JPH088057Y2 - 冷却媒体の循環ライン - Google Patents

冷却媒体の循環ライン

Info

Publication number
JPH088057Y2
JPH088057Y2 JP6308091U JP6308091U JPH088057Y2 JP H088057 Y2 JPH088057 Y2 JP H088057Y2 JP 6308091 U JP6308091 U JP 6308091U JP 6308091 U JP6308091 U JP 6308091U JP H088057 Y2 JPH088057 Y2 JP H088057Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooling medium
cutting powder
tank
line
machine tool
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP6308091U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH059847U (ja
Inventor
澤 徹 小
田 一 夫 石
Original Assignee
エスエムシー株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エスエムシー株式会社 filed Critical エスエムシー株式会社
Priority to JP6308091U priority Critical patent/JPH088057Y2/ja
Publication of JPH059847U publication Critical patent/JPH059847U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH088057Y2 publication Critical patent/JPH088057Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、工作機械を冷却した冷
却媒体から切削粉を除去して工作機械に還流させる、冷
却媒体の循環ラインに関するものである。
【0002】
【従来の技術】工作機械においては、所定の温度に調節
した冷却媒体を供給して加工部を冷却する必要があり、
この冷却媒体は切削粉を除去して再使用される。図2は
公知の冷却媒体循環ラインの一例を示し、この循環ライ
ン1は、図示を省略している工作機械から排出された冷
却媒体を貯留するタンク2、該タンク2の冷却媒体を工
作機械に還流させる管路3に順次直列に接続されたポン
プ4、フィルタ5a,5b、及び冷却媒体を所定の温度
に調節するためのクーラ6とヒータ7を備えている。こ
のタンク2は、冷却媒体の受入部2aと貯留部2bとを
有し、これらの間にマグネットセパレータ8が、受入部
2aの上流に粒径の大きい切削粉を除去するためのペー
パフィルタ9がそれぞれ設置されており、貯留部2bに
おける冷却媒体の液位は、供給管10から供給される新
しい冷却媒体の供給量がボールタップ11で制御される
ことによって、略一定に保たれる。上記冷却媒体の循環
ライン1は、ペーパフィルタ9とマグネットセパレータ
8で粒径の大きな切削粉や磁性体の切削粉が除去された
後、フィルタ5a,5bによって粒径の小さい切削粉が
除去され、クーラ6とヒータ7により所定の温度に調節
されて工作機械に還流される。
【0003】しかしながら、上記循環ライン1は、フィ
ルタ5a,5bの目詰まりの有無によって管路3を流れ
る冷却媒体の流量が変動するために、冷却媒体の温度調
節が難しく、このため温度の制御精度が低いという問題
がある。また、フィルタ5a,5bの目詰まりが早く、
一日またはそれよりも早い単位で交換する必要があるの
で、メンテナンスが面倒である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案が解決しようと
する課題は、冷却媒体の温度の制御精度がよい冷却媒体
の循環ラインを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本考案は、工作機械を冷却した冷却媒体から切削粉
を除去し、所定の温度に調節して工作機械に還流させる
冷却媒体の循環ラインにおいて、上記冷却媒体の循環ラ
インが、工作機械から排出された冷却媒体の切削粉を除
去するための、第1タンク、第1ポンプ、フィルタ及び
第2タンクを直列にかつ循環可能に接続した切削粉除去
ラインと、第2ポンプと温度調節機構とを有し、第2タ
ンクの冷却媒体を所定の温度に調節して工作機械に還流
させる供給ラインとを備えていることを特徴としてい
る。また、メンテナンスを容易にするため、切削粉除去
ラインの上流に、切削粉を沈殿させるための沈殿タンク
を設けたことを特徴としている。
【0006】
【作用】冷却媒体から切削粉を除去する切削粉除去ライ
ンと、切削粉除去後の冷却媒体を工作機械に供給する供
給ラインとを別個のラインにするとともに、各ラインの
冷却媒体をそれぞれのラインに設けたポンプで循環させ
ることにより、切削粉除去ラインにおけるフィルタの目
詰まりの有無に関係なく、供給ラインを流れる冷却媒体
の流量を略一定にすることができる。したがって、温度
調節機構による冷却媒体の温度制御が容易で、制御精度
を向上させることができる。
【0007】また、切削粉除去ラインの上流に設けた沈
殿タンクによって、冷却媒体を上記ラインに供給する前
に切削粉を沈殿させるために、切削粉除去ラインを流れ
る切削粉の量が少なくなるので、フィルタが目詰まりす
るまでの時間を長くすることができる。
【0008】
【実施例】図1は本考案の実施例を示し、この冷却媒体
の循環ライン20は、冷却媒体中の切削粉を除去するた
めの切削粉除去ライン21と、切削粉が除去された冷却
媒体の温度を所定の温度に調節して工作機械に送り出す
供給ライン22とを備えている。上記切削粉除去ライン
21は、図示を省略している工作機械から排出された冷
却媒体中の切削粉を沈殿させる沈殿タンク24と、該沈
殿タンク24からオーバーフローする冷却媒体を貯留す
る第1タンク25と、切削粉が除去された冷却媒体を貯
留する第2タンク25と、これらのタンク25と26を
連通させる管路27に直列に設けた第1ポンプ28及び
フィルタ29a,29bとを備え、第2タンク26の冷
却媒体は、オーバーフローによって第1タンク25に循
環する。
【0009】一方、上記供給ライン22は、管路32に
直列に設置した第2ポンプ33と温度調節機構34を構
成するヒータ35を備え、ヒータ35の通電は温度調節
器36によって制御される。また管路32はヒータ35
の下流に分岐管路37を有し、分岐管路37により分岐
された冷却媒体は、上記温度調節機構34を構成するク
ーラ38で冷却され、絞り39を介して第2タンク26
に還流し、クーラ38は冷凍回路40によって冷却され
る。図2中の符号42は、第2タンク26に新しい冷却
媒体を供給するための給水管である。
【0010】上記実施例は、工作機械から排出された冷
却媒体中の切削粉が、切削粉除去ライン21に供給され
る前に、沈殿タンク24において除去され、沈殿タンク
24をオーバーフローした冷却媒体が第1タンク25に
貯留される。第1タンク25に貯留された冷却媒体は、
該タンク25の液位が所定の高さに上昇したことを検出
するレベルスイッチ30aの信号で動作する第1ポンプ
28により、管路27を通って第2タンク26に供給さ
れ、管路27中のフィルタ29aによって粒径5μm程
度の切削粉が、フィルタ29bによって粒径1μm程度
の微細な切削粉がそれぞれ除去される。そして、第1ポ
ンプ28は、第1タンクの液位が所定の高さに低下した
ことを検出するレベルスイッチ30bの信号によって停
止する。上記切削粉除去ライン21は、沈殿タンク24
によって比較的粒径の大きい切削粉が予め除去されるの
で、管路27中のフィルタ29a,29bが目詰まりす
るまでの時間を長くすることができ、したがって、フィ
ルタ29a,29bを頻繁に交換する必要がないので、
メンテナンスが簡単である。
【0011】切削粉除去ライン21で切削粉が除去され
た冷却媒体は、上記第2タンク26に貯留され、この冷
却媒体は第2ポンプ33によって工作機械に還流され
る。この場合、第2タンク26における冷却媒体の温度
は、分岐管路37のクーラ38で冷却されて該タンク2
6に還流する冷却媒体によって所定の温度より若干低温
にされるので、管路32のヒータ35がこの冷却媒体を
僅かに加熱することによって、所定の温度に調節され
る。また、供給ライン22を流れる冷却媒体は、フィル
タ29a,29bと関係がないので、その目詰まりの有
無に関係なく略一定の流量にできる。したがって、温度
調節機構34による冷却媒体の温度調節が容易で、制御
精度を向上させることができる。
【0012】
【考案の効果】本考案は、冷却媒体の循環ラインを、冷
却媒体から切削粉を除去するための切削粉除去ライン
と、これと別個の、切削粉が除去された冷却媒体を工作
機械に還流させる冷却媒体の供給ラインとで構成したこ
とにより、切削粉を除去するためのフィルタの目詰まり
の有無に関係なく、供給ラインを流れる冷却媒体の流量
を略一定にすることができるので、冷却媒体の温度調節
が容易で温度の制御精度を高めることができる。また、
切削粉除去ラインに冷却媒体を供給する前に、沈殿タン
クによって切削粉を沈殿させることにより、フィルタの
寿命を長くすることができるので、メンテナンスが容易
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の構成図である。
【図2】従来例の構成図である。
【符号の説明】
20 循環ライン、 21 切削粉除去ライン、 22
供給ライン、24 沈殿タンク、 25 第1タン
ク、 26 第2タンク、28 第1ポンプ、 29
a,29b フィルタ、33 第2ポンプ、 34 温
度調節機構。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工作機械を冷却した冷却媒体から切削粉
    を除去し、所定の温度に調節して工作機械に還流させる
    冷却媒体の循環ラインにおいて、 上記冷却媒体の循環ラインが、工作機械から排出された
    冷却媒体の切削粉を除去するための、第1タンク、第1
    ポンプ、フィルタ及び第2タンクを直列にかつ循環可能
    に接続した切削粉除去ラインと、第2ポンプと温度調節
    機構とを有し、第2タンクの冷却媒体を所定の温度に調
    節して工作機械に還流させる供給ラインとを備えてい
    る、 ことを特徴とする冷却媒体の循環ライン。
  2. 【請求項2】 切削粉除去ラインの上流に、切削粉を沈
    殿させる沈殿タンクを設けた、 ことを特徴とする請求項1に記載した冷却媒体の循環ラ
    イン。
JP6308091U 1991-07-15 1991-07-15 冷却媒体の循環ライン Expired - Lifetime JPH088057Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6308091U JPH088057Y2 (ja) 1991-07-15 1991-07-15 冷却媒体の循環ライン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6308091U JPH088057Y2 (ja) 1991-07-15 1991-07-15 冷却媒体の循環ライン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH059847U JPH059847U (ja) 1993-02-09
JPH088057Y2 true JPH088057Y2 (ja) 1996-03-06

Family

ID=13219005

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6308091U Expired - Lifetime JPH088057Y2 (ja) 1991-07-15 1991-07-15 冷却媒体の循環ライン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH088057Y2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5831396U (ja) * 1981-08-25 1983-03-01 積水化学工業株式会社 サッシ用上枠構造
JP4240566B2 (ja) * 1998-04-01 2009-03-18 ヤマハ発動機株式会社 クーラント浄化システム
JP5409554B2 (ja) * 2010-08-27 2014-02-05 株式会社ニクニ 液処理装置
JP6408316B2 (ja) * 2014-09-17 2018-10-17 株式会社ディスコ 加工装置
JP6636359B2 (ja) * 2016-03-02 2020-01-29 株式会社ディスコ 定温水供給装置
JP6718263B2 (ja) * 2016-03-08 2020-07-08 株式会社ディスコ 定温水供給方法
CN106425873A (zh) * 2016-10-13 2017-02-22 新野鼎泰电子精工科技有限公司 一种机床加工用集中过滤供油系统
CN107414592A (zh) * 2017-08-30 2017-12-01 深圳市圆梦精密技术研究院 数控机床冷却循环系统
JP6787938B2 (ja) * 2018-02-16 2020-11-18 日立建機株式会社 ダンプトラック

Also Published As

Publication number Publication date
JPH059847U (ja) 1993-02-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH088057Y2 (ja) 冷却媒体の循環ライン
KR102535549B1 (ko) 정온수 공급 장치
US11602075B2 (en) Cooling apparatus providing immersion cooling
US20070137674A1 (en) Readying cooling circuits for use in fuel cells
JP2008528303A (ja) 冷却機
CN105612607A (zh) 蚀刻方法、蚀刻装置以及存储介质
JP3504608B2 (ja) 冷却システム
CN106475541A (zh) 防止连铸连浇坯漏钢的方法及装置
CN109253515A (zh) 一种冷冻水恒温装置及其控制方法
CN212303766U (zh) 一种电池包冷却液循环测试装置
CN208886990U (zh) 一种冷冻水恒温装置
CA1097514A (en) Method of cooling a fuel assembly-transport container and cooling circuit for performing the method
JP2017160830A (ja) 貯水タンク
JP2002318050A (ja) 冷水供給装置およびその制御方法
JPH0119070Y2 (ja)
JP2001317883A (ja) 開放循環冷却水系の処理方法
JPS5993691A (ja) 液処理装置
SU508336A1 (ru) Способ регулировани тепловогорежима литейной формы
CN218446492U (zh) 一种温度控制系统及抛光液桶
JP2714301B2 (ja) 補助蒸気系のドレン低減装置
CN218005008U (zh) 一种用于液冷储能系统的冷却水末端装置
CN217985832U (zh) 一种用于数据中心的冷板液冷装置
KR20100104748A (ko) 연주 설비용 냉각수 수처리방법
JPH04117717U (ja) 金型温度調節機
JPH0814607A (ja) 冷却装置における冷水循環方法および冷水循環システム