JPH02192083A - 磁気ディスク装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、磁気ディスク装置に関し、特に複数のディス
ク積層を補間するスペーサの構造に関する。

〔従来の技術〕

一般に、可動ヘッド型磁気ディスク装置においては、磁
気ディスク上の特定の情報の読み出しの要求があり次第
、読み出し時間を最小にするように可動ヘッドを磁気デ
ィスクの半径方向に急速に位置決めしなければならない
。第３図において、磁気ヘッド５は、磁気ディスク１に
対向した位置で浮上しており、指示アーム６の揺動運動
によって、磁気ディスク１上を半径方向に動く。これに
より、磁気ヘッド５が磁気ディスク１０所定位置に位置
決めされる。ここで、磁気ヘッド５の位置の制御は、位
置の検出機能を有するヘッドアッセンブリ（以下、サー
ボヘッドと呼ぶ）によって磁気ヘッド５の位置を検出し
、その後、ボイスコイルモータ制御回路により、ボイス
コイルモータ用のコイル１０に通電し、磁気回路９に設
けられている永久磁石の磁界により、磁気回路９とコイ
ル１０の間に力を生じ、コイル１０と一体的に組み付け
られ揺動可能な支持アーム６をコイル１０に生じた力に
よって揺動し、支持アーム６に搭載されたヘッドアッセ
ンブリを移動し、以下同様に磁気ヘッド５の移動を検出
するという閉ループを形成するサーボ回路系によって行
われる。

ところで、磁気ディスク装置の記録密度を向上させ、装
置の記憶容量を増大させるためには、磁気ディスクに対
する磁気ヘッドの位置決め精度を向上させる必要がある
。現在の磁気ディスク装置における磁気ヘッドの位置決
め装置は、位置決め専用のサーボヘッドを有し、このサ
ーボヘッドが磁気ディスク面に予め記録された位置決め
情報を読み取り、読み取られた情報に基づいて位置決め
を行っている。従って、サーボヘッドと他の情報の書き
込み、読み取りを行うヘッドアッセンブリ（以下データ
ヘッドと呼ぶ）の相対的な位置誤差及び位置決め情報が
書かれたサーボディスクと他のデータヘッドとの相対的
変位量は、そのまま本来追従すべきトラック量との偏差
量つまりオフトラック量となる。このオフトラック量が
小さい程、位置決め精度が高いこととなる。しかしなが
ら実際には種々の要因によって許容以上のオフトラック
量を招く場合がある。このオフトラック量の中でも、装
置の温度上昇もしくは環境温度の変化によって引き起こ
されるオフトラックは、サーマルオフトラックと呼ばれ
、磁気ディスク装置を構成する種々の機構部品間におけ
る線膨張係数の違いが主な要因と考えられている。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述した従来の磁気ディスク装置は、磁気ディスクとこ
の磁気ディスクが搭載されているハブの材質が違うため
に、線膨張係数が異なり、装置への温度変化もしくは、
環境温度の変化によって初期状態で磁気ディスク内径面
とハブ外径面との間にあった隙間がなくなり接触する場
合、あるいは、初期状態で、磁気ディスク内径面とハブ
外径面が接触している場合、磁気ディスク内径側面とハ
ブ外径面との隙間がなくなる方向に装置の温度変化もし
くは、環境温度の変化がさらに進むと、接触点を支点に
、磁気ディスクがずれて、非可逆的なサーボヘッドと、
データヘッドとの相対的な位置誤差即ちオフトラック量
が存在することになり、データの読み取りエラーが発生
するという欠点がある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の磁気ディスク装置は、上部基板及び下部基板に
内包される複数枚の磁気ディスクと、前記磁気ディスク
間に交互に挿入されるスペーサと、前記磁気ディスク及
び前記スペーサを挿入するハブと前記ハブを回転させる
スピンドルと、前記磁気ディスクに対向して位置する磁
気ヘッドを動作する磁気ヘッド位置決め機構とを備える
磁気ディスク装置において、前記ハブ外径面に内挿する
前記スペーサ内径側面に、前記スペーサの材質と異なる
弾性体が一定の厚みで付与されており、前記弾性体は、
軸方向長さが前記スペーサの軸方向長さよりも長い形状
を成し前記磁気ディスクの内径と前記ハブとの間隙に充
填されていることを特徴する磁気ディスク装置を提供す
ることにある。

−５）、 〔実旅例〕 次に、本発明について図面を参照して説明する。

第１図は、本発明の一実施例の縦断面図である。

磁気ディスク１は、スペーサ２と交互にハブ４に積層さ
れている。弾性体３は、磁気ディスク１及びハブ４の線
膨張係数の違いから、装置の温度変化もしくは、環境温
度の変化で磁気ディスク１の内径面と、ハブ４の外径面
が接触しないように設けられた隙間を補うべくスペーサ
２の内径側面に取り付けられている。

磁気ディスク１０線膨張係数がハブ４の線膨張係数より
大きい場合は環境温度が低くなった時、又、磁気ディス
クｌの線膨張係数がハブ２の線膨張係数より小さい場合
は、装置の温度が上昇するか環境温度が高くなった時、
相対的に磁気ディスク１とハブ４との隙間が小さくなる
。そこで弾性体３は磁気ディスク１及びハブ４０線膨張
係数より小さく、磁気ディスク１とハブ４との小さくな
った隙間を弾性変形により吸収できる。弾性体３は、金
属よりも極めて弾性係数の小さいゴム材あるいは、樹脂
が考えられ、一定の厚みでスペーサ２に付与されている
。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明は、装置の温度変化もしくは
、環境温度の変化を考慮して磁気ディスクとハブが接触
することのない半径方向の寸法関係にし、又、磁気ディ
スクとハブの隙間を補うべき弾性体を介在させることに
より、磁気ディスクの内径とハブ外径が同心円状に近い
状態で、磁気ディスクをハブに容易に組み込むことがで
き、磁気ディスクとハブが直接、接触しない。そのため
に装置の温度変化もしくは、環境温度の変化により、狭
くなる隙間を弾性体にて吸収でき、直接、磁気ディスク
とハブが接触しないので、磁気ディスクが径方向に非可
逆的なずれを起こさず、サーボヘッドとデータヘッドと
の相対的な位置誤差即ちオフトラックがなく、データの
読み取りエラーが発生せず、信頼性を高めることができ
るという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例のスペーサ部の断面図、第２
図は本発明の一実施例のスピンドル部の縦断面図、第３
図は、従来のスピンドル部の縦断面図、第４図は、従来
の磁気ディスク装置の概略断面図である。 １・・・・・・磁気ディスク、２・・・・・・スペーサ
、３・・・・・・弾性体、４・・・・・・ハブ、５・・
・・・・磁気ヘッド、６・・・・・・支持アーム、７・
・・・・・上部基板、訃・・・・・下部基板、９・・・
・・・磁気回路、１０・・・・・・コイル。 代理人　弁理士　　内　原　　　晋 第　ＩＴ￥Ｉ 弗　２　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 上部基板及び下部基板に内包される複数枚の磁気ディス
   クと、前記磁気ディスク間に交互に挿入されるスペーサ
   と、前記磁気ディスク及び前記スペーサを支持するハブ
   と、このハブを回転させるスピンドルと、前記磁気ディ
   スクに対向して位置する磁気ヘッドを駆動する磁気ヘッ
   ド位置決め機構とを備える磁気ディスク装置において、
   前記ハブの外側面と前記スペーサ及び前記磁気ディスク
   の内側面との間に一定の厚みで前記スペーサの材質と異
   なる弾性体が充填されていることを特徴する磁気ディス
   ク装置。