置まで開ける。電子的ビューア10を倒立させかつ支持ア
ーム14によって支持させる。電子的ビューア10の真下の
位置に見ようとする原稿,写真G等を置く。必要に応じ
て照明灯31を点灯する。照明灯31によって原稿,写真G
等が照明される。表示装置は図示されていないが,電子
的ビューア10によって撮像された画像が表示されるのは
いうまでもない。必要に応じて映像信号を記録すること
もできる。
【0057】ヘッド・カバー13の両側には若干突出した
翼部13Aが形成されているので,この翼部13Aが支持ア
ーム14とヘッド・カバー13との間のすき間をある程度ふ
さぐ。したがって天井灯等の外部からの光が原稿Gに入
射するのをある程度防止して,外乱のない鮮明な画像を
得ることができる。
【0058】照明灯31からの光の一部は支持アーム14の
角部に当る。しかしながらこの角部には階段状部14aが
形成されているので,照明灯31からの光は階段状部14a
で反射して鎖線で示すように外方に向い,破線で示すよ
うに原稿Gに向うことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子的ビューアの斜視図である。
【図2】別の角度からみた電子的ビューアの斜視図であ
る。
【図3】ヘッド・カバーを開いた状態を示す斜視図であ
る。
【図4】キャリア・ホルダの取付構造を示す断面図であ
る。
【図5】図4のV−V線にそう断面図である。
【図6】電子的ビューアの一部の組立斜視図である。
【図7】電子的ビューアの電気的構成を示すブロック図
である。
【図8】電気的ビューアの第1の使用態様を示す斜視図
である。
【図9】電気的ビューアの第2の使用態様を示す斜視図
である。
【図10】電気的ビューアの第3の使用態様を示す斜視
図である。
【符号の説明】
10 電子的ビューア 11 ビューア本体 12 キャリア・ホルダ 13 ヘッド・カバー 14 支持アーム 21 キャリア差込み口 23 ベース 23A 環状突出部 24 コード・リール 31 照明灯 32 ヒンジ 61 S映像出力端子 62 V映像出力端子 70 主制御装置 71 撮像光学系 72 CCD 78 エンコーダ 85 電源回路 90 ネガ・キャリア

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像光学系,この撮像光学系を通して入
    射する光像を表わす画像信号を出力する固体電子撮像素
    子,この固体電子撮像素子から出力される画像信号を表
    示装置に供給可能な映像信号に変換して出力する画像処
    理回路,および電源回路を内蔵し,上記撮像光学系の前
    方の位置に円形開口が形成されたビューア本体,上記ビ
    ューア本体の上記円形開口に回転自在に支持された突出
    部と,上記撮像光学系の前方の位置にフイルム・キャリ
    アを着脱自在に保持する保持部と,この保持部に保持さ
    れたフイルム・キャリアを照明する照明部とを備えたフ
    イルム・キャリア保持部材,ならびに上記フイルム・キ
    ャリア保持部材の上記突出部に取付けられ,上記電源回
    路から上記照明部に導かれる電気コードの一部が巻回さ
    れるコード・リール,を備えた電子的ビューア。
JP6139563A 1993-06-11 1994-05-31 電子的ビューア Pending JPH07327154A (ja)

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JP6139563A JPH07327154A (ja) 1994-05-31 1994-05-31 電子的ビューア
US08/258,087 US5757430A (en) 1993-06-11 1994-06-10 Electronic viewer and film carrier

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JP6139563A JPH07327154A (ja) 1994-05-31 1994-05-31 電子的ビューア

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JP (1) JPH07327154A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102967989A (zh) * 2011-08-30 2013-03-13 株式会社理光 投影装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102967989A (zh) * 2011-08-30 2013-03-13 株式会社理光 投影装置

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