JPH05151740A - 磁気デイスク装置 - Google Patents
磁気デイスク装置Info
- Publication number
- JPH05151740A JPH05151740A JP3340088A JP34008891A JPH05151740A JP H05151740 A JPH05151740 A JP H05151740A JP 3340088 A JP3340088 A JP 3340088A JP 34008891 A JP34008891 A JP 34008891A JP H05151740 A JPH05151740 A JP H05151740A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic disk
- spacer ring
- spindle hub
- disk device
- magnetic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 磁気ディスクの半径方向への熱膨張を緩和
し、サーマルオフトラック量を小さくする。 【構成】 磁気ディスク装置において、スピンドルハブ
9の肩9aの内側であって、スピンドルハブ9の内周側
に溝9bを設ける。また、スペーサリング8の外周側O
の厚さが内周側Iの厚さよりも薄くなるようにスペーサ
リング8の外周側を凸形状に形成する。これにより、ス
ピンドルハブ9の外周面と磁気ディスク1及びスペーサ
リング8とが直接接触しないようにする。
し、サーマルオフトラック量を小さくする。 【構成】 磁気ディスク装置において、スピンドルハブ
9の肩9aの内側であって、スピンドルハブ9の内周側
に溝9bを設ける。また、スペーサリング8の外周側O
の厚さが内周側Iの厚さよりも薄くなるようにスペーサ
リング8の外周側を凸形状に形成する。これにより、ス
ピンドルハブ9の外周面と磁気ディスク1及びスペーサ
リング8とが直接接触しないようにする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気ディスク装置に関
し、特に、磁気ディスク及びスペーサリングの積層構造
を改良しサーマルオフトラック量を小さくした磁気ディ
スク装置に関する。
し、特に、磁気ディスク及びスペーサリングの積層構造
を改良しサーマルオフトラック量を小さくした磁気ディ
スク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の磁気ディスク装置の積層構造につ
いて、図2の断面図を参照して説明する。図2示すよう
に、従来の磁気ディスク装置は、スピンドルモータのス
ピンドルハブ5に取り付けた磁気ディスク1及びスペー
サリング2と、記録再生を行なう磁気ヘッド3と、磁気
ヘッド3を支持するアーム4と、磁気ヘッド3の位置決
めを行なうキャリッジと、これらの要素を密封するベー
スプレート6とで構成してある。ここで、上記磁気ディ
スク装置における磁気ヘッドの位置決め装置は、位置決
め専用のサーボヘッドを有し、このサーボヘッドが磁気
ディスク面にあらかじめ記録された位置決め情報を読み
取り、読み取られた情報に基づいて位置決め制御を行な
っている。従って、サーボヘッドと他のデータヘッドの
相対的な位置誤差及び位置決め情報の書かれたサーボデ
ィスクとデータディスクの相対的な変位量は、そのまま
本来追及すべきトラックとの偏差量(オフトラック量)
となる。そして、このオフトラック量が小さい程、磁気
ヘッドの位置決め精度が高くなる。しかしながら、実際
には、他の種々の要因によって許容範囲以上にオフトラ
ック量の増大を招く場合がある。このオフトラック量の
中でも、装置の温度上昇もしくは、装置周辺の環境温度
の変化によって引き起されるオフトラックは、サーマル
オフトラックと呼ばれており、このサーマルオフトラッ
クは磁気ディスク装置を構成する種々の機構部品要素間
における線膨張係数の相違が主な要因となって発生する
と考えられている。
いて、図2の断面図を参照して説明する。図2示すよう
に、従来の磁気ディスク装置は、スピンドルモータのス
ピンドルハブ5に取り付けた磁気ディスク1及びスペー
サリング2と、記録再生を行なう磁気ヘッド3と、磁気
ヘッド3を支持するアーム4と、磁気ヘッド3の位置決
めを行なうキャリッジと、これらの要素を密封するベー
スプレート6とで構成してある。ここで、上記磁気ディ
スク装置における磁気ヘッドの位置決め装置は、位置決
め専用のサーボヘッドを有し、このサーボヘッドが磁気
ディスク面にあらかじめ記録された位置決め情報を読み
取り、読み取られた情報に基づいて位置決め制御を行な
っている。従って、サーボヘッドと他のデータヘッドの
相対的な位置誤差及び位置決め情報の書かれたサーボデ
ィスクとデータディスクの相対的な変位量は、そのまま
本来追及すべきトラックとの偏差量(オフトラック量)
となる。そして、このオフトラック量が小さい程、磁気
ヘッドの位置決め精度が高くなる。しかしながら、実際
には、他の種々の要因によって許容範囲以上にオフトラ
ック量の増大を招く場合がある。このオフトラック量の
中でも、装置の温度上昇もしくは、装置周辺の環境温度
の変化によって引き起されるオフトラックは、サーマル
オフトラックと呼ばれており、このサーマルオフトラッ
クは磁気ディスク装置を構成する種々の機構部品要素間
における線膨張係数の相違が主な要因となって発生する
と考えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の磁気デ
ィスク装置では、スピンドルハブに磁気ディスクを直接
はめ込んでいるため、装置や環境の昇温によるスピンド
ルハブの熱膨張が磁気ディスクに直接影響し、この結
果、スピンドルハブと磁気ディスクの接触の仕方によっ
ては、各々の箇所での磁気ディスクの熱膨張熱歪状態が
変わってしまうという問題があった。そして、この現象
に起因してサーマルオフトラック量がさらに大きくなっ
てしまうという問題があることが判明した。
ィスク装置では、スピンドルハブに磁気ディスクを直接
はめ込んでいるため、装置や環境の昇温によるスピンド
ルハブの熱膨張が磁気ディスクに直接影響し、この結
果、スピンドルハブと磁気ディスクの接触の仕方によっ
ては、各々の箇所での磁気ディスクの熱膨張熱歪状態が
変わってしまうという問題があった。そして、この現象
に起因してサーマルオフトラック量がさらに大きくなっ
てしまうという問題があることが判明した。
【0004】本発明は上述した事情にかんがみてなされ
たものであり、サーマルオフトラック量が小さく、磁気
ヘッドの位置決め精度を向上させた磁気ディスク装置の
提供を目的とする。
たものであり、サーマルオフトラック量が小さく、磁気
ヘッドの位置決め精度を向上させた磁気ディスク装置の
提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の磁気ディスク装置は、磁気ディスクと、前記
磁気ディスクと交互に積層するスペーサリングと、前記
磁気ディスクおよび前記スペーサリングと一体となって
回転するスピンドルハブと、前記磁気ディスクに対しデ
ータの読み出し及び書き込みを行なう磁気ヘッドと、前
記磁気ヘッドを支持するアームと、前記磁気ヘッドの位
置決めを行なうキャリッジと、前記磁気ディスクと前記
キャリッジを密封するベースプレートからなる磁気ディ
スク装置において、前記スペーサリングの外周側の厚さ
が内周側の厚さよりも薄くなるようにスペーサリングの
外周側の端縁を凸形状に形成するとともに、前記スピン
ドルハブの肩の部分の内側に溝を設けた構成としてあ
る。
に本発明の磁気ディスク装置は、磁気ディスクと、前記
磁気ディスクと交互に積層するスペーサリングと、前記
磁気ディスクおよび前記スペーサリングと一体となって
回転するスピンドルハブと、前記磁気ディスクに対しデ
ータの読み出し及び書き込みを行なう磁気ヘッドと、前
記磁気ヘッドを支持するアームと、前記磁気ヘッドの位
置決めを行なうキャリッジと、前記磁気ディスクと前記
キャリッジを密封するベースプレートからなる磁気ディ
スク装置において、前記スペーサリングの外周側の厚さ
が内周側の厚さよりも薄くなるようにスペーサリングの
外周側の端縁を凸形状に形成するとともに、前記スピン
ドルハブの肩の部分の内側に溝を設けた構成としてあ
る。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。図1(a)は本発明の一実施例に係る磁
気ディスク装置を示す断面図であり、図1(b)は同じ
く磁気ディスク装置の分解正面図である。これらの図面
において、スピンドルハブ9の肩9aの内側であって、
スピンドルハブ9の内周側に溝9bを設けてある。ま
た、スペーサリング8は外周側Oの厚さが内周側Iの厚
さよりも薄くなるようにスペーサリングの外周側の端縁
を凸形状に形成してある。スペーサリング8の内周10
の直径は、スピンドルハブ9の胴部9cの直径より長く
構成してある。なお、磁気ディスク1、磁気ヘッド3、
磁気ヘッド3を支持するアーム4及びベースプレート6
に関しては、上述した従来の磁気ディスク装置と同様で
ある。
して説明する。図1(a)は本発明の一実施例に係る磁
気ディスク装置を示す断面図であり、図1(b)は同じ
く磁気ディスク装置の分解正面図である。これらの図面
において、スピンドルハブ9の肩9aの内側であって、
スピンドルハブ9の内周側に溝9bを設けてある。ま
た、スペーサリング8は外周側Oの厚さが内周側Iの厚
さよりも薄くなるようにスペーサリングの外周側の端縁
を凸形状に形成してある。スペーサリング8の内周10
の直径は、スピンドルハブ9の胴部9cの直径より長く
構成してある。なお、磁気ディスク1、磁気ヘッド3、
磁気ヘッド3を支持するアーム4及びベースプレート6
に関しては、上述した従来の磁気ディスク装置と同様で
ある。
【0007】上記構成からなる本発明の磁気ディスク装
置の組立ては、図1(b)に示すように、まず、スピン
ドルハブ9の肩9aの内側の溝9bと、スペーサリング
8の下面の内周側と外周側の厚さの段差8dを利用して
位置決めを行なうとともに、スペーサリング8aを取り
付ける。
置の組立ては、図1(b)に示すように、まず、スピン
ドルハブ9の肩9aの内側の溝9bと、スペーサリング
8の下面の内周側と外周側の厚さの段差8dを利用して
位置決めを行なうとともに、スペーサリング8aを取り
付ける。
【0008】次に、磁気ディスク1の内周面と、スペー
サリング8aの上面の内周側と外周側の厚さの段差8e
を利用して位置決めをして、磁気ディスク1を取り付け
る。
サリング8aの上面の内周側と外周側の厚さの段差8e
を利用して位置決めをして、磁気ディスク1を取り付け
る。
【0009】次に、スペーサリング8bの下面の内周側
と外周側の厚さの段差8fと、磁気ディスク1の内周面
を利用して位置決めをして、スペーサリング8bを取り
付ける。このように、スペーサリング8と磁気ディスク
1を交互に取り付け、最後にクランプリング7でこれら
を押圧し保持する。図1(a)はその組立体の断面図を
示す。上記構成からなる本発明の磁気ディスク装置は、
図1(a)から明らかなように、最下のスペーサリング
8aのみがスピンドルハブ9と部分的に直接接触するだ
けで、それ以外の磁気ディスク1やスペーサリング8
b,8cはスピンドルハブ9とは直接接触しない構造に
なっている。そして、このような構造にすることによっ
て、スピンドルハブ9の昇温による熱膨張が磁気ディス
ク1に及ぼす熱歪等の悪影響を回避することができる。
さらに、上記構成とすることで磁気ディスク1及びスペ
ーサリングの組み込み時の発塵を防ぐことができる。
と外周側の厚さの段差8fと、磁気ディスク1の内周面
を利用して位置決めをして、スペーサリング8bを取り
付ける。このように、スペーサリング8と磁気ディスク
1を交互に取り付け、最後にクランプリング7でこれら
を押圧し保持する。図1(a)はその組立体の断面図を
示す。上記構成からなる本発明の磁気ディスク装置は、
図1(a)から明らかなように、最下のスペーサリング
8aのみがスピンドルハブ9と部分的に直接接触するだ
けで、それ以外の磁気ディスク1やスペーサリング8
b,8cはスピンドルハブ9とは直接接触しない構造に
なっている。そして、このような構造にすることによっ
て、スピンドルハブ9の昇温による熱膨張が磁気ディス
ク1に及ぼす熱歪等の悪影響を回避することができる。
さらに、上記構成とすることで磁気ディスク1及びスペ
ーサリングの組み込み時の発塵を防ぐことができる。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように本発明の磁気ディス
ク装置は、スピンドルハブの外周面と磁気ディスク及び
スペーサリングとが直接接触しない構成としてあるの
で、磁気ディスクの半径方向への熱膨張を緩和し、サー
マルオフトラック量を小さくし、磁気ヘッドの位置決め
精度を向上できる。
ク装置は、スピンドルハブの外周面と磁気ディスク及び
スペーサリングとが直接接触しない構成としてあるの
で、磁気ディスクの半径方向への熱膨張を緩和し、サー
マルオフトラック量を小さくし、磁気ヘッドの位置決め
精度を向上できる。
【図1】本発明の一実施例に係る磁気ディスク装置を示
す図であり、図1(a)は断面図、図1(b)は分解正
面図である。
す図であり、図1(a)は断面図、図1(b)は分解正
面図である。
【図2】従来の磁気ディスク装置を示す断面図である。
1…磁気ディスク 2…スペーサリング 3…磁気ヘッド 4…アーム 5…スピンドルハブ 6…ベースプレート 7…クランプリング 8…スペーサリング(段付) 9…スピンドルハブ(溝付)
Claims (1)
- 【請求項1】 磁気ディスクと、前記磁気ディスクと交
互に積層するスペーサリングと、前記磁気ディスクおよ
び前記スペーサリングと一体となって回転するスピンド
ルハブと、前記磁気ディスクに対しデータの読み出し及
び書き込みを行なう磁気ヘッドと、前記磁気ヘッドを支
持するアームと、前記磁気ヘッドの位置決めを行なうキ
ャリッジと、前記磁気ディスクと前記キャリッジを密封
するベースプレートからなる磁気ディスク装置におい
て、 前記スペーサリングの外周側の厚さが内周側の厚さより
も薄くなるようにスペーサリングの外周側の端縁を凸形
状に形成するとともに、前記スピンドルハブの肩の部分
の内側に溝を設けたことを特徴とした磁気ディスク装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3340088A JPH05151740A (ja) | 1991-11-29 | 1991-11-29 | 磁気デイスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3340088A JPH05151740A (ja) | 1991-11-29 | 1991-11-29 | 磁気デイスク装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05151740A true JPH05151740A (ja) | 1993-06-18 |
Family
ID=18333603
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3340088A Pending JPH05151740A (ja) | 1991-11-29 | 1991-11-29 | 磁気デイスク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05151740A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR19990061750A (ko) * | 1997-12-31 | 1999-07-26 | 윤종용 | 하드 디스크 조립체 |
US6603634B1 (en) | 1998-06-05 | 2003-08-05 | Seagate Technology Llc | Compressive spring sleeve for reducing disc slippage |
-
1991
- 1991-11-29 JP JP3340088A patent/JPH05151740A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR19990061750A (ko) * | 1997-12-31 | 1999-07-26 | 윤종용 | 하드 디스크 조립체 |
US6603634B1 (en) | 1998-06-05 | 2003-08-05 | Seagate Technology Llc | Compressive spring sleeve for reducing disc slippage |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |