JP2553848B2 - 割出しテ−ブルのクランプ装置 - Google Patents

割出しテ−ブルのクランプ装置

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JP2553848B2
JP2553848B2 JP61272870A JP27287086A JP2553848B2 JP 2553848 B2 JP2553848 B2 JP 2553848B2 JP 61272870 A JP61272870 A JP 61272870A JP 27287086 A JP27287086 A JP 27287086A JP 2553848 B2 JP2553848 B2 JP 2553848B2
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正春 小田
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q1/00Members which are comprised in the general build-up of a form of machine, particularly relatively large fixed members
    • B23Q1/25Movable or adjustable work or tool supports
    • B23Q1/26Movable or adjustable work or tool supports characterised by constructional features relating to the co-operation of relatively movable members; Means for preventing relative movement of such members
    • B23Q1/28Means for securing sliding members in any desired position
    • B23Q1/287Means for securing sliding members in any desired position using a hydraulically controlled membrane acting directly upon a sliding member

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Machine Tool Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は工作機械等に使用される割出しテーブルのク
ランプ装置に係り、特に割出しテーブル表面に問題とな
る歪みを生じさせず、強固のクランプ力が得られる割出
しテーブルのクランプ装置に関するものである。
従来の技術 第4図に示す如く、割出しテーブル10は不動側である
機械本体11に軸受12等により枢支され、例えば、その外
周に形成されるウームホィールにウォームギャ14(2点
鎖線で示す)を噛合させ、ウォームギャ14をサーボモー
タ(図示せず)により割出し回転するように構成され
る。割出しテーブル10の表面はワーク(図示せず)、治
具等が搭載されるため、高精度に形成される。なお図示
の如く割出しテーブル10はその摺動面10aを機械本体11
の支持面11aに接触させた状態で回転する。割出し終了
時における割出しテーブル10のクランプ手段としては、
図に明示していないが、割出しテーブル10を矢視A方向
に押圧し、機械本体11側に固定するものが一般に採用さ
れている。
発明が解決しようとする問題点 前記の如く、割出しテーブル10を機械本体11側にクラ
ンプすると、従来技術のものではクランプ力により割出
しテーブル10の表面に歪が生ずる不具合があった。この
ため強固なクランプ力を与えることができないため、切
削剛性が不足する欠点が有った。
本発明は以上の不具合,欠点を解決するもので、割出
しテーブル表面に問題となる歪を生じさせることなく大
きなクランプ力が得られ、切削剛性を向上し得る割出し
テーブルのクランプ装置を提供することにある。
問題点を解決するための手段 本発明はこのために、周縁に適宜の肉厚部を形成し、
装置の不動側に枢支される割出しテーブルにその回転軸
と同心状に固定されるリング状部材であって、その一端
部に半径方向に沿って張り出すフランジ面を形成すると
共に前記肉厚部の一部を薄肉にして薄肉部を形成するク
ランプ用リングと、該クランプ用リングの前記フランジ
面を装置の不動側に押圧すべくこれに着離可能に係合
し、前記不動側に固定されるシリンダ内に前記割出しテ
ーブルの回転軸の軸線方向に沿って摺動可能に支持され
るピストンとを設けてなる割出しテーブルのクランプ装
置を構成するものである。
作用 前記ピストンによりクランプ用リングのフランジ面を
押圧し、強固のクランプ力を得ると共に軸線方向に沿っ
て形成された前記薄肉部によって、クランプ時に生ずる
歪を吸収し、割出しテーブル表面の歪の発生を防止する
ようにするものである。
実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づき説明する。
第2図および第3図に実施例に用いられるクランプ用
リング1を示す。クランプ用リング1はリング状部材か
ら形成され、その一端面には中心に向って張り出すフラ
ンジ面2が形成される。また肉厚部には軸線方向に沿っ
て部分的に薄肉部3が形成される。薄肉部3はフランジ
用リング1の軸線方向の剛性を部分的に弱くすべく形成
されるもので、形状は特に限定するものでないが、本実
施例では鋸歯形状のものから形成される。なお薄肉部3
が形成されてもクランプ用リング1は前記の如く、リン
グ状部材から形成されるため円周方向の剛性(割出しテ
ーブル10の回転方向の剛性)は十分に確保される。
クランプ用リング1の内径4は後に説明するピストン
外径と微少間隙を有する寸法に形成される。またねじ孔
5はクランプ用リング1を割出しテーブル10に固定する
もので複数個形成される。
第1図は本実施例の全体構造を示すものである。
クランプ用リング1は割出しテーブル10の下面にその
回転軸と同心状に取付けられ、ねじ孔5に螺合するボル
ト6により固定される。機械本体11の中心側の肉厚部外
周に凹溝7が形成される。ピストン8はリング状部材か
ら形成され、凹溝7に、これを囲繞するが如く係合し、
シリンダ室9を形成する。すなわちピストン8は凹溝7
に嵌り込むと共に、割出しテーブル10の回転軸線方向に
沿って凹溝7内に摺動可能に支持される。なおシリンダ
室9内の圧力媒体の洩れ防止のため、凹溝7とピストン
8間にはシール部材15,16,17が挿着される。機械本体11
の前記肉厚部にはシリンダ室9に圧力媒体を出入させる
ための通路18,19がそれぞれ穿設され、それぞれ図示し
ない圧力源および切換機械に連通する。
ピストン8の外側にはこれを囲繞するが如く、クラン
プ用リング1が装着される。ピストン8の外周とクラン
プ用リング1の内径4間には、前記の如く微少間隙が設
けられる。またクランプ用リング1のフランジ面2はピ
ストン8の当接面8aと機械本体11の支持面11b間に介入
するが如く配置される。従ってピストン8が前記回転軸
線方向に移動し、当接面8aがフランジ面2に接触するこ
とにより、フランジ面2は支持面11b側に押圧されるこ
とになる。なお第1図ではピストン8およびクランプ用
リング1が機械本体11に組付け難い構造となっている
が、実際上は機械本体11が複数個の部材を嵌合組合せた
ものから形成され、これ等を組付け可能に形成されてい
る。次に、本実施例の作用を更に詳しく説明する。
第1図において、割出しテーブル10が割出し回転する
場合には通路19からシリンダ室9内に圧力媒体が導入さ
れ、通路18から圧力媒体が流出する。これによりピスト
ン8は図の上方に移動し、ピストン8の当接面8aはクラ
ンプ用リング1のフランジ面2から離れ、クランプ用リ
ング1および割出しテーブル10は自由状態、すなわちア
ンクランプの状態となる。従って、前記した如く、ウォ
ームギャ14を回転することにより割出しテーブル10は所
定量だけ容易に割出し回転せしめることができる。
割出しテーブル10のクランプ時には、前記と逆に通路
18から圧力媒体がシリンダ室9内に導入され、通路19か
ら流出する。これによりピストン8の当接面8aはクラン
プ用リング1のフランジ面2に当り、これを機械本体11
の支持面11b側に押圧する。この押圧力によりクランプ
用リング1は強力にクランプされる。前記した如く、ク
ランプ用リング1の回転方向の剛性は高いため、フラン
ジ面2がクランプされれば割出しテーブル10はその位置
で強固にクランプされる。一方、クランプ用リング1の
フランジ面2が押圧されると、クランプ用リング1の軸
線方向には引張力が作用する。クランプ用リング1の軸
線方向の剛性が高い場合には前記引張力はボルト6を介
し直接割出しテーブルに作用し、割出しテーブルの表面
に歪を生じさせる。しかしながら前記の如く、クランプ
用リング用1は薄肉部3を中間部に形成し、軸線方向の
剛性がこの部分で弱くなるため、前記引張力が作用して
も薄肉部3が変形し、割出しテーブル10にほとんど影響
を与えない。従って割出しテーブル10の表面には問題と
なる歪が発生しないことになる。
本実施例では前記した如く、クランプ用リング1の薄
肉部3を鋸歯形状のものとしたが、これに限定するもの
でない。
発明の効果 以上の説明により明らかな如く、本発明によれば割出
しテーブルの表面に問題となる歪を発生させることな
く、これを強力にクランプでき、切削剛性を向上し得る
効果が上げられる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明一実施例の全体構造を示す軸断面図、第
2図は実施例に使用されるクランプ用リングの平面図、
第3図は第2図のIII-III線断面図、第4図は従来の割
出しテーブルのクランプ手段を説明するための軸断面図
である。 1……クランプ用リング、2……フランジ面、3……薄
肉部、4……内径、5……ねじ孔、6……ボルト、7…
…凹溝、8……ピストン、8a……当接面、9……シリン
ダ室、10……割出しテーブル、10a……摺動面、11……
機械本体、11a,11b……支持面、12……軸受、13……ウ
ォームホィール、14……ウォームギャ、15,16,17……シ
ール部材、18,19……通路。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】周縁に適宜の肉厚部を形成し、装置の不動
    側に枢支される割出しテーブルにその回転軸と同心状に
    固定されるリング状部材であって、その一端部に半径方
    向に沿って張り出すフランジ面を形成すると共に前記肉
    厚部の一部を薄肉にして薄肉部を形成するクランプ用リ
    ングと、該クランプ用リングの前記フランジ面を装置の
    不動側に押圧すべくこれに着離可能に係合し、前記不動
    側に固定されるシリンダ内に前記割出しテーブルの回転
    軸の軸線方向に沿って摺動可能に支持されるピストンと
    を設けることを特徴とする割出しテーブルのクランプ装
    置。
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