JPH0990268A - 光学視覚装置 - Google Patents

光学視覚装置

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JPH0990268A
JPH0990268A JP25000795A JP25000795A JPH0990268A JP H0990268 A JPH0990268 A JP H0990268A JP 25000795 A JP25000795 A JP 25000795A JP 25000795 A JP25000795 A JP 25000795A JP H0990268 A JPH0990268 A JP H0990268A
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JP
Japan
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half mirror
lens barrel
lcd
opening
mirror
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JP25000795A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Suzuki
良明 鈴木
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Publication of JPH0990268A publication Critical patent/JPH0990268A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 LCD等を備えた鏡筒内部へのゴミの侵入を
確実に防いで、常に良好な映像を見ることができるヘッ
ドマウントディスプレイ装置を提供する。 【解決手段】 ディスプレイに備えられた筐型で一対の
鏡筒11,11の各上側の開口部11aはLCD16を
保持するLCDホルダー17で覆われ、また、各前側及
び各後側の開口部11b,11cは凹面ハーフミラー2
1及びハーフミラー22で覆われて密閉構造になってい
る。これにより、各鏡筒11内へゴミが侵入することが
ない。また、凹面ハーフミラー21と交差するように配
置されたハーフミラー22は共に略扇状に形成され、無
駄なスペースが無くなって各鏡筒11の内部の最小体積
化が図られている。そして、LCD16により表示され
た映像はハーフミラー22で凹面ハーフミラー21へ反
射され、凹面ハーフミラー21にて拡大された虚像は再
度ハーフミラー22で透過されて見られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ヘッドマントデ
ィスプレイ装置等の顔面の前方に装着して映像を楽しむ
ことができるようにした光学視覚装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、顔面装着状態において一対のカ
ラー液晶パネル(以下、LCDと略称する)に表示され
たビデオ映像やテレビ映像等の映像を一対の接眼レンズ
を介してそれぞれ拡大して見るようにした眼鏡型の光学
視覚装置が知られている。この光学視覚装置のディスプ
レイは、バックライトと、このバックライトで照射され
る透過型の一対のLCDと、この一対のLCDに映し出
された映像を一対の接眼レンズ側に反射させる一対の反
射鏡等を内蔵した筐型の鏡筒を備えており、この鏡筒の
バックライトの照射により一対のLCDに映し出された
映像を一対の接眼レンズで拡大して左右の眼の網膜に投
影させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の光学視覚装
置は、筐型の鏡筒の開口部にLCDホルダーを介してL
CDが取付けられているが、上記LCDホルダー内にて
該LCDが動くためにそれらの隙間から塵,埃等のゴミ
が上記筐型の鏡筒内に侵入し易い構造となっており、L
CDの映像表示面にゴミが付着し易かった。また、LC
DはLCDホルダー内部にてネジ等により位置調節され
るようになっているが、この調節作業が極めて煩雑であ
った。
【0004】そこで、この発明は、映像表示手段を備え
た筐型の鏡筒内へのゴミの侵入を確実に防ぐことができ
る光学視覚装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】ディスプレイに備えられ
た筐型の鏡筒に映像表示手段とハーフミラー及び凹面鏡
をそれぞれ取付け、この映像表示手段により表示された
映像を上記ハーフミラーで上記凹面鏡へ反射させ、この
凹面鏡にて拡大された映像を上記ハーフミラーで透過さ
せて見るようにした光学視覚装置であって、上記映像表
示手段を上記筐型の鏡筒の第1の開口部を覆うようにホ
ルダーを介して摺動自在に密着する一方、上記鏡筒の第
2及び第3の開口部を上記凹面鏡及び上記ハーフミラー
で覆うようにそれぞれ密着してある。
【0006】筐型の鏡筒の各開口部に映像表示手段と凹
面鏡及びハーフミラーが密着状態で取付けられ、該鏡筒
内部の密閉性が保たれる。これにより、鏡筒内への塵,
埃等のゴミの侵入が防止され、映像表示手段の映像表示
面にゴミが付着することがなく、常に良好な映像が表示
される。また、映像表示手段は筐型の鏡筒の第1の開口
部を覆うようにホルダーを介して摺動自在に密着されて
いるので、鏡筒の第1の開口部に対する映像表示手段の
位置調節が簡単となり、組付け作業性等が向上する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、この発明の具体的な実施の
形態例について図面を参照して説明する。
【0008】図1〜4は、この発明の一実施形態例のヘ
ッドマウントディスプレイ装置(光学視覚装置)1を示
す。このヘッドマウントディスプレイ装置1は、ディス
プレイ2と、使用者Aの頭部Bに装着されて該ディスプ
レイ2を使用者Aの顔面の前方に保持させるサスペンダ
3とで構成されている。
【0009】図2,7に示すように、ディスプレイ2
は、メインフレーム10と、このメインフレーム10の
下側に取付けられた左右一対の鏡筒11,11と、上記
メインフレーム10の上側に取付けられたバックライト
30と、上記一対の鏡筒11,11を覆う鏡筒カバー1
2と、この鏡筒カバー12等を覆う前カバー13及び後
カバー14とで大略構成されている。図7,10に示す
ように、メインフレーム10は合成樹脂により平面略矩
形板状に形成してあると共に、該上面の周縁には環状の
リブ10aを一体突出形成してある。また、メインフレ
ーム10の左右両側には矩形の一対の開口部10b,1
0bを形成してあると共に、該各開口部10bの両側に
は各一対の位置決め孔10c,10cを形成してある。
さらに、メインフレーム10の上面の両側には前後各一
対の位置決めピン部10d,10dを一体突出形成して
あると共に、後縁側のリブ10aの中央及び両側にネジ
孔10e及び10f,10fをそれぞれ形成してある。
【0010】図5〜7及び図10に示すように、各鏡筒
11は、合成樹脂により三角柱状の筐型に形成してあ
り、上壁と前壁及び後壁側に上側の開口部(第1の開口
部)11aと前側の開口部(第2の開口部)11b及び
斜めの後側の開口部(第3の開口部)11cをそれぞれ
形成してある。この各鏡筒11の上側の開口部11aは
矩形に形成してあり、この開口部11aの回りの各鏡筒
11の上壁には四角筒状の位置調整リブ11dを一体突
出形成してある。また、各鏡筒11の上壁面の両側には
各位置調整ピン部11eと各一対の円柱状のボス11
f,11fを一体突出形成してあると共に、該上壁面の
両端側に各位置決めピン11gを一体突出形成してあ
る。さらに、各鏡筒11の上壁の4つのコーナ部にはネ
ジ挿入孔11hをそれぞれ形成してある。図5及び図7
に示すように、この各ネジ挿入孔11hの下側より挿入
されるネジ15aにより、各鏡筒11はその上側の開口
部11cと上記メインフレーム10の各開口部11bを
連通させるようにして該メインフレーム10の下面側に
締結固定されるようになっている。この際に、図7に示
すように、各鏡筒11の両端側の一対の位置決めピン1
1g,11gがメインフレーム10の各開口部11bの
両側の各一対の位置決め孔10c,10cに嵌合されて
正確に位置決めされた状態で締結固定されるようになっ
ている。
【0011】また、図5,10に示すように、各鏡筒1
1の上側の開口部(第1の開口部)11bの回りの四角
環状の位置調整リブ11dの上端面には、映像表示手段
としての透過型のカラー液晶パネル(以下、LCDと略
称する)16を保持した合成樹脂製で矩形筐型のLCD
ホルダー17の周囲のフランジ部17aの下面側を摺動
自在に隙間なく当接している。この各LCDホルダー1
7の上側の開口部17bには合成樹脂製で矩形板状のL
CDホルダー蓋18を嵌着してある。このLCDホルダ
ー蓋18の矩形の開口部18aはシート状の拡散板19
により覆われている。さらに、各LCDホルダー17の
下壁側の矩形の開口部17bは偏光板20により覆われ
ている。
【0012】また、各LCDホルダー17の両側の上記
一対の位置調整ピン11e,11eと上記前後各一対の
円柱状のボス11f,11fに対向する位置には、一対
の位置調整孔17d,17dと前後各一対のネジ止め孔
17e,17eをそれぞれ形成してある。そして、図5
〜図7に示すように、メインフレーム10の下面側に各
ネジ15aを介して固定された各鏡筒11の各開口部1
0bより露出した一対の位置調整ピン11e,11e
に、各LCDホルダー17の一対の位置調整孔17d,
17dを遊挿して仮止めし、図6,7中矢印X,Y,Z
で示す各方向に、各LCDホルダー17の周囲のフラン
ジ部17aを各鏡筒11の上面に突出した位置調整リブ
11d上に摺動して各LCD16の位置調節(各LCD
16の中心位置を虚像Kの位置に調整)を行った後で各
LCDホルダー17を各ネジ15bにより各鏡筒11の
各円柱状のボス11fに締結固定(この固定後に鏡筒1
1とLCDホルダー17を接着剤により接着してもよ
い)してある。これにより、各鏡筒11の内部は密閉性
が保たれてLCD16の前面(映像表示面)に塵,埃等
のゴミが付着しないようになっている。
【0013】さらに、図10に示すように、各鏡筒11
の前側の開口部(第2の開口部)11b及び後側の開口
部(第3の開口部)11cは、凹面ハーフミラー(凹面
鏡)21及びハーフミラー22により覆うようにそれぞ
れ密着してある。即ち、各凹面ハーフミラー21は全体
が湾曲した略扇状に形成してあり、各鏡筒11の前側の
開口部11bに嵌合されて接着剤により接着してある。
また、各ハーフミラー22は略扇板状に形成してあり、
各鏡筒11の斜めの後壁に形成された後側の開口部11
cを覆うようにして接着剤により接着してある。また、
図10,図13(a)に示すように、各ハーフミラー2
2の下端面22aを水平な視線C0と平行になるように
切断形成してあると共に、該下端面22aは各鏡筒11
の底壁11iの略中央に位置するようになっている。こ
れらにより、上記凹面ハーフミラー21の円弧状の下端
側とハーフミラー22の円弧状の下端側とが各鏡筒11
の前下コーナ縁部側で約45度の角度で交差するように
密閉密着されて、各鏡筒11の前下両コーナ部にできる
無駄なスペース部分(図5に2点鎖線で示すLCD16
の映像が反射して拡大されない無駄な部分M,M)を無
くしている。
【0014】図2,図10に示すように、一対の鏡筒1
1,11はメインフレーム10の所定位置に図示しない
ネジ等を介して締結固定される合成樹脂製の鏡筒カバー
12により覆われるようになっている。また、メインフ
レーム10の上側後方はメインフレーム10の一対のネ
ジ孔10f,10fに図示しないネジ等を介して締結固
定される合成樹脂製の後カバー14で覆われると共に、
メインフレーム10の上側に取付けられたバックライト
30と上記鏡筒カバー12はメインフレーム10に図示
しないネジ等を介して着脱自在に支持される前カバー1
3により覆われるようになっている。図2,図10に示
すように、鏡筒カバー12の長尺の前側の開口部12a
には液晶シャッタ23を取付けてある。この液晶シャッ
タ23の濃度を明るくすると、一対のLCD16,16
の映像の他に外部の景色が見え、暗くすると、一対のL
CD16,16の映像のみが見えるようになっている。
さらに、鏡筒カバー12の長尺の後側の開口部12bに
は透明な合成樹脂板或は透明なガラス板等から成る覗き
窓24を取付けてある。また、前カバー13は合成樹脂
により上部13aと正面部13bと両側部13c,13
cとを一体形成してあり、少なくとも正面部13bが透
明な合成樹脂により形成されて透明になっている。
【0015】図7,図10に示すように、バックライト
30は、内面の湾曲面を鏡面仕上げし、フレームを兼ね
た合成樹脂製で略半円筒状のリフレクタ31と、このリ
フレクタ31の内面中央に配置された1本の長尺の蛍光
灯32と、このリフレクタ31の上側に取付けられたメ
イン基板33及び電源ユニット34とで大略構成されて
いる。このリフレクタ31の各コーナ部には、位置決め
孔31aを形成してある。この各位置決め孔31aをメ
インフレーム10の各位置決めピン10dに嵌合するこ
とによりリフレクタ31はメインフレーム10上に位置
決めされて固定されるようになっている。また、メイン
基板33と一対のLCD16,16とは一対のフレキシ
ブル基板35,35で接続されている。このメイン基板
33は、図示しないコードを介して携帯型の図示しない
ビデオテープレコーダ(VTR)或はTVチューナや液
晶シャッタ23等を操作する図示しないリモートコント
ローラに接続されている。
【0016】図1〜図4に示すように、ディスプレイ2
を使用者Aの顔面の前方に保持させるサスペンダ3は、
使用者Aの頭部B上に配されて上記ディスプレイ2の荷
重を支えるベルト40と、このベルト40の両端をそれ
ぞれ保持すると共に、上記ディスプレイ2に連結される
環状のホルダー50とで構成されている。このベルト4
0は、頭部Aの頭頂を横切るように当たるヘアバンド4
1と、このヘアバンド41の内部の連通孔41aにおい
て伸縮部42aを介して伸縮自在に取付けられた伸縮バ
ンド42とでいわゆるフリーアジャストタイプに構成し
てある。図8に示すように、伸縮バンド42の両側に形
成された各ガイド溝孔42bにヘアバンド41の内部ピ
ン41bを係合してある。また、伸縮バンド42の両端
42c,42cにはカバー43をそれぞれ連結してあ
り、この各カバー43の下面中央にはピボット44を取
付けてある。そして、この各ピボット44を介してベル
ト40の両端側は上記ホルダー50に対して図1に示す
Z方向に可動自在に取付けてある。
【0017】ホルダー50は、下端部側を前記メインフ
レーム10の後側中央のネジ孔10eに図示しないネジ
等により締結固定された連結部材51と、この連結部材
51の上端部側の図示しないヒンジを介して上下方向に
揺動自在に支持され、中央の上方後部に額パット52a
を有したパット支持部材52と、このパット支持部材5
2の両端部に各ヒンジ53を介して左右方向に回動自在
に支持された一対のサイドキャビネット54,54と、
この各サイドキャビネット54に長さ調整自在に取付け
られた頭囲調節ベルト55とで環状になるように構成し
てある。図8,図9に示すように、各サイドキャビネッ
ト54はキャビネット本体54aと蓋体54bとから成
り、キャビネット本体54aの上壁に形成された略逆U
字状の係止切欠54cに上記各ピボット44を回転自在
に支持してあり、該各ピボット44は蓋体54bにより
抜け止めされている。
【0018】以上の実施形態例のヘッドマウントディス
プレイ装置1によれば、図4に示すように、使用者Aの
頭部Bにサスペンダ3を装着することにより、そのディ
スプレイ2を使用者Aの左右の眼L,Rから最適な位置
にセットすることができる。即ち、図3に示すように、
使用者Aの頭部Aの回りの長さの違いにより、サスペン
ダ3のパッド支持部材52の両端の各ヒンジ53を中心
にして一対のサイドキャビネット54,54は左右方向
に動くが、サスペンダ3のベルト40の両端(伸縮バン
ド42の両端42c,42c)に連結された各カバー4
3がピボット44を介して各サイドキャビネット54に
対して図1の矢印で示すZ方向に回転できるように支持
されているため、図3に示すように、各サイドキャビネ
ット54の回転角にかかわらず、ベルト40の両端の各
カバー43,43は平行状態に保たれる。これにより、
ベルト40の根元には力がかからないので、頭部b上を
横切る上記ベルト40は捩れることなく、常に使用者A
の頭部Bの頭頂の上に調節不要な状態で水平に当てるこ
とができる。
【0019】また、図4に示すように、ベルト40のヘ
アバンド41に対して伸縮バンド42が自由に伸縮する
構造になっているため、左右の眼L,Rから頭部Bの頭
頂部への距離Hが使用者Aによって違っても、ディスプ
レイ2を使用者Aの最適な位置へ持って来ることができ
る。この際に、ベルト40の両端は、各カバー43及び
ピボット44を介して各サイドキャビネット54に対し
て可動するようになっていることにより、前述のように
ベルト40が捩れることがないため、ベルト40の伸縮
バンド42の伸縮に悪影響を与えることがなく、頭部B
にサスペンダ3を装着した状態でベルト40を自由自在
に伸縮させることができる。これらにより、頭部Bに対
するサスペンダ3の装着性を向上させることができ、デ
ィスプレイ2の重量バランスを該サスペンダ3により容
易にとることができる。従って、ディスプレイ2の重さ
をサスペンダ3により確実に支えることができ、しかも
軽量で装着感が非常に良くなり、ヘッドマウントディス
プレイ装置1を長時間装着使用しても疲れることがな
い。
【0020】この装着状態において、図10に示すよう
に、ディスプレイ2の覗き窓24を覗くと、携帯型のV
TR等より一対のLCD16,16に映し出された映像
(画面)が、図11に示すように蛍光灯32により照射
され、一対のハーフミラー22,22により一対の凹面
ハーフミラー21,21側へ反射される。この各凹面ハ
ーフミラー21側へ反射された映像光は該各凹面ハーフ
ミラー21にて拡大された虚像Kとなり、再度各ハーフ
ミラー22を経て左右の眼L,Rの各網膜に投影され、
拡大された迫力ある鮮明な画像として見られる。この時
に、各凹面ハーフミラー21の前方の液晶シャッタ23
が明るくなるように操作すると、各凹面ハーフミラー2
1の画面の外側が透過して、一対のLCD16,16で
映し出される画面と共に周囲の景色(外の景色)も見る
ことができる(この外の見える範囲を図12中符号Sで
示す)。
【0021】また、図10,図13(a)に示すよう
に、各ハーフミラー22の下端面22aは水平な視線C
0に対して平行となっていると共に、各鏡筒11の底壁
11iの底面より上側に位置しているため、上記蛍光灯
32から出た光Cが各ハーフミラー22を透過し、ま
た、各凹面ハーフミラー21に反射した光Cが各ハーフ
ミラー22の下端面22aに反射して左右の眼L,Rの
瞳側へ来るのを、大幅に減少させることができる。即
ち、図13(b)に示すように、各ハーフミラー22の
下端面22a′をカットすることなく各鏡筒11の底壁
11iの底面まで延ばしてあると、蛍光灯32の光C′
が各ハーフミラー22の下端面22a′にて反射して映
像が見にくくなるが、図13(a)に示すように、水平
な視線C0に対して平行となるように、各ハーフミラー
22の下端をカット形成したので、各鏡筒11内の不要
な反射光の発生を防ぐことができ、この点からも一対の
LCD16,16から映し出される映像が見易くなって
ヘッドマウントディスプレイ装置1を長時間装着使用し
ても疲れることがない。
【0022】さらに、図10に示すように、LCD16
を保持するLCDホルダー17により筐型の鏡筒11の
上側の開口部11aを覆うように密閉する一方、該鏡筒
11の前側の開口部11b及び後側の開口部11cを凹
面ハーフミラー21及びハーフミラー22で覆うように
密閉したので、鏡筒11の内部の密閉性を確実に保つこ
とができ、該鏡筒11内への塵,埃等のゴミの侵入を確
実に防止することができる。これにより、鏡筒11内の
LCD16の前面(映像表示面)にゴミが付着すること
がなく、常に良好な映像を表示することができ、この点
からも一対のLCD16,16から映し出される映像が
見易くなってヘッドマウントディスプレイ装置1を長時
間装着使用しても疲れることがない。
【0023】また、各LCD16の位置調整は、図5〜
図7に示すように、各鏡筒11の組み立て工程におい
て、各LCDホルダー17をメインフレーム10の上方
より簡単に調節することにより行うことができ、装置1
全体の組立て作業性を向上させることができる。即ち、
図6,7に示すように、メインフレーム10の下面側に
各ネジ15aを介して固定された各鏡筒11の各開口部
10bより露出した一対の位置調整ピン11e,11e
に、各LCDホルダー17の一対の位置調整孔17d,
17dを遊挿して仮止めし、図6,7中矢印X,Y,Z
で示す各方向に、各LCDホルダー17の周囲のフラン
ジ部17aを各鏡筒11の上面に突出した位置調整リブ
11d上に摺動させることにより、各LCD16の位置
調節を容易に行うことができる。この時、LCDホルダ
ー17と凹面ハーフミラー21及びハーフミラー22に
よって囲まれた各鏡筒11の内部は密閉性が保たれてい
るため、鏡筒11の組み立て時においても、各鏡筒11
内のLCD16の前面に付こうとするゴミの侵入を確実
に防ぐことができる。そして、各LCD16の位置調整
を行った後で各LCDホルダー17を各ネジ15bによ
り各鏡筒11の各円柱状のボス11fに締結固定するこ
とにより、上記各鏡筒11は簡単に組み立てられる。
【0024】さらに、各鏡筒11の前側の開口部11b
を覆う凹面ハーフミラー21及び各鏡筒11の後側の開
口部11cを覆うハーフミラー22を略扇板状にそれぞ
れ形成し、これら凹面ハーフミラー21の円弧状の下端
側とハーフミラー22の円弧状の下端側とを各鏡筒11
の前下コーナ縁部側で約45度の角度で交差するように
密閉密着して、各鏡筒11の前下両コーナ部にできる無
駄なスペース部分M,Mを無くしているので、LCD1
6の映像を反射して拡大するのに必要最小限の内部空間
を有する最小体積の鏡筒ブロックとすることができる。
これにより、一対の鏡筒11,11を軽量で小型にする
ことができ、ヘッドマウントディスプレイ装置1全体の
軽量・小型化をより一段と図ることができる。
【0025】尚、前記一実施形態例によれば、映像表示
手段として透過型の液晶パネルを用いたが、液晶表示手
段は液晶パネルに限られるものではないことは勿論であ
る。また、サスペンダ側に耳に装着されるヘッドホンを
取付けて映像と音声を同時に楽しむことができるように
してもよい。
【0026】
【発明の効果】以上のように、この発明の光学視覚装置
によれば、映像表示手段を筐型の鏡筒の第1の開口部を
覆うようにホルダーを介して摺動自在に密着する一方、
上記鏡筒の第2及び第3の開口部を凹面鏡及びハーフミ
ラーで覆うようにそれぞれ密着したことにより、上記鏡
筒内部の密閉性を確実に保つことができ、該鏡筒内への
塵,埃等のゴミの侵入を確実に防止することができる。
これにより、上記映像表示手段の映像表示面にゴミが付
着することがなく、常に良好な映像を表示することがで
きると共に、上記鏡筒の第1の開口部に対する映像表示
手段の位置調節を簡単に行うことができて組付け作業性
等を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態例を示すヘッドマントデ
ィスプレイ装置の斜視図。
【図2】上記ヘッドマントディスプレイ装置の分解斜視
図。
【図3】上記ヘッドマウントディスプレイ装置のサスペ
ンダのベルトがねじれない状態を示す平面図。
【図4】上記ヘッドマウントディスプレイ装置を顔面及
び頭部に装着した状態を示す側面図。
【図5】上記ヘッドマウントディスプレイ装置のディス
プレイに備えられた鏡筒の分解斜視図。
【図6】上記鏡筒の斜視図。
【図7】上記ディスプレイの分解部分斜視図。
【図8】上記サスペンダの部分側面図。
【図9】上記サスペンダの分解部分斜視図。
【図10】上記ディスプレイの光学系の全体構成図。
【図11】上記ディスプレイの光学系の基本構成を示す
側面説明図。
【図12】上記ディスプレイの光学系の基本構成を示す
平面説明図。
【図13】(a)は、上記ディスプレイの光学系の要部
の拡大断面図、(b)は、ディスプレイの光学系の問題
となる箇所の上記(a)に対応する部分の拡大断面図。
【符号の説明】
1…ヘッドマウントディスプレイ装置(光学視覚装置) 2…ディスプレイ 11…鏡筒 11a…上側の開口部(第1の開口部) 11b…前側の開口部(第2の開口部) 11c…後側の開口部(第3の開口部) 16…LCD(映像表示手段) 21…凹面ハーフミラー(凹面鏡) 22…ハーフミラー C0…視線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスプレイに備えられた筐型の鏡筒に
    映像表示手段とハーフミラー及び凹面鏡をそれぞれ取付
    け、 この映像表示手段により表示された映像を上記ハーフミ
    ラーで上記凹面鏡へ反射させ、 この凹面鏡にて拡大された映像を上記ハーフミラーで透
    過させて見るようにした光学視覚装置であって、 上記映像表示手段を上記筐型の鏡筒の第1の開口部を覆
    うようにホルダーを介して摺動自在に密着する一方、 上記鏡筒の第2及び第3の開口部を上記凹面鏡及び上記
    ハーフミラーで覆うようにそれぞれ密着したことを特徴
    とする光学視覚装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光学視覚装置において、 上記凹面鏡を略扇状に形成して上記鏡筒の第2の開口部
    を覆うように密着すると共に、 該凹面鏡と交差するように配置された上記ハーフミラー
    を略扇状に形成して上記鏡筒の斜めに形成された第3の
    開口部を覆うように密着したことを特徴とする光学視覚
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の光学視覚装置において、 上記ハーフミラーの下端面を視線と平行になるように切
    断形成したことを特徴とする光学視覚装置。
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