JPH0881883A - 撥水剤組成物及び撥水剤物品並びに撥水処理方法 - Google Patents
撥水剤組成物及び撥水剤物品並びに撥水処理方法Info
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Abstract
続性が高く、且つ処理対象物にシミ残りがない撥水剤組
成物の提供。 【構成】 アクリル酸もしくはメタクリル酸又はこれら
のアルキル又はアリールエステルと、ヒドロキシアルキ
ル基(アルキル基の炭素数2〜3)を含有するアクリル
酸エステル又はメタクリル酸エステルと、パーフルオロ
アルキル基を含有するアクリル酸エステルもしくはメタ
クリル酸エステルとを重合して得られるフッ素樹脂 0.1
〜5重量%、炭素数1〜3のアルコール90〜99.8重量%
及び可塑剤及び/又はフッ素含有界面活性剤 0.1〜5重
量%を含有する撥水剤組成物、及び該撥水剤組成物を含
有する撥水剤物品並びに該撥水剤物品を使用する撥水処
理方法。
Description
物品並びに撥水処理方法に関し、さらに詳しくは、撥水
性能が良好で、その持続性が高く、撥水処理時の不快臭
の発生が抑制され、かつ撥水処理時のむらづき、シミが
抑制された撥水剤組成物及び撥水剤物品並びに撥水処理
方法に関する。
にパーフルオロアルキル基又はフルオロアルキル基を含
有する重合可能な単量体の重合物、又はこの単量体と他
種の重合可能な単量体との共重合物からなるフッ素系撥
水剤は、撥水処理される対象物、例えば繊維織物に対
し、単位重量繊維当り0.05〜2%o.w.f (on the weight
of fabrics)という比較的少量で優れた撥水効果、更に
は防汚効果を発揮するものであり、繊維織物を初めとし
て、皮革、インテリア、建材等の表面処理加工剤として
近年注目されている。
エアゾールを衣料等に吹きつけたり、又は該撥水剤を塩
素系溶剤(ジクロロエタン、 1,1,1−トリクロロエタ
ン、S−テトラクロロジフルオロエタン、 1,1,2−トリ
クロロ−1,2,2 −トリフルオロエタン等)や、これらの
塩素系溶剤に1価もしくは2価のアルコールを添加した
混合溶剤、又は石油系溶剤(ミネラルターペン油等)に
溶解させた液を布に塗布すると、撥水処理された後の衣
料等が黒、紺色等の濃い色彩を有する場合には、白いシ
ミが目立ち外観を著しく損なうという問題があった。ま
た、これらの撥水剤では撥水処理直後の撥水性は充分に
認められるものの、その効果の持続性が劣るため、衣料
等にたびたび撥水処理しなければならないという問題が
あった。
は、撥水処理にあたり、撥水効果が優れ、その持続性が
高く、且つ処理対象物にシミ残りがない撥水剤組成物及
び該撥水剤組成物を含有する撥水剤物品並びに該撥水剤
物品を使用する撥水処理方法を提供することである。
を解決するため鋭意検討した結果、特定の組成物を使用
することにより、さらにはこの組成物を撥水処理される
べき対象物に噴霧することにより、上記目的を達成し得
ることを見い出し本発明を完成するに到った。
量%、(b) 成分90〜99.8重量%及び(c) 成分 0.1〜5重
量%を含有することを特徴とする撥水剤組成物を提供す
るものである。 <(a) 成分>下記モノマー(1) 、モノマー(2) 及びモノ
マー(3) を重合して得られるフッ素樹脂 モノマー(1):一般式(I)で表されるアクリル酸もしく
はメタクリル酸、又はこれらのエステル。 CH2=CR1(COOR2) (I) 〔式中、 R1:H またはCH3 基を示す。
てもよい直鎖もしくは分岐鎖の炭素数1〜22のアルキル
基もしくはアルケニル基を示すか、又は直鎖もしくは分
岐鎖の炭素数1〜20のアルキル基もしくはアルケニル基
で置換していてもよいアリール基を示すか、又は炭素数
3〜8のシクロアルキル基を示す。〕 モノマー(2):ヒドロキシアルキル基(アルキル基の炭素
数2〜3)を有する、アクリル酸エステル又はメタクリ
ル酸エステル。 モノマー(3):パーフルオロアルキル基を有する、アクリ
ル酸エステルもしくはメタクリル酸エステル。 <(b) 成分>炭素数1〜3のアルコール <(c) 成分>可塑剤及び/又はフッ素含有界面活性剤 さらに本発明は、該撥水剤組成物を、その内部に充填し
た液体をその外部へ噴霧する装置を具備した容器の中
へ、充填してなる撥水剤物品を提供するものである。そ
してさらに本発明は、該撥水剤物品を使用し、上記撥水
剤組成物を、撥水処理されるべき対象物に対し噴霧する
ことを特徴とする撥水処理方法を提供するものである。
(a) 成分は上記モノマー(1) 、モノマー(2) 及びモノマ
ー(3) を重合して得られるフッ素樹脂である。
酸、アクリル酸イソブチル、アクリル酸エチル、アクリ
ル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸オクチル、アクリ
ル酸ステアリル、アクリル酸ビニル、アクリル酸n−ブ
チル、アクリル酸tert−ブチル、アクリル酸メチ
ル、メタクリル酸、メタクリル酸アリル、メタクリル酸
イソブチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸2−エ
チルヘキシル、メタクリル酸n−オクタデシル、メタク
リル酸シクロヘキシル、メタクリル酸ドデシル、メタク
リル酸ビニル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸
tert−ブチル、メタクリル酸ベンジル、メタクリル酸メ
チル、メタクリル酸ステアリル等が挙げられ、これらの
2種以上を使用してもよい。この中で、アクリル酸イソ
ブチル、メタクリル酸イソブチル、アクリル酸メチル及
びメタクリル酸メチルからなる群より選ばれる少なくと
も2種以上(以下、これらをモノマー(1')という)を使
用することが本発明の所望の撥水性能を得るために好ま
しい。
れる。アクリル酸2−ヒドロキシエチル、アクリル酸ヒ
ドロキシプロピル(異性体混合物)、メタクリル酸2−
ヒドロキシエチル、メタクリル酸2−ヒドロキシプロピ
ル、メタクリル酸3−ヒドロキシプロピルが挙げられ、
これらの2種以上を使用してもよい。モノマー(3) とし
ては、次のものが例示される。 CF3(CF2)7(CH2)11OCOCH=CH2 、 CF3(CF2)CH2OCO(CH3)
=CH2 、CF3(CF2)7(CH2)4OCO(CH3)=CH2 、
CF3(CF2)7SO2N(C3H7)(CH2)2OCOC(CH3)=CH2 、CF3(CF2)
7(CH2)2OCOCH=CH2、
てもよい。
ノマー(2) 及びモノマー(3) 、好ましくはモノマー
(1')、モノマー(2) 及びモノマー(3) を重合して得られ
るが、この場合において、各モノマーの配合割合は、モ
ノマー(1) (又はモノマー(1'))が全モノマーに対し、
30〜70重量%、モノマー(2)が15〜30重量%、モノマー
(3)が15〜40重量%であることが本発明の所望する水準
の撥水性を達成する上で好ましい。この場合において、
フッ素樹脂を構成するモノマー(2) とモノマー(3) の重
量比は、〔モノマー(2) 〕/〔モノマー(3) 〕=1/3
〜3/1であることが好ましく、より好ましくは1/2
〜2/1である。該重量比が1/3より低い場合、フッ
素樹脂は(b) 成分の炭素数1〜3のアルコールに対する
溶解性が低下する傾向となり、該重量比が3/1より高
い場合、フッ素樹脂の撥水性能が低下する傾向となる。
マー(2) 及びモノマー(3) を重合する方法は種々の重合
反応の方式や条件を任意に選択でき、塊状重合、溶液重
合、懸濁重合、乳化重合、放射線重合、光重合等、各種
重合方式のいずれをも採用できる。例えばモノマー(1)
、モノマー(2) 及びモノマー(3) を界面活性剤等の存
在下に水に乳化させ攪拌下に重合させる方法、又はモノ
マー(1) 、モノマー(2)及びモノマー(3) を適当な有機
溶媒に溶かし、重合開始剤(過酸化物、アゾ化合物のよ
うな重合開始剤又は放射線等)の作用により、溶液重合
させる方法等が採用し得る。
、モノマー(2) 及びモノマー(3) 以外の他の共重合モ
ノマーを共重合させることもできる。この場合、共重合
モノマーとしては、例えばエチレン、酢酸ビニル、弗化
ビニル、塩化ビニル、ハロゲン化ビニリデン、アクリロ
ニトリル、スチレン、α−メチルスチレン、p−メチル
スチレン、アクリルアミド、メタアクリルアミド、ジア
セトンアクリルアミド、メチロール化ジアセトンアクリ
ルアミド又はメタアクリルアミド、ビニルアルキルエー
テル、ビニルアルキルケトン、ブタジエン、イソプレ
ン、クロロプレン、グリシジルアクリレート、シクロヘ
キシルメタアクリレート、無水マレイン酸等が例示さ
れ、1種又は2種以上用いてもよい。また、この共重合
モノマーの配合割合は全モノマーに対し0〜5重量%で
ある。本発明で使用される(a) 成分のフッ素樹脂の分子
量は 500〜1,000,000 が好ましく、500 〜100,000 が特
に好ましい。
て使用される(b) 成分としては、炭素数1〜3のアルコ
ールであるが、例えばメタノール、エタノール、プロパ
ノール、イソプロパノール、エチレングリコール、プロ
ピレングリコール等が例示される。この中でもエタノー
ル、イソプロパノールがシミ残り抑制の点で好ましく、
エタノールが特に好ましい。
て使用される(c) 成分としては、ジブチルフタレート、
ジブチルアジペート、ジイソブチルアジペート、リン酸
トリクレジル、ブチルフタリルグリコール酸ブチルのよ
うな可塑剤や、フロラードFC−170C(住友スリーエム
(株)社製)、FOMBLIN(モンテカチーニ(株)社製)の
ようなフッ素含有界面活性剤が挙げられる。この中でも
ジイソブチルアジペートとフロラードFC−170Cが特に好
ましい。
おいて、(a) 成分の配合量は組成物中 0.1〜5重量%で
ある。(a) 成分の配合量が 0.1重量%未満では得られる
撥水剤組成物において、本発明が所望する水準の撥水性
が達成されず、一方、配合量が5重量%を越えても撥水
性の大幅な効果向上が見られず、経済的な観点より好ま
しくない。本発明の撥水剤組成物中の(a) 成分の配合量
は好ましくは 0.2〜3重量%である。本発明の撥水剤組
成物中の(b) 成分の配合量は90〜99.8重量%、より好ま
しくは97〜99.8重量%である。(b) 成分の配合量が90重
量%未満では経済的観点から好ましくなく、99.8重量%
より多いと本発明が所望する水準の撥水性が達成されな
い。本発明の撥水剤組成物において、(c) 成分の配合量
は組成物中 0.1〜5重量%、好ましくは0.1 〜3重量%
である。(c) 成分の配合量が 0.1重量%未満の場合、撥
水性が低下する傾向となり、撥水処理後のシミ残りが目
立つようになる。一方、5重量%を超える場合撥水性及
びその持続性が低下する傾向となる。
応じて、第4級アンモニウム塩、シリコーンのような柔
軟剤(撥水剤組成物に対し0〜5重量%)、その他香
料、顔料等を添加することができる。
剤組成物は、好ましくは、その内部に充填した液体をそ
の外部へ噴霧する装置を具備した容器の中へ、充填して
なる撥水剤物品の形態で撥水処理に使用される。このよ
うな本発明の撥水剤物品を用いることにより、一層、撥
水処理時のむら付きを抑制し、且つ部分的に撥水処理を
される対象物に対し、極めて有効に撥水処理を行なうこ
とができる。本発明の撥水剤物品に用いられる、内部に
充填した液体を外部へ噴霧する装置を具備した容器とし
ては、例えばエアゾル式容器、トリガー式容器又は手動
式ポンプ容器等が例示される。
充填してなる撥水剤物品は、常法に従い、エアゾル缶に
噴射剤と共に本発明の撥水剤組成物を充填することによ
り得られる。噴射剤としては、液化プロパン、液化ブタ
ン及びジメチルエーテルからなる群より選ばれる少なく
とも一種、又はこれらと CO2又はN2の組み合わせを使用
するのが良い。噴射剤と本発明の撥水剤組成物との重量
比率は、噴射剤/本発明の撥水剤組成物=3/97〜50/
50が好ましく、さらに好ましくは5/95〜40/60であ
る。
上記の撥水剤物品を使用し、上記の撥水剤組成物を、撥
水処理されるべき対象物(以下、対象物と言う)に対し
噴霧し、 (a)成分を対象物表面上に、むらなく塗布する
ことにより行われる。この場合において、対象物として
は特に限定されないが、例えば、繊維織物等に対し特に
有利に適用できる。この他、ガラス、紙、木、皮革、毛
皮、石綿、レンガ、セメント、金物及び酸化物、窯業製
品、プラスチック、塗面およびプラスターなどがある。
また、繊維織物としては、綿、麻、羊毛、絹などの動植
物性天然繊維、ポリアミド、ポリエステル、ポリビニル
アセタール、ポリアクリロニトリル、ポリ塩化ビニル、
ポリプロピレンの如き種々の合成繊維、レーヨン、アセ
テートの如き半合成繊維、ガラス繊維、アスベスト繊維
の如き無機繊維、あるいはこれらの混合繊維の織物があ
げられる。
水効果が優れ、その持続性が高く、且つ処理対象物にシ
ミ残りがない、撥水剤組成物及び該撥水剤組成物を含有
する撥水剤物品並びに該撥水剤物品を使用する撥水処理
方法を提供することができる。
されるモノマー、モノマー(2)として下記式(2−1)
〜(2−2)で表されるモノマー、モノマー(3)として
下記式(3−1)〜(3−4)で表されるモノマーを用
い、表1に示す組成を有する各種フッ素樹脂を次のよう
に調製した。重合溶媒としてメチルイソブチルケトン、
重合開始剤としてAIBN(アゾビスイソブチロニトリ
ル)を使用した。重合温度及び時間は40〜90℃、5〜20
時間程度とした。この際、重合溶媒としてはアセトン、
エタノールでも重合は行え、重合開始剤としてもV−65
(2,2'−アゾビス−(2,4 −ジメチルバレロニトリ
ル))も使用可能である。 CH2=CH(COOH) (1−1) CH2=CH(COOCH3) (1−2) CH2=CCH3(COOCH3) (1−3) CH2=CCH3(COOi-C4H9) (1−4) CH2=CCH3(COOCH2CH2OH) (2−1) CH2=CCH3(COOCH2CH2CH2OH) (2−2) CF3(CF2)7(CH2)11OCOCH=CH2 (3−1) CF3(CF2)7(CH2)4OCO(CH3)=CH2 (3−2)
(Gel Permeation Chromatography)により測定した。
(b) 成分として表4及び表5に示す炭素数1〜3のアル
コール、(c) 成分として表4及び表5に示す可塑剤また
はフッ素含有界面活性剤を使用し、(a) 成分を(b) 成
分、(c) 成分又はその他の成分に溶解又は分散させるこ
とにより表4及び表5に示す組成の撥水剤組成物を調製
した。撥水剤物品の調製 エアゾル容器を使用して評価する場合、撥水剤組成物/
噴射剤=80/20(重量比)となるように容器に充填し
た。噴射剤としては、液化プロパン/液化ブタン=50/
50(重量比)の混合物を使用した。
剤物品について、以下に示す方法により撥水性及び持続
性並びにシミ残りを評価した。結果を表6及び表7に示
す。 (I)撥水処理対象物の繊維織物の前処理 JIS-L-1096の6.23.1のA法に従って前処理を行った。即
ち、先ず20cm×20cmの繊維織物(ポリエステル又は木
綿)からなる試験片を作製した。そして洗濯機(水容量
40〜70リットル、回転羽根の回転速度65〜90rpm 、回転
羽根の回転角度180〜240°、脱水槽の回転速度 500〜72
0rpm、内径40〜55cm)の水槽の水準線まで約40℃の水を
入れ、これに1g/リットルの割合でJIS K 3371(衣料
用合成洗剤)に規定の洗剤を加え、よくかき混ぜて洗剤
を溶解した。浴比が40/1になるように3枚の試験片に
負荷布若干数を加えて洗濯液に投入し、自動洗濯操作
(洗濯12分→排水2分→遠心脱水及びスプレー2分→給
水3〜5分→すすぎ2分→排水2分→遠心脱水及びスプ
レー2分→遠心脱水4分)を行った。すすぎに用いる水
の温度も約40℃とした。洗濯後、試験片についてドリッ
プ乾燥を行った。即ち、試験片を脱水することなく、た
て方向が垂直になるように、数箇所をつかみ、室温で風
通しのないところでつるして乾燥した。 (II)撥水処理 このように前処理した試験片についてエアゾル容器又は
トリガー容器を用い、試験片当り60%o.w.f となるよう
に撥水剤組成物を試験片に20cmの距離より噴霧した。こ
のようにして得られた試験片を20℃、65%相対湿度の環
境下、24時間乾燥させた。
に従い、下記に示す方法で撥水性試験(スプレー法)を
行ない、撥水性を評価した。 (1) 装置及び材料:装置及び材料は、次に示すものを
用いた。 (a) 撥水度試験装置:図1に示す装置を用いた。尚、図
1において、1はガラス漏斗、2は漏斗保持具、3は漏
斗とスプレーノズルをつなぐゴムチューブ、4はスプレ
ーノズル、5はスタンド、6は試験片、7は試験片保持
枠、8は木製保持具である。また図2にスプレーノズル
4の拡大図を示す。尚、図2において、(a) は正面図、
(b) は底面図である。ガラス漏斗1は 250ml以上の容
量、スプレーノズル4は 250mlの水を25〜30秒で散布で
きるもの、試験片保持枠7は直径 150mmの金属製のもの
を用いた。 (b) 水:蒸留水又はイオン交換水を用い、試験時の温度
は原則として20±2℃としたが、他の場合はそのときの
温度を付記した。 (2) 試験法:上記で得られた約20×20cmの試験片を3
枚用い、1枚づつ試験片保持枠7にしわを生じないよう
に取り付け、図1に示す撥水度試験装置を用いて、スプ
レーノズル4の中心を保持枠の中心に一致させ、水 250
mlをガラス漏斗1に入れて試験片6上に散布した(所要
時間25〜30秒) 。次に、保持枠7を木製保持具8から外
し、その一端で水平に持ち試験片の表側を下向きにして
他端を固い物に一度軽く当て、更に 180°回し、前と同
様に操作して余分の水滴を落とした。保持枠7に付けた
まま試験片の湿潤状態を表2に示す判定基準に従い採点
し、3回の平均値で表した(整数位まで)。
ズル4の中心を保持枠の中心に一致させ、」から「前と
同様に操作して余分の水滴を落とした。」までの操作を
50回繰り返したあと、(III) 記載の方法で試験片の湿潤
状態を表2に示す判定基準に従い採点し、3回の平均値
で表した(整数位まで)。
を20cmの距離より噴霧し、つり下げ風乾後シミの発生状
態を表3に示した基準で判定した。
る。
図、(b) は底面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 下記(a) 成分 0.1〜5重量%、(b) 成分
90〜99.8重量%及び(c) 成分 0.1〜5重量%を含有する
ことを特徴とする撥水剤組成物。 <(a) 成分>下記モノマー(1) 、モノマー(2) 及びモノ
マー(3) を重合して得られるフッ素樹脂 モノマー(1):一般式(I)で表されるアクリル酸もしく
はメタクリル酸、又はこれらのエステル。 CH2=CR1(COOR2) (I) 〔式中、 R1:H またはCH3 基を示す。 R2:H を示すか、アリール基で置換していてもよい直鎖
もしくは分岐鎖の炭素数1〜22のアルキル基もしくはア
ルケニル基を示すか、又は直鎖もしくは分岐鎖の炭素数
1〜20のアルキル基もしくはアルケニル基で置換してい
てもよいアリール基を示すか、又は炭素数3〜8のシク
ロアルキル基を示す。〕 モノマー(2):ヒドロキシアルキル基(アルキル基の炭素
数2〜3)を有する、アクリル酸エステル又はメタクリ
ル酸エステル。 モノマー(3):パーフルオロアルキル基を有する、アクリ
ル酸エステルもしくはメタクリル酸エステル。 <(b) 成分>炭素数1〜3のアルコール <(c) 成分>可塑剤及び/又はフッ素含有界面活性剤 - 【請求項2】 (a) 成分が、下記モノマー(1')、前記モ
ノマー(2)及び前記モノマー(3) を、全モノマーに対し
てモノマー(1')30〜70重量%、モノマー(2)15〜30重量
%及びモノマー(3) 15〜40重量%の割合で重合して得ら
れるフッ素樹脂である請求項1記載の撥水剤組成物。 モノマー(1'):アクリル酸イソブチル、メタクリル酸イ
ソブチル、アクリル酸メチル及びメタクリル酸メチルか
らなる群より選ばれる少なくとも2種以上。 - 【請求項3】 (a) 成分のフッ素樹脂を構成するモノマ
ー(2)とモノマー(3)の重量比が、〔モノマー(2) 〕/
〔モノマー(3) 〕=1/3〜3/1である請求項1又は
2記載の撥水剤組成物。 - 【請求項4】 (b) 成分がエタノールである請求項1〜
3のいずれかの項記載の撥水剤組成物。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかの項記載の撥水
剤組成物を、その内部に充填した液体をその外部へ噴霧
する装置を具備した容器の中へ、充填してなる撥水剤物
品。 - 【請求項6】 請求項5記載の撥水剤物品を使用し、請
求項1〜4のいずれかの項記載の撥水剤組成物を、撥水
処理されるべき対象物に対し噴霧することを特徴とする
撥水処理方法。
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JP21458394A JP3279442B2 (ja) | 1994-09-08 | 1994-09-08 | 撥水剤組成物及び撥水剤物品並びに撥水処理方法 |
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Cited By (3)
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US6479605B1 (en) | 2001-05-15 | 2002-11-12 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | High-durability, low-yellowing repellent for textiles |
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- 1994-09-08 JP JP21458394A patent/JP3279442B2/ja not_active Expired - Fee Related
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