JPH06337389A - 光学視覚装置 - Google Patents

光学視覚装置

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JPH06337389A
JPH06337389A JP5125781A JP12578193A JPH06337389A JP H06337389 A JPH06337389 A JP H06337389A JP 5125781 A JP5125781 A JP 5125781A JP 12578193 A JP12578193 A JP 12578193A JP H06337389 A JPH06337389 A JP H06337389A
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彰 川村
Ichiro Kosugi
一郎 小杉
Miki Mizoguchi
幹 溝口
Masahiko Ito
雅彦 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 透過率の可変な減光手段を用いて、特に明る
い環境下でも明瞭な映像を見ることができる光学視覚装
置を提供する。 【構成】 周囲の景色と一対の小型ディスプレイ11,
11に映し出される映像とが、一対の反射ミラー12,
12と一対の接眼レンズ13,13と偏光ビームスプリ
ッタ14から成る光学系10を介して光学的に重ねて見
えるように構成してある。偏光ビームスプリッタ14の
前方には透過率が可変な減光シャッタ15を設ける。こ
の減光シャッタ15に例えばエレクトロクロミック素子
を用い、その透過率を電気化学的な酸化還元反応により
可変自在にする。これにより、減光シャッタ15の透過
率を変えて、明るい又は暗い環境下でも常に明瞭な映像
を見ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、顔面の前方に装着し
てディスプレイの映像を見ることができると共に、周囲
の景色とディスプレイの映像を光学的に重ねて見ること
ができる例えば眼鏡型の光学視覚装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、液晶パネル(LCD)等から成
る液晶ディスプレイ上に表示された映像を、接眼レンズ
やハーフミラー等から成る光学系を介して拡大した虚像
として外の景色に重畳して見ることができる眼鏡型の光
学視覚装置が知られている。この光学視覚装置の光学系
には、外の光(以下外光という)を減光させるために、
矩形のスモーク板或は液晶シャッタから成る減光手段を
備えたものがある。本出願人は、例えば特願平5−12
1330号に減光手段として矩形のスモーク板を備えた
ものを開示していると共に、例えば特開平4−2219
20号に減光手段として液晶シャッタを備えたものを開
示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記減
光手段として矩形のスモーク板を用いたものでは、透過
率のコントロールが不可能なため、外光の明るさに応じ
て適切な鑑賞状況を実現することができなかった。さら
に、矩形のスモーク板であるため、装置全体のデザイン
が限られたものとなった。また、上記減光手段として液
晶シャッタを使用したものでは、液晶シャッタに交流電
圧を印加させるために回路を絶えず動作させる必要があ
った。
【0004】そこで、この発明は、透過率可変な減光手
段により、特に明るい環境下でも明瞭な映像を見ること
ができる光学視覚装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】周囲の景色とディスプレ
イに映し出される映像とを光学的に重ねて見ることがで
きるようにした光学視覚装置において、上記ディスプレ
イの前方に透過率が可変な減光手段を備えている。
【0006】
【作用】必要に応じて減光手段の透過率を変えることに
より、周囲の明るさに適応したディスプレイの映像が見
られる。
【0007】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面と共に詳述
する。
【0008】図3において、1は周囲の景色とディスプ
レイに映し出される映像とを光学的に重ねて見ることが
できるようにした眼鏡型光学視覚装置である。この眼鏡
型光学視覚装置1は、光学系10を内蔵したディスプレ
イ光学系ユニット2と、このユニット2の背面両側に各
ヒンジ部3,3を介して回動自在に支持された一対の回
路筐体4,4と、この一対の回路筐体4,4の内面間に
掛け渡された額パッド5と、上記一対の回路筐体4,4
の各後端面中央に枢支された一対のリング6,6とで構
成されている。
【0009】図1,図2に示すように、ディスプレイ光
学系ユニット2に内蔵された光学系10は、上から順
に、偏光した光を発するカラー液晶パネル(LCD)等
から成る左,右の眼球R,L用の一対の小型ディスプレ
イ11と、この一対の小型ディスプレイ11,11の光
を垂直方向の下方に反射させる一対の反射ミラー12,
12と、上記一対の小型ディスプレイ11,11の映像
を拡大する一対の接眼レンズ13,13と、上記一対の
小型ディスプレイ11,11の偏光した光の偏光方向の
反射強度を増すハーフミラー等から成る矩形の偏光ビー
ムスプリッタ14と、この偏光ビームスプリッタ14の
前方に配置され、上記ディスプレイ光学系ユニット2の
前面を構成する曲面形状の減光シャッタ(減光手段)1
5とで構成されている。
【0010】一対の小型ディスプレイ11,11と偏光
ビームスプリッタ14の正面は垂直方向に沿って平行に
なるように配置してあると共に、一対の反射ミラー1
2,12と偏光ビームスプリッタ14は一対の接眼レン
ズ13,13を挾んで45°それぞれ傾斜してユニット
2内に所定手段を介して固定されている。また、偏光ビ
ームスプリッタ14の偏光方向は一対の小型ディスプレ
イ11,11の偏光方向に一致させてある。さらに、偏
光ビームスプリッタ14の前方に配置された曲面形状の
減光シャッタ15としては、例えば、透過率を可変可能
なフィルム状の液晶シャッタを用いたり、電気化学的な
酸化還元反応により透過率を可変できるエレクトロクロ
ミック素子(ECD)等を用いる。
【0011】また、一対の回路筐体4,4内には、ヘッ
ドフォン20のコードを巻き取るヘッドフォン収納機構
21,21を収納してある。また、一方(右側)の回路
筐体4内にはディスプレイコントロール回路等を実装し
たシステム基板22を収納してあると共に、他方の回路
筐体4内には電源ユニット23及び減光シャッタコント
ロール回路等を実装したシステム基板24をそれぞれ収
納してある。さらに、他方の回路筐体4の後面上部には
小型VTR30のビデオ信号と電源を供給する接続コー
ド27を連結してある。
【0012】さらに、システム基板24には、減光シャ
ッタ15がフィルム状の液晶シャッタから成る場合にそ
の透過率を回すことによりコントロールするボリウム2
5を設けてあると共に、減光シャッタ15がエレクトロ
クロミック素子から成る場合にその透過率をコントロー
ルする直流電圧印加用のスイッチ26を設けてある。こ
のスイッチ26は倒す方向で正負反対方向の電圧を減光
シャッタ15としてのエレクトロクロミック素子に印加
可能であり、正方向でシャッタOFFの場合は負方向で
シャッタONに変化するようにしてある。また、スイッ
チ26を中間の位置にすれば減光シャッタ15としての
エレクトロクロミック素子に電圧が印加されずに、その
状態の透過率を維持するようになっている。即ち、この
ディスプレイ光学系ユニット2は、減光シャッタ15と
してフィルム状の液晶シャッタとエレクトロクロミック
素子の両方を兼用できるように設計してある。
【0013】以上実施例の眼鏡型光学視覚装置1によれ
ば、光学系10を、偏光した光を発するカラー液晶パネ
ル等から成る左,右の眼球R,L用の一対の小型ディス
プレイ11と、この一対のディスプレイ11,11の偏
光した光の偏光方向の反射強度を増すハーフミラー等か
ら成る矩形の偏光ビームスプリッタ14等で構成したの
で、一対の小型ディスプレイ11,11の光を効率よく
偏光ビームスプリッタ14等に反射させることができ、
より明るい虚像を見ることができる。即ち、一対の接眼
レンズ13,13で拡大した虚像を偏光ビームスプリッ
タ14に反射させて、より明るい虚像を両眼R,Lで見
ることができる。
【0014】また、一対の小型ディスプレイ11,11
の前方に透過率が可変な減光シャッタ15を備えたの
で、必要に応じて減光シャッタ15の透過率を変えて、
周囲の明るさに適応した一対の小型ディスプレイ11,
11の映像を常に見ることができる。即ち、明るい環境
下では光減シャッタ15の透過率を下げ、また、暗い環
境下では光減シャッタ15の透過率を上げることによ
り、上記いずれの環境下でも最適な透過率で周囲を確認
しながら明瞭な映像を常に見ることができる。
【0015】さらに、減光シャッタ15にエレクトロク
ロミック素子を用いて、その透過率を電気化学的な酸化
還元反応により可変自在にした場合には、システム基板
24の減光シャッタコントロール回路の構成を簡素化す
ることができる。また、上記エレクトロクロミック素子
を用いた減光シャッタ15の透過率を維持する場合には
電圧を印加しなくてもよいので、省電力化を図ることが
できる。
【0016】さらにまた、減光シャッタ15を曲面形状
に形成してディスプレイ光学系ユニット2の前面を構成
するようにしたので、ディスプレイ光学系ユニット2の
デザインの自由度が増し、装置全体により自由なデザイ
ンが適用可能となる。
【0017】尚、前記実施例によれば、眼鏡型の光学視
覚装置について説明したが、光学視覚装置は眼鏡型に限
られるものではない。また、ディスプレイに表示される
映像として小型VTRの映像を鑑賞するシステムの例を
示したが、小型VTRの外部入力端子にNTSC(日本
の標準カラー放送方式)の出力が可能なコンピュータの
ビデオ信号を入力すればコンピュータ端末としての利用
も可能である。
【0018】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、周囲
の景色とディスプレイに映し出される映像とを光学的に
重ねて見ることができるようにした光学視覚装置におい
て、上記ディスプレイの前方に透過率が可変な減光手段
を備えたので、必要に応じて上記減光手段の透過率を変
えて、周囲の明るさに適応したディスプレイの映像を常
に見ることができる。
【0019】また、請求項2記載の発明によれば、上記
減光手段の透過率を酸化還元反応により可変自在にした
ので、回路構成を簡素化できると共に、省消費電力で減
光手段を可変させることができる。
【0020】さらに、請求項3記載の発明によれば、上
記減光手段を曲面形状に形成したので、装置全体のデザ
インの自由度を増すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す眼鏡型光学視覚装置
の光学系を示す平面図。
【図2】図1のA−A′線に沿う断面図。
【図3】上記眼鏡型光学視覚装置の斜視図。
【符号の説明】
1…光学視覚装置 11…ディスプレイ 15…減光シャッタ(減光手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 雅彦 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周囲の景色とディスプレイに映し出され
    る映像とを光学的に重ねて見ることができるようにした
    光学視覚装置において、上記ディスプレイの前方に透過
    率が可変な減光手段を備えたことを特徴とする光学視覚
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光学視覚装置において、
    上記減光手段の透過率を酸化還元反応により可変自在に
    したことを特徴とする光学視覚装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の光学視覚装置において、
    上記減光手段を曲面形状に形成したことを特徴とする光
    学視覚装置。
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