JPH0879657A - 頭部装着型ディスプレイ装置 - Google Patents

頭部装着型ディスプレイ装置

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JPH0879657A
JPH0879657A JP20670794A JP20670794A JPH0879657A JP H0879657 A JPH0879657 A JP H0879657A JP 20670794 A JP20670794 A JP 20670794A JP 20670794 A JP20670794 A JP 20670794A JP H0879657 A JPH0879657 A JP H0879657A
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JP
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half mirror
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head
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JP20670794A
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Akira Kawamura
彰 川村
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用者が観視する像の表示位置を上下への移
動が簡便で、ハーフミラーの反射効率の低下が起こりに
くい頭部装着型ディスプレイ装置を提供する。 【構成】 小型VTR部13から回路ボックス12を介
して、液晶ディスプレイ1aまたは1bで表示される像
は、ミラー2a、レンズ3a及びハーフミラー4、ある
いはミラー2b、レンズ3b及びハーフミラー4を介し
て、使用者は観視できる。ハーフミラー4を回転可能な
状態で支持する回転機構部を設けることで、ハーフミラ
ー4を回転させ、使用者が観視する像の表示位置の上下
移動が可能である。また、ハーフミラー4の反射層を二
枚の透明基板で挟むことで、上記反射層の表面の保護が
可能になり、この表面の状態が変化しないので、反射効
率の低下を防ぐことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヴァーチャルリアリテ
ィ等に使用される外界確認型の頭部装着型ディスプレイ
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来の頭部装着型ディスプレイ
装置の概略を示す図である。
【0003】図8において、筐体70内部の上方に液晶
ディスプレイ71が設置されている。レンズ72が光軸
が液晶ディスプレイ71の表示画面の中心を通るように
設置され、液晶ディスプレイ71からレンズ72を介し
て送られる透過光が約45度で反射するようにハーフミ
ラー73が固定される。また、液晶シャッタ74は、外
界からの入射光、いわゆる外光を透過させるが、この透
過する際の透過率を調節することができる。ここで、ハ
ーフミラー73は、液晶シャッタ74にて透過率が調節
された外光を透過させ、液晶ディスプレイ71からレン
ズ72を介して送られる像は反射させる機能を持つ。ま
た、筐体70には、頭部装着部75が設置される。
【0004】ここで、図8によれば、ユーザは、外界を
確認しながら、液晶ディスプレイ71からの像を虚像と
して、視界範囲で表示させることができる。さらに、ユ
ーザは、上記外界の輝度を液晶シャッタ74にて調節す
ることで、外界を確認しながら上記虚像を眺めることが
できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図8で示し
た頭部装着型ディスプレイ装置を使用する際に、液晶デ
ィスプレイ71からレンズ72を介して得られる像が、
ハーフミラー73の反射層にて反射してユーザの視界範
囲に虚像として表示される表示位置を上下方向に変更し
たい場合、一度頭部より装置本体を外して、装着位置を
調節しながら再度頭部に装着し直さなければならなく、
操作性に不便さを感じていた。
【0006】また、図8で示した頭部装着型ディスプレ
イ装置を軽量化するためにハーフミラー73を露出した
構造をとらせた場合、従来のハーフミラーの構造は、図
9に示したように、反射層76の片側にのみ透明基板7
7が貼着されていたため、指先で反射層76の鏡面に直
接触れてしまったり、使用する環境での周辺温度が変化
して反射層76の表面に結露したりといったこと等、反
射層76の表面の状態が変化して、反射効率の低下を招
いていた。
【0007】そこで、本発明は上述した実情に鑑みてな
されたものであり、液晶ディスプレイからの像のユーザ
の視界範囲における表示位置を上下方向に変更するのが
簡便で、また、ハーフミラーの反射層の表面の状態が変
化して反射効率の低下を防ぐことのできる頭部装着型デ
ィスプレイ装置を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る頭部装着型
ディスプレイ装置は、上述した問題を解決するために、
任意の像を表示する画像表示手段、例えば液晶ディスプ
レイと、上記画像表示手段に表示された像を拡大するた
めのレンズと、上記レンズにより拡大された像を使用者
が観視可能にするためのハーフミラーと、上記ハーフミ
ラーを回転可能に支持するハーフミラー回転機構部とを
有している。
【0009】また、上記ハーフミラーは、反射層を透明
基板で挟んだ構造をとることが好ましい。
【0010】また、本発明に係る頭部装着型ディスプレ
イ装置は、上述した問題を解決するために、任意の像を
表示する画像表示手段、例えば液晶ディスプレイと、上
記画像表示手段に表示された像を拡大するためのレンズ
と、上記レンズにより拡大された像を使用者が観視可能
にするためのハーフミラーとを有し、上記ハーフミラー
は反射層を透明基板で挟んだ構造をとるようにしてい
る。
【0011】
【作用】本発明に係る頭部装着型ディスプレイ装置によ
れば、ハーフミラー回転機構部を設けて、ハーフミラー
を回転させることで、画像表示手段で得られる像を使用
者の視界範囲に向けて表示させた表示位置を上下方向に
移動させることができる。
【0012】また、本発明に係る頭部装着型ディスプレ
イ装置によれば、ハーフミラーの反射層の両側に透明基
板を貼着させることで、上記装置本体に上記ハーフミラ
ーが露出する構造をとらせても、上記反射層が直接表面
に露出することがなくなり、上記反射層の表面の状態が
変化するのを防ぐことができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明に係る頭部装着型ディスプレイ
装置が適用される好ましい実施例について、図面を参照
しながら詳細に説明する。
【0014】図1は、本発明に係る頭部装着型ディスプ
レイ装置の第一の実施例の概略構成を示す図である。
【0015】図1において、本実施例の頭部装着型ディ
スプレイ装置は、大きく分けて、ディスプレイ装置本体
部、回路ボックス部12及び小型VTR部13に分けら
れる。上記ディスプレイ装置本体部は、液晶ディスプレ
イ1a及び1b、ミラー1a及び1b、レンズ3a及び
3b、ハーフミラー4、液晶シャッタ5、筐体6、頭部
装着部7、後述する液晶シャッタ駆動部の液晶シャッタ
駆動制御部及び後述する液晶ディスプレイ制御部のバッ
クライトから構成されている。また、回路ボックス部1
2は、ボリウムつまみ11、後述する上記液晶シャッタ
駆動部の制御部及び上記液晶ディスプレイ制御部の液晶
ディスプレイ制御回路部から構成される。また、上記デ
ィスプレイ装置本体部と回路ボックス部12とは伝送線
8で接続され、回路ボックス部12と小型VTR部13
とは制御線9で接続される。
【0016】ここで、図1によれば、小型VTR部13
から回路ボックス部12を介して送られる映像は、液晶
ディスプレイ1a及び1bに表示される。ここで、液晶
ディスプレイ1aに表示される映像は、ミラー2aで光
路を45度曲げられた後、レンズ3aで拡大され、ハー
フミラー4で光路を曲げられ、ユーザの視界範囲で表示
される。また、液晶ディスプレイ1bに表示される映像
は、ミラー2bで光路を45度曲げられた後、レンズ3
bで拡大され、ハーフミラー4で光路を曲げられ、ユー
ザの視界範囲で表示される。すなわち、ユーザは、上記
映像を虚像として眺めることができる。さらに、ハーフ
ミラーは、上記映像は反射させ、外界からの入射光、い
わゆる外光を透過させる機能を有しているので、外界を
確認しながら上記虚像を眺めることが可能となる。
【0017】図2は、本実施例の頭部装着型ディスプレ
イ装置の動作原理を説明する図である。
【0018】図2において、液晶ディスプレイ1が表示
画面が重力方向と平行となるように設置され、ミラー2
が液晶ディスプレイ1から映し出される像の光路を45
度曲げるような所定位置に設置され、また、レンズ3が
ミラー2で曲げられた上記光路が光軸を透過するように
設置される。また、ハーフミラー4は、反射層とレンズ
3の接線を含む面に対し平行な面とで成す角度55が鋭
角の範囲である程度変化するように設置される。また、
回転軸51はハーフミラー4上に固定されて、さらに回
転軸51は軸受52により適当な摩擦力で保持されてい
る。また、外界からの入射光、いわゆる外光の光量を調
節する液晶シャッタ5が、ハーフミラー4にほぼ平行
で、かつハーフミラー4が回転可能な所定位置に設置さ
れる。
【0019】ここで、図2によれば、小型VTR等から
の映像は、液晶ディスプレイ1で映し出され、ミラー2
にて反射して、レンズ3にて拡大され、さらにハーフミ
ラー4で反射し、虚像54aあるいは54bとして眼球
53に届く。すなわち、ユーザの視界範囲に虚像54a
あるいは54bが映し出される。また、ユーザは、ハー
フミラー4の端を手で動かして回転させることで、角度
55を変化させ、虚像54aまたは54bを覗く角度、
すなわち虚像54aまたは54bが視線方向に対し位置
する角度を変えることができる。すなわち、矢印56a
で示される方向にハーフミラー4を回転させると虚像は
上方に移動するように見えて、矢印56bに示される方
向にハーフミラー4を回転させると上記虚像は下方に移
動するように見える。
【0020】また、図3は、本発明に係る頭部装着型デ
ィスプレイ装置に用いられるハーフミラー回転機構部の
概略を示す図である。回転軸51がハーフミラー4上で
留具57で固定され、さらに適当な形状の筐体58内部
に設置された軸受52にて適当な摩擦力で支持されるよ
うすを示している。
【0021】図4は、本発明に係る頭部装着型ディスプ
レイ装置に用いられるハーフミラーの断面を示す図であ
る。
【0022】図4で、反射層62は、透明基板61a及
び61bで挟まれた構造をとっている。このため、反射
層62は、直接表面に現れることはなく、手動にてハー
フミラー4を回転操作したときに反射層62の表面が汚
れたり、あるいは周辺温度が変化して反射層62の表面
で結露したり、あるいは何らかの刺激等により反射層6
2がとれたり、または化学変化を起こすといったことが
防止される。一般にミラーの反射層が、表面が汚れた
り、結露したりして表面の状態が変化するとミラーの反
射効率が下がる。ここでは、図4に示すように、反射層
62を透明基板61a及び61bで挟むことで、上記反
射効率の低下を防ぐことができる。
【0023】図5は、本実施例における液晶ディスプレ
イの動作を制御する液晶ディスプレイ制御部の概略構成
を示すブロック回路図である。
【0024】図5で、液晶ディスプレイ制御部は、大き
く分けて、ビデオ信号入力端子41と、NTSC信号デ
コーダ42、同期分離回路43、ビデオ反転回路44、
タイミング信号発生回路45及びバックライト制御回路
46で構成される液晶ディスプレイ制御回路部48とか
ら構成される。また、ビデオ信号入力端子41は図1で
示した小型VTR部13側に設置され、液晶ディスプレ
イ制御回路部48は図1で示した回路ボックス部12内
に設置される。
【0025】ここで、図5によれば、小型VTR部13
からビデオ信号入力端子41を介して入力されたNTS
C(National Television System Committee )方式
のテレビジョン信号、いわゆるNTSC信号は、液晶デ
ィスプレイ制御回路部48内のNTSC信号デコーダ4
2及び同期分離回路43に送られる。NTSC信号デコ
ーダ42に送られたNTSC信号は復号化され、RGB
ビデオ信号となり、ビデオ反転回路44に送られ、ビデ
オ反転回路44で赤色(R)信号と、緑色(G)信号
と、青色(B)信号とを水平同期信号のタイミングで正
負反転した信号となり、液晶ディスプレイ1に送られ
る。また、同期分離回路43に送られたNTSC信号
は、同期部分が抽出され、この同期信号がタイミング信
号発生回路45とバックライト制御回路46とに送られ
る。タイミング信号発生回路45は、上記同期信号から
各種のクロック周波数を持つ信号を発生させ、このクロ
ック信号を液晶ディスプレイ1に送る。また、バックラ
イト制御回路46は、上記同期信号からバックライト制
御信号を発生させ、バックライト47に送る。
【0026】図5において、液晶ディスプレイ1は、上
記R信号、上記G信号、上記B信号及び上記各種のクロ
ック周波数を持つ信号に基づいて、画面表示を行う。
【0027】図6は、本実施例における液晶シャッタの
動作を制御する液晶シャッタ駆動部の概略構成を示すブ
ロック回路図である。
【0028】図6で、液晶シャッタ駆動部は、大きく分
けて、制御部28と液晶シャッタ駆動制御部35とに分
けられる。制御部28は、水晶発振回路21、カウンタ
回路22、抵抗23及び25、ボリウム24、直流バイ
アス設定回路26及びバッファ27で構成され、液晶シ
ャッタ駆動制御部35は、非反転増幅演算器30及び反
転増幅演算器31、抵抗32a及びコンデンサ33aま
たは抵抗32b及びコンデンサ33bとから成る直流バ
イアスカット回路34a及び34bから構成される。ま
た、制御部28と液晶シャッタ駆動制御部35とは信号
線29で接続される。
【0029】ここで、図6において、水晶発振回路21
で発生したクロック信号は、カウンタ回路22に送られ
る。カウンタ回路22は、上記クロック信号のうちカウ
ンタ値が最上位ビットを示す信号の周波数が、フリッカ
を感じない周波数、例えば82ヘルツの周波数になるよ
うに設定する。ここで設定する周波数は、テレビの垂直
同期周波数と照明光の周波数の両者から離れた周波数と
する。また、カウンタ回路22にて設定された信号は、
抵抗23及び25とボリウム24とに送られる。この抵
抗23及び25とボリウム24の値は、液晶シャッタ5
の透過率を効果的に制御できる所定の値に選定される。
ボリウム24の出力に対して直流バイアスを直流バイア
ス設定回路26にて設定した制御信号は、バッファ27
を介して信号線29にて本実施例の装置本体内の液晶シ
ャッタ駆動制御部35内の非反転増幅演算器30及び反
転増幅演算器31に送られる。非反転増幅演算器30で
演算処理されて得られる非反転出力信号は、直流バイア
スカット回路34aに送られ、抵抗32a及びコンデン
サ33aにて直流バイアス部分が除去され、液晶シャッ
タ5の印加端子36に印加される。同様に、反転増幅演
算器31で演算処理されて得られる反転出力信号は、直
流バイアスカット回路34bに送られ、抵抗32b及び
コンデンサ33bにて直流バイアス部分が除去され、液
晶シャッタ5の印加端子37に印加される。
【0030】また、図6によれば、制御部28で発生さ
せた上記制御信号を非反転あるいは反転増幅させた信号
の直流バイアス部分を液晶シャッタ5に印加する以前に
除去することで、液晶の劣化を防ぐことができる。
【0031】図7は、本発明に係る頭部装着型ディスプ
レイ装置の第二の実施例を示す図である。
【0032】図7で、液晶ディスプレイ1は、小型VT
R等に接続されるが、図1とは異なり、筐体50内部で
上面に設置される。レンズ3は、液晶ディスプレイ1の
画面で表示される像の光路が光軸を通るように設置され
る。ハーフミラー4は、反射層とレンズ3の接線100
を含む面に対し平行な面とで成す角度が、鋭角の範囲で
ある程度変化するように設置される。なお、図1で示し
たミラー2は、図7においては省かれている。また、外
光の光量を調節する液晶シャッタ5が、ハーフミラー4
にほぼ平行で、かつハーフミラー4が回転可能となる所
定位置に設置される。また、ハーフミラー4に回転軸5
1が取り付けられ、回転軸51は筐体50に設置された
軸受52により支持される。上記小型VTRからの映像
は、液晶ディスプレイ1、レンズ3を介して、ハーフミ
ラー4の反射面にて反射して眼球53に届く。すなわ
ち、上記映像はユーザの視界範囲内にて虚像として表示
される。また、ユーザは、装置本体を頭部装着部7にて
頭部に装着して上記虚像を視認することができる。
【0033】ここで、図7において、筐体50が図1で
示した頭部装着型ディスプレイ装置のものと同様、下方
部を斜めに切った形状を有するのは、装置本体の重量を
抑えるためである。また、ハーフミラー4は、回転軸5
1を中心として回転可能な構造を有し、ハーフミラー4
を回転させることで、ユーザが上記虚像を覗く角度、す
なわち上記虚像が視線方向に対し位置する角度を変化さ
せることができる。
【0034】以上のように構成することで、本発明に係
る頭部装着型ディスプレイ装置にて眺めることのできる
虚像のユーザの視界範囲での表示の上下位置を、ハーフ
ミラーを手動で回転させることで、装置本体を一度頭部
より外し再度装着し直すことなく、変化させることがで
きる。また、上記ハーフミラーの反射層を二つの透明基
板の層で挟むことで、上記反射層が表面に露出すること
がないため、上記反射層を回転させる際に直接手で触れ
たり、周辺温度が変化して上記反射層の表面で結露した
り、または、何らかの刺激により上記反射層がとれた
り、上記反射層の表面で化学変化を起こすといったこと
が防止される。従って、上記ハーフミラーの反射層での
反射効率の低下を防ぐことができる。
【0035】なお、本実施例では、液晶ディスプレイに
映し出す映像を、小型VTR装置から得る例を示した
が、これに限定されることはなく、ビデオ出力のあるコ
ンピュータを接続して、このコンピュータからの画像を
液晶ディスプレイに映し出してもよい。
【0036】また、本実施例では、透明基板で挟んだハ
ーフミラーを用いる例としてハーフミラーを回転させる
頭部装着型ディスプレイ装置を挙げたが、これに限定さ
れることはなく、ハーフミラー固定した頭部装着型ディ
スプレイ装置に用いても同様の効果を得ることは言うま
でもない。
【0037】また、本実施例では、液晶シャッタを駆動
する信号の持つ周波数を、82ヘルツに設定したが、こ
れに限定されることはなく、照明光の持つ周波数や外部
の表示装置、例えばテレビ、モニタ等の持つ周波数から
離れた周波数に設定すれば、同様の効果を得ることは言
うまでもない。
【0038】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明に係る
頭部装着型ディスプレイ装置によれば、任意の像を表示
する画像表示手段、例えば液晶ディスプレイと、上記画
像表示手段に表示された像を拡大するためのレンズと、
上記レンズにより拡大された像を使用者が観視可能にす
るためのハーフミラーと、上記ハーフミラーを回転可能
に支持するハーフミラー回転機構部とを有しているた
め、使用者の視界範囲内での上記レンズにより拡大され
た像の表示位置を上下方向に変更するのが簡便になる。
【0039】また、本発明に係る頭部装着型ディスプレ
イ装置によれば、任意の像を表示する画像表示手段、例
えば液晶ディスプレイと、上記画像表示手段に表示され
た像を拡大するためのレンズと、上記レンズにより拡大
された像を使用者が観視可能にするためのハーフミラー
とを有し、上記ハーフミラーは反射層を透明基板で挟ん
だ構造をとるようにしているため、ハーフミラーの反射
層の表面の状態が変化することによる反射効率の低下を
防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る頭部装着型ディスプレイ装置の第
一の実施例の概略構成を示す図である。
【図2】本実施例の頭部装着型ディスプレイ装置の動作
原理を説明する図である。
【図3】本発明に係る頭部装着型ディスプレイ装置の第
一の実施例のハーフミラー回転機構部を説明する図であ
る。
【図4】本発明に係る頭部装着型ディスプレイ装置の実
施例のハーフミラーの断面を示す図である。
【図5】本実施例の頭部装着型ディスプレイ装置の液晶
ディスプレイ制御部の概略構成を示す図である。
【図6】本実施例の頭部装着型ディスプレイ装置の液晶
シャッタ駆動部の概略構成を示す図である。
【図7】本発明に係る頭部装着型ディスプレイ装置の第
二の実施例の概略構成を示す図である。
【図8】従来の頭部装着型ディスプレイ装置の概略構成
を示す図である。
【図9】従来のハーフミラーの断面を示す図である。
【符号の説明】
1、1a及び1b 液晶ディスプレイ 3、3a及び3b レンズ 4 ハーフミラー 5 液晶シャッタ 6 筐体 7 頭部装着部 8 伝送線 9 制御線 11 ボリウムつまみ 12 回路ボックス部 13 小型VTR部 21 水晶発振回路 22 カウンタ回路 23 抵抗 24 ボリウム 25 抵抗 26 直流バイアス設定回路 27 バッファ 28 制御部 29 信号線 30 非反転増幅演算器 31 反転増幅演算器 32a、32b 抵抗 33a、33b コンデンサ 34a、34b 直流バイアスカット回路 35 液晶シャッタ駆動制御部 41 ビデオ信号入力端子 42 NTSC信号デコーダ 43 同期分離回路 44 ビデオ反転回路 45 タイミング信号発生回路 46 バックライト制御回路 47 バックライト 48 液晶ディスプレイ制御回路部 50 筐体 51 回転軸 52 軸受 53 眼球 54a、54b 虚像 57 留具 58 筐体 61a、61b 透明基板 62 反射層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外界確認型の頭部装着型ディスプレイ装
    置であって、 任意の像を表示する画像表示手段と、 上記画像表示装置に表示された像を拡大するためのレン
    ズと、 上記レンズにより拡大された像を使用者が観視可能にす
    るためのハーフミラーと、 上記ハーフミラーを回転可能に支持するハーフミラー回
    転機構部とを有することを特徴とする頭部装着型ディス
    プレイ装置。
  2. 【請求項2】 上記ハーフミラーは、反射層を透明基板
    で挟んだ構造を有することを特徴とする請求項1記載の
    頭部装着型ディスプレイ装置。
  3. 【請求項3】 外界確認型の頭部装着型ディスプレイ装
    置であって、 任意の像を表示する画像表示手段と、 上記任意の像を拡大して虚像を得るためのレンズと、 上記レンズにより拡大された像を使用者が観視可能にす
    るためのハーフミラーとを有し、 上記ハーフミラーは、反射層を透明基板で挟んだ構造を
    有することを特徴とする頭部装着型ディスプレイ装置。
JP20670794A 1994-08-31 1994-08-31 頭部装着型ディスプレイ装置 Withdrawn JPH0879657A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10148807A (ja) * 1996-11-18 1998-06-02 Seiko Epson Corp 頭部装着型表示装置及びそのバックライト駆動方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10148807A (ja) * 1996-11-18 1998-06-02 Seiko Epson Corp 頭部装着型表示装置及びそのバックライト駆動方法

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Effective date: 20011106