JPH0883473A - 磁気ディスク装置のキャリッジ支持装置 - Google Patents

磁気ディスク装置のキャリッジ支持装置

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JPH0883473A
JPH0883473A JP26121995A JP26121995A JPH0883473A JP H0883473 A JPH0883473 A JP H0883473A JP 26121995 A JP26121995 A JP 26121995A JP 26121995 A JP26121995 A JP 26121995A JP H0883473 A JPH0883473 A JP H0883473A
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JP
Japan
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carriage
rollers
magnetic head
roller
guide
Prior art date
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Application number
JP26121995A
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English (en)
Inventor
忍 ▲吉▼田
Shinobu Yoshida
Kihachiro Tanaka
基八郎 田中
Taro Sonoda
太郎 園田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】組立て誤差があっても、ローラとレールとの接
触状態を保つことにより、キャリッジを精度よく移動す
ることができるリニアガイド機構を提供する。 【構成】キャリッジ4の左右それぞれに2面のレール面
1とこのレール面1に接触するローラ2,2aからなる
キャリッジ4の移動手段を設ける。このとき、1つのレ
ール面についてのみそのレールに接触するローラ2aを
ばね3を介して支持するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気ディスク装置のキャ
リッジの支持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】直線運動を可能としたキャリッジは、例
えば磁気ディスク装置の直線型アクセス機構に用いられ
る。この磁気ディスク装置における直線型アクセス機構
には、誤差が極めて小さい位置決め性能が要求される。
それは磁気ディスク装置の高密度化に不可欠であり、性
能の向上のために種々のキャリッジ支持構造が考えられ
ている。例えば、米国特許第4415941 号に開示されてい
るように、磁気ヘッドを備えるキャリッジを、これに設
けた支持ローラと、キャリッジ側方に配置した案内部材
とによって直線運動するように支持したものがある。さ
らに、特開昭57−40785 号公報に開示されているよう
に、円筒状のレールに接する2つのローラを、予圧ばね
によってレールに確実に接触されるものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術は、駆
動時,静止時のロッキングあるいは走行の乱れによるキ
ャリッジの磁気ディスク面に対して直角方向の動きに対
する力学的特性を改善し、磁気ヘッドの位置決め性能の
向上を図っているものであるが、キッリッジを直線運動
させるためのボイスコイルモータの発熱などに起因する
熱変形によって、磁気ヘッドによる情報の読み書きの誤
差を生じることについて何等配慮されていない。すなわ
ち、近年、磁気ディスク装置の軽量化および加工性を良
くするために、キャリッジやキャリッジの支持部材が取
付けられる固定部をアルミニウムで構成し、一方、支持
部材は耐摺動性のよい鉄が用いられている。
【0004】このように構成されているため、前述した
ようにボイスコイルモータの発熱がキャリッジや固定部
に伝わると、このキャリッジや固定部は支持部材に対し
て熱膨脹係数が大きいため、このキャリッジや固定部が
膨脹し、支持部材が案内部材の案内面から離れることに
なり、支持部材と案内面との間にすき間を生じる。この
すき間の発生により、キャリッジは磁気ディスクのディ
スク面に対して傾動する。特に、キャリッジの磁気ディ
スク面に対して直交する方向の傾き(以下ピッチングと
いう)は、データヘッドとサーボヘッドとの間に位置ず
れが起こり、情報の読み書きの誤差を生じ、その信頼性
を著しく低下させている。
【0005】本発明は上述の事柄に基づいてなされたも
ので、キャリッジを駆動するボイスコイルモータなどに
起因して発熱によるキャリッジ等の熱変形に対してキャ
リッジのピッチングを抑え、さらに案内部材の案内面の
対摺動性を向上することにより、高い信頼性を備えたキ
ャリッジの支持装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の1つは、回転す
る磁気ディスクのディスク面に情報を読み書きする磁気
ヘッドと、前記磁気ヘッドを備えるキヤリッジと、前記
キャリッジあるいは固定部に設けたローラと、前記キャ
リッジの両側方あるいは両側部に配置され、各側に前記
ローラを案内する2つの案内面と、前記キャリッジの反
磁気ヘッド側に設けたキャリッジ駆動部とを備えた磁気
ディスク装置のリニアガイド機構において、前記一方側
の2つの案内面にそれぞれ案内されるローラを、前記キ
ヤリッジまたは固定部の磁気ヘッド側およびキャリッジ
駆動部側に設け、他方側の2つの案内面にそれぞれ案内
されるローラを、前記一方側の案内面側に設けた磁気ヘ
ッド側のローラとキャリッジ駆動部側のローラとの間に
対応するように前記キャリッジまたは固定部に設け、前
記他方側の2つの案内面にそれぞれ案内されるローラの
いずれか1つのローラをばねを介して支持し、前記キャ
リッジの両側方あるいは両側部に配置される各案内面を
セラミックで形成したことを特徴とする磁気ディスク装
置のリニアガイド機構にある。
【0007】本発明のもう1つは、回転する磁気ディス
クのディスク面に情報を読み書きする磁気ヘッドと、前
記磁気ヘッドを備えるキャリッジと、前記キャリッジに
設けたローラと、前記キャリッジの両側方に配置され、
各側に前記ローラを案内する2つの案内面と、前記キャ
リッジの反磁気ヘッド側に設けたキャリッジ駆動部とを
備えた磁気ディスク装置のリニアガイド機構において、
一方側の1つの案内面にそれぞれ案内される2つのロー
ラをキャリッジの磁気ヘッド側とキャリッジ駆動部側と
に設け、一方側のもう1つの案内面に案内される1つの
ローラを前記2つのローラ間に位置するようにキャリッ
ジに設け、他方側のもう1つの案内面にそれぞれ案内さ
れる2つのローラをキャリッジの磁気ヘッド側とキャリ
ッジ駆動部側とに設け、他方の1つの案内面に案内され
る1つのローラを前記2つのローラ間に位置するように
キャリッジにばねを介して設け、前記キャリッド両側方
に配置される各案内面をセラミックで形成したことを特
徴とする磁気ディスク装置のリニアガイド機構にある。
【0008】
【作用】キャリッジ駆動部を構成するボイスコイルなど
に起因する発熱によって、キャリッジおよび固定部が膨
脹すると、ローラと案内面との間にすき間を生じるが、
ばねを介して支持されたローラと案内面との接触によっ
て発生するばねの反力によって、キャリッジは前述した
すき間を取除くように移動する。これにより、各ローラ
は対応する案内面に接触し、キャリッジを直線運動させ
ることができ、熱変形による読み書き誤差を防止するこ
とができる。
【0009】また、案内面をセラミックで形成したこと
により、この案内面の対摺動性を向上させることがで
き、キャリッジの支持装置としての信頼性を向上させる
ことができる。
【0010】
【実施例】図1および図2は本発明の一実施例を示すも
ので、これらの図において、11は磁気ヘッド、12は
磁気ヘッド11を支持するガイドアーム、4はガイドア
ーム12を固定するキャリッジ、14はキャリッジ4の
反磁気ヘッド側に設けたボイスコイル、1はキャリッジ
4の側方にそれぞれ配置されたレールで、5はレール1
を保持する固定部である。
【0011】前述したキャリッジ4には一方のレール1
の上側案内面および下側案内面にそれぞれ案内されるロ
ーラ2がころがり軸受を介してキャリッジ4の磁気ヘッ
ド側およびボイスコイル14側に設けられていると共
に、他方のレール1の上側案内面および下側案内面に案
内されるローラ2,2aが前述した一方のレール1側の
ローラ2,2a間に対応するように、ころがり軸受を介
してキャリッジ4に設けられており、ローラ2aは予圧
力を加えるばね3を介して弾性的にキャリッジ4に設け
られている。
【0012】前述したキャリッジ4および固定部5は軽
量化のために、アルミニウムで作られている。前述した
レール1は耐摺動性を向上させるために、鋼材またはセ
ラミック材で作られている。
【0013】次に上述した本発明の一実施例の動作を説
明する。
【0014】キャリッジ4に設けたローラ2,2aは、
ばね3の弾性力によるローラ2aとこれに対応する案内
面に接触するが、このときに生じる反力によって、キャ
リッジ4は各ローラ2が対応する案内面に接触するよう
に移動される。その結果、キャリッジ4はレール1に沿
って直線運動することができる。
【0015】また、キャリッジ駆動部を構成するボイス
コイルおよび磁気ディスク駆動モータなどに起因する発
熱が、キャリッジ4および固定部5に伝わると、これら
は膨脹し、特に、レール1,1をそれぞれ側方に移動さ
せるように熱変形を生じる。これにより、各ローラ2,
2aとこれに対応する案内面との間にすき間を生じる
が、このすき間は前述したローラ2aとこれらに対応す
る案内面との接触によって生じるばね3の反力によっ
て、キャリッジ4が図2に示す矢印Aおよび矢印B方向
に移動して、各ローラ2,2aをこれに対応する案内面
に接触させる。
【0016】その結果、キャリッジ4は前述した熱変形
を生じてもレール1に沿って直線運動することができ、
磁気ヘッド11による情報の読み書き誤差を防止するこ
とができる。
【0017】図3は本発明の他の実施例を示すもので、
この図において図1および図2と同符号のものは同一部
分または相当する部分である。
【0018】この実施例は一方のレール1の上側案内面
に接する2つのローラ2を、キャリッジ4の磁気ヘッド
11側およびボイスコイル14側にころがり軸受を介し
て設けると共に、一方のレール1の下側案内面に接する
1つのローラ2を、前述した2つのローラ2間に位置す
るように、ころがり軸受を介してキャリッジ4に設け、
また、他方のレール1の下側案内面に接する2つのロー
ラ2を、キャリッジ4の磁気ヘッド11側およびボイス
コイル14側にころがり軸受を介して設けると共に、こ
の他方のレール1の上側案内面に接する1つのローラ2
aを、前述した2つのローラ間に位置するように、ころ
がり軸受および予圧力を加えるばね3を介してキャリッ
ジ4に設けたものである。
【0019】この実施例によれば、前述した実施例と同
様にキャリッジ4を正確に直線運動させることができ、
磁気ヘッドによる読み書き誤差を防止することができ
る。
【0020】図4および図5は本発明のさらに他の実施
例を示すもので、これらの図において、図1および図2
と同符号のものは同一部分または相当する部分である。
この実施例はローラ2,2aをそれぞれ円錐形のローラ
に形成すると共に、一方のレール1に案内されるローラ
2を巻車型のローラに形成し、さらに他方のレールの上
側案内面に接するローラ2aをころがり軸受およびコイ
ルばね21を介してころがり軸受の外輪に予圧を加える
ようにキャリッジ4に設けて構成したものである。
【0021】この実施例によれば、前述した実施例と同
様にキャリッジ4を正確に直線運動させることができ、
熱変形に対しても磁気ヘッドによる読み書き誤差を防止
することができる。
【0022】図6は本発明の他の実施例を示すもので、
この図において図1と同符号のものは同一部分または相
当する部分である。この実施例は図1に示す実施例と同
様なローラの配置構成において、ローラ2,2aを固定
部5側に設け、これらのローラ2,2aの案内面4aを
キャリッジ4に形成して構成したものである。
【0023】この実施例によれば、前述した実施例と同
様にキャリッジ4を正確に直線運動させることができる
ので、磁気ヘッドによる読み書き誤差を防止することが
できると共に、ローラ2,2aを固定部5側に設けたの
で、キャリッジ4を軽量化することができ、その駆動容
量を小さくすることができる。
【0024】なお、上述の実施例ではローラ2aに予圧
力を与える手段として板ばね,コイルばねを用いていた
が、磁石の吸引力や反発力を用いてもよい。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、5つの固定したローラ
によって組立て時のレールとキャリッジとの位置関係を
正確かつ容易に決めることができるので、磁気ヘッドを
磁気ディスクに対して精度良く位置決めすることができ
る。さらに、1つのローラに予圧力を加えているので、
その反力によってローラとレールとが密接し、キャリッ
ジ,固定部の熱変形に伴う磁気ヘッドの読み書き誤差を
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の機構の一実施例を示す平面図である。
【図2】図1のII−II矢視断面図である。
【図3】本発明の機構の他の実施例を示す平面図であ
る。
【図4】本発明の機構のさらに他の実施例を示す平面図
である。
【図5】図4のV−V矢視断面図である。
【図6】本発明の機構の他の実施例を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
1…レール、2,2a…ローラ、3…ばね、4…キャリ
ッジ、5…固定部、11…磁気ヘッド。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転する磁気ディスクのディスク面に情報
    を読み書きする磁気ヘッドと、前記磁気ヘッドを備える
    キャリッジと、前記キャリッジを支持して移動を可能に
    する支持部材及び前記支持部材を案内する案内部材を有
    する案内手段とを備えた磁気ディスク装置のキャリッジ
    支持装置において、 少なくとも前記案内部材の案内面をセラミックで形成し
    たことを特徴とする磁気ディスク装置のキャリッジ支持
    装置。
  2. 【請求項2】回転する磁気ディスクのディスク面に情報
    を読み書きする磁気ヘッドと、前記磁気ヘッドを備える
    キャリッジと、前記キャリッジあるいは固定部に設けた
    ローラと、前記キャリッジの両側方あるいは両側部に配
    置され、各側に前記ローラを案内する2つの案内面と、
    前記キャリッジの反磁気ヘッド側に設けたキャリッジ駆
    動部とを備えた磁気ディスク装置のキャリッジ支持装置
    において、 前記一方側の2つの案内面にそれぞれ案内されるローラ
    を、前記キャリッジまたは固定部の磁気ヘッド側および
    キャリッジ駆動部側に設け、 他方側の2つの案内面にそれぞれ案内されるローラを、
    前記一方側の案内面側に設けた磁気ヘッド側のローラと
    キャリッジ駆動部側のローラとの間に対応するように前
    記キャリッジまたは固定部に設け、 前記他方側の2つの案内面にそれぞれ案内されるローラ
    のいずれか1つのローラをばねを介して支持し、 前記キャリッジの両側方あるいは両側部に配置される各
    案内面をセラミックで形成したことを特徴とする磁気デ
    ィスク装置のキャリッジ支持装置。
  3. 【請求項3】回転する磁気ディスクのディスク面に情報
    を読み書きする磁気ヘッドと、前記磁気ヘッドを備える
    キャリッジと、前記キャリッジに設けたローラと、前記
    キャリッド両側方に配置され、各側に前記ローラを案内
    する2つの案内面と、前記キャリッジの反磁気ヘッド側
    に設けたキャリッジ駆動部とを備えた磁気ディスク装置
    のキャリッジ支持装置において、 一方側の1つの案内面にそれぞれ案内される2つのロー
    ラをキャリッジの磁気ヘッド側とキャリッジ駆動部側と
    に設け、 一方側のもう1つの案内面に案内される1つのローラを
    前記2つのローラ間に位置するようにキャリッジに設
    け、 他方側のもう1つの案内面にそれぞれ案内される2つの
    ローラをキャリッジの磁気ヘッド側とキャリッジ駆動部
    側とに設け、 他方の1つの案内面に案内される1つのローラを前記2
    つのローラ間に位置するようにキャリッジにばねを介し
    て設け、 前記キャリッド両側方に配置される各案内面をセラミッ
    クで形成したことを特徴とする磁気ディスク装置のキャ
    リッジ支持装置。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5826775A (ja) * 1981-08-04 1983-02-17 三菱電機株式会社 無人搬送車の運転装置
JPS5826775B2 (ja) * 1977-07-04 1983-06-04 三菱電機株式会社 中性子検出器アセンブリ−
JPS60236172A (ja) * 1984-05-10 1985-11-22 Nec Corp 磁気デイスク装置

Patent Citations (3)

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