JP3079479B2 - 工作機械の主軸クランプ機構 - Google Patents
工作機械の主軸クランプ機構Info
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- JP3079479B2 JP3079479B2 JP03250394A JP25039491A JP3079479B2 JP 3079479 B2 JP3079479 B2 JP 3079479B2 JP 03250394 A JP03250394 A JP 03250394A JP 25039491 A JP25039491 A JP 25039491A JP 3079479 B2 JP3079479 B2 JP 3079479B2
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Description
プ機構に関し、特に横中ぐりフライス盤のように二重構
造の主軸のクランプ機構に係る。
て、回転自在に軸支されたフライス軸と同フライス軸の
内側にあって回転自在に軸支され、かつ軸方向に進退可
能に支持される中ぐり軸には、種々の主軸クランプ機構
が もちいられている。例えば、横中ぐりフライス盤に
おいて第一主軸がフライス軸で、第二主軸が中ぐり軸で
ある場合においては、(1)フライス軸と中ぐり軸との
間の静圧ポケット部に圧油を常時供給し、第二主軸をク
ランプする方式、(2)第一主軸と第二主軸をオイルリ
ング(実公昭62ー43684に示すクランプリングと
同様の部材)に圧油をかけ、第一主軸と第二主軸をクラ
ンプする方式、(3)実公昭62ー43684のよう
に、第二主軸に自己圧油保持機能を内臓して第一主軸と
第二主軸をクランプするようにした上記3つのクランプ
方式がある。
に回転自在に軸支された第一主軸と同第主軸の内側にあ
って回転自在に軸支されかつ軸方向に進退可能に支持さ
れた第二主軸との間の静圧ポケット部に圧油を常時供給
し、第二主軸をクランプする前記(1)、(2)の方式
の場合には、主軸の回転中に常時、圧油を供給するか圧
油を保持しなければならない。そのため、切削中に静圧
ポケット部では第一主軸が高速で回転することにより回
転中に発熱量が多くなり、この熱膨張による第二主軸の
軸方向の伸びが加工精度に大きな影響を与えることにな
る。
一主軸と同第一主軸の内側にあって回転自在に軸支され
かつ軸方向に進退可能に支持された第二主軸との間のオ
イルリングに圧油を給油し、第一主軸と第二主軸をクラ
ンプする前記(3)の方式の場合には、前記主軸の回転
中に圧油のリ−クは避けられず、長時間の運転を行うこ
とができない。
度位置に位置決めし、前記注油ユニットと前記給油ユニ
ットの位相をあわせ、オイルリングへの給油のための作
業を行わなければならなかった。そのため、圧油のリ−
クがあるとオイルリングの圧力が下がり、主軸を高い剛
性で確実にクランプすることが困難であつた。また、オ
イルリングへの給油のための作業時間が稼働率の低下を
もたらしていた。フライス軸と中ぐり軸を備えた工作機
械の主軸クランプ機構には、種々の方式が開発され用い
られている。特に中ぐり軸の剛性不足は機械の切削効率
に直接的に影響るため改善を求められていていた.
課題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは
主軸頭に回転自在に軸支された第一主軸と同第一主軸の
内側にあって回転自在に軸支されかつ軸方向に進退可能
に支持された第二主軸を高い剛性で確実にクランプする
ことができる工作機械の主軸クランプ機構を提供するこ
とにある。
クランプ機構は上記の課題を解決するため下記の手段を
設けた。主軸頭に回転自在に軸支された第一主軸と同第
一主軸の内側にあって回転自在に軸支されかつ軸方向に
進退可能に支持された第二主軸を備えた工作機械の主軸
クランプ機構において、前記第一主軸の内周面の一部に
リング状を形成し、同円筒空間内に設けられ、左右方向
に加圧力を発生させるオイルリングと、同オイルリング
の左右の外側に向けてテーパ面が下向きに傾斜する内リ
ングと、内リングと対向したテーパ面を形成した外リン
グからなる内外一対のクランプリングと、前記一対のク
ランプリングの外リングの外側をそれぞれを押圧する弾
性部材と、前記オイルリングに油室を形成し、第一主軸
を支持する主軸頭の接触部には静圧ポケットを介して前
記油室に圧油を供給する油路を備えた。
ネの作用により一対のクランプリングの内リングを固定
し、外リングを相互に内側に押圧し、第一主軸と第二主
軸を挟持するように作用する。第一主軸と第二主軸のク
ランプを解除する場合は皿バネに抗して一対のクランプ
リングの一方側の油室に油圧装置からの圧油がオイルリ
ングに作用しクランプを解除する。
ら、以下説明する。主軸クランプ機構を適応する主軸頭
は図1に示す断面図のように主軸頭に回転自在に軸支さ
れたフライス軸1とフライス軸1の内側にあって回転自
在に軸支され、かつ軸方向に進退可能に支持された中ぐ
り軸2からなる横フライス・中ぐり盤の主軸頭3であ
る。
内周面の一部にはリング状の円筒空間4を形成し、同円
筒空間4内には、左右方向に加圧力を発生させるオイル
リング5を設けている。オイルリング5は断面がU字形
のリングで、両端部にはOリングが嵌合され、オイルリ
ング5の中に油室を形成している。オイルリング5には
左右の外側に向けてテーパ面が下方に傾斜する内リング
6と内リング6と対抗したテーパ面を形成した外リング
7からなる内外一対のクランプリング20を設けてい
る。皿バネ8は外リング7の外側をそれぞれを押圧する
弾性部材で、一端をフライス軸1側に支持されている。
フライス軸1の後部には摺動リング16を嵌合して静圧
ポケット9を形成し、この静圧ポケット9は油路21を
介して油室10に接続されている。
の接触面にはスペーサ15が嵌合され、クランプ解除時
の中ぐり軸2の移動による内リング6の移動を抹消して
いる。そして、フライス軸1の先端部には内リング6に
当接する蓋体13を設け、スペーサ15をその突き当た
り端部を基準としてボルト14によって固定し突き当た
り端部を基準として、固定している。さらに、摺動リン
グ16には圧縮空気を供給する空気孔11を形成し圧縮
空気を静圧ポケット9に間欠的に供給する圧縮空気供給
装置を設けているので、静圧ポケット部残油のせんだん
力による発熱を防止することができる。さらに、内外一
対のクランプリング20の内リング6には円周状に等分
にスリット(図示省略)を形成し、外リング7の移動に
より内リング6は収縮、拡大できるようになっている。
特に、中ぐり軸2に接触するクランプリング6の接触す
る面には油切り用の溝12を円周上に形成すれば、クラ
ンプを確実なものにできる。
記のように作用する。フライス軸1と中ぐり軸2をクラ
ンプする場合は皿バネ8の作用によりクランプリング2
0の外リング7を押圧することにより、内リング6と対
向したテ−パ面を形成した外リング7の作用によりクラ
ンプリング20を拡大し、フライス軸1と中ぐり軸2を
クランプする。フライス軸1と中ぐり軸2のクランプを
解除する場合は皿バネ8に抗して油圧装置からの圧油が
静圧ポケット9を介して油室10を加圧することによっ
て、一対のクランプリング20の外リング7にオイルリ
ング5のエッジ5aが作用し、クランプを解除する。
静圧ポケット9に対して圧縮空気供給装置からの圧縮空
気供給装置からの圧縮空気を摺動リング16の空気孔1
1より供給し、フライス軸1の静圧ポケット9内の油を
排出するのでフライス軸1により油を剪断することがな
く、発熱を防止することができる。また、中ぐり軸2に
接触するクランプリング20の接触する面には油切り用
の溝12を円周上に形成したので、中ぐり軸2上の油膜
を排除することができ、スリップすることなく確実なク
ランプを行なえる。
プ機構によれば、主軸頭に回転自在に軸支された第一主
軸と同第一主軸の内側にあって回転自在に軸支されかつ
軸方向に進退可能に支持された第二主軸を高い剛性で確
実にクランプすることができる
り盤の主軸頭を示す断面図。
Claims (2)
- 【請求項1】 主軸頭に回転自在に軸支された第一主軸
と同第一主軸の内側にあって回転自在に軸支されかつ軸
方向に進退可能に支持された第二主軸を備えた工作機械
の主軸クランプ機構において、前記第一主軸の内周面の
一部にリング状を形成し、同円筒空間内に設けられ、左
右方向に加圧力を発生させるオイルリングと、 同オイルリングの左右の外側に向けてテーパ面が下向き
に傾斜する内リングと、内リングと対向したテーパ面を
形成した外リングからなる内外一対のクランプリング
と、前記一対のクランプリングの外リングの外側をそれ
ぞれを押圧する弾性部材と、前記オイルリングに油室を
形成し、第一主軸を支持する主軸頭の接触部には静圧ポ
ケットを介して前記油室に圧油を供給する油路を備えた
ことを特徴とする工作機械の主軸クランプ機構。 - 【請求項2】 内外一対のクランプリングの内リングは
前記第二主軸に固定とし、外リングは第一主軸側に対し
て移動可能としたことを特徴とする請求項第一項記載の
工作機械の主軸クランプ機構。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03250394A JP3079479B2 (ja) | 1991-09-03 | 1991-09-03 | 工作機械の主軸クランプ機構 |
US07/924,960 US5302062A (en) | 1991-08-08 | 1992-08-05 | Spindle clamping device for machine tool |
KR1019920014182A KR950013503B1 (ko) | 1991-08-08 | 1992-08-07 | 공작기계의 스핀들 클램핑장치 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03250394A JP3079479B2 (ja) | 1991-09-03 | 1991-09-03 | 工作機械の主軸クランプ機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05309504A JPH05309504A (ja) | 1993-11-22 |
JP3079479B2 true JP3079479B2 (ja) | 2000-08-21 |
Family
ID=17207266
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03250394A Expired - Lifetime JP3079479B2 (ja) | 1991-08-08 | 1991-09-03 | 工作機械の主軸クランプ機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3079479B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101518069B1 (ko) * | 2009-06-09 | 2015-05-07 | 두산인프라코어 주식회사 | 보링 스핀들의 클램프 장치 |
-
1991
- 1991-09-03 JP JP03250394A patent/JP3079479B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101518069B1 (ko) * | 2009-06-09 | 2015-05-07 | 두산인프라코어 주식회사 | 보링 스핀들의 클램프 장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05309504A (ja) | 1993-11-22 |
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