JP2018047537A - 回転テーブル装置及びクランプユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】アンクランプに要する時間を短くすることができる回転テーブル装置及びクランプユニットを提供する。【解決手段】クランプ機構は、クランプディスクをクランプするクランプ位置とアンクランプするアンクランプ位置との間を回転軸の軸方向に沿って移動可能なピストンと、ピストンとの間に隙間を空けてピストンと対向配置される固定板と、ピストン及び固定板それぞれに固定され、ピストンがアンクランプ位置にある場合に弾性変形によってピストンを前記固定板の方へ付勢する弾性部材とを備え、弾性部材は、ピストンと固定板との間に設けてある。【選択図】図4

Description

本発明は、回転テーブル装置及びクランプユニットに関する。
工作機械には、工作物又は治具などを回転可能に保持することができる回転テーブル装置を備えるものがある。回転テーブル装置には、例えば、工作物を加工する際に工作物が動かないように回転テーブルの回転を阻止するクランプ機構が備えられている。
クランプ機構として、例えば、スピンドルの軸方向へ移動するピストンは、回り止めプレートを備え、回り止めプレートとピストン、回り止めプレートとボディは、それぞれ固定ボルトにて係合しており、回り止めプレートは、弾性効果によってピストンをアンクランプ状態に復帰させるクランプ構造が開示されている(特許文献1参照)。
特開2003−311590号公報
しかし、特許文献1のようなクランプ構造では、回り止めプレートの弾性効果によってピストンをクランプ状態からアンクランプ状態に復帰させることができるものの、ピストンがアンクランプ状態となる位置においては、回り止めプレートは元の平坦状態となっている。このため、ピストンがクランプ状態にあるときは、回り止めプレートの復元力があるものの、ピストンがクランプ状態からアンクランプ状態へ移行する途中で回り止めプレートの復元力は次第に低下し、ピストンがアンクランプ状態では復元力はゼロとなる。このため、ピストンがアンクランプ状態へ移行する時間が長くなり、アンクランプに要する時間が長いという問題がある。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、アンクランプに要する時間を短くすることができる回転テーブル装置及び該回転テーブル装置を構成するクランプユニットを提供することを目的とする。
本発明の実施の形態に係る回転テーブル装置は、回転テーブルを回転させるための回転軸と、該回転軸に固定されたクランプディスクと、該クランプディスクをクランプして前記回転軸を回転不可能にするとともに前記クランプディスクをアンクランプして前記回転軸を回転可能にするクランプ機構とを備える回転テーブル装置であって、前記クランプ機構は、前記クランプディスクをクランプするクランプ位置とアンクランプするアンクランプ位置との間を前記回転軸の軸方向に沿って移動可能なピストンと、該ピストンとの間に隙間を空けて該ピストンと対向配置される固定板と、前記ピストン及び固定板それぞれに固定され、前記ピストンがアンクランプ位置にある場合に弾性変形によって前記ピストンを前記固定板の方へ付勢する弾性部材とを備え、前記弾性部材は、前記ピストンと前記固定板との間に設けてあることを特徴とする。
本発明の実施の形態に係る回転テーブル装置は、前記弾性部材は、板バネを含み、前記板バネの板厚は、前記隙間の寸法より小さいことを特徴とする。
本発明の実施の形態に係る回転テーブル装置は、前記隙間は、前記固定板の前記ピストンと対向する部分に、前記ピストンから離れる方向に凹む凹部又は前記ピストンの前記固定板と対向する部分に前記固定板から離れる方向に凹む凹部で形成してあり、前記凹部に前記板バネを収納したことを特徴とする。
本発明の実施の形態に係る回転テーブル装置は、前記板バネは、前記回転軸の周りに同心円状をなし、前記板バネの前記回転軸の周りの異なる複数の第1位置で前記板バネを前記ピストンに固定する第1固定部材と、前記板バネの前記回転軸の周りの前記第1位置と異なる複数の第2位置で前記板バネを前記固定板に固定する第2固定部材とを備えることを特徴とする。
本発明の実施の形態に係るクランプユニットは、回転軸に固定されたクランプディスクをクランプして前記回転軸を回転不可能にするとともに前記クランプディスクをアンクランプして前記回転軸を回転可能にするクランプユニットであって、前記クランプディスクをクランプするクランプ位置とアンクランプするアンクランプ位置との間を前記回転軸の軸方向に沿って移動可能なピストンと、該ピストンとの間に隙間を空けて該ピストンと対向配置される固定板と、前記ピストン及び固定板それぞれに固定され、前記ピストンがアンクランプ位置にある場合に弾性変形によって前記ピストンを前記固定板の方へ付勢する弾性部材とを備え、前記弾性部材は、前記ピストンと前記固定板との間に設けてあることを特徴とする。
本発明によれば、アンクランプに要する時間を短くすることができる。
本実施の形態の回転テーブル装置本体の構成の一例を示す外観斜視図である。 本実施の形態のクランプユニットの構成の一例を示す外観斜視図である。 本実施の形態のクランプユニットの構成の一例を示す正面図である。 本実施の形態のクランプユニットの構成の一例を示す断面図である。 図3のV-V線から見たアンクランプ状態での本実施の形態のクランプユニットの要部構成の一例を示す断面図である。 図3のVI-VI線から見たアンクランプ状態での本実施の形態のクランプユニットの要部構成の一例を示す断面図である。 本実施の形態の板バネの構成の一例を示す正面図である。 ピストンとエンドキャップとの間の板バネの取付状態の一例を示す模式図である。 ピストンとエンドキャップとの間の板バネの取付状態の他の例を示す模式図である。 本実施の形態のクランプユニットの構成の他の例を示す断面図である。
以下、本発明を実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本実施の形態の回転テーブル装置本体10の構成の一例を示す外観斜視図であり、図2は本実施の形態のクランプユニット50の構成の一例を示す外観斜視図であり、図3は本実施の形態のクランプユニット50の構成の一例を示す正面図である。本実施の形態の回転テーブル装置は、回転テーブル装置本体10及びクランプ機構としてのクランプユニット50などを備える。
図1に示すように、回転テーブル装置本体10は、円筒状のケース内に回転可能に保持されたスピンドル14、スピンドル14の一端に固定され、スピンドル14の回転とともに回転する回転テーブル11、モータ12、モータ12のモータ軸(不図示)の回転をスピンドル14の回転に変換するためのギア(不図示)、スピンドル14の他端に設けられ、クランプユニット50を取付けるための取付部13などを備える。
図2に示すように、クランプユニット50は、円筒状の外周部の一端側から径方向に所要の長さだけ延設され、断面形状が略L字状をなすハウジング51、ハウジング51内に回転可能に保持されたスピンドル52、ハウジング51の他端側に取り付けられる固定板としてのエンドキャップ55などを備える。クランプユニット50を回転テーブル装置本体10に取り付ける場合は、スピンドル52の一端側を取付部13に嵌合し、スピンドル52と回転テーブル装置本体10のスピンドル14とをボルト等によって固定する。これにより、スピンドル52とスピンドル14とは、相対的に回転不可能な状態で回転することができる。
図4は本実施の形態のクランプユニット50の構成の一例を示す断面図である。図4はクランプユニット50が回転テーブル装置本体10に取り付けられた状態を示し、スピンドル52とスピンドル14とはボルトによって固定されている。クランプユニット50は、回転テーブル11を回転させるための回転軸としてのスピンドル52、スピンドル52に固定された円盤状のクランプディスク53、クランプディスク53をクランプしてスピンドル52を回転不可能にするとともにクランプディスク53をアンクランプしてスピンドル52を回転可能にするクランプ機構などを有する。
クランプ機構は、ピストン54、固定板としてのエンドキャップ55、弾性部材としての板バネ56などを含む。
ピストン54は、スピンドル52の位置に対応する中央部が開口した、円柱状をなす。ピストン54は、スピンドル52の周囲であって、クランプディスク53とエンドキャップ55との間に配置されている。ピストン54は、クランプディスク53に対向する面の所定位置に当該面からクランプディスク53の方向に向かって突出したクランプ部541を有する。ピストン54は、クランプディスク53をクランプするクランプ位置とクランプディスク53をアンクランプするアンクランプ位置との間をスピンドル52の軸方向に沿って移動可能にしてある。
エンドキャップ55は、ボルトによってハウジング51に固定されている。エンドキャップ55は、ピストン54との間に隙間を空けてピストン54と対向配置されている。すなわち、エンドキャップ55は、ピストン54を間にしてクランプディスク53側の反対側に配置されている。
エンドキャップ55は、ピストン54と対向する部分に、ピストン54から離れる方向に凹んだ環状の凹部551を形成している。凹部551に板バネ56を収納している。凹部551の深さ(スピンドル52の軸方向の寸法)と、エンドキャップ55とピストン54との離隔寸法(エンドキャップ55の凹部551が形成されていない部分とピストン54との離隔寸法)との合計は、板バネ56の板厚よりも大きい。これにより、板バネ56の位置決めをすることができる。また、凹部551を形成することにより、エンドキャップ55とピストン54との対向する距離を大きくすることなく、板バネ56の板厚よりも寸法の大きい隙間を容易に形成することができる。
板バネ56は、ピストン54及びエンドキャップ55それぞれに固定され、ピストン54がアンクランプ位置にある場合に弾性変形によってピストン54をエンドキャップ55の方へ付勢する。板バネ56の詳細は後述する。
次に、ピストン54によるクランプ及びアンクランプについて説明する。まず、クランプについて説明する。
供給口71を介してエンドキャップ55の所定の箇所に形成された流路72へ流体(例えば、圧縮空気)を注入することにより、空気の圧力によってピストン54をクランプ位置へ移動させる(図4では、ピストン54をクランプディスク53の方へ移動させる)ことができる。クランプ位置では、ピストン54のクランプ部541がクランプディスク53を押圧する。押圧されたクランプディスク53の外周部は、ハウジング51の方へ弾性変形することにより、ハウジング51(所定の接触部)と接触する。ハウジング51とクランプディスク53との摩擦によってクランプディスク53の回転、すなわち、スピンドル52、14の回転を阻止することができる。これにより、クランプ状態(ピストン54がクランプ位置にある状態)では、スピンドル52、14を回転不可能にすることができる。
次に、アンクランプについて説明する。図5は図3のV-V線から見たアンクランプ状態での本実施の形態のクランプユニット50の要部構成の一例を示す断面図であり、図6は図3のVI-VI線から見たアンクランプ状態での本実施の形態のクランプユニット50の要部構成の一例を示す断面図である。ピストン54をクランプ位置からアンクランプ位置に移動させる場合、圧縮空気を排気することによって圧力がなくなると、板バネ56の復元力によってピストン54はエンドキャップ55の方へ移動する。
図5及び図6に示すように、アンクランプ状態では、ピストン54はエンドキャップ55の方へ移動しているので、クランプ部541はクランプディスク53から離れ、クランプディスク53に作用する力がなくなるので、クランプディスク53は元の弾性変形がない状態となり、クランプディスク53はハウジング51から離れる。これにより、アンクランプ状態(ピストン54がアンクランプ位置にある状態)では、スピンドル52、14を回転可能にすることができる。
次に、板バネ56の詳細について説明する。図7は本実施の形態の板バネ56の構成の一例を示す正面図である。図7に示すように、板バネ56は、スピンドル52が挿通される開口を有し、スピンドル52の周りに同心円状をなす。
また、図5及び図6に示すように、ピストン54がアンクランプ位置にある場合に、板バネ56の板厚dは、ピストン54とエンドキャップ55との隙間の寸法gより小さい。ここで、寸法gは、凹部551の深さ(スピンドル52の軸方向の寸法)と、エンドキャップ55とピストン54との離隔寸法(エンドキャップ55の凹部551が形成されていない部分とピストン54との離隔寸法)との合計である。
また、図5に示すように、板バネ56は、第1固定部材としてのボルト61によって、板バネ56のスピンドル52の周りの異なる複数の第1位置で板バネ56をピストン54に固定している。図5に示す第1位置においては、バネ56の板厚dは、ピストン54とエンドキャップ55との隙間の寸法gより小さいので、板バネ56とエンドキャップ55との間に隙間が生じている。
また、図6に示すように、板バネ56は、第2固定部材としてのボルト62によって、板バネ56のスピンドル52の周りの第1位置と異なる複数の第2位置で板バネ56をエンドキャップ55に固定している。図6に示す第2位置においては、バネ56の板厚dは、ピストン54とエンドキャップ55との隙間の寸法gより小さいので、板バネ56とピストン54との間に隙間が生じている。
図7は、板バネ56を、エンドキャップ55側から見た場合を示す。図7の例では、板バネ56を8個のボルトで固定されている様子を模式的に表している。すなわち、ボルト61は、板バネ56の複数の第1位置において、エンドキャップ55側からピストン54側に向かって取り付けられている。また、ボルト62は、板バネ56の第1位置と異なる複数の第2位置において、ピストン54側からエンドキャップ55側に向かって取り付けられている。
図7に示すように、例えば、板バネ56のスピンドル52の中心から所定の径の円周上の8か所でボルトによる固定を行う場合、スピンドル52の周りに45°回転する都度、ボルト61とボルト62とが交互に配置されるようにすることができる。なお、ボルトの数は8個に限定されない。
図8はピストン54とエンドキャップ55との間の板バネ56の取付状態の一例を示す模式図である。図8は、同心円状の板バネ56の周方向を仮想的に直線状に引き写したものであり、板バネ56の弾性変形の様子を示す。第1位置において、板バネ56は、ボルト61によってピストン54に固定されているので、板バネ56とエンドキャップ55との間に隙間が生じている。また、第2位置において、板バネ56は、ボルト62によってエンドキャップ55に固定されているので、板バネ56とピストン54との間に隙間が生じている。これにより、ピストン54がアンクランプ位置にある場合でも、板バネ56をピストン54とエンドキャップ55との間でスピンドル52の周りに弾性変形させることができる。
上述の構成により、ピストン54がアンクランプ位置に戻ったときでも、板バネ56はピストン54をエンドキャップ55の方へ付勢する。すなわち、ピストン54がアンクランプ位置に戻った場合でも、板バネ56の復元力はゼロにならない。このため、ピストン54がクランプ状態からアンクランプ状態へ移行する時間が短くなり、アンクランプに要する時間を短くすることができる。
また、板バネ56をピストン54とエンドキャップ55との間の隙間に取り付ける場合、ピストン54がアンクランプ位置にある場合に、板バネ56の板厚dが、ピストン54とエンドキャップ55との隙間の寸法gより小さいので、板バネ56をピストン54に固定した箇所では、板バネ56とエンドキャップ55との間に隙間ができ、また、板バネ56をエンドキャップ55に固定した箇所では、板バネ56とピストン54との間に隙間ができる。これにより、ピストン54がアンクランプの位置にある場合に、板バネ56を平坦(すなわち、復元力がゼロの状態)ではなく、弾性変形させた状態(すなわち、復元力がゼロでない状態)で固定することができる。
図9はピストン54とエンドキャップ55との間の板バネ56の取付状態の他の例を示す模式図である。図9も図8と同様に、同心円状の板バネ56の周方向を仮想的に直線状に引き写したものであり、板バネ56の弾性変形の様子を示す。図9に示すように、ボルト63の頭部と板バネ56とが当接する側と反対側の板バネ56とエンドキャップ55との間、及びボルト63の頭部と板バネ56とが当接する側と反対側の板バネ56とピストン54との間(隙間)にスペーサ64を設けてもよい。
上述の実施の形態では、板バネは、同心円状をなすが、板バネの形状は同心円状に限定されない。例えば、本実施の形態の板バネを複数枚(2、3、4枚)に分割した構成であってもよい。また、本実施の形態では、弾性部材の例として、板バネを用いる構成について説明したが、弾性部材は、板バネに限定されるものではなく、ピストンがアンクランプ位置に戻った場合でも、復元力がゼロにならないもの(すなわち、ピストンをエンドキャップの方へ付勢する力が残っているもの)であれば、どのような部材であってもよい。
図10は本実施の形態のクランプユニット50の構成の他の例を示す断面図である。図4に示す例では、エンドキャップ55に凹部551を形成して隙間を形成する構成であったが、これに限定されるものではない。図10に示すように、ピストン54に板バネ56を収納することができるような環状の凹部542を形成してもよい。具体的には、ピストン54は、エンドキャップ55と対向する部分に、エンドキャップ55から離れる方向に凹んだ環状の凹部542を形成している。凹部542に板バネ56を収納している。凹部542の深さ(スピンドル52の軸方向の寸法)と、エンドキャップ55とピストン54との離隔寸法(ピストン54の凹部542が形成されていない部分とエンドキャップ55との離隔寸法)との合計は、板バネ56の板厚よりも大きい。これにより、板バネ56の位置決めをすることができる。また、凹部542を形成することにより、エンドキャップ55とピストン54との対向する距離を大きくすることなく、板バネ56の板厚よりも寸法の大きい隙間を容易に形成することができる。
なお、図4及び図10の例では、板バネ56の外周側及び内周側の両方に、凹部551又は凹部542による段差(凹部551、541の深さに相当)を形成してあるが、当該段差は、板バネ56の外周側及び内周側の両方に形成する構成に限定されるものではなく、板バネ56の外周側及び内周側のいずれか一方のみに段差を設けることもできる。
本発明の実施の形態に係る回転テーブル装置は、回転テーブルを回転させるための回転軸と、該回転軸に固定されたクランプディスクと、該クランプディスクをクランプして前記回転軸を回転不可能にするとともに前記クランプディスクをアンクランプして前記回転軸を回転可能にするクランプ機構とを備える回転テーブル装置であって、前記クランプ機構は、前記クランプディスクをクランプするクランプ位置とアンクランプするアンクランプ位置との間を前記回転軸の軸方向に沿って移動可能なピストンと、該ピストンとの間に隙間を空けて該ピストンと対向配置される固定板と、前記ピストン及び固定板それぞれに固定され、前記ピストンがアンクランプ位置にある場合に弾性変形によって前記ピストンを前記固定板の方へ付勢する弾性部材とを備え、前記弾性部材は、前記ピストンと前記固定板との間に設けてあることを特徴とする。
本発明の実施の形態に係るクランプユニットは、回転軸に固定されたクランプディスクをクランプして前記回転軸を回転不可能にするとともに前記クランプディスクをアンクランプして前記回転軸を回転可能にするクランプユニットであって、前記クランプディスクをクランプするクランプ位置とアンクランプするアンクランプ位置との間を前記回転軸の軸方向に沿って移動可能なピストンと、該ピストンとの間に隙間を空けて該ピストンと対向配置される固定板と、前記ピストン及び固定板それぞれに固定され、前記ピストンがアンクランプ位置にある場合に弾性変形によって前記ピストンを前記固定板の方へ付勢する弾性部材とを備え、前記弾性部材は、前記ピストンと前記固定板との間に設けてあることを特徴とする。
ピストンは、クランプディスクをクランプするクランプ位置とクランプディスクをアンクランプするアンクランプ位置との間を回転軸の軸方向に沿って移動可能である。ピストンは、例えば、流体(例えば、圧縮空気)の圧力によりクランプ位置へ移動させることができる。クランプ位置では、例えば、ピストンのクランプ部がクランプディスクを押圧し、押圧されたクランプディスクが所定の接触部と接触することによって生じる摩擦によってクランプディスクの回転を阻止することができる。これにより、回転軸を回転不可能にすることができる。
固定板は、ピストンとの間に隙間を空けてピストンと対向配置されている。すなわち、固定板は、ピストンを間にしてクランプディスク側の反対側に配置されている。
弾性部材は、ピストン及び固定板それぞれに固定され、ピストンがアンクランプ位置にある場合に弾性変形によってピストンを固定板の方へ付勢する。弾性部材は、ピストンと固定板との間に設けてある。ピストンをクランプ位置からアンクランプ位置に移動させる場合、圧縮空気を排気することによって圧力がなくなると、弾性部材の復元力によってピストンは固定板の方へ移動する。そして、ピストンがアンクランプ位置に戻ったときでも、弾性部材はピストンを固定板の方へ付勢する。すなわち、ピストンがアンクランプ位置に戻った場合でも、弾性部材の復元力はゼロにならない。このため、ピストンがクランプ状態からアンクランプ状態へ移行する時間が短くなり、アンクランプに要する時間を短くすることができる。
本発明の実施の形態に係る回転テーブル装置は、前記弾性部材は、板バネを含み、前記板バネの板厚は、前記隙間の寸法より小さいことを特徴とする。
弾性部材は、板バネを含み、板バネの板厚は、隙間の寸法より小さい。板バネをピストンと固定板との間の隙間に取り付ける場合、板バネの板厚が隙間の寸法より小さいので、板バネをピストンに固定した箇所では、板バネと固定板との間に隙間ができ、また、板バネを固定板に固定した箇所では、板バネとピストンとの間に隙間ができる。これにより、ピストンがアンクランプの位置にある場合に、板バネを平坦(すなわち、復元力がゼロの状態)ではなく、弾性変形させた状態(すなわち、復元力がゼロでない状態)で固定することができる。
本発明の実施の形態に係る回転テーブル装置は、前記隙間は、前記固定板の前記ピストンと対向する部分に、前記ピストンから離れる方向に凹む凹部又は前記ピストンの前記固定板と対向する部分に前記固定板から離れる方向に凹む凹部で形成してあり、前記凹部に前記板バネを収納したことを特徴とする。
固定板のピストンと対向する部分に、ピストンから離れる方向に凹む凹部を形成して隙間を形成している。あるいは、ピストンの固定板と対向する部分に固定板から離れる方向に凹む凹部を形成して隙間を形成してもよい。板バネは、凹部に収納してある。これにより、板バネの位置決めをすることができる。また、凹部を形成することにより、固定板とピストンとの対向する距離を大きくすることなく、板バネの板厚よりも寸法の大きい隙間を容易に形成することができる。
本発明の実施の形態に係る回転テーブル装置は、前記板バネは、前記回転軸の周りに同心円状をなし、前記板バネの前記回転軸の周りの異なる複数の第1位置で前記板バネを前記ピストンに固定する第1固定部材と、前記板バネの前記回転軸の周りの前記第1位置と異なる複数の第2位置で前記板バネを前記固定板に固定する第2固定部材とを備えることを特徴とする。
板バネは、回転軸の周りに同心円状をなす。第1固定部材は、板バネの回転軸の周りの異なる複数の第1位置で板バネをピストンに固定する。第2固定部材は、板バネの回転軸の周りの第1位置と異なる複数の第2位置で板バネを固定板に固定する。
例えば、板バネの回転軸の中心から所定の径の円周上の8か所で固定部材を固定する場合、回転軸の周りに45°回転する都度、第1固定部材と第2固定部材とが交互に配置されるようにすることができる。なお、固定部材の数は8個に限定されない。これにより、板バネをピストンと固定板との間で回転軸の周りに弾性変形させることができる。
10 回転テーブル装置本体
11 回転テーブル
12 モータ
13 取付部
14 スピンドル
50 クランプユニット
51 ハウジング
52 スピンドル(回転軸)
53 クランプディスク
54 ピストン
541 クランプ部
55 エンドキャップ(固定板)
56 板バネ(弾性部材)
61 ボルト(第1固定部材)
62 ボルト(第2固定部材)

Claims (5)

  1. 回転テーブルを回転させるための回転軸と、該回転軸に固定されたクランプディスクと、該クランプディスクをクランプして前記回転軸を回転不可能にするとともに前記クランプディスクをアンクランプして前記回転軸を回転可能にするクランプ機構とを備える回転テーブル装置であって、
    前記クランプ機構は、
    前記クランプディスクをクランプするクランプ位置とアンクランプするアンクランプ位置との間を前記回転軸の軸方向に沿って移動可能なピストンと、
    該ピストンとの間に隙間を空けて該ピストンと対向配置される固定板と、
    前記ピストン及び固定板それぞれに固定され、前記ピストンがアンクランプ位置にある場合に弾性変形によって前記ピストンを前記固定板の方へ付勢する弾性部材と
    を備え、
    前記弾性部材は、前記ピストンと前記固定板との間に設けてあることを特徴とする回転テーブル装置。
  2. 前記弾性部材は、板バネを含み、
    前記板バネの板厚は、前記隙間の寸法より小さいことを特徴とする請求項1に記載の回転テーブル装置。
  3. 前記隙間は、
    前記固定板の前記ピストンと対向する部分に、前記ピストンから離れる方向に凹む凹部又は前記ピストンの前記固定板と対向する部分に前記固定板から離れる方向に凹む凹部で形成してあり、
    前記凹部に前記板バネを収納したことを特徴とする請求項2に記載の回転テーブル装置。
  4. 前記板バネは、前記回転軸の周りに同心円状をなし、
    前記板バネの前記回転軸の周りの異なる複数の第1位置で前記板バネを前記ピストンに固定する第1固定部材と、
    前記板バネの前記回転軸の周りの前記第1位置と異なる複数の第2位置で前記板バネを前記固定板に固定する第2固定部材と
    を備えることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の回転テーブル装置。
  5. 回転軸に固定されたクランプディスクをクランプして前記回転軸を回転不可能にするとともに前記クランプディスクをアンクランプして前記回転軸を回転可能にするクランプユニットであって、
    前記クランプディスクをクランプするクランプ位置とアンクランプするアンクランプ位置との間を前記回転軸の軸方向に沿って移動可能なピストンと、
    該ピストンとの間に隙間を空けて該ピストンと対向配置される固定板と、
    前記ピストン及び固定板それぞれに固定され、前記ピストンがアンクランプ位置にある場合に弾性変形によって前記ピストンを前記固定板の方へ付勢する弾性部材と
    を備え、
    前記弾性部材は、前記ピストンと前記固定板との間に設けてあることを特徴とするクランプユニット。
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