JPH0880130A - 屋上等の緑化法 - Google Patents

屋上等の緑化法

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JPH0880130A
JPH0880130A JP6244899A JP24489994A JPH0880130A JP H0880130 A JPH0880130 A JP H0880130A JP 6244899 A JP6244899 A JP 6244899A JP 24489994 A JP24489994 A JP 24489994A JP H0880130 A JPH0880130 A JP H0880130A
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water
tank
planting
greening
basket
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JP6244899A
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Kazuhiko Hayamizu
和彦 速水
Masayuki Yanagi
雅之 柳
Hiroyuki Takasago
裕之 高砂
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Kajima Corp
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Kajima Corp
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    • Y02P60/216

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  • Hydroponics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 建造屋上や高速道路のグリーンベルト等の緑
化を簡易且つ自由に行なう。 【構成】 建物屋上や道路脇等の緑化を行なうにさい
し,高さの低い側壁をもつ遮水槽を緑化を意図する面に
施設し,この遮水槽内に多孔質培土を高々30cm若し
くはそれ以下の厚みで敷き詰めると共にこの多孔質培土
層内に給水パイプおよび排水パイプを施設することによ
って植栽ベットを構成し,通水性の底をもつ平板状のカ
ゴ内に粒状多孔質資材を入れたうえこれに植物を植栽し
た植栽カゴカセットの必要数を前記の植栽ベットの上に
載置し,前記の遮水槽の外に設置した貯水槽と前記の遮
水槽とを通水配管して遮水槽内の水位レベルを所定の範
囲に制御することを特徴とする屋上等の緑化法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,建物屋上や道路のグリ
ーンベルト帯を人工的に簡易且つ自由に緑地化する方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】建物の屋上緑化法は,最も一般的には鉢
植え植物を置く方法があるが,緑化には限度があるの
で,軽量薄型の植栽ベットを屋上のスラブ面に施設し,
その底面から毛細管現象を利用して植物に補水する方法
が知られている。
【0003】また,薄型の人工培地シートを屋上スラブ
面に敷き,この培地シートに養水分を自動供給して芝生
を生育させる方法も知られている。
【0004】道路のグリーンベルト帯の緑化は,天然の
土壌に近いものを人工的に造り,これに各種の植物を植
え込む方法が一般であり,雨水による水補給が通常であ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】屋上やグリーンベルト
を緑化する従来の技術では,多様な植物を自由に取替可
能に植栽することは一般に困難である。またその緑化は
植物の生育に左右されるので緑化までに時間がかかり,
緑化面を任意に整形することもままならないと言う問題
がある。
【0006】本発明は,このような問題を解決し,自在
に植物の取替ができ且つ育成管理も容易な緑化法の開発
を目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば,建物屋
上や道路脇等の緑化を行なうにさいし,高さの低い側壁
をもつ遮水槽を緑化を意図する面に施設し,この遮水槽
内に多孔質培土を高々30cm若しくはそれ以下の厚み
で敷き詰めると共にこの多孔質培土層内に給水パイプお
よび排水パイプを施設することによって植栽ベットを構
成し,通水性の底をもつ平板状のカゴ内に粒状多孔質資
材を入れたうえこれに植物を植栽した植栽カゴカセット
の必要数を前記の植栽ベットの上に載置し,前記の遮水
槽の外に設置した貯水槽と前記の遮水槽とを通水配管し
て遮水槽内の水位レベルを所定の範囲に制御することを
特徴とする屋上等の緑化法を提供する。
【0008】
【作用】本発明は,遮水槽と多孔質培土とからなる定置
型の植栽ベットと取替可能な植栽カゴカセットとの組合
わせで屋上やグリーンベルト等を緑化するものであり,
定置型植栽ベットの上に該植栽カゴカセットを載置する
だけで緑化が完成する。植栽カゴカセットは植物生育施
設で速成的に各種の植物を生育させ,この生育した植物
を搭載したカゴカセットを定置植栽ベットにまで搬送し
てセットすることにより,あらゆる植物を自在に植栽で
き取替も自在である。
【0009】定置型の植栽ベットは,多孔質培土を遮水
槽内に装填することによって形成され,その保水量は別
途に設置した貯水槽からの給水と排水を制御することに
行われるので,その保水量が自動管理できる。そのさ
い,養分や施肥管理も貯水槽からの給水時に併せて行な
うことができる。
【0010】遮水槽の多孔質培土に植栽カゴカセットを
載置すると,多孔質培土に保有されている養水分は毛細
管現象によって植栽カゴカセットの通水底を通じてその
上の粒状多孔質資材に吸い上げられる。また遮水槽の水
位レベルの調節によって植栽カゴカセットに直接給水す
ることもできる。このため,植栽カゴカセットが遮水槽
に上置きされるだけで,植物に養水分がゆきわたる。
【0011】植栽ベットに装填する多孔質培土は,天然
または人工の多孔質軽量資材例えばカヌマ土,細粒軽
石,バーミキュライト,パーライト等を単独または複合
して使用する。そのさい細粒の活性炭やゼオライトを混
合することにより,水質の悪化を抑制することができ
る。この多孔質培土の厚みは30cm以下でよい。
【0012】植栽カゴカセットに装填する粒状多孔質資
材,植栽ベットのものと同様に,天然または人工の多孔
質細粒軽量資材例えばバーミキュライト,パーライト等
の無機改良資材の造粒物,ピートモス等の有機改良資材
を用いる。
【0013】本発明法おいて,植栽ベットに載置された
植栽カゴカセットの水分補給は,植栽ベットの水位を間
欠的に上下させるという動作で行なうことができる。す
なわち,植栽ベットの水位を適当な間隔をあけて上昇さ
せることにより,その上の植栽カゴカセットの粒状多孔
質資材に直接的にまたは毛細管現象により適量の水分を
上昇させ,また植栽ベットの水位を下げることによっ
て,植栽カゴカセットの粒状多孔質資材中の湿分を低下
させて空気と触れる機会を多くして根圏部に酸素を補給
することができる。
【0014】また,この間欠的な水位の上下動によっ
て,長時間の水の滞留を防止することができ,水のくさ
れ防止と酸素供給ができるので,根部を正常な状態に維
持することがてきる。
【0015】なお,植栽ベットの水位上昇による前記の
ような作用は,植栽ベットには装填する培土を下層から
上層に向けてその粒度を細かくし,また植栽カゴカセッ
トの資材については,上層から下層にむけてその粒度を
細かくするように装填することによって,一層効果的に
作用することになる。
【0016】以下に図面に示した実施例に従って本発明
を具体的に説明する。
【0017】
【実施例】図1は本発明に従う緑化法を図解的に示した
もので,遮水槽と多孔質培土からなる定置型の保水ベッ
ド1に植栽カゴカセット2を載置寸前の状態を示し,図
2はその略断面を示している。植栽カゴカセット2は,
図の状態から植栽ベット1の上に載置されることによ
り,植栽カゴカセット2の各植物がその位置に定植され
ることになる。
【0018】これらの図に見られるように,植栽ベット
1は,高さの低い遮水性側壁3,4と遮水性底5をもつ
遮水槽に多孔質培土6を高々30cm若しくはそれ以下
の厚みで敷き詰めることによって構成され,この多孔質
培土層6内に給水パイプ7,排水パイプ8および過剰排
水パイプ9が施設さている。図示の例では,この植栽ベ
ット1は平面的にみたときに一方の方向に長く延びる長
方形の形態を有しており,この長手方向に沿って前記の
パイプ類が埋設されている。また遮水槽の底5は,長手
方向に延びる中心線上が最深部となるように両側からゆ
るい傾斜を有しており,この最深部に沿って過剰排水パ
イプ9が施設され,その両脇の層下方に給水パイプ7と
排水パイプ8が施設されている。これらのパイプはいず
れも透水性の小孔が管壁に多数設けられた多孔パイプで
あり,これらの孔を通じて周囲との間で水の出入ができ
るものである。
【0019】一方,植栽カゴカセット2は,持ち運び可
能な大きさを有したもので,底面が通水性材料9で形成
された平板状のカゴに粒状多孔質資材11を装填し,こ
のカゴ内の粒状多孔質資材11に植物12を植栽したも
のである。底面の通水性材料10はメッシュが使用され
ているが,このメッシュでは粒状多孔質資材11がふる
い落ちるような場合には,このメッシュの上にロックウ
ール13を薄く敷いたうえで粒状多孔質資材11が敷き
詰めてある。
【0020】このように構成された植栽カゴカセット2
は,その必要数を図1に見られるように,植栽ベット1
の上に並べ置くことによって,植栽ベット1のほぼ全面
積が緑化できることになる。図1の例では,植栽ベット
1の長手方向に植栽カゴカセット2を並べ置く場合を示
している。
【0021】図3〜図5は,緑化を意図する位置例えば
建物屋上に植栽ベット1を施設する場合の例を示したも
ので,図3は設置面13の表面上に遮水槽を上置きした
例であり,この場合には,植栽ベット1はその位置が決
められてはいるが固定はされていないので,その移動は
可能であり,意図する場所に自由に設置できる。図4は
設置面13の表面より半埋込み式に遮水槽を設置した
例,そして図5は設置面13に遮水槽を埋込み型に設置
した例を示している。
【0022】図6は植栽ベット1の保水量の管理方法を
説明するための略断面図であり,図7は同じく略平面図
である。これらの図に示すように,植栽ベット1に近接
して貯水槽15が設置され,この貯水槽15から植栽ベ
ット1内に施設した給水パイプ7に制御弁16を介して
水配管がなされている。また植栽ベット1内に施設した
排水パイプ8がポンプ17を介して貯水槽15に接続さ
れている。
【0023】貯水槽15には給水源18からポールタッ
プ(図示しない)を介して適量の水が補給される。そし
て,制御弁16の開成により,貯水槽15内の水は多孔
給水パイプ8から植栽ベット1内の多孔質培土6内に放
出される。また,ポンプ17の駆動により,多孔質培土
6内の水は多孔排水パイプ8を通じて貯水槽15に戻さ
れる。他方,降雨時のような系外の水が多量に植栽ベッ
ト1内に流入したときはポンプ19を稼動することによ
り過剰排水パイプ9を通じてベット1外に排出され,こ
れは排水口20に放出される。なお,貯水槽15には養
分タンク20から適宜養分が添加され,場合によっては
肥料も添加される。
【0024】図8は,前記のように植栽ベット1に給排
水する場合の保水量制御を行なうための機器配置を示し
たものである。植栽ベット1の多孔質培土層6内には,
上部水位センサー21と下部水位センサー22が埋設さ
れ,これらの検出値は制御盤23に入力される。制御盤
23は,これらの検出値に従って制御弁16に対しては
開度操作信号を,またポンプ17に対してその発停操作
信号を出力する。
【0025】この制御は基本的にはタイマー駆動による
間欠動作で行なう。すなわち,決められた制御動作時間
帯において,下部水位センサー22が水面を検知すると
制御弁16を開成して貯水槽18内の水を多孔質培土層
内に流入させ,上部水位センサー21が水面を検知する
と制御弁16を閉じ,ポンプ17を駆動して,多孔質培
土層内の水を貯水槽18に戻す。これをタイマーにより
所定の時間間隔で行なうことにより,多孔質培土層の全
体が保水状態となる。そして,この保水状態にある多孔
質培土6から植栽カゴカセット2内の粒状多孔質資材1
1に毛細管現象によって水分が適宜上昇する。
【0026】かような制御動作時間帯は,夏期・冬期・
中間期,昼間・夜間,植物の種類,地域環境等に応じて
定められるが,要するところ,多孔質培土層6内の水位
を間欠的に上下させることによって,植栽カゴカセット
2の粒状多孔質資材に必要量の水を下方より補給できる
ように決められる。
【0027】また,植栽カゴカセット2内の粒状多孔質
資材11内にも水分センサー24を適宜設置することに
より,この粒状多孔質資材11内の水分を把握し,前記
の水位の間欠的な上下動作制御の判断基準とする。ま
た,貯水槽内の水は繰り返し利用されるので,必要に応
じて貯水槽内でエアーレーションを行い,水のくされを
防止する。
【0028】以上のような間欠的な給排水を行なうと,
常時水が滞留するのに比べ,大気中からの酸素の補給が
なされるという効用がある。これによって,植物の根部
が腐敗するのを防止すると共に根部に必要量の酸素窒素
を供給できるようになる。
【0029】このような水量制御は降雨時には全く機能
しないので,降雨時はかような制御を休止し,もっぱら
過剰水の排出動作を行なう。このため,植栽ベット1内
の多孔質培土層6の適当な高さ位置に水位センサー25
を設置しておき,この水位センサー25が液面を検出す
ると制御盤がポンプ19に操作信号を出力してこのポン
プ19を駆動し,水位制御25の位置を超える液面が多
孔質培土6内で生じないように,過剰水を排水口20に
放出する。この降雨時の動作は電源切換えによって前記
通常の保水量制御動作より優先させる。
【0030】かような保水量制御に加えて,培地構造を
植物の種類に環境に応じて適切に調節することも肝要で
ある。例えば耐乾・好気性植物の場合は,植栽ベットの
上層部と植栽カゴカセットの下層部は比較的細粒の資材
を用いて毛細管現象が生ずるようにするが,植栽カゴカ
セットの上層部および中間部では比較的粒径の大きい資
材を用いて通気性を確保する。また,湿性・偏嫌気性植
物では植栽カゴカセットの資材は全体的に細粒とし,植
栽ベットの上層部を細粒,その下層部を粗粒として給排
水制御性を良好としておく。さらに,植物の種類や環境
に応じて上部水位センサーの高さ位置を調節したり,間
欠給水の時間の長短を調節することによって該変化に対
応する。
【0031】いずれにしても,植栽ベットの上層部と植
栽カゴカセットの下層部はともに細粒の資材を用いて両
者間で毛細管現象で水の上昇が生するようにしておくの
が好ましい。植栽カゴカセットの底部の通水性材料10
は,水の上昇の妨げにならないものとしてメッシュを使
用するのが好ましいが,カゴカセット内の土壌資材と植
物の荷重を支持する強度を確保するために,カゴカセッ
トの底部に適当な間隔で補強杆を取付け,これにメッシ
ュを貼付けれるのがよい。また,メッシュ10からカゴ
カセット内の細粒が落下するのを防止するために,繊維
状の材料例えばロックウールや吸水性シート13等をメ
ッシュ10の上に適当な厚さで敷きつめてから土壌資材
11を装入する。
【0032】植栽ベット1に装填する多孔質培土6とし
ては,天然または人工の保水機能をもつ多孔質軽量資材
例えばカヌマ土,細粒軽石,バーミキュライト,パーラ
イト等を単独または複合して使用し,前述のように最上
層ほど粒径を小さくし,下層ほど粗粒にする。また,細
粒の活性炭やゼオライトを混合することにより,水質の
悪化を抑制することができる。いずれにしても,植栽ベ
ット1に装填する保水性資材の厚みは5〜30cmの範
囲であればよい。水位を間欠的に上下させる本発明法に
よれば,30cmを超える厚みは必要ではなく,30c
m以下でも充分に植栽ベットとして機能する。しかし5
cm未満では上下動作による機能が充分に果たせないの
で5cm以上の厚みは必要である。
【0033】本発明に従えば,このように植栽ベット1
の厚みを薄くできるが,このことは重量負荷が小さくな
る点で,さらに施行性も良好となる点でとくに屋上緑化
には有利となる。
【0034】植栽カゴカセット2に装填する土壌資材と
しては,植栽ベットのものと同様のものが使用できる
が,さらにピートモス等の保水性の高い有機改良資材を
用いることもでき,緩効性複合肥料を適宜添加する。こ
の植栽カゴカセット2を構成するための側壁材料や底メ
ッシュ補強用桟材として,軽金属を使用することもでき
るが軽量化のために高分子樹脂材料が適切である。
【0035】なお,植栽カゴカセット2の形状は,図例
の長方形状が最も扱い易いが,特にこれに限られること
はない。いずれにしても,本発明法では底部のメッシュ
の強度の関係と搬送の自由性とからその大きさは自ずと
制限される。例えば側壁の高さは10〜25cm程度
で,植栽面積は50×100cm〜100×200cm
程度が適切である。また植栽ベット1についても,図示
の長尺的な平面形状に限られるものではなく,緑化現場
の地形や構造に応じた形状とすることができ,場合によ
ってはユニット化してこれを現場に搬送して据付けても
よい。グリーンベルトの場合には,図示のような長尺的
な植栽ベットを一列または数列に長手方向に必要数だけ
連結し,適当な間隔位置で貯水槽を設けることによっ
て,長距離に対応できる。
【0036】緑化作業にあたって,植栽ベットに乗せた
植栽カゴカセットに緑化現場で播種して植物を栽培する
ことも可能であるが,別途,植物育成施設で植栽カゴカ
セットに植物を速成し,これを植栽ベットを施設した現
場に搬送してそのまま上載せして設置することにより,
植栽の簡易性と取替性並びに育成管理の合理性が充分に
発揮できる。
【0037】
【発明の効果】以上のように,本発明法によるとカセッ
ト交換方式により多様な緑化植物の自由な栽培が可能と
なり,各種建物の屋上緑化並びに屋上農園さらには高速
道路のグリーンベルト等の形成が簡易且つ自由に行なう
ことができ,その管理も容易となる。
【0025】また,植栽ベットでの水位レベルの間欠的
な上下動によって,間欠的に植物の根圏には充分な水が
供給されるともに,常に酸化的な状態が維持されるの
で,植物の種類・季節・地域気候等に応じて,最も適切
な養水分補給ができるという優れた効果を発揮する。ま
た,これにより乾燥地,半湿性地,灌水地での緑化も可
能となり,場合によって屋上農園も簡単にできる。屋上
農園として利用した場合には,隔離農地となるのでまた
人工培地であるので,病害虫発生や雑草発生のおそれが
少なく,清浄・低農薬食料としての食用植物の生産がで
き,レクレーション効果もある。
【0026】加えて,植物のカセット交換方式により,
ワイルドフラワーや低花木など,これまでグリーンベル
ト等ではあまり適切ではないとされていた植物でも自在
に栽培可能となり,修景の自由度が高まり景観を向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う植栽ベットと植栽カゴカセットの
例を示す斜視図である。
【図2】本発明に従う植栽ベットと植栽カゴカセットの
例を示す略断面図である。
【図3】本発明に従う植栽ベットを建物屋上に上置きし
た状態を示す略断面図である。
【図4】本発明に従う植栽ベットを建物屋上に半埋込み
式に設置した状態を示す略断面図である。
【図5】本発明に従う植栽ベットを建物屋上に埋込式に
設置した状態を示す略断面図である。
【図6】植栽ベット水量の管理方法を説明するための機
器配置略断面図である。
【図7】植栽ベット水量の管理方法を説明するための機
器配置略平面図である。
【図8】植栽ベットに給排水する場合の水量制御を行な
うための機器配置略断面図である。
【符号の説明】
1 植栽ベット 2 植栽カゴカセット 3,4 植栽ベットの側壁 5 植栽ベットの底 6 植栽ベットの多孔質培土 7 給水パイプ 8 排水パイプ 9 過剰排水パイプ 10 植栽カゴカセット底部の通気性材料(メッシュ) 11 植栽カゴカセットの粒状多孔質資材 12 植物 13 ロックウール 15 貯水槽 16 給水制御弁 17 ポンプ 19 雨水排水ポンプ 20 養分タンク 21 上部水位センサー 22 下部水位センサー 23 制御盤 24 水分センサー 25 水位センサー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物屋上や道路脇等の緑化を行なうにさ
    いし,高さの低い側壁をもつ遮水槽を緑化を意図する面
    に施設し,この遮水槽内に多孔質培土を高々30cm若
    しくはそれ以下の厚みで敷き詰めると共にこの多孔質培
    土層内に給水パイプおよび排水パイプを施設することに
    よって植栽ベットを構成し,通水性の底をもつ平板状の
    カゴ内に粒状多孔質資材を入れたうえこれに植物を植栽
    した植栽カゴカセットの必要数を前記の植栽ベットの上
    に載置し,前記の遮水槽の外に設置した貯水槽と前記の
    遮水槽とを通水配管して遮水槽内の水位レベルを所定の
    範囲に制御することを特徴とする屋上等の緑化法。
  2. 【請求項2】 遮水槽内の水位レベルを,該槽への給排
    水の断続により間欠的に上下させ,この水位の上下動に
    よって植栽カゴカセット内の粒状多孔質資材に水分を間
    欠的に補給する請求項1に記載の緑化法。
  3. 【請求項3】 植栽カゴカセットの粒状多孔質資材層内
    に水分センサーが取付けられ,この水分センサーの検出
    値に基づいて遮水槽への給水と排水を断続させる請求項
    2に記載の緑化法。
  4. 【請求項4】 遮水槽内に過剰に滞留した雨水は排水パ
    イプを通じて貯水槽外に排出され請求項1,2または3
    に記載の緑化法。
  5. 【請求項5】 貯水槽には主養分または農薬が添加され
    る請求項1,2,3または4に記載の緑化法。
JP6244899A 1994-09-14 1994-09-14 屋上等の緑化法 Pending JPH0880130A (ja)

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