JPH0881617A - 熱硬化性樹脂組成物 - Google Patents

熱硬化性樹脂組成物

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JPH0881617A
JPH0881617A JP22007294A JP22007294A JPH0881617A JP H0881617 A JPH0881617 A JP H0881617A JP 22007294 A JP22007294 A JP 22007294A JP 22007294 A JP22007294 A JP 22007294A JP H0881617 A JPH0881617 A JP H0881617A
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JP
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rubber
epoxy resin
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resin
graft copolymer
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Hiroyoshi Ueda
浩義 植田
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Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】エポキシ樹脂(A)とスチレン系モノマー
(a)とアルキル(メタ)アクリレート(b)と粒子径
0.01〜0.1μmのゴム微粒子と該ゴム微粒子が房
状に集合した粒子径0.3〜0.9μmのゴム粒子から
なるジエン系ゴム(c)とのグラフト共重合体(B)と
を含んでなる熱硬化性樹脂組成物に関する。 【効果】耐熱性の低下が少なく、耐衝撃性に優れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は強靱性を改良したエポキ
シ樹脂組成物を提供するものであり、溶液、ハイソリッ
ド、又は粉体塗料、繊維強化積層板、結合剤、接着剤、
封止材等の分野において有用な熱硬化性樹脂組成物に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】ビスフェノールAとエピクロヒドリンと
から得られるエポキシ樹脂のような分子骨格内にベンゼ
ン環を有する一般のエポキシ樹脂は、機械的・化学的性
質や接着性に優れており、電気絶縁材料や塗料、接着
剤、複合材料などの工業用途に幅広く使用されている。
【0003】しかし、一般のエポキシ樹脂の硬化物は耐
衝撃性に劣るという欠点を有していた。そこで、エポキ
シ樹脂にエラストマーを混合することによる耐衝撃性の
改良の試みが行われている。例えば、米国特許第392
3922号;第4221697号;第4117038
号;第3856883号;特開昭55ー18401号公
報に開示されている。
【0004】しかしながら、耐衝撃性を効果的に改良す
る為には、樹脂組成物に対して30重量%ちかくエラス
トマー成分を加える必要があり、その結果、耐熱性、成
形性が低下する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、エポキシ樹脂の耐衝撃性を改良する目的で
混合するエラストマーの量を少なくし、成形性、耐熱性
を損なうことなく効果的に耐衝撃性が向上された樹脂組
成物を提供しょうとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は上記課題を
解決すべく鋭意研究を重ねた結果、ゴム相が房状構造を
有するスチレン系モノマーとアルキル(メタ)アクリレ
ートとジエン系ゴムとのグラフト共重合体(B)とエポ
キシ樹脂(A)とを必須成分とする樹脂組成物により、
上記課題が解決できることを見いだし、本発明を完成す
るに至った。
【0007】即ち、本発明はエポキシ樹脂(A)とスチ
レン系モノマーとアルキル(メタ)アクリレートとジエ
ン系ゴムとのグラフト共重合体(B)とを含有してなる
熱硬化性樹脂組成物に関し、好ましくはグラフト共重合
体(B)のジエン系ゴムが粒子径の小さい微粒子と該微
粒子が房状に集合した粒子とからなることを特徴とする
熱硬化性樹脂組成物に関する。
【0008】まず、本発明で用いるエポキシ樹脂(A)
は、一分子中に2個以上のエポキシ基を有する公知のも
のが用いられる。例えば、ビスフェノールA、ビスフェ
ノールF、ビスフェノールAD、テトラブロムビスフェ
ノールAのうち1種類とエピクロヒドリンから合成され
るビスフエノール型ジグリシジル化合物、フェノールノ
ボラック、レゾルシン、又はクレゾールノボラック等の
フェノール化合物とホルムアルデヒドの縮合物のポリグ
リシジル化合物等の多価フェノールのポリグリシジルエ
ーテル:フタル酸のジグリシジルエステル、テトラヒド
ロフタル酸のジグリシジルエステル、ヘキサヒドロフタ
ル酸のジグリシジルエステル、アジピン酸のジグリシジ
ルエステルなどのポリカルボン酸のポリグリシジルエス
テル:ビニルシクロヘキセンオキシド、3,4ーエポキ
シシクロヘキシルメチルー3,4ーエポキシシクロヘキ
サンカルボキシレート、3,4ーエポキシー6ーメチル
シクロヘキシルメチルー3,4ーエポキシー6ーエポキ
シシクロヘキサヒドロベンザルー3,4ーエポキシシク
ロヘキサン1,1ージメタノール、ビス(3,4ーエポ
キシー6ーメチルーシクロヘキシルメチル)アジベー
ト、ビス(3,4ーエポキシシクロヘキシルメチル)ア
ジベートなどの脂環式エポキシ化合物:エチレングリコ
ール、プロピレングリコール、グリセリン、1,4ーブ
タジオール、水添ビスフエノールA、ポリエチレングリ
コール、ポリプロピレングリコールとエピハロヒドリン
のポリグリシジル化合物等多価アルコールのポリグリシ
ジルエーテル:アニリン、キシレンジアミン、p−アミ
ノフエノール、4,4ージアミノジフエニルメタン、
5,5ージメチルヒダントインとエピハロヒドリンのポ
リグリシジル化合物等の多価アミンのポリグリシジル化
合物等が挙げられる。これらの中でも、エラストマーと
の相溶性の点からビスフエノール型エポキシ樹脂が好ま
しい。
【0009】本発明で用いるグラフト共重合体(B)は
スチレン系モノマーとアルキル(メタ)アクリレートと
ジエン系ゴムを必須成分として共重合させてなる共重合
樹脂である。
【0010】スチレン系モノマーとしては、例えばスチ
レン、αーメチルスチレン、tertーブチルスチレン
等が挙げられ、これらを1種又は2種以上使用すること
ができる。これらの中スチレンが好ましい。
【0011】アルキル(メタ)アクリレートとしては、
例えばメチル(メタ)クリレート、エチル(メタ)クリ
レート、ブチル(メタ)クリレート等のアルキルエステ
ル類が挙げられ、これらを1種又は2種以上使用するこ
とができる。これらの中メチルメタクリレートが好まし
い。
【0012】ジエン系ゴムとしては、ブタジエンゴムが
耐衝撃性に優れる点から好ましく、グラフト共重合体
(B)がMBSであり、且つゴム相が粒径が0.01〜
0.1μmの微小粒子と該微小粒子が凝集した粒径が
0.3〜0.9μmの粒子とからなることを特徴とする
MBSであることが特に好ましい。
【0013】樹脂組成物の耐衝撃性はゴム相による破壊
エネルギーの吸収に起因し、クレイズの成長がゴム相で
抑えられることによると考えられている。そこでゴム相
間の距離が重要な因子となる。同じゴム含有量の場合、
粒径が異なる粒子からなることにより、破壊エネルギー
の吸収が有効に働き、樹脂組成物の耐衝撃性が効果的に
改良される。
【0014】グラフト共重合体(B)は上記各成分を重
合して得られるものであるが、例えばジエン系ゴムの存
在下に、アルキル(メタ)アクリレート及びスチレン系
モノマーとを重合して得られる。この際、ジエン系ゴム
は30〜80重量部、中でも40〜70重量部が好まし
い。またアルキル(メタ)アクリレートは1〜90重量
部、中でも40〜80重量部が好ましい。さらにスチレ
ン系モノマーは70〜20重量部、中でも60〜30重
量部が好ましい。重合する方法としては、特に限定され
るものではないが、例えば塊状ー懸濁重合、溶液重合及
び塊状重合等が挙げられる。
【0015】グラフト共重合体(B)は上記スチレン系
モノマー、アルキル(メタ)アクリレート及びゴム質重
合体に、更にエポキシ樹脂(A)との相溶性を高めるた
めにこれらと共重合可能なその他のモノマーを共重合さ
せることができる。
【0016】共重合可能なその他のモノマーとしては、
アクリル酸、メタクリル酸、無水マレイン酸等の不飽和
脂肪酸;アクリロニトリル、メタアクリロニトリル、ク
エニルまたはシクロヘキシル、マレイミド等を挙げるこ
とができる。これらは単独或は2種以上を併用して用い
ることができる。
【0017】上述したエポキシ樹脂(A)とグラフト共
重合体(B)の配合割合としては、特に限定されるもの
ではないが、耐熱性と耐衝撃性とバランスの点から重量
比で(A)/(B)=80/20〜60/40の範囲の
ものが好ましい。
【0018】本発明においては更に有機ポリシロキサン
を加えることにより、さらに耐衝撃性等の向上を図るこ
とができる。
【0019】有機ポリシロキサンとしては、下記一般
式、
【0020】
【化1】
【0021】(但しR1 、R2 はアルキル基、アリール
基、アラルキル基を表わすものであり、R1 とR2 は同
一であっても、異なっていても良い。)で示される繰り
返し構造単位をもったポリマーを指標するものであり、
このような繰り返し構造単位が一種のみからなる、いわ
ゆるホモポリマー型有機ポリシロキサンでも、二種以上
の組み合せによるランダム型、ブロック型もしくはグラ
フト型のコポリマー型有機ポリシロキサンであっても良
い。
【0022】このような有機ポリシロキサンとしては、
例えばジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシ
ロキサン、ジフェニルポリシロキサンまたはメチルベン
ジルポリシロキサンなどを挙げることができる。
【0023】これらの有機ポリシロキサンは、本発明の
樹脂組成物を得る際、加熱溶融押し出し等の熱的条件が
付与された場合、その条件下においては揮発しにくく、
また分解などの化学変化を起し難いものが好ましい。こ
の有機ポリシロキサンの使用量としては、0.001〜
0.5重量%が好ましく、これらの中耐衝撃性を一層高
める点からは0.001〜0.3重量%の範囲内で添加
することがより好ましい。
【0024】有機ポリシロキサンを添加する方法として
は、下記に示す組成物の製造の際に、単に配合剤として
ブレンドすることにより添加することができるが、エポ
キシ樹脂(A)、グラフト共重合体(B)にブレンドし
ていわゆるマスターバッチとして樹脂製造の際に用いて
もよい。
【0025】このように有機ポリシロキサンを添加する
ことにより得られる樹脂組成物の耐衝撃性が著しく向上
する理由としては、この有機ポリシロキサンを添加する
ことによりゴム成分の分散状態が可能な限り球状に近い
形状で分散されるようになり、有機ポリシロキサンの成
分がこの球状分散体の表面コート層としての役割を果し
ているためと推定される。
【0026】本発明の樹脂組成物は、通常用いられる製
造方法により製造することができる。即ち、例えばペレ
ット、粒状、粉状又は液状のエポキシ樹脂(A)、スチ
レン系モノマーとアルキル(メタ)アクリレートとジエ
ン系ゴムとのグラフト共重合体(B)及び硬化剤、硬化
促進剤(D)をタンブラー、加熱ロール、バンバリーミ
キサー、単軸押出機、二軸押出機、単軸−二軸連結押出
機などを用いて混合する方法、(A)(B)(D)成分
をタンブラーでドライブレンドした混合物を加熱ロー
ル、バンバリーミキサー、単軸押出機、二軸押出機、単
軸−二軸連結押出機などを用いて混合する方法などによ
り製造することができる。
【0027】硬化剤としては、公知慣用の硬化剤、例え
ばアミン類、酸及び酸無水物、潜在性硬化剤、紫外線硬
化剤、レゾールフェノール樹脂、ユリア樹脂、イソシア
ネート等が挙げられ、これらの1種又は2種以上を使用
することができる。これらの中アミン類が一般的であ
る。
【0028】本発明においては、上記(A)(B)
(D)成分に更にこれらと相溶性を有する樹脂を併用す
ることができる。この様な樹脂としては、例えば(メ
タ)アクリル酸エステル中でもポリメチルメタクリレー
ト、スチレン−メチルメタクリレート共重合樹脂が望ま
しいが、これに限られるものでなく、例えばポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニール、AS樹脂、A
BS樹脂、ポリビニルアルコール、ポリフェニレンエー
テル、塩化ビニリデン樹脂、AAS樹脂、AES樹脂、
繊維素誘導体樹脂、ポリビニルブチラール、ポリメチル
ペンテン−1、ポリブテン、ポリイソブレン、フッ素樹
脂、ポリアミド、ポリアセタール、ポリエステル、ポリ
カプロラクトン、ポリフェニレンサルファイド、ポリス
ルホン、ポリエーテル、エーテルケトン、シクロヘキサ
ン樹脂、石油樹脂、(メタ)アクリル酸変性ポリエチレ
ンおよびアクリル酸変性ポリプロピレン等の熱可塑性樹
脂;あるいは、フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン
樹脂、ジアリールフタレート樹脂、シリコーン樹脂、不
飽和ポリエステル樹脂、アルキッド樹脂、ウラキッド樹
脂等の熱硬化性樹脂などであってもよい。
【0029】この様にして得られる本発明の熱硬化性樹
脂組成物は、さらに通常用いられる酸化防止剤、紫外線
吸収剤、滑剤、難燃剤、帯電防止剤、発泡剤、希釈剤、
可塑剤等の配合剤を配合することができる。
【0030】これら配合剤の中でも好ましい配合剤とし
ては、特開昭58−96641号公報記載の飽和脂肪酸
および/またはそのエステル;特開昭59−23004
3号公報記載の水酸基化合物;特開昭61−19648
号公報記載のミネラルオイル;ヒンダードアミン系の酸
化防止剤、トリフェニルホスフェート、トリ(ノニルフ
ェニル)ホスフェートおよびこれらのオリゴマー、ポリ
マータイプのリン系難燃剤;およびその他の大成社発行
(昭62年2月)「ポリマーの難燃化」に記載されてい
る難燃剤;テトラブロモビスフェノールA・エピクロル
ヒドリン共縮重合ポリマーなどの難燃剤が好ましい。
【0031】さらにこれらの外に、ガラス繊維、炭素繊
維、金属繊維、ガラスビーズ、ガラスパウダー、ガラス
フレーク、アスベスト、ウェラストナイト、マイカ、タ
ルク、クレー、炭酸カルシウム、チタン酸カルシウム、
硫酸バリウム等の充填剤を単独または併用して用いるこ
とが出来る。
【0032】これら充填剤は、樹脂組成物100重量部
に対して、1〜150重量部使用することが好ましい。
このようにして得られた本発明の樹脂組成物は、さらに
射出成形、RIM成形等各種成形品に成形して使用する
ことができ、塗料、接着剤等液体状態で使用することも
できる。
【0033】本発明の樹脂組成物の用途は広範なものに
および、塗料、接着剤、積層板や各種注型品、各種成形
品、例えばコネクタ、スイッチ、タイマ部品、端子台、
アダプター、リレー部品、トランス部品、モータ部品、
ボリウムシャフト、ICなど電気・電子分野の各部品お
よびケース;ラジオカセット、ビデオカメラ、ビデオテ
ープレコーダ、オーディオプレーヤ、エアコンディショ
ナ、加湿機、炊飯器、湿風機、電話器等の家庭電気、器
具類の各部品、外板およびハウジング;複写機、プリン
ター、ファクシミリ、CRTディスクプレイ、パソコ
ン、ワープロ、コンピュータ、レジスター等のOA機器
の各種部品に有効である。
【0034】
【実施例】以下実施例により本発明をより詳細に説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0035】なお、以下に示す部および%は特に断わり
のない限り重量基準であるとする。 実施例1 エピクロン850(大日本インキ化学工業製 ビスフェ
ノールA型エポキシ樹脂)80重量部とメタブレンE9
70[三菱レイヨン(株)製 粒子径0.06μmの微
少粒子と0.6μmの凝集粒子とからなるゴム房状MB
S(以下MBS−1という)]を20重量部をジメチル
アミド(DMF)に溶解混合し(不揮発分60%)、該
溶液にDICY[和光純薬工業(株)製 硬化剤 ジシ
アンジアミド]及び2ーエチルー4ーメチルイミダゾー
ル[四国化成工業(株)製 硬化促進剤]を3phr及
び0.1phr添加混合した。
【0036】ここでphrは、エポキシ樹脂(A)とグ
ラフト重合体(B)100重量部に対する重量部を表
す。該ワニスをテスト板(0.8×70×150mmJ
IS.G3142SPCC−SB)に塗布し(乾燥膜
厚:100μm)、熱オーブン中で170℃、2時間熱
処理し、硬化塗膜を作成した。該塗膜の耐衝撃性及び耐
熱性の測定結果を表1に示す。
【0037】実施例2〜4 表1に示す組成以外は、実施例1と同様にし評価の結果
を表1に示す。 比較例1、2 表1に示す組成以外は、実施例1と同様にし評価の結果
を表1に示す。
【0038】
【表1】 A−1;ビスフェノールA型エポキシ樹脂[大日本インキ化学工業(株)製] MBS−2;粒径0.2μのMBS[日本合成ゴム(株)製] B−3152;アミンタイプ硬化剤[大日本インキ化学工業(株)製] <試験方法>耐衝撃性はJIS規格K5400に準拠し
た方法により、塗面にクラックが目立つ場合を×とし、
異常が認められない場合を○とした。
【0039】耐熱性は、塗面を上向きにし、100℃の
オーブン中に1時間放置したとき外観上変化のない場合
を○とし、変化がある場合を×とした。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、耐熱性の低下が少なく
効果的に耐衝撃性が改良された熱硬化性樹脂組成物を提
供できる。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エポキシ樹脂(A)とスチレン系モノマー
    (a)とアルキル(メタ)アクリレート(b)とジエン
    系ゴム(c)とのグラフト共重合体(B)とを含んでな
    る熱硬化性樹脂組成物。
  2. 【請求項2】ジエン系ゴム(c)が、ゴム微粒子(i)
    と該ゴム微粒子が房状に集合したゴム粒子(ii)とから
    なることを特徴とする請求項1記載の組成物。
  3. 【請求項3】ゴム微粒子(i)の粒子径が、0.01〜
    0.1μmである請求項2記載の組成物。
  4. 【請求項4】房状に集合したゴム粒子(ii)の粒子径
    が、0.3〜0.9μmである請求項2又は3記載の組
    成物。
  5. 【請求項5】さらに有機ポリシロキサン(C)を併用す
    ることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の
    組成物。
  6. 【請求項6】エポキシ樹脂(A)が、ビスフェノール型
    エポキシ樹脂である請求項1〜5のいずれか1項記載の
    組成物。
  7. 【請求項7】スチレン系モノマー(a)が、スチレンで
    ある請求項1〜6のいずれか1項記載の組成物。
  8. 【請求項8】アルキル(メタ)アクリレート(b)が、
    メチルメタクリレートである請求項1〜7のいずれか1
    項記載の組成物。
  9. 【請求項9】ジエン系ゴム(c)が、ブタジエン系ゴム
    である請求項1〜8のいずれか1項記載の組成物。
  10. 【請求項10】グラフト共重合体(B)中のジエン系ゴ
    ムの含有率が、30〜80重量%である請求項1〜9の
    いずれか1項記載の組成物。
  11. 【請求項11】エポキシ樹脂(A)とグラフト共重合体
    (B)との重量比(A)/(B)が、80/20〜60
    /40である請求項1〜10のいずれか1項記載の組成
    物。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6063839A (en) * 1995-05-09 2000-05-16 Toray Industries, Inc. Prepreg of reinforcing fibers, epoxy resins, crosslinked rubber particles and curing agent
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JP2017110199A (ja) * 2012-10-17 2017-06-22 ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー コアシェルゴム修飾固体エポキシ樹脂

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