JPH09304730A - 光学視覚装置 - Google Patents

光学視覚装置

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JPH09304730A
JPH09304730A JP12064396A JP12064396A JPH09304730A JP H09304730 A JPH09304730 A JP H09304730A JP 12064396 A JP12064396 A JP 12064396A JP 12064396 A JP12064396 A JP 12064396A JP H09304730 A JPH09304730 A JP H09304730A
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amplitude
half mirror
range
light
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Application number
JP12064396A
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English (en)
Inventor
Yoshio Okoshi
義男 起
Ichiro Kosugi
一郎 小杉
Akira Ogiwara
明 荻原
Koji Koide
厚司 小出
Isao Sawachika
功 沢近
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】顔面に装着する液晶表示部の外界を見る液晶シ
ャッタに映像表示範囲の液晶シャッタを別個に設けて鮮
明な映像を見ながら外界を見ることできるようにした光
学視覚装置を提供する。 【解決手段】顔面前方に装着して両眼球それぞれで液晶
からの映像を見るようにしたディスプレイに備えてある
外界を見るためのメガネ形状をした液晶シャッタの全体
を開閉して外界の侵入を制御すると共に、映像表示範囲
のみの外界の侵入を制御するようにして、鮮明な映像を
見ながら外界の風景を見るようにした構造にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学視覚装置であ
るヘッドマウントディスプレイ(HMD)装置等の顔面
の前方に装着して映像を楽しむことができるようにした
光学視覚装置に関するものであり、特に外界の光線の侵
入を制御する液晶シャッタの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来技術における光学視覚装置のディス
プレイ部は、顔面に装着した状態で両目に対応した一対
のカラー液晶表示素子に表示されたビデオ映像やテレビ
映像等の映像を一対の接眼レンズを介してそれぞれ拡大
して見るように構成されている。
【0003】この光学視覚装置によるディスプレイ部3
は、例えば、図3に示すように、液晶表示素子の光源と
なる光源ユニット12と、この光源ユニット12で照射
される映像を凹面鏡である凹面ハーフミラー19に反射
させて拡大した虚像を見る構造となっている。そして、
凹面ハーフミラー19の外側面は透過型のハーフコーテ
イングが施され、その外側には外界の光線の侵入を調整
する液晶シャッタ23を備えた構造となっている。
【0004】液晶シャッタ23は、図10に示すよう
に、略めがね形状に形成され、めがね部分を液晶26a
で形成し、透明電極によりフレキシブルコネクタ27に
接続された構造となっている。
【0005】このような液晶シャッタ23を備えたディ
スプレイ部3により、両眼球で映像を見ているときに外
界を見たい場合には、液晶シャッタ23のめがね形状を
した液晶全体を開の状態に濃度を調整して外界の光線を
侵入させるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記説
明した従来における光学視覚装置は、外部からの光線を
遮蔽する液晶シャッタ23の大きさが凹面ハーフミラー
と略同じメガネ形状にして略同じ大きさになっており、
濃度を調整すると外界からの光線が入りすぎて見ている
映像に干渉し過ぎると云う問題点がある。
【0007】従って、映像を鑑賞しながら外部風景をみ
ても外界からの光線による干渉を受けないか、又は受け
ても映像を鮮明に見え且つ外部の風景も見えるようにし
た液晶シャッタの構造及びその制御に解決しなければな
らない課題を有している。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る光学視覚装置は、映像を凹面ハーフミ
ラーに反射させて拡大した虚像をそれぞれの眼球で見る
ようにした液晶表示部と、凹面ハーフミラーの外側に外
界から侵入する光量を調整する液晶シャッタとを備えた
光学視覚装置であって、液晶シャッタには、凹面ハーフ
ミラーに反射される映像表示範囲に相当する範囲と、そ
の周辺範囲とに分離して前記光量を調整する調整手段を
備えたことである。
【0009】又、液晶シャッタを構成する第1及び第2
の液晶板の駆動に必要な電源電圧は、第1の液晶板又は
第2の液晶板に供給される電源電圧の振幅を反転した信
号をコモン信号として供給するようにした光学視覚装置
である。
【0010】上記構成により、2以上の範囲に分割して
光学視覚部に偏入する光量を調整することができるの
で、所定範囲、例えば、映像を表示する範囲に偏入する
光のみを遮断するように調整すれば、鮮明な映像を鑑賞
しながらでも外部風景をみることができる。
【0011】又、液晶シャッタに使用される電源電圧
は、その振幅を反転させた信号をコモン信号とすること
により半分の電源電圧の振幅で第1の液晶板又は第2の
液晶板の駆動を行なうことが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る光学視覚装置
であるヘッドマウントディスプレイ(HMD)装置につ
いて、図を参照にして説明する。
【0013】ヘッドマウントディスプレイ装置1は、図
1に示すように、頭部装着部2と、ディスプレイ部3と
からなり、ディスプレイ部3は連結部4を介して頭部装
着部2の前方位置に支持され、頭部に装着した時に、眼
球の前方位置に配置される構造となっている。
【0014】このディスプレイ部3の映像の表示及び外
界からの光線の侵入を調整するには、頭部装着部2の適
宜位置に接続されている接続コード5を介して手元で操
作する第1のリモートコントローラ6と、この第1のリ
モートコントローラ6と接続ケーブル7で接続されてい
る据置型の第2のリモートコントローラ8により操作す
る構造となっている。
【0015】ディスプレイ部3は、図2に示すように、
連結部4に連結して上下に回動するようになっており、
液晶表示部9を上部から収納する略ゴーグル形状の筐体
10と、この筐体10の前面側であって液晶表示部9の
内部に外界からの光線の侵入を調整する液晶シャッタ2
3と、液晶シャッタ23を液晶表示部9の前面に支持す
る液晶シャッタ支持部24と、筐体10の全体を前面側
から覆う略ゴーグル形状に形成した前面カバー部11と
から構成されている。
【0016】液晶表示部9は、その上部に設けた光源ユ
ニット12と、光源ユニット12からの光源を受けて映
像光線を生成する液晶表示素子15と、液晶表示素子1
5からの映像光線を屈折させて拡大映像した虚像を生成
するレンズブロック17とを備えた構造となっている。
【0017】光源ユニット12は、図3に示すように、
蛍光灯からなる光源13と、この光源13からの光線を
集光して下方向に反射させる半球形状をしたリフレクタ
14とから構成されている。
【0018】液晶表示素子15は、図3に示すように、
光源ユニット12の下部側に配置され、光源ユニット1
2からの光源13を受けて映像光線を下方向に供給する
構成となっており、映像光線を発生させる側を液晶カバ
ー16で塞いだ構造となっている。
【0019】レンズブロック17は、図3に示すよう
に、液晶表示素子15に略45度傾けて配置されたハー
フミラー18と、このハーフミラー18を介して液晶表
示素子15と直交する位置であって外側位置に設けた凹
面鏡からなる凹面ハーフミラー19と、この凹面ハーフ
ミラー19と対面する反対側であって眼球L、Rで覗く
位置に覗き窓20を設けた構造となっている。
【0020】ハーフミラー18は、液晶表示素子15か
らの映像光線を受ける面側をハーフコーテイング加工を
施した平板形状に形成されている。
【0021】凹面ハーフミラー19は、眼球L,Rと対
面する位置関係にあり、内側が反射面21であり、その
外側には光を透過するハーフコーテイングを施したハー
フコーテイング面22に形成されている。
【0022】液晶シャッタ23は、図3に示すように、
液晶表示部9を収納した筐体10の前面側に液晶シャッ
タ支持部24により取り付けられたものであり、電気的
な制御により外界からの光線の侵入を調整自在にできる
構成となっている。
【0023】この液晶シャッタ23は、図4(イ)に示
すように、略メガネ形状の2枚の液晶薄板部材の間に配
線部材と積層して形成されており、表面側であって凹面
ハーフミラー19を透過する液晶表示範囲の大きさより
少し大きくした四角形状の範囲を液晶にした第1の液晶
板25と、裏面側であって略メガネ形状に形成したほぼ
全部を液晶部材である半透明部材で形成した第2の液晶
板26と、第1及び第2の液晶板25、26の間に積層
された透明なフイルム状の導電性部材である電源シート
27とから構成され、この電源シート27はフレキシブ
ルコネクタ28と接続された構造となっている。
【0024】第1の液晶板25は、図4(ロ)に示すよ
うに、メガネ形状をした液晶シャッタの左右対称な位置
であって、凹面ハーフミラー19(図3参照)から透過
した映像光線が反射する四角形状の大きさからなる液晶
部分に導電させて液晶の開閉を行なうことにより外界か
ら侵入する光線を調整する構造となっている。
【0025】第2の液晶板26は、図4(ハ)に示すよ
うに、メガネ形状に形成された略全面を液晶部材で形成
しており、液晶部分に導通させて外界から侵入する光を
調整する構造となっている。
【0026】このような構造からなるディスプレイ部3
の液晶表示素子15からの映像は、図5(イ)に示すよ
うに、光源ユニット12からの光源を液晶表示素子15
の背後から照射し、液晶表示素子15で作成された映像
光線がハーフミラー18で光路が凹面ハーフミラー19
方向に変更する。
【0027】凹面ハーフミラー19方向に進んだ映像光
線は、反射面で反射され、眼球L、R方向に進み、拡大
された虚像Kを両眼球L、Rで見ることができる。
【0028】ここで液晶シャッタ23においては、映像
が表示される高さH、横Wの映像表示範囲と、視覚範囲
内であるが映像が表示されない周辺範囲Sとに分けるこ
とができる。第1の液晶板25は、この高さH、横Wか
らなる四角形状の映像表示範囲H/Wの大きさよりもや
や大きい四角形状の液晶部材を設けた構造をしており、
第2の液晶板26を透過した状態にして外界からの光を
侵入させた場合でも、この第1の液晶板25で形成され
る四角形状の液晶部分を閉の状態にして外界からの光を
遮蔽した状態にすれば、眼球L、Rにおいて干渉されな
い映像を鮮明に見ながら、外界の風景を見ることができ
る構造となる。
【0029】このようにして、映像表示範囲(高さH、
横W)及びその周辺範囲Sに対して個別に或は同時に外
部からの侵入光の光量を調整することができる。
【0030】次に、上記液晶シャッタに使用される電源
電圧の制御について図を参照にして説明する。
【0031】液晶シャッタ23に使用される電源電圧
は、2分割駆動する第1の液晶板25の片側の透明電極
を共通としたものであり、液晶の開閉を行なう、所謂ス
タティック駆動で第1及び第2の液晶板を別個に駆動す
る。この2分割して駆動する回路に必要な電源電圧は、
その振幅を反転させた信号をコモン信号にして1つの液
晶板に使用される電源電圧の振幅を半分にした低電源駆
動液晶調光回路を利用する。
【0032】低電源駆動液晶調光回路28は、図6に示
すように、所定の電源電圧VODからなる振幅”2C”
を入力する端子Tと、この端子Tに直列に接続した保護
抵抗Rを介して接続した一方の端子Pに接続したスイッ
チSWと、保護抵抗Rの出力側に接続し他端側を接地し
た可変抵抗VRと、スイッチSWのコモンCOMに接続
した2倍増幅用アンプAMP1と、可変抵抗VRの可変
端子及びスイッチSWの他方の端子Qに接続して入力す
る2倍増幅用アンプAMP2とから構成され、2倍増幅
用アンプAMP1、AMP2の出力側は平滑コンデンサ
C1、C2を介して第1の液晶板25の液晶表示範囲H
/Wの液晶の電極に接続されている。
【0033】このような構成からなる液晶調光回路28
において、先ずスイッチSWを図6のように端子P側
に接続されている場合と、スイッチSWが端子Q側に
スイッチングされている場合について説明する。
【0034】スイッチSWが端子P側と接続されてい
る場合 電源電圧VODからなる振幅”2C”の場合には、図7
(イ)及び図7(ロ)に示すように、2倍増幅用アンプ
AMP1から出力される振幅はプラスβ倍された”+2
Cβ”になり、電源電圧VODの振幅が”0”になる
と、2倍増幅用アンプAMP1から出力される振幅はマ
イナスβ倍された”−2Cβ”となる。従って、入力さ
れた電源電圧VODの振幅が”|2C|”の場合には、
2倍増幅用アンプAMP1から出力され、液晶シャッタ
の第1の液晶板の液晶表示範囲H/Wに供給される振幅
は2×β倍された振幅値”|4Cβ|”となる。
【0035】一方、2倍増幅用アンプAMP2に入力さ
れる振幅は、可変抵抗VRの減衰率αの値によってその
出力される振幅値は異なる。今、減衰率α=1であると
すれば、図7(ハ)に示すように、入力した電源電圧V
ODの振幅”2C”が2倍増幅用アンプAMP2に入力
され、プラスβ倍された振幅”+2Cβ”、及びマイナ
スβ倍された振幅”−2Cβ”となり、液晶シャッタ2
3の第1の液晶板25の液晶表示範囲H/Wに供給され
る電圧は2×β倍された振幅値”|4αCβ|”とな
る。
【0036】このようにして第1の液晶板25に供給さ
れる振幅は、アンプAMP1、AMP2から供給される
振幅と同じくなり(”|4Cβ|”、”|4αCβ
|”)、液晶の制御はできない。
【0037】今、減衰率α=1/2であるとすれば、図
7(二)に示すように、入力した電源電圧VODの振
幅”1C”が2倍増幅用アンプAMP2に入力されプラ
スβ倍された振幅”+1Cβ”、及びマイナスβ倍され
た振幅”−1Cβ”となり、液晶シャッタ23の第1の
液晶板25の液晶表示範囲H/Wに供給される振幅は2
×β倍された振幅値”|2αCβ|”となる。
【0038】このようにして第1の液晶板25に供給さ
れる振幅は、スイッチSWをスイッチングして且つ可変
抵抗VRを適宜値に設定することによって、2倍増幅用
アンプAMP1、AMP2から供給される振幅は振幅差
(上記減衰率α=1/2の時:”|4Cβ|”、”|2
αCβ|”)が発生して液晶の制御ができる。
【0039】従って、減衰率αを変化させることによっ
て、1つの電源電圧VODであっても半分の電源電圧を
利用して、2分割された液晶シャッタ23の映像表示範
囲H/Wの液晶の制御を行なうことができるのである。
【0040】スイッチSWが端子Q側にスイッチング
されている場合 この場合には、可変抵抗VRの減衰率αに無関係に同一
電源電圧VODの振幅が2倍増幅用アンプAMP1、A
MP2に供給されるため、第1の液晶シャッタ25に供
給される振幅も同じとなり、可変抵抗VRによる制御は
できない、即ち、液晶表示範囲H/Wの液晶の制御はで
きないことになる。
【0041】次に、上記液晶シャッタ23に使用される
電源電圧VODの制御について、特に第1及び第2の液
晶板25、26の電源電圧の制御について図を参照にし
て説明する。
【0042】液晶シャッタ23に使用される電源電圧V
ODは、2分割駆動する第1の液晶板25および第2の
液晶板26の片側の透明電極を共通としたものであり、
回路に必要な電源電圧を半分にした低電源駆動液晶調光
回路を利用する。
【0043】低電源駆動液晶調光回路28Aは、図8に
示すように、所定の電源電圧VODからなる振幅”2
C”を入力する端子Tと、この端子Tに直列に接続した
保護抵抗Rを介して一方の端子Pに接続したスイッチS
Wと、保護抵抗Rの出力側に接続し他端側を接地した減
衰率α≦1の関係を有する可変抵抗VRと、スイッチS
WのコモンCOMに接続した1倍増幅用アンプAMP4
と、可変抵抗VRの可変端子及びスイッチSWの他方の
端子Qに接続して入力する1倍増幅用アンプAMP5
と、1倍増幅用アンプAMP4の出力側に接続した1倍
反転用アンプAMP6と、1倍増幅用アンプAMP5の
出力側であって加算器ADDを介して接続した2倍反転
用アンプAMP7と、1倍増幅用アンプAMP4と1倍
反転用アンプAMP6の間と加算器ADDの入力側に接
続した1/2倍増幅用アンプAMP8とから構成され、
1倍増幅用アンプAMP6の出力側が平滑コンデンサC
1を介して第1の液晶板25の共通電極に接続し、2倍
増幅用アンプAMP7の出力側を平滑用コンデンサC2
を介して第1の液晶板25のコモン電極に接続し、1倍
増幅用アンプAMP4と1倍反転用アンプAMP6の間
から平滑用コンデンサC3を介して第2の液晶板26の
供給用電極に接続されている。
【0044】このような構成からなる液晶調光回路28
Aにおいて、先ずスイッチSWを図8のように端子P
側に接続されている場合と、スイッチSWが端子Q側
にスイッチングされている場合について説明する。
【0045】スイッチSWが端子P側と接続されてい
る場合 先ず、第1の液晶板25の共通電極に供給される振幅と
第2の液晶板26に供給される振幅について説明し、次
に、第2の液晶板26のコモン電極に供給される振幅に
ついて説明する。
【0046】電源電圧VODから入力される振幅”2
C”の場合には、図9(イ)及び図9(ロ)に示すよう
に、1倍増幅用アンプAMP4から出力される振幅はプ
ラスβ倍された”+1Cβ”になり、電源電圧VODの
振幅が”0”になると、1倍増幅用アンプAMP4から
出力される振幅はマイナスβ倍された”−1Cβ”とな
る。従って、入力した電源電圧VODの振幅が”|2C
|”の場合には、1倍増幅用アンプAMP4から出力さ
れ、第2の液晶板26に供給される振幅はβ倍された振
幅値”|2Cβ|”となる。
【0047】一方、第1の液晶板25の共通電極に供給
される振幅は、図9(ハ)に示すように、1倍増幅用ア
ンプAMP4によりβ倍された振幅が1倍反転用アンプ
AMP6により反転され、平滑コンデンサC1を介して
振幅値|2Cβ|が供給される。
【0048】又、第1の液晶板25のコモン電極には、
1倍増幅用アンプAMP5を介して供給される。即ち、
可変抵抗VRの減衰率αによって、供給されるされる振
幅値も変化する構成となっている。
【0049】例えば、減衰率α=1/2であれば、1倍
増幅用アンプAMP5から出力される振幅は、図9
(ホ)に示すように、”2αCβ”である。ここで、1
倍増幅用アンプAMP4から出力される振幅を半分にし
た振幅を加算器ADDにより加える。これは電源電圧V
ODによる振幅を越えないようにするためである。
【0050】加算器ADDで加えられた振幅は、図9
(ヘ)に示すように、C点とD点の振幅”0”を合わせ
ると、振幅”0”から”Cβ”になり、”(2α−1)
Cβ)”となり全体の振幅は”2αCβ”となる。
【0051】この加算器ADDからの振幅は、反転用ア
ンプAMP7に入力され、図9(ト)に示すように、振
幅”0”を挟んだ振幅”2(2α−1)Cβ”となり、
第1の液晶板25のコモン電極に供給される。
【0052】このようにして得られた第2の液晶板26
に供給する振幅(A点の振幅、図9(ロ)参照)、第2
の液晶板26の共通電極の振幅(B点の振幅、図9
(ハ)参照)、コモンの振幅(F点の振幅、図9(ト)
参照)の差をとると、先ず第1の液晶板25の共通電極
に供給される振幅(B点)と第2の液晶板26に供給さ
れる振幅(A点)の振幅差は、図9(チ)に示すよう
に、”4Cβ”であり、第1の液晶板25のコモン電極
に供給される振幅(F点)と第2の液晶板26に供給さ
れる振幅(A点)との振幅差は、図9(リ)に示すよう
に、”4αCβ”である。
【0053】この意味するところは、単一電源電圧VO
Dから供給された振幅”2C”であっても、第1に液晶
板25及び第2の液晶板26が駆動できる振幅差”4
C”を得ることができると共に、第1の液晶板25は減
衰率αの設定により駆動制御することが可能である。
【0054】スイッチSWが端子Q側にスイッチング
されている場合 この場合には、可変抵抗VRの減衰率αに無関係に同一
電源電圧VODが1倍増幅用アンプAMP4及びAMP
5側に供給されるため、第1の液晶板25に供給される
振幅も同じとなり、可変抵抗VRによる制御はできな
い、即ち、第1の液晶板25及び第2の液晶板26の制
御はできないことになる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る光学
視覚装置は、光学視覚部に侵入する光線を制御する液晶
シャッタを、映像表示範囲部分の液晶シャッタと、めが
ね形状をした略全体で外部からの光線の侵入を調整する
ようにした液晶シャッタに分割したことにより、映像を
見ている時に外部の風景を見ても、映像への干渉を調整
して外部の風景等を見ることができると云う効果があ
る。
【0056】又、液晶シャッタに供給する電圧を供給電
圧の振幅の半分で制御可能にしたことにより消費電力を
大幅に削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光学視覚装置の構成を示した全体
斜視図である。
【図2】同ディスプレイ部を分解して示した略示的な全
体斜視図である。
【図3】同液晶表示部の断面図である。
【図4】同液晶シャッタの構造を示す平面図である。
【図5】同ディスプレイ部における光路を示した略示的
断面図である。
【図6】同液晶シャッタの制御回路を示した略示的なブ
ロック図である。
【図7】同制御回路で発生する振幅のタイミングチャー
ト図である。
【図8】同液晶シャッタの制御回路を示した略示的なブ
ロック図である。
【図9】同制御回路で発生する振幅のタイミングチャー
ト図である。
【図10】従来技術における液晶シャッタの平面図であ
る。
【符号の説明】
1:ヘッドマウントディスプレイ装置、2:頭部装着
部、3:ディスプレイ部、4:連結部、5:接続コー
ド、6:第1のリモートコントローラ、7:接続ケーブ
ル、8:第2のリモートコントローラ、9:液晶表示
部、10:筐体、11:前面カバー部、12:光源ユニ
ット、13:光源、14:リフレクタ、15:液晶表示
素子、16:液晶カバー、17:レンズブロック、1
8:ハーフミラー、19:凹面ハーフミラー、20:覗
き窓、21:反射面、22:ハーフコーテイング面、2
3:液晶シャッタ、24:液晶シャッタ支持部、25:
第1の液晶板、26:第2の液晶板、27:フレキシブ
ルコネクタ、28:低電源駆動液晶調光回路、29:液
晶表示範囲、30:周辺範囲、H/W:映像表示範囲、
S:外が見える範囲、L、R:眼球
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小出 厚司 岐阜県美濃加茂市本郷町9丁目15番22号 ソニー美濃加茂株式会社内 (72)発明者 沢近 功 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】映像を凹面ハーフミラーに反射させて拡大
    した虚像をそれぞれの眼球で見るようにした液晶表示部
    と、前記凹面ハーフミラーの外側に外界から侵入する光
    量を調整する液晶シャッタとを備えた光学視覚装置であ
    って、前記液晶シャッタには、前記凹面ハーフミラーに
    反射される映像表示範囲に相当する範囲と、その周辺範
    囲とに分離して前記光量を調整する調整手段を備えたこ
    とを特徴とする光学視覚装置。
  2. 【請求項2】前記調整手段は、前記映像表示範囲に相当
    する範囲と、その周辺との光量の調整を同時に行なうよ
    うにしたことを特徴とする請求項1に記載の光学視覚装
    置。
  3. 【請求項3】前記調整手段は、前記映像表示範囲に相当
    する範囲に侵入する光量を遮蔽し、前記周辺範囲に侵入
    する光量を調整自在にしたことを特徴とする請求項1に
    記載の光学視覚装置。
  4. 【請求項4】映像を凹面ハーフミラーに反射させて拡大
    した虚像をそれぞれの眼球で見るようにした液晶表示部
    と、前記凹面ハーフミラーの外側に外界から侵入する光
    量を調整する液晶シャッタとを備えた光学視覚装置であ
    って、前記液晶シャッタは、前記凹面ハーフミラーに反
    射される映像表示範囲に相当する範囲の光量を調整する
    第1の液晶板と、前記映像表示範囲の周辺範囲も含めた
    光量を調整する第2の液晶板とから構成され、前記第1
    及び第2の液晶板の駆動に必要な電源電圧は、前記第1
    の液晶板又は第2の液晶板に供給される電源電圧の振幅
    を反転した信号をコモン信号として供給するようにした
    ことを特徴とする光学視覚装置。
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