JPH0881668A - アクリル系粘着剤組成物 - Google Patents
アクリル系粘着剤組成物Info
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- JPH0881668A JPH0881668A JP6218774A JP21877494A JPH0881668A JP H0881668 A JPH0881668 A JP H0881668A JP 6218774 A JP6218774 A JP 6218774A JP 21877494 A JP21877494 A JP 21877494A JP H0881668 A JPH0881668 A JP H0881668A
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Abstract
が高く、加熱による再剥離が容易であり、かつ安全およ
び衛生環境上問題のないアクリル系粘着剤組成物を提供
することにある。 【構成】カルボキシル基、水酸基およびアミノ基からな
る群から選ばれる少なくとも1種以上の官能基を有する
アクリル系共重合体よりなる粘着剤中に、ワックスによ
り0.05〜5.0μmの厚さに被覆された、分子内に
2個以上のエポキシ基または2個以上のイソシアネート
基を有する多官能性化合物の平均粒径0.1〜50μm
の粒状物よりなるカプセル型架橋剤が分散されているこ
とを特徴とするアクリル系粘着剤組成物。
Description
が可能なアクリル系粘着剤組成物に関する。
用途に用いられ、使用後の加熱処理により再剥離が可能
となるマスキング用粘着テープの様に、使用後に不必要
となった場合、加熱処理により再剥離できる粘着テープ
に対する要求が高まってきている。
の組み立て工程において仮固定に使用され、熱膨張性樹
脂を含有することにより使用後の加熱処理で再剥離が可
能となる仮固定用粘着テープに用いることができる粘着
剤が開示されている(特開昭56−61468号公
報)。
着剤中に含有されている熱膨張樹脂を加熱すると可燃性
ガスを発生し、引火による火災の危険性や作業環境の低
下といった問題点から望ましいものではなかった。
場合、常温での粘着力が高く、加熱による再剥離が容易
であり、かつ安全および衛生環境上問題のないアクリル
系粘着剤組成物を提供することにある。
剤は、カルボキシル基、水酸基およびアミノ基からなる
群から選ばれる少なくとも1種以上の官能基を有するア
クリル系共重合体よりなる。
基含有モノマー、水酸基含有モノマーおよびアミノ基含
有モノマーからなる群から選ばれる少なくとも1種以上
の官能基含有モノマーに、それと共重合可能なビニルモ
ノマーを共重合させることにより得られる。
は、(メタ)アクリル酸、マレイン酸、フマル酸、イタ
コン酸の他、カルボキシエチル(メタ)アクリレート、
カルボキシプロピル(メタ)アクリレート等のカルボキ
シアルキル(メタ)アクリレート等が挙げられ、これら
は単独または2種類以上を組み合わせて用いることが出
来る。
ドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ
プロピル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル
(メタ)アクリレート等のヒドロキシアルキル(メタ)
アクリレート等が挙げられ、これらは単独または2種類
以上を組み合わせて用いることが出来る。
ノ(メタ)アクリレート等が挙げられ、これらは単独ま
たは2種類以上を組み合わせて用いることが出来る。
チル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレー
ト、n−プロピル(メタ)アクリレート、イソプロピル
(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレー
ト、イソブチル(メタ)アクリレート、n−オクチル
(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)ア
クリレート、イソオクチル(メタ)アクリレート、n−
ノニル(メタ)アクリレート、イソノニル(メタ)アク
リレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ステアリル
(メタ)アクリレート等のアルキル(メタ)アクリレー
ト、酢酸ビニル、ビニルピロリドン、ビニルカプロラク
タム等が挙げられ、これらは単独または2種類以上を組
み合わせて用いることが出来る。
いる上記官能基含有モノマーの含有量は、少なくなると
予め粘着剤として必要な架橋度を得るために粘着剤中の
官能基が使われた場合、残りの官能基が少ないため再剥
離性が向上するほど充分に高い架橋度が得られくくな
り、また多くなると凝集力が高くなり、充分な感圧接着
性が得られにくくなるため、好ましくは1〜50重量
%、更に好ましくは5〜40重量%である。
て、溶液重合法および光重合法が挙げられ、溶液重合法
には熱重合開始剤が、光重合法には光重合開始剤がそれ
ぞれ用いられる。
ゾイルパーオキサイド、2,2’−アゾビス−イソブチ
ロニトリル等が挙げられ、また、上記光重合開始剤とし
ては、例えば、4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニ
ル(2−ヒドロキシ−2−プロピル)ケトン[チバガイ
ギー社製、商品名「ダロキュアー2959」]、2−ヒ
ドロキシ−2,2−ジメチルアセトフェノン[チバガイ
ギー社製、商品名「ダロキュアー1173」]等のアセ
トフェノン系、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾイン
プロピルエーテル等のベンゾインエーテル系、ベンジル
ジメチルエーテルケタール等のケタール系等が挙げられ
る。
加量は、少なくなると重合が完結せずモノマー臭気の強
い重合体となり、また多くなるとラジカル発生量が多く
なり、分子量低下により充分な凝集力が得られにくくな
るため、上記モノマー組成物の合計量100重量部に対
し、好ましくは0.01〜5重量部であり、更に好まし
くは0.05〜3重量部である。
を得る目的で架橋されてもよく、この様な架橋剤として
は、例えば、トルイレンジイソシアナート(TDI)、
ナフチレン−1,5−ジイソシアナート、ジフェニルメ
タンジイソシアナート(MDI)、ヘキサメチレンジイ
ソシアナート(HMDI)、イソホロンジイソシアナー
ト(IPDI)、キシレンジイソシアナート(XD
I)、トリメチロールプロパン変成TDI等のイソシア
ネート系架橋剤、エチレングリコールジグリシジルエー
テル、プロピレングリコールジグリシジルエーテル、
1,6−ヘキサンジオールジグリシジルエーテル等のエ
ポキシ系架橋剤、N,N’−ヘキサメチレン−1,6−
ビス(1−アジリジンカルボキシアミド)、N,N’−
ジフェニルメタン−4,4’−ビス(1−アジリジンカ
ルボキシアミド)、トリメチロールプロパン−トリ−β
−アジリジニルプロピオネート等のアジリジン系架橋
剤、メラミン系架橋剤、金属キレート系架橋剤、ベンゾ
イルパーオキサイド等の過酸化物等が挙げられる。
剤として充分な凝集力が得られず、また多くなると充分
な感圧接着性が得られないばかりか、加熱前の架橋度が
高いため加熱後に充分に架橋度が上がらず、充分な再剥
離性が得られにくくなるため、アクリル系共重合体10
0重量部に対し、好ましくは0.02〜3重量部、更に
好ましくは0.04〜1重量部がよい。
剤を含むアクリル系モノマー組成物に多官能(メタ)ア
クリレートを予め添加しておくことで、重合と架橋を同
時に行うこともできる。
は、例えば、1.4−ブタンジオールジ(メタ)アクリ
レート、1.6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレ
ート、1.9−ノナンジオールジ(メタ)アクリレー
ト、(ポリ)エチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、(ポリ)プロピレングリコールジ(メタ)アクリレ
ート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレー
ト、ペンタエリスリトールジ(メタ)アクリレート、グ
リセリンメタクリレートアクリレート、ペンタエリスリ
トールトリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロ
パントリ(メタ)アクリレート、(メタ)アクリル酸ア
リル、(メタ)アクリル酸ビニル、ジビニルベンゼン等
が挙げられる。その他にもエポキシ(メタ)アクリレー
ト、ポリエステル(メタ)アクリレート、ウレタン(メ
タ)アクリレート等が挙げられる。上記多官能(メタ)
アクリレートは単独または、2種類以上併用してもよ
い。
を損なわない範囲で、粘着付与樹脂、粘度調整剤、充填
剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤等が添加されてもよい。
系及びC9系(水添)石油樹脂、(水添)ロジン樹脂、
(水添)ロジンエステル樹脂、(水添)テルペン樹脂、
(水添)テルペンフェノール樹脂、(水添)クマロン・
インデン樹脂、不均化ロジン樹脂、不均化ロジンエステ
ル樹脂、重合ロジン樹脂、重合ロジンエステル樹脂等が
挙げられる。上記粘着付与樹脂は単独または2種類以上
併用してもよい。
粘着物性が得られにくく、また多くなると本発明で最終
的に得られるアクリル系粘着剤組成物中で未架橋成分と
なり、充分な凝集力が得られにくくなるため、上記アク
リル系共重合体100重量部に対し10〜70重量部が
好ましい。
の制御を行う目的で添加され、例えば、アクリルゴム、
ニトリルゴム、エピクロルヒドリンゴム、イソプレンゴ
ム、ブチルゴム、スチレン−イソプレン−スチレン(S
IS)等のエラストマー、ポリメタクリル酸メチル、ポ
リスチレン等の熱可塑性樹脂、アエロジル等が挙げられ
る。
アクリル系共重合体よりなる粘着剤にカプセル型架橋剤
を分散させることにより得られる。
用温度では、上記粘着剤と多官能性化合物との架橋反応
が起こらないようにする目的で、多官能性化合物の表面
をワックスで被覆することにより得られる。
個以上のエポキシ基を有するものおよび2個以上のイソ
シアネート基を有するものが挙げられる。
性化合物としては、常温において固体状に保たれている
もので、特に融点が40〜180℃で、エポキシ当量が
120〜800g/eqのものが好ましく、例えば、ビ
スフェノールA型エポキシ樹脂、水添ビスフェノールA
型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂〔例
えば「エポトートYDF−2004」(商品名、東都化
成社製)〕等のエピ・ビス型エポキシ樹脂、o−クレゾ
ールノボラック系、フェノールノボラック系等のノボラ
ック型エポキシ樹脂、臭素化エポキシ樹脂、グリシジル
アミン系等のアミン型エポキシ樹脂、環状脂肪族系エポ
キシ樹脂、長鎖脂肪族系エポキシ樹脂、グリシジルエス
テル系エポキシ樹脂、脂肪族系ポリグリシジルエーテル
系エポキシ樹脂、TBA型エポキシ樹脂〔例えば「エピ
コート5051」(商品名、油化シェルエポキシ社
製)〕、ビフェニル型エポキシ樹脂〔例えば「YX−4
000」(商品名、油化シェルエポキシ社製)〕、トリ
スヒドロキシフェニルメタン型エポキシ樹脂〔例えば
「E1032H60」(商品名、油化シェルエポキシ社
製)〕、アルキル基置換3官能型エポキシ樹脂〔例えば
「ESX−220」(商品名、住友化学社製)〕、3官
能型エポキシ樹脂〔例えば「VG3101」(商品名、
三井石油化学社製)〕、テトラフェノールエタン型エポ
キシ樹脂〔「E1031S」(商品名、油化シェルエポ
キシ社製)〕、ジシクロペンタジエンフェノール型エポ
キシ樹脂〔例えば「DEC400」(商品名、山陽国策
パルプ社製)〕等が挙げられる。
多官能性化合物としては、例えば、2,4−トリレンジ
イソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネート、
ジフェニルメチルメタンジイソシアネート、ポリメチレ
ンポリフェニルポリイソシアネート、トリジンジイソシ
アネート、ナフタリンジイソシアネート等の芳香族系ポ
リイソシアネート、1,6−ヘキサメチレンジイソシア
ネート、イソホロンジイソシアネート、キシリレンジイ
ソシアネート、水添キシリレンジイソシアネート、ジシ
クロヘキシルメタンジイソシアネート等の脂肪族系ポリ
イソシアネートの他、これらをε−カプロラクタム、フ
ェノール等のフェノール類、メタノール等のアルコール
類、メチルエチルケトンオキシム等のオキシム類、アセ
ト酢酸エチル等の活性メチレン化合物等のブロック剤で
ブロックしたもの等が挙げられる。
なると2次凝集が起こり易くなり、また大きくなると粘
着テープに使用した場合、通常の粘着テープの厚みに近
くなり外観品質上望ましくないため、0.1〜50μm
に限定され、好ましくは0.2〜20μmであり、更に
好ましくは0.5〜10μmである。
る場合に用いられる粉砕機として、例えば、ボールミ
ル、カウンタージェットミル、カレントジェットミル、
コントラプレックスミル等が挙げられる。
40〜180℃の加熱により速やかに溶融するものが好
ましく、例えば、炭素数12〜44のアミド化合物、炭
素数12〜44のビスアミド化合物、炭素数12〜44
のN置換尿素化合物、炭素数10〜30のカルボン酸お
よびその塩、炭素数16〜72のアルコール、炭素数2
0〜60のエステル化合物、炭素数20〜70000の
ポリオレフィン、炭素数20〜60のケトン等が挙げら
れる。
リン酸アミド、パルミチン酸アミド、ステアリン酸アミ
ド、ベヘン酸アミド、ヒドロキシステアリン酸アミド、
エルカ酸アミド、リシノール酸アミド、N−ステアリル
ステアリン酸アミド、N−オレイルオレイン酸アミド、
N−ステアリルオレイン酸アミド、N−ステアリルエル
カ酸アミド、N−オレイルパルミチン酸アミド、メチロ
ールステアリン酸アミド、メチロールベヘン酸アミド等
が挙げられる。
メチレンビスステアリン酸アミド、エチレンビスステア
リン酸アミド、ヘキサメチレンビスステアリン酸アミ
ド、ヘキサメチレンビスベヘン酸アミド、N,N−ジス
テアリルアジピン酸アミド、N,N−ジステアリルセバ
シン酸アミド、N,N−メチレンビスオクタデカン酸ア
ミド、エチレンビスオレイン酸アミド、ヘキサメチレン
ビスオレイン酸アミド、N,N−ジオレイルアジピン酸
アミド、N,N−ジオレイルセバシン酸アミド、m−キ
シリレンビスステアリン酸アミド、N,N−ジステアリ
ルイソフタル酸アミド等が挙げられる。
N−ブチル−N’−ステアリル尿素、N−フェニル−
N’−ステアリル尿素、N−ステアリル−N’−ステア
リル尿素等が挙げられる。
ン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステ
アリン酸、ベヘン酸、オレイン酸、エルカ酸、リシノー
ル酸等が挙げられる。
テアリン酸バリウム、ステアリン酸カルシウム、ステア
リン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸
マグネシウム等が挙げられる。
アルコール、ステアリルアルコール、オレイルアルコー
ル、ベヘニルアルコール、マンニトール等が挙げられ
る。
リスチン酸ミリスチル、ステアリン酸ステアリル、ベヘ
ン酸オクチルドデシル、ベヘン酸ベヘニル、フタル酸ジ
ステアリル、フタル酸ジシクロヘキシル、ソルビタンモ
ノパルミテート、ソルビタンモノステアレート、ソルビ
タンジステアレート、ソルビタントリステアレート、ソ
ルビタンセスキオレエート、ソルビタンモノベヘネー
ト、ポリエチレングリコールモノラウレート、(ポリ)
エチレングリコールジステアレート、プロピレングリコ
ールモノステアレート、ペンタエリスリトールモノステ
アレート、ステアリン酸モノグリセライド、パルミチン
酸モノグリセライド、オレイン酸モノグリセライド、ベ
ヘニン酸モノグリセライド、オレイン酸ステアリン酸ジ
グリセライド、ステアリン酸ジグリセライド、メタクリ
ル酸ステアリル、メタクリル酸ベヘニル、硬化ヒマシ油
等が挙げられる。
リエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共
重合体、あるいは、これらをカルビキシル基、グリシジ
ル基等に変成したもの等が挙げられる。
ン、ジカプリルケトン、ジラウリルケトン、ジミリスチ
ルケトン、ジパルミチルケトン、ジオレイルケトン、ジ
ベヘニルケトン等が挙げられる。
する方法として、CF−造粒コーティング装置やSPI
R−A−FLOW装置を用いて上記多官能性化合物の粒
子にワックス液をコーティングする方法、「ディスパコ
ート」(商品名、日清エンジニアリング社製)等の多段
分散器中で上記ワックスと上記多官能性化合物を混合分
散する方法等が挙げられる。
記粘着剤と上記多官能性化合物とが徐々に反応し、厚く
なると加熱時の反応性が充分得られなくなるため、0.
05〜10μmに限定され、好ましくは0.1〜6μ
m、更に好ましくは0.05〜6μmがよい。
法により得る場合は、アクリル系共重合体を構成してい
るモノマー組成物、光重合開始剤、その他の添加剤等か
らなる光重合性組成物に、予めカプセル型架橋剤を添加
した後、光重合する。
に塗布することにより粘着テープとして用いてもよく、
上記基材としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネー
ト、アクリル樹脂、塩化ビニル樹脂等のプラスチックシ
ート、フィルム、あるいは紙等が挙げられる。
ている多官能性化合物がワックスで被覆されているた
め、室温下での使用した場合の粘着力は充分に高いにも
係わらず、加熱処理によりワックスが溶融し、上記アク
リル系粘着剤組成物と多官能性化合物が架橋反応するた
め、粘着力が低下し、再剥離性が向上すると考えられ
る。
ート(共栄社油脂社製)82部、N−ビニル−2−ピロ
リドン(BASF社製)8部、カルボキシエチルアクリ
レート(ダイセルUCB社製)10部、水添クマロン・
インデン樹脂(新日鐡化学社製、商品名「エスクリスタ
ルA−120S」)15部、光重合開始剤(チバガイギ
ー社製、商品名「ダロキュアー2959」)1.4部お
よびアクリルゴム(東亜ペイント社製、商品名「PS−
250」)2.5部を均一に混合溶解し、光重合性組成
物1を得た。
物としてビフェニル型エポキシ樹脂(油化シェルエポキ
シ社製、商品名「YX−4000」、以下「YX」とす
る)をカレントジェットミル(日清エンジニアリング社
製、商品名「CJ−10」)にて粉砕し、平均粒径2.
5μmの粒状物を得た。上記粒状物とジステアリルケト
ン(以下「DSK」とする)を多段分散器(日清エンジ
ニアリング社製、商品名「ディスパコート」)に入れ、
混合分散させることにより被覆厚さ0.5μmのカプセ
ル型架橋剤を得た。
プの作成)上記で得られた光重合性組成物1が118.
9部に対し、上記カプセル型架橋剤10部を均一に混合
分散した後、38μmのポリエチレンテレフタレート製
フィルムに塗工し、窒素ガスで満たされたガラス製ボッ
クス中に導入し、波長360nmにおける照射強度が1
5mWの紫外線を3分間照射することにより、粘着剤厚
さ50μmのアクリル系粘着剤組成物を積層した粘着テ
ープを得た。
代わりにビスフェノールF型エポキシ樹脂(東都化成社
製、商品名「エポトートYDF−2004」、以下「Y
DF」とする)を用いることにより平均粒径3.0μm
の粒状物を得、更にDSKを被覆し、被覆厚さ0.5μ
mのカプセル型架橋剤を得た。更に、実施例1と同様の
方法により粘着剤厚さ50μmのアクリル系粘着剤組成
物を積層した粘着テープを得た。
わりにN−ステアリルステアリン酸アミド(以下「N−
SSA」とする)を用いたこと以外は実施例2と同様の
方法により粘着剤厚さ50μmのアクリル系粘着剤組成
物を積層した粘着テープを得た。
回行い、被覆厚さを5.0としたこと以外は実施例2と
同様の方法により粘着剤厚さ50μmのアクリル系粘着
剤組成物を積層した粘着テープを得た。
わりにポリエチレン(三洋化成社製、商品名「サンワッ
クス171−P」、以下「PE」とする)を用いたこと
以外は実施例2と同様の方法により粘着剤厚さ50μm
のアクリル系粘着剤組成物を積層した粘着テープを得
た。
被覆厚さを0.03μmとした以外は実施例2と同様の
方法により粘着剤厚さ50μmのアクリル系粘着剤組成
物を積層した粘着テープを得た。
被覆厚さを15μmとした以外は実施例2と同様の方法
により粘着剤厚さ50μmのアクリル系粘着剤組成物を
積層した粘着テープを得た。
平均粒径を70μmとした以外は実施例2と同様の方法
により粘着剤厚さ50μmのアクリル系粘着剤組成物を
積層した粘着テープを得た。
何も被覆しなかったこと以外は実施例2と同様の方法に
より粘着剤厚さ50μmのアクリル系粘着剤組成物を積
層した粘着テープを得た。
成物1を、2−エチルヘキシルアクリレート87部、N
−ビニル−2−ピロリドン13部、水添クマロン・イン
デン樹脂(新日鐡化学社製、商品名「エスクリスタルA
−120S」)15部、光重合開始剤(チバガイギー社
製、商品名「ダロキュアー2959」)1.4部および
アクリルゴム(東亜ペイント社製、商品名「PS−25
0」)2.5部を均一に混合溶解した光重合性組成物2
に代えたこと以外は実施例2と同様の方法により粘着剤
厚さ50μmのアクリル系粘着剤組成物を積層した粘着
テープを得た。
および比較例1〜5で得られた多官能性化合物の平均粒
径をレーザー回折式粒度分析計(セイシン企業社製、商
品名「PRO−7000S」)を用いてレーザー回折法
により、多官能性化合物の平均粒径を測定した結果を表
1および2に示した。
1〜5、比較例1〜3および5で得られた被覆後のカプ
セル型架橋剤をエポキシ樹脂に埋め込み、スライスした
後透過電子顕微鏡(日立社製、商品名「H−600」)
を用い、測定条件として加速電圧:100kVおよびR
uO 4 染色超薄切片法により被覆厚さを測定した結果を
表1および2に示した。
よび比較例1〜5で得られた粘着テープを20mm×1
00mmに切断し、SUS板に2kgの圧着ローラーを
用いて300mm/minの速度で圧着した後、室温で
30分間放置したものについてJIS Z0237に準
拠し、対SUSの180℃ピール粘着力を測定した結果
を表1および2に示した。単位はkg/20mmであ
る。
5および比較例1〜5で得られた粘着テープを20mm
×100mmに切断し、SUS板に2kgの圧着ローラ
ーを用いて300mm/minの速度で圧着した後、室
温で20分間放置し、更に120℃のオーブン中で10
分間加熱した後、室温で20分間放冷したものについて
JIS Z0237に準拠し、対SUSの180℃ピー
ル粘着力を測定した結果を表1および2に示した。単位
はkg/20mmである。
よび比較例1〜5で得られた粘着テープを60℃のオー
ブン中に1週間放置したのち、20mm×100mmに
切断し、SUS板に2kgの圧着ローラーを用いて30
0mm/minの速度で圧着した後、室温で30分間放
置したものについてJIS Z0237に準拠し、対S
USの180℃ピール粘着力を測定した結果を表1およ
び2に示した。単位はkg/20mmである。
および比較例1〜5で得られた粘着テープの粘着面の表
面状態を目視で観察した結果を表1および2に示した。
ワックスで被覆した多官能性化合物が分散させられてい
るため、粘着テープとして室温下で使用した場合の初期
粘着力が充分に高いにも係わらず、加熱処理により粘着
力が著しく低下し、剥離が可能となる。従って、本発明
のアクリル系粘着剤組成物は、使用後に再剥離する様な
マスキング用途、仮止め用途に好適に使用される。
Claims (1)
- 【請求項1】カルボキシル基、水酸基およびアミノ基か
らなる群から選ばれる少なくとも1種以上の官能基を有
するアクリル系共重合体よりなる粘着剤中に、ワックス
により0.05〜5.0μmの厚さに被覆された、分子
内に2個以上のエポキシ基または2個以上のイソシアネ
ート基を有する多官能性化合物の平均粒径0.1〜50
μmの粒状物よりなるカプセル型架橋剤が分散されてい
ることを特徴とするアクリル系粘着剤組成物。
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---|---|---|---|
JP21877494A JP3398487B2 (ja) | 1994-09-13 | 1994-09-13 | アクリル系粘着剤組成物 |
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Cited By (5)
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