JP3240476B2 - 工作機械の主軸クランプ機構 - Google Patents

工作機械の主軸クランプ機構

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工作機械の主軸クラン
プ機構に関し、特に横中ぐりフライス盤のように二重構
造の主軸のクランプ機構に係る。
【0002】
【従来の技術】周知の通り、横中ぐりフライス盤におい
て、回転自在に軸支されたフライス軸と同フライス軸の
内側にあって回転自在に軸支され、かつ軸方向に進退可
能に支持される中ぐり軸には、種々の主軸クランプ機構
が もちいられている。例えば、横中ぐりフライス盤に
おいて第一主軸がフライス軸で、第二主軸が中ぐり軸で
ある場合においては、(1)フライス軸と中ぐり軸との
間の静圧ポケット部に圧油を常時供給し、第主軸をク
ランプする方式、(2)第一主軸と第二主軸をオイルリ
ング(実公昭62ー43684に示すクランプリングと
同様の部材)に圧油をかけ、第一主軸と第二主軸をクラ
ンプする方式、(3)実公昭62ー43684のよう
に、第二主軸に自己圧油保持機能を内臓して第一主軸と
第二主軸をクランプするようにした上記3つのクランプ
方式がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、主軸頭
に回転自在に軸支された第一主軸と同第主軸の内側にあ
って回転自在に軸支されかつ軸方向に進退可能に支持さ
れた第二主軸との間の静圧ポケット部に圧油を常時供給
し、第主軸をクランプする前記(1)、(2)の方式
の場合には、主軸の回転中に常時、圧油を供給するか圧
油を保持しなければならない。そのため、切削中に静圧
ポケット部では第一主軸が高速で回転することにより回
転中に発熱量が多くなり、この熱膨張による第主軸の
軸方向の伸びが加工精度に大きな影響を与えることにな
る。
【0004】さらに、主軸頭に回転自在に軸支された第
一主軸と同第一主軸の内側にあって回転自在に軸支され
かつ軸方向に進退可能に支持された第二主軸との間のオ
イルリングに圧油を給油し、第一主軸と第二主軸をクラ
ンプする前記(3)の方式の場合には、前記主軸の回転
中に圧油のリ−クは避けられず、長時間の運転を行うこ
とができない。
【0005】そのため、切削を中断し、第二主軸を定角
度位置に位置決めし、前記注油ユニットと前記給油ユニ
ットの位相をあわせ、オイルリングへの給油のための作
業を行わなければならなかった。そのため、圧油のリ−
クがあるとオイルリングの圧力が下がり、主軸を高い剛
性で確実にクランプすることが困難であつた。また、オ
イルリングへの給油のための作業時間が稼働率の低下を
もたらしていた。フライス軸と中ぐり軸を備えた工作機
械の主軸クランプ機構には、種々の方式が開発され用い
られている。特に中ぐり軸の剛性不足は機械の切削効率
に直接的に影響るため改善を求められていていた.
【0006】
【目的】本発明の工作機械の主軸クランプ機構は上記の
課題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは
主軸頭に回転自在に軸支された第一主軸と同第一主軸の
内側にあって回転自在に軸支されかつ軸方向に進退可能
に支持された第二主軸を高い剛性で確実にクランプする
ことができる工作機械の主軸クランプ機構を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の工作機械の主軸
クランプ機構は上記の課題を解決するため下記の手段を
設けた。主軸頭に回転自在に軸支された第一主軸と同第
一主軸の内側にあって回転自在に軸支されかつ軸方向に
進退可能に支持された第二主軸を備えた工作機械の主軸
クランプ機構において、前記第一主軸の内周面の一部に
リング状に形成した空間内に設けられ、左右方向に加圧
力を発生させる一対のピストンと、同ピストンの左右の
外側に向けてテーパ面が下向きに傾斜する内リングと、
内リングと対抗したテーパ面を形成した外リングからな
る内外一対のクランプリングと、前記一対のクランプリ
ングの外リングの外側をそれぞれを押圧する弾性部材
と、前記一対のピストン部材間に油室を形成し、第
軸を支持する主軸頭の接触部には静圧ポケットを設け、
前記油室に圧油を供給する油圧装置を備えた。
【0008】
【作用】第一主軸と第二主軸をクランプする場合は皿バ
ネの作用により一対のクランプリングの内リングを固定
し、外リングを相互に側に押圧し、第一主軸と第二主
軸を挟持するように作用する。第一主軸と第二主軸のク
ランプを解除する場合は皿バネに抗して一対のクランプ
リングの一方側の油室に油圧装置からの圧油が作用しク
ランプを解除する。さらに、皿バネに対して一対のクラ
ンプリングが左右対象に配設した場合には、一対のクラ
ンプリングに対して両方向から油室に油圧装置からの圧
油が作用し第一主軸と第二主軸のクランプを解除する。
【0009】
【実施例】本発明の実施例について、図面を参照しなが
ら、以下説明する。本発明の主軸クランプ機構を適応す
る主軸頭は図1に示す断面図のように主軸頭に回転自在
に軸支されたフライス軸1とフライス軸1の内側にあっ
て回転自在に軸支され、かつ軸方向に進退可能に支持さ
れた中ぐり軸2を備えた横フライス中ぐり盤の主軸頭3
である。
【0010】本機の主軸頭3において、フライス軸1の
内周面の一部にはリング状の円筒空間4を形成し、同円
筒空間4内には、左右方向に加圧力を発生させる一対の
ピストン5、5を設けている。同ピストン5、5の左右
の外側に向けてテ−パ面が下方に傾斜する内リング6
と、内リング6と対抗したテ−パ面を形成した外リング
7からなる内外一対のクランプリング20と、一対のク
ランプリング20の外リング7の外側をそれぞれを押圧
する弾性部材である皿バネ8と、一対のピストン5、5
の間に油室を形成し、フライス軸1を支持する主軸頭3
の接触部には静圧ポケット9を介して油室10に圧油を
供給する油圧装置を備えた。
【0011】ピストン5、5、皿バネ8の中ぐり軸2と
の接触面にはスペーサ15が嵌合され、クランプ解除時
中ぐり軸2の移動による内リング6の移動を抹消して
いる。そして、フライス軸1の先端部には内リング6に
当接する蓋体13を設け、スペーサ15をその突き当た
り端部を基準としてボルト14によって固定し突き当た
り端部を基準として、固定している。さらに、内外一対
のクランプリング20のリングには円周状に等分に
スリット(図示省略)を形成し、リングの移動によ
リングは収縮、拡大できるようになっている。
【0012】特に、中ぐり軸2に接触するクランプリン
グ6の接触する面には油切り用の溝12を円周上に形成
すれば、クランプを確実なものにできる。本発明の工作
機械の主軸クランプ機構は下記のように作用する。フラ
イス軸1と中ぐり軸2をクランプする場合は皿バネ8の
作用によりクランプリング20の外リング7を押圧する
ことにより、内リング6と対抗したテーパ面を形成した
外リング7の作用によりクランプリング20を拡大し、
フライス軸1と中ぐり軸2をクランプする。フライス軸
1と中ぐり軸2のクランプを解除する場合は皿バネ8に
抗して一対のクランプリング20の油室10に油圧装置
からの圧油が静圧ポケット9を介して作用し、クランプ
を解除する。
【0013】また、主軸クランプ時に、フライス軸1の
静圧ポケット9に対して圧縮空気供給装置からの圧縮空
気供給装置からの圧縮空気を摺動リング16の空気孔1
1より供給し、フライス軸1の静圧ポケット9内の油を
排出するのでフライス軸1により油を剪断することがな
く、発熱を防止することができる。また、中ぐり軸2に
接触するクランプリング20の接触する面には油切り用
の溝12を円周上に形成したので、中ぐり軸2上の油膜
を排除することができ、スリップすることなく確実なク
ランプを行なえる。
【0014】
【発明の効果】本発明は以上述べたように、主軸クラン
プ機構によれば、主軸頭に回転自在に軸支された第一主
軸と同第一主軸の内側にあって回転自在に軸支されかつ
軸方向に進退可能に支持された第二主軸を高い剛性で確
実にクランプすることができる
【図面の簡単な説明】
【図1】主軸クランプ機構を適応する横フライス・中ぐ
り盤の主軸頭を示す断面図。
【符号の説明】
1 フライス軸 2 中ぐり軸 3 主軸頭 6、7 クランプリング 5、5 ピストン 6 内リング 7 外リング 20 一対のクランプリング
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23B 19/02 B23Q 1/26 F16B 2/06

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主軸頭に回転自在に軸支された第一主軸
    と同第一主軸の内側にあって回転自在に軸支されかつ軸
    方向に進退可能に支持された第二主軸を備えた工作機械
    の主軸クランプ機構において、 前記第一主軸の内周面の一部にリング状の空間を成形
    し、同円筒空間内に設けられ、左右方向に加圧力を発生
    させる一対のピストンと、 同ピストンの左右の外側に向けてテーパ面が下向きに傾
    斜する内リングと、内リングと対抗したテーパ面を形成
    した外リングからなる内外一対のクランプリングと、前
    記一対のクランプリングの外リングの外側をそれぞれを
    押圧する弾性部材と、前記一対のピストン部材間に油室
    を形成し、第主軸を支持する主軸頭の接触部には静圧
    ポケットを設け、前記油室に圧油を供給する油圧装置に
    接続したことを特徴とする工作機械の主軸クランプ機
    構。
  2. 【請求項2】 内外一対のクランプリングの内リングは
    前記第二主軸に固定し、外リングは第一主軸側に対して
    移動可能としたことを特徴とする請求項第一項記載の工
    作機械の主軸クランプ機構。
  3. 【請求項3】 弾性部材は皿バネであることを特徴とす
    る請求項第一項記載の工作機械の主軸クランプ機構。
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