JPH087987Y2 - ワーク位置決めポジショナー - Google Patents

ワーク位置決めポジショナー

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JPH087987Y2
JPH087987Y2 JP1990007881U JP788190U JPH087987Y2 JP H087987 Y2 JPH087987 Y2 JP H087987Y2 JP 1990007881 U JP1990007881 U JP 1990007881U JP 788190 U JP788190 U JP 788190U JP H087987 Y2 JPH087987 Y2 JP H087987Y2
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JP
Japan
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swing frame
frame
work
cylinder
motor
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JP1990007881U
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JPH03101394U (ja
Inventor
武一郎 向出
義幸 東
克則 北
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コマツエンジニアリング株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は、ワークを所定の複数の姿勢で保持するワー
ク位置決めポジショナーに関するものである。
《従来の技術》 自動化された溶接作業には、各種のワーク位置決めポ
ジショナーが使用されている。このポジショナーでワー
クの位置や姿勢を割り出すために採用されている機構と
しては、 シリンダとラックピニオンあるいはシリンダと位置
決めピンを組合せてテーブルを1分割ずつ割り出しする
機構 汎用モータでテーブルを回転させ、リミットスイッ
チ等のセンサで割り出し位置を検出してモータを停止さ
せ、位置決めピンで位置決めして割り出しする機構 サーボモータとロータリエンコーダ等のセンサとを
組み合わて予め設定されたパルス数(割り出し角度)を
位置制御コントローラで位置決めして割り出しする機構 等が用いられている。
《考案が解決しようとする課題》 しかし上記の機構は、テーブルの角度を1分割ピッ
チずつ送る構造であるから、例えば第1番目から第4番
目の位置にワークの位置を割り出したいとき、第2、3
と順次位置決めしてゆく必要があり、割り出し作業に時
間が長くかかるという問題がある。の機構は、前記の
ような問題はないが、ワークの形状により回転バランス
がくずれると、停止時の制動距離(停止指令から実際に
停止するまでの距離)がバラツキ易く、そのためにセン
サで実際の停止位置を検出して微調整するか又は充分大
きな先端テーパ部を有する位置決めピンを基準穴に挿入
して停止位置を修正した上で位置決めをしてやらなけれ
ばならないという問題がある。更にモータの停止位置の
バラツキを小さくするため、減速機で回転速度を遅くす
る必要があり、装置全体が高価になるという問題があ
る。の機構は、上記、の機構の問題点は解決され
るが、サーボモータや位置制御コントローラを必要と
し、非常に高価になるため特殊なものにしか採用されて
いない。
本発明は、安価でかつ割出し時間が短く、しかも割出
し精度が高いワーク位置決めポジショナーを提供するこ
とを課題としている。
《課題を解決するための手段》 本考案のワーク位置決めポジショナーは、ワークを固
定するテーブル9と、このテーブルを回転自在に支持す
る揺動フレーム8と、この揺動フレームの両側に突設さ
れた支持軸10、11を介して揺動フレーム8を揺動自在に
軸支する本体フレーム1と、テーブルを回転駆動するモ
ータ12と、揺動フレーム8を揺動駆動するシリンダとを
備えたワーク位置決めポジショナーにおいて、上記シリ
ンダを個別駆動可能な2個のシリンダ装置16、16のヘッ
ドエンド相互を固定して軸方向に連結したシリンダ集合
体15とし、このシリンダ集合体15の両側に延びるロッド
の先端を、揺動フレーム8に実質上一体かつ上記支持軸
10、11に平行に設けた揺動ピン17と本体フレーム1に植
立した基端ピン18とにそれぞれ枢支連結し、揺動フレー
ム8にはゼネバ歯車対25を内蔵してその原動軸26を前記
モータ12に連結すると共にその従動軸29を前記テーブル
9に連結したものである。
上記構造のポジショナーをアーク溶接に用いるとき
は、テーブル9の下面にアースケーブル35を接続した集
電リング31が押接させた構成が採用される。
《作用》 本考案のワーク位置決めポジショナーは、個別駆動可
能な2個のシリンダ装置16、16のヘッドエンド相互を軸
方向に連結したシリンダ集合体15でテーブル9を揺動さ
せるものであるから、2個のシリンダ装置を同時または
個別動作させることにより、テーブルを短時間で所望の
傾斜位置に正確に位置決めすることができ、溶接用ロボ
ットとの対応性を高めることができる。連結される2個
のシリンダ装置16のストロークを異ならせることによ
り、テーブル9を4段階の角度に割り出すことができ
る。
そしてこの考案のシリンダ集合体15は、2個のシリン
ダ装置16のヘッドエンド相互を固定して実質上一体のシ
リンダ集合体15とし、これを従来の1本のシリンダと同
様な構造で装着しているので、装置構造を極めて簡単か
つ安価にできる。
また本考案のワーク位置決めポジショナーは、テーブ
ル9の間歇回転運動をゼネバによる間歇回転機構25で行
わせたので、モータ12の停止位置が多少ばらついてもテ
ーブル9の回転角度が正確に割り出され、ワークの位置
を正確に割り出すことができる。しかも、例えば第1番
目から第4番目の回転位置にワークの位置を割り出した
いときには、モータ12を連続運転して間歇回転機構25の
原動軸26を3回転させることにより、第4番目のワーク
の角度を速やかに割り出すことができ、割り出し作業を
短時間に行うことができる。
また請求項2にかかるワーク位置決めポジショナーに
よれば、アーク溶接時のアース電流を集電リング31およ
びアースケーブル35を介して本体フレーム1の外に流す
ことができる。
《実施例》 図は本考案の一実施例を示したもので、第1図はポジ
ショナーの全体斜視図、第2図は正面図である。図中、
1はポジショナーの本体フレーム、2、3は本体フレー
ム1の側壁、4は中間壁、5は側壁2と中間壁4との間
に形成された空所、6、7は側壁2と中間壁4に設けら
れたベアリング、8は揺動フレーム、9は揺動フレーム
8に回転自在に支持されたテーブル、10、11は揺動フレ
ーム8の両側に突設された支持軸で、この支持軸10、11
がベアリング6、7を介して揺動フレーム8を空所5に
揺動自在に支持している。12はテーブル9を間歇回転さ
せるモータで、揺動フレーム8の下面に固定されてい
る。
14は中間壁4を貫通する支持軸11の先端に固着された
レバー、15は2個のシリンダ装置16、16を直列に連結し
てなるシリンダ集合体、17はレバー14の先端の揺動ピ
ン、18は中間壁4に植立した基端ピンで、シリンダ集合
体15の一方のシリンダ装置のロッドが基端ピン18に枢着
され、他方のシリンダ装置のロッドが揺動ピン17に連結
されている。19は揺動フレーム8の側面下方に設けられ
た受座、20は受座19に対向する位置で側壁2に設けられ
たピン、21はピン20を進退させるエアシリンダであり、
受座19は、揺動フレーム8のそれぞれの傾斜位置に対応
させて複数個設けられている。
揺動フレーム8は、シリンダ集合体15を構成するシリ
ンダ装置16、16を各別に進退させることにより、3つの
傾斜位置(2つのシリンダ装置のストロークを異ならせ
たときには4つの傾斜位置)で位置決め可能である。揺
動フレーム8が所望の位置に位置決めされたら、エアシ
リンダ21を作動してピン20を対応する受座19に嵌装し、
揺動フレーム8の傾斜位置を固定する。
第3図及び第4図はテーブル9の間歇回転機構を示し
たものである。23はテーブル駆動用モータ12に設けられ
た減速機、24は揺動フレーム8に装着された近接セン
サ、25は揺動フレーム8に内蔵されたゼネバ歯車対で、
第4図示の4等分ゼネバストップ機構である。ゼネバ歯
車対25は、モータ12から原動軸26に与えられた駆動力を
ピンローラ27及びセグメント板28を介して間歇運動に変
換して従動軸29に伝えるもので、従動軸29に固着された
テーブル9を間歇回転してワークを所望の角度に割り出
す。割り出された角度は、セグメント板28の端面と原動
軸26の外周面との摺接により固定される。従動軸29の割
り出し角度は、セグメント板28に設けられた溝の数によ
り決まり、原動軸26が1回転する毎に1分割ピッチずつ
割り出しされる。原動軸26の1回転は、揺動フレームに
設けられたセンサ24で検出される。精度を要する割り出
しの場合は、割り出し角度毎に凹所を設けた割り出し円
板を従動軸側に固着し、揺動フレーム8側にはこれに対
向させて位置決めピンを設け、テーブルを所望角度を割
り出したあとこの位置決めピンを割り出し円板の凹所に
押接すればよい。
第5図は集電機構を示したもので、集電リング31は、
揺動フレーム8に固着された固定リング32の上面に植設
されたガイドピン33で案内された状態で圧縮バネ34でテ
ーブル9の下面に押接されている。35は集電リング31に
接続されたアースケーブルである。集電リング31は、ア
ーク溶接時のアース電流を本体フレーム1の外に流すも
のである。
《考案の効果》 以上のように、本考案のワーク位置決めポジショナー
によれば、シリンダ集合体の個々のシリンダ装置を動作
させることにより、テーブルに固定されたワークを複数
の傾斜位置に速やかに且つ正確に位置決めすることがで
き、溶接用ロボットとの対応性を高めることができる。
また、テーブルの間歇回転運動をゼネバによる間歇回転
機構で行わせたので、モータの停止位置が多少ばらつい
てもワークの角度を正確に割り出すことができ、しかも
数ピッチ離れた割り出し位置への割り出し作業も短時間
に行うことができる。また、ゼネバ歯車対は各種市販さ
れておりしかも安価であるから、装置全体を安価に製造
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のワーク位置決めポジショナーの全体斜
視図、第2図は同正面図、第3図はテーブルの間歇回転
機構を示した断面図、第4図は第3図のA部断面図、第
5図は集電機構を示した断面図である。 図中、 1:本体フレーム、8:揺動フレーム 9:テーブル、10、11:支持軸 12:モータ、15:シリンダ集合体 16:シリンダ装置、17:揺動ピン 18:基端ピン、25:ゼネバ歯車対 26:原動軸、29:従動軸 31:集電リング

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワークを固定するテーブル(9)と、この
    テーブルを回転自在に支持する揺動フレーム(8)と、
    この揺動フレームの両側に突設された支持軸(10,11)
    を介して当該揺動フレームを揺動自在に軸支する本体フ
    レーム(1)と、前記テーブルを回転駆動するモータ
    (12)と、前記揺動フレームを揺動駆動するシリンダ
    (15)とを備えたワーク位置決めポジショナーにおい
    て、 上記シリンダは個別駆動可能な2個のシリンダ装置(1
    6,16)のヘッドエンド相互を固定して軸方向に連結した
    シリンダ集合体(15)からなり、このシリンダ集合体の
    両側に延びるロッドの先端が、前記揺動フレーム(8)
    に実質上一体かつ上記支持軸(10,11)に平行な揺動ピ
    ン(17)と本体フレーム(1)に植立した基端ピン(1
    8)とにそれぞれ枢支連結されており、前記揺動フレー
    ム(8)にはゼネバ歯車対(25)が内蔵されており、前
    記モータ(12)がこのゼネバ歯車対の原動軸(26)に連
    結され、前記テーブル(9)がこのゼネバ歯車対の従動
    軸(29)に連結されていることを特徴とする、ワーク位
    置決めポジショナー。
  2. 【請求項2】テーブル(9)の下面にアースケーブル
    (35)を接続した集電リング(31)が押接されているこ
    とを特徴とする、請求項1記載のワーク位置決めポジシ
    ョナー。
JP1990007881U 1990-01-30 1990-01-30 ワーク位置決めポジショナー Expired - Lifetime JPH087987Y2 (ja)

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JPH03101394U JPH03101394U (ja) 1991-10-22
JPH087987Y2 true JPH087987Y2 (ja) 1996-03-06

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS51124689U (ja) * 1975-04-05 1976-10-08
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