JPH0881964A - 地下部付建築物の躯体構造及びその施工法 - Google Patents
地下部付建築物の躯体構造及びその施工法Info
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- JPH0881964A JPH0881964A JP6213511A JP21351194A JPH0881964A JP H0881964 A JPH0881964 A JP H0881964A JP 6213511 A JP6213511 A JP 6213511A JP 21351194 A JP21351194 A JP 21351194A JP H0881964 A JPH0881964 A JP H0881964A
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- skeleton
- building
- construction method
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Abstract
(57)【要約】
【目的】地下部付建築物を構築する際の施工の合理化を
はかり工期を短縮する。 【構成】躯体構造は、掘削地盤内底11に構成した基礎部
1及び立ち上がり壁2を有する地下構造物Aの基礎1の
上に地下部3及び地上階4からなる躯体Bを固定する。
第1の施工法は、地下部3を構築すべき掘削地盤内底11
に基礎部1及び立ち上がり壁2を設け、その後、基礎部
1の上に地下部3の躯体及び地上階4の躯体を建て込む
ことを特徴とする。第2の施工法は、地下部3を構築す
べき掘削地盤内底11に基礎部1を設け、その後、基礎部
1の上に地下部3の躯体及び地上階4の躯体を建て込む
と共に立ち上がり壁2を構築する。
はかり工期を短縮する。 【構成】躯体構造は、掘削地盤内底11に構成した基礎部
1及び立ち上がり壁2を有する地下構造物Aの基礎1の
上に地下部3及び地上階4からなる躯体Bを固定する。
第1の施工法は、地下部3を構築すべき掘削地盤内底11
に基礎部1及び立ち上がり壁2を設け、その後、基礎部
1の上に地下部3の躯体及び地上階4の躯体を建て込む
ことを特徴とする。第2の施工法は、地下部3を構築す
べき掘削地盤内底11に基礎部1を設け、その後、基礎部
1の上に地下部3の躯体及び地上階4の躯体を建て込む
と共に立ち上がり壁2を構築する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地下室を付属させた地
下部付建築物の躯体構造と施工法とに関するものであ
る。
下部付建築物の躯体構造と施工法とに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】最近では、土地の有効利用をはかること
を目的として地下室を構築することが増加しつつある。
地下構築物は鉄筋コンクリート造(RC造)によって構
築されるのが一般である。例えば、「建築基準法の一部
改正に基づく 住宅地下室容積率不算入制度の解説 住
宅の居室を地階に設ける場合の指導指針・同解説」(発
行者 財団法人 日本建築センター、発行日 平成6年
7月20日)には地下室を居室として構築する場合の構造
に対する指針が記載され、地下構築物の好ましい例が記
載されている。
を目的として地下室を構築することが増加しつつある。
地下構築物は鉄筋コンクリート造(RC造)によって構
築されるのが一般である。例えば、「建築基準法の一部
改正に基づく 住宅地下室容積率不算入制度の解説 住
宅の居室を地階に設ける場合の指導指針・同解説」(発
行者 財団法人 日本建築センター、発行日 平成6年
7月20日)には地下室を居室として構築する場合の構造
に対する指針が記載され、地下構築物の好ましい例が記
載されている。
【0003】上記刊行物に記載された地下構築物を構成
する場合、地下室を構築する場所を掘削し、掘削した底
部に砕石を敷き、この砕石の上に捨てコンクリートを施
し、その後、地下構築物を構成する基礎,側壁,地上階
を受けるスラブや臥梁を作り、更にこの上に地上階を建
設するような工法を採用している。
する場合、地下室を構築する場所を掘削し、掘削した底
部に砕石を敷き、この砕石の上に捨てコンクリートを施
し、その後、地下構築物を構成する基礎,側壁,地上階
を受けるスラブや臥梁を作り、更にこの上に地上階を建
設するような工法を採用している。
【0004】また地下構造物の施工法として特公昭61-6
0210号公報に開示された技術も知られている。この技術
は、地下構造物を構築すべき掘削地盤内底に構造物基礎
を設け、その上に躯体鉄骨を建て込んだ後、外側面,端
面及び内側面縁部が防水層で被覆してあるセメント系パ
ネルを躯体鉄骨の外側に並べて取り付け、これ等のパネ
ル相互間の目地を屋内側から防水層間にまたがって目地
貼りして閉塞するものである。この技術では、止水性が
高く、特に余掘りが困難な土地に地下室を構築するよう
な場合に有利である。
0210号公報に開示された技術も知られている。この技術
は、地下構造物を構築すべき掘削地盤内底に構造物基礎
を設け、その上に躯体鉄骨を建て込んだ後、外側面,端
面及び内側面縁部が防水層で被覆してあるセメント系パ
ネルを躯体鉄骨の外側に並べて取り付け、これ等のパネ
ル相互間の目地を屋内側から防水層間にまたがって目地
貼りして閉塞するものである。この技術では、止水性が
高く、特に余掘りが困難な土地に地下室を構築するよう
な場合に有利である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】然し、上記刊行物に記
載されているRC造による技術、及び上記公報に開示さ
れた技術であっても全く問題がないわけではなく、夫々
下記の如き問題を有している。
載されているRC造による技術、及び上記公報に開示さ
れた技術であっても全く問題がないわけではなく、夫々
下記の如き問題を有している。
【0006】RC造の場合、地下構造物である基礎,側
壁,地上階を受けるスラブや臥梁を作った後でなければ
地上階の工事に掛かることが出来ず、コンクリート打設
後の養生期間や型枠を外す作業に掛かる期間に応じて工
期が長くなるという問題、コンクリート中に含まれた水
分や工事中にしみ込んだ水分が竣工後地下構築物内の空
気を湿らせ、結露の原因となるという問題等がある。
壁,地上階を受けるスラブや臥梁を作った後でなければ
地上階の工事に掛かることが出来ず、コンクリート打設
後の養生期間や型枠を外す作業に掛かる期間に応じて工
期が長くなるという問題、コンクリート中に含まれた水
分や工事中にしみ込んだ水分が竣工後地下構築物内の空
気を湿らせ、結露の原因となるという問題等がある。
【0007】また上記地下構造物が現場造であり、スラ
ブ或いは臥梁に配筋された鉄筋にアンカーボルト等を固
定して地上階の躯体を接合する接合部を構築するため、
このアンカーボルトの位置精度を確保することが困難で
あり、前記精度を確保し得ない場合、躯体の建て込み精
度が悪化することとなる。このため、接合部周辺の精度
を確保するための施工管理が重要となるという問題があ
る。
ブ或いは臥梁に配筋された鉄筋にアンカーボルト等を固
定して地上階の躯体を接合する接合部を構築するため、
このアンカーボルトの位置精度を確保することが困難で
あり、前記精度を確保し得ない場合、躯体の建て込み精
度が悪化することとなる。このため、接合部周辺の精度
を確保するための施工管理が重要となるという問題があ
る。
【0008】また上記公報に開示された技術では、予め
防水層を設けたセメント系パネルを製造することが必要
であり部品点数やコストが増加するという問題、パネル
相互間の防水上の品質管理に手間が掛かるという問題が
ある。
防水層を設けたセメント系パネルを製造することが必要
であり部品点数やコストが増加するという問題、パネル
相互間の防水上の品質管理に手間が掛かるという問題が
ある。
【0009】本発明の目的は、施工の合理化をはかり工
期を短縮することが出来る地下部付建築物の躯体構造と
その施工法を提供することにある。
期を短縮することが出来る地下部付建築物の躯体構造と
その施工法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係る地下部付建築物の躯体構造は、掘削地盤
内底に構成した基礎及び立ち上がり壁を有する構造物の
前記基礎の上に躯体を固定したことを特徴とするもので
ある。
に本発明に係る地下部付建築物の躯体構造は、掘削地盤
内底に構成した基礎及び立ち上がり壁を有する構造物の
前記基礎の上に躯体を固定したことを特徴とするもので
ある。
【0011】また本発明に係る第1の施工法は、地下構
造物を構築すべき掘削地盤内底に基礎及び立ち上がり壁
を設け、その後、前記基礎の上に地下部の躯体及び地上
階の躯体を建て込むことを特徴とするものである。
造物を構築すべき掘削地盤内底に基礎及び立ち上がり壁
を設け、その後、前記基礎の上に地下部の躯体及び地上
階の躯体を建て込むことを特徴とするものである。
【0012】また本発明に係る第2の施工法は、地下構
造物を構築すべき掘削地盤内底に基礎を設け、その後、
前記基礎の上に地下部の躯体及び地上階の躯体を建て込
むと共に立ち上がり壁を設けることを特徴とするもので
ある。
造物を構築すべき掘削地盤内底に基礎を設け、その後、
前記基礎の上に地下部の躯体及び地上階の躯体を建て込
むと共に立ち上がり壁を設けることを特徴とするもので
ある。
【0013】
【作用】上記地下部付建築物の躯体構造(以下、単に
『躯体構造』という)では、掘削地盤内底に構成された
基礎及び立ち上がり壁を有する構造物の前記基礎上に躯
体を固定するので、地下部をRC造で構築した場合の上
部構造部であるスラブや梁上に地上階の躯体を固定する
のではなく、地下部から地上階まで一体的な躯体を構成
して基礎上に固定することが出来る。
『躯体構造』という)では、掘削地盤内底に構成された
基礎及び立ち上がり壁を有する構造物の前記基礎上に躯
体を固定するので、地下部をRC造で構築した場合の上
部構造部であるスラブや梁上に地上階の躯体を固定する
のではなく、地下部から地上階まで一体的な躯体を構成
して基礎上に固定することが出来る。
【0014】上記第1の施工法では、先ず地下構造物を
構築すべき位置を掘削して掘削地盤内底に基礎及び立ち
上がり壁を設け、その後、前記基礎の上に地下部の躯体
及び地上階の躯体を建て込むため、RC造の地下構築物
に於ける上部構造であるスラブや梁を不要とし、これ等
を構成するための型枠の取り付けや撤去等に要する期間
が不要となり、工期の短縮化をはかることが出来る。
構築すべき位置を掘削して掘削地盤内底に基礎及び立ち
上がり壁を設け、その後、前記基礎の上に地下部の躯体
及び地上階の躯体を建て込むため、RC造の地下構築物
に於ける上部構造であるスラブや梁を不要とし、これ等
を構成するための型枠の取り付けや撤去等に要する期間
が不要となり、工期の短縮化をはかることが出来る。
【0015】また第2の施工法では、先ず地下構造物を
構築すべき位置を掘削して掘削地盤内底に基礎を設け、
その後、該基礎の上に地下部の躯体及び地上階の躯体を
建て込むと共に立ち上がり壁を設けるため、RC造の地
下構築物に於ける上部構造であるスラブや梁を構成する
ための作業が不要となり工期の短縮化をはかることが出
来、且つ躯体の建て込みと立ち上がり壁の構築を同時に
並行して行うことによる工期の短縮化をはかることが出
来る。
構築すべき位置を掘削して掘削地盤内底に基礎を設け、
その後、該基礎の上に地下部の躯体及び地上階の躯体を
建て込むと共に立ち上がり壁を設けるため、RC造の地
下構築物に於ける上部構造であるスラブや梁を構成する
ための作業が不要となり工期の短縮化をはかることが出
来、且つ躯体の建て込みと立ち上がり壁の構築を同時に
並行して行うことによる工期の短縮化をはかることが出
来る。
【0016】
【実施例】以下、上記躯体構造及びその施工法について
図により説明する。図1は躯体構造を説明する模式図、
図2は第1の施工法の工程を説明する図、図3は第2の
施工法の工程を説明する図、図4は第2の施工法の他の
例を説明する図、図5は地下部を居室として用いる建築
物の構成を説明する要部断面図、図6は地下部を居室と
して用いる建築物の構成を説明する要部断面図、図7は
地下部を居室として用いる建築物の構成を説明する要部
断面図、図8は完全埋込の地下部の構成を説明する模式
図である。
図により説明する。図1は躯体構造を説明する模式図、
図2は第1の施工法の工程を説明する図、図3は第2の
施工法の工程を説明する図、図4は第2の施工法の他の
例を説明する図、図5は地下部を居室として用いる建築
物の構成を説明する要部断面図、図6は地下部を居室と
して用いる建築物の構成を説明する要部断面図、図7は
地下部を居室として用いる建築物の構成を説明する要部
断面図、図8は完全埋込の地下部の構成を説明する模式
図である。
【0017】先ず、図1により躯体構造について説明す
る。図に於いて、地下部を構築すべき位置には地盤を掘
削した内底に設けたRC造の基礎1と、基礎1の周囲に
設けたRC造の立ち上がり壁2を有する構造物Aが構築
されている。前記構造物Aの基礎1に地下部付建築物を
構成する地下部の躯体及び地上階の躯体が固定されてい
る。
る。図に於いて、地下部を構築すべき位置には地盤を掘
削した内底に設けたRC造の基礎1と、基礎1の周囲に
設けたRC造の立ち上がり壁2を有する構造物Aが構築
されている。前記構造物Aの基礎1に地下部付建築物を
構成する地下部の躯体及び地上階の躯体が固定されてい
る。
【0018】本実施例では地下部3の躯体と地上階4の
躯体は躯体Bとして一体的に構成されている。また本実
施例に於ける躯体Bは鉄骨造の軸組系で構成されてい
る。然し、地下部付建築物の躯体としては木造の軸組系
であっても良く、また2×4工法を採用した木造の壁式
系であっても良い。
躯体は躯体Bとして一体的に構成されている。また本実
施例に於ける躯体Bは鉄骨造の軸組系で構成されてい
る。然し、地下部付建築物の躯体としては木造の軸組系
であっても良く、また2×4工法を採用した木造の壁式
系であっても良い。
【0019】躯体Bは、基礎1に埋設形成された複数の
アンカーボルトによって構成された接合部5に柱6の下
端を接続して固定されている。即ち、基礎1の接合部5
に柱6を固定し、柱6に各階層に対応する梁7を固定す
ることで、地下部3付の躯体Bが構成されている。
アンカーボルトによって構成された接合部5に柱6の下
端を接続して固定されている。即ち、基礎1の接合部5
に柱6を固定し、柱6に各階層に対応する梁7を固定す
ることで、地下部3付の躯体Bが構成されている。
【0020】上記躯体構造では、従来の基礎と、立ち上
がり壁と、天井を構成するスラブ或いは臥梁からなるR
C造の構造物に於けるスラブ上或いは臥梁上に地上階の
躯体を建て込む場合と比較して躯体Bの建て込み精度を
向上させることが可能である。即ち、接合部5が構造物
Aの基礎1に構成されるため、該基礎1に配筋された鉄
筋にアンカーボルト等を固定した場合であっても、前記
鉄筋が掘削地盤の内底に打設された捨てコンクリートの
上部に安定した状態で配置されることから、通常の地表
面に基礎部と接合部を構成する場合と何等変わることが
ない。このため、アンカーボルト等による接合部5の精
度を向上させることが可能となる。
がり壁と、天井を構成するスラブ或いは臥梁からなるR
C造の構造物に於けるスラブ上或いは臥梁上に地上階の
躯体を建て込む場合と比較して躯体Bの建て込み精度を
向上させることが可能である。即ち、接合部5が構造物
Aの基礎1に構成されるため、該基礎1に配筋された鉄
筋にアンカーボルト等を固定した場合であっても、前記
鉄筋が掘削地盤の内底に打設された捨てコンクリートの
上部に安定した状態で配置されることから、通常の地表
面に基礎部と接合部を構成する場合と何等変わることが
ない。このため、アンカーボルト等による接合部5の精
度を向上させることが可能となる。
【0021】また上記躯体構造では、地下部3の躯体と
地上階4の躯体が一体化された躯体Bによって構成され
るため、構造解析を行う際の系が同一となり、構造計算
が容易となる。
地上階4の躯体が一体化された躯体Bによって構成され
るため、構造解析を行う際の系が同一となり、構造計算
が容易となる。
【0022】尚、図1では、地下構造物Aの立ち上がり
壁2を地下部3の壁面として利用しているが、前記立ち
上がり壁2を地下部3の壁として利用するか否かは限定
するものではない。例えば、図6に示すように、地下部
3の所定位置にドライエリア8を設ける場合、柱6は立
ち上がり壁2と離隔した位置に設けられるため、該壁2
を地下部3の壁として利用することは出来ない。
壁2を地下部3の壁面として利用しているが、前記立ち
上がり壁2を地下部3の壁として利用するか否かは限定
するものではない。例えば、図6に示すように、地下部
3の所定位置にドライエリア8を設ける場合、柱6は立
ち上がり壁2と離隔した位置に設けられるため、該壁2
を地下部3の壁として利用することは出来ない。
【0023】次に、図2により第1の施工法について説
明する。同図(a)に示すように、先ず地下部3を構築
すべき位置を予め設定された深さに根伐りし、掘削地盤
内底11を形成する。
明する。同図(a)に示すように、先ず地下部3を構築
すべき位置を予め設定された深さに根伐りし、掘削地盤
内底11を形成する。
【0024】次に、同図(b)に示すように、掘削地盤
内底11上に砕石を敷設すると共に捨てコンクリートを打
設して地業12を形成する。捨てコンクリートが硬化した
後、立ち上がり壁2に沿って地業12の上部に外型枠13を
配置し、該外型枠13の全内面及び外型枠13によって規定
された地業12の全上面に防水層14を形成する。この防水
層14としては特に限定するものではないが、例えば、ナ
トリウム系ベントナイトをクラフトパネルに充填して構
成されたものを用いることが好ましい。この防水層14は
地下水が接触すると水和,膨潤して不透水性ゲル状の防
水壁を作り、永続的に防水性を維持する。
内底11上に砕石を敷設すると共に捨てコンクリートを打
設して地業12を形成する。捨てコンクリートが硬化した
後、立ち上がり壁2に沿って地業12の上部に外型枠13を
配置し、該外型枠13の全内面及び外型枠13によって規定
された地業12の全上面に防水層14を形成する。この防水
層14としては特に限定するものではないが、例えば、ナ
トリウム系ベントナイトをクラフトパネルに充填して構
成されたものを用いることが好ましい。この防水層14は
地下水が接触すると水和,膨潤して不透水性ゲル状の防
水壁を作り、永続的に防水性を維持する。
【0025】上記の如くして防水層14を形成した後、基
礎1,立ち上がり壁2に図示しない鉄筋を配筋し、更
に、躯体Bの柱6を接合する位置にアンカーボルト等を
取り付ける。その後、立ち上がり壁2に沿って内型枠15
を配置し、コンクリートを打設して養生し、基礎1,立
ち上がり壁2からなる構造物Aを構築する。尚、基礎1
と立ち上がり壁2に対し、必ずしも同時にコンクリート
を打設する必要はなく、配筋作業が終了した時点で基礎
1に対するコンクリートを打設し、該コンクリートが初
期硬化した後、内型枠15を配置して立ち上がり壁2に対
するコンクリートを打設しても良い。
礎1,立ち上がり壁2に図示しない鉄筋を配筋し、更
に、躯体Bの柱6を接合する位置にアンカーボルト等を
取り付ける。その後、立ち上がり壁2に沿って内型枠15
を配置し、コンクリートを打設して養生し、基礎1,立
ち上がり壁2からなる構造物Aを構築する。尚、基礎1
と立ち上がり壁2に対し、必ずしも同時にコンクリート
を打設する必要はなく、配筋作業が終了した時点で基礎
1に対するコンクリートを打設し、該コンクリートが初
期硬化した後、内型枠15を配置して立ち上がり壁2に対
するコンクリートを打設しても良い。
【0026】所定の養生期間をおいて打設されたコンク
リートが硬化した後、外型枠13,内型枠15を取り外し、
同図(c)に示すように、基礎1に躯体Bを建て込む作
業を実施する。この作業は、基礎1の接合部5に躯体B
の柱6の下端を接合することで柱6を固定し、更に、固
定された柱6に梁7を固定することで行われる。尚、本
実施例では外型枠13を埋め殺した状態で構造物Aを構築
しているが、外型枠13を取り外すか埋め殺すかは、現場
の状況によって決定されるべきものである。
リートが硬化した後、外型枠13,内型枠15を取り外し、
同図(c)に示すように、基礎1に躯体Bを建て込む作
業を実施する。この作業は、基礎1の接合部5に躯体B
の柱6の下端を接合することで柱6を固定し、更に、固
定された柱6に梁7を固定することで行われる。尚、本
実施例では外型枠13を埋め殺した状態で構造物Aを構築
しているが、外型枠13を取り外すか埋め殺すかは、現場
の状況によって決定されるべきものである。
【0027】上記の如くして構造物Aの基礎1に躯体B
を固定した後、同図(d)に示すように、固定された躯
体BにALCパネル,PC板,サイディング等のパネル
から選択された外壁パネルCを取り付ける。その後、内
装工事,屋根工事等の諸工事を実施することで地下部付
の建築物を構築することが可能である。
を固定した後、同図(d)に示すように、固定された躯
体BにALCパネル,PC板,サイディング等のパネル
から選択された外壁パネルCを取り付ける。その後、内
装工事,屋根工事等の諸工事を実施することで地下部付
の建築物を構築することが可能である。
【0028】上記第1の施工法では、構造物Aは基礎1
と立ち上がり壁2によって構成される。即ち、従来技術
に於けるスラブ或いは臥梁を有することなく構成され
る。このため、スラブ,臥梁を構成するための型枠を配
置する作業が不要であり、且つ基礎1が硬化した後、直
ちに躯体Bを建て込むことが可能となり工期の短縮化を
はかることが可能となる。
と立ち上がり壁2によって構成される。即ち、従来技術
に於けるスラブ或いは臥梁を有することなく構成され
る。このため、スラブ,臥梁を構成するための型枠を配
置する作業が不要であり、且つ基礎1が硬化した後、直
ちに躯体Bを建て込むことが可能となり工期の短縮化を
はかることが可能となる。
【0029】次に図3により第2の工法について説明す
る。同図(a)に示すように、先ず地下部3を構築すべ
き位置を予め設定された深さに根伐りし、掘削地盤内底
11を形成する。
る。同図(a)に示すように、先ず地下部3を構築すべ
き位置を予め設定された深さに根伐りし、掘削地盤内底
11を形成する。
【0030】次に、同図(b)に示すように、掘削地盤
内底11上に砕石を敷設すると共に捨てコンクリートを打
設して地業12を形成する。捨てコンクリートが硬化した
後、地下部3の平面形状に従って地業12の上面に第1の
施工法で用いたのと同様の防水層14を形成する。地業12
に防水層14を形成した後、基礎1の外周に沿って図示し
ない型枠を配置すると共に図示しない鉄筋を配筋する。
更に、配筋された鉄筋に躯体Bの柱6を接合する位置に
アンカーボルト等を取り付けると共に、立ち上がり壁2
を構築すべき位置にさし筋16を取り付ける。その後、コ
ンクリートを打設して養生し、基礎1を構成する。
内底11上に砕石を敷設すると共に捨てコンクリートを打
設して地業12を形成する。捨てコンクリートが硬化した
後、地下部3の平面形状に従って地業12の上面に第1の
施工法で用いたのと同様の防水層14を形成する。地業12
に防水層14を形成した後、基礎1の外周に沿って図示し
ない型枠を配置すると共に図示しない鉄筋を配筋する。
更に、配筋された鉄筋に躯体Bの柱6を接合する位置に
アンカーボルト等を取り付けると共に、立ち上がり壁2
を構築すべき位置にさし筋16を取り付ける。その後、コ
ンクリートを打設して養生し、基礎1を構成する。
【0031】所定の養生期間をおいて打設されたコンク
リートが硬化した後、同図(c)に示すように、基礎1
に躯体Bを建て込む作業を実施する。この作業は、基礎
1の接合部5に柱6の下端を接合することで柱6を固定
し、更に、固定された柱6に梁7を固定することで行わ
れる。基礎1に躯体Bを固定した後、該躯体Bに外壁パ
ネルCを取り付け、これ等の作業と並行して立ち上がり
壁2の外周に沿って外型枠13を配置して該外型枠13の内
面に防水層14を形成し、その後、さし筋16に鉄筋17を接
続して立ち上がり壁2の配筋を行う。
リートが硬化した後、同図(c)に示すように、基礎1
に躯体Bを建て込む作業を実施する。この作業は、基礎
1の接合部5に柱6の下端を接合することで柱6を固定
し、更に、固定された柱6に梁7を固定することで行わ
れる。基礎1に躯体Bを固定した後、該躯体Bに外壁パ
ネルCを取り付け、これ等の作業と並行して立ち上がり
壁2の外周に沿って外型枠13を配置して該外型枠13の内
面に防水層14を形成し、その後、さし筋16に鉄筋17を接
続して立ち上がり壁2の配筋を行う。
【0032】その後、同図(d)に示すように、外型枠
13と地下部3に対応する外壁パネルCの間にコンクリー
トを打設して立ち上がり壁2を構築する。
13と地下部3に対応する外壁パネルCの間にコンクリー
トを打設して立ち上がり壁2を構築する。
【0033】上記第2の施工法では、第1の施工法に於
けるスラブや臥梁のないことによる工期の短縮化に加え
て、基礎1を構築した後躯体Bの建て込みと立ち上がり
壁2の構築を同時に並行して実施することによる工期の
短縮化をはかることが可能となる。
けるスラブや臥梁のないことによる工期の短縮化に加え
て、基礎1を構築した後躯体Bの建て込みと立ち上がり
壁2の構築を同時に並行して実施することによる工期の
短縮化をはかることが可能となる。
【0034】前述の実施例では、躯体Bに取り付けた外
壁パネルCを立ち上がり壁2を構築する際の内型枠とし
て利用する場合について説明したが、必ずしも外壁パネ
ルCを内型枠として利用する必要はなく、基礎1に固定
された柱6の間に図示しない内型枠を配置し、この内型
枠と外型枠13の間にコンクリートを打設して立ち上がり
壁2を構築しても良いことは当然である。
壁パネルCを立ち上がり壁2を構築する際の内型枠とし
て利用する場合について説明したが、必ずしも外壁パネ
ルCを内型枠として利用する必要はなく、基礎1に固定
された柱6の間に図示しない内型枠を配置し、この内型
枠と外型枠13の間にコンクリートを打設して立ち上がり
壁2を構築しても良いことは当然である。
【0035】次に第2の施工法の他の実施例について図
4により説明する。この実施例は、地下部3に対応して
根伐りする際に余掘りすることが困難である場合の工法
であり、第2の施工法のみならず第1の施工法を実施す
る際に適用することも可能である。
4により説明する。この実施例は、地下部3に対応して
根伐りする際に余掘りすることが困難である場合の工法
であり、第2の施工法のみならず第1の施工法を実施す
る際に適用することも可能である。
【0036】最近の土地事情では根伐りを行う際に余掘
りをし得ない場合も多く生じている。この場合、同図
(a)に示すように、矢板或いはシートパイルによって
山留部18と共に掘削地盤内底11を形成する。その後、同
図(b)に示すように、地業12を形成し、地業12の上面
に防水層14を形成する。また山留部18を立ち上がり壁2
を構築する際の外型枠として利用し、該山留部18の根伐
り側の面に防水層14を形成する。このとき、山留部18を
構成する矢板等と防水層14の間に断熱材を配置すること
が好ましい。
りをし得ない場合も多く生じている。この場合、同図
(a)に示すように、矢板或いはシートパイルによって
山留部18と共に掘削地盤内底11を形成する。その後、同
図(b)に示すように、地業12を形成し、地業12の上面
に防水層14を形成する。また山留部18を立ち上がり壁2
を構築する際の外型枠として利用し、該山留部18の根伐
り側の面に防水層14を形成する。このとき、山留部18を
構成する矢板等と防水層14の間に断熱材を配置すること
が好ましい。
【0037】上記の如くして防水層14を形成した後、前
述の第2の施工法と同様に基礎1を形成し、同図
(c),(d)に示すように、基礎1に躯体Bを固定す
ると共に立ち上がり壁2を構築する。
述の第2の施工法と同様に基礎1を形成し、同図
(c),(d)に示すように、基礎1に躯体Bを固定す
ると共に立ち上がり壁2を構築する。
【0038】次に、上記第1の施工法或いは第2の施工
法を選択的に実施して構築された地下部3の構成につい
て説明する。
法を選択的に実施して構築された地下部3の構成につい
て説明する。
【0039】図5は、地下部3を居室として利用し得る
ように構成されたものであり、第1の施工法或いは第2
の施工法によって構成することが可能である。地下部3
の壁面には天井19を基準として窓等の開口部20が形成さ
れている。また基礎1には所定の平面形状を持った凹部
21が形成され、基礎1,立ち上がり壁2のコンクリート
中に含まれた水分が滲み出したとき凹部21に導入するこ
とで床22に悪影響を及ぼすことのないように構成されて
いる。
ように構成されたものであり、第1の施工法或いは第2
の施工法によって構成することが可能である。地下部3
の壁面には天井19を基準として窓等の開口部20が形成さ
れている。また基礎1には所定の平面形状を持った凹部
21が形成され、基礎1,立ち上がり壁2のコンクリート
中に含まれた水分が滲み出したとき凹部21に導入するこ
とで床22に悪影響を及ぼすことのないように構成されて
いる。
【0040】地下部3を第2の施工法を採用して構成し
た場合、地下部3の外壁パネルCと立ち上がり壁2は密
着した状態となる。然し、第1の施工法を採用した場
合、外壁パネルCと立ち上がり壁2の間には僅かな間隙
23が形成される。このため、間隙23の上部には外壁パネ
ルCから立ち上がり壁2の上端部にわたって水切笠木24
が設けられている。
た場合、地下部3の外壁パネルCと立ち上がり壁2は密
着した状態となる。然し、第1の施工法を採用した場
合、外壁パネルCと立ち上がり壁2の間には僅かな間隙
23が形成される。このため、間隙23の上部には外壁パネ
ルCから立ち上がり壁2の上端部にわたって水切笠木24
が設けられている。
【0041】図6は、地下部3を居室として利用し得る
ように構成されたものであり、第1の施工法或いは第2
の施工法によって構成することが可能である。地下部3
の予め設定された方角に対向する位置にはドライエリア
8が形成され、壁面には天井19から床22の間にテラス窓
等の開口部20が形成されている。また基礎1には前述と
同様に平面形状を持った凹部21が形成されている。
ように構成されたものであり、第1の施工法或いは第2
の施工法によって構成することが可能である。地下部3
の予め設定された方角に対向する位置にはドライエリア
8が形成され、壁面には天井19から床22の間にテラス窓
等の開口部20が形成されている。また基礎1には前述と
同様に平面形状を持った凹部21が形成されている。
【0042】上記地下部3を第1の施工法を採用して構
成した場合、ドライエリア8の部分が広く開放されてい
るため、基礎1に躯体Bを建て込む作業が容易である。
尚、この場合、ドライエリア8に面する立ち上がり壁2
を構成する際に外壁パネルCを内型枠として利用するこ
とは出来ない。
成した場合、ドライエリア8の部分が広く開放されてい
るため、基礎1に躯体Bを建て込む作業が容易である。
尚、この場合、ドライエリア8に面する立ち上がり壁2
を構成する際に外壁パネルCを内型枠として利用するこ
とは出来ない。
【0043】図7は、居室として利用し得るように構成
された地下部3の開口部20以外の部分を断面したもので
あり、第1の施工法或いは第2の施工法によって構成す
ることが可能である。この場合、立ち上がり壁2を地下
部3の壁の一部として利用しており、地上階4の外壁パ
ネルCと立ち上がり壁2の上端部との間に所定寸法の外
壁パネルCが立ち上がり壁2の上端に載置された状態で
取り付けられている。この場合、立ち上がり壁2の厚さ
と外壁パネルCの厚さを比較すると立ち上がり壁2の方
が充分に厚いため、外壁パネルCの下端から立ち上がり
壁2の上端部にわたって水切板25が設けられている。ま
た基礎1には前述と同様に平面形状を持った凹部21が形
成されている。
された地下部3の開口部20以外の部分を断面したもので
あり、第1の施工法或いは第2の施工法によって構成す
ることが可能である。この場合、立ち上がり壁2を地下
部3の壁の一部として利用しており、地上階4の外壁パ
ネルCと立ち上がり壁2の上端部との間に所定寸法の外
壁パネルCが立ち上がり壁2の上端に載置された状態で
取り付けられている。この場合、立ち上がり壁2の厚さ
と外壁パネルCの厚さを比較すると立ち上がり壁2の方
が充分に厚いため、外壁パネルCの下端から立ち上がり
壁2の上端部にわたって水切板25が設けられている。ま
た基礎1には前述と同様に平面形状を持った凹部21が形
成されている。
【0044】図8は、地下部3を完全埋込式に構成した
ものであり、主として第1の施工法によって構成するこ
とが可能である。この場合、立ち上がり壁2を地下部3
の壁の全部に利用している。従って、地上階4の外壁パ
ネルCは立ち上がり壁2の上端部に載置された状態で取
り付けられている。
ものであり、主として第1の施工法によって構成するこ
とが可能である。この場合、立ち上がり壁2を地下部3
の壁の全部に利用している。従って、地上階4の外壁パ
ネルCは立ち上がり壁2の上端部に載置された状態で取
り付けられている。
【0045】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明に係る
地下部付建築物の躯体構造では、掘削地盤内底に構成さ
れた基礎及び立ち上がり壁を有する構造物の前記基礎上
に躯体を固定するので、地下部をRC造で構築した場合
の上部構造部であるスラブや梁上に地上階の躯体を固定
するのではなく、地下部から地上階まで一体的な躯体を
構成して基礎上に固定することが出来る。このため、躯
体が1つの系となり、構造計算を簡略化することが出来
る。
地下部付建築物の躯体構造では、掘削地盤内底に構成さ
れた基礎及び立ち上がり壁を有する構造物の前記基礎上
に躯体を固定するので、地下部をRC造で構築した場合
の上部構造部であるスラブや梁上に地上階の躯体を固定
するのではなく、地下部から地上階まで一体的な躯体を
構成して基礎上に固定することが出来る。このため、躯
体が1つの系となり、構造計算を簡略化することが出来
る。
【0046】また躯体の接合部を掘削地盤内底に形成さ
れた基礎に設けるため、接合部を構成するアンカーボル
ト等を捨てコンクリート上に取り付けることが可能とな
り、接合部の周辺を精度良く構成することが出来る。こ
のため、躯体の建て方精度を向上させることが出来、且
つ作業が容易となる。
れた基礎に設けるため、接合部を構成するアンカーボル
ト等を捨てコンクリート上に取り付けることが可能とな
り、接合部の周辺を精度良く構成することが出来る。こ
のため、躯体の建て方精度を向上させることが出来、且
つ作業が容易となる。
【0047】またRC造の部分を減少させることが可能
となり、コンクリート中に含まれた水分の滲み出しを減
少させることが出来る。このため、結露が減少し地下部
を居室として利用する場合の居住性を向上させることが
出来る。
となり、コンクリート中に含まれた水分の滲み出しを減
少させることが出来る。このため、結露が減少し地下部
を居室として利用する場合の居住性を向上させることが
出来る。
【0048】本発明に係る第1の施工法では、RC造の
地下構築物に於ける上部構造であるスラブや臥梁を不要
とし、これ等を構成するための型枠の取付作業や撤去作
業が不要となり、これ等の作業に要する工数を削減して
コストを減少させると共に工期の短縮化をはかることが
出来る。
地下構築物に於ける上部構造であるスラブや臥梁を不要
とし、これ等を構成するための型枠の取付作業や撤去作
業が不要となり、これ等の作業に要する工数を削減して
コストを減少させると共に工期の短縮化をはかることが
出来る。
【0049】本発明に係る第2の施工法では、RC造の
地下構築物に於ける上部構造であるスラブや梁を不要と
し、これに応じた工数の削減によるコストを減少させる
と共に工期の短縮化をはかることが出来る。また前記事
項に加えて躯体の建て込みと立ち上がり壁の構築を同時
に並行して行うことによる工期の短縮化をはかることが
出来る。
地下構築物に於ける上部構造であるスラブや梁を不要と
し、これに応じた工数の削減によるコストを減少させる
と共に工期の短縮化をはかることが出来る。また前記事
項に加えて躯体の建て込みと立ち上がり壁の構築を同時
に並行して行うことによる工期の短縮化をはかることが
出来る。
【0050】また第2の施工法を実施する際に地下部の
外壁パネルを立ち上がり壁の内型枠として利用する場合
には、前記内型枠に相当する型枠コストを低減させるこ
とが出来る等の特徴を有するものである。
外壁パネルを立ち上がり壁の内型枠として利用する場合
には、前記内型枠に相当する型枠コストを低減させるこ
とが出来る等の特徴を有するものである。
【図1】躯体構造を説明する模式図である。
【図2】第1の施工法の工程を説明する図である。
【図3】第2の施工法の工程を説明する図である。
【図4】第2の施工法の他の例を説明する図である。
【図5】地下部を居室として用いる建築物の構成を説明
する要部断面図である。
する要部断面図である。
【図6】地下部を居室として用いる建築物の構成を説明
する要部断面図である。
する要部断面図である。
【図7】地下部を居室として用いる建築物の構成を説明
する要部断面図である。
する要部断面図である。
【図8】完全埋込の地下部の構成を説明する模式図であ
る。
る。
A 構造物 B 躯体 C 外壁パネル 1 基礎 2 立ち上がり壁 3 地下部 4 地上階 5 接合部 6 柱 7 梁 8 ドライエリア 11 掘削地盤内底 12 地業 13 外型枠 14 防水層 15 内型枠 16 さし筋 17 鉄筋 18 山留部 19 天井 20 開口部 21 凹部
Claims (4)
- 【請求項1】 掘削地盤内底に構成した基礎及び立ち上
がり壁を有する構造物の前記基礎の上に躯体を固定した
ことを特徴とした地下部付建築物の躯体構造。 - 【請求項2】 地下構造物を構築すべき掘削地盤内底に
基礎及び立ち上がり壁を設け、その後、前記基礎の上に
地下部の躯体及び地上階の躯体を建て込むことを特徴と
した地下部付建築物の施工法。 - 【請求項3】 地下構造物を構築すべき掘削地盤内底に
基礎を設け、その後、前記基礎の上に地下部の躯体及び
地上階の躯体を建て込むと共に立ち上がり壁を設けるこ
とを特徴とした地下部付建築物の施工法。 - 【請求項4】 前記躯体が鉄骨造であることを特徴とし
た請求項2又は3に記載した地下部付建築物の施工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6213511A JPH0881964A (ja) | 1994-09-07 | 1994-09-07 | 地下部付建築物の躯体構造及びその施工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6213511A JPH0881964A (ja) | 1994-09-07 | 1994-09-07 | 地下部付建築物の躯体構造及びその施工法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0881964A true JPH0881964A (ja) | 1996-03-26 |
Family
ID=16640409
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6213511A Withdrawn JPH0881964A (ja) | 1994-09-07 | 1994-09-07 | 地下部付建築物の躯体構造及びその施工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0881964A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11172710A (ja) * | 1997-12-16 | 1999-06-29 | Fujita Corp | 鉄骨鉄筋コンクリート建築物の地下部分の施工方法 |
JP2013204396A (ja) * | 2012-03-29 | 2013-10-07 | Sumitomo Forestry Co Ltd | 地下空間構造 |
JP2020165152A (ja) * | 2019-03-29 | 2020-10-08 | 大和ハウス工業株式会社 | 深基礎構造 |
-
1994
- 1994-09-07 JP JP6213511A patent/JPH0881964A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11172710A (ja) * | 1997-12-16 | 1999-06-29 | Fujita Corp | 鉄骨鉄筋コンクリート建築物の地下部分の施工方法 |
JP2013204396A (ja) * | 2012-03-29 | 2013-10-07 | Sumitomo Forestry Co Ltd | 地下空間構造 |
JP2020165152A (ja) * | 2019-03-29 | 2020-10-08 | 大和ハウス工業株式会社 | 深基礎構造 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20011120 |