JPH0879961A - ディジタルリレー用整定値メモリーの分割使用方法 - Google Patents

ディジタルリレー用整定値メモリーの分割使用方法

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JPH0879961A
JPH0879961A JP6210330A JP21033094A JPH0879961A JP H0879961 A JPH0879961 A JP H0879961A JP 6210330 A JP6210330 A JP 6210330A JP 21033094 A JP21033094 A JP 21033094A JP H0879961 A JPH0879961 A JP H0879961A
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JP
Japan
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sum
stored
ram
value
nonvolatile ram
Prior art date
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Pending
Application number
JP6210330A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Ono
隆之 小野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
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  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ディジタルリレーに使用している不揮発RAM
に部分的な欠陥が有るのを発見すれば、この欠陥部分を
避けて使用することにより電力系統の運転中断や当該リ
レーの交換などを極力回避できるようにすることにあ
る。 【構成】不揮発RAM5を予め複数の領域に分割してお
き、バッファRAM3から転送されたデータを第1の領
域に格納する。第1領域の格納データを読み出してサム
チェックをした結果が不一致ならばこの第1領域に欠陥
有りと判断するが、不揮発RAM5の不良警報は出力せ
ず、バッファRAM3のデータを不揮発RAM5の第2
の領域に転送してそのまま使用を継続する。第2領域に
欠陥が生じれば第3の領域へと順次データの転送を続け
て、全ての領域で欠陥を生じた場合にのみ不揮発RAM
5の不良警報を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ディジタルリレーに
備えている不揮発性メモリーを複数の領域に分割するこ
とで、当該不揮発RAMの部分的な故障に対応できるデ
ィジタルリレー用整定値メモリーの分割使用方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電力系統の電圧・電流などの電気量を検
出して、この電気量が予め定めている範囲を外れた場合
は、この電力系統に異常が生じたと判断して警報や適切
な処置を施す指令を発する等により当該電力系統を保護
するのが保護リレーである。従来の保護リレーは検出し
たアナログ量の電気量をそのまま処理をしていたが、最
近は入力する電気量をディジタル量に変換して処理動作
を行うディジタルリレーが多用されるようになってきて
いる。ディジタルリレーはアナログリレーに比べて処理
速度を向上できるし高精度の処理が行えるので、電力系
統の複雑化に伴って高度な処理動作が要求されるように
なってきているが、この要求の高度化にも対応すること
が可能になる。
【0003】ディジタルリレーの動作の概略は次のとお
りである。即ち、電力系統から入力するアナログ量の交
流信号を一定の時間間隔でサンプリングした後、アナロ
グ/ディジタル変換器によりディジタル量に変換して内
蔵しているマイクロコンピュータに与える。マイクロコ
ンピュータはこれら交流入力信号と、当該ディジタルリ
レーに内蔵したメモリーが記憶している整定値とを演算
処理することにより、保護動作を実現する。この整定値
がディジタルリレーの特性を決める役割を果たしてい
る。
【0004】図3はディジタルリレーの従来のメモリー
の使用方法を示したブロック図である。前述したよう
に、当該ディジタルリレーの特性を決める複数(図3で
はN個)の整定値が整定操作部2の指令に従って、順次
バッファランダムアクセスメモリー(以下ではバッファ
RAMと記述する)3へ入力する。このときN個の整定
値の総和であるサム値も計算する。このサム値もバッフ
ァRAM3へ格納する。全ての整定値とそのサム値との
バッファRAM3への整定操作が完了すれば、これらは
一括して電気的に書換え可能で電源がオフしても記憶を
喪失しないランダムアクセスメモリー(以下では不揮発
RAMと記述する)4へ転送する。不揮発RAM4は停
電しても書き込んだデータを保持することができるし、
整定値を変更したい場合は書換えも可能であるから、電
力系統を保護するディジタルリレーに使用してその機能
を満足させることができる。
【0005】図4は図3で既述のディジタルリレーの従
来のメモリーの使用方法を示したフローチャートであ
る。図4のフローチャートにおいて、各整定値はバッフ
ァRAM3に格納(処理11)されるが、更に各整定値
のサム値も演算して当該バッファRAM3に格納(処理
12)され、次いで各整定値とサム値とを不揮発RAM
4へ転送(処理13)する。データ読み出し指令が発令
(処理14)されると不揮発RAM4に格納した各整定
値を読み出し(処理15)、この読み出した各整定値の
サム値を演算(処理16)する。読み出した各整定値か
ら演算したサム値と不揮発RAM4に格納してあるサム
値とが一致するか否かのサムチェック(判断18)を行
うが、不一致ならば不揮発RAM4不良の警報信号が発
令(処理17)となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】不揮発RAM4は停電
しても記憶したデータを維持できるしデータの書換えも
可能であるとは言うものの、データ保持年数には限度が
あるし、データの書換え回数にも制限がある。即ち寿命
を越えて使用することは出来ない。又、不揮発RAM4
の部分的な欠陥のために寿命が到来するよりも前に記憶
したデータが損なわてしまうこともある。サムチェック
はこのような寿命の到来や欠陥の発生を検出する方法と
して使われている。不揮発RAM4に不良部分があれば
当該ディジタルリレーはその機能を発揮できないから電
力系統に異常を生じても保護できないので、大事故にな
る恐れがある。よってディジタルリレーを良品と交換す
るか、それとも電力系統の運転を一時中止して不良の不
揮発RAM4を交換しなければならない。即ち、不揮発
RAM4にごく僅かの欠陥部分があるだけで電力系統の
運転中断のような大きな損失を発生してしまう。
【0007】そこでこの発明の目的は、ディジタルリレ
ーに使用している不揮発RAMに部分的な欠陥が有るの
を発見すれば、この欠陥部分を避けて使用することによ
り電力系統の運転中断や当該リレーの交換などを極力回
避できるようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めにこの発明のディジタルリレー用整定値メモリーの分
割使用方法は、ディジタルリレーの特性を決める複数の
整定値の総和であるサム値を演算し、これら各整定値と
サム値とを順次バッファRAMに格納する操作が終了す
れば、これら格納データを一括して不揮発RAMに転送
し、特定の時点で前記不揮発RAMに格納した各整定値
データを読み出してその総和を演算し、この演算された
総和と当該不揮発RAMに格納されているサム値とを比
較するサムチェックを行い、このサムチェックの結果が
不一致ならば、前記バッファRAMに格納していたデー
タを前記不揮発RAMの空白の領域に転送し直すものと
する。
【0009】又は、不揮発RAMの領域を複数に分割
し、ディジタルリレーの特性を決める複数の整定値の総
和であるサム値を演算し、これら各整定値とサム値とを
順次バッファRAMに格納する操作が終了すれば、これ
ら格納データを一括して前記不揮発RAMの複数の領域
のうちの任意の領域に転送し、特定の時点で前記不揮発
RAMの前記任意領域に格納した各整定値データを読み
出してその総和を演算し、この総和演算値と当該不揮発
RAMに格納されているサム値とを比較するサムチェッ
クを行い、このサムチェックの結果が不一致ならば、前
記バッファRAMに格納していたデータを前記不揮発R
AMの他の領域に転送する操作を、当該不揮発RAMの
分割した領域が無くなるまで繰り返すものとする。
【0010】
【作用】不揮発RAMの容量は、一般にディジタルリレ
ーに記憶する必要がある整定値に対して充分に大きな余
裕を有するから、バッファRAMから転送された整定値
やサム値を格納しても、大きな空白の領域が存在(図3
参照)する。又、不揮発RAMは寿命が到来する以前な
らば欠陥は極めて僅かな部分に限定されるのが通常であ
る。よって不揮発RAMを複数の領域に分割しておき、
任意の領域に格納した整定値のサムチェックが不一致な
らば他の領域にデータを格納する。この領域に欠陥があ
ることを検出すれば更に別の領域へと順次データを格納
する領域を変更する。不揮発RAMの全ての領域が不良
であることが判明した場合にのみ不揮発RAM不良警報
を出力させる。
【0011】
【実施例】図1は本発明の実施例を表したブロック図で
ある。この図1の実施例において、整定操作部2の整定
操作によりバッファRAM3へ複数の整定値とそのサム
値とを格納するのは図3で既述の従来例の場合と同じで
ある。本発明では不揮発RAM5を、格納するデータの
大きさに対応して複数の領域(図1ではM個)に分割し
て、どの領域でもデータを格納できるようにしておく。
従って図3の従来例の不揮発RAM4のように空白の領
域は無い(或いは僅かな空白領域が残るのみである)。
【0012】不揮発RAM5に設けている領域ポインタ
の指示に従って、バッファRAM3に格納した複数の整
定値とそのサム値(整定値とそのサム値の図示は省略し
ているが、その内容は図3の場合と同じ)は例えば第1
領域へ転送されるが、サムチェックの結果が不一致であ
ってもこれは第1領域に欠陥があるのが判明しただけで
あって、不揮発RAM5の不良とは見做さない。そこで
領域ポインタはバッファRAM3の格納データを第2領
域へ転送する指令を発する。
【0013】前述したようにサムチェックの結果が不一
致であるならば、バッファRAM3の格納データは順次
別の領域へ転送され、すべての領域でサムチェックの結
果が不一致になった時点で当該不揮発RAM5の不良警
報が出力される。図2は図1で既述の実施例の動作を表
したフローチャートであるが、図4のフローチャートで
説明した動作と同じ動作をする部分の説明は省略する。
【0014】図2のフローチャートでは、領域ポインタ
(図1参照)に対応するのが判断31〜33であって、
判断34〜36の判定に従ってデータを格納する領域を
順次指示している。指定する領域が無くなった(判断3
3)場合、或いは領域M(最終領域)でのサムチェック
の結果が不一致(判断36)の場合にのみ、論理和素子
41を介して不揮発RAMの不良警報が出力される。
尚、図2のフローチャートが複雑になるのを避けるため
に、データ読み出し指令(図4における処理14に対応
するもの)の図示は省略している。
【0015】
【発明の効果】従来のディジタルリレーではサムチェッ
クにより不揮発RAMの欠陥が検出されると、この欠陥
が部分的なものであって、健全な部分を使用すればディ
ジタルリレーはその機能を発揮できる場合でも不良警報
が出力されてしまっていたが、本発明によれば、不揮発
RAMを予め複数の領域に分割しておき、整定値とサム
値などのデータは任意の1つの領域に纏めて格納する。
ここでデータを格納した領域に部分的な欠陥があるのを
検出すれば、バッファRAMに格納データを他の健全な
領域へ転送させる。新たな領域に欠陥が無ければ当該デ
ィジタルリレーはそのまま使用を継続するし、この新た
な領域に欠陥を生じれば更に別の領域へデータを転送し
て、ディジタルリレーは使用を継続するから、不揮発R
AMの僅かな部分的な欠陥で電力系統の運転を中断して
ディジタルリレーを補修したり交換したりする不都合を
回避できる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を表したブロック図
【図2】図1で既述の実施例の動作を表したフローチャ
ート
【図3】ディジタルリレーの従来のメモリーの使用方法
を示したブロック図
【図4】図3で既述のディジタルリレーの従来のメモリ
ーの使用方法を示したフローチャート
【符号の説明】
2 整定操作部 3 バッファRAM 4,5 不揮発RAM 11〜17 処理 18 判断 21〜29 処理 31〜36 判断 41 論理和素子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディジタルリレーの特性を決める複数の整
    定値の総和であるサム値を演算し、これら各整定値とサ
    ム値とを順次バッファランダムアクセスメモリー(バッ
    ファRAM)に格納する操作が終了すれば、これら格納
    データを一括して電気的に書換え可能で電源がオフして
    も記憶を喪失しないランダムアクセスメモリー(不揮発
    RAM)に転送し、特定の時点で前記不揮発RAMに格
    納した各整定値データを読み出してその総和を演算し、
    この演算された総和と当該不揮発RAMに格納されてい
    るサム値とを比較するサムチェックを行い、このサムチ
    ェックの結果が不一致ならば、前記バッファRAMに格
    納していたデータを前記不揮発RAMの空白の領域に転
    送し直すことを特徴とするディジタルリレー用整定値メ
    モリーの分割使用方法。
  2. 【請求項2】電気的に書換え可能で電源がオフしても記
    憶を喪失しないランダムアクセスメモリー(不揮発RA
    M)の領域を複数に分割し、ディジタルリレーの特性を
    決める複数の整定値の総和であるサム値を演算し、これ
    ら各整定値とサム値とを順次バッファランダムアクセス
    メモリー(バッファRAM)に格納する操作が終了すれ
    ば、これら格納データを一括して前記不揮発RAMの複
    数の領域のうちの任意の領域に転送し、特定の時点で前
    記不揮発RAMの前記任意領域に格納した各整定値デー
    タを読み出してその総和を演算し、この総和演算値と当
    該不揮発RAMに格納されているサム値とを比較するサ
    ムチェックを行い、このサムチェックの結果が不一致な
    らば、前記バッファRAMに格納していたデータを前記
    不揮発RAMの他の領域に転送する操作を、当該不揮発
    RAMの分割した領域が無くなるまで繰り返すことを特
    徴とするディジタルリレー用整定値メモリーの分割使用
    方法。
JP6210330A 1994-09-05 1994-09-05 ディジタルリレー用整定値メモリーの分割使用方法 Pending JPH0879961A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7654904B2 (en) 2002-11-15 2010-02-02 Nintendo Co., Ltd. Game machine, backup control program of game data and backup control method

Cited By (1)

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