JPH0880666A - 感熱記録材料 - Google Patents
感熱記録材料Info
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- JPH0880666A JPH0880666A JP6217238A JP21723894A JPH0880666A JP H0880666 A JPH0880666 A JP H0880666A JP 6217238 A JP6217238 A JP 6217238A JP 21723894 A JP21723894 A JP 21723894A JP H0880666 A JPH0880666 A JP H0880666A
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Abstract
等に使用可能な感熱記録材料または画像部の耐光性に優
れた感熱記録材料を提供する。 【構成】 下記一般式(1)、(2)または(3)で表
される化合物を含有する感熱記録材料。 【化1】
Description
吸収を持つ感熱記録材料に関し、特に紫外領域で露光す
る感光材料の版下フィルム等に使用可能な感熱記録材料
または画像部の耐光性に優れた感熱記録材料に関する。
子供与性無色染料と電子受容性化合物を使用した感圧
紙、感熱紙、感光感圧紙、通電感熱記録紙、感熱転写紙
として既に良く知られている。例えば英国特許2140
449号、米国特許4480052号、同443692
0号、特公昭60−23992号、特開昭57−179
836号、同60−123556号、同60−1235
57号などに詳しい。しかしながら紫外領域に分光吸収
を持つ記録材料は殆どしられていない。記録材料とし
て、近年(1)紫外領域の吸収増大(2)非画像部およ
び画像部の保存安定性などの特性改良に対する研究が鋭
意行われているが、様々な問題点を有していた。特に紫
外領域で露光する感光材料の版下フィルム等に使用可能
な記録材料または画像部の耐光性に優れた記録材料を提
供するためには、加熱前後での紫外領域(約300〜4
20nm)での吸光度の差が大きいこと、加熱により速
やかに反応が進行すること、生成する紫外線吸収剤の量
が多いこと等が望まれる。
領域に分光吸収を持つ感熱記録材料に関し、特に紫外領
域で露光する感光材料の版下フィルム等に使用可能な感
熱記録材料または画像部の耐光性に優れた感熱記録材料
を提供するものである。
般式(1)、(2)または(3)で表される化合物を含
有することを特徴とする記録材料により解決された。 一般式(1)
または2を表し、R1 はn=1のとき炭素原子数1〜1
8のアルキル基、炭素原子数6〜12のアリール基、ま
たは炭素原子数7〜10のアラルキル基を、n=2のと
き炭素原子数1〜10のアルキレン基、炭素原子数8〜
20のアラルキレン基、または炭素原子数6〜12のア
リーレン基を、R2 〜R4 は水素原子、炭素原子数1〜
18のアルキル基、炭素原子数5〜7のシクロアルキル
基、炭素原子数6〜10のアリール基、炭素原子数7〜
9のアラルキル基、炭素原子数3〜5のアルケニル基、
炭素原子数1〜18のアルコキシ基、またはハロゲン原
子を、R5 は水素原子、ハロゲン原子、炭素原子数1〜
8のアルキル基、炭素原子数1〜8のアルコキシ基、ま
たは炭素原子数7〜9のアラルキル基を、R6 は炭素原
子数1〜18のアルキル基、炭素原子数6〜12のアリ
ール基、または炭素原子数7〜10のアラルキル基を、
R 7 は−(CH2 )p COY−X−YCO(CH2 )p
−を、R8 は炭素原子数1〜18のアルキレン基を、p
は1〜4の整数を、Xは酸素原子を含んでいてもよい炭
素原子数1〜18のアルキレン基、炭素原子数8〜20
のアラルキレン基、または炭素原子数6〜18のアリー
レン基を、Yは−O−、または−NR9 −を、R9 は水
素原子、または炭素原子数1〜8のアルキル基を表す。
る基のうち炭素原子数4〜8のアルキル基、炭素原子数
6〜10のアリール基、または炭素原子数7〜8のアラ
ルキル基が好ましく、特には炭素原子数6〜10のアリ
ール基が好ましい。炭素原子数6〜10のアリール基は
置換基を有していてもよい。具体的にはR1 としてはブ
チル基、オクチル基、フェニル基、トリル基、アニシル
基、クロロフェニル基、ジクロロフェニル基、ニトロフ
ェニル基、ナフチル基が好ましい。n=2のときR1 で
表される基のうち炭素原子数1〜8のアルキレン基、ま
たはフェニレン基が好ましい。R2 で表される基のうち
水素原子、炭素原子数1〜8のアルキル基、炭素原子数
1〜8のアルコキシ基、フェニル基、炭素原子数7〜9
のアラルキル基、炭素原子数3〜5のアルケニル基また
はハロゲン原子が好ましい。R3で表される基のうち水
素原子、炭素原子数1〜8のアルキル基、炭素原子数1
〜8のアルコキシ基が好ましい。R4 で表される基のう
ち水素原子、炭素原子数1〜18のアルキル基、炭素原
子数1〜12のアルコキシ基、フェニル基、炭素原子数
7〜9のアラルキル基、またはハロゲン原子が好まし
い。
シ基、アリールオキシ基、アルキルチオ基、アルコキシ
カルボニル基、アリールオキシカルボニル基の置換基を
有することができる。R2 として特に水素原子、メチル
基、エチル基、イソプロピル基、t−ブチル基、t−ア
ミル基、t−ヘキシル基、t−オクチル基、sec−ブ
チル基、sec−アミル基、sec−ヘキシル基、ベン
ジル基、α−メチルベンジル基、α、α−ジメチルベン
ジル基、アリル基、フェニル基、メトキシ基、エトキシ
基、ブトキシ基、オクチルオキシ基、塩素原子、臭素原
子が好ましい。R 3 としては特に水素原子、メチル基、
エチル基、メトキシ基、エトキシ基、ブトキシ基、オク
チルオキシ基が好ましい。R4 としては特に水素原子、
メチル基、エチル基、イソプロピル基、t−ブチル基、
t−アミル基、t−ヘキシル基、t−オクチル基、se
c−ブチル基、sec−アミル基、sec−ヘキシル
基、ドデシル基、メトキシ基、エトキシ基、ブトキシ
基、オクチルオキシ基、メトキシカルボニルエチル基、
エトキシカルボニルエチル基、ブトキシカルボニルエチ
ル基、オクチルオキシカルボニルエチル基、ベンジル
基、α−メチルベンジル基またはα、α−ジメチルベン
ジル基が好ましい。
ン原子、炭素原子数1〜4のアルキル基、炭素原子数1
〜4のアルコキシ基が好ましく、特には水素原子、塩素
原子、メチル基、エチル基、メトキシ基、エトキシ基が
好ましい。R6 で表される基のうち炭素原子数4〜8の
アルキル基、炭素原子数6〜10のアリール基、または
炭素原子数7〜8のアラルキル基が好ましく、特には炭
素原子数6〜10のアリール基が好ましい。炭素原子数
6〜10のアリール基は置換基を有していてもよい。具
体的にはR6 としてはブチル基、オクチル基、フェニル
基、トリル基、アニシル基、クロロフェニル基、ジクロ
ロフェニル基、ニトロフェニル基、ナフチル基が好まし
い。R7 で表される基のうち−C2 H4 −COO−Cq
H2q−OCO−C2 H4 −、−C2 H4 −CONH−C
q H2q−NHCO−C2 H4 −、−C2 H4 −CO−N
CH3 −Cq H2q−NCH3 −CO−C2 H4 −、また
は−C2 H4 −COO−(C2 H4 O)r −CO−C2
H4 −が好ましい。qは2〜8、rは1〜4の整数が好
ましい。R8 で表される基のうちメチレン基が好まし
い。
トリアゾール化合物のウレタン誘導体の代表的な具体例
としては、次の様な化合物があげられるが、これらに限
定されるものではない。
トリアゾール化合物のウレタン誘導体は加熱時、ウレタ
ン部の脱保護反応を起こすが、この反応性をあげるため
に更に有機求核試薬を含んでいてもよい。
化学における一般的な求核試薬を言うが、例えばアルキ
ルアミン類、アリールアミン類、チオフェノール類、メ
ルカプタン類、スルフィン酸類、活性メチレン化合物、
オキシム類、ヒドロキサム酸類、ヒドロキシルアミン等
が挙げられる。これらのうちで、メルカプタン類、スル
フィン酸類、オキシム類およびヒドロキサム酸類及びそ
の塩が好ましく、特にはオキシム類およびヒドロキサム
酸類が好ましく、下記一般式(4)または(5)で表さ
れる化合物が好ましい。 一般式(4)
もよい炭素原子数1〜12のアルキル基、又は置換基を
有していてもよい炭素原子数6〜12のアリール基を、
R11、R13は水素原子又は炭素原子数1〜8のアルキル
基を表す。
の置換基としてはアリール基、アリールオキシ基、ハロ
ゲン原子、ピリジル基及びジアルキルアミノ基等が挙げ
られる。R10、R12で表されるアリール基の置換基とし
てはアルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原子、シアノ
基及びニトロ基等が挙げられる。R10、R12で表される
アルキル基の中、炭素原子数1〜8アルキル基、フェニ
ル置換アルキル基、フェノキシ置換アルキル基及びジア
ルキルアミノ置換アルキル基が好ましい。アリール基の
中、フェニル基、クロロ置換フェニル基、ニトロ置換フ
ェニル基、トリル基、アニシル基およびジクロロ置換フ
ェニルが好ましい。R11、R13で表される基の中で、水
素原子、メチル基及びエチル基が好ましい。
ては、アセトヒドロキサム酸、プロパノヒドロキサム
酸、ブタノヒドロキサム酸、オクタノヒドロキサム酸、
α−クロロアセトヒドロキサム酸、α−ジメチルアミノ
アセトヒドロキサム酸、α−フェニルアセトヒドロキサ
ム酸、α−フェノキシアセトヒドロキサム酸、N−メチ
ルアセトヒドロキサム酸、N−メチルプロパノヒドロキ
サム酸、N−メチルブタノヒドロキサム酸、N−メチル
N−メチル−α−クロロアセトヒドロキサム酸、N−メ
チル−α−ジメチルアミノアセトヒドロキサム酸、N−
メチル−α−フェニルアセトヒドロキサム酸、N−メチ
ル−α−フェノキシアセトヒドロキサム酸、ベンゾヒド
ロキサム酸、ベンゾスルホヒドロキサム酸、p−クロロ
ベンゾヒドロキサム酸、p−メチルベンゾヒドロキサム
酸、p−メトキシベンゾヒドロキサム酸、p−ニトロベ
ンゾヒドロキサム酸、m−ニトロベンゾヒドロキサム
酸、(2,4−ジクロロベンゾ)ヒドロキサム酸、サリ
チルヒドロキサム酸、N−メチル−ベンゾヒドロキサム
酸、N−メチル−p−クロロベンゾヒドロキサム酸、N
−メチル−p−ニトロベンゾヒドロキサム酸、N−メチ
ル−p−メトキシベンゾヒドロキサム酸、ベンゾフェノ
ンオキシム、ジフェニルグリオキシム、シクロヘキサノ
ンオキシム、2−ヘキサノンオキシム、N−フェニルヒ
ドロキシルアミン、N−エチル−N−フェニルヒドロキ
シルアミン、N−ベンジル−N−フェニルヒドロキシル
アミン、ジドデシルアミン、4−ベンジルオキシチオフ
ェノール、2−メルカプト−5−オクチルチオ−1,
3,4−チアジアゾール、2−メルカプト−5−ベンジ
ルチオ−1,3,4−チアジアゾール、2−メルカプト
−5−ブチルチオ−1,3,4−チアジアゾール、2−
メルカプトベンゾオキサゾール、ドデシルベンゼンスル
フィン酸、ドデシルベンゼンスルフィン酸ナトリウム等
が挙げられるが、これらに限定されるものではない。こ
れらは2種以上併用することができる。
有する化合物は有機求核試薬と反応してウレタン部の脱
保護反応を起こすが、この反応性をあげるために更に塩
基を併用してもよい。塩基としては無機又は有機塩基の
他、加熱時に分解等を生じアルカリ性物質を放出するよ
うな化合物でも良い。代表的なものに、有機アンモニウ
ム塩、有機アミン、アミド、尿素、チオ尿素類、チアゾ
ール類、ピロール類、ピリミジン類、ピペラジン類、グ
アニジン類、インドール類、イミダゾール類、イミダゾ
リン類、トリアゾール類、モルホリン類、ピペリジン
類、アミジン類、ピリジン類等の含窒素化合物があげら
れる。これらの具体例としてはトリシクロヘキシルアミ
ン、トリベンジルアミン、ジオクタデシルベンジルアミ
ン、アリル尿素、チオ尿素、2−ベンジルイミダゾー
ル、4−フェニルイミダゾール、2−ウンデシルイミダ
ゾリン、2,4,5−トリフリル−2−イミダゾリン、
1,2−ジフェニル−4,4,−ジメチル−2−イミダ
ゾリン、トリフェニルグアニジン、ジシクロヘキシルグ
アニジン、トリシクロヘキシルグアニジン、グアニジン
トリクロロ酢酸塩、N,N’−ジベンジルピペラジン、
モルホリントリクロロ酢酸塩、2−アミノベンゾチアゾ
ール等があげられる。
性無色染料および電子受容性化合物を用いた感熱記録材
料と同様な特公昭59−53193号、特開昭59−1
97463号、特開昭62−114989号、特開平3
−288688号、特開平1−237189号明細書に
記載されている様な形態を取る。具体的には本発明に係
わるベンゾトリアゾール基を分子内に有する化合物と有
機求核試薬をともに接触しないようにバインダー中に均
一に分散された形で記録層中に保持される必要がある。
詳細には各々別々に水溶性高分子(例えばポリビニルア
ルコール)水溶液中で分散し、十分に水溶性高分子を各
素材表面に吸着させてから混合する方法、少なくともど
ちらか一方の成分をマイクロカプセル化する方法、反応
成分を更に分離し2層構造にする方法等が知られてい
る。この際同時に発色成分として感圧紙、感熱紙で既知
の電子供与性無色染料(たとえばODB)と電子受容性
化合物(例えばビスフェノールA)を併用しても、ジア
ゾニウム塩化合物とカプラー化合物を併用しても良い。
マイクロカプセル化する際にはベンゾトリアゾール基を
分子内に有する化合物と電子供与性無色染料および/ま
たはジアゾニウム塩化合物を同一カプセル内に存在させ
ても良い。
0μ以下、このましくは3μ以下の粒径まで粉砕分散し
て用いる。分散媒としての水溶高分子水溶液は一般に
0.5ないし10%程度の濃度が用いられる。その例と
しては、ポリビニルアルコール、ヒドロキシエチルセル
ロース、ヒドロキシプロピルセルロース、エピクロルヒ
ドリン変成ポリアミド、エチレン−無水マレイン酸共重
合体、スチレン−無水マレイン酸共重合体、イソブチレ
ン−無水マレインサリチル酸共重合体、ポリアクリル
酸、ポリアクリル酸アミド、メチロール変成ポリアクリ
ルアミド、デンプン誘導体、カゼイン、ゼラチン等が挙
げられる。またこれらのバインダーに耐水性を付与する
目的で、耐水化剤を加えたり、疎水性ポリマーのエマル
ジョン、具体的には、スチレン−ブタジエンゴムラテッ
クス、アクリル樹脂エマルジョンを加えることも出来
る。分散はボールミル、サンドミル、横型サンドミル、
アトライタ、コロイダルミル等を用いて行われる。
カプセル化する方法については、ベンゾトリアゾール基
を分子内に有する化合物と有機求核試薬を常法によりカ
プセル化することにより可能である。本発明に用いられ
るマイクロカプセルの壁は熱応答性マイクロカプセルで
ある必要がある。カプセルの壁材としてはゼラチン、ポ
リウレア、ポリウレタン、ポリイミド、ポリエステル、
ポリカーボネート、メラミン等を用いることができるが
熱応答性マイクロカプセルを得るにはポリウレア、ポリ
ウレタン壁が好ましい。またカプセル壁に熱応答性を付
与するには、カプセル壁としてガラス転移点が室温以
上、200℃以下とすればよく、特に70℃〜150℃
の範囲が好ましい。具体的なカプセル化方法、用いる素
材の具体例については、米国特許第3726804号、
同第3796696号、特開平3−288688号に記
載されている。
に有する化合物と有機求核試薬の比は一般式(1)、
(2)又は(3)で表される化合物1.0モルに対し
て、有機求核剤を0.5〜20当量使用することが好ま
しく、特には1.0〜10当量使用することが好まし
い。その際、熱応答性を改良するために熱可融性物質を
感熱発色層に含有させることが出来る。熱可融性物質と
しては、芳香族エーテル、チオエーテル、エステル及び
又は脂肪族アミド又はウレイドなどが其の代表である。
これらの例は特開昭58−57989号、同58−87
094号、同61−58789号、同62−10968
1号、同62−132674号、同63−151478
号、同63−235961号などに記載されている。
ゾトリアゾール基を分子内に有する化合物又は有機求核
試薬と同時に、微分散または乳化して用いられる。これ
らの使用量は、ベンゾトリアゾール基を分子内に有する
化合物に対して20%以上300%以下の重量比で添加
され、特に40%以上150%以下が好ましい。この様
にして得られた塗液には、更に種々の要求を満たすため
に、必要に応じて添加剤が加えられる。添加剤の例とし
ては記録時の記録ヘッドのよごれを防止するために、無
機顔料、ポリウレアフィラー等の吸油性物質、ヘッドに
対する離型性を高めるために脂肪酸、金属石鹸などが添
加される。従って一般にはベンゾトリアゾール基を分子
内に有する化合物、有機求核試薬のほかに、熱可融性物
質、顔料、ワックス、帯電防止剤、紫外線吸収剤、消泡
剤、導電剤、蛍光染料、界面活性剤などの添加剤混合さ
れて感熱塗液が形成される。得られた感熱塗液は、上質
紙、下塗り層を有する上質紙、合成紙、プラスチックフ
ィルム等に塗布される。
を設けてもよい。保護層は必要に応じて二層以上積層し
てもよい。また支持体のカールバランスを補正するため
或いは、裏面からの耐薬品性を向上させる目的で、裏面
に保護層と類似した塗液を塗布してもよい。裏面に接着
剤を塗布し、更に剥離紙を組み合わせてラベルの形態に
してもよい。
子内に有する化合物の塗布量は、任意だが、支持体上に
0.1〜15.0g/m2 、特には0.2〜10.0g
/m 2 が好ましい。
ックスあるいは合成樹脂エマルジョンが一般的であり、
スチレン−ブタジエンゴムラテックス、アクリロニトリ
ル−ブタジエンゴムラテックス、アクリル酸メチル−ブ
タジエンゴムラテックス、酢酸ビニルエマルジョンなど
があげられる。バインダーの使用量は顔料にたいし、3
〜100重量%好ましくは5〜50重量%である。下塗
り層にはワックス、消色防止剤、界面活性剤等を添加し
てもよい。
られる顔料は、カオリン、焼成カオリン、タルク、ロウ
石、ケイソウ土、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウ
ム、水酸化マグネシウム、酸化亜鉛、リトポン、非晶質
シリカ、コロイダルシリカ、焼成石コウ、シリカ、炭酸
マグネシウム、酸化チタン、アルミナ、炭酸バリウム、
硫酸バリウム、マイカ、マイクロバルーン、尿素−ホル
マリンフィラー、ポリエステルパーティクル、セルロー
スフィラー等があげられる。金属石鹸としては、高級脂
肪酸多価金属塩、例えば、ステアリン酸亜鉛、ステアリ
ン酸アルミニウム、ステアリン酸カルシウム、オレイン
酸亜鉛等が挙げられる。
性を向上させる目的で、顔料、金属石鹸、ワックス、耐
水化剤等を添加してもよい。また、保護層を感熱発色層
上に塗布する際に、均一な保護層を得るために界面活性
剤を添加してもよい。界面活性剤としてはスルホコハク
酸系のアルカリ金属塩、フッ素含有界面活性剤が用いら
れる。具体的にはジ−(n−ヘキシル)スルホコハク
酸、ジ−(2−エチルヘキシル)スルホコハク酸等のナ
トリウム塩、またはアンモニウム塩等が好ましいが、ア
ニオン系の界面活性剤なら効果が認められる。
は、熱ヘッド、レーザー等により画像用に記録を行うも
の、熱スタンプ、熱ローラー等により全面に加熱を行う
ものなどがある。この場合は、UV吸収層の生成方法等
として利用できる。
に限定されるものではない。実施例においてとくに指定
のないかぎり%は重量%をあらわす。
熱可融性化合物である2−ベンジルオキシナフタレン各
々20gを100gの5%ポリビニルアルコール(クラ
レPVA105)水溶液とともに一昼夜ボールミルで分
散し、体積平均粒径を3μとした。一方焼成カオリン
(Anisilex−93)80gをヘキサメタリン酸
ソーダの0.5%溶液160gとともに、ホモジナイザ
ーで分散した。以上の様に分散した各分散液を、具体例
(3)に示した化合物5g、ベンゾヒドロキサム酸10
g、熱可融性化合物分散液5g、焼成カオリン分散液2
2gの割合で混合し、さらにステアリン酸亜鉛のエマル
ジョン4gと2%の(2−エチルヘキシル)スルホコハ
ク酸ナトリウムの水溶液5gを添加して塗液を得た。こ
の塗液を、秤量50g/m2 の中性紙に乾燥塗布量が6
g/m2 となるようにワイヤーバーで塗布し、キャレン
ダー処理を行い塗布紙を得た。以上の様にして得られた
塗布紙を、感熱静発色試験機を用いて、140℃、3秒
間加熱した。加熱部の340nmの吸光度を島津製分光
光度計UV2200で測定したところ0.68だった。
また非画像部の吸光度は0.1以下だった。
施例−1と同様にして塗布紙を得た。実施例−1と同様
にして170℃、5秒間加熱したところ、吸収濃度は
0.61だった。
体例(6)に示した化合物を用いた他は実施例−1と同
様にして塗布紙を得た。実施例−1と同様にして加熱し
たところ、吸光度は0.91だった。このように、本発
明の記録材料は、UV域での記録が可能である。
に示した化合物5.0g、ベンゾヒドロキサム酸13.
7gをフタル化ゼラチン10gの水溶液とともに一昼夜
ボールミルで分散し、体積平均粒径を3μとした。この
分散液を、表面がコロナ処理された秤量100g/m2
のPETベース上に、乾燥塗布量が24.5g/m2 と
なるようにワイヤーバーで塗布し、キャレンダー処理を
行い塗布シートを得た。得られたシートを130℃のオ
ーブン中に30秒静置した。このシートは340nmに
新たに分光吸収を有していた。
ン5.1gを、酢酸エチル17.5gに溶解攪拌した。
液温を25℃まで下げたのち、この溶液にカプセル壁材
としてMR−200(日本ポリウレタン製)7.2g、
D−110N(武田薬品工業製)9.6gを添加し、均
一に攪拌した。別途、p−ドデシルベンゼンスルホン酸
ナトリウム0.17gを添加した5.8%ゼラチン水溶
液58gを用意し、先の溶液を添加してホモジナイザー
でで乳化分散した。この乳化液にイオン交換水70g、
ジエチレントリアミン0.5gを更に加えたあと、攪拌
しながら65℃に昇温し3時間カプセル化反応を行わせ
目的のカプセル液を得た。次に3−(ビス−p−ジヒド
ロキシフェニルメチル)ヘプタン3.0gとビス(5−
t−ブチル−4−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)チ
オエーテル2.0g、トリシクロヘキシルグアニジン
1.0g、ベンゾヒドロキサム酸1.5gを酢酸エチル
10.5gに溶解した。これをp−ドデシルベンゼンス
ルホン酸ナトリウム0.18gを添加した7%ゼラチン
水溶液27gで乳化分散した。このようにして得られた
液を40℃で攪拌し酢酸エチルを蒸発させ乳化分散液を
得た。先に作成したカプセル液及び乳化分散液を1:3
重量部比となるようにブレンドし攪拌した。このように
して得られた塗布液をTACベース上に、メイヤーバー
で塗布、乾燥を行い、目的とする感熱記録材料を得た。
具体例(3)に示した化合物の塗布量は0.32g/m
2 であった。
面積あたりの記録エネルギーが110mJ/mm2 、1
30mJ/mm2 となるようにサーマルヘッドに対する
印加電力、パルス幅を決めこの記録材料を印画した。印
画した部分の340nmの吸収濃度を分光光度計で測定
したところ、110mJ/mm2 のとき0.60、13
0mJ/mm2 のとき0.73だった。また、この画像
は耐光性も良好であった。
収を持つ感熱記録材料を提供可能になる。
Claims (2)
- 【請求項1】 下記一般式(1)、(2)または(3)
で表される化合物を含有することを特徴とする感熱記録
材料。 一般式(1) 【化1】 一般式(2) 【化2】 一般式(3) 【化3】 〔一般式(1)から(3)において、nは1または2を
表し、R1 はn=1のとき炭素原子数1〜18のアルキ
ル基、炭素原子数6〜12のアリール基、または炭素原
子数7〜10のアラルキル基を、n=2のとき炭素原子
数1〜10のアルキレン基、炭素原子数8〜20のアラ
ルキレン基、または炭素原子数6〜12のアリーレン基
を、R2 〜R4 は水素原子、炭素原子数1〜18のアル
キル基、炭素原子数5〜7のシクロアルキル基、炭素原
子数6〜10のアリール基、炭素原子数7〜9のアラル
キル基、炭素原子数3〜5のアルケニル基、炭素原子数
1〜18のアルコキシ基、またはハロゲン原子を、R5
は水素原子、ハロゲン原子、炭素原子数1〜8のアルキ
ル基、炭素原子数1〜8のアルコキシ基、または炭素原
子数7〜9のアラルキル基を、R6 は炭素原子数1〜1
8のアルキル基、炭素原子数6〜12のアリール基、ま
たは炭素原子数7〜10のアラルキル基を、R 7 は−
(CH2 )p COY−X−YCO(CH2 )p −を、R
8 は炭素原子数1〜18のアルキレン基を、pは1〜4
の整数を、Xは酸素原子を含んでいてもよい炭素原子数
1〜18のアルキレン基、炭素原子数8〜20のアラル
キレン基、または炭素原子数6〜18のアリーレン基
を、Yは−O−、または−NR9 −を、R9 は水素原
子、または炭素原子数1〜8のアルキル基を表す。〕 - 【請求項2】 更に有機求核試薬を含むことを特徴とす
る請求項1に記載の感熱記録材料。
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JP21723894A JP3336129B2 (ja) | 1994-09-12 | 1994-09-12 | 感熱記録材料 |
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JPH0880666A true JPH0880666A (ja) | 1996-03-26 |
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-
1994
- 1994-09-12 JP JP21723894A patent/JP3336129B2/ja not_active Expired - Fee Related
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