JPH088258A - はんだバンプの形成方法 - Google Patents
はんだバンプの形成方法Info
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- JPH088258A JPH088258A JP13680294A JP13680294A JPH088258A JP H088258 A JPH088258 A JP H088258A JP 13680294 A JP13680294 A JP 13680294A JP 13680294 A JP13680294 A JP 13680294A JP H088258 A JPH088258 A JP H088258A
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- electrode
- electrodes
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- H01L2224/10—Bump connectors; Manufacturing methods related thereto
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- H—ELECTRICITY
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- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/30—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
- H05K3/32—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
- H05K3/34—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
- H05K3/3457—Solder materials or compositions; Methods of application thereof
- H05K3/3478—Applying solder preforms; Transferring prefabricated solder patterns
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- Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
- Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 メッキ法で形成したはんだバンプの半導体基
板への転写に関し、歩留り良くはんだバンプを転写する
方法の実用化を目的とする。 【構成】 ガラス基板1上のTi膜11上にはんだバンプ形
成用の複数のAu電極12を形成し、このAu電極形成位置を
除いてレジスト5で被覆し、Ti膜11を共通電極としてAu
電極12上にはんだメッキを行った後、ガラス基板1を加
熱してAu電極12上のはんだメッキ層6をはんだバンプ7
とし、次に、ガラス基板1を裏返し、はんだバンプ7を
半導体基板8上の基板側電極9に位置合わせして当接
し、ガラス基板1をはんだの融点以上まで加熱して、は
んだバンプ7を半導体基板8の基板側電極9上に転写し
た後、ガラス基板1をはんだバンプ7より取り除くこと
ではんだバンプを形成する。
板への転写に関し、歩留り良くはんだバンプを転写する
方法の実用化を目的とする。 【構成】 ガラス基板1上のTi膜11上にはんだバンプ形
成用の複数のAu電極12を形成し、このAu電極形成位置を
除いてレジスト5で被覆し、Ti膜11を共通電極としてAu
電極12上にはんだメッキを行った後、ガラス基板1を加
熱してAu電極12上のはんだメッキ層6をはんだバンプ7
とし、次に、ガラス基板1を裏返し、はんだバンプ7を
半導体基板8上の基板側電極9に位置合わせして当接
し、ガラス基板1をはんだの融点以上まで加熱して、は
んだバンプ7を半導体基板8の基板側電極9上に転写し
た後、ガラス基板1をはんだバンプ7より取り除くこと
ではんだバンプを形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明ははんだバンプの形成方法
に関する。フリップチップ・タイプの半導体装置を構成
するはんだバンプの形成法としては半導体集積回路が形
成されているシリコン(Si) ウエハ上に直接に形成する
方法もあるが、多くの場合は製造歩留りを向上する見地
から、ガラス基板の上にはんだバンプを作り、これをSi
ウエハに転写する方法が採られている。
に関する。フリップチップ・タイプの半導体装置を構成
するはんだバンプの形成法としては半導体集積回路が形
成されているシリコン(Si) ウエハ上に直接に形成する
方法もあるが、多くの場合は製造歩留りを向上する見地
から、ガラス基板の上にはんだバンプを作り、これをSi
ウエハに転写する方法が採られている。
【0002】
【従来の技術】ガラス基板上に転写用のはんだバンプを
形成する方法として当初は真空蒸着法が用いられてい
た。
形成する方法として当初は真空蒸着法が用いられてい
た。
【0003】すなわち、ガラス基板上にレジストを被覆
し、写真蝕刻技術を用いてはんだバンプ形成位置のレジ
ストを除去して後、真空蒸着技術を用いてはんだ形成金
属の蒸着を行い、リフトオフ法によりはんだバンプを形
成していた。
し、写真蝕刻技術を用いてはんだバンプ形成位置のレジ
ストを除去して後、真空蒸着技術を用いてはんだ形成金
属の蒸着を行い、リフトオフ法によりはんだバンプを形
成していた。
【0004】然し、スパッタなどの真空蒸着技術を用い
て100 μm 程度の厚さのはんだ層を形成するには処理に
長時間を要し、量産的ではない。そこで、図2に示すよ
うなメッキ法によるはんだバンプの形成が試みられてい
る。
て100 μm 程度の厚さのはんだ層を形成するには処理に
長時間を要し、量産的ではない。そこで、図2に示すよ
うなメッキ法によるはんだバンプの形成が試みられてい
る。
【0005】すなわち、先ず、ガラス基板1の上にチタ
ン(Ti) のようにガラス基板1と密着性の良い第1の金
属膜2と、ニッケル(Ni) や銅(Cu)のようにメッキ処理
に当たって陰極として働く第2の金属膜をスパッタ法な
どで積層して形成して後、選択エッチングして第2の金
属をパッド3とする共通電極4を形成する。(以上同図
A) 次に、露出している第1の金属膜2の上にレジスト5を
被覆した後、写真蝕刻技術を用いてパッド3を窓開け
し、共通電極4を陰極としてはんだメッキをを行なうこ
とによりパッド3の上にはんだメッキ層6を形成する。
(以上同図B) 次に、レジスト5を溶解除去した後、ガラス基板1をは
んだの融点まで加熱すると、はんだが凝集して転写用の
はんだバンプ7が形成される。(以上同図C)次に、ガ
ラス基板1を裏返し、はんだバンプ7を既に半導体基板
8の上にパターン形成されている基板用電極9に位置合
わせして当接し、ガラス基板1をはんだの融点にまで加
熱することによりはんだバンプ7をガラス基板1より半
導体基板8に転写させる。(以上同図D) このような方法で半導体基板8の基板用電極9の上には
んだバンプ7を形成していた。
ン(Ti) のようにガラス基板1と密着性の良い第1の金
属膜2と、ニッケル(Ni) や銅(Cu)のようにメッキ処理
に当たって陰極として働く第2の金属膜をスパッタ法な
どで積層して形成して後、選択エッチングして第2の金
属をパッド3とする共通電極4を形成する。(以上同図
A) 次に、露出している第1の金属膜2の上にレジスト5を
被覆した後、写真蝕刻技術を用いてパッド3を窓開け
し、共通電極4を陰極としてはんだメッキをを行なうこ
とによりパッド3の上にはんだメッキ層6を形成する。
(以上同図B) 次に、レジスト5を溶解除去した後、ガラス基板1をは
んだの融点まで加熱すると、はんだが凝集して転写用の
はんだバンプ7が形成される。(以上同図C)次に、ガ
ラス基板1を裏返し、はんだバンプ7を既に半導体基板
8の上にパターン形成されている基板用電極9に位置合
わせして当接し、ガラス基板1をはんだの融点にまで加
熱することによりはんだバンプ7をガラス基板1より半
導体基板8に転写させる。(以上同図D) このような方法で半導体基板8の基板用電極9の上には
んだバンプ7を形成していた。
【0006】然し、ガラス基板1より半導体基板8への
転写がスムーズに行なわれず、工程歩留りが低いことが
問題であった。
転写がスムーズに行なわれず、工程歩留りが低いことが
問題であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】フリップチップタイプ
半導体素子の端子構造としてはんだバンプが使用されて
おり、従来は真空蒸着技術を用いて形成されていたが、
量産に適応する製造法としてはメッキ法によるのが好ま
しい。
半導体素子の端子構造としてはんだバンプが使用されて
おり、従来は真空蒸着技術を用いて形成されていたが、
量産に適応する製造法としてはメッキ法によるのが好ま
しい。
【0008】然し、メッキ法による場合は、はんだバン
プのガラス基板からの剥離性が悪く、転写がスムーズに
行なわれないことが問題で、この解決が課題である。
プのガラス基板からの剥離性が悪く、転写がスムーズに
行なわれないことが問題で、この解決が課題である。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題はガラス基板
上にTi膜を形成した後、このTi膜上にはんだバンプ形成
用の複数の金(Au)電極をパターン形成する工程と、Au
電極形成位置を除いてガラス基板上のTi膜をレジストで
被覆し、Ti膜を共通電極としてAu電極上にはんだメッキ
を行なう工程と、レジストを溶解除去した後、ガラス基
板を加熱してAu電極上のはんだメッキ層をはんだバンプ
とする工程と、はんだバンプが形成してあるガラス基板
を裏返し、はんだバンプを予め半導体基板上にパターン
形成してある複数の基板側電極に位置合わせして当接す
る工程と、ガラス基板をはんだの融点まで加熱して、は
んだバンプを半導体基板の基板側電極上に転写する工程
と、ガラス基板をはんだバンプより取り除く工程と、よ
りなることを特徴としてはんだバンプを形成することに
より解決することができる。
上にTi膜を形成した後、このTi膜上にはんだバンプ形成
用の複数の金(Au)電極をパターン形成する工程と、Au
電極形成位置を除いてガラス基板上のTi膜をレジストで
被覆し、Ti膜を共通電極としてAu電極上にはんだメッキ
を行なう工程と、レジストを溶解除去した後、ガラス基
板を加熱してAu電極上のはんだメッキ層をはんだバンプ
とする工程と、はんだバンプが形成してあるガラス基板
を裏返し、はんだバンプを予め半導体基板上にパターン
形成してある複数の基板側電極に位置合わせして当接す
る工程と、ガラス基板をはんだの融点まで加熱して、は
んだバンプを半導体基板の基板側電極上に転写する工程
と、ガラス基板をはんだバンプより取り除く工程と、よ
りなることを特徴としてはんだバンプを形成することに
より解決することができる。
【0010】
【作用】今まで行なわれていた転写法はガラス基板の上
にスパッタ法などによりはんだバンプを形成したもので
あり、そのため転写が容易に行なわれるが、メッキ法で
形成する場合は陰極として働く金属の存在が不可欠であ
り、また、製造歩留りを高い値に維持するためには、陰
極のパターン精度が高く、また、メッキ処理工程中はガ
ラス基板より剥離しないことが必須条件である。
にスパッタ法などによりはんだバンプを形成したもので
あり、そのため転写が容易に行なわれるが、メッキ法で
形成する場合は陰極として働く金属の存在が不可欠であ
り、また、製造歩留りを高い値に維持するためには、陰
極のパターン精度が高く、また、メッキ処理工程中はガ
ラス基板より剥離しないことが必須条件である。
【0011】一方、はんだバンプを半導体基板の基板用
電極に転写する場合、はんだバンプは容易にガラス基板
から離れなければならない。この矛盾した要求を満たす
方法として発明者はAuは他の金属との接着性が良く、従
ってメッキ処理に当たって陰極金属として適している
が、一方、はんだ付けに当たってAuははんだに容易に喰
われる( 固溶体を作る) 性質があるのを利用する。
電極に転写する場合、はんだバンプは容易にガラス基板
から離れなければならない。この矛盾した要求を満たす
方法として発明者はAuは他の金属との接着性が良く、従
ってメッキ処理に当たって陰極金属として適している
が、一方、はんだ付けに当たってAuははんだに容易に喰
われる( 固溶体を作る) 性質があるのを利用する。
【0012】すなわち、メッキ法でガラス基板上にはん
だバンプ形成用のAu電極を形成する場合に、パターン精
度よく、また、製造歩留りよくAu電極を形成するために
は、ガラスの上にTiやクローム(Cr)のようにガラスと密
着性のよい金属を膜形成した後、この上にAuをパターン
形成すれば、ガラス基板と密着性よく、また、パターン
精度の良いAu電極を作ることができる。
だバンプ形成用のAu電極を形成する場合に、パターン精
度よく、また、製造歩留りよくAu電極を形成するために
は、ガラスの上にTiやクローム(Cr)のようにガラスと密
着性のよい金属を膜形成した後、この上にAuをパターン
形成すれば、ガラス基板と密着性よく、また、パターン
精度の良いAu電極を作ることができる。
【0013】図1は本発明に係る処理工程を示すもの
で、理解を容易にするために図2に示す従来工程と同じ
材料は同じ番号で示した。すなわち、ガラス基板1の上
にTi膜11を形成した後、この上にはんだバンプ形成位置
に合わせてAu電極12を形成し、これをメッキ処理に際し
て共通電極4として使用する。(以上同図A) 次に、レジスト5をTi膜11の上に被覆してAu電極12のみ
露出させた状態ではんだメッキを行い、はんだメッキ層
6を形成する。(以上同図B) 次に、レジスト5を溶解除去した後、ガラス基板1をは
んだの融点まで加熱すると、はんだは溶融し凝集しては
んだバンプ7ができるが、この工程ではんだバンプ7と
接するAu電極12では、はんだ形成金属とAuとの相互拡散
が生じ(Au のはんだ喰われが生じ) 両者の固溶体からな
るAu拡散層14を生ずる。( 以上同図C) 次に、このガラス基板1を裏返し、はんだバンプ7を半
導体基板8の基板用電極9と位置合わせる。(以上同図
D) 次に、ガラス基板1をはんだの融点以上まで加熱する
と、Au電極12を構成しているAuは、全てはんだバンプ7
を形成するはんだに喰われてなくなり、一方、はんだは
Ti膜11には付かないので、はんだバンプ7は半導体基板
8の基板電極9に転写される。(以上同図E) 次に、ガラス基板1を取り除けばよい。(以上同図F) このように、本発明はAuが溶融状態のはんだと反応して
固溶体をつくり、吸収されて消失する現象を利用して転
写を行なうものである。
で、理解を容易にするために図2に示す従来工程と同じ
材料は同じ番号で示した。すなわち、ガラス基板1の上
にTi膜11を形成した後、この上にはんだバンプ形成位置
に合わせてAu電極12を形成し、これをメッキ処理に際し
て共通電極4として使用する。(以上同図A) 次に、レジスト5をTi膜11の上に被覆してAu電極12のみ
露出させた状態ではんだメッキを行い、はんだメッキ層
6を形成する。(以上同図B) 次に、レジスト5を溶解除去した後、ガラス基板1をは
んだの融点まで加熱すると、はんだは溶融し凝集しては
んだバンプ7ができるが、この工程ではんだバンプ7と
接するAu電極12では、はんだ形成金属とAuとの相互拡散
が生じ(Au のはんだ喰われが生じ) 両者の固溶体からな
るAu拡散層14を生ずる。( 以上同図C) 次に、このガラス基板1を裏返し、はんだバンプ7を半
導体基板8の基板用電極9と位置合わせる。(以上同図
D) 次に、ガラス基板1をはんだの融点以上まで加熱する
と、Au電極12を構成しているAuは、全てはんだバンプ7
を形成するはんだに喰われてなくなり、一方、はんだは
Ti膜11には付かないので、はんだバンプ7は半導体基板
8の基板電極9に転写される。(以上同図E) 次に、ガラス基板1を取り除けばよい。(以上同図F) このように、本発明はAuが溶融状態のはんだと反応して
固溶体をつくり、吸収されて消失する現象を利用して転
写を行なうものである。
【0014】
実施例1:( 図1関連) 硼硅酸ガラスよりなるガラス基板1の上にスパッタ法を
用いてTi膜11を1000Åの厚さに、また、Au膜を200 Åの
厚さに形成した後、写真蝕刻技術( ホトリソグラフィ)
を用いてAu膜を選択エッチングして直径が100 μm のAu
電極12を形成した。このAu電極は半導体基板上に形成す
るはんだバンプに対応するもので、マトリックス状に正
確に形成されている。( 以上同図A) 次に、ガラス基板1の上にレジスト5を被覆した後、Au
電極12の上のレジストを除去してマトリックス状に形成
してあるAu電極12のみを露出させ、Ti膜を共通電極4と
してはんだメッキを行い、はんだメッキ層6を形成し
た。(以上同図B) 次に、レジスト5を溶解除去すると茸状の断面形状をし
たはんだメッキ層6が残るが、これを約250 ℃に加熱す
ると、はんだは溶融して直径が約95μm の球状をしたは
んだバンプ7ができたが、この熱処理によりAu拡散層14
ができAu電極12は部分的に喰われるものゝ、はんだバン
プ7はガラス基板1の上に安定に存在している。(以上
同図C) 次に、このガラス基板を裏返し、はんだバンプ7を半導
体基板8の上にパターン形成してある基板用電極9に位
置合わせして当接した。こゝで、基板用電極9は厚さが
1μm のNi層の上に3000ÅのAu層を備えて形成されてお
り、大きさは100 μm 角である。( 以上同図D) 次に、この状態でガラス基板1を350 ℃に加熱し、この
温度に保持すると、Au電極12ははんだバンプ7のはんだ
に喰われて消失し、Ti膜11が現れてくる。( 以上同図
E) この状態でガラス基板1を除去することによりはんだバ
ンプ7が転写された半導体基板を得ることができる。
(以上同図F)
用いてTi膜11を1000Åの厚さに、また、Au膜を200 Åの
厚さに形成した後、写真蝕刻技術( ホトリソグラフィ)
を用いてAu膜を選択エッチングして直径が100 μm のAu
電極12を形成した。このAu電極は半導体基板上に形成す
るはんだバンプに対応するもので、マトリックス状に正
確に形成されている。( 以上同図A) 次に、ガラス基板1の上にレジスト5を被覆した後、Au
電極12の上のレジストを除去してマトリックス状に形成
してあるAu電極12のみを露出させ、Ti膜を共通電極4と
してはんだメッキを行い、はんだメッキ層6を形成し
た。(以上同図B) 次に、レジスト5を溶解除去すると茸状の断面形状をし
たはんだメッキ層6が残るが、これを約250 ℃に加熱す
ると、はんだは溶融して直径が約95μm の球状をしたは
んだバンプ7ができたが、この熱処理によりAu拡散層14
ができAu電極12は部分的に喰われるものゝ、はんだバン
プ7はガラス基板1の上に安定に存在している。(以上
同図C) 次に、このガラス基板を裏返し、はんだバンプ7を半導
体基板8の上にパターン形成してある基板用電極9に位
置合わせして当接した。こゝで、基板用電極9は厚さが
1μm のNi層の上に3000ÅのAu層を備えて形成されてお
り、大きさは100 μm 角である。( 以上同図D) 次に、この状態でガラス基板1を350 ℃に加熱し、この
温度に保持すると、Au電極12ははんだバンプ7のはんだ
に喰われて消失し、Ti膜11が現れてくる。( 以上同図
E) この状態でガラス基板1を除去することによりはんだバ
ンプ7が転写された半導体基板を得ることができる。
(以上同図F)
【0015】
【発明の効果】本発明の実施により、ガラス基板上にメ
ッキ法により形成したはんだバンプを製造歩留りよく半
導体基板上に転写することができる。
ッキ法により形成したはんだバンプを製造歩留りよく半
導体基板上に転写することができる。
【図1】 本発明に係るはんだバンプの製造工程を示す
断面図である。
断面図である。
【図2】 従来のはんだバンプの製造工程を示す断面図
である。
である。
1 ガラス基板 4 共通電極 5 レジスト 6 はんだメッキ層 7 はんだバンプ 8 半導体基板 9 基板用電極 11 Ti膜 12 Au電極 14 Au拡散層
Claims (1)
- 【請求項1】 ガラス基板(1)上にチタン膜(11)を
形成した後、該チタン膜(11)上にはんだバンプ(7)
形成用の複数の金電極(12)をパターン形成する工程
と、 該金電極(12)形成位置を除いてガラス基板(1)上の
チタン膜(11)をレジスト(5)で被覆し、該チタン膜
(11)を共通電極(4)として金電極(12)上にはんだ
メッキを行なう工程と、 レジスト(5)を溶解除去した後、ガラス基板(1)を
加熱して金電極(12)上のはんだメッキ層(6)をはん
だバンプ(7)とする工程と、 該はんだバンプ(7)が形成してあるガラス基板(1)
を裏返し、該はんだバンプ(7)を予め半導体基板
(8)上にパターン形成してある複数の基板側電極
(9)に位置合わせして当接する工程と、 該ガラス基板(1)をはんだの融点以上まで加熱して、
はんだバンプ(7)を半導体基板(8)の基板用電極
(9)上に転写する工程と、 該ガラス基板(1)をはんだバンプ(7)より取り除く
工程と、からなることを特徴とするはんだバンプの形成
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13680294A JPH088258A (ja) | 1994-06-20 | 1994-06-20 | はんだバンプの形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13680294A JPH088258A (ja) | 1994-06-20 | 1994-06-20 | はんだバンプの形成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH088258A true JPH088258A (ja) | 1996-01-12 |
Family
ID=15183864
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13680294A Withdrawn JPH088258A (ja) | 1994-06-20 | 1994-06-20 | はんだバンプの形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH088258A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6432807B1 (en) | 1999-06-10 | 2002-08-13 | Nec Corporation | Method of forming solder bumps on a semiconductor device using bump transfer plate |
US6483195B1 (en) | 1999-03-16 | 2002-11-19 | Sumitomo Bakelite Company Limited | Transfer bump street, semiconductor flip chip and method of producing same |
-
1994
- 1994-06-20 JP JP13680294A patent/JPH088258A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6483195B1 (en) | 1999-03-16 | 2002-11-19 | Sumitomo Bakelite Company Limited | Transfer bump street, semiconductor flip chip and method of producing same |
US6432807B1 (en) | 1999-06-10 | 2002-08-13 | Nec Corporation | Method of forming solder bumps on a semiconductor device using bump transfer plate |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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