JP5329267B2 - 工作機械用割出し回転テーブル - Google Patents
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Description
本発明の目的は、クランプ部材を強制的に解放して、クランプ、又はアンクランプの動作を確実にした割出し装置を有する工作機械用割出し回転テーブルを提供することにある。
本発明の他の目的は、クランプ部材を強制的に解放して、クランプ、又はアンクランプ動作の応答速度を速くした割出し装置を有する工作機械用割出し回転テーブルを提供することにある。
本発明1の工作機械用割出し回転テーブルは、
本体(2)と、
前記本体(2)に回転自在に軸受で支持されたスピンドル(4)と、
前記本体(2)に固定されるモータ(12)用のステータ(21)と、
前記ステータ(21)に対向して前記スピンドル(4)に固定された前記モータ用のロータ(13)と、
前記スピンドル(4)に固定された面板(3)と、
前記モータ(12)で駆動され、割出しされた前記面板(3)の停止角度位置を、前記ロータ(13)に固定されたブレーキディスク(66)にフローテングパッド(60)を押圧して、前記ロータ(13)を前記本体(2)にクランプするためのクランプ装置(39,70)と
を備えた工作機械用の割出し回転テーブルにおいて、
前記クランプ装置(39,70)は、
流体圧で駆動されるピストン(42)及びブレーキハウジング(30)に形成され前記ピストン(42)を収容するシリンダ室(40)とからなるシンリダ駆動手段(39)と、
前記ピストン(42)の前進による力を前記ピストン(42)の前面のカム面(72)とフローティングパッド(60)の裏面の間に配置されたボール(75)により増力して前記フローテングパッド(60)を駆動するために増力機構(70)と、
前記ピストンの後退により前記クランプを解除するときに前記フローテングパッド(60)に係合して、前記フローテングパッド(60)を強制的にアンクランプ状態にするためのフローティングパッド解除手段とからなり、
前記フローティングパッド(60)は、その中央部に形成された円筒形の穴(61)と該穴内に延びる受け板(64)とを有し、
前記フローティングパッド解除手段は、前記ピストン(42)に一体に固定され、前記フローティングパッド(60)の円筒形の穴(61)内にあって、前記ピストン(42)の後退時に前記フローテイングパッド(60)の受け板(64)に係合可能なフローティングパット引き込み板(62)を備えており、
前記受け板(64)はフローティングパット引き込み板(62)に当接する面が、前記フローティングパッド(60)のボール(75)に当接する面(76)よりもブレーキディスク(66)側にある
ことを特徴とする。
前記シンリダ駆動手段(39)は、前記ピストン(42)を作動させて前記フローティングパッド(60)を押圧してクランプした後に、アンクランプ状態にするときに、前記ピストン(42)を前記押圧前の位置に戻すためのバネ(54)を含むことを特徴とする。
前記増力機構(70)は、
前記ピストン(42)の前部の外周面に形成された傾斜角度(α)の第1テーパーカム面(72)と、
ブレーキハウジング(30)の前部の内周面に形成された、前記第1テーパーカム面の傾斜角度(α)より大きい傾斜角度(β)の第2テーパーカム面(71)と、
前記第1テーパー面(72)及び前記第2テーパーカム面(71)により形成される周状凹部の全周に亘って配置され前記第1及び第2のテーパーカム面と前記フローティングパッド(60)の後面に接触する複数のボール(75)と
からなることを特徴とする
前記第1テーパーカム面(72)の前側部分に前記傾斜角度(α)より大きい傾斜角度(γ)の予備的テーパー面(73)が付加的に形成されており、前記ボールは前記ピストン(42)の前進移動の最初の段階で前記予備的テーパー面(73)に接触し、また前記ピストン(42)の前進移動のその後の段階で前記第1テーパーカム面(72)に接触し、それによって適切なばね力において前記ピストンのストロークを短くするようにしたことを特徴とする。
前記バネ(50)は、波状の圧縮板バネであることを特徴とする。
図4A及び図4Bは、増力機構70の拡大図であり、図4Aは環状ピストン42の移動の前段階、図4Bは環状ピストン42の移動の後段階を示している。
フローティングパッド60は、増力機構70を介して環状ピストン42により駆動され、増力機構70は環状ピストン42による駆動力を増す作用を有し、以下の構造をもつものである。
次に、前述した実施の形態1の動作を説明する。
(1)DDモータ12のロータ13は、回転駆動され、これにより面板3上のワークの回転角度が変更される。所定角度回転後、スピンドル4をクランプする場合には、クランプ用空気室45に空気を圧入すると、環状ピストン42をクランプ側(前方方向)に移動させる。
(4)この力F2は、テーパーカム面71により力F3に増力されて、フローティングパッド60に伝達される。
(6)アンクランプする場合は、電磁弁(図示せず)を切替えて、空気室45の加圧空気を抜いて、環状ピストン42をフリーにする。
本発明を特定の実施形態について説明したが、本発明は実施例に限定されるものではなく、その思想を逸脱せずに種々の変更がなされよう。
2…本体
3…面板
4…スピンドル
11…主軸受
12…DDモータ
13…ロータ
15…ステーター固定フランジ
21…ステータ
25…前面ラビリンス板
30…ブレーキハウジング
40…シリンダ室
42…環状ピストン
60…フローティングパッド
62…フローティングパッド引込み板
66…ブレーキディスク
70…増力機構
75…ボール
Claims (5)
- 本体(2)と、
前記本体(2)に回転自在に軸受で支持されたスピンドル(4)と、
前記本体(2)に固定されるモータ(12)用のステータ(21)と、
前記ステータ(21)に対向して前記スピンドル(4)に固定された前記モータ用のロータ(13)と、
前記スピンドル(4)に固定された面板(3)と、
前記モータ(12)で駆動され、割出しされた前記面板(3)の停止角度位置を、前記ロータ(13)に固定されたブレーキディスク(66)にフローテングパッド(60)を押圧して、前記ロータ(13)を前記本体(2)にクランプするためのクランプ装置(39,70)と
を備えた工作機械用の割出し回転テーブルにおいて、
前記クランプ装置(39,70)は、
流体圧で駆動されるピストン(42)及びブレーキハウジング(30)に形成され前記ピストン(42)を収容するシリンダ室(40)とからなるシンリダ駆動手段(39)と、
前記ピストン(42)の前進による力を前記ピストン(42)の前面のカム面(72)とフローティングパッド(60)の裏面の間に配置されたボール(75)により増力して前記フローテングパッド(60)を駆動するために増力機構(70)と、
前記ピストンの後退により前記クランプを解除するときに前記フローテングパッド(60)に係合して、前記フローテングパッド(60)を強制的にアンクランプ状態にするためのフローティングパッド解除手段とからなり、
前記フローティングパッド(60)は、その中央部に形成された円筒形の穴(61)と該穴内に延びる受け板(64)とを有し、
前記フローティングパッド解除手段は、前記ピストン(42)に一体に固定され、前記フローティングパッド(60)の円筒形の穴(61)内にあって、前記ピストン(42)の後退時に前記フローテイングパッド(60)の受け板(64)に係合可能なフローティングパット引き込み板(62)を備えており、
前記受け板(64)はフローティングパット引き込み板(62)に当接する面が、前記フローティングパッド(60)のボール(75)に当接する面(76)よりもブレーキディスク(66)側にある
ことを特徴とする工作機械用割出し回転テーブル。 - 請求項1に記載の工作機械用割出し回転テーブルにおいて、
前記シンリダ駆動手段(39)は、前記ピストン(42)を作動させて前記フローティングパッド(60)を押圧してクランプした後に、アンクランプ状態にするときに、前記ピストン(42)を前記押圧前の位置に戻すためのバネ(54)を含むことを特徴とする工作機械用割出し回転テーブル。 - 請求項1に記載の工作機械用割出し回転テーブルにおいて、
前記増力機構(70)は、
前記ピストン(42)の前部の外周面に形成された傾斜角度(α)の第1テーパーカム面(72)と、
ブレーキハウジング(30)の前部の内周面に形成された、前記第1テーパーカム面の傾斜角度(α)より大きい傾斜角度(β)の第2テーパーカム面(71)と、
前記第1テーパー面(72)及び前記第2テーパーカム面(71)により形成される周状凹部の全周に亘って配置され前記第1及び第2のテーパーカム面と前記フローティングパッド(60)の後面に接触する複数のボール(75)とからなることを特徴とする工作機械用割出し回転テーブル。 - 請求項3に記載の工作機械用割出し回転テーブルにおいて、
前記第1テーパーカム面(72)の前側部分に前記傾斜角度(α)より大きい傾斜角度(γ)の予備的テーパー面(73)が付加的に形成されており、前記ボールは前記ピストン(42)の前進移動の最初の段階で前記予備的テーパー面(73)に接触し、また前記ピストン(42)の前進移動のその後の段階で前記第1テーパーカム面(72)に接触し、それによって適切なばね力において前記ピストンのストロークを短くするようにしたことを特徴とする工作機械用割出し回転テーブル。 - 請求項2に記載の工作機械用割出し回転テーブルにおいて、
前記バネ(50)は、波状の圧縮板バネであることを特徴とする工作機械用割出し回転テーブル。
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JP2009062071A JP5329267B2 (ja) | 2009-03-13 | 2009-03-13 | 工作機械用割出し回転テーブル |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009062071A JP5329267B2 (ja) | 2009-03-13 | 2009-03-13 | 工作機械用割出し回転テーブル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Family
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Family Applications (1)
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JP2009062071A Active JP5329267B2 (ja) | 2009-03-13 | 2009-03-13 | 工作機械用割出し回転テーブル |
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