JPH0884041A - 可変減衰器 - Google Patents

可変減衰器

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JPH0884041A
JPH0884041A JP6218972A JP21897294A JPH0884041A JP H0884041 A JPH0884041 A JP H0884041A JP 6218972 A JP6218972 A JP 6218972A JP 21897294 A JP21897294 A JP 21897294A JP H0884041 A JPH0884041 A JP H0884041A
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H11/00Networks using active elements
    • H03H11/02Multiple-port networks
    • H03H11/24Frequency-independent attenuators
    • H03H11/245Frequency-independent attenuators using field-effect transistor

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Abstract

(57)【要約】 【目的】入力信号依存性の小さい可変減衰器を実現す
る。 【構成】入力端子11と出力端子12および基準電位端
子の間に接続された複数の抵抗R11〜R12からなる
減衰回路に、そのオン・オフにより利得を制御するGa
As MESFETQ11〜Q12を接続し、FETQ
11〜Q12のゲートに所定の電流を注入することでゲ
ートとソースおよびドレイン間の電圧を注入する電流と
FETの断面積で決まるショットキー接合のオン電圧と
してFETをオン状態とし、FETQ11〜Q12のゲ
ートとソースおよびドレイン間にしきい値電圧より低い
電圧値を与えることで、FETQ11〜Q12をオフ状
態とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高周波信号の利得制御
のための可変減衰器に係り、特に無線機器などに好適な
IC化に適した可変減衰器に関する。
【0002】
【従来の技術】情報のパーソナル化が進み、携帯電話や
自動車セルラ電話などの無線端末の需要が増大してい
る。これら携帯電話等の加入者の増大に伴い、多くの無
線チャネル数を得るため、無線端末が扱う周波数は高く
なってきている。たとえば、日本におけるPHS(パー
ソナルハンディフォンシステム)では、搬送周波数とし
て1.9GHzが使われる予定である。
【0003】一方、デバイス開発、高速回路技術、実装
技術の進展により、高速信号を扱える無線端末の小型化
が実現できるようになってきた。しかし、無線端末は低
消費電力化や受信側での他チャネルからの干渉の影響を
小さくするように送信電力の制御を高精度に行うことが
要求され、その開発に要する技術はますます高いものが
必要とされるようになってきた。
【0004】図8に、一般的な無線端末の送信系の構成
を示す。ベースバンド信号発生器1で音声信号等のベー
スバンド信号が発生され、変調器2に入力される。変調
器2では、入力のベースバンド信号により第1のローカ
ル発振器3からローカル信号f1が変調される。変調器
2の出力信号は、次段のアップコンバータ4においてロ
ーカル発振器5からの周波数f2のローカル信号により
RF信号に周波数変換される。アップコンバータ4から
出力されるRF信号は、可変減衰器6により利得制御さ
れた後、電力増幅器(PA)7により所要の送信レベル
まで増幅され、アンテナ8から電波として出力される。
【0005】ここで、可変減衰器6はアンテナ8から出
力される送信電力を所望の値にするための利得制御を行
うことを目的としている。この可変減衰器6による利得
制御を高精度化することにより、送信電力を最適化でき
るので、高精度利得制御の実現は、送信部さらには無線
機自体の消費電力の低減に有効となる。このため、特に
電池を電源として用いる無線端末においては、利得制御
幅の広い可変減衰器は重要な役割を果たす。
【0006】また、無線端末では各構成部品を単電源で
動作させることが要求されている。高周波無線機器にお
いては、発振防止を含む回路の安定化を得るために電源
の低インピーダンス化対策が必須となり、レギュレータ
や接地端子とのバイパスコンデンサが必要となるばかり
か、マザーボード、モジュール内の電源ラインを太い線
で構成する必要がある。このため無線端末内で複数の電
源を使用することは、無線端末に用いられるモジュール
や、マザーボードの実装面積を増大させることになるの
で、単電源で図8の各要素を動作させることが強く望ま
れる。
【0007】図9に、このような要求に応える可変減衰
器として、GaAs MESFET(ここではDFE
T:デプレション型FET)を用いた単電源動作可能な
可変減衰器の従来例を示す。図9はT型構成の可変減衰
器の例であり、可変利得段が1段のものを示している。
図9において、入力端子91と出力端子92との間には
キャパシタC91、抵抗R91、抵抗R92、キャパシ
タC92が直列に接続され、また抵抗R91と抵抗R9
2との接続点のノードN3に抵抗R93の一端が接続さ
れている。抵抗R91,R92の直列回路の両端のノー
ドN91,N92は、抵抗R94,R95をそれぞれ介
して正の電源端子Vddに接続されている。さらに、ノ
ードN91,N92にはDFETQ91のソース、ドレ
インがそれぞれ接続され、抵抗R93の他端にはDFE
TQ92のソースが接続され、DFETQ92のドレイ
ンは電源端子Vddに接続されている。DFETQ9
1,Q92のゲートには、スイッチS91,S92をそ
れぞれ介して制御信号φ1,φ1/が印加される。これ
ら制御信号φ1,φ1/は、図に示すように電源端子V
ddまたは接地端子GNDのいずれかの電位を有する信
号であり、互いに相補的な信号である。
【0008】この可変減衰器の動作は、次の通りであ
る。DFETQ91,Q92は利得制御用のスイッチと
して用いられ、そのゲート電位がVddの場合、オン状
態つまりソース・ドレイン間の抵抗値は0Ωとし、ゲー
ト電位がGNDの場合はオフ状態、つまりソース・ドレ
イン間の抵抗値は無限大と仮定する。抵抗R94,R9
5は減衰器の直流バイアスを設定するために、またキャ
パシタC91,C92は減衰器の直流電位と外部回路の
直流電位の差を吸収するACカップリングキャパシタと
して用いられており、これらはいずれも減衰器の交流的
な動作に直接関係ないので、ここでは抵抗R94,R9
5の抵抗値を抵抗R91,R92,R93に比べ100
倍以上とし、キャパシタC91,C92の容量値を無限
大として扱うものとする。
【0009】φ1がVdd、φ1/がGNDの場合、上
の仮定より等価回路は図10(a)のようになり、この
状態では入力された信号は無損失で出力側に伝達され
る。このモードを以後スルーモードと呼ぶ。逆に、φ1
がGND、φ1/がVddの場合、上の仮定より等価回
路は図10(b)に示すT型減衰器の構成になる。この
とき、入力端子91に入力された入力信号は抵抗R1,
R2,R3の抵抗値で決まる減衰量だけ減衰され、出力
端子92より出力される。以後、このモードを減衰モー
ドと呼ぶことにする。このように図9に示した可変減衰
器は、制御信号φ1,φ1/により設定された利得で減
衰動作を行う。
【0010】ところで、上の説明ではDFETQ91,
Q92のオン抵抗を0Ωと仮定したが、実際には0Ωと
はならず、入力信号により変化し、これによって減衰器
を通過する信号が歪む点が図9の可変減衰器の問題点と
して挙げられる。この点を以下に説明する。
【0011】DFETのオン抵抗はゲート電位とドレイ
ン、ソース電位との差の関数となっており、次式で近似
できる。 Ron=dVds/dId〜1/{K(Vgs−VT )} (1) ここで、Ronはオン抵抗、Vdsはドレイン・ソース
間電圧、Idはドレイン電流、KはDFETのW/L
(W:ゲート幅、L:ゲート長)に比例した定数、VT
はしきい値電圧、Vgsはゲート・ソース間電圧(ここ
ではゲート・ドレイン間電圧も同じ)である。
【0012】DFETQ91,Q92がオンになってい
る場合、ゲート電位はVddに固定され、ソースおよび
ドレイン端子の電位は入力信号により変化する。従っ
て、信号によってVgsが変化することになるため、
(1)式よりDFETQ91,Q92のオン抵抗が変化
する。そこで、図9のような可変減衰器を設計する場
合、扱う信号レベルの考慮して、オン抵抗の変化が問題
にならないように、しきい値電圧VT の値を通常より高
く設定する。扱う信号レベルにもよるが、オン時の抵抗
を考えるとVT を通常−1V以下に設定するのが一般的
であり、これは通常の回路のVT より低い値である。
【0013】従って、この可変減衰器を他の回路と共に
集積化する場合、複数種類のしきい値電圧を設定したプ
ロセスを使うことになる。この場合、プロセスが複雑に
なるばかりか、コストも工程数が増えた分高くなること
になる。
【0014】また、図9の可変減衰器では、DFETQ
91,Q92をオンにする場合にVgsを0Vとしてい
たため、式(1)からオン抵抗Ronが次式となる範囲
でDFETQ91,Q92を動作させていることにな
る。
【0015】 Ron〜1/{K VT } (2) ここで、式(1)よりVgsを0Vより高くすれば、オ
ン抵抗を式(2)で示した抵抗よりも小さくできるた
め、従来ではFETの本来のオン抵抗を有効に使ってい
ないことになる。このため、同じオン抵抗を実現する場
合、従来例のようにVgsを0Vより大きく設定した場
合に比べ、FETのゲート幅を大きくする必要がある。
この結果、ソース、ドレイン領域が増大するので、FE
Tの寄生キャパシタが大きくなり、それにより信号の損
失が大きくなるという問題が生じる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の可変減衰器においては利得制御用スイッチとして用い
られるFETのオン抵抗が入力信号に依存して変化する
ため、信号が歪むという問題がある。一方、オン抵抗が
入力信号に依存して変化しないようにするためにFET
のしきい値電圧を高くすると、しきい値電圧が異なる他
の回路と同一集積回路に集積する場合、プロセスの複雑
化と工程数の増加によりコストが高くなってしまう問題
がある。また、従来の可変減衰器ではFETのオン抵抗
の低い領域を使用していないため、オン抵抗を小さくす
べくFETのゲート幅を大きくとると、寄生キャパシタ
が大きくなり、スルーモードでの信号損失が増大すると
いう問題があった。
【0017】本発明の目的は、利得制御用スイッチとし
て使用するFETのオン抵抗の入力信号依存性が小さい
可変減衰器を提供することにある。本発明の他の目的
は、利得制御用スイッチとして使用するFETのゲート
幅を必要以上に大きくすることなくオン抵抗を小さくで
きる可変減衰器を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は利得制御用スイッチとしてGaAs ME
SFETまたはPN接合型FETのような接合型FET
を用い、これをオン状態にするときはゲートから所定の
電流を注入することでゲートとソースおよびドレイン間
の電圧を常に注入する電流とFETの断面積で決まるシ
ョットキー接合またはPN接合のオン電圧とし、オフ状
態にするときはゲートとソースおよびドレイン間にしき
い値電圧より低い電圧値を与えるようにしたものであ
る。
【0019】すなわち、本発明に係る可変減衰器は、入
力端子と出力端子および基準電位端子の間に接続された
複数の抵抗からなる減衰回路と、この減衰回路に接続さ
れ、そのオン・オフにより該減衰回路の利得を制御する
接合型FETと、この接合型FETをオン・オフ制御す
る制御手段とを備え、前記制御手段は、前記接合型FE
Tのゲートに所定の電流を注入することで該FETをオ
ン状態とし、該FETのゲートとソースおよびドレイン
間にしきい値電圧より低い電圧値を与えることで該FE
Tをオフ状態とすることを特徴とする。
【0020】
【作用】このように本発明では、利得制御用スイッチを
構成する接合型FETをオンにするときゲートに所定の
電流を注入することにより、ゲートとソースおよびドレ
イン間の電圧は、常にゲートに注入する電流とFETの
断面積で決まるショットキー接合またはPN接合のオン
電圧となり、入力信号によらず一定に保たれるので、信
号によるオン抵抗の変化を小さくできる。
【0021】また、このようにした場合にはFETのし
きい値電圧を低く設定することなくオン抵抗を十分に小
さくできるので、可変減衰器を他の回路と共に集積化す
ることが容易となる。
【0022】さらに、FETのオン電圧を大きくとるこ
とができるため、ゲート幅を大きくすることなくオン抵
抗を小さくすることが可能であり、FETの寄生容量に
よる信号損失が低減される。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。以下の説明では、利得制御用スイッチとしてGa
As MESFETを用いた場合について説明するが、
これに限らず、通常のPN接合型FETでもよく、接合
型FETあれば本発明を適用することができる。
【0024】図1に、本発明の一実施例に係る可変減衰
器の回路図であり、T型減衰器に適用した場合の例であ
る。図1において、入力端子11と出力端子12との間
にキャパシタC11、抵抗R11、抵抗R12およびキ
ャパシタC12が直列に接続され、また抵抗R11と抵
抗R12との接続点のノードN3に、抵抗R13の一端
が接続されている。キャパシタC11,C12はACカ
ップリング用キャパシタである。抵抗R11〜R13に
より、T型減衰回路が構成される。
【0025】抵抗R11,R12の直列回路の両端のノ
ードN11,N12はFETQ11のソース、ドレイン
にそれぞれ接続されると共に、バイアス設定回路13に
も接続されている。FETQ11のゲートはスイッチS
11の共通端子に接続され、スイッチS11の一方の切
替端子は定電流源I11を介して正の電源端子Vdd
に、他方の切替端子は接地端子GNDにそれぞれ接続さ
れている。
【0026】一方、抵抗R13の他端にはFETQ12
のソースが接続され、FETQ12のドレインは交流接
地回路14に接続されている。FETQ12のゲートは
スイッチS12の共通端子に接続され、スイッチS12
の一方の切替端子は定電流源I12を介して正の電源端
子Vddに、他方の切替端子は接地端子GNDにそれぞ
れ接続されている。
【0027】次に、本実施例の動作を説明する。但し、
キャパシタC11,C12の容量は無限大と仮定し、ま
たスイッチS11,S12は図示しない制御信号により
互いに相補的に動作するように制御されるものとする。
さらに、説明を簡単にするため、バイアス設定回路13
で与える直流電位はVdd/2とする。
【0028】今、制御信号によりスイッチS11が電流
源I1側に接続され、スイッチS12が接地端子GND
側に接続されている場合、従来例と同様にFETQ11
はオン、FET12はオフとなり、この状態は図10
(a)に示したスルーモードの等価回路で表される。
【0029】この場合、電流源I1の電流がFETQ1
1のゲートに入力されるため、FETQ11のソースお
よびドレインに比べ、ゲートはショットキー接合のオン
電圧(Von,stk)分だけ高い電位となる。従っ
て、式(1)からも明らかなようにVgs=0[V]の
場合に比べ、FETQ11のオン抵抗はより下がること
になる。
【0030】この状態において、入力端子11に入力信
号(交流電圧Vin)が与えられると、入力信号がN1
1、N12に伝達されるが、このときFETQ11のゲ
ートには定電流源I1から一定の電流を流しているた
め、ゲート電位はソース、ドレインであるノードN1
1,N12に比べ常にショットキーのオン電圧Von,
stkだけ高い電位(Vdd/2+Von,stk+V
in)を維持する。言い替えれば、FETQ11のゲー
トも信号と同じ電圧変化を受けることになる。
【0031】従って、入力信号によらず常にFETQ1
1のオン抵抗を一定に維持することが可能となる。但
し、この動作が可能となる電源電圧Vddは、バイアス
設定回路13の出力がVdd/2の場合、以下のような
範囲内である。
【0032】 Vdd/2>Von,stk+Vin (3) 一方、制御信号によりスイッチS11が接地端子GND
側に接続され、スイッチS12が電流源I2側に接続さ
れている場合には、FETQ11はオフ、FETQ12
はオンとなり、この状態は図10(b)に示したT型減
衰器の等価回路で表される。但し、FETQ12は電流
源I2の電流がゲートに入力されるため、ソース、ドレ
インに比べ、ゲートはショットキーのオン電圧(Vo
n,stk)文だけ高い電位となる。この場合、FET
Q12のドレインが交流接地回路14により交流的に接
地されているため、ソース、ドレインは入力信号の変化
による変化を受けない。従って、FETQ12のゲート
は(Vdd/2+Von,stk)となり、一定電位を
保つことになる。
【0033】以上説明したように、本実施例の可変減衰
器ではFETQ11,Q12のオン電圧は信号によらず
常に一定となるので、オン抵抗の入力信号依存性を小さ
くすることができる。
【0034】また、本実施例の可変減衰器は、次のよう
な利点もある。第1に、FETQ11,Q12のオン抵
抗は式(1)を用いると1/{K(Von,stk−V
T )}となるため、FETの寸法(特にゲート幅)を同
じにした場合、従来の可変減衰器でのFETのオン抵抗
よりも、次式に示す分だけ低くすることができる。
【0035】 R,MERIT=−VT /(Von,stk−VT ) (4) 例えば、従来の方式でVT =−1[V]とし可変減衰器
を設計した場合、Von,stkを0.6[V]とする
と、R,MERITは0.625となり、40%程度オ
ン抵抗を下げることができる。別な見方をすれば、同じ
オン抵抗を実現するために、FETのゲート幅(チャネ
ル幅)は従来例に比べ、式(4)で示された分だけ小さ
くできる。これは、特に高速信号の減衰を行う場合に重
要である。なぜならば、ゲート幅を大きくするとその分
だけ寄生キャパシタが増加してしまい、その寄生キャパ
シタにより入力信号が減衰して出力に現れるからであ
る。従って、本実施例の構成を用いることで寄生キャパ
シタによる入力信号の減衰を小さくすることができる。
【0036】第2に、FETQ11,Q12のしきい値
電圧VT をあまり低くしなくとも、Vgsを高くとれる
ので、他の回路と集積化する場合、他の回路で用いてい
るのと同様のしきい値電圧を使っても、所望の減衰器を
設計することが容易であることである。従って、しきい
値電圧を他の回路のそれと異ならせるためにプロセス工
程を増やす必要がないので、コスト的にも安価になる。
【0037】さらに、本実施例の回路はしきい値電圧が
正(EFETの場合)でも動作できるという利点もあ
る。図2に、図1におけるバイアス設定回路13の構成
例を示す。図2(a)の例は、電源Vddと接地端子G
ND間に直列に接続した抵抗R14,R15およびR1
6,R17による抵抗分割によってバイアスを設定する
ものである。すなわち、抵抗R14,R15の接続点が
図1のノードN11に接続され、抵抗R16,R17の
接続点が図1のノードN12に接続される。この場合、
減衰器の入力インピーダンスよりも、抵抗R14,R1
5およびR16,R17の並列抵抗を十分大きい値を選
ぶ必要がある。入力信号がこれら2つの並列抵抗により
減衰しないようにするためである。さらに、これら2つ
並列抵抗に電流源I1,I2のいずれか一方の電流が流
れるため、電流源I1,I2の電流値Iと並列抵抗Rの
積I・Rを電源電圧Vddに比べて十分小さくする必要
がある。仕様によるが、この積I・Rは例えばVdd/
10程度以下に設計すればよい。さらに、電流源I1,
I2のいずれかの電流が2つの並列抵抗を流れるため、
減衰モード(FETQ11:オン,FETQ12:オ
フ)で動作させても、スルーモード(FETQ11:オ
フ,FETQ12:オン)で動作させても、回路の直流
電位は変化しないという利点がある。
【0038】図2(b)の例は、ある低インピーダンス
のバイアス回路(ここでは、電圧源V10と抵抗R18
で構成される)に、インダクタL11,L12の各一端
を接続し、インダクタL11,L12の各他端を図1の
ノードN11,N12に接続するものである。この場
合、高周波的にはバイアス設定回路13の2つの出力端
子はインダクタL11,L12により高インピーダンス
になっているため、ノードN11,N12間のアイソレ
ーションがとれるとともに、直流的にはノードN11,
N12は短絡することになるめ、ノードN11,N12
に与えられる直流バイアスは同電位となる。この図2
(b)の場合も、図2(a)と同様にバイアス設定回路
13の直流的な内部インピーダンスと電流源I11,I
12の電流Iの積がVddより十分小さい必要がある。
【0039】次に、交流接地回路14の構成例を図3に
示す。図3に示すように、キャパシタC13の一端を接
地端子GND(または電源端子Vdd)に接続し、他端
を図1のFETQ13のドレインであるノードN14に
接続することで実現できる。ただし、この場合にはキャ
パシタC13のインピーダンスを図1の抵抗R13に比
べて十分小さい値に選ぶ必要がある。
【0040】なお、図1の電流源I11,I12の具体
的な構成法については特に図示しないが、例えばGaA
s MESFETの基本ロジックである公知のDCFL
回路を用いることで実現できる。また、電流源I11,
I12を抵抗に置き換えてもほぼ同様な特性を得ること
ができる。
【0041】次に、本発明の実施例に係る可変減衰器と
してπ型減衰器に適用した場合の例を図4により説明す
る。図4において、入力端子21と出力端子22との間
にACカップリング用であるキャパシタC21、抵抗R
21およびACカップリング用であるキャパシタC22
が直列に接続され、抵抗R21とキャパシタC21,C
22との接続点のノードN21,N22に抵抗R22,
R23の各一端がそれぞれ接続される。この場合は抵抗
R21〜R23により、π型減衰回路が構成される。
【0042】ノードN21,N22は、FETQ21の
ソース、ドレインにそれぞれ接続されると共に、バイア
ス設定回路23にも接続されている。FETQ21のゲ
ートはスイッチS21の共通端子に接続され、スイッチ
S21の一方の切替端子は定電流源I21を介して正の
電源端子Vddに、他方の切替端子は接地端子GNDに
それぞれ接続されている。
【0043】一方、抵抗R22,R23の他端にはFE
TQ22,Q23のソースがそれぞれ接続され、FET
Q22,Q23のドレインは交流接地回路24,25に
それぞれ接続されている。FETQ22,Q23のゲー
トはスイッチS22,S23の共通端子にそれぞれ接続
され、スイッチS22,S23の一方の切替端子は定電
流源I22,I23をそれぞれ介して正の電源端子Vd
dに、他方の切替端子は接地端子GNDにそれぞれ接続
されている。
【0044】次に、本実施例の動作を説明する。まず減
衰モードのときは、図示しない制御信号により、FET
Q21がオフ、FETQ22,Q23が共にオンとな
る。この場合は、図5に等価回路を示すπ型減衰器とし
て動作する。一方、スルーモードのときは、FETQ2
1オン、FETQ22,Q23がともにオフとなり、図
10(a)に示したスルーモードの等価回路で表した動
作を行う。本実施例によっても、図1に示した実施例と
同様の効果が得られることはいうまでもない。
【0045】以上の実施例では、利得が1と減衰回路を
構成する抵抗で決まる1より小さい値の2段階に可変で
きる1段構成の可変減衰器のみを示したが、同様の減衰
器の構成を複数段縦列接続することで、利得の可変ステ
ップ数を増加やすことができる。縦列接続の段数をnと
し、かつ各段での減衰モードでの利得を異ならせれば、
利得の可変ステップ数を2n とすることができる。
【0046】図6に、図1のT型構成の可変減衰器を3
段縦列接続した実施例を示す。各段の減衰器において
は、FETQ11a,Q11b,Q11cのゲートに制
御信号φ1,φ2,φ3がそれぞれ与えられ、FETQ
12a,Q12b,Q12cのゲートにφ1,φ2,φ
3とは逆相の制御信号φ1/,φ2/,φ3がそれぞれ
与えられることにより、利得制御が行われる。これらの
制御信号は、FETのゲートを図1の実施例と同様にス
イッチにより定電流源と接地端子のいずれかに接続する
ことで供給することができる。また、図6では各段に個
別の交流接地回路14a,14b,14cを設けている
が、各段に共通の交流接地回路を設けてもよい。
【0047】図7に、図4のπ型構成の可変減衰器を3
段縦列接続した実施例を示す。その動作は図4の実施例
と同様であるため、説明を省略する。なお、上述した実
施例では利得制御スイッチとしてGaAs MESFE
Tを用いたが、PN接合型FETを用いても同様の効果
が得られる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では利得制
御用スイッチとしてGaAs MESFETまたは接合
型FETを用い、該FETをオンにするときゲートに所
定の電流を注入することにより、ゲートとソースおよび
ドレイン間の電圧を入力信号にによらず一定に保つこと
ができるため、オン抵抗の入力信号依存性を小さくでき
る。従って、信号の歪が少なくなる。
【0049】また、FETのオン抵抗の入力信号依存性
を少なくするためにしきい値を低くする必要が無くなる
ため、回路を高集積化する場合に可変減衰器以外の回路
としきい値電圧を等しくするか、あるいは近い値にする
ことができ、可変減衰器を他の回路と共に集積化するこ
とが容易となる。この結果、プロセスの工程数を減らす
ことが可能となり、コストダウンを図ることができる。
【0050】さらに、FETのゲート幅を必要以上に大
きくすることなくオン抵抗を従来の場合よりさらに小さ
くできるため、FETの寄生キャパシタによる信号損失
を減少させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による可変減衰器の一実施例を示す図
【図2】本発明による可変減衰器に用いるバイアス設定
回路の例を示す図
【図3】本発明による可変減衰器に用いる交流接地回路
の例を示す図
【図4】本発明による可変減衰器の他の実施例を示す図
【図5】図4の可変減衰器の減衰モードの等価回路を示
す図
【図6】図1の可変減衰器を3段縦列接続した可変減衰
器を示す図
【図7】図4の可変減衰器を3段縦列接続した可変減衰
器を示す図
【図8】無線機器における送信系のブロック図
【図9】従来の可変減衰器の例を示す図
【図10】図9の可変減衰器のスルーモードおよび減衰
モードの等価回路を示す図
【符号の説明】
11,21…入力端子 121,22…出力端子 131,23…バイアス設定回路 14,24…交流接地回路 R11〜R13,R21〜R23…抵抗 C11〜C12,C21〜C23…ACカップリング用
キャパシタ Q11〜Q12,Q21〜Q23…FET S11〜S12,S21〜S23…スイッチ I11〜I12,I21〜I23…定電流源 Vdd…電源端子 GND…接地端子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力端子と出力端子および基準電位端子の
    間に接続された複数の抵抗からなる減衰回路と、 この減衰回路に接続され、そのオン・オフにより該減衰
    回路の利得を制御する接合型FETと、 この接合型FETをオン・オフ制御する制御手段とを備
    え、 前記制御手段は、前記接合型FETのゲートに所定の電
    流を注入することで該FETをオン状態とし、該FET
    のゲートとソースおよびドレイン間にしきい値電圧より
    低い電圧値を与えることで該FETをオフ状態とするこ
    とを特徴とする可変減衰器。
  2. 【請求項2】前記入力端子と前記減衰回路との間のノー
    ドおよび前記出力端子と前記減衰回路との間のノードの
    直流電位を電源電圧と接地端子間の所定値とする直流電
    位設定手段を有することを特徴とする請求項1に記載の
    可変減衰器。
  3. 【請求項3】前記基準電位端子に接続された交流接地手
    段を有することを特徴とする請求項1または2に記載の
    可変減衰器。
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