JPH0881344A - 口腔用組成物 - Google Patents

口腔用組成物

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JPH0881344A
JPH0881344A JP24197394A JP24197394A JPH0881344A JP H0881344 A JPH0881344 A JP H0881344A JP 24197394 A JP24197394 A JP 24197394A JP 24197394 A JP24197394 A JP 24197394A JP H0881344 A JPH0881344 A JP H0881344A
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green
yellow
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sodium
water
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JP24197394A
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Toshiaki Kobayashi
利彰 小林
Koichi Sugawara
浩市 菅原
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Lion Corp
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Lion Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アルキロイルザルコシネートと色素とを併用
しても製剤の耐光性に優れ、遮光対策を行わなくても退
色し難く、それ故、透明容器の使用や美観に優れた容器
への収容が可能で各種形態に製剤化して幅広く利用する
ことができる口腔用組成物を得る。 【構成】 アルキロイルザルコシネートを含有してなる
口腔用組成物に色素として黄色4号、黄色5号、黄色2
03号、緑色3号、緑色201号及び緑色204号から
選ばれるアルミニウムとレーキを形成し得る水溶性ター
ル系色素を配合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アルキロイルザルコシ
ネート及び色素を含有する耐光性に優れた口腔用組成物
に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
口腔用組成物に歯垢除去を目的としてアルキロイルザル
コシネートを配合すること、また、口腔用組成物に色素
を配合することは公知である。しかしながら、アルキロ
イルザルコシネートと色素とを併用した製剤は、光に対
する安定性が不十分であり、退色し易いという問題があ
った。
【0003】この場合、上記口腔用組成物では、不透明
容器等を使用して遮光することにより上記問題を回避し
ている。また、透明な口腔用組成物等においては、特に
上記問題のため、透明容器を使用することが困難であ
り、このため耐光性に優れた組成の開発が望まれる。
【0004】本発明は、上記要望に応えるためになされ
たもので、アルキロイルザルコシネートと色素とを含有
してなる優れた耐光性を有する口腔用組成物を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者は上記
目的を達成するため鋭意検討を重ねた結果、アルキロイ
ルザルコシネートを含有してなる口腔用組成物に、色素
として黄色4号、黄色5号、黄色203号、緑色3号、
緑色201号及び緑色204号から選ばれるアルミニウ
ムとレーキを形成し得る水溶性タール系色素を配合した
場合、意外にも製剤の耐光性が改善され、遮光対策を行
わなくても保存後に退色し難く、調製時の色調を保持し
得ることを見出し、本発明をなすに至った。
【0006】従って、本発明は、アルキロイルザルコシ
ネートを含有してなる口腔用組成物に色素として黄色4
号、黄色5号、黄色203号、緑色3号、緑色201号
及び緑色204号から選ばれるアルミニウムとレーキを
形成し得る水溶性タール系色素を配合したことを特徴と
する口腔用組成物を提供する。
【0007】以下、本発明につき更に詳細に説明する
と、本発明の口腔用組成物は、練歯磨、液状歯磨等の歯
磨類、洗口剤、マウスウォッシュ、トローチ、チュ−イ
ンガム、歯科用パスタ等として調製できるもので、アル
キロイルザルコシネートと、アルミニウムとレーキを形
成し得る水溶性タール系色素とを配合してなるものであ
る。
【0008】ここで、アルキロイルザルコシネートとし
ては、アルキロイル基の炭素数が8〜20、特に12〜
16の例えばラウロイルザルコシネート、ミリストイル
ザルコシネート、パルミトイルザルコシネート等が挙げ
られ、これらのナトリウム塩等のアルカリ金属塩、その
他の水溶性塩を使用することができる。
【0009】アルキロイルザルコシネートの配合量は、
組成物全体の0.01〜0.5%(重量%、以下同
様)、特に0.02〜0.3%が好ましい。配合量が
0.01%に満たないとアルキロイルザルコシネートの
歯垢除去力が発揮されない場合があり、0.5%を超え
ると口腔内の粘膜剥離等を引き起こす場合がある。
【0010】また、色素としては、黄色4号、黄色5
号、黄色203号、緑色3号、緑色201号及び緑色2
04号から選ばれるアルミニウムとレーキを形成し得る
水溶性タール系色素を配合する。この場合、色素として
は、上述したアルミニウムとレーキを形成することが可
能な色素に限られ、レーキを作らない色素を使用すると
退色しやすい。
【0011】更に、配合する色素は、上記した医薬品等
に使用されるタール系色素の1種類を単独で使用しても
よいが、これらのうちの2種類以上を組み合わせて使用
することが色調を調整するために好ましい。
【0012】上記色素の配合量は、組成物全体の0.0
001〜0.003%、特に0.00015〜0.00
2%の範囲が好ましく、配合量が0.0001%未満又
は0.003%を超えて上記範囲外になると、製剤の美
観を損なう場合がある。
【0013】本発明の口腔用組成物には、上記必須成分
以外にその剤型に応じ、任意成分としてその他の添加剤
を配合することができる。
【0014】歯磨類の場合は、例えば研磨剤、粘稠剤、
ザルコシネート以外の界面活性剤、甘味剤、防腐剤、各
種有効成分等を配合でき、これら成分と水とを混合して
製造することができる。ここで研磨剤としては、沈降性
シリカ、シリカゲル、アルミノシリケート、ジルコノシ
リケート等のシリカ系研磨剤、第2リン酸カルシウム2
水和物及び無水和物、ピロリン酸カルシウム、炭酸カル
シウム、水酸化アルミニウム、アルミナ、炭酸マグネシ
ウム、第3リン酸マグネシウム、ゼオライト、ケイ酸ジ
ルコニウム、合成樹脂系研磨剤等が好適に用いられる。
【0015】粘稠剤としては、グリセリン、ソルビッ
ト、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、
キシリット、マルチット、ラクチット等、粘結剤として
は、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキ
シエチルセルロース、カラギーナン、アルギン酸ナトリ
ウム、キサンタンガム、カーボポール、グアガム、モン
モリロナイト、ゼラチン等、界面活性剤としては、アニ
オン界面活性剤、カチオン界面活性剤、非イオン性界面
活性剤等を配合し得、具体的にはラウリル硫酸ナトリウ
ム、α−オレフィンスルホン酸ナトリウム、N−アシル
グルタメート、2−アルキル−N−カルボキシメチル−
N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、N−
アシルタウレート、ショ糖脂肪酸エステル、アルキロー
ルアマイド、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリグ
リセリン脂肪酸エステル、プルロニック、ポリオキシエ
チレンソルビタンモノステアレート等、甘味剤として
は、サッカリンナトリウム、ステビオサイド、ステビア
エキス、パラメトキシシンナミックアルデヒド、ネオヘ
スペリジルジヒドロカルコン、ペリラルチン等、防腐剤
としては、パラオキシ安息香酸エステル、安息香酸ナト
リウム等、各種有効成分としては、フッ化ナトリウム、
フッ化カリウム、フッ化アンモニム、フッ化第1スズ、
モノフルオロリン酸ナトリウムなどのフッ化物、正リン
酸のカリウム塩、ナトリウム塩等の水溶性リン酸化合
物、アラントインクロルヒドロキシアルミニウム、ヒノ
キチオール、アスコルビン酸、塩化リゾチーム、グリチ
ルリチン酸及びその塩類、塩化ナトリウム、トラネキサ
ム酸、イプシロンアミノカプロン酸、酢酸dl−トコフ
ェロール、α−ビサボロール、イソプロピルメチルフェ
ノール、クロロヘキシジン塩類、塩化セチルピリジニウ
ム、アズレン、グリチルレチン酸、銅クロロフィリンナ
トリウム、グルコン酸銅等の銅化合物、乳酸アルミニウ
ム、塩化ストロンチウム、硝酸カリウム、ベルベリン、
ヒドロキサム酸及びその誘導体、トリポリリン酸ナトリ
ウム、ゼオライト、デキストラナーゼ、ムタナーゼ、ア
ミラーゼ、メトキシエチレン、無水マレイン酸共重合
体、ポリビニルピロリドン、エピジヒドロコレステリ
ン、塩化ベンゼトニウム、ジヒドロコレステロール、ト
リクロロカルバニリド、クエン酸亜鉛、トウキ軟エキ
ス、オウバクエキス、チョウジ、ローズマリー、オウゴ
ン、ベニバナなどの抽出物等、香料としては、1−メン
トール、カルボン、アネトール、リモネン等のテルペン
類又はその誘導体等が例示される。なおこれら成分の配
合量は、本発明の効果を妨げない範囲で通常量とするこ
とができる。
【0016】本発明の口腔用組成物は、耐光性に優れて
いることから、不透明容器のみならず透明容器の使用が
可能であり、種々の容器に収容して使用することができ
る。
【0017】
【発明の効果】本発明の口腔用組成物は、アルキロイル
ザルコシネートと色素とを併用しているにもかかわらず
製剤の耐光性に優れ、遮光対策を行わなくても退色し難
いもので、透明容器の使用や美観に優れた容器への収容
が可能で各種形態に製剤化して幅広く利用することがで
きる。
【0018】
【実施例】以下、実験例及び実施例を示して本発明を具
体的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるも
のではない。なお、各例中の%はいずれも重量%であ
る。
【0019】〔実験例〕下記組成のうちの色素を除いて
液状歯磨を作成し、これに表1に示す種類の色素水溶液
を表2に示すように規定量添加した。この液状歯磨を透
明ボトルに入れ、屋上における日光暴露試験を1ヶ月実
施した。結果は、−5℃で1ヶ月保存品を基準色にして
退色の程度を下記基準により肉眼で判定した。結果を表
2に併記する。
【0020】表2の結果より、ザルコシネート配合歯磨
に本発明に係わる黄色4号、黄色5号、黄色203号、
緑色3号、緑色201号及び緑色204号から選ばれる
アルミニウムとレーキを作る水溶性タール系色素を配合
すると、日光暴露下で放置しても退色し難いことが確認
された。液状歯磨組成: プロピレングリコール 5% キサンタンガム 0.3 グリセリン 20 ソルビット 50 研磨剤(シリカ) 15 SDS 1 ラウロイルサルコシンナトリウム 0.3 表1に示す色素 表1に示す量水 残 計 100%退色判定基準: ○:ほとんど退色が見られない。 △:やや退色が見られる。 ×:明らかに退色している。
【0021】
【表1】
【0022】
【表2】 〔実施例1〕練歯磨 水酸化アルミニウム 45% ソルビット 30 ラウリル硫酸ナトリウム 0.8 アルギン酸ナトリウム 0.6 サッカリンナトリウム 0.1 ゼラチン 0.2 ラウリン酸ジエタノールアミド 1.6 プロピレングリコール 5 香料 1.3 ラウロイルサルコシンナトリウム 0.3 トリクロサン 0.02 デキストラナーゼ 2000u/g歯磨 モノフルオロリン酸ナトリウム 0.5 0.1%黄色203号 0.8水 残り 計 100%
【0023】 〔実施例2〕液状歯磨 シリカ 18% ソルビット 55 グリセリン 18 ラウリル硫酸ナトリウム 1 キサンタンガム 0.3 サッカリンナトリウム 0.1 ゼラチン 0.2 ラウリン酸ジエタノールアミド 1 プロピレングリコール 2 香料 1.3 ラウロイルサルコシンナトリウム 0.5 トリクロサン 0.3 デキストラナーゼ 2000u/g歯磨 フッ化ナトリウム 0.2 0.1%緑色3号 0.8 ラウリン酸デカグリセリル 0.5 無水硫酸ナトリウム 0.3水 残り 計 100%
【0024】 〔実施例3〕洗口剤 変性エタノール 18% ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 2 グリセリン 10 パルミトイルサルコシンナトリウム 0.1 クエン酸 0.01 クエン酸3ナトリウム 0.3 香料 0.5 フッ化ナトリウム 0.08 0.1%緑色201号 0.8水 残り 計 100%
【0025】 〔実施例4〕マウスウオッシュ 90%エタノール 18% ポリオキシエチレン(80)ソルビタンモノラウレート 2 香料 1.5 モノフルオロリン酸ナトリウム 0.1 トリクロサン 0.02 ミリストイルサルコシンナトリウム 0.05 0.1%黄色4号 1.0水 残り 計 100%
【0026】 〔実施例5〕トローチ アラビアガム 6% ブドウ糖 36 パラチノース 36 香料 1.5 モノフルオロリン酸ナトリウム 0.05 トリクロサン 0.02 ラウロイルサルコシンナトリウム 0.01 0.1%緑色204号 0.8水 残り 計 100%
【0027】 〔実施例6〕チューインガム ガムベース 20% 粉糖 58 水飴 15 香料 1 ラウロイルサルコシンナトリウム 0.01 炭酸カルシウム 2 0.1%緑色3号 0.8水 残り 計 100%
【0028】 〔実施例7〕歯科用パスタ ヒドロキシエチルセルロース 3% カラギーナン 1 ソルビット 40 ショ糖パルミチン酸モノエステル 2 ラウロイルサルコシンナトリウム 0.3 乳酸アルミニウム 3 0.1%黄色5号 0.8 サッカリンナトリウム 0.1 香料 1水 残り 計 100%

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルキロイルザルコシネートを含有して
    なる口腔用組成物に色素として黄色4号、黄色5号、黄
    色203号、緑色3号、緑色201号及び緑色204号
    から選ばれるアルミニウムとレーキを形成し得る水溶性
    タール系色素を配合したことを特徴とする口腔用組成
    物。
JP24197394A 1994-09-09 1994-09-09 口腔用組成物 Pending JPH0881344A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001278757A (ja) * 2000-03-30 2001-10-10 Kanebo Ltd 歯磨剤組成物
JP2002179537A (ja) * 2000-12-11 2002-06-26 Arimino Kagaku Kk 毛髪処理剤およびその識別方法
JP2007297295A (ja) * 2006-04-28 2007-11-15 Kao Corp 歯磨剤
JP2013230989A (ja) * 2012-04-27 2013-11-14 Lion Corp 歯磨剤組成物

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