JP2001102877A - 増幅回路およびこれを用いた無線装置 - Google Patents

増幅回路およびこれを用いた無線装置

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JP2001102877A JP27362799A JP27362799A JP2001102877A JP 2001102877 A JP2001102877 A JP 2001102877A JP 27362799 A JP27362799 A JP 27362799A JP 27362799 A JP27362799 A JP 27362799A JP 2001102877 A JP2001102877 A JP 2001102877A
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Takahiro Ougihara
孝浩 扇原
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F3/00Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
    • H03F3/189High frequency amplifiers, e.g. radio frequency amplifiers
    • H03F3/19High frequency amplifiers, e.g. radio frequency amplifiers with semiconductor devices only
    • H03F3/193High frequency amplifiers, e.g. radio frequency amplifiers with semiconductor devices only with field-effect devices
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F1/00Details of amplifiers with only discharge tubes, only semiconductor devices or only unspecified devices as amplifying elements
    • H03F1/02Modifications of amplifiers to raise the efficiency, e.g. gliding Class A stages, use of an auxiliary oscillation

Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯電話の場合、電源はバッテリーであるこ
とから、通話や待ち受け時間を確保するためには出来る
だけ低消費電流であることが要求される。 【解決手段】 高周波信号増幅用FETQaのソース端
子と接地間に、互いに並列に接続された抵抗素子Rs1
と容量素子Csを接続するとともに、電源(VDD)と
接地間に直列に接続された抵抗素子R1,R2の分割点
Pから増幅用FETQaのゲート端子にバイアス電圧を
与える構成の化合物半導体FET高周波増幅回路におい
て、バイアス電流遮断用FETQsおよび抵抗素子Rs
2を互いに直列に接続するとともに、これらを抵抗素子
Rs1に対して並列に接続し、さらに抵抗素子R2に対
してゲートバイアス切り替え用FETQgを並列に接続
し、増幅用FETQaのドレインバイアス電流の切り替
えに連動して増幅用FETQaのゲートバイアス電圧の
切り替えも同時に行うようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、増幅回路およびこ
れを用いた無線装置に関し、特に化合物半導体電界効果
型トランジスタ(以下、FETと記す)増幅回路および
これを受信系の初段部分を構成する増幅器(以下、受信
フロントエンド増幅器と記す)として用いた携帯電話等
の無線装置に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話等に代表される高周波無線装置
において、そのフロントエンド部の受信側における増幅
器(以下、受信フロントエンド増幅器と称す)では、他
チャンネル信号波の相互変調歪みによる妨害を避けるた
め、低歪み特性であることが要求される。増幅器におい
て、上記歪み特性を表わす指標としては、入力3次イン
ターセプトポイント(IIP3)が一般的である。
【0003】国内ディジタルセルラー電話(PDC)や
パーソナルハンディホン(PHS)では、受信フロント
エンド増幅器として要求されるIIP3は−数dBm程
度であり、高周波用途に一般的である化合物半導体FE
Tを使用した場合、消費電流が2〜3mA程度で利得が
15dB前後、IIP3として−5dBm程度が容易に
実現可能であることから、実用上問題は生じない。
【0004】しかし、他のシステムとして最近サービス
が開始されたCDMA(Code Division Multiple Acces
s) 方式では、送受信が同時に行われるFDD(Frequenc
y Division Duplex) 方式を採用しているため、同一周
波数帯を使用している他システムの信号波と送信波の回
り込みによる混変調歪み妨害波が新たに生ずる。この妨
害波の影響を避けるためにはより一層の低歪み特性が増
幅器に要求され、IIP3としては+数dBm程度の性
能が必要である。
【0005】図5は、従来の一般的な化合物半導体FE
T高周波増幅回路を示す回路図である。この高周波増幅
回路は、高周波増幅素子であるFETQa1,Qa2お
よび接地用容量素子Cs1,Cs2によって構成された
2段のカスコード接続回路101と、インダクタンス素
子や容量素子からなる入出力整合回路102,103
と、抵抗素子からなるセルフバイアス安定化回路10
4,105とからなる構成となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の化合物半導
体FET高周波増幅回路において、より低歪み、即ち高
IIP3特性を得るためには、高周波増幅用FETQa
1,Qa2のドレインバイアス電流を増加させるととも
に、ドレイン−ソース間電圧を大きくする必要がある。
【0007】図6に、本高周波増幅回路において高II
P3を得るための最適化を行った場合におけるFET閾
値電圧Vthに対する諸特性例(A)〜(C)を示す。
同図において、(A)は閾値電圧Vth−バイアス電流
IDDの特性を、(B)は閾値電圧Vth−利得の特性
を、(C)は閾値電圧Vth−IIP3の特性をそれぞ
れ示している。
【0008】化合物半導体FETにおける閾値電圧Vt
hはプロセス技術にもよるが、一般的には±0.2〜
0.3V程度のバラツキ分布があり、本回路例で+2d
Bm以上のIIP3を確保できる閾値電圧範囲は−0.
2〜−0.6Vの範囲であり、このときの利得は14.
5〜15.5dBである。性能的には、上記システムの
要求レベルを満足するが、バイアス電流(消費電流)I
DDは4〜14mAとなり、バラツキは非常に大きい。
【0009】携帯電話の場合、電源はバッテリーである
ことから、通話や待ち受け時間を確保するためには出来
るだけ低消費電流であることが要求される。仮に上記特
性例において最大値である14mAを考えた場合、通話
時においては送信用パワーアンプの消費電流の方が1桁
高いためそれ程問題とはならないが、待ち受け時におい
ては無視できないレベルとなる。したがって、待ち受け
時を考慮すれば、消費電流は5mA以下程度は要求され
るが、これを満足できる閾値電圧範囲は−0.2〜−
0.25Vの50mV程度しかなく、生産性を考えた場
合、実用化は困難である。
【0010】なお、実際には、待ち受け時においては送
受を同時に行う必要が無いため、送信波の回り込みによ
る混変調妨害波に対する考慮を払う必要が無くなり、I
IP3としては多少性能が低下することは許容される。
【0011】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、待ち受け時の低消費
電力化を可能とした増幅回路およびこれを用いた無線装
置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明による増幅回路
は、ゲート端子に高周波信号が入力される増幅用FET
と、互いに並列に接続された第1の抵抗素子および容量
素子を有し、増幅用FETのソース端子と接地間に接続
された第1のバイアス回路と、電源と接地間に直列に接
続された第2,第3の抵抗素子を有し、これら抵抗素子
の分割点から増幅用FETのゲート端子にバイアス電圧
を与える第2のバイアス回路とを備えた高周波増幅回路
であって、互いに直列に接続されかつ第1の抵抗素子に
対して並列に接続された第1のスイッチ素子および抵抗
素子と、第2,第3の抵抗素子のうちの接地側抵抗素子
に対して並列に接続され、第1のスイッチ素子に連動し
て切り替え動作を行う第2のスイッチ素子とを有する構
成となっている。そして、この増幅回路は、無線装置の
受信フロントエンド増幅器として用いられる。
【0013】上記構成の増幅回路およびこれを受信フロ
ントエンド増幅器として用いた無線装置において、第1
のスイッチ素子であるバイアス電流遮断用スイッチ素子
が増幅用FETのドレインバイアス電流を切り替えたと
き、これに連動して第2のスイッチ素子であるゲートバ
イアス切り替え用スイッチ素子が増幅用FETのゲート
バイアス電圧を切り替える。これにより、特に低バイア
ス電流の切り替え時におけるバイアス電流のバラツキが
抑制される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の一
実施形態に係る高周波増幅回路の基本構成を示す回路図
である。
【0015】図1において、高周波信号増幅用のFET
(電界効果型トランジスタ)Qaのゲート端子には、高
周波信号RFinがカップリング用容量素子Cgを介し
て入力される。この高周波信号増幅用FETQaのドレ
イン端子には電源電圧VDDが印加されており、このド
レイン端子からは、増幅後の高周波信号RFoutが導
出される。
【0016】高周波信号増幅用FETQaのソース端子
と接地(GND)との間には、高周波接地用容量素子C
sと抵抗素子Rs1が並列に接続されている。抵抗素子
Rs1には、互いに直列に接続されたバイアス遮断用ス
イッチであるFETQsおよび抵抗素子Rs2が並列に
接続されている。バイアス遮断用FETQsのゲート端
子には、抵抗素子Rg1を介してコントロール信号CT
Lが供給される。
【0017】また、増幅用FETQaのドレイン端子
(VDD)とGNDとの間には、抵抗素子R1,R2が
直列に接続されている。これら抵抗素子R1,R2の共
通接続点(分割点)Pと増幅用FETQaのゲート端子
との間には、抵抗素子Rg2が接続されている。これに
より、分割点Pの電圧がゲートバイアス電圧として増幅
用FETQaのゲート端子に与えられる。抵抗素子R2
には、ゲートバイアス切り替え用スイッチであるFET
Qgが並列に接続されている。このゲートバイアス切り
替え用FETQgのゲート端子には、抵抗素子Rg3を
介してコントロール信号CTLが供給される。
【0018】図2は、上記構成の本実施形態に係る高周
波増幅回路を用いた具体例を示す回路図であり、高周波
増幅素子であるFETおよび接地用容量素子で構成され
た2段のカスコード接続回路構成の一般的な化合物半導
体FET高周波増幅回路に適用した場合の回路構成を示
している。なお、図2中、図1と同等部分には同一符号
を付して示している。
【0019】図2において、高周波信号増幅用のFET
Qa1およびFETQa2がカスコード接続されてい
る。高周波信号増幅用FETQa1のゲート端子には、
高周波信号RFinが入力整合回路11およびカップリ
ング用容量素子Cgを介して入力される。入力整合回路
11は、インダクタンス素子L11,L12によって構
成されている。
【0020】初段のFETQa1のソース端子とGND
との間には、高周波接地用容量素子Cs1と抵抗素子R
s1が並列に接続されている。抵抗素子Rs1には、互
いに直列に接続されたバイアス遮断用FETQsおよび
抵抗素子Rs2が並列に接続されている。バイアス遮断
用FETQsのゲート端子には、抵抗素子Rg1を介し
てコントロール信号CTLが供給される。なお、抵抗素
子Rs1,Rs2の合成抵抗値は、図5の従来回路にお
ける抵抗素子Rsの抵抗値と等しくなるように設定され
る。
【0021】また、増幅用FETQa1のドレイン端子
とGNDとの間には、抵抗素子R11,R12が直列に
接続されている。これら抵抗素子R11,R12の分割
点P1と増幅用FETQaのゲート端子との間には、抵
抗素子Rg2が接続されている。これにより、分割点P
1の電圧がゲートバイアス電圧として増幅用FETQa
1のゲート端子に与えられる。抵抗素子R12には、ゲ
ートバイアス切り替え用FETQg1が並列に接続され
ている。このゲートバイアス切り替え用FETQg1の
ゲート端子には、抵抗素子Rg3を介してコントロール
信号CTLが供給される。
【0022】2段目のFETQa2のゲート端子とGN
Dとの間には、高周波接地用容量素子Cs2が接続され
ている。この増幅用FETQa2のドレイン端子には、
出力整合回路12を介して電源電圧VDDが印加されて
おり、このドレイン端子からは、増幅後の高周波信号R
Foutが出力整合回路12を介して導出されるように
なっている。
【0023】出力整合回路12は、増幅用FETQa2
のドレイン端子に対して直列に接続されたインダクタン
ス素子L21および容量素子C21と、これらの共通接
続点とGNDとの間に直接に接続されたインダクタンス
素子L22および容量素子C22とから構成されてい
る。そして、インダクタンス素子L22と容量素子C2
2の共通接続点に電源電圧VDDが印加されている。
【0024】また、増幅用FETQa2のドレイン端子
とGNDとの間には、抵抗素子R21,R22,R23
が直列に接続されている。抵抗素子R21,R22の分
割点P2と増幅用FETQa2のゲート端子との間に
は、抵抗素子Rg4が接続されている。これにより、分
割点P2の電圧がゲートバイアス電圧として増幅用FE
TQa2のゲート端子に与えられる。抵抗素子R23に
は、ゲートバイアス切り替え用FETQg2が並列に接
続されている。このゲートバイアス切り替え用FETQ
g2のゲート端子には、抵抗素子Rg5を介してコント
ロール信号CTLが供給される。
【0025】続いて、上記構成の化合物半導体FET高
周波増幅回路の回路動作について説明する。
【0026】先ず、高レベルのコントロール信号CTL
を供給して、バイアス遮断用FETQsおよびゲートバ
イアス切り替え用FETQg1,Qg2を全てオン状態
とした場合、バイアス条件は図5の従来回路の場合とほ
ぼ同一となる。すなわち、初段の増幅用FETQa1の
ゲート端子が抵抗素子Rg2およびFETQg1を介し
てGNDレベルにプルダウンされ、そのソース端子電位
が抵抗素子Rs1,Rs2の合成抵抗値によって決ま
る。また、2段目の増幅用FETQa2のゲート端子に
は、抵抗R21,R22の分割によって決まるゲートバ
イアス電圧が与えられる。
【0027】唯一相違するのが、抵抗素子R11が電源
−GND間に挿入される形になる点である。ただし、ゲ
ートバイアスを供給する抵抗素子としては、通常数10
kΩ以上の抵抗値のものを用いることから、この経路に
おける消費電流は高々数10μA程度となり、ドレイン
バイアス電流経路に対して無視できる程度の電流であ
る。したがって、図6に示す諸特性が再現される。
【0028】次に、低レベルのコントロール信号CTL
を供給して、バイアス遮断用FETQsおよびゲートバ
イアス切り替え用FETQg1,Qg2を全てオフ状態
とした場合、各ゲートバイアス点は各抵抗素子の抵抗値
比で決まる分だけ昇圧し、また初段のFETQa1のソ
ース抵抗は抵抗素子Rs1だけとなる。セルフバイアス
安定化方式においては、ソース端子電位を上昇させる分
だけ閾値電圧によるバイアス電流のバラツキを抑制する
効果がある。ドレイン電流は飽和領域で動作させる限
り、ゲート−ソース間電圧Vgsで決定されるため、ゲ
ートバイアス点を昇圧させることはソース電位の昇圧を
意味し、したがってバイアス電流のバラツキを抑制する
ことが可能となる。
【0029】図3に、図2の回路において各抵抗素子R
s1,R11,R12,R23の各抵抗値を最適化し、
FETQs,Qg1,Qg2を全てオフ状態にした場合
における諸特性例(A)〜(C)を示す。同図におい
て、(A)は閾値電圧Vth−バイアス電流IDDの特
性を、(B)は閾値電圧Vth−利得の特性を、(C)
は閾値電圧Vth−IIP3の特性をそれぞれ示してい
る。
【0030】これらの諸特性から明らかなように、閾値
電圧Vthに対するバイアス電流IDDのバラツキは大
幅に抑制されており、閾値電圧範囲−0.2〜−0.6
Vにおいて、変動幅は2.5〜3.5mAである。一
方、高周波特性は同一閾値電圧範囲において、利得が1
3.1〜13.7dB、IIP3が−3〜−1dBmで
ある。
【0031】ソース電位を昇圧することでFETに印加
されるドレイン−ソース間電圧Vdsは低減され、ま
た、ソース抵抗素子Rs1の抵抗値を大きく設定するこ
とによってバイアス電流IDDを低減していることか
ら、特にIIP3特性はコントロール信号CTLが高レ
ベルのときに比較して低下しているものの、これらは待
ち受け時における各特性を満足できるものである。
【0032】上述したように、化合物半導体FET高周
波増幅回路において、高周波信号増幅用FETQa1,
Qa2のドレインバイアス電流の切り替えに連動してゲ
ートバイアス電圧の切り替えも同時に行うバイアス切り
替え機能を付加したことにより、特に低バイアス電流の
切り替え時におけるバイアス電流のバラツキを抑制する
ことができる。
【0033】したがって、このバイアス切り替え機能を
持つ化合物半導体FET高周波増幅回路は、携帯電話等
の低消費電流化の要求の厳しい無線システムにおける受
信フロントエンド増幅器において、特に低歪み特性の要
求されるシステムに用いて有効である。特に、待ち受け
時の低消費電流化を実現できるため、送受信が同時に行
われるFDD方式のCDMAシステムに好適な回路構成
例となる。
【0034】なお、上記具体例では、増幅用FETが2
段のカスコード接続構成の高周波増幅回路に適用した場
合を例に採って説明したが、これに限られるものではな
く、図1の基本構成に示した増幅用FETが1段の高周
波増幅回路に適用することも当然可能である。
【0035】図4は、本発明に係る無線装置、例えばC
DMA方式携帯電話装置のRFフロントエンド部の構成
の一例を示すブロック図である。
【0036】図4において、アンテナ21で受信された
受信波は、送受信に共用される帯域振分けフィルタ22
を通過し、低ノイズアンプ23を介してミキサ24に供
給される。ミキサ24では、局部発振器25からの局部
発振周波数と混合され、中間周波(IF)に変換されて
後段の回路に供給される。一方、送信側では、前段の回
路から供給されるIF信号がミキサ26で局部発振器2
7からの局部発振周波数と混合され、RF信号に変換さ
れた後、パワーアンプ28および帯域振分けフィルタ2
2を経てアンテナ21から送信される。
【0037】上記構成のCDMA方式携帯電話装置のR
Fフロントエンド部において、低ノイズアンプ23とし
て、先述した化合物半導体FET高周波増幅回路、即ち
バイアス切り替え機能を持つ化合物半導体FET高周波
増幅回路(図2を参照)が用いられる。
【0038】このように、低ノイズアンプ23としてバ
イアス切り替え機能を持つ化合物半導体FET高周波増
幅回路を用いることにより、当該高周波増幅回路は低バ
イアス電流の切り替え時におけるバイアス電流のバラツ
キを抑制することができるため、待ち受け時の低消費電
流化が図れる。具体的には、図2の回路構成の場合を例
に採ると、図5の従来回路に対して待ち受け時の消費電
流が最大1/4程度に低減可能であり、バッテリー駆動
が必要である携帯端末の長時間動作に大きな効果が期待
できる。
【0039】なお、上記適用例では、CDMA方式携帯
電話装置に適用した場合を例に採って説明したが、これ
に限られるものではなく、高周波無線装置全般に適用可
能である。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
増幅回路およびこれを受信フロントエンド増幅器として
用いた無線装置において、増幅用FETのドレインバイ
アス電流の切り替えに連動して増幅用FETのゲートバ
イアス電圧の切り替えも同時に行うようにしたことによ
り、特に低バイアス電流の切り替え時におけるバイアス
電流のバラツキを抑制できるため、待ち受け時の低消費
電流化が図れるとともに、特に低歪み特性の要求される
システムに有用なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る高周波増幅回路の基
本構成を示す回路図である。
【図2】本実施形態に係る高周波増幅回路を用いた具体
例を示す回路図である。
【図3】本実施形態に係る高周波増幅回路の閾値電圧に
対する諸特性例(A)〜(C)を示す特性図である。
【図4】本発明に係るCDMA方式携帯電話装置のRF
フロントエンド部の構成の一例を示すブロック図であ
る。
【図5】従来例に係る高周波増幅回路の構成を示す回路
図である。
【図6】従来例に係る高周波増幅回路の閾値電圧に対す
る諸特性例(A)〜(C)を示す特性図である。
【符号の説明】
Qa,Qa1,Qa2…高周波信号増幅用FET、Qg
1,Qg2…ゲートバイアス切り替え用FET、Qs…
ドレインバイアス電流遮断用FET
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J090 AA01 CA21 CA36 FA10 FA18 GN01 HA09 HA25 HA29 HA33 HA39 KA12 KA29 KA32 KA41 MA17 SA13 TA01 TA02 5J092 AA01 CA21 CA36 FA10 FA18 GR09 HA09 HA25 HA29 HA33 HA39 KA12 KA29 KA32 KA41 MA17 SA13 TA01 TA02 VL01 5K062 AA00 AB14 AD04 BA02 BB01 BB16

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゲート端子に高周波信号が入力される電
    界効果型トランジスタと、互いに並列に接続された第1
    の抵抗素子および容量素子を有し、前記電界効果型トラ
    ンジスタのソース端子と接地間に接続された第1のバイ
    アス回路と、電源と接地間に直列に接続された第2,第
    3の抵抗素子を有し、これら抵抗素子の分割点から前記
    電界効果型トランジスタのゲート端子にバイアス電圧を
    与える第2のバイアス回路とを備えた増幅回路であっ
    て、 互いに直列に接続されかつ前記第1の抵抗素子に対して
    並列に接続された第1のスイッチ素子および抵抗素子
    と、 前記第2,第3の抵抗素子のうちの接地側抵抗素子に対
    して並列に接続され、前記第1のスイッチ素子に連動し
    て切り替え動作を行う第2のスイッチ素子とを有するこ
    とを特徴とする増幅回路。
  2. 【請求項2】 前記電界効果型トランジスタが2段カス
    コード接続され、その初段の電界効果型トランジスタに
    対して前記第1,第2のバイアス回路、前記第1のスイ
    ッチ素子および抵抗素子ならびに前記第2のスイッチ素
    子が付加されており、 2段目の電界効果型トランジスタには、このトランジス
    タのゲートバイアス電圧を前記第1,第2のスイッチ素
    子に連動して切り替える第3のバイアス回路が付加され
    ていることを特徴とする請求項1記載の増幅回路。
  3. 【請求項3】 ゲート端子に高周波信号が入力される電
    界効果型トランジスタと、互いに並列に接続された第1
    の抵抗素子および容量素子を有し、前記電界効果型トラ
    ンジスタのソース端子と接地間に接続された第1のバイ
    アス回路と、電源と接地間に直列に接続された第2,第
    3の抵抗素子を有し、これら抵抗素子の分割点から前記
    電界効果型トランジスタのゲート端子にバイアス電圧を
    与える第2のバイアス回路とを備え、 さらに、互いに直列に接続されかつ前記第1の抵抗素子
    に対して並列に接続された第1のスイッチ素子および抵
    抗素子と、前記第2,第3の抵抗素子のうちの接地側抵
    抗素子に対して並列に接続され、前記第1のスイッチ素
    子に連動して切り替え動作を行う第2のスイッチ素子と
    を有する増幅回路を、 受信系の初段部分を構成する増幅器として用いたことを
    特徴とする無線装置。
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Cited By (5)

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