JPH088028Y2 - ロータリーテーブルのクランプ装置 - Google Patents

ロータリーテーブルのクランプ装置

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JPH088028Y2
JPH088028Y2 JP1989096183U JP9618389U JPH088028Y2 JP H088028 Y2 JPH088028 Y2 JP H088028Y2 JP 1989096183 U JP1989096183 U JP 1989096183U JP 9618389 U JP9618389 U JP 9618389U JP H088028 Y2 JPH088028 Y2 JP H088028Y2
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JP
Japan
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base frame
flange
peripheral surface
rotary table
outer peripheral
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正信 上田
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Tsudakoma Corp
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Tsudakoma Industrial Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案はロータリーテーブルのクランプ装置に関す
るものであり、さらに詳しくは回転テーブルを固定した
スピンドルに形成した外周フランジに上下方向のクラン
プ力を作用させる型式のクランプ装置のクランプ能力の
改良に関するものである。
《従来技術およびその問題点》 上記型式のクランプ装置にあっては、通常基台フレー
ムの上面に形成された円形の凹部内にスピンドルの外周
フランジが同心状に収容固定されている。またその外周
フランジ上には回転テーブルが同じく同心状に載設固定
されている。
従来かかる型式のクランプ装置において主軸をクラン
プするに、外周フランジの下部を鍔状に突出させてディ
スクを形成し、このディスク上に油圧ピストンを配置し
ている。クランプに際しては油圧によりピストンリング
をディスクに向けて降下させてディスクを弾性変形さ
せ、基台フレームに押圧している。
ところがこのように油圧ピストンを用いる方式だと、
クランプ時のピストンの摺動の故に関連部品が摩耗する
という欠点がある。加えて油圧ピストンを設けることに
より構造が複雑化し、製造コストおよび保全コストが増
加することを免れない。
かかる不都合を回避すべく、特開招53-56785号に提案
されたクランプ装置にあっては、油圧ピストンに代えて
ディスク上方に油圧チャンバーを設け、これに供給した
油圧によりクランプシューを降下させてディスクを基台
フレームに押圧するようにしている。この提案により上
記の関連部品の摩耗と構造の複雑化という問題はそれな
りに解決された。
ところでクランプを行った後で回転テーブル上に固定
されたワークを加工すると、回転テーブルにはワークを
介して水平方向の加工推力が作用し、回転テーブルが推
力の方向に変位したり変形しようとする。これに対応し
て回転テーブルの水平方向の変位変形を阻止するのがク
ランプ力である。ところが上記提案の従来技術の場合に
は上下の1方向クランプであるが故に、クランプによる
有効な水平力はディスクと基台フレームとの間の摩擦力
だけであり、この摩擦力では上記の加工推力には充分対
応できない。
この結果上記従来技術の場合には回転テーブルが加工
推力により水平方向に変位変形し、回転テーブルの上面
および割り出し程度に悪影響が働き、加工精度が低下す
るのを免れない。
《考案の目的》 かかる従来技術の実情に鑑みて、この考案の目的は、
関連部品の摩耗や構造の複雑化を招来することなしに、
ロータリーテーブルの加工精度を向上させることにあ
る。
《考案の基本的構成》 このためこの考案にあっては、スピンドルフランジの
外周面と基台フレームの内周面との間に画定された環状
空隙にリングを挿入固定し、このリングにディスク側の
下側薄肉部とフランジ側の内側薄肉部とを有した油圧チ
ャンバーを画定形成し、これらの薄肉部の厚さを油圧に
よる加圧時に弾性変形するように設定したことを、要旨
とするものである。
《実施例およびその作用》 第1図において、ロータリーテーブルの回転テーブル
1を固定したスピンドル3には外周フランジ30が形成さ
れており、このフランジ30の下部からはさらに鍔状のデ
ィスク31が突出形成されている。基台フレーム5にはデ
ィスク31の下面と接触する部位にディスク接触面53が設
けられている。このディスク31は例えば、厚さを2〜4m
m程度に、突出長さを30mm前後に設定するとよい。
フランジ30の外側にはフランジの外周面と基台フレー
ム5の内周面55とディスク31の上面とによって環状空隙
6が画定形成されている。この環状空隙6にはリング7
が挿入されて、基台フレーム5の固定部51に固定されて
いる。このリング7内に画定形成された油圧チャンバー
71は基台フレーム5の内周面55側において油圧投入口8
に連通している。さらにリング7の外周面と基台フレー
ム5の内主面との間はO−リング9によりシールされて
いる。
上記の油圧チャンバー71は、リング7のディスク31に
接する下側薄肉部73とフランジ30の外周面に接する内側
薄肉部75と基台フレーム5の内周面55とにより画定され
ている。この下側薄肉部73は約2mm程度の厚さに、また
リング7とディスク31の上面とのクリアランスは1〜10
μ程度に設定する。内側薄肉部75は約1mm程度の厚さ
に、またリング7とフランジ30の外周面とのクリアラン
スは1〜10μ程度に設定する。
クランプに際しては、油圧チャンバー71に油圧を掛け
て加圧してやると、両薄肉部73、75が弾性変形する。こ
の結果下側薄肉部73はディスク31に押圧され、内側薄肉
部75はフランジ30の外周面に押圧され、上下と水平の2
方向クランプが行われる。
上記の実施例においてはスピンドル3からフランジ30
さらにはディスク31と2段階に突出したがこれに限定さ
れるものではない。スピンドル3の一部を直接鍔状に突
出させてディスク31としてもよい。
リング7の材料としては油圧による加圧時に弾性変形
するものであれば特に限定はされない。例えば炭素鋼、
クロムモリブデン鋼などが特に好ましい材料である。
《考案の効果》 2方向クランプであるので、上下方向のクランプ力に
よる摩擦力に加えて水平方向のクランプ力も働き、加工
推力に対して充分に対応できる。したがって回転テーブ
ルの水平方向への変位が効果的に阻止され、加えて水平
方向のクランプ力がスピンドルに均等に作用するので回
転テーブルの変形もなく、前記提案の従来技術に比べて
加工精度が大幅に向上する。しかも油圧加圧方式によっ
ているので、関係部品の摩耗や構造の複雑化も回避でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案のロータリーテーブルのクランプ装置
周りの一例を示す断面正面図、 第2図はその要部の拡大断面正面図である。 1:回転テーブル、3:スピンドル 30:外周フランジ、31:ディスク 5:基台フレーム、6:環状空隙 7:リング、71:油圧チャンバー 73:下側薄肉部、75:内側薄肉部 8:油圧投入口

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転テーブルを固定したスピンドルに形成
    した外周フランジに上下方向のクランプ力を作用させる
    型式であって、 外周フランジ(30)の下部からは鍔状のディスク(31)
    が突出形成されており、 フランジの外周面と基台フレーム(5)の内周面(55)
    とディスクの上面とによって画定された環状空隙(6)
    にはリング(7)が挿入されて基台フレームに固定され
    ており、 該リングのディスクに接する下側薄肉部(73)とフラン
    ジの外周面に接する内側薄肉部(75)と基台フレームの
    内周面とによって油圧チャンバー(71)が画定形成され
    て油圧投入口(8)に連通しており、 リングの外周面と基台フレームの内周面との間がシール
    されており、かつ 上記の両薄肉部(73、75)が加圧時に弾性変形するよう
    な厚さを有している ことを特徴とするロータリーテーブルのクランプ装置。
JP1989096183U 1989-08-16 1989-08-16 ロータリーテーブルのクランプ装置 Expired - Fee Related JPH088028Y2 (ja)

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KR101107935B1 (ko) * 2003-10-17 2012-01-25 가부시끼가이샤 산쿄 세이사쿠쇼 클램프 장치 및 회전 테이블 장치

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