JPH088230Y2 - 扉体における接床部材の上下機構 - Google Patents
扉体における接床部材の上下機構Info
- Publication number
- JPH088230Y2 JPH088230Y2 JP1988162627U JP16262788U JPH088230Y2 JP H088230 Y2 JPH088230 Y2 JP H088230Y2 JP 1988162627 U JP1988162627 U JP 1988162627U JP 16262788 U JP16262788 U JP 16262788U JP H088230 Y2 JPH088230 Y2 JP H088230Y2
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- Japan
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- floor
- contacting member
- state
- locked
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Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、扉体の下端面に出し入れ自在に接床部材を
設け、この接床部材を上下するための機構に関するもの
である。
設け、この接床部材を上下するための機構に関するもの
である。
[従来の技術] 扉体を閉じた時扉体の下端面と床との間に隙間が生じ
るという問題があった。
るという問題があった。
[考案が解決しようとする課題] そこで、本考案者は本考案に至る過程で扉体を閉じた
状態で扉体の下端面と床との間の隙間を隠すように扉体
の下端面に上下自在に接床部材を設け、この接床部材を
扉体に設けた操作手段により上下移動操作することを考
えた。ところが、操作手段により接続しているのみでは
接床部材を下降して扉体が完全閉塞している状態で外力
が加わると接床部材が上昇するおそれがあり、接床部材
による扉体と床との固定が解除されて扉体ががたつくお
それがあった。しかも、操作手段を操作して接床部材を
上に引き上げる時には接床部材の重量をそのまま上に引
き上げる力が必要で操作がしにくいという問題があっ
た。
状態で扉体の下端面と床との間の隙間を隠すように扉体
の下端面に上下自在に接床部材を設け、この接床部材を
扉体に設けた操作手段により上下移動操作することを考
えた。ところが、操作手段により接続しているのみでは
接床部材を下降して扉体が完全閉塞している状態で外力
が加わると接床部材が上昇するおそれがあり、接床部材
による扉体と床との固定が解除されて扉体ががたつくお
それがあった。しかも、操作手段を操作して接床部材を
上に引き上げる時には接床部材の重量をそのまま上に引
き上げる力が必要で操作がしにくいという問題があっ
た。
本考案は上記の従来例の問題点に鑑みて考案したもの
であって、その目的とするところは全閉状態において接
床部材を最大下降状態とすることでロックすることがで
き、しかも操作手段を操作することでロックの解除をし
て接床部材を上昇させることができ、更に、接床部材を
上昇させる際にばね力によって操作手段による上昇操作
を軽くすることができる扉体における接床部材の上下機
構を提供するにある。
であって、その目的とするところは全閉状態において接
床部材を最大下降状態とすることでロックすることがで
き、しかも操作手段を操作することでロックの解除をし
て接床部材を上昇させることができ、更に、接床部材を
上昇させる際にばね力によって操作手段による上昇操作
を軽くすることができる扉体における接床部材の上下機
構を提供するにある。
[課題を解決するための手段] 本考案の扉体における接床部材の上下機構は、扉体2
の下端面部から下方に突出して床に接床自在な接床部材
23を上下移動操作する操作手段Bを扉体2に設け、接床
部材23の最大下降時に接床部材23の上昇を防止し且つ操
作手段Bの操作により接床部材23の上昇防止を解除する
接床ロック手段Cを設け、操作手段Bによる接床部材23
の引き上げ操作を軽くするための引き上げ補助用ばね手
段Dを設けて成るものであって、このような構成を採用
することで、上記した本考案の目的を達成したものであ
る。
の下端面部から下方に突出して床に接床自在な接床部材
23を上下移動操作する操作手段Bを扉体2に設け、接床
部材23の最大下降時に接床部材23の上昇を防止し且つ操
作手段Bの操作により接床部材23の上昇防止を解除する
接床ロック手段Cを設け、操作手段Bによる接床部材23
の引き上げ操作を軽くするための引き上げ補助用ばね手
段Dを設けて成るものであって、このような構成を採用
することで、上記した本考案の目的を達成したものであ
る。
[作用] しかして、接床部材23の最大下降状態において接床ロ
ック手段Cがロックされて接床部材23に外力が加わって
も接床部材23の上昇が防止されるものであり、しかも、
この状態で操作手段Bを操作することで接床ロック手段
Cのロックを解除して接床部材23を上昇させることがで
き、またこの操作手段Bによる接床部材23の上昇操作に
当たり、引き上げ補助用ばね手段Dにより操作手段Bの
操作を軽くするものである。
ック手段Cがロックされて接床部材23に外力が加わって
も接床部材23の上昇が防止されるものであり、しかも、
この状態で操作手段Bを操作することで接床ロック手段
Cのロックを解除して接床部材23を上昇させることがで
き、またこの操作手段Bによる接床部材23の上昇操作に
当たり、引き上げ補助用ばね手段Dにより操作手段Bの
操作を軽くするものである。
[実施例] 以下本考案を添付図面に示す実施例に基づいて詳述す
る。
る。
上下のレール4間には複数枚の間仕切りパネル3(後
述の扉体付き間仕切りパネル3aも含む)が各々走行移動
自在に建て込んである。これら間仕切りパネル3は第1
図のように上下のレール4に沿って一直線状に引き出
し、隣接のものを互いに当接することで閉じて室内の間
仕切りを行うことができるようにしてある。間仕切りパ
ネル3は上下のレール4の長さ方向に対して略直交して
突出するようにスイング回動させて開き、このように非
間仕切り状態にスイング回動させた間仕切りパネル3は
上下のレール4の一端に集められ、このことにより室内
の間仕切りを解除するようにしてある。以下そのスイン
グ回動構成を説明する。
述の扉体付き間仕切りパネル3aも含む)が各々走行移動
自在に建て込んである。これら間仕切りパネル3は第1
図のように上下のレール4に沿って一直線状に引き出
し、隣接のものを互いに当接することで閉じて室内の間
仕切りを行うことができるようにしてある。間仕切りパ
ネル3は上下のレール4の長さ方向に対して略直交して
突出するようにスイング回動させて開き、このように非
間仕切り状態にスイング回動させた間仕切りパネル3は
上下のレール4の一端に集められ、このことにより室内
の間仕切りを解除するようにしてある。以下そのスイン
グ回動構成を説明する。
第3図に示すように上のレール4内は全長にわたるラ
ック・ピニオン室8とこれよりも下方のランナー室9と
に分けてあり、下のレール4はラック・ピニオン室8の
みを全長に形成してある。上下のレール4のラック・ピ
ニオン室8の一側の縦壁に沿ってラックギア10を上下の
レール4の全長わたって設けてある。上下のレール4の
ラック・ピニオン室8内に設けたラックギア10には間仕
切りパネル3側に水平回動自在に設けたピニオンギア11
を各々噛合させるとともに間仕切りパネル3側に横軸廻
りに上下回動自在に設けたランナー12を上のレール4の
ランナー室9のランナー受け面13上に転動自在に載設し
てあり、間仕切りパネル3が走行するに当たって、ラッ
クギア10にピニオンギア11が噛合している噛合状態を維
持しながらランナー12がランナー受け面13上を転動する
ようにしてある。ここで、間仕切りパネル3の上下に設
けたピニオンギア11は縦軸7を介して同調して回動する
ようになっている。また、この縦軸7に対してランナー
12は回転自在となっている。しかして、互いの間仕切り
パネル3同士の当接が解除され、間仕切りパネル3の走
行可能状態において、間仕切りパネル3をピニオンギア
11を回転自在に保持している縦軸7を回転軸として開き
回転させることができるようにしてある。
ック・ピニオン室8とこれよりも下方のランナー室9と
に分けてあり、下のレール4はラック・ピニオン室8の
みを全長に形成してある。上下のレール4のラック・ピ
ニオン室8の一側の縦壁に沿ってラックギア10を上下の
レール4の全長わたって設けてある。上下のレール4の
ラック・ピニオン室8内に設けたラックギア10には間仕
切りパネル3側に水平回動自在に設けたピニオンギア11
を各々噛合させるとともに間仕切りパネル3側に横軸廻
りに上下回動自在に設けたランナー12を上のレール4の
ランナー室9のランナー受け面13上に転動自在に載設し
てあり、間仕切りパネル3が走行するに当たって、ラッ
クギア10にピニオンギア11が噛合している噛合状態を維
持しながらランナー12がランナー受け面13上を転動する
ようにしてある。ここで、間仕切りパネル3の上下に設
けたピニオンギア11は縦軸7を介して同調して回動する
ようになっている。また、この縦軸7に対してランナー
12は回転自在となっている。しかして、互いの間仕切り
パネル3同士の当接が解除され、間仕切りパネル3の走
行可能状態において、間仕切りパネル3をピニオンギア
11を回転自在に保持している縦軸7を回転軸として開き
回転させることができるようにしてある。
そして、複数枚の間仕切りパネル3のうち任意の間仕
切りパネル3(例えば第1図の右端の間仕切りパネル
3)は扉体付き間仕切りパネル3aとなっており、この扉
体付き間仕切りパネル3aは逆L字状の枠体1の縦枠部1a
に扉体2の一側端部を回動自在に取り付けて構成してあ
る。第4図には扉体付き間仕切りパネル3aの具体例の分
解斜視図が示してある。逆L字状の枠体1の縦枠部1aと
扉体2の一側端部とはヒンジ部材14により回動自在に連
結されるものであり、縦枠部1aに縦軸7が内装され、縦
枠部1a部分に貫通した縦軸7がレール4に対する回転中
心となるものである。枠体1の上横枠部1bの上下に貫通
する切り欠き部15には第1ロック手段5を有するロック
ケース16が取り付けてある。ロックケース16内には回動
体17が軸18を中心にして回動自在に取り付けてあり、こ
の回動体17にばね材19により回動力を付勢してあり、回
動体17に付勢されたばね材19による回動力により第1ロ
ック手段5である棒が上横枠部1bから上方に突出してい
るものである。図中20はコ字状をした外カバーであっ
て、ロックケース16は外カバー20内に取り付けられた状
態で切り欠き部15に取り付けられる。扉体2のヒンジ部
材14と反対側の端部には上下にわたる凹溝条21が設けて
あり、この凹溝条21の上下方向の略中央部付近に操作ボ
ックス22が内装される。この操作ボックス22内には後述
の第2ロック手段6の上下操作と後述の接床部材23の上
下操作とを行うための機構が内装してある。第2ロック
手段6は扉体2の上端面から上方に突出自在となってお
り、この第2ロック手段6は操作ボックス22内の機構に
より上横枠部1b内への突入が2段階となるようにしてあ
る。つまり、第2ロック手段6は第5図(d)のイの状
態(つまり第2ロック手段6が上横枠部1b内に突入して
いない状態)、ロの状態(第2ロック手段6が上横枠部
1b内に第1段目に突入している状態)、ハの状態(第2
ロック手段6が上横枠部1b内に第2段目に突入している
状態)の3つの位置のいずれかとなるようになってい
る。そして、第5図のイの状態、ロの状態では第2ロッ
ク手段6の上端が回動体17の押片24を押さないようにな
っており、ハの状態の時にのみ第2ロック手段6の先端
が押片24を押し上げることで回動体17をばね材19のばね
力に抗して回動し、このことにより回動体17の先端によ
り上方に押し上げられていた第1ロック手段5が下降し
てレール4から下方に引き下げられるようになってい
る。
切りパネル3(例えば第1図の右端の間仕切りパネル
3)は扉体付き間仕切りパネル3aとなっており、この扉
体付き間仕切りパネル3aは逆L字状の枠体1の縦枠部1a
に扉体2の一側端部を回動自在に取り付けて構成してあ
る。第4図には扉体付き間仕切りパネル3aの具体例の分
解斜視図が示してある。逆L字状の枠体1の縦枠部1aと
扉体2の一側端部とはヒンジ部材14により回動自在に連
結されるものであり、縦枠部1aに縦軸7が内装され、縦
枠部1a部分に貫通した縦軸7がレール4に対する回転中
心となるものである。枠体1の上横枠部1bの上下に貫通
する切り欠き部15には第1ロック手段5を有するロック
ケース16が取り付けてある。ロックケース16内には回動
体17が軸18を中心にして回動自在に取り付けてあり、こ
の回動体17にばね材19により回動力を付勢してあり、回
動体17に付勢されたばね材19による回動力により第1ロ
ック手段5である棒が上横枠部1bから上方に突出してい
るものである。図中20はコ字状をした外カバーであっ
て、ロックケース16は外カバー20内に取り付けられた状
態で切り欠き部15に取り付けられる。扉体2のヒンジ部
材14と反対側の端部には上下にわたる凹溝条21が設けて
あり、この凹溝条21の上下方向の略中央部付近に操作ボ
ックス22が内装される。この操作ボックス22内には後述
の第2ロック手段6の上下操作と後述の接床部材23の上
下操作とを行うための機構が内装してある。第2ロック
手段6は扉体2の上端面から上方に突出自在となってお
り、この第2ロック手段6は操作ボックス22内の機構に
より上横枠部1b内への突入が2段階となるようにしてあ
る。つまり、第2ロック手段6は第5図(d)のイの状
態(つまり第2ロック手段6が上横枠部1b内に突入して
いない状態)、ロの状態(第2ロック手段6が上横枠部
1b内に第1段目に突入している状態)、ハの状態(第2
ロック手段6が上横枠部1b内に第2段目に突入している
状態)の3つの位置のいずれかとなるようになってい
る。そして、第5図のイの状態、ロの状態では第2ロッ
ク手段6の上端が回動体17の押片24を押さないようにな
っており、ハの状態の時にのみ第2ロック手段6の先端
が押片24を押し上げることで回動体17をばね材19のばね
力に抗して回動し、このことにより回動体17の先端によ
り上方に押し上げられていた第1ロック手段5が下降し
てレール4から下方に引き下げられるようになってい
る。
次に操作ボックス22内の機構について説明する。第6
図、第7図には操作ボックス22内に内蔵した操作手段B
の一例が示してあり、操作ボックス22内には中央部に回
動板50が回動自在に取り付けてある。回動板50の片面に
は同軸に回転板25が重ねてあり、回転板25の中央孔部25
aが回動板50の軸部51に回転自在にはめ込んである。回
動板50の軸部51には角孔54が穿孔してあり、この角孔54
にハンドル45がはめ込まれるものであって、ハンドル45
を回動することで回動板50を回動することができるよう
になっている。回転板25の外周の一部には回転規制用凹
部52aが設けてあり、回動板50の片面の外周部分から回
転規制用突部52bが突設してあって回転規制用凹部52a内
に突入させてある。ここで、回転規制用突部52bの周方
向の幅は回転規制用凹部52aの周方向の切り欠き幅より
も小さくて回転規制用凹部52a内で回転規制用突部52bが
回転できる分だけ回転板25が回動板50に対して回転でき
るようになっている。そして、回転規制用突部52bが回
転規制用凹部52aの周方向の側壁に当たると回動板50の
回転に連動して回転板25が回転するようになっている。
回転板25の外周には更に凹部が設けてあって、この凹部
が係止部26となっている。一方、回動板50の外周の係止
部26に対応する位置には台形溝55が設けてあり、回転規
制用突部52bが回転規制用凹部52aの略中央に位置してい
る状態では台形溝55の両側の傾斜縁55aがいずれも係止
部26となる凹部内に対応する位置に位置せず、回転規制
用突部52bが回転規制用凹部52aの周方向の一方の側壁に
当接した状態では台形溝55の一方の傾斜縁55aが係止部2
6となる凹部内に対応する位置に位置し、回転規制用突
部52bが回転規制用凹部52aの周方向の他方の側壁に当接
した状態では台形溝55の他方の傾斜縁55aが係止部26と
なる凹部内に対応する位置に位置するようになってい
る。また、回転板25の係止部26となる凹部からそれぞれ
時計廻り及び反時計廻りにそれぞれ90°回転した位置に
は第2ロック手段6の最大上昇時において被係止部43が
係止する上段落ち部56と、第2ロック手段6の最大下降
時に被係止部43が係止する下段落ち部57とが設けてあ
り、また回動板50の外周には上段落ち部56に対応した上
傾斜部58と下段落ち部57に対応した下傾斜部59とが設け
てあり、これら上傾斜部58及び下傾斜部59は回転規制用
突部52bが回転規制用凹部52aの周方向の一方の側壁に当
たっている時は上段落ち部56及び下段落ち部57内に位置
し、他方の側壁に当たっている時は上段落ち部56及び下
段落ち部57に対して周方向にずれて位置するようになっ
ている。回転板25には略J字状をしたクランク27の一端
と略I字状をした第1リンク28の一端とがそれぞれ軸2
9,30により枢支してある。ここで、クランク27を枢支し
ている軸29と第1リンク28を枢支している軸30とは回転
板25の中央孔部25aを中心にして90°の開き角度はなれ
た位置に位置している。操作ボックス22の側部には上部
と下部とにそれぞれガイド溝部31が設けてあり、この、
上下のガイド溝部31にそれぞれ上下移動自在に上移動部
材32と下移動部材33がはめ込んであり、上移動部材32の
上端部に長尺の上連結部材34の下端部が連結され、上連
結部材34の上端部に第2ロック手段6が取り付けてあ
り、他方下移動部材33の下端部に長尺の下連結部材35の
上端部が連結してあり、この下連結部材35の下端に接床
部材23が接続してある。上移動部材32の下端部には上ク
ランク27の上端部が軸37により回転自在に枢支してあ
る。下移動部材33の上端部は第2リンク38の一端の長孔
39に軸40により回転自在に枢支してあり、第2リンク38
の他端は操作ボックス22に設けた固定軸41に回転自在に
枢支してあり、更に第2リンク38の略中央部に第1リン
ク28の下端が軸42により枢支してある。操作ボックス22
には回動腕46が回転自在に軸支してあり、回動腕46の一
端部に引張ばね44の端部を取着するとともに第2リンク
38に引張ばね44の他端を取着してあり、引張ばね44によ
り回動腕46に回動力を付与し、回動腕の他端の被係止部
43を回転板25の外周面に弾接していて、下移動部材33の
最大下降状態(つまり接床部材23の最大下降による接床
状態)で係止部26に被係止部43が弾性的に係止するよう
になっている。そして、この係止部26と被係止部43とが
接床部材23の接床状態において接床部材23に外力が作用
しても接床部材23の上昇を阻止する接床ロック手段Cと
なっている。ところで、上記引張ばね44は回動腕46に回
転力を付与するだけでなく、第2リンク38を固定軸41を
中心にして回動するばね力を付与していて下移動部材33
を上方に引き上げようとするばね力として作用してお
り、このためこの引張ばね44が上移動部材33の上昇によ
り引き上げられる接床部材23の引き上げ補助用ばね手段
Dとなっている。また、回動板50の外周には90°の開き
角度を介して3つの係止凹溝60が設けてあり、ばね材よ
りなる弾性係止部材61が弾性的に係止しており、被係止
部43が係止部26に係止している状態、被係止部43が上段
落ち部56に係止している状態、被係止部43が下段落ち部
57に係止している状態でそれぞれ弾性係止部材61が3つ
のうちのいずれかの係止凹溝60に弾性的に係止するよう
になっている。そして、第6図に示すように上移動部材
32の最大上昇位置における上クランク27の軸29の位置と
上移動部材32の最大下降位置における上クランク27の軸
29の位置とはそれぞれ回転板25の中央孔部25aを中心に
して上下に対象となる位置に位置するものであり、ま
た、上移動部材32の中間上昇位置においては軸29が中央
孔部25aの右側方に位置するようになっている。更に、
軸29と軸30とは90°の開き角度で離れており、このこと
により、上移動部材32が最大上昇時及び最大下降時にそ
れぞれ下移動部材33が最大上昇位置となり、且つ上移動
部材32の中間上昇位置において下移動部材33の最大下降
位置となるようになっている。そして、下移動部材33の
最大下降時(すなわち上移動体32の中間上昇時)には被
係止部43が係止部26に係止しており、また下移動部材33
の最大上昇時(すなわち上移動部材32の最大上昇時また
は最大下降時)にそれぞれ上段落ち部56または下段落ち
部57に被係止部43が弾性的に係止しており、回動板50を
回動しないかぎり下移動部材33に連結した接床部材23ま
たは第2ロック手段6に外力が加わっても回転板25の回
転を阻止するようになっている。
図、第7図には操作ボックス22内に内蔵した操作手段B
の一例が示してあり、操作ボックス22内には中央部に回
動板50が回動自在に取り付けてある。回動板50の片面に
は同軸に回転板25が重ねてあり、回転板25の中央孔部25
aが回動板50の軸部51に回転自在にはめ込んである。回
動板50の軸部51には角孔54が穿孔してあり、この角孔54
にハンドル45がはめ込まれるものであって、ハンドル45
を回動することで回動板50を回動することができるよう
になっている。回転板25の外周の一部には回転規制用凹
部52aが設けてあり、回動板50の片面の外周部分から回
転規制用突部52bが突設してあって回転規制用凹部52a内
に突入させてある。ここで、回転規制用突部52bの周方
向の幅は回転規制用凹部52aの周方向の切り欠き幅より
も小さくて回転規制用凹部52a内で回転規制用突部52bが
回転できる分だけ回転板25が回動板50に対して回転でき
るようになっている。そして、回転規制用突部52bが回
転規制用凹部52aの周方向の側壁に当たると回動板50の
回転に連動して回転板25が回転するようになっている。
回転板25の外周には更に凹部が設けてあって、この凹部
が係止部26となっている。一方、回動板50の外周の係止
部26に対応する位置には台形溝55が設けてあり、回転規
制用突部52bが回転規制用凹部52aの略中央に位置してい
る状態では台形溝55の両側の傾斜縁55aがいずれも係止
部26となる凹部内に対応する位置に位置せず、回転規制
用突部52bが回転規制用凹部52aの周方向の一方の側壁に
当接した状態では台形溝55の一方の傾斜縁55aが係止部2
6となる凹部内に対応する位置に位置し、回転規制用突
部52bが回転規制用凹部52aの周方向の他方の側壁に当接
した状態では台形溝55の他方の傾斜縁55aが係止部26と
なる凹部内に対応する位置に位置するようになってい
る。また、回転板25の係止部26となる凹部からそれぞれ
時計廻り及び反時計廻りにそれぞれ90°回転した位置に
は第2ロック手段6の最大上昇時において被係止部43が
係止する上段落ち部56と、第2ロック手段6の最大下降
時に被係止部43が係止する下段落ち部57とが設けてあ
り、また回動板50の外周には上段落ち部56に対応した上
傾斜部58と下段落ち部57に対応した下傾斜部59とが設け
てあり、これら上傾斜部58及び下傾斜部59は回転規制用
突部52bが回転規制用凹部52aの周方向の一方の側壁に当
たっている時は上段落ち部56及び下段落ち部57内に位置
し、他方の側壁に当たっている時は上段落ち部56及び下
段落ち部57に対して周方向にずれて位置するようになっ
ている。回転板25には略J字状をしたクランク27の一端
と略I字状をした第1リンク28の一端とがそれぞれ軸2
9,30により枢支してある。ここで、クランク27を枢支し
ている軸29と第1リンク28を枢支している軸30とは回転
板25の中央孔部25aを中心にして90°の開き角度はなれ
た位置に位置している。操作ボックス22の側部には上部
と下部とにそれぞれガイド溝部31が設けてあり、この、
上下のガイド溝部31にそれぞれ上下移動自在に上移動部
材32と下移動部材33がはめ込んであり、上移動部材32の
上端部に長尺の上連結部材34の下端部が連結され、上連
結部材34の上端部に第2ロック手段6が取り付けてあ
り、他方下移動部材33の下端部に長尺の下連結部材35の
上端部が連結してあり、この下連結部材35の下端に接床
部材23が接続してある。上移動部材32の下端部には上ク
ランク27の上端部が軸37により回転自在に枢支してあ
る。下移動部材33の上端部は第2リンク38の一端の長孔
39に軸40により回転自在に枢支してあり、第2リンク38
の他端は操作ボックス22に設けた固定軸41に回転自在に
枢支してあり、更に第2リンク38の略中央部に第1リン
ク28の下端が軸42により枢支してある。操作ボックス22
には回動腕46が回転自在に軸支してあり、回動腕46の一
端部に引張ばね44の端部を取着するとともに第2リンク
38に引張ばね44の他端を取着してあり、引張ばね44によ
り回動腕46に回動力を付与し、回動腕の他端の被係止部
43を回転板25の外周面に弾接していて、下移動部材33の
最大下降状態(つまり接床部材23の最大下降による接床
状態)で係止部26に被係止部43が弾性的に係止するよう
になっている。そして、この係止部26と被係止部43とが
接床部材23の接床状態において接床部材23に外力が作用
しても接床部材23の上昇を阻止する接床ロック手段Cと
なっている。ところで、上記引張ばね44は回動腕46に回
転力を付与するだけでなく、第2リンク38を固定軸41を
中心にして回動するばね力を付与していて下移動部材33
を上方に引き上げようとするばね力として作用してお
り、このためこの引張ばね44が上移動部材33の上昇によ
り引き上げられる接床部材23の引き上げ補助用ばね手段
Dとなっている。また、回動板50の外周には90°の開き
角度を介して3つの係止凹溝60が設けてあり、ばね材よ
りなる弾性係止部材61が弾性的に係止しており、被係止
部43が係止部26に係止している状態、被係止部43が上段
落ち部56に係止している状態、被係止部43が下段落ち部
57に係止している状態でそれぞれ弾性係止部材61が3つ
のうちのいずれかの係止凹溝60に弾性的に係止するよう
になっている。そして、第6図に示すように上移動部材
32の最大上昇位置における上クランク27の軸29の位置と
上移動部材32の最大下降位置における上クランク27の軸
29の位置とはそれぞれ回転板25の中央孔部25aを中心に
して上下に対象となる位置に位置するものであり、ま
た、上移動部材32の中間上昇位置においては軸29が中央
孔部25aの右側方に位置するようになっている。更に、
軸29と軸30とは90°の開き角度で離れており、このこと
により、上移動部材32が最大上昇時及び最大下降時にそ
れぞれ下移動部材33が最大上昇位置となり、且つ上移動
部材32の中間上昇位置において下移動部材33の最大下降
位置となるようになっている。そして、下移動部材33の
最大下降時(すなわち上移動体32の中間上昇時)には被
係止部43が係止部26に係止しており、また下移動部材33
の最大上昇時(すなわち上移動部材32の最大上昇時また
は最大下降時)にそれぞれ上段落ち部56または下段落ち
部57に被係止部43が弾性的に係止しており、回動板50を
回動しないかぎり下移動部材33に連結した接床部材23ま
たは第2ロック手段6に外力が加わっても回転板25の回
転を阻止するようになっている。
しかして、間仕切りパネル3の全閉状態では、扉体付
き間仕切りパネル3aの第1ロック手段5が上のレール4
内にばね材19の弾性力により突入して上横枠部1bがレー
ル4とロックされている状態となっている。ここで、上
移動部材32が第6図(a)のように中間突出状態におい
ては、第2ロック手段6が第1段目の突出状態となって
上横枠部1b内には突入して扉体2を上横枠部1bにロック
しているが、第2ロック手段6が回動体17を操作せずに
このため第1ロック手段5を下降させない状態となって
いる。この状態は同時に下移動部材33の最大下降状態と
なっており、接床部材23が下降して床に接して気密を保
つようになっている。そして、接床ロック手段Cである
回転板25の係止部26に被係止部43が係止され、接床部材
23を押し上げる外力が作用したり、あるいは、第2ロッ
ク手段6を下降させる外力が加わってもロック状態が保
持されるようになっている。
き間仕切りパネル3aの第1ロック手段5が上のレール4
内にばね材19の弾性力により突入して上横枠部1bがレー
ル4とロックされている状態となっている。ここで、上
移動部材32が第6図(a)のように中間突出状態におい
ては、第2ロック手段6が第1段目の突出状態となって
上横枠部1b内には突入して扉体2を上横枠部1bにロック
しているが、第2ロック手段6が回動体17を操作せずに
このため第1ロック手段5を下降させない状態となって
いる。この状態は同時に下移動部材33の最大下降状態と
なっており、接床部材23が下降して床に接して気密を保
つようになっている。そして、接床ロック手段Cである
回転板25の係止部26に被係止部43が係止され、接床部材
23を押し上げる外力が作用したり、あるいは、第2ロッ
ク手段6を下降させる外力が加わってもロック状態が保
持されるようになっている。
一方、上記の状態において、回動板50の角孔50bにハ
ンドル46を差し込んで時計方向に回転すると、回転板25
はすぐには回転しないが回動板50が回転して台形溝55の
一方の傾斜縁55aが被係止部43を引張ばね44に抗して押
して係止部26と被係止部43との係止を解除し(第6図
(b)参照)、同時に回転規制用突部52bが回転規制用
凹部52aの一方の側壁に当たって回転板25が回動板50と
連動し、第6図(a)の状態から第6図(c)の状態と
なり、下移動部材33が最大上昇状態となって接床部材23
が上昇し、また上移動部材32が最大下降状態となって第
2ロック手段6が上横枠部1bよりも下方に移動して上横
枠部1bと扉体2とのロックを解除するので全閉状態にお
いて枠体1を上のレール4にロックしたたままの状態で
扉体2のみを回動して出入りすることができるものであ
る。この状態では上段落ち部56に被係止部43が係止して
ロックされることになる。
ンドル46を差し込んで時計方向に回転すると、回転板25
はすぐには回転しないが回動板50が回転して台形溝55の
一方の傾斜縁55aが被係止部43を引張ばね44に抗して押
して係止部26と被係止部43との係止を解除し(第6図
(b)参照)、同時に回転規制用突部52bが回転規制用
凹部52aの一方の側壁に当たって回転板25が回動板50と
連動し、第6図(a)の状態から第6図(c)の状態と
なり、下移動部材33が最大上昇状態となって接床部材23
が上昇し、また上移動部材32が最大下降状態となって第
2ロック手段6が上横枠部1bよりも下方に移動して上横
枠部1bと扉体2とのロックを解除するので全閉状態にお
いて枠体1を上のレール4にロックしたたままの状態で
扉体2のみを回動して出入りすることができるものであ
る。この状態では上段落ち部56に被係止部43が係止して
ロックされることになる。
一方、第6図(c)の状態から回動板50を反時計方向
に回動すると上傾斜部58が被係止部43を引張ばね44に抗
して移動して段落ち部56との係止を解除し、同時に回転
規制用突部52bが回転規制用凹部52aの一方の側壁に当た
って回転板25が回動板50と回動して90°回転して第6図
(a)の状態に戻って係止部26に被係止部43が係止され
る。
に回動すると上傾斜部58が被係止部43を引張ばね44に抗
して移動して段落ち部56との係止を解除し、同時に回転
規制用突部52bが回転規制用凹部52aの一方の側壁に当た
って回転板25が回動板50と回動して90°回転して第6図
(a)の状態に戻って係止部26に被係止部43が係止され
る。
そして、更に第6図(a)の状態で回動板50を反時計
方向に90°回転すると台形溝55の他方の傾斜縁55aが被
係止部43と係止部26との係止を解除し、回転規制突部52
bが回転規制凹部52aの他方の側壁に当たって回転板25が
回動板50とともに回動し、90°回動した状態で第6図
(a)から第6図(d)の状態となり下移動部材33が最
大上昇状態となって接床部材23が上昇し、また上移動部
材32が最大上昇状態となって第2ロック手段6が上横枠
部1b内への第2段目の突入状態となり、扉体2が第2ロ
ック手段6により上横枠部1bとロック関係を保つと同時
に第2ロック手段6により回動体17がばね材19に抗して
回動させられ、これにより第1ロック手段5が下降して
第1ロック手段5による上横枠部1bと上のレール4のロ
ックが解除される。この状態では被係止部43が下段落ち
部57に係止してロックしている。したがって、この第6
図(d)の状態では扉体2と上横枠部1bとがロックさ
れ、上横枠部1bと上のレール4とがロック解除状態とな
っているので、扉体付き間仕切りパネル3a全体を回動し
て他の間仕切りパネル3と同じように第2図のようにし
て間仕切りを開状態とすることができる。またこの状態
では扉体付き間仕切りパネル3aをレール4に沿って走行
させることができる。この第6図(d)の状態における
下段落ち部57と被係止部43との係止を解除するには上記
と同様に回動板50を時計方向に回転すれば下傾斜部59が
被係止部43を引張ばね44に抗して移動して係止を解除す
る。
方向に90°回転すると台形溝55の他方の傾斜縁55aが被
係止部43と係止部26との係止を解除し、回転規制突部52
bが回転規制凹部52aの他方の側壁に当たって回転板25が
回動板50とともに回動し、90°回動した状態で第6図
(a)から第6図(d)の状態となり下移動部材33が最
大上昇状態となって接床部材23が上昇し、また上移動部
材32が最大上昇状態となって第2ロック手段6が上横枠
部1b内への第2段目の突入状態となり、扉体2が第2ロ
ック手段6により上横枠部1bとロック関係を保つと同時
に第2ロック手段6により回動体17がばね材19に抗して
回動させられ、これにより第1ロック手段5が下降して
第1ロック手段5による上横枠部1bと上のレール4のロ
ックが解除される。この状態では被係止部43が下段落ち
部57に係止してロックしている。したがって、この第6
図(d)の状態では扉体2と上横枠部1bとがロックさ
れ、上横枠部1bと上のレール4とがロック解除状態とな
っているので、扉体付き間仕切りパネル3a全体を回動し
て他の間仕切りパネル3と同じように第2図のようにし
て間仕切りを開状態とすることができる。またこの状態
では扉体付き間仕切りパネル3aをレール4に沿って走行
させることができる。この第6図(d)の状態における
下段落ち部57と被係止部43との係止を解除するには上記
と同様に回動板50を時計方向に回転すれば下傾斜部59が
被係止部43を引張ばね44に抗して移動して係止を解除す
る。
ところで、上記においては扉体付き間仕切りパネル3a
に接床部材23を設けたものにつき説明したが、他の間仕
切りパネル3にも接床部材23を上下移動自在に設けても
よいものである。この場合も接床部材23を上下移動操作
する操作手段Bを扉体2に設け、接床部材23の最大下降
時に接床部材23の上昇を防止し且つ操作手段Bの操作に
より接床部材23の上昇防止を解除する接床ロック手段C
を設け、操作手段Bによる接床部材23の引き上げ操作を
軽くするための引き上げ補助用ばね手段Dを設けるもの
である。第8図には他の間仕切りパネル3において接床
部材23を上下移動操作するための操作手段Bの実施例が
示してある。この実施例においては、間仕切りパネル3
に装備する操作ボックス22に操作手段Bとなる回転板2
5′を回転自在に取り付けてあり、この回転板25′にそ
れぞれクランク27、第1リンク28の一端が枢支してあ
り、クランク27の他端に上移動部材32が枢支してあり、
第1リンク28の他端に第2リンク38の中間が枢支してあ
り、第2リンク38は一端が固定軸41に枢支してあり、他
端が下移動部材33に枢支してある。第2リンク38は引き
上げ補助用ばね手段Dの一端が接続してあって第2リン
ク38を固定軸41を中心にして第8図において時計方向に
回動するばね力を付与している。そして、下移動部材33
の最大下降状態(つまり接床部材23が最大下降状態)に
おいて、第2リンク38と第1リンク28とを枢支している
軸42と、第1リンク28と回転板25とを枢支している軸30
と回転板25の中央の角孔25b′の中心とが一直線上に位
置していてこのリンク機構Aが接床ロック手段Cとなっ
ていて接床部材23に外力が加わっても接床部材23が上昇
するのを防止するようになっている。そして、接床状態
において操作手段Bを構成する回転板25′を回転すると
軸30の位置が移動することで上記接床ロック手段Cによ
るロックが解除されて接床部材23を上昇させることがで
きる。この場合、引き上げ補助用ばね手段Dにより軽い
操作力により回転板25′を回転することで接床部材23を
引き上げることができる。また、この第8図のものは第
8図(a)のように下移動部材33の最大下降状態の時に
上移動部材32が最大上昇状態となって上移動部材32に接
続するロック手段(図示せず)がレール4内にはまりこ
むようになっており、他方第8図(b)のように下移動
部材33の最大上昇状態の時に上移動部材32が最大下降状
態となって上移動部材32に接続するロック手段がレール
4から下方に引き下がってレール4とのロックを解除す
るようになっている。
に接床部材23を設けたものにつき説明したが、他の間仕
切りパネル3にも接床部材23を上下移動自在に設けても
よいものである。この場合も接床部材23を上下移動操作
する操作手段Bを扉体2に設け、接床部材23の最大下降
時に接床部材23の上昇を防止し且つ操作手段Bの操作に
より接床部材23の上昇防止を解除する接床ロック手段C
を設け、操作手段Bによる接床部材23の引き上げ操作を
軽くするための引き上げ補助用ばね手段Dを設けるもの
である。第8図には他の間仕切りパネル3において接床
部材23を上下移動操作するための操作手段Bの実施例が
示してある。この実施例においては、間仕切りパネル3
に装備する操作ボックス22に操作手段Bとなる回転板2
5′を回転自在に取り付けてあり、この回転板25′にそ
れぞれクランク27、第1リンク28の一端が枢支してあ
り、クランク27の他端に上移動部材32が枢支してあり、
第1リンク28の他端に第2リンク38の中間が枢支してあ
り、第2リンク38は一端が固定軸41に枢支してあり、他
端が下移動部材33に枢支してある。第2リンク38は引き
上げ補助用ばね手段Dの一端が接続してあって第2リン
ク38を固定軸41を中心にして第8図において時計方向に
回動するばね力を付与している。そして、下移動部材33
の最大下降状態(つまり接床部材23が最大下降状態)に
おいて、第2リンク38と第1リンク28とを枢支している
軸42と、第1リンク28と回転板25とを枢支している軸30
と回転板25の中央の角孔25b′の中心とが一直線上に位
置していてこのリンク機構Aが接床ロック手段Cとなっ
ていて接床部材23に外力が加わっても接床部材23が上昇
するのを防止するようになっている。そして、接床状態
において操作手段Bを構成する回転板25′を回転すると
軸30の位置が移動することで上記接床ロック手段Cによ
るロックが解除されて接床部材23を上昇させることがで
きる。この場合、引き上げ補助用ばね手段Dにより軽い
操作力により回転板25′を回転することで接床部材23を
引き上げることができる。また、この第8図のものは第
8図(a)のように下移動部材33の最大下降状態の時に
上移動部材32が最大上昇状態となって上移動部材32に接
続するロック手段(図示せず)がレール4内にはまりこ
むようになっており、他方第8図(b)のように下移動
部材33の最大上昇状態の時に上移動部材32が最大下降状
態となって上移動部材32に接続するロック手段がレール
4から下方に引き下がってレール4とのロックを解除す
るようになっている。
なお、第8図の実施例においては、回転板25′の外周
の一部に歯車部63を設けてあり、ラック部材64を歯車部
63に噛み合わせてあり、ラック部材64に設けたつまみ部
65が扉体2から突出していて、つまみ部65を上下方向に
移動操作することで回転板25′を回転することができる
ようにしてある。もちろん回転板25′の中央部に設けた
角孔25b′にハンドル45をはめ込んで回転板25′を回転
させるようにしてもよい。
の一部に歯車部63を設けてあり、ラック部材64を歯車部
63に噛み合わせてあり、ラック部材64に設けたつまみ部
65が扉体2から突出していて、つまみ部65を上下方向に
移動操作することで回転板25′を回転することができる
ようにしてある。もちろん回転板25′の中央部に設けた
角孔25b′にハンドル45をはめ込んで回転板25′を回転
させるようにしてもよい。
[考案の効果] 本考案にあっては、叙述のように扉体の下端面部から
下方に突出して床に接床自在な接床部材を上下移動操作
する操作手段を扉体に設け、接床部材の最大下降時に接
床部材の上昇を防止し且つ操作手段の操作により接床部
材の上昇防止を解除する接床ロック手段を設けてあるの
で、接床部材の最大下降状態において接床部材に外力が
加わっても、引き上げ補助用ばね手段の存在で接床部材
は上昇しやすくなっているものの、その上昇は接床ロッ
ク手段によって防止されるものであって、接床部材が下
降して扉体が完全閉塞している状態で接床部材による扉
体と床との固定が解除されて扉体がかたつくおそれがな
いものであり、しかも、接床部材の接床状態で操作手段
を操作することで接床ロック手段のロックを解除して接
床部材を上昇させることができ、また操作手段による接
床部材の引き上げ操作を軽くするための引き上げ補助用
ばね手段を設けてあるので、操作手段による接床部材の
上昇操作に当たり、操作手段の操作が軽くなるものであ
る。
下方に突出して床に接床自在な接床部材を上下移動操作
する操作手段を扉体に設け、接床部材の最大下降時に接
床部材の上昇を防止し且つ操作手段の操作により接床部
材の上昇防止を解除する接床ロック手段を設けてあるの
で、接床部材の最大下降状態において接床部材に外力が
加わっても、引き上げ補助用ばね手段の存在で接床部材
は上昇しやすくなっているものの、その上昇は接床ロッ
ク手段によって防止されるものであって、接床部材が下
降して扉体が完全閉塞している状態で接床部材による扉
体と床との固定が解除されて扉体がかたつくおそれがな
いものであり、しかも、接床部材の接床状態で操作手段
を操作することで接床ロック手段のロックを解除して接
床部材を上昇させることができ、また操作手段による接
床部材の引き上げ操作を軽くするための引き上げ補助用
ばね手段を設けてあるので、操作手段による接床部材の
上昇操作に当たり、操作手段の操作が軽くなるものであ
る。
第1図は本考案の一実施例の閉成状態の正面図、第2図
は同上の平面図、第3図は同上の断面図、第4図は同上
の扉体付き間仕切りパネルの分解斜視図、第5図(a)
(b)(c)(d)は同上の第1ロック手段を内装した
ロックケースの上面図、正面図、側面図及び断面図、第
6図(a)(b)(c)(d)は同上の操作手段の作用
説明図、第7図は同上の回転板と回動板の分解斜視図、
第8図(a)(b)は同上の操作手段の他の実施例の作
用説明図であって、2は扉体、23は接床部材、Bは操作
手段、Cは接床ロック手段、Dは引き上げ用ばね手段で
ある。
は同上の平面図、第3図は同上の断面図、第4図は同上
の扉体付き間仕切りパネルの分解斜視図、第5図(a)
(b)(c)(d)は同上の第1ロック手段を内装した
ロックケースの上面図、正面図、側面図及び断面図、第
6図(a)(b)(c)(d)は同上の操作手段の作用
説明図、第7図は同上の回転板と回動板の分解斜視図、
第8図(a)(b)は同上の操作手段の他の実施例の作
用説明図であって、2は扉体、23は接床部材、Bは操作
手段、Cは接床ロック手段、Dは引き上げ用ばね手段で
ある。
Claims (1)
- 【請求項1】扉体の下端面部から下方に突出して床に接
床自在な接床部材を上下移動操作する操作手段を扉体に
設け、接床部材の最大下降時に接床部材の上昇を防止し
且つ操作手段の操作により接床部材の上昇防止を解除す
る接床ロック手段を設け、操作手段による接床部材の引
き上げ操作を軽くするための引き上げ補助用ばね手段を
設けて成る扉体における接床部材の上下機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988162627U JPH088230Y2 (ja) | 1988-12-15 | 1988-12-15 | 扉体における接床部材の上下機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988162627U JPH088230Y2 (ja) | 1988-12-15 | 1988-12-15 | 扉体における接床部材の上下機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0283994U JPH0283994U (ja) | 1990-06-28 |
JPH088230Y2 true JPH088230Y2 (ja) | 1996-03-06 |
Family
ID=31446623
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988162627U Expired - Lifetime JPH088230Y2 (ja) | 1988-12-15 | 1988-12-15 | 扉体における接床部材の上下機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH088230Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5857497U (ja) * | 1981-10-16 | 1983-04-19 | 株式会社岡村製作所 | 摩擦クラツチ機構を備えるギア装置 |
JPS594787A (ja) * | 1982-06-28 | 1984-01-11 | 大成建設株式会社 | 戸の下側の封止装置 |
JPS6383392U (ja) * | 1986-11-18 | 1988-06-01 |
-
1988
- 1988-12-15 JP JP1988162627U patent/JPH088230Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0283994U (ja) | 1990-06-28 |
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