JP6382869B2 - 回転テーブル装置 - Google Patents

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Description

本発明は、工作機械等に載置する回転テーブル装置に関するものである。
回転テーブル装置の回転機構には、主に、ウォームギヤ方式とダイレクトドライブ方式の2種類が採用されており、加工時に回転テーブルの割出し位置を保持するためにクランプ機構が備えられている。ウォームギヤ方式の場合には、静止状態であってもウォームとウォームホイールとの間のバックラッシの量だけ微小なガタが発生する。ガタを発生させずに回転テーブルの静止状態を保つためにクランプ機構が使用されている。
一方、ダイレクトドライブ方式の場合には、モータの動力以外の回転テーブルを静止状態に保持する機構としてクランプ機構が使用される。
クランプ機構には、複数のクランプ方式がある。その内、ディスククランプ方式のクランプ機構は、回転駆動装置からの回転力を回転テーブルに伝達するスピンドルと一体となって回転するブレーキディスクを、空気圧や油圧によって駆動されるピストンと固定材との間に挟む構造のものである。ピストンと固定材との間にブレーキディスクを挟むことにより、ブレーキディスクと固定材との間に発生する摩擦力によって、スピンドルとそれに接続する回転テーブルとを静止状態に保つようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
クランプ機構は、一般に、空気圧、油圧等の圧力を作用させることによって動作するため、停電等で圧力発生装置への給電が停止すると作動させることができない。
ウォームギヤ方式の回転機構は、出力側から入力側への回転力を伝達しない非可逆回転性を有しているため、給電停止時に回転テーブルが回転することはない。
しかし、ダイレクトドライブ方式の回転機構は、モータへの電力供給が遮断されるとモータの保持力がなくなり、回転の慣性力や、ワークおよび治具によるアンバランストルクによって回転テーブルが安定点まで回転してしまう。この回転によって,ワークがツールと衝突し、ワークやツールを破損する可能性がある。
これらの問題を防止するために、ダイレクトドライブ方式の回転機構に使用されるクランプ機構には、通常、空気圧や油圧が加えられていない場合にクランプ方向に付勢する付勢機構が設けられている(例えば、特許文献2参照。)。また、割出し位置を保持するクランプ機構とは別に、電力供給停止時のみに保持力を発生させる別のクランプ装置を備える方式をとるものもある(例えば、特許文献3参照。)。
回転テーブルの割出し位置を保持するクランプ機構に設けられる付勢機構として、ディスク状の板ばねが使用される場合がある。板ばねには弾性変形の復元力によってクランプ状態を保持する機能の他に、ピストンの回転を防ぐことによって、固定材とブレーキディスクとの間の摩擦力に加え、ピストンとブレーキディスクとの間の摩擦力もブレーキディスクの保持に利用してクランプトルクを増加させる機能がある。
特開2012−202484号公報 特開2012−20378号公報 特開2007−125640号公報
しかしながら、ディスク状の板ばねには、応力集中が発生し易く、たわみ量が大きくなると破壊までの繰り返し動作回数が少なくなり、十分な寿命を確保することが難しいという問題がある。
特に、空気圧や油圧の遮断時にクランプを行う場合には、十分なクランプトルクを確保し得るたわみ量に、アンクランプ状態からクランプ状態までのピストンの移動量を加えてたわみ量を設定する必要があり、たわみ量が大きくなる傾向にある。
また、板ばねの固定ボルト本数を増やすことで、クランプ機構の回転方向の剛性を向上できるが、板ばねの特性からボルト本数を増やすと、たわみ量を大きくとることが難しくなるという不都合がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、板ばねの十分な寿命を確保しながら、十分なクランプトルクを発生させて、回転テーブルを静止状態に維持することができる回転テーブル装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明は以下の手段を提供する。
本発明の一態様は、ベース部材と、該ベース部材に対して所定の軸線回りに回転可能に支持された回転部材と、該回転部材に固定されたブレーキディスクと、該ブレーキディスクをクランプして前記回転部材を前記ベース部材に対して静止状態に維持するクランプ機構とを備え、該クランプ機構が、作動流体によって、前記ブレーキディスクを板厚方向に押圧するクランプ位置と、前記ブレーキディスクから離間したアンクランプ位置との間で、前記ベース部材に対して前記軸線に沿う方向に移動可能に取り付けられたピストンと、該ピストンおよび前記ベース部材に固定され、弾性変形の復元力によって前記ピストンを前記クランプ位置の方向に付勢する板ばねと、前記ピストンと前記ベース部材との間に配置され、弾性変形の復元力によって前記ピストンを前記クランプ位置の方向に常時付勢するコイルばねとを備える回転テーブル装置を提供する。
本態様によれば、クランプ機構をアンクランプ状態とするために作動流体を供給すると、作動流体の圧力が板ばねおよびコイルばねの付勢力に抗してピストンに作用し、ピストンがアンクランプ位置に移動させられる。これにより、ピストンはブレーキディスクから離間するので、ブレーキディスクとの間の摩擦は発生せず、モータの作動により回転部材をベースに対して自由に回転させることができる。
一方、クランプ機構をクランプ状態とするために作動流体を供給すると、作動流体の圧力が板ばねおよびコイルばねの弾性変形の復元力と相俟ってピストンに作用し、ピストンがクランプ位置に移動させられる。これにより、ピストンがブレーキディスクを板厚方向に押圧し、ピストンとブレーキディスクとの間およびベース部材とブレーキディスクとの間に発生する摩擦力によって、回転部材のベース部材に対する回転が静止させられる。
さらに、作動流体の供給が停止すると、ピストンは、板ばねおよびコイルばねの弾性変形の復元力によってクランプ位置に移動させられる。この場合にも、ピストンがブレーキディスクを板厚方向に押圧し、ピストンとブレーキディスクとの間およびベース部材とブレーキディスクとの間に発生する摩擦力によって、回転部材のベース部材に対する回転が静止させられる。
この場合において、仮に、コイルばねがない場合、板ばねの弾性変形の復元力のみによって、ピストンをブレーキディスクに押圧させなければならず、ピストンがクランプ位置に配置された状態でも板ばねに比較的大きな弾性変形が残存している必要がある。このため、アンクランプ位置においては板ばねにさらに大きな弾性変形を発生させておかなければならない。
本態様によれば、コイルばねを併用しているので、ピストンがクランプ位置に配置されたときの板ばねの弾性変形を低く抑えることができ、アンクランプ時に板ばねに発生する応力を低減することができる。すなわち、板ばねの十分な寿命を確保しながら、コイルばねによって十分なクランプトルクを発生させて、回転テーブルを静止状態に維持することができる。
上記態様においては、前記ピストンを駆動する前記作動流体を流入させる作動流体室を備え、前記コイルばねが、前記作動流体室に対して気密状態に区画された設置スペース内に配置されていてもよい。
このようにすることで、作動流体室の容積を必要最小限に抑えることができ、ピストンをクランプ位置またはアンクランプ位置に動作させるときの応答性を向上することができる。
また、上記態様においては、前記ピストンを駆動する前記作動流体を流入させる作動流体室を備え、前記コイルばねが、前記作動流体室につながる設置スペース内に配置されていてもよい。
本発明によれば、板ばねの十分な寿命を確保しながら、十分なクランプトルクを発生させて、回転テーブルを静止状態に維持することができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る回転テーブル装置を示す縦断面図である。 図1の回転テーブル装置に備えられたアンクランプ状態のクランプ機構を示す拡大縦断面図である。 図1の回転テーブル装置に備えられたクランプ状態のクランプ機構を示す拡大縦断面図である。 コイルばねを有しない場合のアンクランプ状態のクランプ機構を示す拡大縦断面図である。 コイルばねを有しない場合のクランプ状態のクランプ機構を示す拡大縦断面図である。 図1の回転テーブル装置の変形例を示すクランプ機構の部分的な拡大縦断面図である。
以下に、本発明の一実施形態に係る回転テーブル装置1について図面を参照して説明する。
本実施形態に係る回転テーブル装置1は、図1に示されるように、例えば、ダイレクトドライブ方式の割出し回転テーブル装置であって、工作機械等の外部構造物に設置されるケース(ベース部材)3と、該ケース3に固定されたハウジング(ベース部材)2と、該ハウジング2に軸受部4を介して中心軸線(軸線)O回りに回転可能に支持された円筒状のシャフト(回転部材)5と、該シャフト5を回転駆動するモータ6と、シャフト5に固定されたブレーキディスク7と、シャフト5をハウジング2に対して静止状態に維持するクランプ機構8とを備えている。
モータ6は、ハウジング2に固定されたステータ6aと、該ステータ6aに対して回転させられるロータ6bとを備えている。ロータ6bはシャフト5に固定されている。
ブレーキディスク7は、シャフト5の端面と取付部材9との間に挟まれて、シャフト5に固定されている。
本発明の一実施形態に係るクランプ機構8は、ケース3に固定されるシリンダ10およびリアプレート(ベース部材)11と、シリンダ10に対してブレーキディスク7の板厚方向にブレーキディスク7に接触するクランプ位置とブレーキディスク7から離間するアンクランプ位置との間で中心軸線Oに沿う方向に移動可能に支持されたピストン12と、ブレーキディスク7を板厚方向に挟んでピストン12とは反対側に配置されるクランプ部材(ベース部材)13と、ディスク状の板ばねからなるスプリングディスク14と、コイルばね15とを備えている。
スプリングディスク14は周方向に間隔をあけて配置された複数のボルト16aによってピストン12に固定されるとともに、複数のボルト16bによってリアプレート11に固定されている。これにより、ピストン12は、シリンダ10に対して軸方向に移動できる一方、周方向には回転できないようにスプリングディスク14によって拘束されている。
リアプレート11およびピストン12におけるスプリングディスク14の取付面の位置関係から、スプリングディスク14は常に弾性変形させられている。これにより、ピストン12は、スプリングディスク14の弾性変形の復元力によってブレーキディスク7をクランプ部材13に押し付ける方向に常に付勢されている。すなわち、ブレーキディスク7がピストン12とクランプ部材13との間に挟持されたクランプ状態が保たれるようになっている。
図1中、符号20a,20b,20cは、後述する空気室17a,17bを密封するシール部である。
回転テーブル装置1に電源が供給されているときには、図2に示されるように、図示しない電磁弁の作動によって、空気室(作動流体室)17a,17bへの圧縮空気の供給が制御され、圧縮空気の圧力によってクランプ機構8によるクランプ状態とアンクランプ状態とが切り替えられるようになっている。
回転テーブル装置1に電源が供給されていないときには、図3に示されるように、いずれの空気室17a,17bにも圧縮空気が供給されないので、ピストン12はスプリングディスク14の弾性変形の復元力によってブレーキディスク7をクランプ部材13との間に挟むようになっている。
コイルばね15は、ピストン12とリアプレート11との間に周方向に間隔をあけて複数配置されている。コイルばね15は、圧縮コイルばねであって、ピストン12とリアプレート11との間に圧縮された状態で配置されており、弾性変形の復元力によってピストン12をブレーキディスク7側に常時付勢している。
また、図1から図3に示す例では、コイルばね15は、空気室17bにつながる設置スペース18内に配置されている。
シール部20a,20b,20cは、図1から図3に示されるように、シリンダ10またはピストン12に設けられた周溝内にOリングまたはガスケット等のシール部材を収容することにより、リアプレート11とピストン12との間および、シリンダ10とピストン12との間を気密状態に密封するようになっている。これにより、空気室17a,17bが密封状態に画定されている。
このように構成された本実施形態に係る回転テーブル装置1の作用について以下に説明する。
本実施形態に係る回転テーブル装置1において、電源が供給されている状態で、電磁弁に対してアンクランプ指令が入力されると、空気室17aに圧縮空気が流入し、空気室17b内の空気が外部に排気される。空気室17aに流入した圧縮空気の圧力が、スプリングディスク14およびコイルばね15の弾性変形の復元力を上回ると、ピストン12がリアプレート11側に移動して、図2に示されるように、ブレーキディスク7がピストン12とクランプ部材13との間に挟持されている状態から解放されたアンクランプ状態となり、シャフト5を回転させることができるようになる。
一方、電磁弁に対してクランプ指令が入力されると、空気室17bに圧縮空気が流入し、空気室17a内の空気が外部に排気される。空気室17bに流入した圧縮空気の圧力でピストン12がブレーキディスク7側に押され、図3に示されるように、ブレーキディスク7がピストン12とクランプ部材13との間に挟持されたクランプ状態となり、シャフト5がケース3に対して静止した状態に維持される。
また、回転テーブル装置1への電源の供給が遮断された場合には、両空気室17a,17bへの圧縮空気の供給が停止するので、ピストン12が、スプリングディスク14およびコイルばね15の弾性変形の復元力のみによってクランプ部材13との間にブレーキディスク7を挟んだクランプ状態となる。
スプリングディスク14は、図2のアンクランプ状態において最も大きく弾性変形させられており、図3のクランプ状態においては弾性変形が復元してたわみ量が減少する。
コイルばね15がない場合の参考例を図4および図5に示す。
コイルばね15がない場合には、図5に示されるようにクランプ状態において減少したたわみ量でもスプリングディスク14によってシャフト5を静止状態に維持する摩擦力を発生させる必要がある。このために、図4に示されるアンクランプ状態では、スプリングディスク14は、クランプ状態より大きなたわみ量で弾性変形させられなければならない。
これに対して、本実施形態に係る回転テーブル装置1によれば、コイルばね15によってもピストン12をブレーキディスク7側に付勢しているので、クランプ状態におけるスプリングディスク14のたわみ量を低減することができる。したがって、アンクランプ状態におけるたわみ量もコイルばね15がない図4の場合よりも小さくすることができる。
その結果、アンクランプ状態において最大となるスプリングディスク14の応力を低下させることができ、スプリングディスク14の寿命を長くすることができる。
そして、このように、コイルばね15とスプリングディスク14とを併用する場合には、主としてコイルばね15がピストン12をクランプ位置の方向へ付勢する役割を担うので、スプリングディスク14はピストン12の回転防止の役割のみを担えば足りる。
したがって、スプリングディスク14として肉厚の薄いものを採用することもできる。板ばねは肉厚が薄い方が最大応力が低く、疲労強度が高くなるので、スプリングディスク14として薄いものを採用することで、スプリングディスク14の寿命をさらに長くすることができる。
また、スプリングディスク14をピストン12やリアプレート11に固定するボルト16a,16bの本数を増やすと、応力集中が発生するなどして、最大応力が増大し易くなる。コイルばね15を併用することによってスプリングディスク14に発生するたわみによる応力を低減することで、ボルト16a,16bを増加させても最大応力を低く抑えることができる。これにより、クランプ状態においてピストン12にかかる回転方向の負荷に対する捩り剛性を増大させることができるとともに、ピストン12とスプリングディスク14との間あるいはリアプレート11とスプリングディスク14との間の滑りを抑制することができる。
なお、本実施形態においては、コイルばね15の設置スペース18を空気室17bにつながる位置に配置していたが、これに代えて、図6に示されるように、空気室17bに対してシール部20a,20bによって気密状態に隔離された設置スペース19内に配置してもよい。
図1から図3に示されるように、コイルばね15の設置スペース18が空気室17bにつながっている場合には、コイルばね15の本数分の設置スペース18の容積だけ空気室17bの容積が増加する。空気室17bの容積が増加すると、クランプ機構8の作動流体が空気等の圧縮性のある作動流体である場合には、アンクランプ時には空気室17bから圧縮空気が抜けるまでの時間、クランプ時には空気室17bに圧縮空気が充填されるまでの時間がわずかに増加する可能性がある。
このため、シャフト5のクランプ完了あるいはアンクランプ完了までの時間が増加し、シャフト5に固定される回転テーブル(図示略)の割出し完了までの時間が長くなる可能性がある。
そこで、図6に示されるように、空気室17bに対して気密状態に隔離された設置スペース19内にコイルばね15を配置することにより、空気室17bの容積を最小限に抑えることができ、回転テーブルの割出し完了までの時間を短縮することができるという利点がある。
また、図6に示す例では、コイルばね15を空気室17bよりも径方向内方に配置しているが、空気室17bから気密状態に隔離可能な位置であれば、これに限定されるものではなく、他の任意の位置に配置することにしてもよい。
また、本実施形態においては、ダイレクトドライブ方式の回転テーブル装置1を例示したが、駆動方式はこれに限定されるものではなく、ウォームギヤ方式等、他の駆動方式の回転テーブル装置や、駆動機構を持たない回転テーブル装置を採用してもよい。
また、クランプ機構8の駆動方式を空気圧駆動方式としたが、これに代えて、油圧駆動方式等、空気以外の作動流体を用いたクランプ機構8を採用することにしてもよい。
1 回転テーブル装置
2 ハウジング(ベース部材)
3 ケース(ベース部材)
5 シャフト(回転部材)
7 ブレーキディスク
8 クランプ機構
11 リアプレート(ベース部材)
12 ピストン
13 クランプ部材(ベース部材)
14 スプリングディスク(板ばね)
15 コイルばね
17a,17b 空気室(作動流体室)
18,19 設置スペース
O 中心軸線(軸線)

Claims (3)

  1. ベース部材と、
    該ベース部材に対して所定の軸線回りに回転可能に支持された回転部材と、
    該回転部材に固定されたブレーキディスクと、
    該ブレーキディスクをクランプして前記回転部材を前記ベース部材に対して静止状態に維持するクランプ機構とを備え、
    該クランプ機構が、作動流体によって、前記ブレーキディスクを板厚方向に押圧するクランプ位置と、前記ブレーキディスクから離間したアンクランプ位置との間で、前記ベース部材に対して前記軸線に沿う方向に移動可能に取り付けられたピストンと、該ピストンおよび前記ベース部材に固定され、弾性変形の復元力によって前記ピストンを前記クランプ位置の方向に付勢する板ばねと、前記ピストンと前記ベース部材との間に配置され、弾性変形の復元力によって前記ピストンを前記クランプ位置の方向に常時付勢するコイルばねとを備える回転テーブル装置。
  2. 前記ピストンを駆動する前記作動流体を流入させる作動流体室を備え、
    前記コイルばねが、前記作動流体室に対して気密状態に区画された設置スペース内に配置されている請求項1に記載の回転テーブル装置。
  3. 前記ピストンを駆動する前記作動流体を流入させる作動流体室を備え、
    前記コイルばねが、前記作動流体室につながる設置スペース内に配置されている請求項1に記載の回転テーブル装置。
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